JP3051996U - ジョイント装置 - Google Patents
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- JP3051996U JP3051996U JP1998000409U JP40998U JP3051996U JP 3051996 U JP3051996 U JP 3051996U JP 1998000409 U JP1998000409 U JP 1998000409U JP 40998 U JP40998 U JP 40998U JP 3051996 U JP3051996 U JP 3051996U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 例えば玩具体における首、腕、脚その他の可
動部の方向性の設定、維持で人形・玩具等のポーズ、位
置決めを可能にし、童幼児が乱暴に扱っても、可動部自
体を強制的に分離してその折損・損壊等を防止できるよ
うにする。 【解決手段】 人形・玩具等における首12、腕13、
脚14その他の可動部側の継手箇所と、胴体11側の継
手箇所には、凹凸状面部24、25を夫々相対向するよ
う配置させた筒状の一対の非磁着性継手部材16、21
を夫々付設する。一方の非磁着性継手部材16には、永
久磁石18を収納した有底筒形の磁石収納体19を一端
開口側から内部に嵌着し、該永久磁石18の磁力線を他
端開口側から継手軸方向に沿って外方へ発生させるよう
に配置する。他方の非磁着性継手部材21には、永久磁
石18に対向して磁着可能な磁性部材23を一端開口側
に嵌着配置することにより可動部ジョイント構造本体1
0を構成する。
動部の方向性の設定、維持で人形・玩具等のポーズ、位
置決めを可能にし、童幼児が乱暴に扱っても、可動部自
体を強制的に分離してその折損・損壊等を防止できるよ
うにする。 【解決手段】 人形・玩具等における首12、腕13、
脚14その他の可動部側の継手箇所と、胴体11側の継
手箇所には、凹凸状面部24、25を夫々相対向するよ
う配置させた筒状の一対の非磁着性継手部材16、21
を夫々付設する。一方の非磁着性継手部材16には、永
久磁石18を収納した有底筒形の磁石収納体19を一端
開口側から内部に嵌着し、該永久磁石18の磁力線を他
端開口側から継手軸方向に沿って外方へ発生させるよう
に配置する。他方の非磁着性継手部材21には、永久磁
石18に対向して磁着可能な磁性部材23を一端開口側
に嵌着配置することにより可動部ジョイント構造本体1
0を構成する。
Description
【0001】
本考案は、例えばプラスチック、ダイカスト鋳造、ブリキ、木材等によって形 成された童幼児等が遊ぶための人形・玩具等において、それらの首、腕、脚その 他の可動部の着脱、回動等を自在にして連結できるようにし、さらには、各種の 部材相互を簡単に着脱自在に連結でき、しかも、それらの連結部位の破損等が生 じないようにしたジョイント装置に関するものである。
【0002】
従来、例えば童幼児用の人形・玩具等としては、例えばロボット形態に一体成 形されたプラスチックモデルの胴体に対し、首、腕、脚その他の可動部が回動自 在に取り付けられているものがある。このとき、組付けの際には、図6に示すよ うに、胴体1、首2、腕3、脚4等は夫々が予め2分割されており、先ず2分割 されている首2、腕3、脚4等の前面側と後面側とを夫々接合させることにより 、継手箇所において先端に抜け止め用の大径のフランジ部5を有する細径の継手 軸部6を形成し、該継手軸部6を2分割されている胴体1の前面側または後面側 の所定の継手箇所に設けた凹部7aまたは凹部7bに嵌め込んでから胴体1の前 面側と後面側とを夫々接合させることで、胴体1の前面側と後面側との両凹部7 a,7bの接合によって形成された軸孔7内に継手軸部6が回動自在に貫挿され た状態となって組み付けられるのであった。
【0003】
しかしながら、こうした従来の組立方式によると、胴体1に対して首2、腕3 、脚4その他の可動部の継手軸部6が回動可能で、種々なポーズに変化できても 、夫々継手箇所において何等の支えのないフリーな状態で貫挿されているため、 その方向性を設定し且つ維持させることができず、人形・玩具等のポーズ、位置 決め等ができないものであった。また、従来では継手軸部6先端の抜け止め用の 大径のフランジ部5が小径の軸孔7を介して胴体1内部に挿入されているため、 人形・玩具等を童幼児が乱暴に扱ったときの外部からの衝撃や負荷等によって、 可動部自体の折損・損壊等を生じてしまうという問題点を有していた。
