JPH0425813A - 変倍レンズ - Google Patents

変倍レンズ

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JPH0425813A
JPH0425813A JP13049490A JP13049490A JPH0425813A JP H0425813 A JPH0425813 A JP H0425813A JP 13049490 A JP13049490 A JP 13049490A JP 13049490 A JP13049490 A JP 13049490A JP H0425813 A JPH0425813 A JP H0425813A
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JP
Japan
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group
lens
positive
object side
negative
Prior art date
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Pending
Application number
JP13049490A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Hata
秦 和義
Yukio Maekawa
前川 幸男
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0425813A publication Critical patent/JPH0425813A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 の 本発明は、変倍レンズに関するものであり、特にビデオ
カメラや電子スチルカメラ等の小型カメラ等に適用可能
な変倍比の大きい変倍レンズに関するものである。
支末立改夏 近年、電子部品のパッケージ化や集積率の向上によレバ
 ビデオカメラ等のカメラ本体ついて、重量・体積とも
格段にコンパクト化が進んでいる。
一方、その価格面,コスト面においても低廉価が著しい
.しかし、カメラ全体に占めるレンズの重量・体積・コ
ストに関し、その絶対値は少しずつ改善されてはいるも
ののカメラ全体に対する相対値は年々上昇している状況
にある。このような状況において、コンパクト化や低コ
スト化の要請が、より強いものになってきている。
一方、撮像素子の小型化による照度不足を補うための大
口径比化や、更には高画素化・高解像度化に対応するた
めの収差性能の高性能化というような、より高い機能が
レンズに求められてきているという側面もある。
現在、特にビデオカメラ分野では、変倍比が6倍程度の
変倍レンズが主流である。このように高変倍比であって
、且つFナンバーがFl.6程度の大口径比のものとし
ては、4群又は5群から成るズームレンズが従来より数
多く提案されている。しかし、その大半は13〜15枚
程度のレンズから構成されているため、コンパクト化,
低コスト化等の現在の要求を満足しうるものとはいえな
くなってきている。
そこで、最近ではかかる要求を満足させるため、非球面
を用いることによってレンズの構成枚数を削減する傾向
にある。
例えば、特開昭57−27219号に開示されているズ
ームレンズは、6倍ズームではないが、正負正の3群よ
り成る系で、第1群を像点位置補正群(コンペンセータ
)、第2群を変倍群(バリエータ)として光軸上を移動
させ、各群に非球面を1面ずつ用いることによって、F
l.6の3倍ズームを12枚のレンズで構成している。
しかし、このズームレンズではそのスペックからして構
成枚数が少ないとはいえない。
また、変倍時に第3群を移動させていないため、必然的
に第1群がコンペンセータレンズ群として移動する必要
がある。そのとき6倍程度の高変倍を達成しようとする
と、ワイド端やミドル域(中間焦点距離)で第1群がか
なり物体側に移動するようなズーム解になってしまう。
そのため、第1群(前玉)の径が4群及び5群より成る
