JP2810210B2 - スクリーン紗 - Google Patents
スクリーン紗Info
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- JP2810210B2 JP2810210B2 JP13080390A JP13080390A JP2810210B2 JP 2810210 B2 JP2810210 B2 JP 2810210B2 JP 13080390 A JP13080390 A JP 13080390A JP 13080390 A JP13080390 A JP 13080390A JP 2810210 B2 JP2810210 B2 JP 2810210B2
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- Japan
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- gauze
- screen
- printed
- substrate
- printing
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、スクリーン印刷に係わり、特に、セラミッ
ク基板への厚膜グレーズ層の印刷に好適なスクリーン紗
に関する。
ク基板への厚膜グレーズ層の印刷に好適なスクリーン紗
に関する。
[従来の技術] 篩目の細かいスクリーン紗を用い、何回か重ね印刷す
れば、セラミック基板の主表面に、ライン性(解像度)
に優れたグレーズ層等の厚膜(数十μm〜数百μm)が
形成できることは知られている。
れば、セラミック基板の主表面に、ライン性(解像度)
に優れたグレーズ層等の厚膜(数十μm〜数百μm)が
形成できることは知られている。
[発明が解決しようとする課題] しかるに、従来の技術は、印刷回数が多く必要である
という欠点がある。
という欠点がある。
本発明の目的は、少ない印刷回数でも高解像の厚膜が
印刷できるスクリーン紗の提供にある。
印刷できるスクリーン紗の提供にある。
[課題を解決するための手段] 上記課題の達成のため、本発明は以下の構成を採用し
た。
た。
マスキングにより所定形状の通過部を形成するととも
に、厚膜印刷用ペーストを塗布したスクリーン紗を被印
刷基体に近接して張り、このスクリーン紗が被印刷基体
に当接するようにスキージを加圧摺動させ、前記通過部
を抜けた前記ペーストを被印刷基体に印刷するスクリー
ン印刷用のスクリーン紗において、前記被印刷基体側に
位置する内紗と、該内紗以下のオープニングを有すると
ともに、篩目方向をずらして反被印刷基体側に重ねられ
る外紗とで構成する。
に、厚膜印刷用ペーストを塗布したスクリーン紗を被印
刷基体に近接して張り、このスクリーン紗が被印刷基体
に当接するようにスキージを加圧摺動させ、前記通過部
を抜けた前記ペーストを被印刷基体に印刷するスクリー
ン印刷用のスクリーン紗において、前記被印刷基体側に
位置する内紗と、該内紗以下のオープニングを有すると
ともに、篩目方向をずらして反被印刷基体側に重ねられ
る外紗とで構成する。
[作用および発明の効果] (作用) 内紗と外紗とを重ね合わせてスクリーン紗としている
ので、スクリーン紗は厚くなり、通過部を抜けるペース
ト量が増える。
ので、スクリーン紗は厚くなり、通過部を抜けるペース
ト量が増える。
被印刷基体側に位置する内紗のオープニングが、反被
印刷基体側に重ねられる外紗のオープニングと同じか、
それ以上となっている。この構成により、厚膜印刷用ペ
ーストは通過部を均一的で、かつ、速かに通り抜ける。
印刷基体側に重ねられる外紗のオープニングと同じか、
それ以上となっている。この構成により、厚膜印刷用ペ
ーストは通過部を均一的で、かつ、速かに通り抜ける。
内紗の篩目方向と、外紗の篩目方向とを互いにずらし
ている。これは、内紗による厚膜の解像度の悪化を外紗
で防いでいる。
ている。これは、内紗による厚膜の解像度の悪化を外紗
で防いでいる。
(効果) 通過部を抜けるペースト量が増えるので、少ない印刷
回数で膜厚の厚い厚膜が印刷できる。
回数で膜厚の厚い厚膜が印刷できる。
厚膜印刷用ペーストは通過部を均一的で、かつ、速か
に通り抜けるので、均一的な厚さの厚膜が印刷できる。
に通り抜けるので、均一的な厚さの厚膜が印刷できる。
厚膜の解像度に優れ、輪郭がぎざぎざにならない。
[実施例] つぎに、本発明の第1実施例を第1図〜第3図に基づ
き説明する。
き説明する。
第1図に示すごとく、スクリーン紗1(裏から見る)
は、被印刷基体であるアルミナ基板100側に位置する下
紗11と、該下紗11と篩目方向をずらして上に重ねられる
上紗12とで構成されている。このスクリーン紗1は、マ
スキング13により所定形状の通過部14が形成され、上面
縁は枠(図示せず)によりテンションがかけられてい
る。
は、被印刷基体であるアルミナ基板100側に位置する下
紗11と、該下紗11と篩目方向をずらして上に重ねられる
上紗12とで構成されている。このスクリーン紗1は、マ
スキング13により所定形状の通過部14が形成され、上面
縁は枠(図示せず)によりテンションがかけられてい
る。
下紗11は、ステンレススチールのモノフィラメント線
を用いて製造された70メッシュのスクリーンである。
を用いて製造された70メッシュのスクリーンである。
上紗12は、下紗11と同材質で製造され、80メッシュを
有するスクリーンである。なお、上紗12と下紗11との篩
目方向のずれθは35゜である。
有するスクリーンである。なお、上紗12と下紗11との篩
目方向のずれθは35゜である。
マスキング13は、乳材であり、紗1の下面に施されて
いる。
いる。
通過部14は、乳材の存在しない箇所であり、スレーズ
層のパターンに応じた形状に形成されている。
層のパターンに応じた形状に形成されている。
つぎに、スクリーン紗1を用いたスクリーン印刷につ
いて、作用効果を交えて説明する。
