JPH0425956Y2 - - Google Patents

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JPH0425956Y2
JPH0425956Y2 JP1986125258U JP12525886U JPH0425956Y2 JP H0425956 Y2 JPH0425956 Y2 JP H0425956Y2 JP 1986125258 U JP1986125258 U JP 1986125258U JP 12525886 U JP12525886 U JP 12525886U JP H0425956 Y2 JPH0425956 Y2 JP H0425956Y2
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sheet
moisturizing
ventilation
seed tree
seedling
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JP1986125258U
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、春蘭等の種木を運搬する際に用いら
れる種木保護シートに係り、特に反覆使用が可能
な種木保護シートに関する。
〔従来の技術〕
従来、例えば春蘭を運搬する場合には、春蘭の
バルブおよび根の外面を水蘚で覆い、その外面に
孔穿きのポリ塩化ビニルシートを巻付け、これを
プラスチツク製の筒状容器内に挿入する方法を採
つている。
この方法は、水蘚が充分な保水性と通気性とを
有しているため、長時間の運搬に対しても春蘭を
ほぼ完全に保護できるという利点を有している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、春蘭等の種木の保護用として用いら
れる水蘚は、種木に巻付ける必要から根の長い良
質なものであることが望ましいが、最近ではこの
種の良質の水蘚を入手することが困難になつてき
ており、入手できても極めて高価で輸送コストが
嵩むという問題がある。
また、一度運搬用に使用した水蘚には雑菌が付
着し、再度使用しようとしても、水蘚は洗浄する
ことができないため、反覆使用ができず、これが
輸送コストをさらに引上げているとともに、輸送
後の処分も容易でないという問題もある。
本考案はかかる現況に鑑みなされたもので、良
質の水蘚と同様に種木を充分に保護でき、しかも
反覆使用により輸送コストを引下げることができ
る種木保護シートを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、保水性を有し二つ折りにした間に種
木を挟んだ状態で種木に巻付けられる保湿シート
と、この保湿シート内面の少なくとも一部に取付
けられた保湿シートを種木に巻付けた際に種木と
保湿シートとの間および内周側の保湿シート部分
と外周側の保湿シート部分との間に通気層を形成
する通気シートと、を備えたことを特徴とする。
〔作用〕
本考案に係る種木保護シートにおいては、種木
に巻付けられる保湿シートにより適度な湿り気を
確保するとともに、保湿シートの内面に取付けた
通気シートにより適度な換気性を確保するように
しているので、水蘚と同様に種木を充分保護でき
る。しかも、水蘚と異なり、種木を巻付ける際に
バラバラに崩れてしますおそれが全くなく作業性
がよく、また洗浄が可能であるので反覆して使用
することができる。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図および第2図は本考案に係る種木保護シ
ートの一例を示すもので、この種木保護シート1
は、第2図および第3図に示すように充分な保水
性を有する不織布で形成された保湿シート2と、
この保湿シート2の内面に取付けられた通気シー
ト3とを備えており、保湿シート2の長手方向一
端には、幅方向に所定長の切込み4が入れられて
その外側に止めバンド5が形成されている。
前記保湿シート2は、第2図および第3図に示
すように幅方向に二つ折りにして春蘭6のバルブ
6aおよび根6bを包むことができる横幅寸法
L1と、春蘭6に3〜5巻、巻付けることができ
る長さ寸法L2とを有する長方形状に形成されて
いる。
また前記通気シート3は、第1図および第2図
に示すように合成樹脂の連続気泡発泡体で形成さ
れており、その表面には、春蘭6への巻付け方
向、すなわち通気シート3の長手方向に連続する
波形の凹凸加工3aが施されている。この通気シ
ート3は、第1図および第2図に示すように保湿
シート2の図中左上隅部分に例えば部分接着によ
り固定されており、その横幅寸法L3は、保湿シ
ート2の横幅寸法L1の1/2に設定され、また長さ
寸法L4は、保湿シート2の長さ寸法L2の3/4程度
に設定されている。
次に作用について説明する。
春蘭6を運搬する場合には、まず種木保護シー
ト1を水に漬すとともに、これを軽く絞つて保湿
シート2に適度の湿り気を持たせる。
次いで、第3図に示すように保湿シート2を幅
方向に二つ折りにし、その間に春蘭6を挟み込
む。この際、春蘭6は、保湿シート2の止めバン
ド5とは反対側の端部に挟み込むようにする。
次いで、二つ折りにした保湿シート2を、第3