ズームレンズに対してかなり大きくなり、重量が相当重
くなる。
これに対し、4群系ズームレンズでレンズ形状・配置や
非球面の配置をかなり有効に行い、構成枚数を大幅に削
減したものとして、特開昭61−110112号や特開
昭60−107013号に開示されたものがある。
特開昭61〜110112号では、正負負正の4群系で
各群を簡潔に構成し、4面の非球面を有効に用いること
により全系でわずか8枚の構成で6倍ズームを達成して
いる。
また、特開昭60−107013号には、正負正正の4
群系で8枚構成スペックがF2.0の4倍ズームの模式
%式% その他、特開昭63−304218号、特開昭64−4
4907号。
特開平1−223408号等において、第2群を1枚、
第1群を1又は2枚とした正負正の3群系から成り、非
球面を用いて枚数削減を図った変倍比2〜3倍。
Fナンバー2〜4程度のズームレンズが提案されている
。これらのレンズタイプは、変倍の主役であり且つ変倍
に際し光軸上を大きく移動する第2群が、負の単レンズ
1枚で構成されている。従って、第2群内での色収差補
正がなされていないために、変倍による色収差の変動が
大きく、この色収差変動は非球面を多用しても改善しつ
るものではない。よって、6倍クラスの高変倍比のもの
を実現するのは難しい。
特開昭64−91110号では、本出願人が提案した特
開昭64−88511号の3群ズームレンズとほぼ同じ
ようなレンズ形状、構成のズームレンズが提案されてい
る。但し、第2群に相当する部分を2枚の負レンズより
成る負群と1枚の正レンズより成る正群とに分離し、レ
ンズ形状の見かけは3群系であるが実質的な構成を4群
系としている。そして、構成枚数を3群系並みの8〜1
1枚に押さえつつ、3倍ズームを実現している。その変
倍は上述した負群(実質第2群)と正群(実質第3群)
とをそれぞれ独立に移動させることにより行なっている
しかし、この4群ズームレンズは、独立移動の第2群と
第3群のそれぞれにおいて群内での色収差補正が完結し
ていないために、高変倍に応用したときには変倍による
両群の相対的位置の変動により色収差変動を十分に抑え
きれない。このズームレンズでは変倍比を3倍にとどめ
つつズーム解を工夫することによって色収差変動を抑え
ているが、これを6倍ズームにするのはかなり困難であ
る。
特開平1−185608号は、非球面を多用することに
よって特開昭64−91110号で提案されているズー
ムレンズの構成枚数を減らしつつ6倍ズームにまで発展
させたものといえる。つまり、特開昭64−91110
号において、第2群を負の単レンズ1枚、第3群を正の
単レンズ1枚にし、第4群も簡略化している。しかし、
これにおいても上述した色収差変動が大きいため、その
ズーム解の工夫をがなり施しであるもののまだ残存色収
差が大きい。更に、色収差補正にかなりのウェートをお
いたズーム解になっているため、移動群である第2群と
第3群の移動量がかなり増しており、その結果全長が長
くなっている。特に、重量に大きな影響を与える前玉の
外径が既存の同スペックの一般的なものに比べ、かなり
大きくなっている。
更に、特開平1〜185608号と同じく正負正正の4
群系の構成で色収差変動も抑えることができるズームレ
ンズが、特開平2−39011号に開示されている。
これには非球面が3面用いられており、Fl、4の6倍
ズームが8枚で構成されている。コスト面、性能面、大
きさの面から見れば実現可能性はあるが、前玉の径が小
さいとは言えず、重量的には既存のものに対してさした
る優位性がない。また、第3群と第4群との間隔が大き
く、且つ第3群出射後の光束がほぼアフォーカルに第4
群に入射するため、第4群を簡単な構成とすると不必要
にバックフォーカスが長くなる。従って、全長の短縮化
にも限りがある。さらに、収差図には表われにくいサジ
タル方向のコマ収差(リンネンフェラー)が非常に大き
く、軸外の性能劣化が大きいという問題がある。
一方、本出願人はコンパクト化とレンズの枚数削減に対
応するため、特開昭64−74519号や同64−88
511号等において、非球面を用いることなくわずか8
