JPH04256456A - 水性塗料用静電塗装装置 - Google Patents

水性塗料用静電塗装装置

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JPH04256456A
JPH04256456A JP3536691A JP3536691A JPH04256456A JP H04256456 A JPH04256456 A JP H04256456A JP 3536691 A JP3536691 A JP 3536691A JP 3536691 A JP3536691 A JP 3536691A JP H04256456 A JPH04256456 A JP H04256456A
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JP
Japan
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paint
water
valve
cleaning
pump
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JP3536691A
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English (en)
Inventor
Shinichi Takayama
真一 高山
Yoshihisa Tsuboi
坪井 吉久
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ABB Ransburg KK
Original Assignee
Ransburg Automotive KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は導電性を有する水性塗料
を静電塗装するのに用いて好適な水性塗料用静電塗装装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、静電塗装に用いる塗料には、大
きく分けて電気抵抗値の比較的大きな溶剤塗料(油性塗
料)と、電気抵抗値の比較的小さな水性塗料とがある。 このように、塗料はその種類に応じて電気抵抗値が異な
るものであるから、塗装機への高電圧印加方法も塗料の
種類に応じて異なる。
【0003】即ち、静電塗装装置は、引火、火災発生等
の危険防止の観点から、塗料ポンプ、色替弁装置、塗料
供給管路等はア−スに接続されて使用するが、溶剤塗料
は比較的大きな抵抗値を有しているから、塗装機に直接
高電圧を印加しても、該塗装機が塗料供給管路を介して
ア−ス電位となってしまうことはない。従って、溶剤塗
料を使用する塗装機は、該塗装機に直接高電圧を印加し
、塗料粒子に直接帯電するようになっている(以下、塗
装機に高電圧を直接印加する方式を、直接帯電方式とい
う)。
【0004】一方、水性塗料は電気抵抗値が小さいため
、塗装機に高電圧を直接印加した場合には、塗料供給管
路内の塗料を介して塗装機がア−ス電位に短絡してしま
い、塗料粒子に帯電させることはできない。そこで、水
性塗料の場合には、塗装機より径方向外側に位置して外
部電極を設け、該外部電極に高電圧を印加し、塗装機の
前方にコロナ放電領域を形成することにより、塗装機か
ら噴霧された塗料粒子がコロナ放電領域を通過する間に
間接帯電させるようになっている(以下、外部電極に高
電圧を印加する方式を、間接帯電方式という)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近時におい
ては公害防止の観点から、溶剤塗料に代えて水性塗料が
着目されるようになっている。このため、静電塗装装置
の分野でも、水性塗料用の回転霧化頭型塗装機を使用し
、当該回転霧化頭の径方向外側に外部電極を設けて水性
塗料の塗装に対応しているのが実情である。
