JPH042554A - 自動二輪車の前輪用ブレーキディスク脱着構造 - Google Patents

自動二輪車の前輪用ブレーキディスク脱着構造

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JPH042554A
JPH042554A JP10509690A JP10509690A JPH042554A JP H042554 A JPH042554 A JP H042554A JP 10509690 A JP10509690 A JP 10509690A JP 10509690 A JP10509690 A JP 10509690A JP H042554 A JPH042554 A JP H042554A
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JP
Japan
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brake disc
hub
front wheel
screw
steering knuckle
Prior art date
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Application number
JP10509690A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichirou Kurawaki
倉脇 一郎
Toyoji Tanaka
田中 豊二
Kazumasa Nakaya
一正 中屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH042554A publication Critical patent/JPH042554A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動二輪車の前輪用ブレーキディスク脱着
構造に関する。
(従来の技術) 自動二輪車には、その車体フレームのiij部側にスイ
ングアームを介してステアリングナックルを操向自在に
支承し、このステアリングナックルの下端に前輪を横軸
回りに回転自在に支承すると共に、この前輪を制動する
ディスクブレーキを備えたものがある(例えば、特開昭
62−194987号公報)。
上記構成において、ディスクブレーキにおけるブレーキ
ディスクの脱着構造を、従来、第9図で示すように構成
したものがある。
これを図に従い説明すると、61はステアリングナック
ルで、このステアリングナックル61はψ体フレームの
前部側にスイングアームな介して一ト下揺動自在、かつ
、操向自在に支承さねでいる。このステアリングナック
ル61の下端にはハブ62が軸受62aを介し横軸回り
に回転自在に支承されている。また、上記ステアリング
ナックル6Iの一側方には上記ハブ62と同軸上に前輪
63が配設されており、この前輪63は上記ハブ62の
一端側に圧入したボルト64と、このボルト64にねじ
付けられたナツト65とにより着脱自在にねじ止めされ
ている。
66はディスクブレーキで、このディスクブレーキ66
は、次のように構成されている。
即ち、上記ハブ62にブラケット67がねじ止めされ、
このブラケット67に円環状のブレーキディスク69が
ボルト70により着脱自在にわし社めされている。この
ブレーキディスク69は一上記ハプロ2と同軸上で、か
つ、ステアリングナックル61と前輪63との間に位置
している。また、上記ブレーキディスク69を挟み付け
てこれに摩擦接合するキャリパ7〕が設けられ、このキ
ャリパ71は前記ステアリングナックル61に固定され
でいる。
」−記の場合、キャリパ71が前輪63と接触しないよ
うにするため、ブレーキディスク69はその内周部73
に比べて、外周部74が前輪63から離れるよう形成さ
tており、つまり、ブレーキディスク69は全体として
、軸心が横向きで底部が開口した皿状をなしている。一
方、上記ブレーキディスク69を交換する時などには、
ステアリングナックル61からハブ62を取り外すこと
が考えられるが、これら両者間には前記したように軸受
62aが介設されていて、この取り外し作業は、極めて
