JPH04251596A - 電動式パワー・ステアリング装置におけるモータ電流検出装置およびモータ駆動装置 - Google Patents

電動式パワー・ステアリング装置におけるモータ電流検出装置およびモータ駆動装置

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JPH04251596A
JPH04251596A JP2415027A JP41502790A JPH04251596A JP H04251596 A JPH04251596 A JP H04251596A JP 2415027 A JP2415027 A JP 2415027A JP 41502790 A JP41502790 A JP 41502790A JP H04251596 A JPH04251596 A JP H04251596A
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JP
Japan
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motor
circuit
assist
current
voltage
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Application number
JP2415027A
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English (en)
Inventor
Akio Okamura
彰夫 岡村
Kiyotoshi Okura
清俊 大倉
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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  • Control Of Direct Current Motors (AREA)
  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、モータの回転出力に
よって操舵力を補助する電動式パワー・ステアリング装
置において、モータに流れる電流を検出する装置および
モータの駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電動式パワー・ステアリング装置
においては、操舵トルク検出値および車速検出値に基づ
いて操舵アシスト補助モータを制御し、操舵アシスト・
トルクを発生していた。この場合、アシスト指令値に応
じたアシスト・モータの制御が必要である。
【0003】モータの制御技術の1つに、4個のスイッ
チング素子を含むHブリッジ駆動法に従うPWM(Pu
lse Width Modulation)パルスを
用いたチョッパ動作によってモータを駆動制御するもの
がある。この駆動法は図15に示すようにHブリッジ回
路47の左のアームにアッパ(上)およびロア(下)に
2個のスイッチング素子(たとえばFET)1UL,1
LLを、右アームのアッパおよびロアに2個のスイッチ
ング素子1UR,1LRをそれぞれ接続し、各アームの
中間点にモータ10を接続したものである。
【0004】モータ10を正転するときにはスイッチン
グ素子1ULをオン、スイッチング素子1LLおよびス
イッチング素子1URをオフし、スイッチング素子1L
Rをオン、オフ制御する。スイッチング素子1LRはP
WMキャリア周期ごとに所定時間の間オンとされる。し
たがって、スイッチング素子1LRがオンとなったとき
にのみモータ10に電流が流れる。
【0005】モータ逆転時にはスイッチング素子1UL
,1LRがオフし、スイッチング素子1LL,1URを
用いて制御する。スイッチング素子1UL,1LL,1
URおよび1LRの制御はCPU31A によって統括
される駆動制御回路44およびゲート駆動回路45によ
って行なわれる。
【0006】モータ10に過電流が流れた場合に備えて
モータ駆動装置にはモータ電流検出回路50および過電
流検出回路37が接続されており、モータ10に流れる
電流が所定値以上になったときにはモータ10の回転を
停止する。
【0007】従来のモータ駆動装置においてはHブリッ
ジ回路47のそれぞれのアームに対して直列にモータ電
流検出用のシャント抵抗RS1およびRS2を接続し、
その両端の電圧からモータ電流を検出している。モータ
10の正転時においてスイッチング素子1LRがオンの
ときにはシャント抵抗RS1に電流が流れるのでシャン
ト抵抗RS1の両端の電圧からモータ電流が検出され、