枚又は9枚のレンズから成る正負正の3群系のズームレ
ンズを提案した。これらのズームレンズは非常にコンパ
クトで性能も良好ではあるものの変倍比は2〜3倍程度
であり、要求されている高変倍比は実現されていない。
また、これらと同様の正負正の3群系で各群を移動させ
ることによシバ レンズの枚数削減、高変倍化を目的と
し、−眼レフ用やコンパクトカメラ用として提案された
ズームレンズが、特開昭54−30855号、同54−
80143号、特開平2−39116号等に開示されて
いる。変倍比と構成枚数は、順に2.4倍/10枚、3
倍/11枚、3倍/12枚である。
が        と  る 上記従来例から分かるように、3群系で変倍比が6倍の
ズームレンズは実現されていない。その結果、変倍比6
倍を達成するには、4群以上の群から構成されているこ
とが、必要条件と考えられている。つまり、3群以下の
構成では、変倍比はたかだか3倍程度が限界と考えられ
ている。構成枚数や大きさという観点に立てば、3群系
が4群系より有利であるのは明らかである。しかし収差
補正上、球面系で構成されるレンズ系において、また、
非球面を球面系の微小改良的な位置づけとしてとらえれ
ば非球面を用いたレンズ系においても、3群系では適正
なズーム解及び各レンズ構成が得られないということが
、かなりの試行錯誤を通して間接的に証明され、半ば常
識的なものとなっている。このことが今日に至っても3
群系の6倍ズームレンズが存在しない原因となっている
のではないかと思われる(前記特開昭57−27219
号。
同83−304218号、同64−44907号、特開
平1−223408号等がこれに相当する)。
しかし、非球面というものは球面系の単純な延長にのみ
位置づけられるものに終わるのではなく、非球面を用い
たからこそ実現できるようなレンズ系も存在するという
ことは、収差論からも明らかにされている。
そこで、かかる状況に鑑み、本発明では高変倍比且つ大
口径比であり、しかもコンパクト化、低コスト化及び収
差の高性能化が達成された変倍レンズを提供することを
特徴とする特に、コンパクト化やレンズの構成枚数削減
を行なうのにより有利な3群系に非球面を有効に用いる
ことによって、変倍比が6倍程度でFNOが1.6程度
の明るい変倍レンズを、高い性能を保持しつつ実現する
ことを目的とする。
は、 物体側より順に正の屈折力を有する第1群、負の屈折力
を有する第2群及び正の屈折力を有する第3群の3群か
ら成り、 前記第2群及び第3群は変倍時に光軸上を移動し、 前記各群は各々の群内で色収差補正を完結させるため各
群の屈折力と逆の符号の屈折力を有すると共に高分散材
料から成るレンズを少なくとも1枚含み、 前記第3群は5枚以下のレンズから成り且つ少なくとも
1面の非球面を有し、 以下の条件式■を満足することを特徴としている。
0、18<φI/lφII l <o、30  ・・・
・・・■ここで、 φ■:第1群の合成屈折力 φ■:第2群の合成屈折力 である。
一般にズームレンズにおいてコンパクト化を図るために
は、全長を短くし更に移動量も少なくする必要がある。
本発明では、鏡胴構成を含めたコンパクト性と充分なバ
ックフォーカスを確保するため、正負正の3群系として
いる。
上記の3つの群のうち、中央の負の第2群の屈折力を強
くシ、光軸上を移動させることにより、主に変倍を実現
している。これに呼応して少なくとも正の第3群は、像
点位置の変動を抑えるためと更にはコンパクト化を達成
するために移動させるような構成をとっている。
この理白は、第3群はその屈折力が第1群に対し強くな
るのが一般的でそのため少ない移動量で像点位置の変動
を補正できるという長所を有するからである。
従って、変倍に際し第2群と共に少なくとも第3群が光
軸上を移動することが、3群系において6倍程度の変倍
比を達成するための必要条件である。
移動レンズ群の数が多いほどコンパクト化や収差補正上
は有利ではあるが、一方で鏡胴構成上からはコストアッ
プ要因になるのも見落とせない。
もし、このコスト差がかなり大きく、変倍時の移動レン
ズ群を2つにしたいという制約が入った場合は、第1群