煩雑である。
そこで、従来では、ステアリングナックル61からハブ
62を取り外さないで、上記ブレーキディスク69の脱
着ができるよう劣情されている。即ち、この場合には、
まず、ナツト65を緩めて、図中矢印Aで示すように前
輪63をハブ62から取り外す。次に、ボルト70を緩
めて、同上図中矢印Bで示すようにブレーキディスク6
9を取り外す。この場合、上記ブレーキディスク69の
取り外しがブラケット67によって邪魔されないように
するため、ブレーキディスク69の内周部73はブラウ
ット67の左右(自動二輪車の進行方向11を方に向っ
ての方向をいい、以下同じとする)側面のうち、前輪6
3例の側面に接合するように上記ブラケット67にねじ
止めされている。そして、これによって、ハブ62に対
するブレーキディスク69の脱着作業が、容易にできる
ようにされている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、上記従来構成によると、ブレーキディスク6
9の内周部73は前輪63側のブラケット67の側面に
接合しているが、この構成は、ブレーキディスク69の
内周部73を前輪63とは反対側のブラケット67の他
側面に接合させた場合の構成に比べて、上記ブレーキデ
ィスク69における内周部73と外周部74とのオフセ
ット寸法が大きくなる。このため、+2従来構成では、
ブレーキディスク69の剛性が低下するという問題があ
る。
また、上J己したようにブレーキディスク69の内周部
73は、ブラケット67の左右両側面のうち111輪6
3例の側面に接合しており、これら接合面は機械加工に
より高精度に成形することが要求される。しかし、この
場合、上記ブラケット67に接合するブレーキディスク
69の接合面73aは前記したように全体として皿状を
なしたディスクブレーキ66の内底面に位置しており、
このような凹んだ部分を加工することは、作業上容易で
はなく、このため、ブレーキディスク69の成形が煩雑
となっている。
(発明の目的) この発明は、上記のような事情に注目してなされたもの
で、ブレーキディスクの剛性の向上が図ね、かつ、この
ブレーキディスクの成形が容易にでき、しかも、ハブに
対してのブレーキディスクの脱着が容易にできる自動二
輪車の前輪用ブレキディスク脱着構造の提供を目的とす
る。
(発明の構成) 上記目的を達成するためのこの発明の特徴とするところ
は、ブレーキディスクの内周部をその径方向内方に向っ
て突出する複数の取付片で構成し、ハブの左右側面のう
ち、前輪とは反対側の側面に対しそれぞれ上記取付片を
接合させて第2ねじ止め具によりねじ止めし、同上ハブ
の周方向で隣り合う第2ねじ止め具間の前輪ねじ止め用
第1ねじ止め具を上記両筒2ねじ止め具のうちの一方の
ねじ止め具寄りに偏位させて、他方のねじ止め具と上記
第1ねじ止め具との間でハブの外周面に凹所を形成し、
上記第2ねじ止め具によるねじ止めを解除してブレーキ
ディスクをハブの軸心回りに所定角度回転させたとき、
上記凹所を通し、取付片を前輪側に向って通過可能とし
た点にある。
(作 用) 上記構成による作用は次の如くである。
ハブ30の左右両側面のうち、前輪4とは反対側の側面
30aに対し、ブレーキディスク38の取付片50を接
合させて、この取付片50をハブ30に着脱自在にねじ
止めし、これによって、ブレーキディスク38をハブ3
0に取り付けである。
このため、ハブに取り付けたブラケットの左右両側面の
うち前輪側の側面に対し、ブレーキディスクの内周部を
接合させていた従来に比べて、上記ブレーキディスク3
8における外周部41と内周部49とのハブ30の軸方
向におけるオフセット寸法を小さくできる。
また、上記したように取付片50はハブ30の左右両側
面のうち、前輪4とは反対側の側面30aに接合するた
め、上記ハブ30に対する取付片50の接合面50aは
、全体として皿状をなしたブレーキディスク38の外底
面に位置し、つまり、凸部外面に位置することになって
いる。そして、このような凸部外面を加工することは、
凹んだ部分を加工することに比べて、作業上容易なこと
である。
更に、」2記ハブ30に対する取付片50のねじ止めを
解除してブレーキディスク38をハブ30の軸心回りに
