JPH04251294A - 音像定位制御装置 - Google Patents
音像定位制御装置Info
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- JPH04251294A JPH04251294A JP3011702A JP1170291A JPH04251294A JP H04251294 A JPH04251294 A JP H04251294A JP 3011702 A JP3011702 A JP 3011702A JP 1170291 A JP1170291 A JP 1170291A JP H04251294 A JPH04251294 A JP H04251294A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10H—ELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
- G10H2210/00—Aspects or methods of musical processing having intrinsic musical character, i.e. involving musical theory or musical parameters or relying on musical knowledge, as applied in electrophonic musical tools or instruments
- G10H2210/031—Musical analysis, i.e. isolation, extraction or identification of musical elements or musical parameters from a raw acoustic signal or from an encoded audio signal
- G10H2210/066—Musical analysis, i.e. isolation, extraction or identification of musical elements or musical parameters from a raw acoustic signal or from an encoded audio signal for pitch analysis as part of wider processing for musical purposes, e.g. transcription, musical performance evaluation; Pitch recognition, e.g. in polyphonic sounds; Estimation or use of missing fundamental
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10H—ELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
- G10H2250/00—Aspects of algorithms or signal processing methods without intrinsic musical character, yet specifically adapted for or used in electrophonic musical processing
- G10H2250/471—General musical sound synthesis principles, i.e. sound category-independent synthesis methods
- G10H2250/481—Formant synthesis, i.e. simulating the human speech production mechanism by exciting formant resonators, e.g. mimicking vocal tract filtering as in LPC synthesis vocoders, wherein musical instruments may be used as excitation signal to the time-varying filter estimated from a singer's speech
Landscapes
- Stereophonic System (AREA)
- Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スピーカ等から出力
される音の音像定位を制御する音像定位制御装置に関す
る。
される音の音像定位を制御する音像定位制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に2チャンネル以上のスピーカから
