JPH042592A - 永久磁石を利用した吸着装置 - Google Patents

永久磁石を利用した吸着装置

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JPH042592A
JPH042592A JP2102305A JP10230590A JPH042592A JP H042592 A JPH042592 A JP H042592A JP 2102305 A JP2102305 A JP 2102305A JP 10230590 A JP10230590 A JP 10230590A JP H042592 A JPH042592 A JP H042592A
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章 依田
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    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B59/00Hull protection specially adapted for vessels; Cleaning devices specially adapted for vessels
    • B63B59/06Cleaning devices for hulls
    • B63B59/10Cleaning devices for hulls using trolleys or the like driven along the surface
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L2200/00Type of vehicles
    • B60L2200/40Working vehicles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、吸着体(吸着させようとする物体をいう。)
に設けた永久磁石を備え%該永久磁石による磁力によっ
て上記吸着体を磁性体被吸着面(磁性体が直接露出され
ているかどうかにかかわらず、永久磁石がその磁力によ
って吸引され得る面をいう。)K吸着状態に保持する吸
着装置に関するもので、例えば、鋼鉄製の大径管、大型
ガスタンク、船体等の外壁面や内壁面上を移動(宙返り
もあり得る)して塗装作業やけれん作業等の各種作業を
行う種々の作業ロボットなどに用いることができるもの
である。
〔従来の技術〕
この種の永久磁石を利用した吸着装置では、吸着体を磁
性体被吸着面に吸着状態となる位置に置いた場合に、永
久磁石の一方の磁極面が上記磁性体被吸着面に対して適
当間隙をあげて対向するように、上記永久磁石を上記吸
着体に対して固着することが考えられる。
この吸着装置によれば、吸着体を磁性体被吸着面に吸着
状態となる位置に置くと、吸着体に対して固着された永
久磁石の一方の磁極面が磁性体被吸着面に対して適当間
隙をあげて対向するので、その対向方向に上記一方の磁
極面から磁性体被吸着面の対向部分に向けであるいはそ
の逆向きに磁束が通り、これによって永久磁石が上記対
向方向に磁性体被吸着面の対向部分に向けて吸引力(磁
力)を受け、したがって、吸着体が重力の向きにかかわ
らず磁性体被吸着面に吸着状態に保持されることとなる
しかしながら、この吸着装置では、永久磁石が吸着体に
固着されているので、十分な吸引力を得るべく上記永久
磁石として通常磁束の大きいものが用いられることから
、吸着体の磁性体被吸着面への着脱が困難でしかも危険
を伴うこととなる。すなわち、吸着体を磁性体被吸着面
に吸着状態となるように置こうとすると、吸着体が磁性
体被吸着面に接近したときに上記吸引力によって吸着体
が磁性体被吸着面に急激に衝突することとなり、吸着体
や磁性体被吸着面が損傷を受けるおそれがあるとともに
1作業者の手が吸着体と磁性体被吸着面との間に挾まれ
て負傷するなどの危険を伴うこととなる。また。
磁性体被吸着面に吸着状態に保持された吸着体七該礎性
体被吸着面から離脱させるためには、上記吸引力に抗し
て上記吸引力と逆方向、すなわち、永久磁石の一方の磁
極面と磁性体被吸着面との間隙が広がる方向に、吸着体
を引き離さなければならず、上記吸引力と同等以上の力