いて、作用効果を交えて説明する。
(1)ガラス粉末に無機添加物を調合したものを細かく
粉砕し、ブチルカルビドール、エチルセルロース系バイ
ンダを加えてグレーズ層印刷用ペーストを製造する。
粉砕し、ブチルカルビドール、エチルセルロース系バイ
ンダを加えてグレーズ層印刷用ペーストを製造する。
(2)このペーストをスクリーン紗1の表面に塗布し、
アルミナ基板100と微小間隙をあけて配置する。
アルミナ基板100と微小間隙をあけて配置する。
(3)スクリーン紗1がアルミナ基板100に当接するよ
うに、外側からスキージ(図示せず)を加圧摺動させ、
ペーストが通過部14を抜けるようにする。
うに、外側からスキージ(図示せず)を加圧摺動させ、
ペーストが通過部14を抜けるようにする。
(4)1回のスキージ移動で、平均厚みt1が120μm、
厚みばらつきt2が±5μm(いずれも乾燥後)、エッジ
21のシャープなグレーズ層2がアルミナ基板100の表面
にスクリーン印刷される(第2図、第3図参照)。
厚みばらつきt2が±5μm(いずれも乾燥後)、エッジ
21のシャープなグレーズ層2がアルミナ基板100の表面
にスクリーン印刷される(第2図、第3図参照)。
つぎに、本発明の第2実施例について説明する。
本実施例では、下紗11、上紗12を60メッシュのスクリ
ーンとしている。
ーンとしている。
本実施例の場合、エッジ21のシャープさは第1実施例
よりやや劣るものの、1回のスキージ移動で、平均厚み
t1が160μm、厚みばらつきt2が±5μm(いずれも乾
燥後)のグレーズ層2がアルミナ基板100の表面にスク
リーン印刷される。
よりやや劣るものの、1回のスキージ移動で、平均厚み
t1が160μm、厚みばらつきt2が±5μm(いずれも乾
燥後)のグレーズ層2がアルミナ基板100の表面にスク
リーン印刷される。
本発明は、上記実施例以外につぎの実施態様を含む。
a.厚膜の解像度の点から、内紗の篩目と外紗の篩目との
ずれは30゜〜45゜が良い。
ずれは30゜〜45゜が良い。
b.外紗のオープニングを内紗のオープニングより小さく
した方が、厚膜の解像度の点で有利である。
した方が、厚膜の解像度の点で有利である。
c.下紗11や上紗12のフィラメント線径、乳材の厚さ、メ
ッシュの大きさ等を調整すれば、10μm〜160μmのグ
レーズ層2をスクリーン印刷(1回の印刷で)できる。
ッシュの大きさ等を調整すれば、10μm〜160μmのグ
レーズ層2をスクリーン印刷(1回の印刷で)できる。
d.スクリーン紗の材質はポリエステル、ナイロン等でも
良く、織り方は平織り、綾織りのどちらでも良い。
良く、織り方は平織り、綾織りのどちらでも良い。
第1図は本発明の第1実施例にかかるスクリーン紗の下
面図、第2図および第3図はその紗でスクリーン印刷し
たグレーズ層の断面図および上面図である。 図中 1……スクリーン紗、11……下紗(内紗)、12…
…上紗(外紗)、13……マスキング、14……通過部、10
0……アルミナ基板(被印刷基体)
面図、第2図および第3図はその紗でスクリーン印刷し
たグレーズ層の断面図および上面図である。 図中 1……スクリーン紗、11……下紗(内紗)、12…
…上紗(外紗)、13……マスキング、14……通過部、10
0……アルミナ基板(被印刷基体)
Claims (1)
- 【請求項1】マスキングにより所定形状の通過部を形成
するとともに、厚膜印刷用ペーストを塗布したスクリー
ン紗を被印刷基体に近接して張り、 このスクリーン紗が被印刷基体に当接するようにスキー
ジを加圧摺動させ、前記通過部を抜けた前記ペーストを
被印刷基体に印刷するスクリーン印刷用のスクリーン紗
において、 前記被印刷基体側に位置する内紗と、該内紗以下のオー
プニングを有するとともに、篩目方向をずらして反被印
刷基体側に重ねられる外紗とで構成したことを特徴とす
るスクリーン紗。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13080390A JP2810210B2 (ja) | 1990-05-21 | 1990-05-21 | スクリーン紗 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13080390A JP2810210B2 (ja) | 1990-05-21 | 1990-05-21 | スクリーン紗 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0425495A JPH0425495A (ja) | 1992-01-29 |
JP2810210B2 true JP2810210B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=15043079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13080390A Expired - Fee Related JP2810210B2 (ja) | 1990-05-21 | 1990-05-21 | スクリーン紗 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2810210B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5572303B2 (ja) * | 2008-11-04 | 2014-08-13 | 株式会社ボンマーク | スクリーン印刷用メタルマスク及びその製造方法 |
-
1990
- 1990-05-21 JP JP13080390A patent/JP2810210B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0425495A (ja) | 1992-01-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |