JPH04257858A - 現像処理後の水なし平版の版面保護方法 - Google Patents

現像処理後の水なし平版の版面保護方法

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JPH04257858A
JPH04257858A JP4099291A JP4099291A JPH04257858A JP H04257858 A JPH04257858 A JP H04257858A JP 4099291 A JP4099291 A JP 4099291A JP 4099291 A JP4099291 A JP 4099291A JP H04257858 A JPH04257858 A JP H04257858A
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JP
Japan
Prior art keywords
plate
protective film
solution
waterless
printing surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP4099291A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsura Hirai
桂 平井
Masabumi Uehara
正文 上原
Akira Nogami
野上 彰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湿し水不要の平版印刷
版(以下、本明細書において水なしPS版と略称)を現
像処理した後、その版面の傷つきを防止するために、剥
離可能な保護膜を形成して、版面を保護する新規な方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】水なしPS版は、露光処理の後、現像工
程、ブラシローラによる掻き取り工程、染色工程、水洗
工程などを含む処理装置により処理されるが、処理後に
シリコーンゴム層の表面(画線部)が傷付きやすく、印
刷での汚れとなるので、従来は、処理後の水なしPS版
の表面に合紙を手操作により載置する作業が行われてい
た。
【0003】この作業は非常に繁雑であるため、特開昭
64−78258号公報には、合紙を処理後の水なしP
S版の上面に自動供給すると共に、水なしPS版をほぼ
水平状態から縦置き状態にする機構により版面を保護す
ることが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の方法に
よる合紙での版面の保護では、単に合紙を重ねた水なし
PS版の間に介在させるだけであるので、印刷を必要と
する版を引き出す際に版材の端部にひっかかり合紙が剥
れたり、或いは、破れたりすることがあり、これによっ
て版面に傷が付くことがあった。また、版材を印刷機に
セットするまでの間にも版面を傷付けてしまう事故があ
った。
【0005】本発明は、上記に鑑み、現像処理の後、印
刷機にセットするまでの間に版面を傷付けることのない
、改良された版面の保護方法を明らかにすることを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る現像処理後
の水なし平版の版面保護方法は、現像処理した水なし平
版の版面上に剥離可能な保護膜を塗設すること、を特徴
とする。
【0007】次に、上記した本発明の方法を、更に詳細
に説明する。
【0008】保護膜を形成するための物質は、成膜性を
有する樹脂を主成分とする不揮発成分の溶液または分散
液であり、スプレーなどの手法による塗布、版面に対す
る供給が容易であり、乾燥ないし硬化が迅速で、形成さ
れた保護膜は、版面に対する密着性が良好で、しかも、
印刷工程に際して容易に剥離可能であることが要求され
る。
【0009】樹脂材は、水系であることが好ましく、樹
脂材を硬化させるには、紫外線を照射して硬化させる方
法、加熱により硬化させる方法の外、様々の手法が採用
されるが、硬化時間はできるだけ迅速化することが好ま
しく、硬化促進剤を添加することは好ましい手法である
【0010】また、樹脂材としては、10ポアズ以上、
好ましくは30ポアズ以上の粘度のものを利用するが、
増粘剤を添加する手法も採用することができる。
【0011】更に、版面に供給する溶液ないし分散液に
は、結着剤として有機・無機の顔料、粉末を添加するこ
とも認められる。
【0012】溶液の供給(塗布)方法や樹脂の硬化方法
は、用いられる樹脂材の種類により、最適な方法が選択
される。
【0013】塗布方法としては、ダイコーター、ブレー
ドコーター、バーコーター、エクストルージョンコータ
ー、転写コーター、グラビアロール、リバースロール等
、いずれの方法を用いてもよい。
【0014】塗布物は、シリコーンゴム層表面でのはじ
き防止のため、および硬化促進のために固形物濃度を1
0重量%以上とすることが好ましく、より好ましくは1
5%以上である。これに関して、特開昭61−2754
5号に好ましい粘度との関係が記載されている。
【0015】また、特開昭61−27546号に記載さ
れているように、高分子重合体の低級アルコール溶液を
塗布してもよい。
【0016】さらに、界面活性剤を添加して表面張力を
下げ、シリコーンゴム層表面での液はじきを抑制するこ
ともできる。好ましくは、フッ素系シリコーン系の界面
活性剤を用いる。
【0017】また、界面活性剤、シランカップリング剤
を含有する溶液を塗布したのちに、保護膜を塗布するこ
とも有効である。
【0018】塗布膜厚は、硬化ないし乾燥膜厚が3〜1
000μm、好ましくは20〜200μmとなる膜厚で
ある。
【0019】塗布物は、乾燥、熱、光、その他の方法に
より硬化した時に皮膜成形可能である。硬化方法は、用
いる樹脂に対応して、例えば、乾燥;酢酸ビニル、ポリ
ウレタン、ポリビニルピロリドンなど、熱硬化;フェノ
ール樹脂、ユリア樹脂、エポキシ樹脂、ジアリルフタレ
ート樹脂、ポリエステル、ポリ四フッ化エチレン、アニ
リン樹脂、アルキルベンゼン樹脂、グアナミン樹脂、公
知の熱重合性化合物を含有、熱硬化;公知の光二量化型
、または光重合型の化合物。
【0020】可撓性を保持させるため、可塑剤、ワック
ス、界面活性剤、高沸点有機溶剤を添加するのが好まし
い。可塑剤としては、例えば、フタル酸エステル類、セ
バシン酸エステル類、アジピン酸エステル類、燐酸エス
テル類、脂肪族二塩基酸エステル類、ポリエステル化合
物、エポキシ化合物、含塩素化合物、リシノール酸エス
テル類、ジエチレングリコール、ブタジエンアクリロニ
トリル、スルフォンアミド類、エーテル類が適宜用いら
れる。
【0021】剥離性を向上させるため、シリコーン化合
物をはじめとする離型剤、シランカップリング剤、界面
活性剤を含有する溶液、分散液等を付着させたのち、塗
布してもよい。またそれらを塗布物中に含有させてもよ
い。
【0022】次に、本発明の方法を実施するための装置
の例を添付図面に従って説明する。
【0023】図1に示すものは、保護膜形成用の溶液を
タンク1に収納し、その下端から取り出しローラ2の回
転により定量づつ取り出し、転写ローラ3により、現像
処理後の水なしPS版4の版面に供給し、水銀灯5によ
り紫外線を照射して硬化させる装置である。
【0024】なお、溶液の塗布に先立ち、ロールヒータ
6などの乾燥手段により現像処理後の水なしPS版4の
版面を乾燥する。用いられる樹脂ないし溶液組成によっ
ては、版面の乾燥は不可欠な工程ではない。
【0025】図示の装置における溶液の供給部では、図
2に示す如く、タンク1はカセット化されたものを用い
、溶液の液面は落し蓋で被覆されており、下端には取り
出しローラ2が用意されていて、一対のブレード7によ
り、取り出しローラ2の表面に付着して取り出される溶
液の量が規制される。
【0026】図3に示す装置では、エポキシ樹脂、ポリ
エステル、ポリウレタンなどを主成分とする主剤と硬化
剤とをスプレーガン8から同時にスプレーして、ロール
ヒータ6により乾燥された水なしPS版4の版面上に保
護膜を形成する。
【0027】図4及び図5に示す装置では、ノズル9か
ら樹脂を線状に吐出させ、これを乾燥室10で乾燥させ
て保護膜を形成する。乾燥方式は、ヒータによる熱の照
射の外、加熱温風の循環であってもよい。
【0028】
【実施例】
  実施例1   塗布物組成(重量%)   ポリビニアルコール(重合度1000;ケン化度8
0%)            25  ノニオン界面
活性剤(花王社製;エマルゲン147)       
           7  ポリエチレングリコール
ジアクリル酸エステル               
       10  チオキサントン−2−スルホン
酸ソーダ                     
         2  ジメチルアミノ安息香酸  
                         
