JPS6321527Y2 - - Google Patents

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JPS6321527Y2
JPS6321527Y2 JP258384U JP258384U JPS6321527Y2 JP S6321527 Y2 JPS6321527 Y2 JP S6321527Y2 JP 258384 U JP258384 U JP 258384U JP 258384 U JP258384 U JP 258384U JP S6321527 Y2 JPS6321527 Y2 JP S6321527Y2
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JP
Japan
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core material
adhesive
synthetic resin
core
inside belt
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JP258384U
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JPS60117826U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案はスカート、スラツクス等のインサイド
ベルト芯に関するものである。
【従来技術】
在来のインサイドベルト芯の大半は広巾の不織
布、織布、編布の一面に熱接着樹脂を付着させ、
所要巾にカツトして使用しているが、いづれも数
回の洗濯で樹脂が脱離し極度に保形性を失い、ベ
ルト芯としての効用を喪失し、ベルトの腰折れや
外めくれを起すので横糸に合繊モノフイラメント
糸を使用して、保形性を持たす様にしているが、
洗濯により合繊モノフイラメント糸が摺動してベ
ルト布を通して突出して膚を刺す欠点があり、改
善の手段として両端に合成樹脂を塗布して乾燥固
着させ合繊モノフイラメント糸の摺動を防止して
いるが、複雑な加工工程が加わり、コスト高につ
くと共に摺動の完全防止を行なうには両端が部厚
くなる欠点が生じる。 そこで、細巾織物、細巾編物に横糸、緯糸とし
て合繊モノフイラメント又は剛毛糸を使用すれば
両耳部で屈曲して丸味がつき横糸、緯糸の突出に
よる膚を刺す欠点が除去出来るが細巾製作による
非能率性と織編後の整理加工ならびに接着樹脂付
与の加工が細巾のためコストが非常に高くつく問
題がある。 ところで、最近のインサイドベルト芯の傾向と
して広巾によるものにしろ、細巾によるものにし
ろ洗濯による収縮がウエストサイズの縮小につな
がり厳しくなつて、30回の洗濯で0.5%以下の収
縮が要求されて種々の防縮手段が講ぜられている
が、上記要求を満たす品質の確保は未だ困難であ
る。
【考案の目的】
本考案は上述の如き実状に鑑み、如何に安価に
して、かつ上記品質面の要求を満足させるかにつ
いて種々検討した結果、到達したもので、合成樹
脂芯材を利用することにより高額な合繊糸生産設
備費あるいは編織設備費をなくして生産、編織コ
ストの低減を図り、あわせて前記インサイドベル
ト芯の品質的向上を図ることを目的ととするもの
である。
【考案の構成】
しかして上記目的を達成する本考案の特徴とす
るところは、弾撥可撓性を有する所要巾の合成樹
脂シートを芯材となし、その一面に接着糊をコー
テイングし、一方、他面に離形剤をコーテイング
してなる点にある。 ここで前記芯材となるシートを形成する合成樹
脂としてはナイロン、ポリエステル、ポリプロピ
レン、ポリエチレンなど成形可能な樹脂が挙げら
れるが、ポリエチレン、ポリプロピレンは特に価
格面から有利である。そして、かかる樹脂シート
は所要の可撓性、弾撥性、保形性を具有させる点
より厚みは0.1〜1.0mm、好ましくは0.2〜0.6mmで
ある。しかし使用合成樹脂の強度による弾撥性
と、使用ベルト布により必らずしも拘束されず、
適切な厚みを設定する。 なお、広巾シートで作成して所要巾にカツトす
ればコスト的に有利である。 又、使用される接着糊としては各既知の接着糊
【接着樹脂を含む】の使用が可能であるが、洗濯
によつて容易に離脱しないもの、ドライクリーニ
ングにより化学変化の起さないものが好ましく、
適切なものと選定して用いる。 更に、離形剤としては弗素系樹脂
【商品名テフ
ロン】やシリコンなど既知の離形剤が用いられ、
特に価格面からシリコンは実用的で、これは反巻
にしたとき、接着糊面に他面が接するので離形効
果を与えるためであり、従つて接着糊面との接着
面を極小にするため、芯材の離形剤付与面は織目
状網目状、微細山形状などの微細凹凸シボ面とす
ることが効果的である。 又、本考案インサイドベルト芯は、更に、接着
糊付着面に芯材より巾広で、外面に接着樹脂を付
与した支持布を重合したり、合成樹脂シートから
なる芯材に通気性を与えるため通気穴を穿設せし
めるなど設計的改変を加えることも実施に際し考
慮され、本考案の含むところである。
【実施例】
以下、更に本考案の具体的な実施例を添付図面
により説明する。 第1図、第2図は本考案に係る1実施例であ
り、図において、1は合成樹脂シートよりなる芯
材、2は該芯材1の一面にコーテイングされた接
着糊、3は芯材1の他面にコーテイングされた離
形剤で、前記芯材1の接着糊2付着面は平滑面、
一方、離形剤3付与面は微細な凹凸シボ面となつ
ている。 これは、溶融された合成樹脂を押出機よりシー
トとして成形するにあたり、押し出されたシート
が冷却される途中の軟化状態のとき、シボロール
により施すことによつて形成される。 なお。図中、5は通気穴である。 一方、第3図、第4図は本考案に係る他の実施
例を示し、その基本構成は前記第1図、第2図と
同様であるが、インサイドベルト芯の接着糊面に
不織布等の一面に接着樹脂4′を付着した支持布
4を、接着糊2と支持布4の接着樹脂の付着して
いない面に対合させて重合しており、これはラツ
パ治具を通して位置づけしてロールで圧着するこ
とによつて一体に作成される。 なお、本実施例においても合成樹脂芯材1には