音を出力し、各スピーカから出力される音の音圧レベル
等を制御することによって、その音場内の音像の定位を
任意に制御することができる。例えば、音圧レベルによ
って音像の定位を制御する場合には、その音響出力を一
定に保ちながら左右のスピーカの音圧レベルを異ならせ
ることによって、音圧レベルの大きな方へ音像が定位し
て聞こえるようにする。この時、音響出力を一定に保つ
ためにステレオ・パンポットを用いる。このステレオ・
パンポットは音像が音場内の任意の位置にパンニングさ
れたとしてもその音響出力が一定レベルとなるように左
右の音圧レベルの大きさを制御するものである。また、
遅延時間(ディレイタイム)15〜30ミリ秒のディレ
イ装置を用いて入力信号を遅延させて左右のスピーカか
ら出力された音が耳に到達する時間を異ならせることに
よって、早く耳に到達する方へ音像が定位して聞こえる
ようにする。
音を出力し、各スピーカから出力される音の音圧レベル
等を制御することによって、その音場内の音像の定位を
任意に制御することができる。例えば、音圧レベルによ
って音像の定位を制御する場合には、その音響出力を一
定に保ちながら左右のスピーカの音圧レベルを異ならせ
ることによって、音圧レベルの大きな方へ音像が定位し
て聞こえるようにする。この時、音響出力を一定に保つ
ためにステレオ・パンポットを用いる。このステレオ・
パンポットは音像が音場内の任意の位置にパンニングさ
れたとしてもその音響出力が一定レベルとなるように左
右の音圧レベルの大きさを制御するものである。また、
遅延時間(ディレイタイム)15〜30ミリ秒のディレ
イ装置を用いて入力信号を遅延させて左右のスピーカか
ら出力された音が耳に到達する時間を異ならせることに
よって、早く耳に到達する方へ音像が定位して聞こえる
ようにする。
【0003】従来、電子楽器においても上述のような方
法によって楽音の定位を任意に制御し、演奏効果を向上
させることが行われていた。すなわち、低周波発振器(
LFO)やエンベロープ発振器(EG)等からの時間変
化情報、鍵盤からの押圧情報、又はモジュレーション・
ホイールやペダル等の各種操作子からの操作情報に応じ
て、上述のステレオ・パンポットのパンニング位置を可
変制御することによって、楽音の定位を制御していた。
法によって楽音の定位を任意に制御し、演奏効果を向上
させることが行われていた。すなわち、低周波発振器(
LFO)やエンベロープ発振器(EG)等からの時間変
化情報、鍵盤からの押圧情報、又はモジュレーション・
ホイールやペダル等の各種操作子からの操作情報に応じ
て、上述のステレオ・パンポットのパンニング位置を可
変制御することによって、楽音の定位を制御していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】低周波発振器やエンベ
ロープ発振器等からの時間変化情報に応じて楽音定位を
制御する場合、その定位変化(変化範囲及び変化速度等
)の割合が単調となり、演奏者による感覚的な定位変化
を表現することができず、演奏効果の向上が期待できな
い。また、鍵盤からの押圧情報、又はモジュレーション
・ホイールやペダル等の各種操作子からの操作情報に応
じて楽音定位を制御した場合、鍵盤や操作子等を演奏者
が操作することによって感覚的な定位変化を表現できる
が、鍵盤や操作子等の操作に熟練を要し、定位制御のた
びに片手やフットスイッチ等を操作する場合には片足が
操作子の操作に拘束され、主となる演奏操作に全神経を
集中することができなくなる。
ロープ発振器等からの時間変化情報に応じて楽音定位を
制御する場合、その定位変化(変化範囲及び変化速度等
)の割合が単調となり、演奏者による感覚的な定位変化
を表現することができず、演奏効果の向上が期待できな
い。また、鍵盤からの押圧情報、又はモジュレーション
・ホイールやペダル等の各種操作子からの操作情報に応
じて楽音定位を制御した場合、鍵盤や操作子等を演奏者
が操作することによって感覚的な定位変化を表現できる
が、鍵盤や操作子等の操作に熟練を要し、定位制御のた
びに片手やフットスイッチ等を操作する場合には片足が
操作子の操作に拘束され、主となる演奏操作に全神経を
集中することができなくなる。
【0005】この発明は上述の点に鑑みてなされたもの
であり、演奏者自身が操作子等を操作しなくても、演奏
者が感覚的に楽音の定位制御を容易に行うことのできる
音像定位制御装置を提供することを目的とする。
であり、演奏者自身が操作子等を操作しなくても、演奏
者が感覚的に楽音の定位制御を容易に行うことのできる
音像定位制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る音像定位
制御装置は、入力音を分析してその特性データを出力す
る分析手段と、前記特性データに応じた定位制御係数を