を要し、吸着体を離脱させるのが非常に困難となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので。
吸着体の磁性体被吸着面への着脱が極めて容易でしかも
安全である永久磁石を牙り用した吸着装置を提供しよう
とするものである。
〔課題を解決するための手段コ 上記課題を解決するため1本発明は、吸着体に設けた永
久磁石を備え、該永久磁石による磁力によって上記吸着
体を磁性体被吸着面に吸着状態に保持する吸着装置にお
いて、上記吸着体を上記磁性体被吸着面に吸着状態とな
る位置に置いた場合に、上記永久磁石の一方の磁極面が
上記磁性体被吸着面に対して適当間隙をあけて対向可能
、及び、上記磁極面が上記磁性体被吸着面に対して略々
横向き可能となるように、上記永久磁石が上記吸着体に
対して回動自在に支持された構成としたものである。
〔作 用〕
本発明によれば、吸着体を磁性体被吸着面に吸着させる
場合には、予め、永久磁石を吸着体に対して回動して、
吸着体を磁性体被吸着面に吸着状態となる位置に置いた
場合に上記永久磁石の一方の磁極面が磁性体被吸着面に
対して略々横向きとなるようにしておく。次に、その状
態で吸着体を磁性体被吸着面に吸着状態となる位置に置
く。この位置に吸着体を置いた状態においても、この位
置に吸着体を置くに際して吸着体を磁性体被吸着面に近
づけたときにも、永久磁石の一方の磁極面が磁性体被吸
着面に対して略々横向きとなっているので、該磁極面か
ら出る(又は入る)磁束はほとんど磁性体被吸着面を通
らず、したがって、永久磁石と磁性体被吸着面との間に
ほとんど吸引力が作用しない。
そして、前述の如く吸着体を磁性体被吸着面に吸着状態
となる位置に置いた後に、永久磁石を吸着体に対して回
動して、永久磁石の一方の磁極面を磁性体被吸着面に対
して適当間隙をあけて対向させる。この結果、その対向
方向に上記一方の磁極面から磁性体被吸着面の対向部分
に向けであるいはその逆向きに磁束が通り、これによっ
て永久磁石が上記対向方向に磁性体被吸着面の対向部分
に向けて吸引力を受け、したがって、吸着体が磁性体被
吸着面に吸着状態に保持されることとなる。
このように本発明によれば、吸着体に対して永久磁石を
適宜回動させておくことによって。
吸着体を磁性体被吸着面に吸着状態となるように置こう
として吸着体を磁性体被吸着面に近づけても、はとんど
吸引力が作用しないので、吸引力によって吸着体が磁性
体被吸着面に急激に衝突するような事態が防止され、吸
着体や磁性体被吸着面が損傷を受けるおそれがないとと
もに、作業者等にとっても安全である。
また、本発明によれば、磁性体被吸着面に吸着状態に保
持された吸着体を該磁性体被吸着面から離脱させる場合
には、吸着体を磁性体吸着面に吸着状態となる位置に置
いたまま、永久磁石を吸着体に対して回動して、磁性体
被吸着面に対向していた該永久磁石の一方の磁極面を磁
性体被吸着面に対して略々横向きにする。その結果、該
磁極面から出る(又は入る)磁束はほとんど磁性体被吸
着面を通らなくなり、永久磁石と磁性体被吸着面との間
にはほとんど吸引力が作用しなくなり、吸着体を磁性体
被吸着面から簡単に離脱できる。ところで、前述の如く
永久磁石の一方の磁極面が磁性体被吸着面に対して適当
間隙をあけて対向した状態から略々横向きになるまで該
永久磁石を回動させるためには。
永久磁石の吸着体に対する回動軸線回りに、永久磁石の
一方の磁極面から磁性体被吸着面に向けであるいは逆向
きに通る磁束により生ずる吸引力に基づくモーメントに
抗するようなモーメントを付与する力を加えなければな
らないが、コノ力は、永久磁石の一方の磁極面が磁性体
被吸着面に対して適当間隙をあけて対向した状態から、
その間隙が広がる方向に永久磁石を引き離そうとする力
に比べればかなり小さくてすむ。
したがって、吸着体を磁性体被吸着面から離脱させるた
めにさほど力を要さず、吸着体を離脱させるのが容易と
なる。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を説明する。
牙1図は本発明の一実施例に係る吸着装置の正面図1,
1−2図はその斜視図、牙3図は矛1図におけるIII
−DI矢視拡大図、矛4図は他の動作状態を示し矛3図
に対応する断面図、矛5図&1才1図における■−■矢
視図である。
これらの図面において、(1)は吸着体、(2)は磁性
体被吸着面、(3) I4) (51fs) (71f
alは永久磁石である。