スイッチング素子1LRがオフのときにはシャント抵抗
RS2に電流が流れるのでシャント抵抗RS2の両端の
電圧からモータ電流が検出される。
【0008】また、モータ電流を検出するためにモータ
10に対して直列にシャント抵抗を接続して、このシャ
ント抵抗の両端の電圧からモータ電流を検出するものも
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図15
に示されたモータ電流の検出の方式では2本のシャント
抵抗RS1およびRS2の感度を調整する必要がある。 またモータ電流検出回路内で生じるオフセット電圧を補
償する必要があるが、2本のシャント抵抗を用いている
のでオフセット電圧の補償も難かしい。
【0010】シャント抵抗が2本必要であり、この2本
のシャント抵抗に対応したCPU31A の A/D 
ポートも2つ必要であるためコスト・アップにつながる
【0011】モータ10には正または負の電流が流れる
ので、モータ10に直列にシャント抵抗を接続する方式
ではモータ10に流れる電流の極性に対応した電源がさ
らに必要となりコスト・アップとなる。
【0012】さらに、上述したようにHブリッジ回路4
7の上側のスイッチング素子1ULおよび1URをオン
、オフ制御するためにはそれらのスイッチング素子1U
Lおよび1URにあたえられる電圧よりも高い電圧が必
要であるため昇圧電源46が必要である。
【0013】
【課題を解決する手段】第1の発明(請求項1)は、検
出操舵トルク、検出車速等に基づいてアシスト電流指令
値を作成し、このアシスト電流指令値によって制御され
るアシスト・モータ制御回路により操舵アシスト・モー
タを駆動し、上記アシスト指令値に応じた操舵アシスト
・トルクを発生する装置において、上記アシスト・モー
タ制御回路のモータ駆動電流が流れる回路部分に直列に
接続されたアシスト・モータ電流検出用シャント抵抗、
および上記アシスト・モータ電流検出用シャント抵抗の
両端の電圧を検出することにより操舵アシスト・モータ
の電流に相当する電圧を検出する検出回路を備え、上記
検出回路により検出された電圧から上記アシスト・モー
タに流れる電流を検出することを特徴とする。
【0014】好ましくは上記検出回路が、上記アシスト
・モータ電流検出用シャント抵抗の両端の電圧を検出す
るシャント抵抗電圧検出回路と、検出されたシャント抵
抗の両端の電圧を整流する整流回路と、上記シャント抵
抗電圧検出回路および整流回路によって生ずるオフセッ
ト電圧を補償するオフセット電圧補償回路と、上記整流
回路によって整流されたシャント抵抗の両端の電圧をホ
ールドする回路とから構成されるとよい。
【0015】所定値にもとづいて検出モータ電流が過電
流であることを検出し、上記アシスト・モータ制御回路
によるモータ駆動を停止させる過電流検出回路を備える
ことが好ましい。
【0016】また、上記モータ駆動回路におけるモータ
駆動電流が流れる回路部分が第1のアームに上、下2個
、第2のアームに上、下2個、接続された4個のアシス
ト・モータ制御用スイッチング素子により構成されるH
ブリッジ回路であってもよい。
【0017】第2の発明(請求項5)は、検出操舵トル
ク、検出車速等に基づいてアシスト電流指令値を作成し
、このアシスト電流指令値に応じて操舵アシスト・トル
クを発生する操舵アシスト・モータを駆動する装置にお
いて、バッテリィの電圧が印加されることにより流れる
電流により上記操舵アシスト・モータを駆動するモータ
駆動回路と、上記アシスト電流指令値の大きさおよび極
性に応じ上記モータ駆動回路をパルス幅変調するモータ
制御回路とを備え、上記モータ駆動回路が、上記バッテ
リィの出力端子間に接続された2個のアームを有し、各
アームに上、下2個のアシスト・モータ制御用スイッチ
ング素子がHブリッジ型に接続されてなるHブリッジ回
路と、各アームの2個のスイッチング素子のうちバッテ
リィの電源電圧よりも絶対値が大きい制御電圧を印加す
べきスイッチング素子をオン、オフ制御するためのブー
ストラップ回路から構成されていることを特徴とする。
【0018】好ましくは、上記アシスト・モータと直列
に接続されたモータ線地絡検出回路を備えるとよい。さ
らに、上記アシスト・モータ制御回路のモータ駆動電流
が流れる回路部分に直列に接続されたアシスト・モータ
電流検出用シャント抵抗を備え、このシャント抵抗の両
端の電圧を検出することにより上記アシスト・モータに
流れる電流を検出するモータ電流検出回路を設けること
が好ましい。
【0019】
【作用】この発明による電動式パワー・ステアリング装
置におけるモータ電流検出装置によると、アシスト・モ