【0006】しかし、外部電極を用いた間接帯電方式は
、噴霧された塗料粒子が外部電極近傍に空気のイオン化
によって形成されているコロナ放電領域を通過する間に
帯電するにしか過ぎない。このため、ア−ス電位で噴霧
された塗料粒子がコロナ放電領域を通過しても、外部電
極への印加電圧と同電位まで帯電させることは不可能で
あり、例えば外部電極に−90KVを印加しても塗料粒
子は−40KV程度にしか帯電せず、塗着効率に劣ると
いう問題点がある。
【0007】また、外部電極を用いた外部電極方式は、
塗装機の径方向外側に電極を取付ける必要から、塗装機
が大型化してしまい、レシプロケ−タ、塗装用ロボット
等への装着性に劣り、装置全体が大型で複雑となってし
まうという問題点がある。
【0008】さらに、多数色の塗料を順次色替しつつ塗
装作業を行なうには、次色塗料の塗装に先立って、色替
弁装置、塗料ポンプ、塗料供給管路、塗装機等に残存す
る前色塗料を洗浄する必要がある。このため、溶剤塗料
、水性塗料を問わず、色替弁装置内のエア弁、シンナ弁
等を用いてエア,シンナ等を交互に供給し、前色塗料を
洗浄している。
【0009】しかし、色替の都度、色替弁装置、塗料ポ
ンプ、塗料供給管路、塗装機等からなる塗料系路を完全
に洗浄するには、その洗浄作業、洗浄工程が面倒となり
、多大な洗浄時間を必要とする問題点がある。また、前
記塗料系路内の前色塗料をすべて廃液として無駄に流出
させてしまうものであり、塗料の使用効率を低下させて
しまうという問題点がある。
【0010】本発明は前述した従来技術の問題点に鑑み
なされたもので、第1の目的は水性塗料は1回の塗装作
業に必要な量のみを使用し、それ以外は擬似塗料として
水を使用することにより、水性塗料の無駄を最小限とし
うるようにした水性塗料用静電塗装装置を提供すること
にある。
【0011】第2の目的は、次色の塗装準備終了後に、
電気的な絶縁の必要な部位を予めエア、シンナ、水等を
用いて洗浄しておくことにより、塗装機に直接帯電方式
を採用しうるようにした水性塗料用静電塗装装置を提供
することにある。
【0012】第3の目的は、塗装作業中には塗料ポンプ
、塗料供給管路等に水を充填しておくことにより、塗装
作業後に行なわれる洗浄時間の短縮を図るようにした水
性塗料用静電塗装装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本出願による第1の発明は、高圧を印加しつつ水性
塗料を噴霧する塗装機と、該塗装機から噴霧すべき所定
量の水性塗料を貯える塗料貯蔵手段と、該塗料貯蔵手段
内の水性塗料を前記塗装機に供給する塗料ポンプと、該
塗料ポンプの駆動中に前記塗料貯蔵手段に擬似塗料とし
て水を補給する水補給手段とから構成したことにある。
【0014】また、本出願による第2の発明は、高電圧
を印加しつつ水性塗料を噴霧する塗装機と、該塗装機か
ら噴霧する塗料を制御する塗料制御弁と、塗装準備段階
において該塗料制御弁に供給される水性塗料の一部を廃
液として流出させる排液弁と、前記塗装機から噴霧すべ
き所定量の水性塗料を貯える塗料貯蔵手段と、該塗料貯
蔵手段に複数色の水性塗料のうち、一の塗料を供給する
塗料供給弁装置と、前記塗料貯蔵手段内の水性塗料を塗
料供給管路から前記塗料制御弁を介して前記塗装機に供
給する塗料ポンプと、該塗料ポンプの駆動中に前記塗料
貯蔵手段に擬似塗料として水を補給する水補給手段と、
塗装準備後に前記排液弁を洗浄する第1の洗浄手段と、
塗装準備後には前記塗料供給弁装置を洗浄し、塗装終了
後には前記塗料貯蔵手段を洗浄する第2の洗浄手段と、
塗装終了後に前記塗料ポンプ、塗料供給管路、塗料制御
弁および塗装機を洗浄する第3の洗浄手段とから構成し
たことにある。
【0015】この場合、前記塗料貯蔵手段はホ−スをス
パイラル状に形成してなるホ−ス式タンクとして構成す
ることができる。
【0016】また、前記塗料ポンプと該塗料ポンプを駆
動するモ−タとの間を絶縁性の軸部材によって連結する