発生する定位制御係数発生手段と、前記定位制御係数に
応じた位置を表す2以上の音信号を発生する定位制御手
段とを備えたことを特徴とするものである。
制御装置は、入力音を分析してその特性データを出力す
る分析手段と、前記特性データに応じた定位制御係数を
発生する定位制御係数発生手段と、前記定位制御係数に
応じた位置を表す2以上の音信号を発生する定位制御手
段とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】分析手段は、入力音として演奏者の音声を入力
することによって、その音声特有のピッチデータ、レベ
ルデータ、フォルマントデータ等の特性データを分析し
て出力する。従って、演奏者が高い声、低い声、大きな
声又は小さな声を任意に発することによって、分析手段
はその音声の音高、音量等に応じて変化するピッチデー
タ、レベルデータ又はフォルマントデータ等の特性デー
タを出力するようになる。定位制御係数発生手段は演奏
者の発する音声に応じて変化する特性データに応じて定
位制御係数を発生しているので、定位制御係数も音声に
応じて変化する。定位制御手段は音声に応じて変化する
定位制御係数に応じた位置を表わす2以上の音信号を発
生しているので、音信号の定位は音声すなわち入力音に
応じて任意に変化する。また、このような音像定位制御
装置を用いて電子楽器の楽音信号の定位を制御すること
によって、演奏者自身は操作子等を操作しなくても、声
を発するだけで感覚的に楽音の定位を容易に制御するこ
とができる。
することによって、その音声特有のピッチデータ、レベ
ルデータ、フォルマントデータ等の特性データを分析し
て出力する。従って、演奏者が高い声、低い声、大きな
声又は小さな声を任意に発することによって、分析手段
はその音声の音高、音量等に応じて変化するピッチデー
タ、レベルデータ又はフォルマントデータ等の特性デー
タを出力するようになる。定位制御係数発生手段は演奏
者の発する音声に応じて変化する特性データに応じて定
位制御係数を発生しているので、定位制御係数も音声に
応じて変化する。定位制御手段は音声に応じて変化する
定位制御係数に応じた位置を表わす2以上の音信号を発
生しているので、音信号の定位は音声すなわち入力音に
応じて任意に変化する。また、このような音像定位制御
装置を用いて電子楽器の楽音信号の定位を制御すること
によって、演奏者自身は操作子等を操作しなくても、声
を発するだけで感覚的に楽音の定位を容易に制御するこ
とができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に従って
詳細に説明する。図1の実施例において、演奏操作手段
10は音楽演奏のための基本的な操作子であり、本実施
例では発音すべき楽音の音高を選択するための複数の鍵
を備えた鍵盤を例に説明する。鍵盤は、各鍵に対応して
キースイッチを有しており、また必要に応じて押圧力検
出装置等のタッチ検出手段を有している。
詳細に説明する。図1の実施例において、演奏操作手段
10は音楽演奏のための基本的な操作子であり、本実施
例では発音すべき楽音の音高を選択するための複数の鍵
を備えた鍵盤を例に説明する。鍵盤は、各鍵に対応して
キースイッチを有しており、また必要に応じて押圧力検
出装置等のタッチ検出手段を有している。
【0009】演奏操作検出手段11は演奏操作手段10
の状態(押鍵された鍵があるかどうか)、すなわち演奏
操作検出手段11内の各キースイッチのオン・オフを検
出するものであり、例えば各キースイッチを順番に走査
する走査回路と、その走査結果をエンコードする回路と
を含んで構成されており、押鍵されたことを示すキーオ
ン信号KON、押鍵された鍵を示すキーコードKC及び
離鍵されたことを示すキーオフ信号等を出力する。また
、演奏操作検出手段11は、必要に応じてキースイッチ
からの出力に基づいて押し下げ時の押鍵操作速度を判別
してイニシャルタッチデータを出力したり、鍵盤の各鍵
に関連して、鍵押圧持続時における押圧力検出装置の出
力から押圧力を検出してアフタタッチデータを出力する
。本実施例では、このイニシャルタッチデータとアフタ
タッチデータとをタッチデータTDとして示す。
の状態(押鍵された鍵があるかどうか)、すなわち演奏
操作検出手段11内の各キースイッチのオン・オフを検
出するものであり、例えば各キースイッチを順番に走査
する走査回路と、その走査結果をエンコードする回路と
を含んで構成されており、押鍵されたことを示すキーオ
ン信号KON、押鍵された鍵を示すキーコードKC及び
離鍵されたことを示すキーオフ信号等を出力する。また
、演奏操作検出手段11は、必要に応じてキースイッチ
からの出力に基づいて押し下げ時の押鍵操作速度を判別
してイニシャルタッチデータを出力したり、鍵盤の各鍵
に関連して、鍵押圧持続時における押圧力検出装置の出