ータ制御回路と直列にアシスト・モータ電流検出用シャ
ント抵抗が接続されているので、PWM駆動信号がオン
、オフいずれのときもこのアシスト・モータ電流検出用
シャント抵抗に電流が流れる。PWM信号がオンのとき
には一方のアームの上側のスイッチング素子と他方のア
ームの下側のスイッチング素子に電流が流れ、PWM信
号がオフのときには一方のアームの下側のスイッチング
素子と他方のアームの上側のスイッチング素子に電流が
流れる。
【0020】シャント抵抗電圧検出回路によってシャン
ト抵抗の両端の電圧が検出される。検出されたシャント
抵抗の両端の電圧は整流回路によって整流される。整流
された電圧はオフセット電圧補償回路によってシャント
抵抗電圧検出回路および整流回路により生じるオフセッ
ト電圧が補償される。整流されかつオフセット補償され
たシャント抵抗の両端の電圧に基づいてモータに流れる
電流が検出される。
【0021】この発明による電動式パワー・ステアリン
グ装置におけるモータ駆動装置によると、Hブリッジ回
路の各アームのスイッチング素子のうちバッテリィの電
源電圧よりも絶対値が大きい電圧を印加すべきスイッチ
ング素子がブーストラップ回路によって駆動される。ブ
ーストラップ回路はたとえばバッテリィから流入する電
流により充電されるコンデンサとこのコンデンサに蓄積
された電荷により生じる電圧を対応するスイッチング素
子の制御端子に帰還する帰還回路を含み、コンデンサに
所定の電荷が蓄積されることによりバッテリィ側のスイ
ッチング素子がオンとされる。
【0022】スイッチング素子がオンとされることによ
り、モータはPWM信号に基づいて駆動される。
【0023】またモータ線地絡が生じたときにはモータ
線地絡検出回路によって地絡検出が行われる。さらにア
シスト・モータ電流検出用シャント抵抗の両端の電圧が
検出されることにより、モータに流れる電流も検出され
る。
【0024】
【実施例】図1はパワー・ステアリング機械系の一例を
示す構成図である。図2は電動式パワー・ステアリング
装置の電気的構成の全体を示すブロック図である。図3
は操舵トルク・センサとモータ電流との関係を示すグラ
フである。
【0025】図1を参照して操舵ハンドル21の回転力
はハンドル軸を経てピニオン・ギア22に伝達され、さ
らに上記ピニオン・ギア22により、ナックル・アーム
等を経て車輪25が転向される。また、コントロール装
置により制御駆動される操舵補助モータ(DCモータ)
10の回転力はピニオン・ギア22を含むステアリング
・ギア23とラック軸24の噛み合いによりラック軸2
4に伝達され、ハンドル21による操舵を補助すること
となる。
【0026】ハンドル21とモータ10の回転軸はギア
22、23およびラック軸24により機械的に連結され
ている。操舵トルク・センサ42により操舵トルクが検
出され、また車速センサ43により車速が検出され、こ
れらの検出トルク、車速に基づいてコントロール装置3
0はモータ10を制御する。コントロール装置30およ
びモータ10には車両に搭載されたバッテリィ35から
その動作電力が供給される。
【0027】図2において、車両センサ43から出力さ
れる速度信号はアナログ/ディジタル変換回路33によ
ってディジタル信号に変換されてCPU31に与えられ
る。また操舵トルク・センサ42の検出トルクはA/D
変換回路32によってディジタル量に変換されてCPU
31に与えられる。CPU31によって入力する検出車
速および検出トルクに基づいて電流指令値が作成される
【0028】作成された電流指令値はモータ制御回路4
0に与えられ、これによりモータ10が駆動される。操
舵アシスト・モータ10に流れる電流はモータ電流検出
回路50によって検出されA/D変換回路36によって
ディジタル量に変換された後CPU31に与えられる。 またモータ電流検出回路50によって検出されたモータ
電流は過電流検出回路37によってモータ10に必要以
上の電流が流れているかどうかが検出される。
【0029】モータ10に過電流が流れているときには
過電流検出回路50によってモータ駆動電流の供給が禁
止される。
【0030】図4はモータ駆動回路を示すブロック図で
ある。また図6はシャント抵抗の両端の電圧を検出する
回路を示すもので、そのブロック図である。これらの図
において図15に示すものと同一物には同一符号を付し
て説明を省略する。図7はこれらの各部分の電流、電圧
波形である。
【0031】これらの図に示すモータ駆動回路において
は、アシスト・モータ制御回路47と直列にモータ電流
検出用のシャント抵抗RS が接続されている。
【0032】図4を参照してモータ10を正転するとき