ことが好ましい。
【0017】
【作用】第1の発明によれば、塗料貯蔵手段には塗装機
から1回の塗装で噴霧すべき所定量の水性塗料を貯えて
おき、塗装作業時には塗料ポンプを駆動することにより
、この水性塗料は塗装機に供給される。この際、塗料貯
蔵手段内の水性塗料の減少に伴なって水補給手段から擬
似塗料として水が補給され、塗料ポンプから塗装機まで
の間は少なくとも水が充満され、塗料の無駄をなくし、
洗浄時間を短縮する。
【0018】また、第2の発明によれば、塗料供給弁装
置から塗料貯蔵手段に一の塗色の塗料を所定量供給する
。そして、塗料ポンプを駆動し、前記塗料貯蔵手段内の
塗料を塗料供給管路から排液弁、塗料制御弁を介して塗
装機に供給し、塗装準備を行なう。
【0019】この塗装準備終了後、第1の洗浄手段を用
いて排液弁から下流側を洗浄し、塗装機と排液ラインの
絶縁を図ると共に、第2の洗浄手段によって塗料供給弁
装置を洗浄し、該塗料供給弁装置と塗料貯蔵手段との間
の絶縁を図り、塗装機に直接高電圧を印加し、直接帯電
方式を可能にする。
【0020】塗装作業時には塗料ポンプを駆動すること
により、塗料貯蔵手段内の水性塗料は塗装機に供給され
る。この際、塗料貯蔵手段内の水性塗料の減少に伴なっ
て水補給手段から擬似塗料として水が補給され、塗料ポ
ンプから塗装機までの間は少なくとも水が充満され、塗
料の無駄をなくす。
【0021】さらに、塗装作業終了後には、第2の洗浄
手段によって塗料貯蔵手段内を洗浄すると共に、第3の
洗浄手段によって塗料ポンプ、塗料供給管路、塗料制御
弁および塗装機を洗浄し、次色塗料の供給に備える。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつ
つ、詳細に述べる。
【0023】まず、図1、図2において、1は例えば回
転霧化頭型の塗装機で、該塗装機1は内部にエアモ−タ
(図示せず)を有する塗装機本体2と、該塗装機本体2
の先端に設けられ、エアモ−タによって高速回転するベ
ル型の回転霧化頭3と、該回転霧化頭3に塗料を供給す
る塗料チュ−ブ4とから大略構成されている。
【0024】5は塗装機本体2内に設けられたエア駆動
式三方弁からなる塗料制御弁(トリガ弁)で、該塗料制
御弁5はその流入側が後述の塗料ポンプ17に連なる塗
料供給管路6の先端部6Bと接続され、流出側が塗料チ
ュ−ブ4,後述の排液弁8に連通する連通管7とそれぞ
れ接続されている。そして、前記塗料制御弁5は、制御
エアが供給されず弁切換が行なわれない非作動状態(以
下、これを「OFF」状態といい、他の二方弁、三方弁
についても同様とする)では、塗料供給管路6を連通管
7と接続し、制御エアが供給されて弁切換が行なわれた
作動状態(以下、これを「ON」状態といい、他の二方
弁、三方弁についても同様とする)では、塗料供給管路
6を塗料チュ−ブ4と接続する。
【0025】8は塗料機本体2内に設けられたエア駆動
式三方弁からなる排液弁(ダンプ弁)で、該排液弁8は
その流入側が連通管7、後述する第1の洗浄弁26に連
なる洗浄流体供給管路9にそれぞれ接続され、流出側が
洗浄流体排出管路10を介して主排液管11に接続され
ている。そして、前記排液弁8は、OFF状態では連通
管7と洗浄流体排出管路10とを接続し、ON状態では
洗浄流体供給管路9を洗浄流体排出管路10と接続する
【0026】12は高電圧発生装置を示し、該高電圧発
生装置12は例えば−40〜−120KVの高電圧を発
生し、高電圧ケ−ブルを介して塗装機1に当該高電圧を
印加するものである。
【0027】次に、13は絶縁板等によって形成された
制御装置を示し、該制御装置13内には後述するホ−ス
式塗料タンク14、塗料ポンプ17、モ−タ18、水貯
蔵タンク21、その他各種の弁装置等が設けられている
【0028】14は図2に示すような具体的形状を有す
る塗料貯蔵手段としてのホ−ス式塗料タンクで、該ホ−
ス式塗料タンク14は、絶縁材料からなる筒状体15と