図に示すように春蘭6を巻付けるとともに、その
端部を止めバンド5で固定する。この際、通気シ
ート3は、第3図に示すように春蘭6の外面と保
湿シート2との間に配されるとともに、春蘭6に
巻付けられた内周側の保湿シート2部分と外周側
の保湿シート2部分との間にも配されるので、充
分な通気性が確保される。また通気シート3の表
面には第1図に示すように長手方向に連続する波
形の凹凸加工3aが施されているので、春蘭6に
巻付けた際に、凸部が春蘭6の隣位する根6bの
間に入り込み、弱い力で巻付けても春蘭6を安定
して保持できるとともに、凹部により通気路が形
成されてより充分な通気性が得られる。
また、春蘭6に巻付けられた保湿シート2を固
定する止めバンド5は、保湿シート2の端部に切
込み4を入れるだけで形成されるので、製作が容
易である。
このようにして種木保護シート1を春蘭6に巻
付けて固定したならば、従来と同様これをプラス
チツク製の筒状容器(図示せず)内に挿入し、こ
れを箱詰めにして運搬する。そして使用後、洗浄
して再使用する。
なお、前記実施例では、保湿シート2を不織布
で形成する場合について説明したが、織目が密で
所定の保水性能が得られるのであれば、織布でも
よい。また通気シート3も、合成樹脂の連続気泡
発泡体に限らず、例えば表面に足の長い軟質植毛
処理を施した植毛シートでもよい。ただし、この
場合植毛シートが通水性を有する必要がある。
また前記実施例では、通気シート3表面の凹凸
加工3aが、長手方向に連続する波形をなす場合
について説明したが、例えば剣山状の凹凸加工等
でもよく、また必要に応じて凹凸加工3aを省略
してもよい。
また前記実施例では、通気シート3を保湿シー
ト2の一部に配するものについて説明したが、全
面に配するようにしてもよい。また止めバンド5
は、必ずしも保湿シート2と一体である必要はな
く、別体となつてもいてもよい。
また前記実施例では、種木として春蘭6を例に
採つて説明したが、他の種木にも同様に適用で
き、同様の効果が得られる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、種木に巻付けら
れる保湿シートにより適度な湿り気を確保すると
ともに、保湿シートの内面に取付けられ通気シー
トにより適量な通気性を確保するようにしている
ので水蘚と同様に種木を充分に保護でき、しかも
水蘚と異なり、種木に巻付ける際にバラバラに崩
れてしまうおそれが全くないので作業性がよく、
また洗浄が可能であるので、反覆使用することが
でき、輸送コストを引下げることができる。また
止めバンドを有しているので、単に巻付ける場合
と異なり、プラスチツク製の筒状容器等に挿入し
たり引出したりする際に巻付け状態が崩れること
がなく、作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す種木保護シー
トの斜視図、第2図は同様の正面図、第3図は二
つ折りにした保湿シート間の春蘭を挟み込んだ状
態を示す説明図、第4図は種木保護シートを春蘭
に巻付けた状態を示す説明図である。 1……種木保護シート、2……保湿シート、3
……通気シート、3a……凹凸加工、5……止め
バンド、6……春蘭。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 保水性を有し二つ折りにした間に種木を挟ん
    だ状態で種木に巻付けられる保湿シートと、こ
    の保湿シート内面の上半部一端に取り付けられ
    保湿シートを種木に巻付けた際に種木と保湿シ
    ートとの間および内周側の保湿シート部分と外
    周側の保湿シート部との間に通気層を形成する
    通気シートと、保湿シートに取り付けられた通
    気シートの反対側の保護シート端部に切り込み
    によつて形成され種木に巻付けた保護シート保
    湿シートを種木に巻回固定する止めバンドとを
    具備することを特徴とする種木保護シート。 2 保湿シートは、不織布または織目の密な織布
    で形成されていることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の種木保護シート。 3 通気シートは、合成樹脂の連続気泡発泡体で
    形成されていることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項または第2項記載の種木保護
    シート。 4 通気シートは、内面に足の長い軟質植毛処理
    が施された植毛シートで形成されていることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項また
    は第2項記載の種木保護シート。 5 通気シートは、内面が凹凸形状をなしている
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項、第2項、第3項または第4項記載の種木保
    護シート。
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JPS6331765U JPS6331765U (ja) 1988-03-01
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