【0004】 そこで、本考案は、叙上のような従来存した諸事情に鑑み創案されたもので、 例えば人形・玩具その他の玩具体における胴体に対して首、腕、脚その他の関節 部位となる継手箇所での可動部の方向性を設定し且つ維持させることで人形・玩 具等のポーズ、位置決め等を可能にし、また、人形・玩具等を童幼児が乱暴に扱 っても可動部を強制的に分離することでそれ自体の折損・損壊等を防止すること ができるものとし、そしてまた、こうした玩具体における構成各部材相互の着脱 自在な連結のみならず、玩具体自体相互さらには各種部材相互の破損等が生じな い着脱自在な連結を可能にさせる汎用性に富むジョイント装置を提供することを 目的とする。
【0005】
上述した目的を達成するため、本考案にあっては、分離解体可能に連結される 部材(11、12,13,14)相互を着脱自在に連結するもので、いずれか一 方の部材(11、12,13,14)の継手箇所に付設された磁性部材23もし くは永久磁石18と、他方の部材(12,13,14、11)の継手箇所に付設 された永久磁石18もしくは磁性部材23との磁気的付着力を介して部材(11 、12,13,14)相互をジョイントするようにしたものである。 また、一方の部材(11、12,13,14)の継手箇所と他方の部材(12 ,13,14、11)の継手箇所には、凹凸状面部24,25を夫々相対向する よう配置させた筒状の一対の非磁着性継手部材16,21が夫々付設され、前記 磁気付着力を介して凹凸状面部24,25同士が接合する組合せ位置で部材(1 1、12,13,14)相互の方向性を設定し且つ維持するようにしたものであ る。 一方の非磁着性継手部材16(21)は、永久磁石18が収納された有底筒形 の磁石収納体19を非磁着性継手部材16(21)の一端開口側から内部に嵌着 し、該永久磁石18の磁力線を他端開口側から継手軸方向に沿って外方へ発生さ せるように配置すると共に、他方の非磁着性継手部材21(16)には、前記永 久磁石18に対向して磁着可能な磁性部材23を一端開口側に嵌着配置させたも のとできる。 そして、部材(11、12,13,14)は、人形・玩具その他の玩具体自体 あるいはこれらの玩具体における各部位の継手箇所の構成各部材のものとでき、 また具体的には、一方の部材(11)は、人形・玩具その他の玩具体における胴 体側であり、他方の部材(12,13,14)は、この胴体側に連結される首、 腕、脚その他の可動部側であるものとできる。 更に具体的な一例としては、人形・玩具等における首12、腕13、脚14そ の他の可動部側の継手箇所に付設された磁性部材23もしくは永久磁石18と、 該首12、腕13、脚14その他の可動部側の継手箇所に対向する胴体11側の 継手箇所に付設された永久磁石18もしくは磁性部材23との磁気的付着力を介 して首12、腕13、脚14その他の可動部の方向性を任意に設定させながらジ ョイントするようにしたものである。 また、首12、腕13、脚14その他の可動部側の継手箇所と、胴体11側の 継手箇所には、凹凸状面部24、25を夫々相対向するよう配置させた筒状の一 対の非磁着性継手部材16、21が夫々付設され、前記磁気付着力を介して凹凸 状面部24、25同士が接合する組合せ位置で首12、腕13、脚14その他の 可動部の方向性を設定し且つ維持するようにした構成とできる。 さらに、一方の非磁着性継手部材16は、永久磁石18が収納された有底筒形 の磁石収納体19を非磁着性継手部材16の一端開口側から内部に嵌着され、該 永久磁石18の磁力線を他端開口側から継手軸方向に沿って外方へ発生させるよ うに配置すると共に、他方の非磁着性継手部材21には、前記永久磁石18に対 向して磁着可能な磁性部材23を一端開口側に嵌着配置させた構成とできる。
【0006】 以上のように構成された本考案に係るジョイント装置において、各種の部材相 互例えば人形・玩具その他の玩具体自体相互、これらの玩具体における各部位の 継手箇所の構成各部材相互、さらには日用品・雑貨、各種産業機器等における部 材相互をその継手箇所に発生する磁気的付着力を介して連結させる。 そして例えば人形・玩具等における首12、腕13、脚14その他の関節部位 である可動部側の継手箇所と、該継手箇所に対向する胴体11側の継手箇所とに 夫々付設された永久磁石18と磁性部材23とにより、首12、腕13、脚14 その他の可動部を、その方向性を任意に設定させながら磁気的付着力を介して胴 体11にジョイントさせる。