、該筒状体15の外周にスパイラル状に巻回されたホ−
ス16とから構成されている。ここで、前記ホ−ス式塗
料タンク14は、巻回されるホ−ス16の長さ、ホ−ス
径等に応じて、塗装機1から1回の塗装作業で噴霧する
のに必要な塗料を貯えるようになっている。また、ホ−
ス16は内周面が均一な湾曲面となっているから、後述
の水貯蔵タンク21のような容器構造のものと比較して
、洗浄性に優れている。
【0029】17は塗料供給管路6の基端部6Aに位置
して該塗料供給管路6の途中に設けられた塗料ポンプで
、該塗料ポンプ17は例えば洗浄弁(図示せず)を内蔵
した自己洗浄可能な歯車ポンプにより構成されている。 18は前記塗料ポンプ17を駆動するモ−タ、19は該
モ−タ18と塗料ポンプ17との間を連絡する絶縁性材
料からなる軸部材で、該軸部材19の両端には継手20
,20が設けられている。従って、モ−タ18が回転す
ることにより、塗料ポンプ17が駆動され、ホ−ス式塗
料タンク14内の水性塗料、または後述する水貯蔵タン
ク21内の水22を塗料供給管路6を介して塗装機1に
向け供給するものである。
【0030】この際、塗料ポンプ17とモ−タ18との
間は絶縁性材料からなる軸部材19で連結され、該モ−
タ18に給電しても塗料ポンプ17は電気的に絶縁され
ている。
【0031】21は円筒状容器からなる水貯蔵タンクで
、該水貯蔵タンク21は内部に擬似塗料として所定量の
水22を貯え、塗料ポンプ17の駆動時にホ−ス式塗料
タンク14に水22を補給するものである。そして、こ
の水貯蔵タンク21はホ−ス式塗料タンク14の上方に
配置され、自重で水の補給が可能となっている。なお、
前記水貯蔵タンク21の蓋体には空気流入のみを許すチ
ェック弁(図示せず)を有するエア吸込み口23が設け
られ、水22の水位が低下したとき、タンク内部が負圧
となるのを防止している。
【0032】24は水補給弁装置を示し、該水補給弁装
置24は水の供給制御を行なう水弁24Aと、エアの供
給制御を行なうエア弁24Bとから構成され、該水補給
弁装置24は水補給管路25を介して水貯蔵タンク21
と接続されている。そして、前記水補給弁装置24は、
水弁24Aを開弁することによって水を補給し、この水
の補給終了後に、エア弁24Bを開弁することによって
水補給管路25内の水を排出してその内部を空とし、前
記水補給弁装置24と水貯蔵タンク21との間の絶縁を
図るようになっている。
【0033】かくして、水貯蔵タンク21、水補給弁装
置24等により、本発明による水補給手段を構成してい
る。
【0034】一方、26は第1の洗浄手段としての第1
の洗浄弁装置で、該洗浄弁装置26はエアの供給制御を
行なうエア弁26Aと、シンナの供給制御を行なうシン
ナ弁26Bとから構成され、前述した洗浄流体供給管路
9の基端側に設けられている。そして、前記洗浄弁装置
26は、後述するように次色塗料供給準備後に排液弁8
、洗浄流体排出管路10内の次色塗料を洗浄するもので
ある。
【0035】次に、27は複数色の水性塗料のうち、任
意の一の塗色の塗料を供給する塗料供給弁装置で、該塗
料供給弁装置27はマニホ−ルドの両端にA色,B色,
…E色の水性塗料の供給制御を行なう例えば5個の塗料
弁27A,27B,…27Eと、前記マニホ−ルドの最
上流側に設けられ、洗浄時に後述する第2の洗浄弁装置
28からの洗浄流体を供給すべく開弁するゲ−ト弁27
Gとから構成されている。そして、前記塗料供給弁装置
27からホ−ス式塗料タンク14へは、後述の塗料管路
31,三方弁30を介して塗料供給が行なわれる。
【0036】28は前記塗料供給弁装置27のゲ−ト弁
27Gに接続して設けられた第2の洗浄手段としての第
2の洗浄弁装置で、該洗浄弁装置28はエア弁28A、
シンナ弁28Bの他に、洗浄水の供給制御を行なう水弁
28C、必要に応じて親水性シンナの供給制御を行なう
親水性シンナ弁(図示せず)等から構成されている。そ