を固定して変倍時の移動群を第2群及び第3群の2つと
し、第3群をテレ端からワイド端への変倍に際し、−旦
物体側へ移動し途中でUターンしてくるような軌跡を描
く構成にするのが、コンパクト化及び収差補正上望まし
い。
また、特に第1群が固定のときにおいては、TTL方式
のオートフォーカスと組み合わせてこの第3群を合焦レ
ンズとして兼用して稼働させることにより、第2群の移
動との関係を規定するためのカム環を不要とすることが
できるというメリットもある。
逆に、第3群を変倍時に固定したときは、必然的に第1
群がコンペンセータ的な役割を有することになるが、そ
の動きが物体側に凸若しくはワイド端からミドル域にか
けてかなり物体側に移動するようなズーム解となってし
まい、ミドル域やワイド端での周辺光の第1群によるケ
ラレが大きくなってきて、照度確保のために第1群(前
玉)の径を相当大きくする必要が生じ、重量増加が著し
くコンパクト化を達成できなくなってしまう。
また、もう一つ第3群を可動群とすることのメリットと
しては、上述のTTL方式のオートフォーカスを前提と
したとき、この第3群の移動により超近接撮影も可能に
なるということがあげられる。
さて、本発明では上記のように条件式■を満足する構成
となっている。
前述した特開昭64−88511号等で提案したズーム
レンズは、3群系で同様な構成をとるが、それと比較し
て本発明では第1群の屈折力φIを弱めにし、相対的に
第2群を強めにすることにより、6倍クラスの変倍系に
おいて所望のズーム解を得ることができるようにしてい
る。
条件式■は第1群と第2群との屈折力のバランスを示す
ものである。第2群に主に変倍機能を集中し、且つ他の
移動群の動きをコンパクト化と性能保障上有利に規制す
るために、この条件を満足することが必要となる。この
条件式■の下限をこえると、第2群出射後の発散光束の
発散度合が増し、第3群が大型化すると共に第2群、第
3群での収差発生量が激増するため、それぞれを簡単な
構成で実現することが難しくなり、性能劣化も大きい。
逆に上限をこえると、第3群の移動パターンが変わって
きて、高変倍ズームではワイド端においてかなり物体側
に移動するようになる。その結果、テレ端における第2
群との空気間隔をかなり大きくとる必要が生じ、これも
コンパクト化を損なう結果となる。同時に前玉外径も大
きくする必要が生じるという問題もある。
正負正の3群ズームにおいて、6倍にもわたる変倍を行
なっても色収差の変動を十分小さくするためには、各群
で十分な色補正が完結される必要がある。そのため全群
に群の屈折力と逆符号で且つ高分散材料を用いたレンズ
を少なくとも1枚用いることが必要である。各群で色補
正されていないと、変倍時各群間の相対距離が変化する
と、色収差の変動が生じ、6倍クラスの高変倍レンズで
は劣化が著しい。
前記第2群が像側に強い面を向けた負メニスカスレンズ
、両凹の負レンズ及び物体側に強い面を向けた高分散正
レンズから構成されているのが好ましい。第2群は強い
屈折力を有する上に、変倍時に光軸上を大きく移動する
ため、収差の発生量が大きく、このような配置が最適で
ある。
更に、それに続く前記第3群が物体側より順に、1つ又
は2つの正レンズ成分から成り第2群出射後の発散光束
を収束光束に屈折させるための強い正の屈折力を有する
物体側群と、高分散負レンズ及び1枚又は2枚の正レン
ズとから成る像側群とから構成されており、 以下の条件式■を満足するのが好ましい。
1.3〈φm11/φI<6.0  ・・・・・・■こ
こで、 φ■0:第0:の物体側群の合成屈折力である。
条件式■の下限を下回って第3群の物体側の屈折力を弱
くすると、第2群出射後の発散光束を十分収束させるこ
とができず、後続の像側群が大釜化する上、像側群での
収差発生量が大きくなる。
また、不必要にバックフォーカスが長くなり、全長を短
縮化しがたくなる。逆に、上限を上回って物体側群の屈
折力を強くし過ぎると、像側群にある色収差補正用の高
分散負レンズをもってしても十分な色収差補正が不可能
(特に細土色収差)となる上、バックフォーカスも短く
なりすぎるという問題が生じる。
第3群は第2群出射後の発散光束を屈折させ、最終的に