そのため、人形・玩具等のポーズ、位置決め等を可 能とさせると共に、童幼児が乱暴に扱っても、そのときの外部からの衝撃や負荷 等が磁気的付着力に比して大きいときには、首12、腕13、脚14その他の可 動部が胴体11から強制的に外れることで、可動部自体の折損・損壊等を未然に 防止させる。 また、首12、腕13、脚14その他の可動部と、胴体11との継手箇所にお ける凹凸状面部24、25が夫々相対向するよう配置させた筒状の一対の非磁着 性継手部材16、21は、磁気付着力を介しての凹凸状面部24、25同士の接 合する組合せ位置を変更させることで、胴体11に対する首12、腕13、脚1 4その他の可動部の方向性を自由に設定させ且つ維持させる。 さらに、筒状の一方の非磁着性継手部材16における磁石収納体19の永久磁 石18の磁力線を非磁着性継手部材16の他端開口側から継手軸方向に沿って外 方へ漏洩させることにより、磁力が作用する方向を継手軸方向のみに限定規制さ せ、常時一定した磁気的吸引力を維持させる。
【0007】
以下、図面を参照して本考案の実施の形態を、人形・玩具等の可動部に実施し た場合のものとして説明するに、図1乃至図3において示される第1の実施の形 態における符号10は、人形・玩具等における例えばロボット形態の胴体11に 対し、関節部位である該胴体11と首12、腕13、脚14その他の可動部との 継手箇所に介設した可動部ジョイント構造本体である。
【0008】 該可動部ジョイント構造本体10は、図1、図2に示すように、内底中央に取 付用孔部15が形成された胴体11の凹状の継手箇所に対し、筒状をした合成樹 脂製による一方の非磁着性継手部材16を外周の環溝17が取付用孔部15に嵌 着されるようにして付設させ、該一方の非磁着性継手部材16には、ディスク形 状をした永久磁石18が収納された有底筒形の磁石収納体19を筒孔の一端開口 側から内部に嵌着させ、該永久磁石18の磁力線を筒孔の他端開口側から継手軸 方向に沿って外方へ発生させるように配置する。一方、内底中央に取付用孔部2 0が形成された首12、腕13、脚14その他の可動部の凹状の継手箇所に対し 、筒状をした合成樹脂製による他方の非磁着性継手部材21を外周の環溝22が 取付用孔部20に嵌着されるようにして付設させ、他方の非磁着性継手部材21 には、前記永久磁石18に対向して略ボルト形状をした磁着可能な磁性部材23 をボルト頭部を表側にして筒孔の一端開口側に嵌着させる。そして、該永久磁石 18と磁性部材23との磁気付着力を介して首12、腕13、脚14その他の可 動部の方向性を任意に設定させ且つ維持させながら胴体11にジョイントできる ように構成してある。
【0009】 また、図1に示すように、一方の非磁着性継手部材16および他方の非磁着性 継手部材21の外側平面部には、例えば夫々波形歯状をした凹凸状面部24、2 5を夫々相対向するよう配設させてあり、中央に配置した永久磁石18と磁性部 材23とが夫々磁気結合した状態で夫々の凹凸状面部24、25が当接噛合する ように位置決めしてある。したがって、永久磁石18と磁性部材23との磁気付 着力を介しての両凹凸状面部24、25の凹凸の組合せ位置で首12、腕13、 脚14その他の可動部の方向性を可変設定させ且つ維持させることにより人形・ 玩具等のポーズや位置決めを可能にするのである。また、図2に示すように、凹 凸状面部24は継手中心軸に向けて凹状のテーパを施してあり、且つ凹凸状面部 25は継手中心軸に向けて凸状のテーパを施してあり、相互間に軸ずれを生じさ せないようにしてある。
【0010】 前記永久磁石18は、具体的には鉄属遷移金属と希土類金属の化合物からなる 永久磁石である所謂希土類磁石を使用させてあり、例えばSm−Co、Nd−F e−B等が挙げられる。また、前記磁性部材23は磁着可能な材料である例えば 鉄等の重金属が挙げられる。いずれにしてもこれら永久磁石18と磁性部材23 との磁気的付着力により、胴体11に対して首12、腕13、脚14その他の可 動部を結合でき、またその磁気的付着力に比し大きな外部からの衝撃や負荷等に よっては容易に外れるようにしてある。