して、前記第2の洗浄弁装置28は、後述するように次
色塗料供給準備後に塗料供給弁装置27等を洗浄し、ま
た塗装終了後にホ−ス式塗料タンク14等を洗浄するも
のである。
【0037】29は水貯蔵タンク21とホ−ス式塗料タ
ンク14との間に設けられたエア駆動式の水供給用二方
弁で、該二方弁29は水貯蔵タンク21の流出口とホ−
ス16の流入口16Aとの間に設けられ、ON状態とな
ることにより水の供給を行なうものである。
【0038】30は前記二方弁29に隣接して設けられ
たエア駆動式の塗料供給・洗浄用三方弁で、該三方弁3
0の流入側は塗料管路31を介して塗料供給弁装置27
と接続され、流出側はホ−ス16の流入口16A,主排
液管11に連なる洗浄流体排出管路32にそれぞれ接続
されている。そして、前記三方弁30は、ON状態とな
ることによって塗料または洗浄流体をホ−ス式塗料タン
ク14に供給し、一方、OFF状態となることによって
洗浄流体を洗浄流体排出管路32から主排液管11に排
出せしめるようになっている。
【0039】さらに、33は第3の洗浄手段としての洗
浄弁装置で、該洗浄弁装置33は前述した第2の洗浄弁
装置28と同様にエア弁33A,シンナ弁33B,水弁
33C,親水性シンナ弁(図示せず)等から構成されて
いる。そして、前記第3の洗浄弁装置33は、後述する
ように塗装終了後に塗料ポンプ17,塗料供給管路6,
塗料制御弁5,塗装機1等を洗浄するものである。
【0040】34はホ−ス式塗料タンク14と塗料ポン
プ17との間に設けられたエア駆動式の塗料供給・洗浄
用三方弁で、該三方弁34の流入側はホ−ス16の流出
口16Bと接続され、流出側は塗料供給管路6の基端部
6A,主排液管11に連なる洗浄流体排出管路35とそ
れぞれ接続されている。そして、前記三方弁34は、O
N状態となることによって塗料を塗料ポンプ17に供給
し、OFF状態となることによって洗浄流体を洗浄流体
排出管路35から主排液管11に排出する。
【0041】36は前記三方弁34に隣接して設けられ
たエア駆動式の洗浄用二方弁で、該二方弁36の流入側
は洗浄流体供給管路37を介して第3の色替弁装置33
と接続され、流出側は塗料供給管路6の基端部6Aと接
続されている。そして、前記二方弁36はON状態とな
ることによって第3の色替弁装置33からの洗浄流体を
塗料ポンプ17側に供給するものである。
【0042】なお、図1中において、38はア−ス線を
示し、該ア−ス線38はモ−タ18,水補給弁装置24
,各洗浄弁装置26,28,33,塗料供給弁装置27
等をア−ス39に短絡している。
【0043】本実施例はこのように構成されるが、次に
その作用について、図3ないし図8からなる説明図を用
いて説明する。
【0044】まず、塗装準備段階について述べる。なお
、塗装準備段階では、全ての管路は予め洗浄されている
ものとする。
【0045】図3は塗装準備段階での塗料供給工程を示
し、コントロ−ルユニット(図示せず)の制御に基づい
て、水補給弁装置24の水弁24Aが開弁して、水貯蔵
タンク21に所定量の水22を補給する。一方、塗料供
給弁装置27のA色用塗料弁27Aを開弁すると共に、
各三方弁30,34を開弁し、またモ−タ18によって
塗料ポンプ17が駆動され、かつ塗装機1の排液弁8を
ON状態とする。なお、塗料制御弁5はOFF状態で、
連通管7と接続されている。
【0046】この結果、前記A色用塗料弁27Aからの
A色塗料は、塗料管路31,三方弁30,ホ−ス式塗料
タンク14,三方弁34,塗料ポンプ17,塗料供給管
路6,塗料制御弁5,連通管7,排液弁8を介して洗浄
流体排出管路10へと流れ、この間、これらの内部にA
色塗料を充満させる。そして、A色塗料の一部が洗浄流
体排出管路10から流出する所定時間が経過したら、塗
装準備段階での塗料供給工程が終了する。なお、前記水
弁24Aは水貯蔵タンク21内に所定量の水22が補給
されたら閉弁する。なお、リリ−フ弁を内蔵する塗料ポ
