JPH04255790A - アルミン酸塩蛍光体およびこれを用いた蛍光ランプ - Google Patents

アルミン酸塩蛍光体およびこれを用いた蛍光ランプ

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JPH04255790A
JPH04255790A JP1631891A JP1631891A JPH04255790A JP H04255790 A JPH04255790 A JP H04255790A JP 1631891 A JP1631891 A JP 1631891A JP 1631891 A JP1631891 A JP 1631891A JP H04255790 A JPH04255790 A JP H04255790A
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JP
Japan
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phosphor
lamp
present
brightness
fluorescent
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JP1631891A
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English (en)
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Katsuaki Iwama
克昭 岩間
Toru Azuma
亨 東
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Publication date
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  • Luminescent Compositions (AREA)
  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は低圧水銀放電の紫外線に
より緑色に発光するアルミン酸塩蛍光体およびこれを用
いた蛍光ランプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、屋外でも使用できる大型カラー映
像表示装置が開発され、その普及が進んでいる。このよ
うな大型ディスプレイの画素等に使用される平面発光形
の可変色蛍光ランプが特開昭61−55851号公報お
よび特開平2−129847号公報に示されている。こ
れらの可変色蛍光ランプは大型ディスプレイの画素とす
るためにG(緑色),R(赤色)およびB(青色)に発
光する蛍光体をそれぞれ単色発光させる一つまたは複数
組の絵素で構成されている。これらの蛍光体のうちでG
成分蛍光体としては、たとえばテルビウム付活セリウム
マグネシウムアルミネ−ト(以下、CATと略す)が使
用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図3に示すように、従
来の大型ディスプレイ用の平面発光形蛍光ランプに使用
されるG成分蛍光体としては、CATで代表されるよう
に3価のテルビウムによる発光を利用しているため、緑
色の色純度が満足なものでなく、一般のカラーテレビに
比べてディスプレイ装置としての色再現範囲が狭いとい
う問題があり、その改善が望まれていた。図3において
、R成分蛍光体は3価のユーロピウムで付活されたイッ
トリウムオキサイド、B成分蛍光体は2価のユーロピウ
ムで付活されたバリウムマグネシウムアルミネ−トであ
る。緑色発光の色純度が良い蛍光体としては2価のマン
ガンによる発光が適しており蛍光ランプ用としては、2
価のマンガン付活ケイ酸亜鉛、2価のユーロピウムおよ
びマンガンで付活されたバリウムマグネシウムアルミネ
−トおよび2価のマンガンで付活されたセリウムマグネ
シウムアルミネ−ト等が知られているが、上記大型ディ
スプレイ用の蛍光ランプは通常高負荷点灯されるため、
2価のマンガン付活ケイ酸亜鉛と2価のユーロピウムお
よびマンガンで付活されたバリウムマグネシウムアルミ
ネ−トの場合は寿命中の輝度維持率が劣っており、2価
のマンガンで付活されたセリウムマグネシウムアルミネ
−トの場合は寿命中の輝度維持率は良好であるが輝度そ
のものが低いという欠点があった。
【0004】本発明は上記大型ディスプレイ用等の高負
荷条件で点灯される蛍光ランプに用いられる蛍光体にお
いて、良好な色純度と寿命中を通じて輝度低下の少ない
緑色蛍光体およびこれを用いた蛍光ランプを提供するも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この問題を解決するため
