JPH0425366Y2 - - Google Patents

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JPH0425366Y2
JPH0425366Y2 JP16132387U JP16132387U JPH0425366Y2 JP H0425366 Y2 JPH0425366 Y2 JP H0425366Y2 JP 16132387 U JP16132387 U JP 16132387U JP 16132387 U JP16132387 U JP 16132387U JP H0425366 Y2 JPH0425366 Y2 JP H0425366Y2
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JP
Japan
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valve
mounting seat
valve mounting
wheel
front side
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車に使用される樹脂製ホイールの
改良に関する。
[従来の技術] 一般的に使用される繊維を含有した樹脂製ホイ
ールは第2図イに示す様に、一体成形されたホイ
ール本体9の外周にタイヤ15が装着されてい
る。
このタイヤ15に空気を充填するためにホイー
ルの表側にはバルブ2が取付けられている。
従来このバルブを取付ける場合は第4図に示す
様にまずホイールの表側3からサイドウオール部
4に向けてバルブ穴10を機械加工することによ
つて設け、ついで、ホイールの表側の形状は通常
様々なデザイン形状であることに鑑み、バルブの
取付を確実に行うため、バルブ取付座11を更に
座ぐり加工していた。
その後に第3図に示す様に、この穴にバルブ2
を挿入しサイドウオール部4にワツシヤ5B、バ
ルブ取付座11にワツシヤ5Aを介してナツト6
でバルブ2を締付け保持していた。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、従来のこの座ぐり加工によるバ
ルブ取付座を利用したバルブの取付けは、バルブ
座の座ぐり加工の時に補強のために混入されてい
る繊維を切断することになり、強度が不足すると
いう問題があつた。
又、第3図、第4図に示すように、バルブはサ
イドウオール部4とバルブ取付座11の底部13
との間で締付けられるため圧縮力を受けるバルブ
穴10から亀裂を生ずることは無いものの、バル
ブ取付座11の座ぐり底部隅部12部は逆に穴1
0の周辺部分と離反されやすく、更に応力が集中
しやすい形状のためそこから亀裂14が発生し、
エアーもれが生じたり、ホイールの耐久性を低め
るなどの問題点があつた。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点は、本考案によれば、以下の自動車
用ホイールによつて解決される。すなわち、繊維
を含有した樹脂を主成分とするホイールのバルブ
穴を設けるべき凹状部位の表側に、前記凹状部位
を埋めるように周辺部よりも突出した、凸状のバ
ルブ取付座を設けたことを特徴とする自動車用ホ
イール。
[作用] 本考案では、ホイールの表側に周辺部よりも突
出した凸状のバルブ取付座を成形により設けるだ
けで、座ぐり加工を省略でき、座ぐり部からの亀
裂の発生が無く、したがつてエアーもれも無くホ
イールの耐久性の向上がはかられる。
[実施例] 以下に、本考案に係る自動車用ホイールの望ま
しい実施例を、図面を参照して説明する。
第1図は本考案の実施例の自動車用ホイールの
バルブ取付座付近の部分断面図、第2図イ,ロは
本考案に係るホイールの上半分全体断面図を示
す。
第1図において7はホイールのリムフランジ
部、8はビードシート部、4はサイドウオール部
である。3はホイールの表側を示し、断面形状は
通常点線にて示したように、バルブ穴を形成すべ
き部位は表側に向つて近傍より凹状となつてい
る。そして、バルブ取付穴10の、ホイール表側
には、前記凹状部位を埋めるように、周辺部より
も突出させて、バルブ取付座1が一体成形によ
り、形成されている。
このバルブ取付座1をホイール本体9と一体形
成とする理由は、座ぐり加工によつて繊維を切ら
ないようにするためである。このバルブ取付座1
の座面はサイドウオール部4と平行であり、かつ
平坦であることが望ましい。これはバルブ2をワ
ツシヤー5A,5Bを介して締め付ける際、確実
にバルブ2を保持できるようにするためである。
このホイールにバルブ2を取付けるには、まず
バルブ取付座1からサイドウオール部に向けて、
ドリルないしはポンチによつてバルブ取付穴10
を加工する。この場合バルブ取付座のための座ぐ
り加工はしない。ついでワツシヤー5Aを介して
バルブ取付座1の方向からバルブ2を差し込みサ
イドウオール部4の方向に突き出ているネジ部分
にナツト6をネジ込んで丁度サイドウオール部4
とバルブ取付座1とを締め付ける様にバルブ2を
取付ける。
こうすることによつてバルブ取付穴附近の繊維
部分は、強い力でたばねられて締めつけられた状
態となり、亀裂の発生を防止することができる。
[考案の効果] 本考案によれば、次の効果を得る。
(イ) バルブ取付座はデイスクホイール本体と一体
的に成形されるので従来の様なバルブ座の機械
加工を省くことができ経済的である。
(ロ) 応力の集中しやすい座ぐり穴隅部の角部が無
いので亀裂を発生させることが無く、したがつ
て、エアーがもれることも無い。
(ハ) バルブ取付穴部は両サイドからバルブとナツ
トによつて締め付けられ繊維部分は丁度強くた
ばねられた状態となるので亀裂が生じにくく、
ホイール全体の耐久性を増すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る自動車用ホイ
ールのバルブ取付座附近の部分断面図、第2図
イ,ロはそれぞれ本考案に係るホイール上半分全
体断面図および部分平面図、第3図は従来のバル
ブ取付座にバルブを取付けた場合の部分断面図、
第4図は従来のバルブ取付穴、バルブ取付座を示
す部分断面図、である。 1……バルブ取付座、2……バルブ、3……ホ
イール表側、4……サイドウオール部。10……
バルブ取付穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 繊維を含有した樹脂を主成分とするホイールの
    バルブ穴を設けるべき凹状部位の表側に、前記凹
    状部位を埋めるように周辺部よりも突出した、凸
    状のバルブ取付座を設けたことを特徴とする自動
    車用ホイール。
JP16132387U 1987-10-23 1987-10-23 Expired JPH0425366Y2 (ja)

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JP16132387U JPH0425366Y2 (ja) 1987-10-23 1987-10-23

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JPH0168204U JPH0168204U (ja) 1989-05-02
JPH0425366Y2 true JPH0425366Y2 (ja) 1992-06-17

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012043350A1 (ja) * 2010-10-01 2012-04-05 中央精機株式会社 車両用ホイールおよび車両用ホイールの製造方法

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WO2012043350A1 (ja) * 2010-10-01 2012-04-05 中央精機株式会社 車両用ホイールおよび車両用ホイールの製造方法
JP4995998B2 (ja) * 2010-10-01 2012-08-08 中央精機株式会社 車両用ホイールおよび車両用ホイールの製造方法
CN103025541A (zh) * 2010-10-01 2013-04-03 中央精机株式会社 车辆用车轮及车辆用车轮的制造方法
CN103025541B (zh) * 2010-10-01 2015-05-13 中央精机株式会社 车辆用车轮及车辆用车轮的制造方法

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Publication number Publication date
JPH0168204U (ja) 1989-05-02

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