力から押圧力を検出してアフタタッチデータを出力する
。本実施例では、このイニシャルタッチデータとアフタ
タッチデータとをタッチデータTDとして示す。
【0010】操作子12は、音色、音量、音高、効果等
を選択・設定・制御するための各種操作子を含むもので
あり、ピアノ、オルガン、バイオリン、金管楽器、ギタ
ー等の各種自然楽器に対応する音色やその他各種の音色
を選択するための音色選択スイッチ、例えば128段階
の信号を出力するモジュレーションホイール、正負の方
向性を示す信号を出力するピッチベンドホイール及び定
位制御手段18で定位制御される信号を選択するための
入力信号選択スイッチ等を有する。
を選択・設定・制御するための各種操作子を含むもので
あり、ピアノ、オルガン、バイオリン、金管楽器、ギタ
ー等の各種自然楽器に対応する音色やその他各種の音色
を選択するための音色選択スイッチ、例えば128段階
の信号を出力するモジュレーションホイール、正負の方
向性を示す信号を出力するピッチベンドホイール及び定
位制御手段18で定位制御される信号を選択するための
入力信号選択スイッチ等を有する。
【0011】操作子検出手段13は操作子12の操作状
態を検出し、音色選択スイッチで選択された音色を示す
音色選択信号TCを楽音信号発生手段15に、モジュレ
ーションホイール等の操作量を示す操作量信号MDを定
位制御係数発生手段18に、入力信号選択スイッチの選
択信号SIを入力選択手段16にそれぞれ出力する。パ
ラメータ発生手段14は楽音信号発生手段15が発生す
べき楽音を指定するためのパラメータデータを楽音信号
発生手段15に出力し、定位制御係数発生手段18が発
生すべき定位制御係数の設定に必要な各種のパラメータ
データPDを定位制御係数発生手段18に出力する。
態を検出し、音色選択スイッチで選択された音色を示す
音色選択信号TCを楽音信号発生手段15に、モジュレ
ーションホイール等の操作量を示す操作量信号MDを定
位制御係数発生手段18に、入力信号選択スイッチの選
択信号SIを入力選択手段16にそれぞれ出力する。パ
ラメータ発生手段14は楽音信号発生手段15が発生す
べき楽音を指定するためのパラメータデータを楽音信号
発生手段15に出力し、定位制御係数発生手段18が発
生すべき定位制御係数の設定に必要な各種のパラメータ
データPDを定位制御係数発生手段18に出力する。
【0012】楽音信号発生手段15は、複数nチャンネ
ルで楽音信号の同時発生が可能であり、データ線を経由
して与えられる各チャンネルに割り当てられた鍵のキー
オン信号KON、キーコードKC、タッチデータTD、
音色選択信号TC、パラメータデータ及びその他のデー
タを入力し、これらの各種データに基づき楽音信号を発
生する。この実施例では同時発音可能なチャンネル数n
は16として説明する。入力信号選択手段16は楽音信
号発生手段15の楽音信号及び外部音信号のいずれか一
方を定位制御手段19に選択的に出力するものであり、
操作子検出手段13の選択信号SIによって制御される
。
ルで楽音信号の同時発生が可能であり、データ線を経由
して与えられる各チャンネルに割り当てられた鍵のキー
オン信号KON、キーコードKC、タッチデータTD、
音色選択信号TC、パラメータデータ及びその他のデー
タを入力し、これらの各種データに基づき楽音信号を発
生する。この実施例では同時発音可能なチャンネル数n
は16として説明する。入力信号選択手段16は楽音信
号発生手段15の楽音信号及び外部音信号のいずれか一
方を定位制御手段19に選択的に出力するものであり、
操作子検出手段13の選択信号SIによって制御される
。
【0013】外部音分析手段17は外部音信号として、
例えば演奏者自身の音声を入力し、その音声を分析する
ことによって、その音声の音高(ピッチ)データPID
、音量レベルデータLD、その音声を特徴付けるための
フォルマントデータ(4つのフォルマント中心周波数デ
ータPFD及びそのレベルPLD)等を出力する。外部
音分析手段17は分析結果(ピッチデータPID、音量
レベルデータLD 、フォルマントデータPFD,P
LD等)を直接出力してもよいし、それに何らかの処理
を施してから出力してもよい。以下に述べる実施例では
外部音分析手段17でフォルマント中心周波数の変動量
を求め、それを定位制御係数発生手段18に出力する場
合と、ピッチデータPID及び音量レベルデータLDを
直接定位制御係数発生手段18に出力する場合とに分け
て説明する。
例えば演奏者自身の音声を入力し、その音声を分析する
ことによって、その音声の音高(ピッチ)データPID
、音量レベルデータLD、その音声を特徴付けるための
フォルマントデータ(4つのフォルマント中心周波数デ
ータPFD及びそのレベルPLD)等を出力する。外部
音分析手段17は分析結果(ピッチデータPID、音量
