JPH0425534A - 単層多孔性シート及びその製造方法 - Google Patents

単層多孔性シート及びその製造方法

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JPH0425534A
JPH0425534A JP13014790A JP13014790A JPH0425534A JP H0425534 A JPH0425534 A JP H0425534A JP 13014790 A JP13014790 A JP 13014790A JP 13014790 A JP13014790 A JP 13014790A JP H0425534 A JPH0425534 A JP H0425534A
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JP
Japan
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polyurethane
porous sheet
water
porous
emulsion
Prior art date
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Pending
Application number
JP13014790A
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English (en)
Inventor
Hidehiko Mazaki
秀彦 真崎
Akira Hayashi
亮 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1:産業上の利用分野〕 本発明は、疎水性ポリウレタンからなる単層多孔性シー
ト及びその製造方法に関する。
〔従来の技術] 従来、多孔性シートの製造方法として、ポリウレタン等
の合成樹脂の親水性有機溶剤溶液を基材に塗布後、水に
より有機溶剤を除去する所謂湿式方法、合成樹脂のエマ
ルジョン等を機械的に発泡させ、これを基材に塗布し乾
燥する所謂乾式方法の他、化学発泡法、抽出方法が知ら
れている。
また、無機の多孔質体として多孔性ガラスが知られてお
り、30〜2500人の広範囲の多数の連続した細孔を
任意に調製できるという長所を有する。
(発明が解決しようとする課題〕 湿式方法は、使用する有機溶剤が限定され、しかも溶剤
の除去、回収が困難であるという欠点を有し、乾式方法
は、高価な溶剤を使用せず、工程も簡単であるが、形成
される孔が不均一であり製品の品質が不十分であるとい
う欠点を有し、化学発泡法では、連通孔の多孔質シート
を得ることができず、抽出方法は、微細孔を形成するこ
とができないという欠点を有する。また、多孔性ガラス
は、価格が高いという問題がある。
本発明は、任意の微細な連続した細孔を多数有する単層
多孔性シートを経済的に提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、疎水性ポリウレタンを用い多孔質に形成され
てなる単層多孔性シート及びその製造方法に関する。
本明細書において、単層多孔性シートとは、基材を有し
ない、即ち基材から剥離された状態のシートをいう。
本発明に用いる疎水性ポリウレタンとしては、例えば、
ポリエーテル系ポリウレタン、ポリエステル系ポリウレ
タンが挙げられ、特に制限されないが、使用する目的に
より適宜選択する。
本発明の単層多孔性シートは、好ましくは、疎水性ポリ
ウレタン、界面活性剤(例えば、親木性ポリウレタン)
、有機溶剤及び水からなる油中水型ポリウレタン乳濁液
を基材上に任意の塗布手段で塗布後、該乳濁液中の有機
溶剤を比較的低温、例えば、50〜80°Cで蒸発させ
ることにより乳濁液をゲル化させ、続いて100°C以
上の温度で水を蒸発させ、次いで形成された被膜を基材
から剥離することにより製造することができる。
又、多孔層の形成に際して適当な架橋側、例えば、ポリ
イソシアネート、メチロール化合物、エポキシ化合物、
ポリアミン、メラミン樹脂、グリオキザール樹脂等公知
の架橋側を併用することによって、強度や疎水性の異な
る多孔層が形成される。尚、この他にも適当な添加剤を
目的に応じて1種又は2種以上添加してもよい。
以上の如き乳濁液を基材フィルム表面に塗工し、乾燥ゲ
ル化処理を行うことによって多孔層が形成されるが、こ
の様な多孔層の空隙率は10%程度から95%程度まで
任意に形成でき、本発明においては30乃至80%程度
の空隙率を有する層が良く、特に40乃至70%が最適
である。空隙率が30%未満であると、空隙に収容もし
くは通過させる気体や液体の量が少なくなり、一方、空
隙率が80%を超えると、多孔層自体の強度が不足して
好ましくない。又、多孔層の厚みは2乃至50μm程度
がよく上記空隙率及び使用する目的との関係で決定され
る。
ここで用いる基材としては、例えば、プラスチックフィ
ルム、紙、布等の材料、好ましくはポリエチレンテレフ
タレートフィルム、紙、更に好ましくは基材上に離型層
を設けた離型性シートが挙げられる。
また、前記乳濁液自体は、疎水性ポリウレタンの有機溶
剤溶液又は分散液中に、界面活性剤(例えば、親水性ポ
リウレタン)を用いて水を乳化させたものであり、例え
ば、特公昭59−33611号、484380号、51
〜66961号、51−41063号、54−6849
8号、公報等で公知であり、種々の樹脂濃度のものが市
販され、本発明においていずれも使用できる。
本発明の単層多孔性シートは、多孔性ガラスの代替分野
で強度的にクリアできるものであり、また、化学分析、
臨床検査、治療などの分野で固定化用担体として、更に
有用成分の精製・分離、空気や水の浄化のための部材と
して有用である。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、こ
れらの実施例は本発明の範囲を何ら制限するものではな
い。
実施例1 ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚み50μm)
に乳化したワックスを0.5g/n(になるように塗工
・乾燥し、離型層を形成させた後、油中水型ポリウレタ
ン乳濁液 多玉aυ1体料 ポリニーチル系ポリウレタン相月旨の 30%メチルエチルケシンfgHtoosW10型乳化
剤        5部 メチlレエチルケトン          30部ト 
   ル   エ    ン            
        30部水             
           60部を塗布後、乳濁液中の有
機溶剤を60°Cで2分間蒸発させて乳濁液をゲル化さ
せ、続いて125°Cで2分間乾燥させ、40℃、1週
間エージングした後、被膜を剥離して厚み15μmの単
層多孔性シートを製造した。得られた単層多孔性シート
について、JTS L 1099A−1法に準じて透湿
度を測定したところ、7414g/ (m2・h)であ
った。
実施例2 基材として離型紙を用いた他は実施例1と同様。
にして、厚み25μ■、透湿度7515g/ (m2−
h)の単層多孔性シートを製造した。
〔発明の効果〕
本発明によれば、多数の連続した微細孔を任意に調製で
き、微細な連通孔を有する多孔性シートを経済的に提供
できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、疎水性ポリウレタンを用い多孔質に形成されてなる
    単層多孔性シート。 2、疎水性ポリウレタン、界面活性剤、有機溶剤及び水
    からなる油中水型ポリウレタン乳濁液から形成された請
    求項1記載の単層多孔性シート。 3、疎水性ポリウレタン、界面活性剤、有機溶剤及び水
    からなる油中水型ポリウレタン乳濁液を基材上に塗布後
    、該乳濁液中の有機溶剤を蒸発させた後、水を除去し、
    次いで形成された被膜を基材から剥離することを特徴と
    する単層多孔性シートの製造方法。 4、基材が離型性シートである請求項3記載の製造方法
JP13014790A 1990-05-22 1990-05-22 単層多孔性シート及びその製造方法 Pending JPH0425534A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007007877A1 (ja) * 2005-07-14 2007-01-18 The Furukawa Electric Co., Ltd. 多孔質構造体の製造方法、及び該製造方法から得られる多孔質構造体
JP2007519787A (ja) * 2004-01-28 2007-07-19 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ 多孔質体およびその製造方法
JP2011213942A (ja) * 2010-04-01 2011-10-27 Nhk Spring Co Ltd 発泡ウレタンシート及びその製造方法

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JP2011213942A (ja) * 2010-04-01 2011-10-27 Nhk Spring Co Ltd 発泡ウレタンシート及びその製造方法

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