所定角度回転させたとき、ハブ30の外周面に形成した
凹所51を通し取付片50を前輪4側に向って通過可能
としである。このため、車体側からブレーキディスク3
8を取り出そうとするときには、まず、ハブ30から前
輪4を取り外し、次に、ハブ30に対する取付片50の
ねじ止めを解除してから、ブレーキディスク38を所定
角度回転させ、その後、取付片50を凹所51を通過さ
せて、上記ブレーキディスク38を取り出せばよい。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面により説明する。
第1図から第3図において、lは自動二輪車、2は車体
フレームで、この車体フレーム2の前部には前輪懸架装
置3が取り付けられ、この前輪懸架装置3に前輪4が操
向自在に支承されている。
また、上記前輪懸架装置3の上方にはハンドル5が同ト
東体フレーム2に支承されている。更に、上記車体フレ
ーム2の幅方向はぼ中央には並列多気筒のエンジン7が
取り付けられている。その伯、8は燃料タンクである。
上記巨体フレーム2は左右一対の主フレームIO,10
を有し、これら左右主フレーム10.10の前部は、ク
ロスメンバ9とポルト9aとにより互いに着脱自在に強
固に連結されている。また、」二記主フレーム10の前
部から前上方に向って側面視三角形状のスデアリングフ
レーム11が突出しており、その突出端にヘッドバイブ
12が取り付けられ、このヘッドバイブ12に前記ハン
ドル5が支承されている。
前記前輪懸架装置3はいわゆるダブルウィツシュボーン
型で、ステアリングナックル14を有し、このステアリ
ングナックル14の下端に前記前輪4が支承されている
。一方、15はロアアームで、このロアアーム15は前
輪4の左側で前後方向に延びる主アーム15aと、この
主アーム15aの前後中途部から一旦右側方に延びた後
、後方に折れ曲がる副アーム15bとで構成されている
。そして、上記主アーム15aと副アーム15bの各後
端がそれぞれ枢支軸16により前記クロスメンバ9に着
脱自在に枢支され、これら各枢支軸16を中心として主
アーム15aの前部が上下揺動自在とされている。そし
て、この主アーム15aの前部揺動端に、下ポールジヨ
イント17により上記ステアリングナックル14の下端
が枢支されている。
上記主フレーム10.10の前上部には、後部が後方に
向って二叉状に開くアッパアーム18が左右一対の枢支
軸19.19により一ト下揺動自在に枢支され、このア
ッパアーム18の前部揺動端には、上記ステアリングナ
ックル14の上端が上ボールジヨイント20により枢支
されている。つまり、上記ロアアーム15とアッパアー
ム18とは平行リンク式のスイングアームを構成してお
り、これはステアリングナックル14を主フレム10.
10に対し上下揺動自在に支承している、そして、上記
下ボールジヨイント]7と上ポールジョイン1−20と
を結ぶ軸、つまり操向軸心回りにステアリングナックル
14が前輪4を伴って操向可能とされている。
上記主フレーム10のπi上部とロアアーム15との間
には緩衝器22が架設され、この緩衝器22はロアアー
ム15を所定の姿勢に保持し、つまり、ステアリングナ
ックル14を所定の姿勢に保持すると共に、前輪4から
車体フレーム2側に伝わろうとする衝撃を吸収する。
上記ステアリングナックル14とハンドル5との間には
テレスコピック形の連動手段24が介設されている。こ
の連動手段24はハンドル5の下端に板ばね25aを介
して取り付けられる一対の摺動軸25.25と、ステア
リングナックル14の上端に他の板ばね26aを介して
取り付けられるケース26とで構成され、上記各摺動軸
25の突出端は上記ケース26に摺動自在に嵌入してい
る。
そして、上記ハンドル5を操向操作すれば、上記連動手
段24とステアリングナックル14とを介して前記操向
軸心回りに前輪4が操向されるようになっている。また
、走行時など、ステアリングナックル14が上下揺動す
るときには、−F2摺動軸25.25とケース26とが
相対摺動じて、ステアリングナックル14とハンドル5
の相対的な上下位置の変化が吸収される。また、この際
、ハンドル5、ステアリングナックル14、および連動
手段24の相対的な傾きの変化は上記各板ばね25a、