レベルデータLD 、フォルマントデータPFD,P
LD等)を直接出力してもよいし、それに何らかの処理
を施してから出力してもよい。以下に述べる実施例では
外部音分析手段17でフォルマント中心周波数の変動量
を求め、それを定位制御係数発生手段18に出力する場
合と、ピッチデータPID及び音量レベルデータLDを
直接定位制御係数発生手段18に出力する場合とに分け
て説明する。
【0014】外部音分析手段17の分析方法としては、
高速フーリエ変換法、線形予測分析法(Linear
Predictive Coding:LPC)、
線スペクトル対分析法(Line Spectrum
Pair:LSP)、複合正弦波モデル分析法(C
omposite Sinnsoidal mod
el:CSM)等の音響・音声分析の分野で周知の技術
を利用して構成する。定位制御係数発生手段18は外部
音分析手段17の分析結果(ピッチデータPID、音量
レベルデータLD、フォルマントデータPFD,PLD
等)、演奏操作検出手段11のタッチデータTD、操作
子検出手段13の操作量信号MD及びパラメータ発生手
段14のパラメータデータPDを入力し、これらの各種
データに基づいた定位制御係数を定位制御手段19に出
力する。
高速フーリエ変換法、線形予測分析法(Linear
Predictive Coding:LPC)、
線スペクトル対分析法(Line Spectrum
Pair:LSP)、複合正弦波モデル分析法(C
omposite Sinnsoidal mod
el:CSM)等の音響・音声分析の分野で周知の技術
を利用して構成する。定位制御係数発生手段18は外部
音分析手段17の分析結果(ピッチデータPID、音量
レベルデータLD、フォルマントデータPFD,PLD
等)、演奏操作検出手段11のタッチデータTD、操作
子検出手段13の操作量信号MD及びパラメータ発生手
段14のパラメータデータPDを入力し、これらの各種
データに基づいた定位制御係数を定位制御手段19に出
力する。
【0015】定位制御手段19は入力信号選択手段16
で選択された信号(楽音信号又は外部音信号)を入力し
、その入力信号に定位制御係数に応じた定位制御を施し
て出力する。定位制御手段19によって定位制御された
デジタル信号は図示していないD/A変換器によって、
アナログの信号に変換され、サウンドシステム20に出
力される。サウンドシステム20は増幅器と少なくとも
2個のスピーカで構成され、D/A変換器からのアナロ
グ信号に応じた音を発生する。従って、スピーカーから
出力された音は外部音信号に応じた定位を示すようにな
る。
で選択された信号(楽音信号又は外部音信号)を入力し
、その入力信号に定位制御係数に応じた定位制御を施し
て出力する。定位制御手段19によって定位制御された
デジタル信号は図示していないD/A変換器によって、
アナログの信号に変換され、サウンドシステム20に出
力される。サウンドシステム20は増幅器と少なくとも
2個のスピーカで構成され、D/A変換器からのアナロ
グ信号に応じた音を発生する。従って、スピーカーから
出力された音は外部音信号に応じた定位を示すようにな
る。
【0016】次に、図2を用いて外部音分析手段17の
詳細構成を説明する。図2の外部音分析手段17は外部
音信号として音声信号を入力し、その音声信号からフォ
ルマントデータ(フォルマントの中心周波数データPF
D及びレベルデータPLD)を抽出するフォルマント抽
出手段1と、このフォルマントデータに所定の処理を施
して定位制御用信号を出力する手段とから構成される。
詳細構成を説明する。図2の外部音分析手段17は外部
音信号として音声信号を入力し、その音声信号からフォ
ルマントデータ(フォルマントの中心周波数データPF
D及びレベルデータPLD)を抽出するフォルマント抽
出手段1と、このフォルマントデータに所定の処理を施
して定位制御用信号を出力する手段とから構成される。
【0017】フォルマント抽出手段1は線形予測分析法
(Linear Predictive Codi
ng:LPC)、線スペクトル対分析法(Line
Spectrum Pair:LSP)、複合正弦波
モデル分析法(CompositeSinnsoida
l model:CSM)等で構成され、音声信号か
ら4個のフォルマント中心周波数とそのレベルを抽出す
る。フォルマント抽出手段1は4個のフォルマント中心
周波数データPFDを切換スイッチ2a〜2d及び減算
器4a〜4dに出力する。
(Linear Predictive Codi
ng:LPC)、線スペクトル対分析法(Line
Spectrum Pair:LSP)、複合正弦波
モデル分析法(CompositeSinnsoida
l model:CSM)等で構成され、音声信号か
ら4個のフォルマント中心周波数とそのレベルを抽出す
る。フォルマント抽出手段1は4個のフォルマント中心
