JP3053366U - 衣類乾燥用静電防止器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 衣類乾燥機で衣類が回転しながら乾燥すると
きに衣類間の摩擦により発生する静電気を防止する技術
に関し、静電気により衣類に付着した糸屑等を取り除く
手間を省く衣類乾燥機を提供する。 【解決手段】 回転式衣類乾燥機３に、脱水済み衣類と
共に、静電防止器を投入して衣類の乾燥を行なう。この
静電防止器は、当乾燥機３の動作時に、衣類の間を万遍
なくスムースに移動できるよう略球状体１として、静電
気防止剤２を含浸して形成する。

Description

【考案の詳細な説明】 【考案の属する技術分野】

本考案は、衣類乾燥機で衣類が回転しながら乾燥するときに、衣類間の摩擦に より発生する静電気を防止する技術に関する。

【従来の技術】

回転式衣類乾燥機で衣類を乾燥したときに発生する静電気により、衣類に付着 する糸屑を粘着テープ等で取り除いたが、手間がかかる上に隅々まで取り除くこ とは困難であった。特に化繊衣類が多い場合は糸屑の付着がひどく、天日乾燥し た方がよいことすらある。

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、以上のような問題を解決し、衣類乾燥時に衣類に付着する糸屑を除 去する手間等を省く衣類乾燥を提供することが目的である。

【課題を解決するための手段】

本考案の衣類乾燥用静電防止器を回転式衣類乾燥機に、あらかじめ脱水された 衣類と同時に混入して衣類を乾燥するよう構成する。

【考案の実施の形態】

本考案の衣類乾燥用静電防止器は回転式衣類乾燥機の動作時、乾燥用衣類の間 を万遍なくスムースに移動する形態と、静電気防止剤を含浸できる気相型スポン ジの材質で、静電気防止剤を含浸されて成る。

【実施例】

以下、本考案の衣類乾燥用静電防止器について、図面を用いて詳細に説明する 。 ＜実施例１＞ 第１図（ａ）に示すように、略球状体１はスポンジ状の材質で形成され、略球 状体１にスプレー等で静電気防止剤２が塗布されている。第１図（ｂ）は実際の 使用状況についての説明で、回転式衣類乾燥機３に、あらかじめ脱水された衣類 ４と静電気防止剤が塗布された略球状体を混入させ、衣類を乾燥させる。 第２図に示すように、略球状体１はスポンジ状の材質で形成され、且つ静電気 防止剤の塗布量を増大させるため、複数個の貫通孔５を設けられている。 第３図に示すように、摩擦係数の低いプラスチック材料を網状の袋６に形成し 、前記記載の略球状体の外皮に装着して、略球状体が衣類乾燥時、スムースに衣 類間を移動するようにする。

【考案の効果】

本考案によると、回転式衣類乾燥機での衣類乾燥時、糸屑の衣類への付着が防 止できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の衣類乾燥用静電防止器を示
す図であり。（ａ）は一実施例図で、（ｂ）は実使用状
況図である。

【図２】本考案の他の実施例の衣類乾燥用静電防止器を
示す図であり（ａ）は斜視図、（ｂ）は断面図である。

【図３】本考案は他の実施例の衣類乾燥用静電防止器を
示す図である。

【符号の説明】

１ 略球状体 ２ 静電気防止剤 ３ 回転式乾燥機 ４ 衣類 ５ 貫通孔 ６ 網状の袋

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 担持体を略球状体に成型し、前記略球状
   体に静電気防止剤を含浸させてなる衣類乾燥用静電防止
   器
2. 【請求項２】 前記略球状体の大きさが、直径５０〜１
   ００ｍｍである請求項１記載の衣類乾燥用静電防止器
3. 【請求項３】 担持体を略球状体に成型し、前記略球状
   体に複数の貫通孔を設け、前記複数の貫通孔に静電防止
   剤を含浸させてなる衣類乾燥用静電防止器
4. 【請求項４】 前記略球状体の大きさが、直径５０〜１
   ００ｍｍである、且つ前記貫通孔の数が３〜６個、大き
   さが５〜１０ｍｍである請求項３記載の衣類乾燥用静電
   防止器
5. 【請求項５】 担持体を略球状体に成型し、前記略球状
   体に網状の袋を装着して成る前記記載の請求項１〜４の
   衣類乾燥用静電防止器