JPH04252471A - ディスク及びディスク再生装置 - Google Patents

ディスク及びディスク再生装置

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Publication number
JPH04252471A
JPH04252471A JP2797991A JP2797991A JPH04252471A JP H04252471 A JPH04252471 A JP H04252471A JP 2797991 A JP2797991 A JP 2797991A JP 2797991 A JP2797991 A JP 2797991A JP H04252471 A JPH04252471 A JP H04252471A
Authority
JP
Japan
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disc
area
information
signal
disk
Prior art date
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Pending
Application number
JP2797991A
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English (en)
Inventor
Makoto Akiyama
良 秋山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2797991A priority Critical patent/JPH04252471A/ja
Publication of JPH04252471A publication Critical patent/JPH04252471A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声、映像、データな
どの情報記録再生装置において、種々の記録方式で記録
されたデータを有するディスク及びそのディスクを再生
するディスク再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、音声情報、映像情報、もしくはそ
の混在情報を再生するディスクとして、コンパクトディ
スクをベースとしたコンパクト・ディスク・インタラク
ティブ(以下CD−Iという)が提案されている。通常
のCD−Iディスクには、夫々圧縮エンコードされた音
声情報と静止画情報とが含まれている。これらの情報を
再生する場合、専用の再生装置であるCD−Iプレーヤ
を用いて、その中に組み込まれている夫々のデコーダに
よって、ディスクに記録された信号がデコードされ、元
の音声信号や静止画信号に復調される。即ちCD−Iプ
レーヤでは、各情報に対応して決められたデコード回路
を、必要な数だけ再生装置の中に、あらかじめ組み込ん
でおく必要があった。例えばCD−Iプレーヤの場合、
音声用のADPCM(Adaptive delta 
PCM  適応差分パルスコード変調)デコーダと、映
像用の△YUV(デルタYUV)デコーダ等のデコード
回路が夫々必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、複数のデコード回路を再生装置の中に内
蔵させる必要があるため、再生装置の製造価格が高くな
るという問題点を有していた。また、エンコード/デコ
ードの信号処理方式などの改良により、ディスクのデー
タを一部変更した場合などは、これまで使用していた再
生装置では、新しいディスクが再生できなくなるという
問題点もあった。さらに、別の異なるエンコード方式で
記録されているディスクは、この再生装置では再生でき
ないという問題点があった。
【0004】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、相異なる信号処理方式で記録さ
れた情報を1種類の再生装置で再生できるディスク及び
ディスク再生装置を提供することを技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1記載の発
明は、情報を記録再生するディスクであって、ディスク
の記録再生面にデータ領域と、少なくとも1つのディス
ク制御領域とが形成され、データ領域は、同一属性の情
報群が記録され所定の信号処理方式で再生される領域で
あり、ディスク制御領域は、所定の信号処理方式で記録
されたデータ領域の情報群をデコードするための、デコ
ードプログラムを保持する領域であることを特徴とする
ものである。
【0006】本願の請求項2記載の発明は、情報を記録
再生するディスクであって、ディスクの記録再生面にデ
ータ領域と、少なくとも1つのディスク制御領域とが形
成され、データ領域は、同一属性の情報群が記録され所
定の信号処理方式で再生される領域であり、ディスク制
御領域は、各データ領域の情報群を再生するための転送
速度データと、ディスクにおける各情報群のアドレスデ
ータを保持する領域であることを特徴とするものである
【0007】本願の請求項3記載の発明は、情報を記録
再生するディスクであって、ディスクの記録再生面に複
数のデータ領域と、少なくとも1つのディスク制御領域
とが形成され、データ領域は、同一属性の情報群が記録
され所定の信号処理方式で再生される領域であり、ディ
スク制御領域は、各信号処理方式で記録されたデータ領
域の情報群をデコードするための、各デコートプログラ
ムと、ディスクにおける各情報群のアドレスデータと、
を保持する領域であることを特徴とするものである。
【0008】本願の請求項4記載の発明は、情報を記録
再生するディスクであって、ディスクの記録再生面に同
一属性の情報群を記録するデータ領域が複数個形成され
、データ領域は夫々、そのデータ領域の先頭の第1の領
域と、該第1の領域に引き続く第2の領域とを有し、第
2の領域は所定の信号処理方式で再生される情報群が記
録され、第1の領域は第2の領域の情報群をデコードす
るためのデコードプログラムが記録されることを特徴と
するものである。
【0009】本願の請求項5記載の発明は、請求項4記
載のディスクであって、第1の領域と第2の領域との間
に情報を記録しない空領域を設けたことを特徴とするも
のである。
【0010】本願の請求項6記載の発明は、請求項1記
載のディスクに記録された情報を読み取るディスク再生
装置であって、ディスクを規定の回転数で回転させる回
転駆動部と、ディスクに記録されたディスク制御領域と