周波数データPFDを切換スイッチ2a〜2d及び減算
器4a〜4dに出力する。
【0018】外部データ供給手段7はフォルマント抽出
手段1に代わってフォルマント中心周波数データPFD
を出力するものであり、例えば多数のフォルマント中心
周波数データPFDを格納したメモリ等で構成され、操
作子12によって読み出し制御されるようになっている
。切換スイッチ2a〜2dはフォルマント抽出手段1及
び外部データ供給手段7からフォルマント中心周波数デ
ータPFDを入力し、いずれか一方をラッチ回路3a〜
3dに出力する。スイッチ切換制御手段8はこの切換ス
イッチ2a〜2dの切換を制御する。
手段1に代わってフォルマント中心周波数データPFD
を出力するものであり、例えば多数のフォルマント中心
周波数データPFDを格納したメモリ等で構成され、操
作子12によって読み出し制御されるようになっている
。切換スイッチ2a〜2dはフォルマント抽出手段1及
び外部データ供給手段7からフォルマント中心周波数デ
ータPFDを入力し、いずれか一方をラッチ回路3a〜
3dに出力する。スイッチ切換制御手段8はこの切換ス
イッチ2a〜2dの切換を制御する。
【0019】トリガ発生手段30は所定タイミングのク
ロックをラッチ回路3a〜3dに出力する。ラッチ回路
3a〜3dは切換スイッチ2a〜2dからのフォルマン
ト中心周波数データPFDをトリガ発生手段30からの
クロックタイミングでラッチし、減算器4a〜4dに出
力する。従って、減算器4a〜4dには1クロックタイ
ミングずれたフォルマント中心周波数データPFDが入
力されることとなり、減算器4a〜4dは1クロックタ
イミングずれたフォルマント中心周波数データPFDの
差分を取り、その差分値を乗算器5a〜5dに出力する
。
ロックをラッチ回路3a〜3dに出力する。ラッチ回路
3a〜3dは切換スイッチ2a〜2dからのフォルマン
ト中心周波数データPFDをトリガ発生手段30からの
クロックタイミングでラッチし、減算器4a〜4dに出
力する。従って、減算器4a〜4dには1クロックタイ
ミングずれたフォルマント中心周波数データPFDが入
力されることとなり、減算器4a〜4dは1クロックタ
イミングずれたフォルマント中心周波数データPFDの
差分を取り、その差分値を乗算器5a〜5dに出力する
。
【0020】重み発生手段50は乗算器5a〜5dに乗
算係数(重み)ka〜kdを出力する。乗算器5a〜5
dは減算器4a〜4dの差分値に乗算係数を乗じた値を
新たな差分値Δfa〜Δfdとしてラッチ回路6a〜6
dに出力する。ラッチ回路6a〜6dは乗算器5a〜5
dの差分値Δfa〜Δfdをトリガ発生手段9からのク
ロックタイミングでラッチする。この時、トリガ発生手
段9はそれぞれのフォルマント中心周波数に対応した4
個のフォルマントレベルデータPLDをフォルマント抽
出手段1から入力し、この4個のフォルマントレベルデ
ータPLDの合計が所定値以上の時にクロックを出力す
る。従って、ラッチ回路6a〜6dはフォルマントレベ
ルデータPLDの合計が所定値以上の場合に、乗算器5
a〜5dの差分値Δfa〜Δfdをラッチする。定位制
御係数発生手段18は各ラッチ回路6a〜6dにラッチ
されている値に応じた定位制御係数を発生する。定位制
御手段19は定位制御整数発生手段18からの定位制御
係数に応じて入力信号の定位を制御して出力する。
算係数(重み)ka〜kdを出力する。乗算器5a〜5
dは減算器4a〜4dの差分値に乗算係数を乗じた値を
新たな差分値Δfa〜Δfdとしてラッチ回路6a〜6
dに出力する。ラッチ回路6a〜6dは乗算器5a〜5
dの差分値Δfa〜Δfdをトリガ発生手段9からのク
ロックタイミングでラッチする。この時、トリガ発生手
段9はそれぞれのフォルマント中心周波数に対応した4
個のフォルマントレベルデータPLDをフォルマント抽
出手段1から入力し、この4個のフォルマントレベルデ
ータPLDの合計が所定値以上の時にクロックを出力す
る。従って、ラッチ回路6a〜6dはフォルマントレベ
ルデータPLDの合計が所定値以上の場合に、乗算器5
a〜5dの差分値Δfa〜Δfdをラッチする。定位制
御係数発生手段18は各ラッチ回路6a〜6dにラッチ
されている値に応じた定位制御係数を発生する。定位制
御手段19は定位制御整数発生手段18からの定位制御
係数に応じて入力信号の定位を制御して出力する。
【0021】次に、図3を用いて音量定位制御方式の定
位制御係数発生手段18及び定位制御手段19の詳細構
成について説明する。定位制御係数発生手段18はパン
設定情報発生手段31とパン設定係数メモリ32と4個
の加算器33〜36で構成される。パン設定情報発生手
段31はパラメータ発生手段14からの各種パラメータ
データPDと、演奏操作検出手段11からのタッチデー
タTDと、操作子検出手段13からの操作量信号MDと
を入力し、これらの信号に応じたパン設定情報、すなわ
