JPH0425495A - スクリーン紗 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、スクリーン印刷に係わり、特に、セラミック
基板への厚膜グレーズ層の印刷に好適なスクリーン紗に
関する。

［従来の技術］ 篩目の紐かいスクリーン紗を用い、何回か重ね印刷すれ
ば、セラミック基板の主表面に、ライン性（解像度）に
優れたグレーズ層等の厚膜（数十μｍ〜数百μｍ）が形
成できることは知られている。

［発明が解決しようとする課題］ しかるに、従来の技術は、印刷回数が多く必要であると
いう欠点がある。

本発明の目的は、少ない印刷回数でも高解像の厚膜が印
刷できるスクリーン紗の提供にある。

［課題を解決するための手段］ 上記課題の達成のため、本発明は以下の構成を採用した
。

マスキングにより所定形状の通過部を形成するとともに
、厚膜印刷用ペーストを塗布したスクリーン紗を被印刷
基体に近接して張り、このスクリーン紗が被印刷基体に
当接するようにスキージを加圧摺動させ、前記通過部を
抜けた前記ペーストを被印刷基体に印刷するスクリーン
印刷用のスクリーン紗において、前記被印刷基体側に位
置する内紗と、該内紗以下のオープニングを有するとと
もに、篩目方向をずらして反被印刷基体側に重ねられる
外紗とで構成する。

［作用および発明の効果］ （作用） 内紗と外紗とを重ね合わせてスクリーン紗としているの
で、スクリーン紗は厚くなり、通過部を抜けるペースト
量が増える。

被印刷基体側に位置する内紗のオープニングか、反被印
刷基体側に重ねられる外紗のオープニングと同じか、そ
れ以」、どなっている。この構成により、厚膜印刷用ペ
ーストは通過部を均一的で、かつ、速かに通り抜ける。

白妙の篩目方向と、外妙の篩目方向とを互いにずらして
いる。これは、内紗による厚膜の解像度の悪化を外紗で
防いでいる。

（効果） 通過部を抜けるペースト量が増えるので、少ない印刷回
数で膜厚の厚い厚膜が印刷できる。

厚膜印刷用ペーストは通過部を均一的で、かつ、速かに
通り抜けるので、均一的な厚さの厚膜か印刷て゛きる。

厚膜の解像度に優れ、輪郭かぎざきざにならない ［実施例］ つぎに、本発明の第１実施例を第１図〜第３図に基づき
説明する。

第１図に示すごとく、スクリーン紗１（裏から見る）は
、被印刷基体であるアルミナ基板１００側に位置する上
砂１１と、該上砂１１と篩目方向をずらして上に重ねら
れる上砂１２とで構成されている。このスクリーン紗１
は、マスキング１３により所定形状の通過部１４が形成
され、上面縁は枠（図示せず）によりテンションがかけ
られている。

上砂１１は、ステンレススチールのモノフィラメント線
を用いて製造された７０メツシユのスクリーンである。

上砂１２は、上砂１１と同材質で製造され、８０メツシ
ユを有するスクリーンである。なお、上砂１２と上砂１
１との篩目方向のずれθは３５゜である。

マスキング１３は５乳材であり、紗１の下面に施されて
いる。

通過部１４は、乳材の存在しない箇所であり、グレーズ
層のパターンに応じた形状に形成されている。

つぎに、スクリーン紗１を用いたスクリーン印刷につい
て、作用効果を交えて説明する。

（１）ガラス粉末に無機添加物を調合したものを細かく
粉砕し、ブチルカルピトール、エチルセルロース系バイ
ンダを加えてグレーズ層印刷用ペーストを製造する。

（２）このペーストをスクリーン紗１の表面に塗布し、
アルミナ基板１００と微小間隙をあけて配置する。

（３）スクリーン紗１がアルミナ基板１００に当接する
ように、外側からスキージ（図示せず）を加圧摺動させ
、ペーストが通過部１４を抜けるようにする。

（４）１回のスキージ移動で、平均厚みｔｌが１２０μ
ｍ、Ｎみばらつきｔ２か±５７１ｍ（いずれも乾燥後）
、エツジ２１のシャープなグレーズ層２がアルミナ基板
１００の表面にスクリーン印刷される（第２図、第３図
参照）。

つぎに、本発明の第２実施例について説明する。

本実施例では、上砂１１、上砂１２を６０メツシユのス
クリーンとしている。

本実施例の場合、エツジ２１のシャープさは第１実施例
よりやや劣るものの、１回のスキージ移動で、平均厚み
ｔｌが１６０μｍ、厚みばらつきｔ２が±５μｍ（いず
れも乾燥後）のグレーズ層２がアルミナ基板１００の表
面にスクリーン印刷される。

本発明は、上記実施例以外につぎの実施態様を含む。

ａｙ！−膜の解像度の点から、内紗の篩目と外紗の篩目
とのずれは３０’〜４５°が良い。

ｂ９外紗のオープニングを内紗のオープニングより小さ
くした方か５厚膜の解像度の点で有利である。

Ｃ上砂１１や上砂１２のフィラメント線径、乳剤の厚さ
、メツシュの大きさ等を調整すれば、１０μｍ〜１６０
μｍのグレーズ層２をスクリーン印刷（１回の印刷で）
できる。

ｄ、スクリーン紗の材質はポリエステル、ナ・イロン等
でも良く、織り方は平織り、綾織りのどちらでも良い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例にかかるスクリーン紗の下
面図、第２図および第３図はその紗でスクリーン印刷し
たグレーズ層の断面図および上面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）マスキングにより、所定形状の通過部を形成すると
   ともに、厚膜印刷用ペーストを塗布したスクリーン紗を
   被印刷基体に近接して張り、 このスクリーン紗が被印刷基体に当接するようにスキー
   ジを加圧摺動させ、前記通過部を抜けた前記ペーストを
   被印刷基体に印刷するスクリーン印刷用のスクリーン紗
   において、 前記被印刷基体側に位置する内紗と、該内紗以下のオー
   プニングを有するとともに、篩目方向をずらして反被印
   刷基体側に重ねられる外紗とで構成したことを特徴とす
   るスクリーン紗。