にはPWMキャリアの一周期内において、スイッチング
素子1URおよび1LLがオフの状態に保持される。そ
して、スイッチング素子1ULおよび1LRが、ゲート
駆動回路45からに与えられるPWM信号がHレベルの
間オンとされ、PWM信号がLレベルの間オフとされる
【0033】モータ10を正転するときにおいてPWM
信号がHレベルの間はシャント抵抗RS 、スイッチン
グ素子1UL、モータ10およびスイッチング素子1L
Rと電流が流れる。また、PWM信号がLレベルの間は
モータ10、スイッチング素子1URに含まれるダイオ
ード、シャント抵抗RS 、リレー49、バッテリィ4
8およびスイッチング素子1LLに含まれるダイオード
と電流が流れる。
【0034】図6に示すようにシャント抵抗RS の両
端の電圧が差動回路51によって検出される。差動回路
51の正入力端子には所定電圧Vr が印加されている
。差動回路51によって検出された電圧はコンパレータ
53の負入力端子に与えられる。コンパレータ53によ
って半波整流が行なわれる。またシャント抵抗RS と
バッテリィ48の接続点は差動回路52の正入力端子と
接続されている。この差動回路52の正入力端子にも所
定電圧Vr が印加されている。差動回路52は差動回
路51およびコンパレータ53によって生じるオフセッ
ト電圧を補償するものである。
【0035】コンパレータ53によって半波整流された
シャント抵抗の両端の電圧はピーク・ホールド回路54
に与えられて保持される。ピーク・ホールド回路54に
も所定電圧Vr が与えられている。図8に示すように
ピーク・ホールド回路54の出力電圧がモータ10の電
流を表すものとしてCPU31に入力する。この電圧に
よりモータ電流が検出される。
【0036】これらの回路におけるモータ・ロック時の
モータ電流とPWM信号のデューティ比との関係が図5
に示されている。図5のグラフから分るようにモータ・
ロック時においてはPWM信号のデューティ比が50%
以上でなければモータ10に電流が流れない。またモー
タ10が回転状態のときにはモータの誘起起電力が発生
するのでPWM信号のデューティ比が50%以上であっ
てもモータに電流が流れないことがある。このためにこ
れらの図に示すモータ制御回路においては通常PWM信
号のデューティ比は50%以上で使用される。
【0037】したがって上述したピーク・ホールド回路
54にによって電圧を保持する時間が短く済むのでモー
タ電流の検出精度が向上する。またシャント抵抗RS 
はバッテリィ48の正電極側に接続されているので、モ
ータ線に地絡が生じたときにも従来と同様にシャント抵
抗の両端の電圧の低下を検出することによりモータ線地
絡が検出できる。
【0038】これらの回路に示されるHブリッジ回路4
7の駆動方式はモータの回転により生じる誘起起電力が
バッテリィ48の電圧を超えない限り、カ行モードの動
作であり正転および逆転のできる2象限チョッパである
【0039】図9は第2の実施例を示すもので、モータ
駆動回路のブロック図である。
【0040】図9においては図10と異なり下側のスイ
ッチング素子に接続されるトランジスタおよび抵抗は省
略されている。
【0041】従来の回路と比べて昇圧電源が除去されて
いる。このためにHブリッジ回路47のうちのバッテリ
ィ側のスイッチング素子1ULおよび1URにはブース
トラップ回路3および4が接続されている。
【0042】図9に示す回路においても、モータ10を
正転するときにはPWMキャリアの一周期内において、
スイッチング素子1URおよび1LLがオフの状態に保
持される。そして、スイッチング素子1ULおよび1L
Rがゲート駆動回路45からに与えられるPWM信号が
Hレベルの間オンとされ、PWM信号がLレベルの間オ
フとされる。
【0043】したがって、モータを正転するときにおい
てPWM信号がHレベルの間はスイッチング素子1UL
、モータ10およびスイッチング素子1LR、シャント
抵抗RS と電流が流れる。また、PWM信号がLレベ
ルの間はシャント抵抗RS 、スイッチング素子1LL
に含まれるダイオード、モータ10、スイッチング素子
1URに含まれるダイオード、リレー49、バッテリィ
48と電流が流れる。
【0044】ブーストラップ回路の一例が図10に示さ
れている。ブーストラップ回路3にはバッテリィ48の
電圧によって電荷を蓄積するコンデンサC2とコンデン
サC2に蓄積された電荷により生じる電圧を抵抗により
電流に変換してスイッチング素子1ULに与える帰還回
路とが含まれている。またダイオードD2およびトラン
ジスタTr1も接続されている。
【0045】トランジスタTr1はゲート駆動回路45