ちパン設定係数メモリ32のアドレスデータを出力する
。パン設定情報発生手段31の詳細構成については後述
の実施例の中で説明する。
位制御係数発生手段18及び定位制御手段19の詳細構
成について説明する。定位制御係数発生手段18はパン
設定情報発生手段31とパン設定係数メモリ32と4個
の加算器33〜36で構成される。パン設定情報発生手
段31はパラメータ発生手段14からの各種パラメータ
データPDと、演奏操作検出手段11からのタッチデー
タTDと、操作子検出手段13からの操作量信号MDと
を入力し、これらの信号に応じたパン設定情報、すなわ
ちパン設定係数メモリ32のアドレスデータを出力する
。パン設定情報発生手段31の詳細構成については後述
の実施例の中で説明する。
【0022】パン設定係数メモリ32はパン設定情報発
生手段31からのパン設定情報(アドレスデータ)毎に
4チャンネルスピーカー(フロントレフトFL、フロン
トライトFR、リアレフトRL、リアライトRR)から
出力される音の定位を設定するための4個の音量制御用
の定位係数を記憶している。従って、パン設定係数メモ
リ32はパン設定情報発生手段31からのアドレスデー
タの変化に応じて4個の音量制御用定位係数を発生する
。パン設定係数メモリ32からの音量制御用定位係数は
それぞれ加算器33〜36に出力される。加算器33〜
36はパン設定係数メモリ32からの音量制御用定位係
数にラッチ回路6a〜6dの差分値Δfa〜Δfdを加
算した値を新たな音量制御用定位係数として定位制御手
段19の乗算器37〜40に出力する。定位制御手段1
9は入力信号をそれぞれのチャンネルに対応した乗算器
37〜40に入力し、それに加算器33〜36からの音
量制御用定位係数を乗じ、フロントレフトFL、フロン
トライトFR、リアレフトRL、リアライトRRのそれ
ぞれのチャンネルに出力する。
生手段31からのパン設定情報(アドレスデータ)毎に
4チャンネルスピーカー(フロントレフトFL、フロン
トライトFR、リアレフトRL、リアライトRR)から
出力される音の定位を設定するための4個の音量制御用
の定位係数を記憶している。従って、パン設定係数メモ
リ32はパン設定情報発生手段31からのアドレスデー
タの変化に応じて4個の音量制御用定位係数を発生する
。パン設定係数メモリ32からの音量制御用定位係数は
それぞれ加算器33〜36に出力される。加算器33〜
36はパン設定係数メモリ32からの音量制御用定位係
数にラッチ回路6a〜6dの差分値Δfa〜Δfdを加
算した値を新たな音量制御用定位係数として定位制御手
段19の乗算器37〜40に出力する。定位制御手段1
9は入力信号をそれぞれのチャンネルに対応した乗算器
37〜40に入力し、それに加算器33〜36からの音
量制御用定位係数を乗じ、フロントレフトFL、フロン
トライトFR、リアレフトRL、リアライトRRのそれ
ぞれのチャンネルに出力する。
【0023】次に本実施例の動作を説明する。演奏者は
演奏操作手段10を演奏すると共に、声を発する。演奏
者の発した声はマイクロフォン等で外部音信号に変換さ
れ、外部音分析手段に入力される。フォルマント抽出手
段1では、この外部音信号に基づいてフォルマント中心
周波数データPFD及びそのレベルデータPLDを所定
のクロックタイミングで抽出する。フォルマント抽出手
段1で抽出されたフォルマント中心周波数データPFD
の1クロックタイミンイグ毎の差分値には乗算係数ka
〜kdが乗じられる。この時、4個のフォルマントレベ
ルデータPLDの値が所定値以上の場合には、トリガ発
生手段9はクロックパルスをラッチ回路6a〜6dに出
力する。ラッチ回路6a〜6dにはその時の差分値Δf
a〜Δfdがラッチされる。この差分値Δfa〜Δfd
は演奏者の発する声の性質(声量、音高等)に応じて微
妙に変化する。
演奏操作手段10を演奏すると共に、声を発する。演奏
者の発した声はマイクロフォン等で外部音信号に変換さ
れ、外部音分析手段に入力される。フォルマント抽出手
段1では、この外部音信号に基づいてフォルマント中心
周波数データPFD及びそのレベルデータPLDを所定
のクロックタイミングで抽出する。フォルマント抽出手
段1で抽出されたフォルマント中心周波数データPFD
の1クロックタイミンイグ毎の差分値には乗算係数ka
〜kdが乗じられる。この時、4個のフォルマントレベ
ルデータPLDの値が所定値以上の場合には、トリガ発
生手段9はクロックパルスをラッチ回路6a〜6dに出
力する。ラッチ回路6a〜6dにはその時の差分値Δf
a〜Δfdがラッチされる。この差分値Δfa〜Δfd
は演奏者の発する声の性質(声量、音高等)に応じて微
妙に変化する。
【0024】パン設定情報発生手段31からはタッチデ
ータTD及び操作量データMDに応じたパン設定情報(
アドレスデータ)がパン設定係数メモリ32に出力され