結像させるという重要な役割を果たす必要が有り、従来
5〜6枚以上のレンズで構成されていだが、本発明では
第3群を上記構成にすることによって5枚以下にて構成
している。前記物体側群が第2群出射後の発散光束を強
く屈折させ収束光束として後続の像側群に導くことによ
り、像側群を小さくコンパクトにすることができ、像側
群での発生収差を小さくすることができる。また、像側
群は、色収差と共に軸外収差を主に補正する。
従来の4群又は5群より成るズームレンズにおいては、
第3群若しくは第4群又はそれらの一部で、本発明の第
3群の物体側群と同じく、第2群出射後の発散光束を正
の屈折力で受けるが、これらはせいぜいアフォーカルぐ
らいまで光束を屈折させるだけであり、後続群は本発明
のものより大きくなってしまう。
前記第1群は物体側に凸の高分散負メニスカスレンズと
、物体側に強い面を向けた正レンズとから構成されてい
ることが好ましい。従来、第1群は3枚のレンズから成
るものが多かったが、上記のように2枚のレンズでも構
成することができる。
最も物体側の面が正の屈折力を有し、且つ最も物体側の
レンズが負の屈折力を有することにより、軸上光束、軸
外光束共にその収差発生量を最小化することが可能であ
る。
さらに以下の条件式■を満足するとよい。
fw・φI>0.15  ・・・・・・■ここで、 fW:ワイド端における全系の合成焦点距離 である。
条件式■は、第1群の屈折力の下限を規定するものであ
る。正負正の3群系においては第1群の屈折力はレンズ
全系の大きさを決定する上での大きな要因となるもので
ある。下限を下回ると第2群の移動量や前玉の外径が大
きくなるため、コンパクト化を達成するためにはこの条
件を満足するように第1群の屈折力を設定するのが好ま
しい。
次に、前記第3群を3枚又は4枚のレンズで簡単に構成
する具体例について説明する。
前記第3群が物体側より順に、1枚の正レンズから成る
物体側群と、1枚の負レンズ及び1枚の正レンズから成
る像側群とから構成されているのが好ましい。
また、前記第3群が物体側より順に、1枚の正レンズか
ら成る物体側群と、1枚の正レンズ及び1枚の像側に凸
の負メニスカスレンズから成る像側群とから構成されて
いるのが好ましい。
これらの有効な3枚構成では、非球面を第3群に2面以
上用いるのが好ましい。
前記第3群が物体側より順に、2枚の正レンズから成る
物体側群と、像側に強い屈折面を向けた1枚の負レンズ
及び1枚の正レンズから成る像側群とから構成されてい
るのが好ましい。
前記第3群が物体側より原に、1枚の正レンズから成る
物体側群と、両凹負レンズ及び2枚の正レンズから成る
像側群とから構成されているのが好ましい。
これらの有効な4枚構成によれば、第3群に用いる非球
面は1面でも有効である。
尚、第3群に用いる非球面は球面収差の補正力を強化す
る上で有効であり、特に物体側群に配するのが有効であ
る。像側群へ配した場合、軸外収差にも有効である。そ
して、基本的には第3群で正のレンズが発生する収差が
問題となるため、第3群中の非球面のうち少なくとも1
面は正レンズに配するのがよい。更にその非球面は光軸
から離れるに従い、近軸積率半径に相当する基準面より
の偏移量が屈折力を弱める方向に単調に増すような形状
とすることが望ましい。但し、複数個の非球面を第3群
内に用いる場合、特により像側の非球面の形状がこのよ
うにならない場合もある。
前記第1群、第2群及び第3群がいずれも変倍時に移動
する構成としてもよい。
更に、前記第1群が物体側に凸の高分散負メニスカスレ
ンズと物体側に強い面を向けた正レンズから成り、前記
第3群が1枚の高分散負レンズと2枚又は3枚の正レン
ズから成っているのが好ましい。
尚、第3群を上記のように構成すれば、第1群及び第2
群に非球面を用いなくても良好な性能を得ることができ
る。但し、より高精度の収差補正を望む場合には、第1
群及び第2群にも非球面を用い、変倍による収差変動を
一層小さくすることは非常に有効である。
スl引 以下、本発明に係る変倍レンズの実施例を示す。
但し、各実施例において、r、〜r21は物体側から数