に、本発明のアルミン酸塩蛍光体は、一般式:Ce(M
,Mn)Al2zO2.5+3z(ただし、MはBa,
SrおよびCaの中から選ばれる少なくとも一種の元素
であり、zは4.5≦z≦15なる条件を満たす数であ
る)で表されるものである。
【0006】また、本発明の蛍光ランプは、一般式:C
e(M,Mn)Al2zO2.5+3z(ただし、Mは
Ba,SrおよびCaの中から選ばれる少なくとも一種
の元素であり、zは4.5≦z≦15なる条件を満たす
数である)で表されるアルミン酸塩蛍光体からなる蛍光
体膜を管内面に備えたものである。
【0007】
【作用】本発明のアルミン酸塩蛍光体は、前記一般式で
示されるように新規な化学組成を有するものであり、こ
のような組成を選ぶことにより2価のマンガンによる発
光が顕著に向上し、従来の蛍光体(例えば、CeMgA
l11O19:Mn)に比べて輝度が向上する。また、
蛍光ランプに適用した場合にも上記組成の選択が良好に
働き、寿命中を通じて輝度低下の少ない特性が得られる
【0008】以下、本発明の実施例について説明する。
【0009】
【実施例】図1は本発明にかかる蛍光体CeBa0.8
Mn0.2Al11O19の254nm紫外線励起によ
る発光スペクトルを従来知られている2価のマンガン発
光を示す蛍光体(CeMg0.8Mn0.2Al11O
19)のものと比較して示したものである。図1から明
らかなように、本発明にかかる蛍光体では517nm付
近の2価のマンガンによる発光が著しく向上することが
見いだされた。また、図2はCeBa0.8Mn0.2
Al15O25で表わされる本発明にかかる蛍光体の2
54nm紫外線励起による発光の色度点Pを従来の大型
ディスプレイ用の平面発光形蛍光ランプに用いられてい
るCAT,YOXおよびBAMのものとともに、x,y
座標上に示したものである。図2においてG,Rおよび
Bは一般のカラーテレビに用いられているNTSC方式
の色度座標である。さらに、本発明にかかる蛍光体の発
光の色度点は元素Mの種類によらず、ほぼ同等の色純度
を示すことを確認した。すなわち、図2から本発明にか
かる蛍光体の色純度は良好であり、従来の例えばYOX
およびBAMと組み合わせることにより一般のカラーテ
レビと同等の色再現を実現していることがわかる。
【0010】本発明にかかるアルミン酸塩蛍光体は、以
下の製造方法により得ることができる。
【0011】蛍光体原料にはセリウム源として酸化セリ
ウム、硝酸第1セリウム等のセリウム化合物の中から選
ばれる化合物の少なくとも一種、バリウム源として炭酸
バリウム,酸化バリウム,フッ化バリウム等のバリウム
化合物の中から選ばれる化合物の少なくとも一種、マン
ガン源として炭酸マンガン等のマンガン化合物の中から
選ばれる化合物の少なくとも一種、アルミニウム源とし
て酸化アルミニウム,水酸化アルミニウム等のアルミニ
ウム化合物の中から選ばれる化合物の少なくとも一種を
用いる。これらの原料を所定量秤量し、十分に混合する
。この混合物をるつぼに入れて空気中1200〜160
0℃で2〜4時間焼成する。得られた焼成物を粉砕後、
るつぼに再び入れ、還元雰囲気において1400〜16
00℃で2〜4時間焼成する。焼成物を粉砕、水洗等の
処理を行い本発明の緑色発光アルミン酸塩蛍光体を得た
。上記本発明にかかる蛍光体の製造方法において、アル
ミン酸塩蛍光体に用いられるフラックス材料としてよく
知られているフッ化アルミニウムやフッ化バリウム等の
フッ化物またはホウ酸や酸化ホウ素等の添加は適当量で
あれば輝度向上に効果的である結果を得た。一方、蛍光
ランプによる試作評価は大型ディスプレイ用の平面発光
形蛍光ランプによる評価が一般的でないため、蛍光ラン
プとしては最も管璧負荷の高いFCL30/28ランプ
を用いることとした。
【0012】以下、実施例1、実施例2および実施例3
について述べる。 実施例1 CeO2                     
  1.00  モルBaCO3          
           0.80モルMnCO3   
                  0.20   
 モルAl2O3                 
    5.50    モル上記原料を十分に混合し
、空気中において1300℃で3時間焼成する。得られ
た焼成物を粉砕混合後、還元性雰囲気において1500
℃で4時間焼成し粉砕,水洗,混合して蛍光体を得た。 得られた蛍光体の組成は Ce(Ba0.8Mn0.2
)Al11O19であった。この蛍光体をガラス管内面
に塗布し、FCL30/28ランプを作製した。このラ
ンプの輝度は、比較として焼成した従来知られている蛍
光体であるCe(Mg0.8Mn0.2)Al11O1
9を用いて同様に作製したランプの輝度に対して140
%であった。また、定格電圧での2000時間点灯後の
輝度維持率に関しても本発明実施例のランプでは92.