データ領域の情報とを夫々読み取るヘッドと、ヘッドを
規定の読み取り位置へトラバースさせるトラバース駆動
部と、ヘッドから読み出されたディスク制御領域及びデ
ータ領域の情報を分離して保持する信号処理部と、ディ
スク制御領域から、読み出された各データ領域のアドレ
スの値を保持する第1のメモリ部と、データ領域より再
生された信号を復調する信号復調部と、データ領域より
再生される信号を復調するためのデコードプログラムを
保持するデコードメモリ部と、外部指令信号に基づいて
動作するシステム制御部と、を具備し、システム制御部
は、再生時には、ディスク制御領域のデコードプログラ
ムをデコードメモリ部に入力し、再生すべき情報群のア
ドレスデータを第1のメモリ部よりトラバース駆動部に
与えると共に、トラバース駆動部を介してヘッドを読み
取り位置にトラバースさせることを特徴とするものであ
る。
【0011】本願の請求項7記載の発明は、請求項1又
は2記載のディスクに記録された情報を読み取るディス
ク再生装置であって、ディスクを規定の回転数で回転さ
せる回転駆動部と、ディスクに記録されたディスク制御
領域とデータ領域の情報とを夫々読み取るヘッドと、ヘ
ッドを規定の読み取り位置へトラバースさせるトラバー
ス駆動部と、ヘッドから読み出されたディスク制御領域
及びデータ領域の情報を分離して保持する信号処理部と
、ディスクの制御領域から、読み出された各データ領域
のアドレスの値を保持する第1のメモリ部と、データ領
域より再生された信号を復調する信号復調部と、データ
制御領域から再生されたデコードプログラムを保持する
デコードメモリ部と、データ領域を復調するための標準
のデコードプログラムを保持する第2のメモリ部と、デ
コードメモリ部及び第2のメモリ部の出力端を切り換え
て、信号復調部にデコードプログラムを入力する切換ス
イッチと、外部指令信号に基づいて動作するシステム制
御部と、を具備し、システム制御部は、再生時には、デ
ィスク制御領域よりデコードプログラムが再生されたと
きにデコードメモリ部に保持し、再生すべき情報群のア
ドレスデータを第1のメモリ部よりトラバース駆動部に
入力し、トラバース駆動部を介してヘッドを読み取り位
置にトラバースさせると共に、デコードメモリ又は第2
のメモリ部のデコードプログラムを切り換えることを特
徴とするものである。
【0012】本願の請求項8記載の発明は、請求項3記
載のディスクに記録された情報を読み取るディスク再生
装置であって、ディスクを規定の回転数で回転させる回
転駆動部と、ディスクに記録されたディスク制御領域と
データ領域の情報を夫々読み取るヘッドと、ヘッドを規
定の読み取り位置へトラバースさせるトラバース駆動部
と、ヘッドから読み出されたディスク制御領域とデータ
領域の情報を分離して保持する信号処理部と、ディスク
の制御領域から、読み出された各情報群の転送速度とア
ドレスの値を夫々保持する第1のメモリ部と、第2の領
域に記録された属性の異なる情報群を、夫々復調する複
数の信号復調部と、複数の信号復調部に接続され、ディ
スク制御領域に記録された各デコードプログラムを夫々
保持する複数のデコードメモリ部と、外部指令信号に基
づいて動作するシステム制御部と、を具備し、システム
制御部は、信号処理部からのアドレスデータを、トラバ
ース駆動部に与えてヘッドを読み取り位置にトラバース
させると共に、各デコードメモリ部と各信号復調部を切
り換えて、再生信号をその信号に対応する信号復調部に
入力することを特徴とするものである。
【0013】本願の請求項9記載の発明は、請求項4又
は5記載のディスクに記録された情報を読み取るディス
ク再生装置であって、ディスクを規定の回転数で回転さ
せる回転駆動部と、ディスクに記録されたデータ領域の
情報を読み取るヘッドと、ヘッドを規定の読み取り位置
へトラバースさせるトラバース駆動部と、ヘッドから読
み出されたデータ領域の情報を分離して保持する信号処
理部と、ディスクの各情報群のアドレスの値を保持する
第1のメモリ部と、第2の領域に記録された情報群を復
調する信号復調部と、第1の領域に記録されたデコード
プログラムを保持するデコードメモリ部と、信号復調部
からの復調信号が与えられ、切換信号に応じて出力端を
切り換える信号選択部と、外部指令信号に基づいて動作
するシステム制御部と、を具備し、システム制御部は、
再生時には、ディスクの第1の領域のデコードプログラ
ムをデコードメモリ部に入力し、デコードメモリ部の保
持したデコードプログラムを信号復調部に与えると共に
、信号選択部に再生信号を切り換える切換信号を与える
ことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】このような特徴を有する本願の請求項1のディ
スクでは、その記録再生面の一部にディスク制御領域を
設け、データ領域の再生に必要なデコードプログラムを
保持している。このディスクを再生するための請求項6
のディスク再生装置では、データの再生前にディスク制
御領域に記録されたデコードプログラムを読み出して、
デコードメモリ部に保持する。そしてこのデコードプロ
グラムによって所定の信号処理方式で記録された情報群
を再生している。
【0015】又本願の請求項2のディスクでは、ディス
ク制御領域に各情報群の転送速度とアドレスデータ等が
少なくとも記録されている。このディスクを再生する請
求項7のディスク再生装置では、ディスク制御領域にデ
コードプログラムが記録されている場合にこれを保持す
るデコードメモリ部を設けている。デコードプログラム
が記録されていないディスクに対しては、このディスク
を再生するための標準のデコードプログラムが再生装置
に内蔵されている。このことにより再生装置はディスク
を再生するに際し、デコードプログラムをディスク側に
記録されたものと、再生装置側に内設されたものを夫々
自動的に選択してディスクの情報を読み出す。
【0016】又本願の請求項3のディスクでは、相異な
る信号処理方式で記録された複数のデータ領域と、これ
らのデータを復調するためのデコードプログラムが記録
されたディスク制御領域が設けられている。このディス
クを再生する請求項8のディスク再生装置では、音声信
号や映像信号を再生する前にディスク制御領域の信号を
読み取ることにより、所望のデータ領域にヘッドが移動
する。このデータ領域の信号を復調する音声復調部と映
像復調部が独立して設けてあり、情報群の属性に応じて
、各復調部を切り換えて信号を復調することとなる。
【0017】又本願の請求項4のディスクでは、複数の
データ領域に夫々デコードプログラムを記録した第1の
領域と、情報群を記録した第2の領域が設けられている