えた面の曲率半径、d、〜d2θは物体側から数えた軸
上面間隔を示し、N、〜Nll!、シ、〜ν1Bは物体
側から数えた各レンズのd線に対する屈折率、アツベ数
を示す。また、fは全系の焦点距離、FNOはFナンバ
ーを示す。
尚、実施例中、曲率半径に*印を付した面は非球面で構
成された面であることを示し、非球面の面形状を表わす
次式で定義するものとする。
ここで、X[l:光軸方向の基準面からの偏移量r:近
軸曲率半径 h:光軸と垂直な方向の高さ Alx1次の非球面係数 ε:円錐定数 である。
また、各実施例について、条件式■中のφI/φI[1
,条件式■中のφII′I/φ工及び条件式■中のfw
・φ工の値をそれぞれ示す。
〈実施例1〉 f=52.5〜20.0〜9.24  F No = 
2.28〜1.63〜1.63良!主fl、−juJn
旧」 1捏! ヱヱ△1d21.500 2.300 19.719 1、600 (L2 3.50O 1,77250 シロ 49.77 −32.011 d+i 4.600 r+4 21.532 r12  :  ε=0.10000X 10Aaニー
0.53927X10−’ Ae=0.35786X 1O−7 As;−0,23485X 1O−8 r+?  :  t =O,100OOX 10Aa 
;0.21957X 10−’ Aa”0.74721X10−” Ag3−0.12133X10−” 条遣」江Σ朕[F] φI/l  φ■ φDIII/φ工 fw ・ φ 1 〈実施例2〉 =2.42 = 0.269 =0.188 f=52.5〜20.0〜9.24 F NO−2,33〜1.63〜1.63皿邊りソLJ
L二面」ソ【 履1筋監 1匹宴Σ数 1.500 26.688〜12.583〜0.99913.850 2.500 L4 1.800 r+s 弁」1【係1L r目 : ε=O,100OOX 10A4=−0,1
3956X 10−’ Aaニー0.30388X 10−’ Aa=−0,73196X 10−” r15 : ε=0.100OOX 10AJ=−0,
10319x 1O−3 As:0.93840X 1O−7 As=0.15434X 10−@ 条」シ(豆4Σ及 φ 工/  φ■ φm+1/φ工 fw  ・ φ 工 〈実施例3〉 f=52.5〜20.0〜9.24  F so =2
.11〜1.63〜1.63= 2.55 = 0.267 = 0.188 d。
27.966〜13.562〜1.00032.720 2.700 rt2$−56,653 d+s 6.000〜 8゜984〜 6.372 rv 弁」■【孤lL r9 = ε=O,100OOX 10 A4=−0,73843X 10”6 Aa=−0,18456x 1O−6 As=0.95910x 1O−e r12 : ε=0.100OOX 10 Aa=0.41179x 10−’ As=0.18649X 1O−6 As=−0,82331X 10−’ r+s  :  ε=0.10000X10Aa=0.
24259x 10−’ Aa”−0,20975X 10−’ As=−0.79092x 10−’ 条」シ(豆にパ釡 φ工/  φ■ φ■11/φ工 fw ・ φ 1 〈実施例4〉 f=52.5〜20.0〜9.24 FNO=2.34
〜1.63〜1.63= 1.53 = 0.261 = 0.176 1.00O 1,74250 52,47 28,401 1”17  00 d+v  4.000  H。
rH@   C0 吏Jわ1僅1: ra  :  e =0.100OOX 10Aa=−
0,19527x 10−’ Asニー0.10374X 10−” As=0.11782X 10−’ rlI  :  ε=O,100OOX 10Aa=−
0,21619x 10−’ Ae=−0,43525X 10−’ As=−0,82218X 10−’ 1.51680 64.20 r+s  :  ε=0.10000X 10A、=−
0,11658X 1O−3 As=0.14494X 10−’ Ae”0.75439X 10”” 条羞4巨■狂[F] φI/l  φ■ φ■11/φ工 fw ・ φ 1 〈実施例5〉 f=52.5〜20.0〜9.24  Fs。= 2.