図面実施例の場合、上記吸着体fl)は、磁性体被吸着
面(2)に吸着状態に保持されたときに、磁性体被吸着
面(2)上を自在に走行し得るように、下面に二対の車
輪(9)を備えており、その一対が操舵可能とされると
ともに他の一対が駆動輪とされている。もつとも、上記
吸着体(1)は、このような通常の操舵式の車輪装置で
はなく、他の種々の走行装置(例えば、互いに独立した
4つの駆動輪をその各駆動輪の軸線方向が順次45ずつ
をなすように下面に配置したもの)を備えていてもよい
。なお、吸着体(1)を塗装作業ロボットやchん作業
ロボット等として構成する場合などのように、吸着体(
11を磁性体被吸着面(2)上を走行させる必要がある
用途では、吸着体(1)には前述の如き走行装置が設け
られるが、吸着体(1)を磁性体被吸着面(2)上に吸
着状態に保持して所定箇所に据え付けるだけで走行させ
る必要がない用途では、吸着体(1)には前述の如き走
行装置は設けておかなくてもよいことは勿論である。
また、図面実施例の場合、上記磁性体被吸着面(力は、
鋼鉄製部材(10) (例えば、大径管、大型ガスタン
久船体等)の壁面となっている。
そして、上記吸着体(1)を上記磁性体被吸着面(2)
に吸着状態となる位置に置いた場合、すなわち、矛1図
示の如く、吸着体(1)の各車輪(9)が磁性体被吸着
面(2)に接するように置いた場合に、上記永久磁石(
3)・・・−(8)の一方の磁極面が磁性体被吸着面(
2)に対して適当間隙をあげて対向可能、及び、上記磁
極面が磁性体被吸着面(2)に対して略々横向き可能と
なるように、上記永久磁石(3)・・・・・(8)が吸
着体(1)に対して回動自在に支持されている。
すなわち、図面実施例の場合には、3個の直方体形状の
永久磁石(3) f4) (5)を−組とし、これらが
永久磁石(3)のN極面、永久磁石(4)のS極面及び
永久磁石(5)のN極面(以下、説明の便宜上、これら
の磁極面を乎対向磁極面」という。)が同一平面をなす
ように順次−列に並べられ、これらが、上記対向磁極面
を除いて磁性体からなるケース部材(1工)で覆われ、
さらに、非磁性体からなる厚みの薄い固定部材(工2)
により上記ケース部材(11)に対して固定されている
。なお、上記対向磁極面は固定部材(12)で覆わずに
露出させるようにしてもよいし、厚みが薄ければ固定部
材(12)と1−て磁性体を用いてもよい。そして、上
記ケース部材(11)の背面にシャフト(13)が溶接
等により固着され、該シャフト(13)が上記吸着体(
1)に対して固定されたブラケット(14)に回動自在
に支持されており、該シャフト(13)の回動に従って
各永久磁石(3)(4) (s)が吸着体(1)に対し
て回動し、各永久磁石(3) (4) (51の対向磁
極面が、矛1図乃至矛3図示の如く固定部材(12)を
介して磁性体被吸着面(2)に対して適当間隙をあけて
対向可能、及び、矛4図示の如く磁性体被吸着面(2)
に対して略々横向き可能となっている。
なお、図中、(15)は上記シャフト(13)の抜止め
を阻止する抜止め部材である。また、各永久磁石[3)
 (4) (5)の対向磁極面が矛4図示の如く磁性体
被吸着面(2)に対して略々横向きとなったときに、各
永久磁石(31[4) (5)の対向磁極面が固定部材
(12)を介して適当間隙をあけて対向する。磁性体か
らなる対向部材(16)が上記ブラケット(14)に固
着されている。
同様に、図面実施例の場合には、3個の両方体形状の永
久磁石(61(7) (8)を他の一組とし、これらが
永久磁石(6)のS極面、永久磁石(7)のN極面及び
永久磁石(8)のS極面(以下、説明の便宜上。
これらの磁極面も「対向磁極面」という。)が同一平面
をなすように順次−列に並べられ、これが、上記対向磁
極面を除いて磁性体からなるケース部材C17)で覆わ
れ、さらに、非磁性体からなる厚みの薄い固定部材(1
8)により上記ケース部材(17)に対して固定されて
いる。そして。
上記ケース部材(17)の背面にシャフト(19)が溶
接等により固着され、該シャフト(19)が上記ブラケ
ット(14)に回動自在に支持されており、該シャフト
(19)の回動に従って各永久磁石(61(7) [8
)が吸着体(1)に対して回動し、各永久磁石+61 
(71(81の対向磁極面が、矛1図乃至矛3図示の如
く固定部材(18)を介して磁性体被吸着面(2)に対
して適当間隙をあけて対向可能、及び、矛4図示の如く