ンプ17は継続して駆動してもよい。
【0047】図4は前述した図3による塗料供給工程に
続くフラッシュ工程を示し、塗装機1の回転霧化頭3か
らA色塗料を若干量だけ捨て拭き(フラッシュ)し、塗
装作業に備えるものである。
【0048】このため、排液弁8をOFF状態とし、短
時間だけ塗料制御弁5をON状態とし、同時にA色用塗
料弁27A,各三方弁30,34を開弁し、塗料ポンプ
17を駆動する。これにより、A色用塗料弁27Aから
のA色塗料は、塗料管路31,三方弁30,ホ−ス式塗
料タンク14,三方弁34,塗料ポンプ17,塗料供給
管路6,塗料制御弁5,塗料チュ−ブ4を介して回転霧
化頭3からフラッシュされる。
【0049】図5は前述したフラッシュ工程に続く塗装
準備段階での洗浄工程を示し、この洗浄工程では、水補
給管路25内の水を空とし、また排液弁8,洗浄流体排
出管路10内のA色塗料を洗浄し、さらに塗料供給弁装
置27,塗料管路31,三方弁30内のA色塗料を洗浄
し、塗装機1をこれら各弁装置に対して電気的に絶縁す
るものである。
【0050】このため、塗料制御弁5,排液弁8をOF
F状態とすると共に、塗料ポンプ17の駆動を停止し、
三方弁30をOFF状態とし、また二方弁29と三方弁
34をON状態またはOFF状態のいずれかに保持して
おく。
【0051】この状態で、水補給装置24のエア弁24
Bを開弁してエアを供給し、水補給管路25内に残存す
る水を排出し、該水補給管路25内を空にする。また、
第1の洗浄弁装置26のエア弁26A,シンナ弁26B
を交互に開弁,閉弁し、エア,シンナからなる洗浄流体
を、洗浄流体供給管路9,排液弁8,洗浄流体排出管路
10を介して流通する。そして、排液弁8,洗浄流体排
出管路10内に残存するA色塗料を洗浄する。さらに、
塗料供給弁装置27のゲ−ト弁27Gを開弁すると共に
、第2の洗浄弁装置28のエア弁28A,シンナ弁28
B等を交互に開弁,閉弁し、エア,シンナ等の洗浄流体
を、塗料供給弁装置27,塗料管路31,三方弁30,
洗浄流体排出管路32を介して流通する。そして、塗料
供給弁装置27,塗料管路31,三方弁30内に残存す
るA色塗料を洗浄する。
【0052】かくして、塗装機1に対して、水補給弁装
置24,各色替弁装置26,28,塗料供給弁装置27
は電気的に絶縁されたことになり、また塗料ポンプ17
とモ−タ18との間は軸部材19で絶縁され、さらに第
3の洗浄弁装置33は予め洗浄されており、塗装機3に
高電圧を印加してもア−ス電位となる恐れがない。
【0053】次に、前述のようにして塗装準備が終了し
たら、被塗物に塗料を噴霧することになるが、この塗装
工程について図6により説明する。
【0054】図6において、高電圧発生装置12から塗
装機1に高電圧を印加する。また、二方弁29,三方弁
34をON状態とすると共に、塗料ポンプ17を駆動し
、塗料制御弁5をON状態とすることにより、塗装が開
始される。
【0055】即ち、塗料ポンプ17の回転駆動により、
ホ−ス式塗料タンク14のホ−ス16内に充満している
塗料が、三方弁34を介して吸引され、該塗料ポンプ1
7で加圧され、この加圧塗料は塗料供給管路6,塗料制
御弁5を介して塗装機1内の塗料チュ−ブ4に供給され
、回転霧化頭3から塗料粒子として噴霧される。このと
き、回転霧化頭3には高電圧が印加されているから、塗
料粒子は高電圧によって直接帯電し、この帯電塗料粒子
は電気力線に沿って被塗物に塗着される。
【0056】このようにして塗装作業が継続すると、ホ
−ス式塗料タンク14のホ−ス16内塗料が減少し、負
圧状態となろうとする。しかし、二方弁29がON状態
となっているから、水貯蔵タンク21内の水22は、擬
似塗料として該二方弁29を介してホ−ス16に供給さ
れる。従って、前記ホ−ス16内の塗料の減少分は水2
2が補給されることになり、前記ホ−ス16内の塗料が
無くなっても、水22で置換されることになる。