通気穴5が穿設されている。 第5図は、上記の如き接着糊、離形剤コーテイ
ングの施される過程を示す。 即ち、図において、1′は合成樹脂シートの芯
材を巻き取つたものであり、ロール6,6′によ
り巻き戻されて加工工程へ引き出される。2′は
前記引き出された合成樹脂シートの移行途中に設
けられた収容槽7に収容されたシリコンであり、
ロール8の回転により同ロール8に付着して上昇
し、掻取具9により必要量以外はかき落され、上
部ロール8′によつて移行する合成樹脂シートの
予め形成されたシボ面に圧着コーテイングされ、
次いでシートは移行方向後方に配設された乾燥器
10で乾燥され、適宜数の転送ロール11を経て
移送される。 3′は更に、上記シートの移送方向途中に配置
された接着糊収容槽12内に収容された溶融接着
糊で、ロール13の回転により同ロールに付着上
昇して掻取具14で必要以外はかき落され、ロー
ル13′により芯材となるシート1の前記シリコ
ン付与面と反対面、即ち平滑面に圧着コーテイン
グされる。 そして、両面にコーテイングされたシート1は
その後、冷却を経て巻製品14として巻き取られ
る。 なお、第1図、第2図のインサイドベルト芯は
上記工程の後、パンチング機等により通気穴5を
穿孔し所要巾にカツトして規定長さに巻き製品と
する。一方、第3図、第4図のインサイドベルト
芯は所要巾にカツトし、これと芯材より巾広にし
て熱接着樹脂の付着した支持布4とを位置セツト
してローラー等で圧着することによつて得られ
る。 かくして、得られた上記インサイドベルト芯は
何れのものも、スカート、スラツクスのベルト部
に接着糊面側をベルト布に当て、一体に接合され
てベルト布に取り付けられ、スカート、スラツク
ス本体と縫い合わされ、腰ベルト部を構成する。
この場合、必要に応じインサイドベルト芯のアイ
ロン、プレス等による熱圧着はスカート、スラツ
クス本体への取り付け前でも、取り付け後でも随
時、行なうことができる。
【考案の効果】
本考案は以上のように弾撥可撓性を有する所要
巾の合成樹脂シート芯材の一面に接着糊を、他面
に離形剤をコーテイングしたものであり、合成樹
脂シートを芯材とすることにより該芯材の製作費
が従来の製作費に対し製糸、編織、整理加工の各
工程を省略することができるのみならず、合成樹
脂ペレツトから直接溶融押出を行ない、作成する
ことができるので、極めて低コストとなり市場性
を高めることができると共に品質的にもインサイ
ドベルトの可撓性によるベルトの腰折れ、外めく
れの防止、保形性の向上、洗濯による速乾性、実
質防縮率零による防縮性の完壁化などあらゆる好
適条件を具備し高品質の画期的インサイドベルト
芯である。 しかも本考案インサイドベルト芯はベルト布と
の接着に際し、特に電熱器具や蒸気発生装置は必
需品でなく素人でも簡単に行なえると共に、取扱
に際し、離形剤が他面に付与されているので、接
着糊面が接着することもなく、又、接着糊の脱落
もなく、頗る取扱性、実用性にすぐれた効果が期
待される。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の1例を示す断面図
及び部分斜視図、第3図及び第4図は本考案の他
の実施例に係る断面図及び部分斜視図、第5図は
本考案インサイドベルト芯のコーテイング工程概
要図である。 1……合成樹脂シート芯材、2……接着糊、3
……離形剤、4……支持布、4′……接着樹脂、
5……通気穴。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 弾撥可撓性を有する所要巾の合成樹脂シート
    からなる芯材の一面に接着糊をコーテイング
    し、一方、他面に離形剤をコーテイングしてな
    ることを特徴とするインサイドベルト芯。 2 離形剤がコーテイングされる芯材面が微細な
    凹凸シボを有している実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のインサイドベルト芯。 3 接着糊付着面に合成樹脂芯材より巾広で、か
    つ外面に接着剤が付与されている支持布が重合
    される実用新案登録請求の範囲第1項又は第2
    項記載のインサイドベルト芯。 4 合成樹脂シートからなる芯材が全面に通気穴
    を具有する実用新案登録請求の範囲第1項、第
    2項又は第3項記載のインサイドベルト芯。 5 合成樹脂シートからなる芯材の厚さが0.2〜
    0.6mmである実用新案登録請求の範囲第1〜4
    項の何れかの項に記載のインサイドベルト芯。
JP258384U 1984-01-11 1984-01-11 インサイドベルト芯 Granted JPS60117826U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP258384U JPS60117826U (ja) 1984-01-11 1984-01-11 インサイドベルト芯

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP258384U JPS60117826U (ja) 1984-01-11 1984-01-11 インサイドベルト芯

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60117826U JPS60117826U (ja) 1985-08-09
JPS6321527Y2 true JPS6321527Y2 (ja) 1988-06-14

Family

ID=30476395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP258384U Granted JPS60117826U (ja) 1984-01-11 1984-01-11 インサイドベルト芯

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JPS60117826U (ja) 1985-08-09

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