。このディスクを再生する請求項9のディスク再生装置
では、ヘッドがディスクの内周から順次走査することに
より、各データ領域のデコードプログラムを読み取ると
同時に、これをデコードメモリ部に保持する。次にヘッ
ドは第2の領域の情報群を読み取り、デコードメモリ部
のデコードプログラムを用いてこの情報群の信号を元の
信号に復調再生する。
【0018】更に本願の請求項5のディスクでは、デー
タ領域の第1の領域の直後に空領域を設けている。この
ディスクを再生する請求項9のディスク再生装置では、
第1の領域からデコードプログラムを読み取った後、第
2の領域に記録された情報群を読み取る前に、ディスク
の回転数を規定値に変更して、所望の転送速度でデータ
を再生することとなる。
【0019】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照しな
がら説明する。図1は本発明の第1実施例のディスクの
構成を示す平面図である。本図においてディスク1aに
は、情報を記録するデータ領域2と、データ領域2の情
報を再生するための復調プログラム(デコードプログラ
ムという)を記録するディスク制御領域3とが設けられ
ている。データ領域2には同一属性(音声信号、映像信
号、各種デジタルデータ等の信号の種類をいう)の情報
群が記録されている。そしてディスク制御領域3はディ
スク1aの最内周にあり、情報群を特定の信号処理方式
(デコードアルゴリズム)により復調するデコードプロ
グラムと、データ領域2のデータ転送速度に対応したデ
ィスクの回転数等のデータが記録されている。
【0020】図2は図1で説明したディスク1aを再生
制御する第1のディスク再生装置11aのブロック図で
ある。本図において図1に示すディスク1aはスピンド
ルモータ12の回転軸に直結される。そしてディスク1
aの近傍には、ディスク1aに記録されている情報を読
み取るヘッド13が設けられる。トラバース駆動部14
はヘッド13をディスク1aの所定の記録再生面に移動
してトラッキングさせる駆動回路である。信号処理部1
5はヘッド13からの読み取り信号が入力され、信号を
分離すると共に、データ領域2やディスク制御領域3の
必要な情報を一時保持するものであって、ディスク1a
の情報がその内容に応じて分離され、信号15a,15
b,15c,15d,15eとして出力される。即ちデ
ィスク制御信号15aはディスク1aのディスク制御領
域3に記録されていて、データ領域2の記録位置(アド
レス)データを指示する信号である。再生信号15bは
データ領域2の音声や映像及びデジタルデータ信号等の
再生信号である。回転誤差信号15cはディスクの回転
数と規定回転数の誤差を示す信号である。そしてステー
タス信号15dはディスク制御に関する信号であり、デ
ータ領域2の信号の属性を判断するために利用される。 デコードプログラム信号15eは、ディスク制御領域3
から読み出したデコードプログラムの信号である。
【0021】一方回転駆動部16はスピンドルモータ1
2と直結されたディスク1aを回転させる駆動部で、ス
ピンドルモータ12とモータ駆動部16aで構成されて
いる。モータ駆動部16aは指示された規定の回転数と
回転誤差信号15cによりスピンドルモータ12の回転
制御を行う。信号復調部17は信号処理部15からの圧
縮された再生信号15bが与えられ、所定の単位毎に信
号を区切ってデコード処理を行い、伸長された元の音声
、映像、データ等の信号に復調する回路である。第1の
メモリ部20は信号処理部15からディスク制御信号1
5aを受け入れて、データ領域2の再生に必要な情報群
の先頭アドレス情報を記憶するメモリである。アドレス
信号20dはヘッド13をディスク1の所定のアドレス
へ位置決めさせるための信号であって、トラバース制御
部21に入力される。
【0022】またシステム制御部22は図示しないマイ
クロコンピュータとメモリにより構成され、外部よりデ
ータの再生を指示する外部指令信号Xが与えられる。シ
ステム制御部22は、スピンドルモータ12の回転開始
や停止を指示するモータ駆動指令信号22aを回転駆動
部16に与え、ヘッド13を所定の記録位置へ移動開始
又は終了を指示するトラバース駆動指令信号22bをト
ラバース制御部21に与える。又システム制御部22は
第1のメモリ部20を規定の手順で制御する制御指令信
号22cをメモリ部20に与え、デコードプログラム信
号15eを保持するよう、プログラム制御指令信号22
dをデコードメモリ部27に与える。デコードメモリ部
27はディスク制御領域3に記録されているデコードプ
ログラムを保持し、信号復調部17にこれを送出するよ
う構成されている。
【0023】以上のように構成された本実施例のディス
ク再生装置11aを用いて、第1実施例におけるディス
ク1aの情報を再生する動作について説明する。ここで
ディスク1aのデータ領域2には例えばADPCMによ
って圧縮記録された音声信号が記録され、データ制御領
域3には、ADPCMのデコードプログラムが記録され
ているものとする。ディスク再生装置11aの起動時に
は、システム制御部22は回転駆動部16にモータ駆動
指令信号22aを与えてスピンドルモータ12を回転さ
せる。このときヘッド13はトラバース指令信号22b
により、ディスク1aの最内周に位置決めされ、規定の
回転数でディスク1aが回転する。次にヘッド13はデ
ィスク制御領域3のデータを読み込む。信号処理部15
はデータ領域2の転送速度データ、アドレスデータおよ
びデコードプログラムを夫々検出し、これらのデータを
一時保持する。そしてデコードプログラム信号15eは
デコードメモリ部27へ与えられる。またディスク制御
信号15aによって、信号処理部15で保持されたデー
タ領域2の転送速度データとアドレスデータは第1のメ
モリ20に移され、ここで一担記憶される。
【0024】次に外部指令信号Xによってデータ領域2
を再生するように指示を出した場合の動作を説明する。 このとき指令を出した時点でシステム制御部22は第1
のメモリ部20に対してメモリ制御指令信号22cを出
して、既に第1のメモリ部20に格納してあるデータ領
域2の開始アドレス情報を探し出す。次にスピンドルモ
ータ12の規定の回転数信号を回転駆動部16に与え、
ディスク1aの回転数をデータ領域2に対応した回転数
に制御する。このとき回転駆動部16は回転誤差信号1
5cに基づいて、スピンドルモータ12の回転数を規定
値に保持する。第1のメモリ部20が出力する開始アド
レス情報、即ちアドレス信号20dはトラバース制御部
21に送られてトラバース駆動部14を駆動し、ヘッド