26aによって吸収される。
特に第4図により、ステアリングナックル14の下端に
対する前輪4の支承構造を説明すると、上記ステアリン
グナックル14はその下端に軸心が車幅方向に延びる車
軸ケース28を有しており、この車軸ケース28に対し
、車軸29を備えたハブ30が左右一対の軸受31.3
1により回転自在に支承されている。そして、前記前輪
4は、上記ハブ30の右端に圧入された第1ボルト32
と、こねにねじ付けられる第1ねじ止め具たるナツト3
3とにより着脱自在にねじ止めされている。
第2図から第4図において、図中35はディスクブレー
キで、このディスクブレーキ35は次のように構成され
ている。
即ち、上記ハブ30には円環状のブレーキディスク38
が第2ねじ止め具である第2ポルト39により着脱自在
にねじ止めされている。このブレーキディスク38は前
記ハブ30と同軸−Lで、かつ、前輪4とステアリング
ナックル14との間に位置している。また、上記ブレー
キディスク38の外周部41を挟みイ」けて、これに摩
擦接合する前後一対のキャリパ42.42が設けられこ
れら各キャリパ42はステアリングナックル14に着脱
自在にねじ止めされている6 上記各キャリパ42は油圧により作動するものであって
、この各キャリパ42はハンドル5に取り付けられるマ
スクシリンダ(図示せず)に対し圧油路43より連結さ
れている。この圧油路43は上記マスタシリンダから連
動手段24の左側方を通って下方に延びる可撓性の圧油
ホース45と、この圧油ホース45の下端から各キャリ
パ42に向って延びる二叉状の金属製圧油バイブ46と
で構成されている。
そして、ハンドル5に対応して設けられたブレーキレバ
ーを操作すれば、これによって」−記マスタシリンダが
作動し、上記圧油路43を介し圧油が各キャリパ42.
42に送り込まれ、これによって制動されるブレーキデ
ィスク38により前輪4が制動されるようになっている
第1図と第4図において、前記ブレーキディスク38の
内周部49はその径方向内方に向って突出する4枚の取
(−f片50で構成され、これら取付片50はハブ30
の周方向において等間隔に配設されている。
そして、上記ハブ30の左右側面のうち、前輪4とは反
対側の側面(左側面)30aに対し、それぞれ取付片5
0が接合されてねじ止めされ、これによって、ブレーキ
ディスク38がハブ30に取り付けられている。
このため、ハブに取りイ」けたブラケットの左右両側面
のうち前輪側の側面に対し、ブレーキディスクの内周部
を接合させていた従来に比べて、上記実施例では、ブレ
ーキディスク38における外周部41と内周部49との
ハブ30の軸方向におけるオフセット寸法が小さくなっ
ており、よって、その分、−h 32ブレーキデイスク
38の剛性が高められている。
また、上記ハブ30に対する取付片50の接合面50a
は、全体として皿状をなしたブレーキディスク38の外
底面に位置し、つまり、凸部外面に位置しており、この
ような凸部外面を加工することは凹んだ部分を加工する
ことに比べて、作業上容易なことである。このため、ブ
レーキディスク38の成形が容易になされることとなっ
ている。
第1図において、ハブ30の周方向で隣り合う第2ボル
ト39.39の間のナツト33は、上記両筒2ボルト3
9.39のうちの一方の第2ボルト39寄りに偏位させ
られており、他方の第2ボルト39と上記ナツト33と
の間でハブ30の外周面には凹所51が形成されている
そして、前記第2ポルト39を緩めてハブ30に対する
各取付片50のねじ止めを解除し、ブレーキディスク3
8を、第1図中仮想線で示すようにハブ30の軸心回り
に所定角度回転させたとき、上記凹所51を通して取付
片50が前輪4側に通過可能となっている。
このため、ブレーキディスク38を取り出そうとすると
きには、まず、ナツト33を緩めてハブ30から前輪4
を取り外し、次に、第2ボルト39を緩めてハブ30に
対する取付片50のねじ止めを解除する。そして、ブレ
ーキディスク38を所定角度回転させた後、取付片50
を凹所51を通過させて、上記ブレーキディスク38を
取り出セばよい。
また、上記ブレーキディスク38を元に戻そうとすると
きには、上記と逆の手順によればよい。