33〜1.63〜1.63LL!cJLJLII皇及L
へ1 =2.49 = 0.269 = 0.189 dt  1.500 −452.802 27.002〜12.354〜 1、000 12.9L8 22.741 15.777 20.289 2、300 1、000 1、600 2、00O 1,71300 53,93 1,84686 23,82 rll! 182.158 os 0.100 1+a 12.621 ie 6.000〜 9.169〜 6.077 r21+ r+*  : ε=0.10000X 10 A4=0.99482x 10−’ Ae=0.35011X 10−’ As”−0,25730X 10−’ 条!Lξ豆ぷレエ φ r/ φII  l =0.267 φIII’/φ ■ =3.75 fw・ φ I    =0.187 〈実施例6〉 f=52.5〜20.0〜9.24 FNO=2.30
〜1.63〜1.63皿1目目LJLIJじ引」 糺捏
蔓 1二41r2@  ■ 弁ITL孫1C r+I  :  e =O,100OOX 10A、=
−0,39274X 1O−4 Ae:0.35298X 10−’ Aaニー0.11829X 10−8 条」L&豆爬パ及 φ I/l  φ■ φIIIA/φ工 fw ・ φ 工 〈実施例7〉 f”52.5〜22.0〜9.24  FNo=2.2
0〜1.63〜1.63= 3.05 = 0.265 = 0.191 iJg   00 弁」し1係JL ra2 :  E =O,100OOX 10Aa=−
0,47415x 10−’ Aa=0.51695X 10−’ As”−0,2X291 X 10−’r+v  : 
 e =o、1oooox 10A4=0.22493
X 10−’ As=0.11076X 1O−6 Aeニー0.19515X 10−8 条ILζ℃(いり φ ■/  φ■ φ■自/φ I    =2.42 f w ・  φ I    =O,,196= 0.
287 第1図〜第7図は、前記実施例1〜7にそれぞれ対応す
るレンズ構成図であり、図中の矢印(1)。
(2)及び(3)は前記第1群(1)、第2群(II)
及び第3群(II[)のテレ端(T)からワイド端(W
)にかけての移動を模式的に示している。
第2群(n)と第3群(III)との間には絞り(A)
が設けられている。また、最後尾にローパスフィルター
やフェースプレートに相当する平板(P)を挿入した状
態で収差補正しである。
いずれの実施例においてもテレ端(T)からワイド端(
W)への変倍に際し、第2群は光軸上を物体側へ移動し
、第3群は一旦物体側へ移動し途中でUターンしてくる
ような軌跡を描く。さらに実施例1〜6は第1群が移動
せず、実施例7は第1群が物体側へ移動する全群移動タ
イプである。
尚、各実施例において変倍時に第3群の物体側群(F)
と像側群(R)との間隔等を微妙に変化させることによ
り微妙な収差変動を抑制することも可能である。
実施例1及び2では、第3群(m)中物体側より順に、
物体側群(F)を1枚の正レンズ、像側群(R)を負レ
ンズと正レンズの2枚で構成している。
実施例3では、像側群(R)を正レンズと像側に凸の負
メニスカスレンズとで構成している。
実施例4では、第2群(n)内にも非球面を用いて一層
の性能向上を図っている。
実施例1〜4では、非球面を2又は3面用いることによ
って、第3群(III)を3枚、全系でわずか8枚のレ
ンズでFl、6の6倍ズームを達成している。
実施例5では、第3群(III)の物体側群(F)を2
枚の正レンズ、像側群(R)を像側に強い屈折面を向け
た負レンズと正レンズとの2枚で構成している。
実施例6では、第3群の物体側群を1枚の正レンズ、像
側群を1枚の両凹負レンズ、2枚の正レンズで構成して
いる。
実施例5及び6では、非球面をわずか1面用いるのみで
、全系でわずか9枚のレンズでFl、6の6倍ズームを
達成している。
実施例7は、第1群、第2群及び第3群を全群移動させ
る実施例である。
尚、本発明に用いられる非球面は、直接、硝材をプレス
又は再加工して成るようなものでもよく、また薄い非球
面形状の樹脂層を貼り合わせて成るようなものでもよい 第8図〜第14図は、前記実施例1〜7にそれぞれ対応
する収差図であり、図中、(a)はテレ端での焦点距離
、(b)は中間(ミドル)焦点距離、(C)はワイド端
での焦点距離での収差を示している。
また、実線(d)はd線に対する収差を表わし、点線(
SC)は正弦条件を表わす。更に点線(DM)と実線(
DS)はメリディオナル面とサジタル面での非点収差を