13を目的のアドレスへ移動する。ヘッド13が目的の
アドレスに達すると、データ領域2を読み取る前に、信
号処理部15は情報群の属性等を判別するステータス信
号15dをシステム制御部22に送る。システム制御部
22はこれから読み出す信号が音声信号であることを確
認して、データ領域2の信号を読み取り、再生信号15
bを信号復調部17へ与える。またこれと並行して、デ
コードメモリ部27に保持してあるADPCMのデコー
ドプログラムを、プログラム制御指令信号22dにより
信号復調部17に転送する。この信号復調部17では、
このデコードプログラムに従って圧縮された再生信号1
5bのデコード処理を行い、復調信号を伸長し、D/A
変換して元の音声信号17aを出力する。
【0025】以上のように本実施例によれば、ディスク
1aのデータ領域2の情報を読み取るに際し、ディスク
制御領域3の情報を先に読み取ることにより、必要とす
る情報群を再生するためのデコードプログラムを取り出
すこととなる。そうすれば再生装置本体に固定してデコ
ード回路を設けることもなく、信号処理方式の異なる種
々のディスクの情報を自動的に再生することができる。
【0026】以下本願の請求項2の発明を具体化した第
2実施例のディスク及びその再生装置について図面を参
照しながら説明する。図3はディスク1a又はディスク
1bを再生制御する第2のディスク再生装置11bのブ
ロック図である。尚前述した第1実施例と同一部分は同
一符号を付けて詳細な説明は省略する。本実施例では第
1実施例のディスク1aに加えて、ディスク制御領域3
に少なくともデータ領域2の転送速度に対応したディス
クの回転数と、情報群の先頭アドレスデータが記録され
、デコードプログラムを含まないディスク1bも再生で
きるようにしたものである。ディスク1bのデータ領域
2に記録された情報のフォーマットや属性は、第1実施
例のディスク1aと同一とする。
【0027】本実施例と第1実施例との相違点は、デコ
ードプログラムを保持するメモリが2箇所に設けられて
いることである。即ち前述したデコードメモリ部27に
加えて、標準のデコードプログラムを保持する第2のメ
モリ部30を有しており、これらが切換スイッチ31に
接続されている。切換スイッチ31はシステム制御部2
2が出力するプログラム切換指令信号22eによって、
デコードメモリ部27と第2のメモリ部30とを切り換
えるものであって、いずれかのメモリ部27,30のデ
コードプロクラムは信号復調部17に与えられる。第2
のメモリ部30は、半導体ROM等にデコードプログラ
ムをあらかじめ組み込んで構成される。
【0028】以上のように構成されたディスク再生装置
11bの動作を図1と図3を用いて説明する。データ領
域2に例えばADPCMのプログラムで処理された音声
情報が記録され、ディスク制御領域3にはデータ領域2
の情報を再生するためのデコードプログラム等が記録さ
れているものとする。ディスク再生装置11bの起動時
には、第1実施例の場合と同様に、システム制御部22
は回転駆動部16にモータ駆動指令信号22aを与えて
スピンドルモータ12を回転させる。このときヘッド1
3はディスク1aの最内周に位置決めされ、規定の回転
数でディスク1aを走査する。ヘッド13によりディス
ク制御領域3のデータからデータ領域2の転送速度デー
タ、アドレスデータおよびデコードプログラムが夫々読
み出され、信号処理部15によって再生されて一時保持
される。そしてデコードプログラムはデコードプログラ
ム信号15eとしてデコードメモリ部27へ与えられる
。またアドレス信号15aによって、データ領域2の転
送速度データとアドレスデータは第1のメモリ20に移
され、ここで一担記憶される。
【0029】次に外部より外部指令信号Xがシステム制
御部22に入力されると、第1のメモリ部20が出力す
る開始アドレス情報、即ちアドレス信号20dはトラバ
ース制御部21に送られ、トラバース駆動部14によっ
て、ヘッド13を目的のアドレスへ移動させる。ヘッド
13が目的のアドレスに達すると、データ領域2を読み
取る前に、信号処理部15が情報群の属性等を判別する
ステータス信号15dをシステム制御部22に送る。そ
して次に読み出される信号は、ディスク1aに保持され
たデコードプログラムにより再生できる音声信号である
ことを、システム制御部22が確認する。そしてデータ
領域2の信号を読み取り、再生信号15bを信号復調部
17へ与える。またこれと並行して、システム制御部2
2はプログラム切換指令信号22eを切換スイッチ31
に与え、デコードメモリ部27と信号復調部17とを接
続する。そしてデコードメモリ部27に一時保持してあ
るADPCMのデコードプログラムを、信号復調部17
へ移し、信号復調部17は信号15bを復調し元の音声
信号17aを出力する。
【0030】次にディスク制御領域3にデータ領域2の
情報を再生するためのデコードプログラム等が記録され
ていないディスク1bを再生する場合の動作について説
明する。ディスク再生装置11bの起動時には、デコー
ドプログラム等が記録されているときと同様の動作を行
う。即ちシステム制御部22は回転駆動部16を介して
ディスク1bを回転させる。そしてヘッド13はディス
ク1bの最内周に位置決めされ、ディスク制御領域3を
走査する。ヘッド13はこの領域のデータからデータ領
域2の転送速度データとアドレスデータだけが記録され
ていることを検出してこれらを読み出し、信号処理部1
5に一時保持する。またアドレス信号15aによって、
データ領域2の転送速度データとアドレスデータは第1
のメモリ20に移され、ここで一担記憶される。
【0031】外部より外部指令信号Xがシステム制御部
22に入力されると、第1のメモリ部20が出力する開
始アドレス情報により、ヘッド13を目的のアドレスへ
移動させる。ヘッド13がここでデータ領域2の信号を
読み取る前に、信号処理部15がステータス信号15d
をシステム制御部22に送る。そうすれば、システム制
御部22はデコードプログラムをディスク制御領域3に
内蔵しないディスク1bであることを確認する。そして
データ領域2の信号を読み取り、再生信号15bを信号
復調部17へ与える。またこれと並行して、システム制
御部22はプログラム切換指令信号22eを切換スイッ
チ31に与え、第2のメモリ部30と信号復調部17と
を接続する。そして第2のメモリ部30に予め内蔵して
ある標準のデコードプログラムを信号復調部17へ転送
し、このデコードプログラムによって信号復調部17は
再生信号15bを復調し、元の音声信号17aを出力す
る。
【0032】以上のように本実施例によれば、ディスク