【0011】 次に、上記の実施の形態における人形・玩具等の可動部に実施した場合のジョ イント装置の組立の一例を説明するに、図3に示すように、胴体11、首12、 腕13、脚14等は夫々が予め2分割されており、先ず2分割されている首12 、腕13、脚14等の前面側と後面側とを夫々接合させる際に、先ず永久磁石1 8を収納させた有底筒形の磁石収納体19を一方の非磁着性継手部材16の筒孔 の一端開口側から内部に嵌着させ、首12、腕13、脚14に対応した胴体11 の継手箇所に対し、一方の非磁着性継手部材16を外周の環溝17が取付用孔部 15に嵌着されるようにして固定させる。一方、他方の非磁着性継手部材21に 、前記永久磁石18に対向して略ボルト形状をした磁性部材23をボルト頭部を 表側にして筒孔の一端開口側に嵌着させ、首12、腕13、脚14その他の可動 部の凹状の継手箇所に対し、筒状をした他方の非磁着性継手部材21を外周の環 溝22が取付用孔部20に嵌着されるようにして固定させる。次いで、永久磁石 18と磁性部材23との夫々を磁気結合させるのに伴なって夫々の凹凸状面部2 4、25同士を当接噛合させることにより胴体11に対して首12、腕13、脚 14がジョイントされるのである。
【0012】 このとき、永久磁石18と磁性部材23との磁気的付着力を介しての両凹凸状 面部24、25の凹凸の組合せ位置で首12、腕13、脚14その他の可動部の 方向性を可変設定させることにより人形・玩具等のポーズや位置決めを自由に変 更させれば良いのである。また、童幼児が乱暴に扱っても、磁気的付着力に比し て引張・屈曲方向に対する外部からの衝撃や負荷等が小さい場合には、この強力 な磁気的付着力が存続するために、首12、腕13、脚14その他の可動部は胴 体11から容易に外れるようなことがなく、人形・玩具等としての常時一定のポ ーズを安定維持することができる。
【0013】 一方、磁気的付着力に比して首12、腕13、脚14その他の可動部自体が折 損・損壊する程度に引張・屈曲方向に対する外部からの衝撃や負荷等が大きい場 合には、折損・損壊する以前に首12、腕13、脚14その他の可動部ジョイン ト構造本体10自体が胴体11から強制的に分離されることによって、可動部自 体の折損・損壊等を未然に防止させるのである。さらに、人形・玩具等をボック ス内に収納しておく場合には、首12、腕13、脚14その他の可動部を胴体1 1から予め分離しておいてから個々に収納させれば良く、これにより一層コンパ クトに収納させることができるのである。
【0014】 尚、本実施の形態では一方の非磁着性継手部材16および他方の非磁着性継手 部材21夫々に対して別構成の永久磁石18と磁性部材23を付設しているが、 その他の構成として図示を省略したが、一方の非磁着性継手部材16自体および 他方の非磁着性継手部材21自体を永久磁石18と磁性部材23の材料により一 体形成して構成することも可能であり、その構成に基づく作用効果は上記実施の 形態と略同じなのでその説明を省略する。
【0015】 また、図4、図5には第2の実施の形態が示されており、第1の実施の形態を 示した図1乃至図3と同一の構成部分については同一の符号が付されることでそ の詳細な説明は省略されている。この第2の実施の形態にあっては第1の実施の 形態における一方の非磁着性継手部材16および他方の非磁着性継手部材21の 外側平面部に形成した凹凸状面部24、25が円周上に配列した多数の穴26と 突起27とにより構成されているものである。すなわち、凹凸状面部24は、複 数の例えば略半球状の穴26を継手中心軸の廻りに円周上に沿って隣接させて形 成する一方、凹凸状面部25は、穴26に対向して複数の例えば略半球状の突起 27を継手中心軸の廻りに円周上に沿って隣接させて形成してあり、穴26と突 起27とを相互に回転位相させながら任意の位置で係合可能にしてある。
【0016】
以上の如く本考案のジョイント装置によれば、例えば人形・玩具等における関 節部位である首12、腕13、脚14その他の可動部側の継手箇所に付設された 磁性部材23もしくは永久磁石18と、該首12、腕13、脚14その他の可動 部側の継手箇所に対向する胴体11側の継手箇所に付設された永久磁石18もし くは磁性部材23との磁気的付着力を介して首12、腕13、脚14その他の可 動部の方向性を任意に設定させながらジョイントさせた構成としたので、胴体1 1に対して首12、腕13、脚14その他の可動部の方向性を設定し且つ維持さ せることで人形・玩具等のポーズ、位置決め等を可能にすることができる。