5%であり、比較として作製したランプでは87.0%
であった。すなわち、本発明にかかる蛍光体を用いたラ
ンプでは輝度および輝度維持率の両面で明らかに改善さ
れた特性が得られた。
【0013】実施例2 Ce2(NO3)3・6H2O      0.50 
   モルBaCO3               
      0.85モルSrCO3        
             0.05 モルMnCO3
                     0.10
モルAl2O3                  
    7.50    モルAlF3       
                0.015  モル
上記原料を用い実施例1と同様の処理により蛍光体を得
た。得られた蛍光体の組成はCe(Ba0.85Sr0
.05Mn0.10)Al15O25であった。この蛍
光体をガラス管内面に塗布し、FCL30/28蛍光ラ
ンプを作製した。 このランプの輝度は、比較として焼成したCe(Mg0
.9Mn0.1)Al15O25を用いて同様に作製し
たランプの輝度に対して115%であった。また、定格
電圧での2000時間点灯後の輝度維持率に関しても本
発明実施例のランプでは91.0%であり、比較として
作製したランプでは89.0%であった。すなわち、本
発明にかかる蛍光体を用いたランプでは輝度および輝度
維持率の両面で明らかに改善された特性が得られ本発明
の効果が認められる。
【0014】実施例3 CeO2                     
  1.00  モルBaCO3          
           0.80    モルCaCO
3                     0.0
5モルMnCO3                 
    0.15    モルAl2O3      
                6.00    モ
ルH3BO3                   
   0.003  モル上記原料を用い実施例1と同
様の処理により蛍光体を得た。得られた蛍光体の組成は
Ce(Ba0.80Ca0.05Mn0.15)Al1
2O20.5であった。この蛍光体をガラス管内面に塗
布し、FCL30/28蛍光ランプを作製した。このラ
ンプの輝度は、比較として焼成したCe(Mg0.85
Mn0.15)Al12O20.5を用いて同様に作製
したランプの輝度に対して127%であった。また、定
格電圧での2000時間点灯後の輝度維持率に関しても
本発明実施例のランプでは91.5%であり、比較とし
て作製したランプでは89.0%であった。すなわち、
本発明にかかる蛍光体を用いたランプでは輝度および輝
度維持率の両面で明らかに改善された特性が得られ本発
明の効果が認められる。
【0015】なお、本発明の蛍光体は前記大型ディスプ
レイ用の平面発光形蛍光ランプや高負荷で点灯される一
般照明用の蛍光ランプにおいてのみならず、真空紫外域
の励起を利用する蛍光ランプ分野においてもその効果が
認められるものである。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
2価のマンガンによる発光の顕著な向上が認められ、従
来の蛍光体(例えば、CeMgAl11O19:Mn)
に比べて明かな輝度向上が得られるものである。また、
本発明にかかる蛍光体を蛍光ランプに適用した場合にも
上記組成の選択が良好に働き、寿命中を通じて輝度低下
の少ない特性が得られる。さらに、本発明にかかる蛍光
体を大型ディスプレイ用の平面発光形蛍光ランプや高負
荷で点灯される蛍光ランプに適用することにより、その
色純度の良好な緑色発光を利用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蛍光体の発光スペクトルを従来のもの
と比較して示す図
【図2】本発明の実施例1に示した蛍光ランプの色度を
x,y色度図上に示す図
【図3】従来の大型ディスプレイ用に用いられている平
面発光形蛍光ランプのB,GおよびRの色度をx,y色
度図上に示す図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一般式:Ce(M,Mn)Al2zO
    2.5+3z(ただし、MはBa,SrおよびCaの中
    から選ばれる少なくとも一種の元素であり、zは4.5
    ≦z≦15なる条件を満たす数である)で表されること
    を特徴とするアルミン酸塩蛍光体。
  2. 【請求項2】  一般式:Ce(M,Mn)Al2zO
    2.5+3z(ただし、MはBa,SrおよびCaの中
    から選ばれる少なくとも一種の元素であり、zは4.5
    ≦z≦15なる条件を満たす数である)で表されるアル
    ミン酸塩蛍光体からなる蛍光体膜を管内面に備えたこと
    を特徴とする蛍光ランプ。
JP1631891A 1991-02-07 1991-02-07 アルミン酸塩蛍光体およびこれを用いた蛍光ランプ Pending JPH04255790A (ja)

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