1a又は1bのデータ領域2の情報を読み取るに際し、
ディスク制御領域3の情報を先に読み取り、必要とする
情報群を再生するためのデコードプログラムが記録され
ているか否かを検知する。デコードプログラムがディス
クに内蔵されている際には、そのデコードプログラムで
信号を復調し、デコードプログラムが記録されていない
際には、再生装置に設けた標準の復調プログラムに切り
換えて復調する。
【0033】以下本願の請求項3の発明を具体化した第
3実施例のディスク及びその再生装置について図面を参
照しながら説明する。図4は本発明の第3実施例のディ
スク1cの構成を示す平面図である。本図においてディ
スク1cには、その最内周に前述した第1実施例と同様
のディスク制御領域3と、夫々異なる信号処理方式で記
録されたデータ領域4,5及び図示しない他のデータ領
域が設けられている。夫々のデータ領域4及び5の先頭
部分には、各データ領域の位置を示すアドレス4a,5
aが記録されている。これらに続く領域4c,5cは夫
々音声情報や映像情報等の属性の異なる情報群が記録さ
れる領域である。データ制御領域3には各データ領域4
,5の情報群を復調するに必要な夫々のデコードプログ
ラムがまとめて記録されており、さらに各データ領域4
,5のディスクの回転数や、先頭アドレスデータ等も記
録されている。
【0034】図5は図4で説明したディスク1cを再生
制御するディスク再生装置11cのブロック図である。 尚前述した第1実施例と同一部分は同一符号を付けて詳
細な説明は省略する。本実施例が第1実例例と異なる点
は、再生信号15bを復調する信号復調部が信号の属性
に応じて独立していることである。即ち音声情報を復調
するために、音声復調部18とこのデコードプログラム
を保持する音声信号専用のデコードメモリ部27が設け
られており、データ領域5等の映像情報を復調するため
に映像復調部19とそのデコードプログラムを保持する
映像信号専用のデコードメモリ部28が設けられている
。信号処理部15からの再生信号15bは音声復調部1
8と映像復調部19とに入力され、デコードプログラム
信号15eも2つのメモリ部27,28に入力される。 しかしシステム制御部22からのデコードプログラム制
御指令信号22dによって、必要とするデコードメモリ
部27又は28のいずれかが動作するよう各復調部18
,19が構成されている。
【0035】以上のように構成されたディスク再生装置
11cの動作について図4と図5を用いて説明する。図
4に示すディスク1cでは、データ領域4のアドレス4
aは2400番地、データ領域5のアドレス5aは60
0 番地であるとする。ディスク再生装置11cの起動
時には、システム制御部22は回転駆動部16にモータ
駆動指令信号22aを与えてスピンドルモータ12を回
転させる。このときヘッド13はトラバース指令信号2
2bにより、ディスク1cの最内周に位置決めされ、規
定の回転数でディスク1cが回転し、まずディスク制御
領域3の情報をヘッド13が読み取る。ここに既に記録
されているデータ領域4,5を含む各データ領域のデコ
ードプログラムと、夫々のアドレス4a,5aを含む各
データ領域の先頭アドレスデータが信号処理部15に入
力される。そしてこれらの信号が分離され、一時保持さ
れる。 次にデコードプログラム制御指令信号22dにより、信
号処理部15に一時保持されたデコードプログラム信号
15eは、夫々デコードメモリ部27,28へ取り込ま
れる。また各データ領域のアドレス情報などを含むディ
スク制御信号15aは第1のメモリ部20に与えられる
【0036】次に、外部より外部指令信号Xがシステム
制御部22に入力され、データ領域4の音声信号を再生
するよう指示が出された場合の動作について説明する。 この指示を出した時点でシステム制御部22は第1のメ
モリ部20に対してメモリ制御指令信号22cを出して
、すでにこの第1のメモリ部20に格納してあるデータ
領域4(圧縮音声データ)の開始アドレス情報としての
2400番地を捜し出す。そしてアドレス信号20dと
して、トラバース制御部21に送られて、トラバース駆
動部14はヘッド13を目的のアドレスに移送し、所定
のアドレス4aを検出する。一方、目的のアドレス24
00番地が検出されたときには、システム制御部22の
デコードプログラム制御指令信号22dによって、音声
のデコードプログラムはすでにデコードメモリ部27よ
り音声復調部18に取り込まれている。このため、再生
信号15bが音声復調部18に入力されると、ただちに
その音声圧縮信号に適したデコード処理が実行されて、
元の音声信号18aが出力される。
【0037】次に、外部指令信号Xによって、データ領
域4の音声信号を再生している状態から、データ領域5
の静止画の映像信号を再生するように指示を出した場合
の動作を説明する。このときはこの指示を出した時点で
、システム制御部22は第1のメモリ部20に対してメ
モリ制御指令信号22cを出して、すでにこの第1のメ
モリ部20に格納してある開始アドレス情報としての6
00 番地を捜し出す。そしてこのアドレスはアドレス
信号20dとしてトラバース制御部21に送られて、ト
ラバース駆動部14はヘッド13を目的のアドレス、即
ち600 番地への移送を開始し、所定のアドレス情報
を検出する。アドレス5aが検出されたときには、シス
テム制御部22のデコードプログラム制御指令22dに
よって、映像のデコードプログラムがすでにデコードメ
モリ部28より映像復調部19に取り込まれている。従
って再生信号15bが映像復調部19に入力されると、
直ちにその映像圧縮信号に適したデコード処理が実行さ
れて、元の静止画の映像信号19aが出力される。
【0038】以上のように本実施例によれば、ディスク
1cで情報の属性が異なる各データ領域4,5の信号を
読み取るに際し、ディスク制御領域3を最初に読み取る
ことにより、信号処理方式の相異なる情報群のデコード
プログラムを取り出すことができる。このためディスク
再生装置側で夫々のデコードプログラムを保持する必要
がなく、ディスクの信号処理方式に左右されない汎用性
に優れたディスク再生装置を実現することができる。又
必要とする音声信号や映像情報を、ランダムトラックア
クセスにより直ちに再生することができる。
【0039】次に本願の請求項4又は5の発明を具体化
した第4実施例のディスク及びその再生装置について図
面を参照しながら説明する。図6及び図8は第4実施例
におけるディスクの構成を示す平面図である。尚前述し
た第1実施例と同一部分は同一符号を付けて詳細な説明
は省略する。図6に示すディスク1dには、夫々異なる