磁性体被吸着面(2)に対して略々横向き可能となって
いる。なお1図中、(20)は上記シャフト(19)の
抜止めを阻止する抜止め部材である。
また、上記シャフト(19)は上記シャフト(13)と
平行に設けられ、各永久磁石(6) (71(81の対
向磁極面が矛4図示の如く磁性体被吸着面(2)に対し
て略々横向きとなったときに、各永久磁石f6) (7
) f8)の対向磁極面が、固定部材(18)を介して
適当間隙をあけて上記対向部材(16)に対向し、かつ
、上記対向部材(16)を挾んで、磁性体被吸着面(2
)に対して略々横向きとなった各永久磁石[31(4)
 [51の対向磁極面にそれぞれ対向し得るようにされ
ている。
なお、上記各永久磁石(31(4) (5)の対向磁極
面は。
磁性体被吸着面121に対して対向した状態から900
図中ると上記対向部材(16)にちょうど対向し、上記
各永久磁石(6) (7) (8)の対向磁極面は。
磁性体被吸着面(2)に対して対向した状態から反対方
向に900図中ると上記対向部材(16)にちょうど対
向するようになっている。もつとも。
上記角度は必ずしも90に限定されるものではないこと
は勿論である。
図面実施例の場合には、矛2図示の如く、上記シャフト
(13)の一端及び上記シャフト(19)の一端にそれ
ぞれレバー(21)(22)が固着され、各レバー(2
1)(22)にそれぞれリンクロッド(23)の一端及
び他端が軸支(24) (25)され、上記シャフト(
19)の他端に手動レバー(26)が固着されており、
該手動レバー(26)によってシャフト(19)を回動
させると、これに連動してシャフト(13)が反対方向
に同一角度だけ回動するようになってイル。なお、上記
シャフト(19)を手動によらずアクチュエータにより
回動させてもよい。
上記構成の図面に示す本発明の一実施例に係る吸着装置
によれば、吸着体(1)を磁性体被吸着面(2)に吸着
させる場合には、予め、手動レバー(26)の操作によ
り永久磁石(3)・・・・・(8)を吸着体(1)に対
して回動して、吸着体(1)を磁性体被吸着面(2)に
吸着状態となる位置に置いた場合に上記各永久磁石(3
)・・・・・(8)の対向磁極面が磁性体被吸着7iU
(21に対して矛4図示の如く横向きとなるようにして
おく。次に、その状態で矛1図示の如く吸着体(1)を
その各車輪(9)が磁性体被吸着面(2)に接するよう
に置く。このように吸着体(1)を磁性体被吸着面(2
) FC置いた状態においても、このように吸着体(1
)を置くに際して吸着体(1)を磁性体被吸着面(2)
に近づけたときにも、各永久磁石(3)・・・・・(8
)の対向磁極面が磁性体被吸着面(2)K対し”l’4
図示の如く横向きとなっているので、該対向磁極面から
出る(又は入る)磁束はほとんど磁性体被吸着面(2)
を通らず、したがって、永久磁石(3)・・・・・(8
)と磁性体被吸着面(2)との間にほとんど吸引力が作
用しない、そして。
前述の如く吸着体rl)をその各車輪(9)が磁性体被
吸着面〔2)に接するように置いた後に1手動レバー 
(26)の操作により永久磁石(3)・・・・・(8]
を吸着体(1)に対して回動して、上記各永久磁石(3
)・・・(8)の対向磁極面を磁性体被吸着面(2)に
対して矛1図乃至矛3図示の如く適当間隙をあけて対向
させる。この結果、その対向方向に上記対向磁極面から
磁性体被吸着面(2)の対向部分に向けであるいはその
逆向きに磁束が通り、これにょって永久磁石(3)・・
・・・(8)が上記対向方向に向けて吸引力を受け、し
たがって、吸着体[11が重力の向きにかかわらず磁性
体被吸着面(2)に吸着状態に保持されることとなる。
このように上記構成の吸着装置によれば、吸着体(1)
に対して永久磁石(3)・・・・・(8)を適宜回動さ
せておくことによって、吸着体/1)を磁性体被吸着面
(2)に吸着状態となるように置こうとして吸着体(1
)を磁性体被吸着面(2)に近づけても、はとんど吸引
力が作用しないので、吸引力によって吸着体(1)が磁
性体被吸着面(2)に急激に衝突するような事態が防止
され、吸着体(1)や磁性体被吸着面〔2)が損傷を受
けるおそれがないとともに。
作業者等にとっても安全である。
また、上記構成の吸着装置によれば、矛1図乃至矛3図
示の如く磁性体被吸着面〔2)に吸着状態に保持された
吸着体(X)を核磁性体被吸着面(2)から離脱させる
