JPH04257466A - 手動式プリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、手動でラベル等の用紙
に印字するプリンタに係り、特に印字条件が右揃えある
いは下端揃えのような場合に好適な手動式プリンタに関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来の手動プリンタは、入力文字列に対
して、横書き印字の場合は、左から右へ手動走査し、縦
書き印字の場合は上から下へ手動走査することにより入
力文字列を順番に印字していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、印字しょうとする帳票に右揃えあるいは、下端揃
えの書式で印字する場合には非常に不都合が生じる。即
ち、右揃えや下端揃えの場合には、予め印字文字列の長
さを知ってから印字開始位置を決める必要があり、この
ために例えば、他の用紙に予め印字させて長さを計り、
それをもとに印字開始位置を決定する等の問題点を有し
ていた。

【０００４】そこで、本発明は従来のこのような問題点
を解決するため、右揃え（横書き）や下端揃え（縦書き
）の書式に対し、予め印字文字列の長さを考慮して印字
開始位置を決める必要がなく、何ら予備的印字の必要の
ない便利な手動式プリンタを提供することを目的とする
。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本発明の手動式プリンタは、入力部に入力された文
字列または該入力文字により変換生成された文字列に対
し、前記入力順とは逆順の文字列を生成し、印字部によ
り該逆順の文字列を印字することを特徴とする。

【０００６】また、本発明の手動式プリンタは、入力順
に印字するかあるいは逆順に印字するかの選択機能を有
している。

【０００７】さらに、本発明の手動式プリンタは、入力
文字列に対し、逆順に印字する文字列の各文字書体は、
入力順に印字する文字書体を１８０°回転させた書体か
ら構成される。

【０００８】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図１〜図３により
説明する。

【０００９】図１は、本発明の手動式プリンタのブロッ
ク図である。１は文字入力部で、英数字あるいはカタカ
ナ文字に対応するキー入力操作によって、例えばＪＩＳ
コードのような文字コードに変換されて、あるいは詳細
な説明は省くが必要ならば漢字、ひらがなあるいは記号
等に対応する文字コードに変換されて、入力文字列バッ
ファ２に格納される。入力文字列バッファ２の各文字コ
ードに対応する書体はフォントＲＯＭ３から順次読み出
して、例えば液晶パネルのような表示部に表示する。こ
のようにして入力文字列の入力が終了すると、正逆スイ
ッチ７の状態により以下の２通りの処理が行なわれる。

【００１０】即ち、正逆スイッチ７が正の状態には、通
常の印字が行なわれる処理で、プリンタバッファ５には
、入力文字列バッファ２に入力された通りの順番で文字
書体データが格納される。サーマルプリンタ等で構成さ
れる印字部６には、手動で走査が開始されると同時に前
記プリンタバッファ５よりデータが送られ、前記文字入
力順に印字が実行される。

【００１１】次に、正逆スイッチ７が逆の状態の場合に
ついて述べる。プリンタバッファ５には、入力文字列の
逆順に文字書体データが格納される。即ち、最後に入力
された文字データが最初に、最初に入力した文字データ
が最後に、出力されるようにプリンタバッファ５に格納
される。

【００１２】またこの場合、プリンタバッファ５に格納
される各文字の書体データは、前記正の場合の書体を１
８０°回転させたものである。図２を用いて書体データ
の変換について説明する。図２の左側の図は、変換前の
書体のドットマトリクスを示したものである。印字ドッ
トマトリクスをｍ行ｎ列から構成されるとするとこの図
のｍ、ｎはそれぞれｍ＝７、ｎ＝５について描れている
。変換前の任意の点を（ｉ、ｊ）、１≦ｉ≦ｍ、１≦ｊ
≦ｎとし、１８０°の回転変換を施した後の対応する点
を（ｉ′、ｊ′）、１≦ｉ′≦ｍ、１≦ｊ′≦ｎとする
。（ｉ、ｊ）から（ｉ′、ｊ）を求めるには下記の変換
式を用いれば良い。

【数１】 上記変換式（１）によって求められた１８０°回転変換
後の書体ドットマトリクスが図２右側に描かれている。 この様に１８０°回転変換は簡単なアルゴリズムによっ
て容易にプログラムできる。

【００１３】図１のプリンタバッファ５には、文字入力
順とは逆順に文字データが格納され、且つ、各文字書体
データは、図２右側に示した図の如く、１８０°回転変
換されている。印字部６には、手動で走査が開始される
と同時に前記プリンタバッファ５からデータが送られ、
前記文字入力順とは逆の順番で１８０°回転された文字
が印字される。

【００１４】なお、図１において、ＣＰＵ１０とプログ
ラムＲＯＭ１１については、特に説明をしなかったが、
これらは、前記の各処理の演算・制御の役割を果たすも
のであり、この種のプリンタでは広く一般に使用されて
いるものなので説明を省いた。

【００１５】次に、図３を用いて本発明の手動式プリン
タの外観及び使用形態の一例を説明する。

【００１６】プリンタ１００の中には、電池、回路が内
蔵され、用紙２００と密着する底面には、熱転写方式の
サーマルヘッドが装着されている。前面には文字入力を
行なうための英数字キー１０１があり、入力された文字
及び漢字ひらがな変換後の文字を表示する液晶パネル４
が設置されている。また各種の処理を選択する制御スイ
ッチ群の一つに正逆スイッチ７が含まれており、液晶パ
ネル４の一部には、正状態か逆状態かを示すインジケー
タ１２が設けられている。用紙２００の枠２０１に右揃
えで文字を印字する場合、正逆スイッチ７を“逆”にし
てから、印字開始位置マーク１０２をケイ線２０１に合
わせて、図中に示した印字方向に手動でプリンタ１００
を移動させると文字列の終端がケイ線２０１に合った右
揃えの印字が実行される。実行中には、印字中の１８０
°回転変換した文字が液晶パネル４に表示されている。

【００１７】

【発明の効果】本発明によれば、入力文字列と逆順で且
つ各文字が１８０°回転変換された文字列データをプリ
ンタに出力する機能を備えているので、横書きの場合の
右揃え印字、縦書きの場合の下端揃え印字に容易に対応
できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の手動式プリンタのブロック図である。

【図２】本発明の印字文字ドットマトリクスの１８０°
回転変換を示す説明図である。

【図３】本発明の手動式プリンタの外観と使用形態を示
す説明図である。

【符号の説明】

１　　文字入力部 ２　　入力文字バッファ ３　　フォントＲＯＭ ４　　表示部 ５　　プリンタバッファ ６　　印字部 ７　　正逆スイッチ １０　　ＣＰＵ １１　　プログラムＲＯＭ １２　　正逆インジケータ １００　　手動式プリンタ １０１　　文字入力キー １０２　　印字開始位置マーク ２００　　用紙 ２０１　　ケイ線

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】文字入力部、印字部及び制御部からなる手
   動式プリンタにおいて、前記入力部に入力された文字列
   または該入力文字により変換生成された文字列に対し、
   前記入力順とは逆順の文字列を生成し、前記印字部によ
   り該逆順の文字列を印字することを特徴とする手動式プ
   リンタ。
2. 【請求項２】入力文字列に対し、入力順に印字するかあ
   るいは逆順に印字するかの選択機能を有する請求項１に
   記載の手動式プリンタ。
3. 【請求項３】入力文字列に対し、逆順に印字する文字列
   の各文字書体は、入力順に印字する文字書体を１８０°
   回転させた書体から構成されていることを特徴とする請
   求項１及び請求項２に記載の手動式プリンタ。