信号処理方式で記録されたデータ領域4及び5を含む複
数のデータ領域が設けられている。夫々のデータ領域4
及び5を含む複数のデータ領域は夫々その先頭に4b及
び5b等の第1の領域が位置付けられ、その領域に引き
続いて4d及び5d等の第2の領域が設けられている。 第2の領域4d,5dには、夫々音声情報や映像情報等
、属性の異なる情報群が記録され、第1の領域4b及び
5bには、領域4d及び5dの情報群の信号処理方式に
対応した夫々のデコードプログラムが記録されている。 このように第1実施例〜第3実施例のディスク1a,1
b,1cのようにデータ制御領域3をディスクの内周部
に設けず、各デコードプログラムをデータ領域4,5の
先頭部分に記録するようにしていることが、これまで説
明した実施例と異なる点である。
【0040】次に図8に示すディスク1eでは、夫々の
データ領域4及び5の先頭に第1の領域4b及び5bが
位置付けられ、その領域の後に情報を記録しない物理的
間隙としての空領域4c,5c及び、第2の領域4d及
び5dが夫々設けられている。このように空領域4c,
5cを新たに設けたことが、図6のディスク1dと異な
る点である。
【0041】図7は図6及び図8で示したディスク1d
及び1eを再生制御するディスク再生装置11dのブロ
ック図である。尚前述した第1実施例と同一部分は同一
符号を付けて詳細な説明は省略する。本実施例が第1実
施例と異なる点は、信号復調部40で元の信号に復調し
た情報群を、その属性に応じた出力端に出力するよう信
号選択部41が、信号復調部40の後に接続されている
ことである。システム制御部22がステータス信号15
dを検出すると、選択部切換指令信号22fを信号選択
部41に送り、音声信号41aと映像信号41bに分離
して、信号選択部41から出力するようディスク再生装
置11dが構成されている。
【0042】このように構成されたディスク再生装置1
1dのディスク1dの再生動作について図6と図7を用
いて説明する。システム制御部22がモータ駆動指令2
2aを回転駆動部16に与えることにより、ディスク1
dが回転を開始する。ディスク最内周から再生が開始さ
れ、再生位置が第1の領域5bに達したとき、信号処理
部15はステータス信号15dをシステム制御部22に
出力する。次にシステム制御部22はデコードプログラ
ム制御指令22dを出力して、ディスク1dの第1の領
域5bの部分から、デコードプログラムをデコードメモ
リ部27が取り込むよう指示を出す。次に再生信号15
bは信号復調部40に送られ、デコードメモリ部27に
ローディングされたデコードプログラムによって、デコ
ードが行なわれる。次に信号復調部40の復調出力40
aは信号選択部41に入力される。システム制御部22
はステータス信号15dによって復調出力40aが映像
情報であると判断できるため、選択部切換指令信号22
fを送り、映像信号41bを出力する。次にヘッド13
は再生を続け、ディスク再生位置がデータ領域4の音声
信号の位置に達すると、デコードメモリ部27には第1
の領域4bの音声信号のデコードプログラムがローディ
ングされる。その結果信号復調部40は圧縮音声デコー
ダとして動作し、システム制御部22の選択部切換指令
22fによって信号選択部41が切り換えられ、音声信
号41aとして出力される。
【0043】次に図8に示すディスク1eの再生動作も
、図6に示すディスク1dの再生と基本的には同じであ
るので説明は省略する。ただこのディスク1eの再生動
作の異なる点は、空領域4c,5cがあるため各データ
領域4、5に対応する夫々のデコードプログラムを第1
の領域4b,5bで検出し、かつデコードメモリ部27
にローディングしてからヘッド13が第2の領域4d,
5dの先頭に達するまで時間的余裕があることである。 このため信号復調部40の復調動作ができる状態を確保
してから、復調されるべき情報を待受けることができる
【0044】以上のように第4実施例によれば、ディス
ク1d及び1eで情報の属性が異なる各データ領域4,
5の信号を読み取るに際し、ディスク制御領域をディス
クに設ける必要がなくなる。各データ領域4,5の先頭
部分に位置する第1の領域4b,5bの情報群を読み取
ることにより、信号処理方式の相異なる情報群のデコー
ドプログラムを取り出すことができる。このためディス
クを内周部から外周部に向かって順次走査することによ
り、必要な音声信号や映像信号をそのデコードプログラ
ムと共に取り出すことができる。また再生装置側で夫々
の復調プログラムを保持する必要がなく、ディスクの信
号処理方式に左右されない汎用性に優れたディスク再生
装置を実現することができる。
【0045】尚上記の各実施例で使用されるディスク1
a,1b,1c,1d,1eは夫々コンパクトディスク
やビデオディスク等の光ディスクや、コンピュータの外
部メモリとして使用される磁気ディスクや光磁気ディス
クであってもよい。又その記録媒体の種類によって、デ
ィスクに記録する情報のフォーマットや情報の属性が限
定されるものではない。
【0046】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本願の請求項
1のディスク及びこれを再生するための請求項6のディ
スク再生装置によれば、ディスクの記録再生面に情報群
をまとめて記録するデータ領域とは別の場所に、デコー
ドプログラムを記録したディスク制御領域を設けている
。このためディスクの情報を読み取るに際し最初にディ
スク制御領域を読み取ることにより、必要とするデータ
領域のアドレスとデコードプログラムを事前に取り出す
。このようにすると再生装置本体に固定してデコード回
路を設ける必要がなく、信号処理方式の異なるディスク
の情報を自動的に取り出すことができる。また請求項6
の発明によるディスク再生装置で、請求項1の発明のデ
ィスクを再生することにより、1種類の再生装置で、信
号処理方式の異なる多種類のディスクを再生することが
できるという効果が得られる。
【0047】又本願の請求項2の発明によれば、ディス
クの記録再生面にデータ領域とディスク制御領域とを分
離して設けている。この制御領域には少なくとも各デー
タ領域の転送速度データと、アドレスデータとが記録さ
れている。このディスクを本願の請求項7のディスク再
生装置に装着すると、ディスクの情報を読み取るに際し
最初にディスク制御領域を読み取ることにより、必要と
するデータ領域のアドレスと、もし記録されてあればデ
コードブログラムを事前に取り出すことができる。この
ことにより、デコードプログラムが記録されていないと
きには、再生装置本体に設けた標準のデコードプログラ