                 1  ハイドロキ
ノン                       
                       0.
01  水                    
                         
                 50図1及び図2
に示す装置を用い、水洗までの工程を終了した水なしP
S版4の版面をロールヒータ6により乾燥した後、上記
組成の溶液を塗布し、水銀灯(50w/cm)により紫
外線の照射を約20秒間行う。
【0029】硬化後の保護膜の膜厚が30μmとなるよ
う塗布量を調整した。
【0030】上記のようにして得られた保護膜を有する
水なしPS版の非画像部を、連続加重式引掻強度試験機
(新東科学社製、HEIDON−14)を用いて加重を
かけた針で引掻いた。
【0031】次に印刷機に版をセッティングし、保護膜
を剥離除去した。皮膜性、可撓性も十分であり、簡易に
剥離することができた。尚、剥離手段は任意であるが、
同日付提出にかかる特許願(整理番号B1784)に示
す吸引、吸着や、粘着巻取り等が挙げられる。
【0032】印刷したところ、400gの引掻傷が印刷
物に現れたが、350gまでは全く現れなかった。それ
以外の汚れは発生せず、良好な印刷物を得ることができ
た。また、保護膜が密着しているために、何版も重ねて
保管してあるストッカーより、引き出すときや、版を印
刷機まで運ぶときに、保護膜がはがれてしまうこともな
く、合紙を重ねたときのように、注意しながら、取扱う
必要もないことが実証できた。
【0033】比較例1 実施例1と同様に処理した水なし平版印刷版上に保護膜
を設けずに、実施例1と同じ引掻強度度試験を行った。 30g以上の引掻傷が印刷物上に現れた。
【0034】実施例2 塗布物組成を次のように変更した以外は、実施例1と同
様の方法で保護膜を塗設した。膜厚は40μmであった
【0035】   塗布物組成(重量%)   ジアゾ樹脂(パラジフェニルアミンジアゾニウムク
ロライドとホルムアルデヒドの重縮合物)      
                         