からの駆動信号によりオンとされている。コンデンサC
2には所定電荷が充電される。スイッチング素子1UL
をオンとするときにはトランジスタTr1がオフとなる
ようゲート駆動回路45から駆動信号が与えられる。こ
れよりスイッチング素子1ULにはモータ10の端子電
圧とコンデンサC2の充電電圧とを加えた電圧が与えら
れ、スイッチング素子1ULがオンとされる。スイッチ
ング素子1URについても同様の構成のブーストラップ
回路4によってオン、オフ制御することができる。スイ
ッチング素子1LLはトランジスタTr2を介してオン
、オフ制御される。
【0046】上述したように昇圧電源を用いなくともス
イッチング素子1ULおよびスイッチング素子1URを
オン、オフ制御でき、モータ10を駆動することができ
るようになる。
【0047】モータ10に流れる電流はまた地絡検出回
路60にも与られている。モータ線の地絡が生じたとき
には地絡検出回路60によって検出される。モータ線地
絡検出信号はORゲートを介してCPU35に与えられ
る。モータ線地絡検出回路の詳細が図11に示されてい
る。
【0048】モータ10の両端の電圧はモータ電圧検出
回路61によって検出される。検出されたモータ10の
電圧はコンパレータ63の負入力端子に与えられる。コ
ンパレータ63の正入力端子には電源62からの基準電
圧が与えられている。モータ線に地絡が生じるとモータ
線10の両端の電圧が低下する。これによりコンパレー
タ63から地絡検出信号が出力される。この信号がOR
ゲートを介してCPU35に入力する。
【0049】さらにHブリッジ回路47と直列にモータ
電流検出用シャント抵抗RS が接続されており、その
両端の電圧が電流検出回路70に与えられている。電流
検出回路70によってモータ10に流る電流が検出され
る。検出された電流は過電流検出回路80に入力する。 この回路80によってモータ10に過電流が流れると図
14に示すようにその検出電圧がORゲートを介してC
PU35に与えられる。
【0050】モータ電流検出回路70の詳細が図12に
示されている。
【0051】モータ電流検出回路70は非反転整流回路
71とピーク・ホールド回路73から構成される。非反
転整流回路71にはコンパレータ72が含まれており、
シャント抵抗RS の両端の電圧が入力する。非反転整
流回路71の出力はピーク・ホールド回路73に与えら
れ、この回路73に含まれるコンデンサに充電される。 PWM信号がオフのときは回路73に含まれるコンデン
サに蓄積された電荷が放電される。
【0052】地絡検出回路60によってモータ線地絡が
検出されたときまたは過電流検出回路80によってモー
タ10に過電流が検出されたときは、それらの検出信号
は駆動制御回路44に入力し、モータ10の駆動が停止
される。
【0053】図9に示すモータ電流駆動装置においても
シャント抵抗が一本で済むので回路構成が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動式パワー・ステアリング機械系の一例を示
す構成図である。
【図2】電動式パワー・ステアリング装置に含まれるコ
ントロール装置のブロック図である。
【図3】電動式パワー・ステアリング装置に含まれるコ
ントロール装置の操舵トルク・センサ検出値とモータ電
流との関係を示すグラフである。
【図4】この発明の実施例によるモータ電流検出駆動回
路のブロック図である。
【図5】PWM信号のデューティ比とモータ電流との関
係を示すグラフである。
【図6】モータ電流検出回路に含まれる電流検出回路の
ブロック図である。
【図7】モータ電流駆動装置の各ブロックの電流、電圧
波形を示している。
【図8】モータ電流と検出電圧との関係を示すグラフで
ある。
【図9】他の実施例を示すものでモータ駆動装置のブロ
ック図である。
【図10】図9に示す装置に含まれるブーストラップ回
路の回路図である。
【図11】図9に示す装置に含まれるモータ線地絡検出
回路のブロック図である。
【図12】図9に示す装置に含まれるモータ電流検出回
路のブロック図である。
【図13】図9に示すモータ駆動回路の各ブロックの電
流電圧波形を示すものである。
【図14】データ電流と検出電圧との関係を示すグラブ
である。
【図15】従来のモータ駆動装置の一例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1UL,1LL,1UR,1LR  スイッチング素子
10  モータ 40  モータ制御回路 44  駆動制御回路 45  ゲート駆動回路 47  Hブリッジ回路 RS   シャント抵抗