ムでディスクの情報を再生することができる。そしてデ
コードプログラムが記録されているときには、このプロ
グラムでディスクの情報を再生できる。
【0048】又本願の請求項3の発明によれば、ディス
クの記録再生面にディスク制御領域と、複数のデータ領
域を設けている。ディスク制御領域には各データ領域の
アドレスと情報群を元の信号に復調再生するための、デ
コードプログラムが夫々記録されている。このディスク
を本願の請求項8のディスク再生装置に装着すると、デ
ィスクの情報を読み取るに際し、最初にディスク制御領
域を読み取ることにより、必要とするデータ領域のアド
レスとデコードブログラムを事前に取り出す。このよう
にすると再生装置本体に固定してデコード回路を設ける
ことなく、信号処理方式の異なるディスクの情報を自動
的に取り出すことができる。また音声や映像や他のデジ
タルデータ等のように、信号処理方式の異なる信号を夫
々ランダムアクセスで読み出すことができる優れたディ
スク再生装置を実現することができる。
【0049】又本願の請求項4の発明によれば、第1の
領域には、第2の領域の情報群を再生するためのデコー
ドプログラムが記録されている。このためディスク制御
領域は不要であるので、一枚のディスクにデータ領域を
多くとることができる。このディスクを再生する本願の
請求項9のディスク再生装置では、ヘッドをディスクの
内周から外周に向かって順に走査し、必要とする情報群
を選択して、必要な音声信号や映像信号をそのデコード
プログラムと共に取り出すことができる。また再生装置
側で夫々のデコードプログラムを保持する必要がなく、
ディスクの信号処理方式に左右されない汎用性に優れた
ディスク再生装置を実現することができる。
【0050】更に本願の請求項5の発明によれば、第1
の領域と第2の領域との間に情報を記録しない空領域を
設けている。このディスクを本願の請求項9のディスク
再生装置に装着すると、第1の領域に記録されたデコー
ドプロクラムを読み出すと共に、情報群が記録された第
2の領域の信号を再生するまでに、ディスクの回転数を
規定の値にまで立上げることができる。それ故ディスク
再生装置の信号復調部が安定して動作する優れたディス
ク再生装置を実現することができる。
【0051】そして以上のいずれの発明によっても、専
用のデコード回路が不要になり、再生装置の製造価格を
低減できるという効果がある。またエンコード/デコー
ド方式などの改良により、ディスクの記録時のデータ内
容、例えばデコードプログラムの一部を変えた場合など
でも、一枚のディスク内に記録されているデータに合わ
せたデコードプログラムを記録しておくことによって対
応することができる。このため従来の再生装置を修正す
ることなく、そのままこの再生装置が使えるという大き
な効果を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のディスクの構成を示す平
面図である。
【図2】第1実施例によるディスクを再生するディスク
再生装置のブロック図である。
【図3】第2実施例によるディスクを再生するディスク
再生装置のブロック図である。
【図4】本発明の第3実施例のディスクの構成を示す平
面図である。
【図5】第3実施例によるディスクを再生するディスク
再生装置のブロック図である。
【図6】本発明の第4実施例における1つのディスクの
構成を示す平面図である。
【図7】第4実施例によるディスクを再生するディスク
再生装置のブロック図である。
【図8】本発明の第4実施例における他のディスクの構
成を示す平面図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d,1e  ディスク2,4,5
  データ領域 3  ディスク制御領域 4a,5a  アドレス 4b,5b  第1の領域 4c,5c  空領域 4d,5d  第2の領域 11a,11b,11c,11d  ディスク再生装置
12  スピンドルモータ 13  ヘッド 14  トラバース駆動部 15  信号処理部 15a  ディスク制御信号 15b  再生信号 15c  回転誤差信号 15d  ステータス信号 15e  デーコードプログラム信号 16  回転駆動部 16a  モータ駆動部 17,40  信号復調部 18  音声復調部 19  映像復調部 20  第1のメモリ部 21  トラバース制御部 22  システム制御部 22a  モータ駆動指令信号 22b  トラバース駆動指令信号 22c  メモリ制御指令信号 22d  デコードプログラム制御指令信号22e  
デコードプログラム切換指令信号22f  信号選択部
切換指令信号 27,28  デコードメモリ部 30  第2のメモリ部 31  切換スイッチ 40  信号復調部 41  信号選択部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  情報を記録再生するディスクにおいて
    、前記ディスクの記録再生面にデータ領域と、少なくと
    も1つのディスク制御領域とが形成され、前記データ領
    域は、同一属性の情報群が記録され所定の信号処理方式
    で再生される領域であり、前記ディスク制御領域は、前
    記信号処理方式で記録された前記データ領域の情報群を
    デコードするための、デコードプログラムを保持する領
    域であることを特徴とするディスク。
  2. 【請求項2】  情報を記録再生するディスクにおいて
    、前記ディスクの記録再生面にデータ領域と、少なくと
    も1つのディスク制御領域とが形成され、前記データ領
    域は、同一属性の情報群が記録され所定の信号処理方式
    で再生される領域であり、前記ディスク制御領域は、各
    データ領域の情報群を再生するための転送速度データと
    、前記ディスクにおける各情報群のアドレスデータを保
    持する領域であることを特徴とするディスク。
  3. 【請求項3】  情報を記録再生するディスクにおいて
    、前記ディスクの記録再生面に複数のデータ領域と、少
    なくとも1つのディスク制御領域とが形成され、前記デ
    ータ領域は、同一属性の情報群が記録され所定の信号処
    理方式で再生される領域であり、前記ディスク制御領域
    は、各信号処理方式で記録された前記データ領域の情報
    群をデコードするための、各デコートプログラムと、前
    記ディスクにおける各情報群のアドレスデータと、を保
    持する領域であることを特徴とするディスク。
  4. 【請求項4】  情報を記録再生するディスクにおいて