第2図、第4図、および第5図において、前記前輪4に
は樹脂製のフロントフェンダ52が設けられている。こ
のフロントフェンダ52は左右非対称形で、左側縁のみ
が下方に向って延び、これがブラケット板53となって
いる7このブラケッ1− !Fj53の外面側には凹溝
54が形成されており、この凹溝54がステアリングナ
ックル14に嵌合し、ステアリングナックル14とブラ
ケット板53の外面が平滑となるよう、つまり、空力形
状に形成されている。そして、このブラケット板53が
ステアリングナックル14に取り付けらね、これによっ
て、フロントフェンダ52がステアリングナックル14
に支持され、このステアリングナックル14と共に操向
されるようになっている。
一方・上記フロントフェンダ52の右側縁52aは短く
形成され、ハブ30に対する前輪4の脱着が容易にでき
るようになっている。また、上記右側縁52aが短いこ
とから、前輪懸架装置3の右側面の外観が向上すること
となっている。
第2図、第5図、および第6図において、前記圧油バイ
ブ46に対応して、ステアリングナックル14の外面に
は凹溝56が形成されており、この凹溝56内に上記圧
油バイブ46が嵌入され、ステアリングナックル14の
外面が平滑に保たれている。
即ち、ステアリングナックル14の外面に沿って圧油バ
イブ46を通過させてはいるが、走行風による空気抵抗
の増加は小さく抑えられることとなっている。また、上
記圧油バイブ46は凹溝56に嵌入されることから、走
行中に跳ね上げられた石等異物が上記圧油バイブ46に
衝突することが防止され、また、転倒時における圧油バ
イブ46の破損も防止されることとなっている。
第7図は、第6図に示すものの他の変形例を示している
。これによれば、ステアリングナックル14の背面に凹
溝54が形成され、この凹溝54に圧油バイブ46が嵌
め込まれている。
第8図は、ディスクブレーキ35についての他の実施例
を示している。
これによれば、ブレーキディスク38の外周部41がキ
ャリパ42と共に、実線で示した従来に比べ、二点鎖線
で示すように前輪4の幅方向中心からみで、主アーム1
5aから離れる方向にオフセラ1−されている。このた
め、図中−点鎖線で示すように、キャリパ42を主アー
ム15aに近づく方向に前輪4を操向させたとき、上記
オフセットに見合う分だけ、操向角が大きくとれること
となる。即ち、この構成によれば、低速時の小回りがし
易くなると共に、取り回し性が向上するという利点があ
る。
他の構成は前記実施例と同様である。
(発明の効果) この発明によれば、ハブの左右両側面のうち、前輪とは
反対側の側面に対し、ブレーキディスクの取付片を接合
させて、この取付片をハブに着脱自在にねじ止めしたた
め、ハブに取り付けたブラケットの左右両側面のうち前
輪側の側面に対し、ブレーキディスクの内周部を接合さ
せていた従来に比べて、上記ブレーキディスクにおける
外周部と内周部とのハブの軸方向におけるオフセット寸
法が小さくなり、よって、その分、上記ブレーキディス
クの剛性が向上することとなる。
また、上記したように取付片はハブの左右両側面のうち
、前輪とは反対側の側面に接合するため、上記ハブに対
する取付片の接合面は、全体として皿状をなしたブレー
キディスクの外底面に位置し、つまり、凸部外面に位置
することとなっている。そして、このような凸部外面を
加工することは、凹んだ部分を加Tすることに比べて、
作業上容易であり、このため、ブレーキディスクの成形
が容易になされることとなる。
更に、上記ハブに対する取付片のねじ止めを解除して、
ブレーキディスクをハブの軸心回りに所定角度回転させ
たとき、凹所を通して取付片を前輪側に向って通過可能
としであるため、ブレーキディスクを取り出そうとする
ときには、まず、ハブから前輪を取り外し、′次に、ハ
ブに対する取付片のねじ止めを解除してから、ブレーキ
ディスクを回転させた後、取付片を凹所な通過させ、そ
の後、上記ブレーキディスクを取り出せばよい。
即ち、前記したようにブレーキディスクが前輪とステア
リングナックルとの間に位置しており、しかも、上記ブ
レーキディスクをハブの左右両側向のうち前輪とは反対
側の側面に接合させてねじ止めした場合でも、ステアリ
ングナックルからハブを一旦取り外した後、このハブか