【0017】 また、人形・玩具等を童幼児が乱暴に扱っても、可動部自体の折損・損壊等を 未然に防止することができる。すなわち、磁気的付着力に比して引張・屈曲方向 に対する外部からの衝撃や負荷等が小さい場合には、この強力な磁気的付着力が あるために、首12、腕13、脚14その他の可動部が胴体11から外れること がなく、人形・玩具等としての常時一定のポーズを安定維持させておくことがで きる。一方、磁気的付着力に比して首12、腕13、脚14その他の可動部自体 が折損・損壊する程度に引張・屈曲方向に対する外部からの衝撃や負荷等が大き い場合には、折損・損壊する以前に首12、腕13、脚14その他の可動部自体 が胴体11から強制的に分離されるので、可動部自体の折損・損壊等を未然に防 止させるのである。さらに、人形・玩具等をボックス内に収納しておく場合には 、予め首12、腕13、脚14その他の可動部を胴体11から分離しておけば、 より一層コンパクトに収納させることができるばかりでなく、再組み立ても極め て簡単である。
【0018】 また、首12、腕13、脚14その他の可動部と、胴体11との継手箇所にお ける凹凸状面部24、25が夫々相対向するよう配置させた筒状の一対の非磁着 性継手部材16、21は、磁気付着力を介しての凹凸状面部24、25同士の接 合する組合せ位置を回転位相して任意に変更させることで、胴体11に対する首 12、腕13、脚14その他の可動部の方向性を自由に設定することができ且つ 維持することができる。
【0019】 さらに、筒状の一方の非磁着性継手部材16における磁石収納体19の永久磁 石18の磁力線を非磁着性継手部材16の他端開口側から継手軸方向に沿って外 方へ漏洩させることにより、磁力が作用する方向を継手軸方向のみに限定規制さ せ且つ常時一定した磁気的吸引力を維持することができるため、胴体11に対す る首12、腕13、脚14その他の可動部の保持安定性を一層保障することがで きる。
【0020】 また、本考案に係るジョイント装置は、童幼児等が遊ぶための人形・玩具等に おける首、腕、脚その他の可動部の胴体に対する各継手箇所の回動を可能にした 着脱自在な連結に限らず、例えばブロック玩具における各ブロック体・各ピース 体相互、自動車玩具における自動車自体相互その他の玩具自体相互の着脱自在な 連結にも利用できるのである。さらには、継手箇所に発生する磁気的付着力を介 して連結させることができるから、日用品・雑貨、各種産業機器等における各種 部材相互の連結にも応用でき、しかも、それらの連結部位においての外部からの 衝撃、負荷その他があった場合には強制的に分離されることで、その連結部位に おける破損等が生じないようにすることができるものである。
【図1】人形・玩具等の可動部に実施した場合の本考案
の第1の実施の形態における概略斜視図である。
の第1の実施の形態における概略斜視図である。
【図2】同じく断面図である。
【図3】同じく組立状態を示す分解斜視図である。
【図4】同じく本考案の第2の実施の形態における概略
斜視図である。
斜視図である。
【図5】同じく断面図である。
【図6】従来技術を示した分解斜視図である。
1…胴体 2…首 3…腕 4…脚 5…フランジ部 6…継手軸部 7…軸孔 7a,7b…凹
部 10…可動部ジョイント構造本体 11…胴体 12…首 13…腕 14…脚 15,20…取
付用孔部 16,21…非磁着性継手部材 17,22…環
溝 18…永久磁石 19…磁石収納
体 23…磁性部材 24,25…凹
凸状面部 26…穴 27…突起
部 10…可動部ジョイント構造本体 11…胴体 12…首 13…腕 14…脚 15,20…取
付用孔部 16,21…非磁着性継手部材 17,22…環
溝 18…永久磁石 19…磁石収納
体 23…磁性部材 24,25…凹
凸状面部 26…穴 27…突起
Claims (7)
- 【請求項1】 分離解体可能に連結される部材相互を着
脱自在に連結するジョイント装置において、いずれか一
方の部材の継手箇所に付設された磁性部材もしくは永久
磁石と、他方の部材の継手箇所に付設された永久磁石も
しくは磁性部材との磁気的付着力を介して部材相互をジ
ョイントするようにしたことを特徴とするジョイント装
置。 - 【請求項2】 一方の部材の継手箇所と他方の部材の継
手箇所には、凹凸状面部を夫々相対向するよう配置させ
た筒状の一対の非磁着性継手部材が夫々付設され、前記
磁気付着力を介して凹凸状面部同士が接合する組合せ位
置で部材相互の方向性を設定し且つ維持するようにした
請求項1記載のジョイント装置。 - 【請求項3】 一方の非磁着性継手部材は、永久磁石が
収納された有底筒形の磁石収納体を非磁着性継手部材の
一端開口側から内部に嵌着し、該永久磁石の磁力線を他
端開口側から継手軸方向に沿って外方へ発生させるよう
に配置すると共に、他方の非磁着性継手部材には、前記
永久磁石に対向して磁着可能な磁性部材を一端開口側に
嵌着配置させた請求項1または2記載のジョイント装
置。 - 【請求項4】 部材は、人形・玩具その他の玩具体自体