    、前記ディスクの記録再生面に同一属性の情報群を記録
    するデータ領域が複数個形成され、前記データ領域は夫
    々、そのデータ領域の先頭の第1の領域と、該第1の領
    域に引き続く第2の領域とを有し、前記第2の領域は所
    定の信号処理方式で再生される情報群が記録され、前記
    第1の領域は前記第2の領域の情報群をデコードするた
    めのデコードプログラムが記録されることを特徴とする
    ディスク。
  5. 【請求項5】  前記第1の領域と前記第2の領域との
    間に情報を記録しない空領域を設けたことを特徴とする
    請求項4記載のディスク。
  6. 【請求項6】  請求項1記載のディスクに記録された
    情報を読み取るディスク再生装置であって、前記ディス
    クを規定の回転数で回転させる回転駆動部と、前記ディ
    スクに記録されたディスク制御領域とデータ領域の情報
    とを夫々読み取るヘッドと、前記ヘッドを規定の読み取
    り位置へトラバースさせるトラバース駆動部と、前記ヘ
    ッドから読み出された前記ディスク制御領域及びデータ
    領域の情報を分離して保持する信号処理部と、前記ディ
    スク制御領域から、読み出された各データ領域のアドレ
    スの値を保持する第1のメモリ部と、前記データ領域よ
    り再生された信号を復調する信号復調部と、前記データ
    領域より再生される信号を復調するためのデコードプロ
    グラムを保持するデコードメモリ部と、外部指令信号に
    基づいて動作するシステム制御部と、を具備し、前記シ
    ステム制御部は、再生時には、ディスク制御領域のデコ
    ードプログラムを前記デコードメモリ部に入力し、再生
    すべき情報群のアドレスデータを前記第1のメモリ部よ
    り前記トラバース駆動部に与えると共に、前記トラバー
    ス駆動部を介して前記ヘッドを読み取り位置にトラバー
    スさせることを特徴とするディスク再生装置。
  7. 【請求項7】  請求項1又は2記載のディスクに記録
    された情報を読み取るディスク再生装置であって、前記
    ディスクを規定の回転数で回転させる回転駆動部と、前
    記ディスクに記録されたディスク制御領域とデータ領域
    の情報とを夫々読み取るヘッドと、前記ヘッドを規定の
    読み取り位置へトラバースさせるトラバース駆動部と、
    前記ヘッドから読み出された前記ディスク制御領域及び
    データ領域の情報を分離して保持する信号処理部と、前
    記ディスクの制御領域から、読み出された各データ領域
    のアドレスの値を保持する第1のメモリ部と、前記デー
    タ領域より再生された信号を復調する信号復調部と、前
    記データ制御領域から再生されたデコードプログラムを
    保持するデコードメモリ部と、前記データ領域を復調す
    るための標準のデコードプログラムを保持する第2のメ
    モリ部と、前記デコードメモリ部及び前記第2のメモリ
    部の出力端を切り換えて、前記信号復調部にデコードプ
    ログラムを入力する切換スイッチと、外部指令信号に基
    づいて動作するシステム制御部と、を具備し、前記シス
    テム制御部は、再生時には、ディスク制御領域よりデコ
    ードプログラムが再生されたときに前記デコードメモリ
    部に保持し、再生すべき情報群のアドレスデータを前記
    第1のメモリ部よりトラバース駆動部に入力し、前記ト
    ラバース駆動部を介して前記ヘッドを読み取り位置にト
    ラバースさせると共に、前記デコードメモリ又は第2の
    メモリ部のデコードプログラムを切り換えることを特徴
    とするディスク再生装置。
  8. 【請求項8】  請求項3記載のディスクに記録された
    情報を読み取るディスク再生装置であって、前記ディス
    クを規定の回転数で回転させる回転駆動部と、前記ディ
    スクに記録されたディスク制御領域とデータ領域の情報
    を夫々読み取るヘッドと、前記ヘッドを規定の読み取り
    位置へトラバースさせるトラバース駆動部と、前記ヘッ
    ドから読み出された前記ディスク制御領域とデータ領域
    の情報を分離して保持する信号処理部と、前記ディスク
    の制御領域から、読み出された各情報群の転送速度とア
    ドレスの値を夫々保持する第1のメモリ部と、前記第2
    の領域に記録された属性の異なる情報群を、夫々復調す
    る複数の信号復調部と、前記複数の信号復調部に接続さ
    れ、前記ディスク制御領域に記録された各デコードプロ
    グラムを夫々保持する複数のデコードメモリ部と、外部
    指令信号に基づいて動作するシステム制御部と、を具備
    し、前記システム制御部は、前記信号処理部からのアド
    レスデータを、前記トラバース駆動部に与えて前記ヘッ
    ドを読み取り位置にトラバースさせると共に、前記各デ
    コードメモリ部と前記各信号復調部を切り換えて、再生
    信号をその信号に対応する信号復調部に入力することを
    特徴とするディスク再生装置。
  9. 【請求項9】  請求項4又は5記載のディスクに記録
    された情報を読み取るディスク再生装置であって、前記
    ディスクを規定の回転数で回転させる回転駆動部と、前
    記ディスクに記録されたデータ領域の情報を読み取るヘ
    ッドと、前記ヘッドを規定の読み取り位置へトラバース
    させるトラバース駆動部と、前記ヘッドから読み出され
    た前記データ領域の情報を分離して保持する信号処理部
    と、前記ディスクの各情報群のアドレスの値を保持する
    第1のメモリ部と、前記第2の領域に記録された情報群
    を復調する信号復調部と、前記第1の領域に記録された
    デコードプログラムを保持するデコードメモリ部と、前
    記信号復調部からの復調信号が与えられ、切換信号に応
    じて出力端を切り換える信号選択部と、外部指令信号に
    基づいて動作するシステム制御部と、を具備し、前記シ
    ステム制御部は、再生時には、前記ディスクの第1の領
    域のデコードプログラムを前記デコードメモリ部に入力
    し、前記デコードメモリ部の保持したデコードプログラ
    ムを前記信号復調部に与えると共に、前記信号選択部に
    再生信号を切り換える切換信号を与えることを特徴とす
    るディスク再生装置。
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