場合には、吸着体(2)を磁性体被吸着面(2)に吸着
状態となる位置に置いたまま。
永久磁石(3)・・・・・(8)を吸着体[11に対し
て回動して、磁性体被吸着面/2)に対向していた紋永
久磁石(3)・・・・・(8)の対向磁極面を磁性体被
吸着面【2)に対してオ・4図示の如く横向きにする。
その結果、該対向磁極面から出る(又は入る)磁束はほ
とんど磁性体被吸着面(2)を通らなくなり、永久磁石
(3)・・・・・(8)と磁性体被吸着面(2)との間
にはほとんど吸引力が作用しなくなり、吸着体(1)を
磁性体被吸着面(2)から簡単に離脱できる。ところで
、前述の如く永久磁石(3)・・・・・(8)の対向磁
極面が磁性体被吸着面(2)に対して適当間隙をあけて
対向した状態から横向きになるまで該永久磁石(3)・
・・・・(8)を回動させるためには、永久磁石(3)
・・・・・(8)の吸着体(1)に対する回動軸線回り
に、永久磁石(3)・・・・・(8)の対向磁極面から
磁性体被吸着面(2)に向けであるいは逆向きに通る磁
束により生ずる吸引力に基づくモーメントに抗するよう
なモiメントを付与する力を加えなければならないが、
この力は、永久磁石(3)・・・・(8)の対向磁極面
が磁性体被吸着面(2)に対して適当間隙をあけて対向
した状態から、その間隙が広がる方向に永久磁石r3)
・・・・・r8)を引き離そうとする力に比べればかな
り小さくてすむ。したがって、吸着体[11を磁性体被
吸着面(2)から離脱させるためにさほど力を要さず、
吸着体rlJを離脱させるのが容易となる。
さらに、図面実施例に係る吸着装置では2次のような種
々の利点が得られる。
すなわち1図面実施例の場合には、磁性体からなる対向
部材(16)が設けられているので、各永久磁石(3)
・・・・・(8)の対向磁極面が矛4図示の如く横向き
となったときに、上記対向磁極面から対向部材(16)
に向けであるいはその逆向きに磁束が通り、これによっ
て永久磁石(3)・・・・・〔8)が上記対向方向に向
けて吸引力を受ける。したがって、シャフト(13) 
(19)の回動位置をロックする特別のロック装置を要
することなく、各永久磁石(3)・・・・・(8)の対
向磁極面を横向きに保持しておくことができ便利である
とともに、各永久磁石(3)・・・・・(8)の対向磁
極面を磁性体被吸着面t2)と対向した状態から横向き
にさせるに際しては、力を加えて略々45回動させると
上記対向部材(16)との吸引力によって自動的に横向
きとなり、便利である。もつとも、かかる利点は。
図面実施例において対向部材(16)を取り除いても、
横向き時に互いに対向する各永久磁石(3)・・・・・
(5)の対向磁極面と各永久磁石(6)・・・・・(8
)の対向磁極面とが互いに異極とされているので。
得られる。なお、図面実施例において、横向き時に互い
に対向する各永久磁石(3)・・・・・(5)の対向磁
極面と各永久磁石(6)・・・・・(8)の対向磁極面
とをそれぞれ同極にしておいてもよく、対向部材(16
)を設けておけば、その場合にも上述の利点が得られる
また、図面実施例の場合には、各永久磁石(3)・・・
・・(5)及び(6)・・・・・(8)が対向磁極面を
除いて磁性体からなるケース部材(11) (17)で
それぞれ覆われているので、矛1図乃至矛3図示の如く
各永久磁石(3)・・・・・(8)の対向磁極面が磁性
体被吸着面(2)に対向したときに、これと異極の磁極
面から出る(又は入る)磁束も、:$1図及び矛3図中
矢印で示すように上記ケース部材(11) (17)を
通って磁性体被吸着面(2)を通ることとなる。したが
って、吸引力を増大させることができる利点が得られる
。また、矛1図乃至矛3図示の如く各永久磁石(3)・
・・・・(8)の対向磁極面が磁性体被吸着面(2)に
対向したときに、各永久磁石(3)・・・・・(8)の
対向磁極面及びこれと異極の磁極面から出る(又は入る
)磁束が、矛1図及び矛3図中矢印で示すように、ケー
ス部材(11) (17)及び鋼鉄製部材(10’)を
通ってループをなすので、外部への漏洩磁束がほとんど
なくなることとなり、しタカッテ、吸着時において、外
部の電子機器等への悪影響が防止されるとともに、他の
磁性体材(工具や鉄片等)Q永久磁石べの吸引が防止さ
れてそれに伴う不都合や危険が防止される利点が得られ
る。
さらに、図面実施例の場合には、上述の如くケース部材
(11) (17)が設けられるとともに、上記磁性体