あるいはこれらの玩具体における各部位の継手箇所の構
成各部材である請求項1乃至3のいずれか記載のジョイ
ント装置。 - 【請求項5】 一方の部材は、人形・玩具その他の玩具
体における胴体側であり、他方の部材は、この胴体側に
連結される首、腕、脚その他の可動部側である請求項1
乃至4のいずれか記載のジョイント装置。 - 【請求項6】 人形・玩具等における首、腕、脚その他
の可動部側の継手箇所に付設された磁性部材もしくは永
久磁石と、該首、腕、脚その他の可動部側の継手箇所に
対向する胴体側の継手箇所に付設された永久磁石もしく
は磁性部材との磁気的付着力を介して首、腕、脚その他
の可動部の方向性を任意に設定させながらジョイントす
るようにしたことを特徴とするジョイント装置。 - 【請求項7】 人形・玩具等における首、腕、脚その他
の可動部側の継手箇所と、胴体側の継手箇所には、凹凸
状面部を夫々相対向するよう配置させた筒状の一対の非
磁着性継手部材が夫々付設され、一方の非磁着性継手部
材には、永久磁石が収納された有底筒形の磁石収納体を
一端開口側から内部に嵌着し、該永久磁石の磁力線を他
端開口側から継手軸方向に沿って外方へ発生させるよう
に配置すると共に、他方の非磁着性継手部材には、前記
永久磁石に対向して磁着可能な磁性部材を一端開口側に
嵌着配置させ、該永久磁石と磁性部材との磁気付着力を
介して首、腕、脚その他の可動部の方向性を設定し且つ
維持させるようジョイントするようにしたことを特徴と
するジョイント装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998000409U JP3051996U (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | ジョイント装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998000409U JP3051996U (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | ジョイント装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3051996U true JP3051996U (ja) | 1998-09-11 |
Family
ID=43186128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998000409U Expired - Lifetime JP3051996U (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | ジョイント装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3051996U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015503396A (ja) * | 2011-12-28 | 2015-02-02 | 株式会社シンシア・ジャパン | 磁石装着用部品およびこれを含む磁石玩具 |
JP2017518196A (ja) * | 2014-06-05 | 2017-07-06 | ソフトバンク・ロボティクス・ヨーロッパSoftbank Robotics Europe | 人型ロボットの関節接合された肢を事前配置しかつ着脱可能に取り付けるためのデバイス |
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1998
- 1998-01-23 JP JP1998000409U patent/JP3051996U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015503396A (ja) * | 2011-12-28 | 2015-02-02 | 株式会社シンシア・ジャパン | 磁石装着用部品およびこれを含む磁石玩具 |
JP2017518196A (ja) * | 2014-06-05 | 2017-07-06 | ソフトバンク・ロボティクス・ヨーロッパSoftbank Robotics Europe | 人型ロボットの関節接合された肢を事前配置しかつ着脱可能に取り付けるためのデバイス |
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