らブレーキディスクを取り外すという煩雑な作業をする
ことなしに、ブレーキディスクを容易に取り外すことが
できる。
しかも、上記凹所は隣り合う第2ねじ庄め具のうちの一
方の第2ねじ止め4寄りに偏位させた第1ねじ止め具と
、他方の第2ねじ止め具との間に形成したため、ハブに
対するブレーキディスクのねじ止めに強度上の悪影響を
及ぼすことなく、凹所を十分に大きく設けることができ
るのであり、よって、この凹所に対する取付片の通過が
容易にできることから、ブレーキディスクの取り外しが
更に容易にできるという利点もある。
(以下余白)
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の実施例を示し、第1図は第2図の部分拡
大詳細図、第2図は自動二輪車の前部左側面図、第3図
は第2図のIII −III線矢視図、第4図は同上第
2図の+V−IV線矢視図、第5図は同上第2図のV−
V線矢視図、第6図は同」三筒2図のVl−■線矢視断
面図、第7図は第6図に示したものの変形例図、第8図
は第3図に相当するものの他の実施例を示す図、第9図
は従来例で第4図に相当する図である。 11.自動二輪車、2・・車体フレーム、3・・前輪懸
架装置、4・・前輪、14・・ステアリングナックル、
30・・ハブ、33・・ナツト(第1ねじ止め具)、3
5・・ディスクブレーキ、36・・ブラケット、38・
・ブレーキディスク、39・・第2ボルト(第2ねじ止
め具)、41・・外周部、48・・取イゴ片、49・・
内周部、50・・取付片、50a・・接合面。 ト’−’=シ26

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、ステアリングナックルの下端にハブを横軸回りに回
    転自在に支承し、同上ステアリングナックルの一側方に
    前輪を配置して、この前輪を上記ハブの一端側に対し周
    方向に複数の第1ねじ止め具により着脱自在にねじ止め
    し、同上ハブと同軸上で、かつ、ステアリングナックル
    と前輪との間に位置して内周部が上記ハブに対し周方向
    に複数の第2ねじ止め具により着脱自在にねじ止めされ
    る円環状のブレーキディスクを設けた自動二輪車におい
    て、上記ブレーキディスクの内周部をその径方向内方に
    向って突出する複数の取付片で構成し、上記ハブの左右
    側面のうち、前輪とは反対側の側面に対しそれぞれ上記
    取付片を接合させて上記第2ねじ止め具によりねじ止め
    し、同上ハブの周方向で隣り合う第2ねじ止め具間の第
    1ねじ止め具を上記両第2ねじ止め具のうちの一方のね
    じ止め具寄りに偏位させて、他方のねじ止め具と上記第
    1ねじ止め具との間でハブの外周面に凹所を形成し、上
    記第2ねじ止め具によるねじ止めを解除してブレーキデ
    ィスクをハブの軸心回りに所定角度回転させたとき、上
    記凹所を通し、取付片を前輪側に向って通過可能とした
    自動二輪車の前輪用ブレーキディスク脱着構造。
JP10509690A 1990-04-19 1990-04-19 自動二輪車の前輪用ブレーキディスク脱着構造 Pending JPH042554A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007276088A (ja) * 2006-04-11 2007-10-25 Mitsubishi Electric Corp 形彫放電加工機
JP2010083292A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Honda Motor Co Ltd シャフトドライブ式自動二輪車

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JP2010083292A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Honda Motor Co Ltd シャフトドライブ式自動二輪車

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