それぞれ表わしている。
このように、上記実施例は6倍という高変倍比で、且つ
Fl、6という大口径比でありながら、簡単な3群系で
非常に少ない構成枚数にて良好な収差性能を達成してい
る上に、その全長・前玉外径においてもかなりのコンパ
クト化を達成しており、本発明の所望の目的を十分に果
たしている。
見豆二菱釆 以上説明したように本発明によれば、高変倍比且つ大口
径比であり、しかもコンパクト化、低コスト化及び収差
の高性能化が達成された変倍レンズを実現することがで
きる。
特に、コンパクト化や構成枚数削減を行なうのにより有
利な3群系に非球面を有効に用いることによって、変倍
比が6倍程度でFNOが1.6程度の明るい変倍レンズ
を、高い性能を保持しつつ実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図、第4図、第5図、第6図及び
第7図は、それぞれ本発明の実施例1〜7に対応するレ
ンズ構成図である。 第8図、第9図、第10図、第11図、第12図、第1
3図及び第14図は、それぞれ本発明の実施例1〜7に
対応する収差図である。 出願人  ミノルタカメラ株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)物体側より順に正の屈折力を有する第1群、負の
    屈折力を有する第2群及び正の屈折力を有する第3群の
    3群から成り、 前記第2群及び第3群は変倍時に光軸上を移動し、 前記各群は各々の群内で色収差補正を完結させるため各
    群の屈折力と逆の符号の屈折力を有すると共に高分散材
    料から成るレンズを少なくとも1枚含み、 前記第3群は5枚以下のレンズから成り且つ少なくとも
    1面の非球面を有し、 以下の条件を満足することを特徴とする変倍レンズ; 0.18<φ I /|φII|<0.30 ここで、 φ I :第1群の合成屈折力 φII:第2群の合成屈折力 である。 (2)前記第2群が像側に強い面を向けた負メニスカス
    レンズ、両凹の負レンズ及び物体側に強い面を向けた高
    分散正レンズから成ることを特徴とする第1請求項に記
    載の変倍レンズ。 (3)前記第3群が物体側より順に、1つ又は2つの正
    レンズ成分から成り第2群出射後の発散光束を収束光束
    に屈折させるための強い正の屈折力を有する物体側群と
    、高分散負レンズ及び1枚又は2枚の正レンズとから成
    る像側群とから構成されており、 以下の条件を満足することを特徴とする第2請求項に記
    載の変倍レンズ; 1.3<φIII^A/φ I <6.0 ここで、 φIII^A:第3群の物体側群の合成屈折力 である。 (4)前記第1群が物体側に凸の高分散負メニスカスレ
    ンズと、物体側に強い面を向けた正レンズとから構成さ
    れていることを特徴とする第3請求項に記載の変倍レン
    ズ。 (5)前記第3群が物体側より順に、1枚の正レンズか
    ら成る物体側群と、1枚の負レンズ及び1枚の正レンズ
    から成る像側群とから構成されていることを特徴とする
    第4請求項に記載の変倍レンズ。 (6)前記第3群が物体側より順に、1枚の正レンズか
    ら成る物体側群と、1枚の正レンズ及び1枚の像側に凸
    の負メニスカスレンズから成る像側群とから構成されて
    いることを特徴とする第4請求項に記載の変倍レンズ。 (7)前記第3群が物体側より順に、2枚の正レンズか
    ら成る物体側群と、像側に強い屈折面を向けた1枚の負
    レンズ及び1枚の正レンズから成る像側群とから構成さ
    れていることを特徴とする第4請求項に記載の変倍レン
    ズ。 (8)前記第3群が物体側より順に、1枚の正レンズか
    ら成る物体側群と、両凹負レンズ及び2枚の正レンズか
    ら成る像側群とから構成されていることを特徴とする第
    4請求項に記載の変倍レンズ。 (9)前記第1群、第2群及び第3群がいずれも変倍時
    に移動することを特徴とする第3請求項に記載の変倍レ
    ンズ。 (10)前記第1群が物体側に凸の高分散負メニスカス
    レンズと物体側に強い面を向けた正レンズから成り、前
    記第3群が1枚の高分散負レンズと2枚又は3枚の正レ
    ンズから成ることを特徴とする第9請求項に記載の変倍
    レンズ。
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