【0057】かくして、塗装作業の最終段階では、ホ−
ス式塗料タンク14,塗料ポンプ17から塗料供給管路
6の先端部6Bまでが水22で充満されても、塗料チュ
−ブ4内に塗料が残存する限り、塗料の噴霧が可能とな
る。これにより、塗料ポンプ17の空転を防止しうるば
かりでなく、塗料の無駄を最小限に抑えることができる
と共に、後述する塗装終了の洗浄工程の短縮を図ること
ができる。
【0058】そして、塗料制御弁5をOFF状態とする
と共に、塗料ポンプ17の駆動を停止し、また高電圧発
生装置12からの高電圧の印加を停止すれば、塗装終了
となる。この際、二方弁29,三方弁34はOFF状態
としてもよく、ON状態を継続してもよい。
【0059】さらに、前述のようにしてA色塗料の塗料
の塗装が終了したら、次々色塗料、例えばB色塗料の塗
装に備えて、ホ−ス式塗料タンク14,塗料ポンプ17
,塗料供給管6,塗料制御弁5,塗料チュ−ブ4,回転
霧化頭4等を洗浄する必要がある。そこで、これらにつ
いて図7,図8を参照しつつ述べる。
【0060】図7は塗装終了段階でのホ−ス式塗料タン
ク14の洗浄工程を示し、三方弁34をOFF状態とす
ると共に塗料ポンプ17の駆動を停止しておく。この状
態で、三方弁30をON状態とし、また塗料供給弁装置
27のゲ−ト弁27Gを開弁すると共に、第2の洗浄弁
装置28のエア弁28A,シンナ弁28B等を交互に開
弁,閉弁し、エア,シンナ等の洗浄流体を、塗料供給弁
装置27,塗料管路31,三方弁30,ホ−ス式塗料タ
ンク14,三方弁34,洗浄流体排出管路35を介して
主排液管11に流出せしめる。
【0061】これにより、ホ−ス式塗料タンク14のホ
−ス16,三方弁34等の内部に付着しているA色塗料
を洗浄する。しかし、塗装終了段階では、前記ホ−ス1
6や三方弁34等の内部は擬似塗料としての水で置換さ
れているから、これらの洗浄時間の短縮を図ることがで
きる。しかも、ホ−ス式塗料タンク14はスパイラル状
ホ−ス16を用いているから、その内部の洗浄性に優れ
ている。
【0062】次に、図8は塗装終了段階での塗装機1等
の洗浄工程を示し、三方弁36,塗料制御弁5をON状
態とすると共に、塗料ポンプ17を駆動し、第3の洗浄
弁装置33のエア弁33A,シンナ弁33B等を交互に
開弁,閉弁する。そして、エア,シンナ等の洗浄流体を
、洗浄流体供給管路37,三方弁36,塗料ポンプ17
,塗料供給管路6,塗料制御弁5,塗料チュ−ブ4を介
して回転霧化頭3から流出させる。
【0063】これにより、塗料ポンプ17,塗料供給管
路6等に付着しているA色塗料を洗浄すると共に、塗料
制御弁5,塗料チュ−ブ4等の内部に残存しているA色
塗料を洗浄し、しかも回転霧化頭3を洗浄することがで
きる。この際、塗料ポンプ17,塗料供給管路6の一部
は既に擬似塗料としての水で置換されているから、洗浄
時間を短縮することができる。
【0064】本実施例の作用は叙上の如くであるが、次
々色塗料として例えばB色塗料を使用するには、図3な
いし図5による塗装準備段階を繰返せばよい。
【0065】なお、実施例では、塗装機として回転霧化
頭塗装機1を例示したが、スプレ−ガン式塗装機に適用
してもよい。また塗料制御弁5,排液弁8等は塗装機1
の外部にこれと別体に設けてもよい。さらに、洗浄弁装
置28は塗料供給弁装置27にそのゲ−ト弁27Gを介
して接続するものとして述べたが、前記洗浄弁装置28
を塗料供給弁装置27と一体とした色替弁装置として構
成してもよい。
【0066】
【発明の効果】本発明に係る水性塗料用静電塗装装置は
以上詳細に述べた如くであって、擬似塗料として水を使
用し、塗料貯蔵手段内の塗料を塗料ポンプから塗装機に
供給するとき、塗料貯蔵手段内の塗料が減少したら水補
給手段から水を補給する構成としたから、塗料の無駄な
消費を防止すると共に、塗装終了後の洗浄時間の短縮を
図ることができる。
【0067】また、塗装準備終了後に排液弁、塗料供給
弁装置を第1,第2の洗浄手段で洗浄し、塗装機を電気