からなる対向部材(16)が設けられているので、矛4
図示の如く各永久磁石(3)・・・・・(8)の対向磁
極面が横向きとなったときに、各永久磁石(3)・・・
・・(8)の対向磁極面及びこれと異極の磁極面から出
る(又は入る)磁束が、矛4図中矢印で示すように、ケ
ース部材(11)(17)及び対拘部材(16)を通っ
てループをなすことから、上述の如き吸着時のみならず
離脱時においても。
外部への漏洩磁束がほとんどなくなり、外部の電子機器
等への悪影響が完全に防止されるとともに、他の磁性体
材(工具や鉄片等)・の・泳玖屈、石R:の吸引が防止
されてそれに伴う不都合や危険が完全に防止される利点
が得られる。
さらにまた、図面実施例の場合には、−列に並べた各永
久磁石(3)・・・・・(5)、(6)・・・・・(8
)の隣り合う対向磁極面が互いに異極となるように。
すなわち、例えば永久磁石(3)の対向磁極面と永久磁
石(4)の対向磁極面とが異極となるようにされている
ので、矛1図示の如く、各永久磁石C31・・・・・(
5)の各対向磁極面から出る(又は入る)磁束が磁性体
被吸着面(2)を介して隣り合う対向磁極面に入る(又
は出る)磁束とともにループをなすこととなり、吸着力
が増大する利点が得られる。もつとも、隣り合う磁極面
を同極としておいてもよい。
以上述べたように、図面実施例の場合には。
吸着体〔1)の磁性体被吸着面(2)への着脱が極めて
容易でしかも安全であるという効果の他に、種々の利点
が得られるが1本発明はこれに限定されるものではない
ことは勿論である。
例えば、本発明では、永久磁石の数は1つ以上であれば
よいし、その形状も直方体に限定されず、ケース部材(
11) (17)の有無、対向部材(16)の有無、シ
ャフト(13) (19)が連動するか否か、永久磁石
を2組設けて横向き時に互いに対向させるか否か、永久
磁石の具体的な支持手段な°どは、何ら限定されるもの
ではない。
また、上記図面実施例の場合には、各永久磁石(3)・
・・・・【5)をその対向磁極面が同一平面をなすよう
に配列するとともに、各永久磁石C6)・・・・・【8
)もその対向磁極面が同一平面をなすように配列してい
たが、磁性体被吸着面(2)が球面であるような場合に
は、各永久磁石(3)・・・・・(5)をその対向磁極
面が互いに傾斜して磁性体被吸着面(2)に沿うように
配列するとともに、各永久磁石(6)・・・・・r8)
の対向磁極面が互いに傾斜して磁性体被吸着面(2)に
沿うように配列してもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、吸着体の磁性体被吸着面への着脱が極
めて容易でしかも安全となる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
矛1図は本発明の一実施例に係る吸着装置の正面図、矛
2図はその斜視図、矛3図は矛1図における■−■矢使
拡大図、矛4図は他の動作状態を示し矛3図に対向する
断面図、矛5図は、l−1図におけるV−■矢視図であ
る。 [1)−−一吸着体、(2)−−一磁性体被吸着面、[
3)(4)(5) f6) (7) (81−−一永久
磁石。 特許出願人  東急車輌製造株式会社 手 続 補 正 書(方式) %式% 2 発明の名称 永久磁石を利用した吸着装置 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 氏  名 +3371東急車輌製造株式会社4代理人 住所 東京都中央区京橋二丁目5番2号補正命令の日付 平成2年6月29日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 吸着体に設けた永久磁石を備え、該永久磁石による磁力
    によつて上記吸着体を磁性体被吸着面に吸着状態に保持
    する吸着装置において、上記吸着体を上記磁性体被吸着
    面に吸着状態となる位置に置いた場合に、上記永久磁石
    の一方の磁極面が上記磁性体被吸着面に対して適当間隙
    をあけて対向可能、及び、上記磁極面が上記磁性体被吸
    着面に対して略々横向き可能となるように、上記永久磁
    石が上記吸着体に対して回動自在に支持されてなること
    を特徴とする永久磁石を利用した吸着装置。
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