                       5 
 PVA                     
                         
            20  クエン酸     
                         
                         
   1  ノニオン界面活性剤(花王社製;エマルゲ
ン147)                  3 
 プロピレングリコール              
                         
       3  水              
                         
                       40
実施例1と同様に引掻強度試験および印刷を行ったとこ
ろ、450gの引掻傷まで現れることなく、良好な印刷
物を得た。保護膜は、版上で密着しており、印刷機上で
良好に剥離可能であった。
【0036】実施例3   塗布物組成(重量%)   ジアゾ樹脂(パラジフェニルアミンジアゾニウムク
ロライドとホルムアルデヒドの重縮合物)      
                         
                       5 
 アクリロニトリン−ブタジエン共重合体水性ラテック
ス(固形分40重量%、日本ゼオン製、ハイカ−157
1)                       
           10  シリコーンエマルジョ
ン                        
                  50  実施例
1と同様に保護膜(30μm厚)を形成し、同様の試験
を行ったところ、実施例1と同様な結果が得られた。
【0037】実施例4   塗布物組成(重量%)   ポリ酢酸ビニル                
                         
         30  ジブチルアジペート   
                         
                  10  エタノ
ール                       
                         
      40  ノニオン界面活性剤(実施例1と
同)                       
         2上記組成物を、図4・5に示す装
置を用いて保護膜を形成した。膜厚は30μmであった
。実施例1と同様のテストを行ったところ、引掻傷25
0gまで版面に傷が生じなかった。
【0038】実施例5   塗布物組成(重量%)   UR−8300(ポリウレタン/MEK/トルエン
=30/35/35)(東洋紡製)         
                         
                        1
0  フッ素系界面活性剤FC−430(住友3M製)
                  0.1  Si
オリゴマー2(シリコーン系縮合物大八化学製)   
               2上記組成物を、図4
・5に示す装置を用いて保護膜を形成した。膜厚は30
μmであった。実施例1と同様のテストを行ったところ
、引掻傷300gまで版面に傷が生じなかった。
【0039】実施例6   塗布物組成(重量%)   ポリビニルピロリドン             
                         
      30  トリメチルホスヘート     
                         
                5  ノニオン界面
活性剤(実施例1と同)              
                  2  水   
                         
                         
         50実施例4と同様に保護膜(30
μm)を形成した。テストを行ったところ、実施例4と
同様の結果が得られた。
【0040】
【発明の効果】本発明に係る現像処理後の水なしPS版
の版面保護方法によれば、現像処理の済んだ水なしPS
版の表面に、印刷工程に際して容易に剥離可能な状態で
、保護膜を形成することができるので、現像処理の完了
後から印刷機にセットするまでの間に、版面を傷つけた
りする事故の発生を有効に防止でき、頭記した課題が解
決される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施する装置の一例を示す概略
図である。
【図2】保護膜を形成する樹脂材の供給機構の要部を示
す概略図である。
【図3】本発明の方法を実施する装置の一例を示す概略
図である。
【図4】本発明の方法を実施する装置の一例を示す概略
図である。
【図5】保護膜を形成する樹脂材の供給機構の要部を示
す概略図である。
【符号の説明】
1  タンク 2  取り出しローラ 3  転写ローラ 4  水なしPS版 5  水銀灯 6  ロールヒータ 7  ブレード 8  スプレーガン 9  ノズル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像処理した水なし平版の版面上に剥離可
    能な保護膜を塗設することを特徴とする水なし平版の版
    面保護方法。
JP4099291A 1991-02-12 1991-02-12 現像処理後の水なし平版の版面保護方法 Pending JPH04257858A (ja)

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