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  検出操舵トルク、検出車速等に基づい
    てアシスト電流指令値を作成し、このアシスト電流指令
    値によって制御されるアシスト・モータ制御回路により
    操舵アシスト・モータを駆動し、上記アシスト指令値に
    応じた操舵アシスト・トルクを発生する装置において、
    上記アシスト・モータ制御回路のモータ駆動電流が流れ
    る回路部分に直列に接続されたアシスト・モータ電流検
    出用シャント抵抗、および上記アシスト・モータ電流検
    出用シャント抵抗の両端の電圧を検出することにより操
    舵アシスト・モータの電流に相当する電圧を検出する検
    出回路を備え、上記検出回路により検出された電圧から
    上記アシスト・モータに流れる電流を検出することを特
    徴とする、電動式パワー・ステアリング装置におけるモ
    ータ電流検出装置。
  2. 【請求項2】  上記検出回路が、上記アシスト・モー
    タ電流検出用シャント抵抗の両端の電圧を検出するシャ
    ント抵抗電圧検出回路と、検出されたシャント抵抗の両
    端の電圧を整流する整流回路と、上記シャント抵抗電圧
    検出回路および上記整流回路によって生ずるオフセット
    電圧を補償するオフセット電圧補償回路と、上記整流回
    路によって整流された電圧をホールドする回路とから構
    成される、請求項1に記載の電動式パワー・ステアリン
    グ装置におけるモータ電流検出装置。
  3. 【請求項3】  所定値にもとづいて検出モータ電流が
    過電流であることを検出し、上記アシスト・モータ制御
    回路によるモータ駆動を停止させる過電流検出回路を備
    えた請求項1に記載の電動式パワー・ステアリング装置
    におけるモータ電流検出装置。
  4. 【請求項4】  上記モータ駆動回路におけるモータ駆
    動電流が流れる回路部分が、第1のアームに上、下2個
    、第2のアームに上、下2個、接続された4個のアシス
    ト・モータ制御用スイッチング素子により構成されるH
    ブリッジ回路であることを特徴とする請求項1に記載の
    電動式パワー・ステアリング装置におけるモータ電流検
    出装置。
  5. 【請求項5】  検出操舵トルク、検出車速等に基づい
    てアシスト電流指令値を作成し、このアシスト電流指令
    値に応じて操舵アシスト・トルクを発生する操舵アシス
    ト・モータを駆動する装置において、バッテリィの電圧
    が印加されることにより流れる電流により上記操舵アシ
    スト・モータを駆動するモータ駆動回路と、上記アシス
    ト電流指令値の大きさおよび極性に応じ上記モータ駆動
    回路をパルス幅変調するモータ制御回路とを備え、上記
    モータ駆動回路が、上記バッテリィの出力端子間に接続
    された2個のアームを有し、各アームに上、下2個のア
    シスト・モータ制御用スイッチング素子がHブリッジ型
    に接続されてなるHブリッジ回路と、各アームの2個の
    スイッチング素子のうちバッテリィの電源電圧よりも絶
    対値が大きい制御電圧を印加すべきスイッチング素子を
    オン、オフ制御するためのブーストラップ回路から構成
    されている、電動式パワー・ステアリング装置における
    モータ駆動装置。
  6. 【請求項6】  上記ブーストラップ回路が、バッテリ
    ィから流入する電流により充電されるコンデンサとこの
    コンデンサに蓄積された電荷により生じる電圧を対応す
    るスイッチング素子制御端子に帰還する帰還回路とを含
    む、請求項5に記載の電動式パワー・ステアリング装置
    におけるモータ駆動装置。
  7. 【請求項7】  上記アシスト・モータのモータ線地絡
    検出回路を備えた請求項5または6に記載の電動式パワ
    ー・ステアリング装置におけるモータ駆動装置。
  8. 【請求項8】  上記アシスト・モータ制御回路のモー
    タ駆動電流が流れる回路部分に直列に接続されたアシス
    ト・モータ電流検出用シャント抵抗を備え、このシャン
    ト抵抗の両端の電圧を検出することにより上記アシスト
    ・モータに流れる電流を検出するモータ電流検出回路を
    さらに備えた請求項5から7のうちいずれか1項に記載
    の電動式パワー・ステアリング装置におけるモータ駆動
    装置。
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