的な絶縁状態に保持しておくことにより、水性塗料の使
用時にも塗装機に直接高電圧を印加する直接帯電方式の
採用が可能となり、塗着効率を高めることができる。
【0068】一方、塗料貯蔵手段内の塗料が空となって
も、該塗料貯蔵手段には水補給手段からの水が補給され
ているから、塗料ポンプが空転することはなく、塗装機
近傍までの塗料を噴霧することができる。
【0069】さらに、塗料貯蔵手段には1回の塗装に必
要な塗料を貯えておくだけでよく、しかも該塗料貯蔵手
段としてホ−スをスパイラル状に巻回したホ−ス式塗料
タンクを用いることにより、塗料損失を一層軽減し、ホ
−ス内に付着した塗料の洗浄時間をさらに短縮すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例による静電塗装装置の全体構成を示す
系統図である。
【図2】図1中の水貯蔵タンクの構成を示す縦断面図で
ある。
【図3】塗装準備段階での塗料供給工程を示す説明図で
ある。
【図4】塗装準備段階でのフラッシュ工程を示す説明図
である。
【図5】塗装準備段階での洗浄工程を示す説明図である
【図6】被塗物への塗装工程を示す説明図である。
【図7】塗装終了段階でのホ−ス式塗料タンクの洗浄工
程を示す説明図である。
【図8】塗装終了段階での塗装機等の洗浄工程を示す説
明図である。
【符号の説明】
1  塗装機 5  塗料制御弁 6  塗料供給管路 8  排液弁 12  高電圧発生装置 13  制御装置 14  ホ−ス式塗料タンク 17  塗料ポンプ 18  モ−タ 19  軸部材 21  水貯蔵タンク 24  水補給弁装置 26  第1の洗浄弁装置 27  塗料供給装置 28  第2の洗浄弁装置 33  第3の洗浄弁装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  高圧を印加しつつ水性塗料を噴霧する
    塗装機と、該塗装機から噴霧すべき所定量の水性塗料を
    貯える塗料貯蔵手段と、該塗料貯蔵手段内の水性塗料を
    前記塗装機に供給する塗料ポンプと、該塗料ポンプの駆
    動中に前記塗料貯蔵手段に擬似塗料として水を補給する
    水補給手段とから構成してなる水性塗料用静電塗装装置
  2. 【請求項2】  高電圧を印加しつつ水性塗料を噴霧す
    る塗装機と、該塗装機から噴霧する塗料を制御する塗料
    制御弁と、塗装準備段階において該塗料制御弁に供給さ
    れる水性塗料の一部を廃液として流出させる排液弁と、
    前記塗装機から噴霧すべき所定量の水性塗料を貯える塗
    料貯蔵手段と、該塗料貯蔵手段に複数色の水性塗料のう
    ち、一の塗料を供給する塗料供給弁装置と、前記塗料貯
    蔵手段内の水性塗料を塗料供給管路から前記塗料制御弁
    を介して前記塗装機に供給する塗料ポンプと、該塗料ポ
    ンプの駆動中に前記塗料貯蔵手段に擬似塗料として水を
    補給する水補給手段と、塗装準備後に前記排液弁を洗浄
    する第1の洗浄手段と、塗装準備後には前記塗料供給弁
    装置を洗浄し、塗装終了後には前記塗料貯蔵手段を洗浄
    する第2の洗浄手段と、塗装終了後に前記塗料ポンプ、
    塗料供給管路、塗料制御弁および塗装機を洗浄する第3
    の洗浄手段とから構成してなる水性塗料用静電塗装装置
  3. 【請求項3】  前記塗料貯蔵手段はホ−スをスパイラ
    ル状に形成してなるホ−ス式塗料タンクとして構成して
    なる請求項1または請求項2に記載の水性塗料用静電塗
    装装置。
  4. 【請求項4】  前記塗料ポンプと該塗料ポンプを駆動
    するモ−タとの間を絶縁性の軸部材によって連絡してな
    る請求項1または請求項2に記載の水性塗料用静電塗装
    装置。
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