、パン設定係数メモリ32からは4チャンネルのパン設
定係数が各加算器33〜36に出力される。加算器33
〜36はそれぞれのパン設定係数に微妙に変化した差分
値Δfa〜Δfdを加算し、新たなパン設定係数として
定位制御手段19に出力する。定位制御手段19では、
各チャンネルの入力信号に対してパン設定係数を乗じ、
定位制御された信号を後段のサウントシステムに出力す
る。
ータTD及び操作量データMDに応じたパン設定情報(
アドレスデータ)がパン設定係数メモリ32に出力され
、パン設定係数メモリ32からは4チャンネルのパン設
定係数が各加算器33〜36に出力される。加算器33
〜36はそれぞれのパン設定係数に微妙に変化した差分
値Δfa〜Δfdを加算し、新たなパン設定係数として
定位制御手段19に出力する。定位制御手段19では、
各チャンネルの入力信号に対してパン設定係数を乗じ、
定位制御された信号を後段のサウントシステムに出力す
る。
【0025】パン設定係数メモリ32から加算器33〜
36に出力されるパン設定係数は入力信号の音響レベル
を一定に保持しながら定位制御できる係数であるが、本
実施例ではこのパン設定係数に差分値Δfa〜fdを加
算しているので、サウンドシステム20からは定位の変
化と同時に音響レベルの変化した音が出力され、特殊な
音響効果を発揮することができる。従来は演奏者がタッ
チデータTD及び操作量データMDの値を積極的に変化
させないかぎり、定位制御係数発生手段18からはほぼ
一定周期で単調な定位制御係数しか出力しないため、定
位制御を感覚的に行うことは困難であったが、本実施例
によれば演奏者は演奏と同時に声の性質を変えるだけで
、定位及び音響レベルを感覚的に制御することが可能と
なる。
36に出力されるパン設定係数は入力信号の音響レベル
を一定に保持しながら定位制御できる係数であるが、本
実施例ではこのパン設定係数に差分値Δfa〜fdを加
算しているので、サウンドシステム20からは定位の変
化と同時に音響レベルの変化した音が出力され、特殊な
音響効果を発揮することができる。従来は演奏者がタッ
チデータTD及び操作量データMDの値を積極的に変化
させないかぎり、定位制御係数発生手段18からはほぼ
一定周期で単調な定位制御係数しか出力しないため、定
位制御を感覚的に行うことは困難であったが、本実施例
によれば演奏者は演奏と同時に声の性質を変えるだけで
、定位及び音響レベルを感覚的に制御することが可能と
なる。
【0026】次に図4を用いて図3の定位制御係数発生
手段18の別の実施例を説明する。図4において図3と
同じ構成のものには同一の符号が付してあるので、その
説明は省略する。本実施例が図3のものと異なる点は、
信号選択手段41でラッチ回路6a〜6dの差分値Δf
a〜Δfdのいずれか1つを選択的に加算器42に出力
し、加算器42でパン設定情報発生手段31のパン設定
情報と信号選択手段41の出力値とを加算してパン設定
係数メモリ32に出力するようにした点である。パン設
定係数メモリ32は加算器42で差分値の加算されたパ
ン設定係数に応じたパン設定係数をそれぞれの乗算器3
7〜40に出力する。なお、信号選択手段41は差分値
Δfa〜fdの任意を組合せた合計値を出力するもので
あってもよい。図4の実施例によれば、差分値Δfa〜
fdに応じて変化するのは、パン設定情報発生手段31
から出力されるパン設定情報である。従って、演奏者の
声に応じてパン設定情報が変化するので、図3の実施例
とは異なり、音響レベルを一定に保持したまま定位のみ
を変化させることができ、音声と同期した定位制御が可
能となる。
手段18の別の実施例を説明する。図4において図3と
同じ構成のものには同一の符号が付してあるので、その
説明は省略する。本実施例が図3のものと異なる点は、
信号選択手段41でラッチ回路6a〜6dの差分値Δf
a〜Δfdのいずれか1つを選択的に加算器42に出力
し、加算器42でパン設定情報発生手段31のパン設定
情報と信号選択手段41の出力値とを加算してパン設定
係数メモリ32に出力するようにした点である。パン設
定係数メモリ32は加算器42で差分値の加算されたパ
ン設定係数に応じたパン設定係数をそれぞれの乗算器3
7〜40に出力する。なお、信号選択手段41は差分値
Δfa〜fdの任意を組合せた合計値を出力するもので
あってもよい。図4の実施例によれば、差分値Δfa〜
fdに応じて変化するのは、パン設定情報発生手段31
から出力されるパン設定情報である。従って、演奏者の
声に応じてパン設定情報が変化するので、図3の実施例
とは異なり、音響レベルを一定に保持したまま定位のみ
を変化させることができ、音声と同期した定位制御が可
能となる。
【0027】図5及び図6を用いてディレイタイム定位
制御方式の定位制御係数発生手段18及び定位制御手段
19の詳細構成について説明する。図5及び図6におい
て図3及び図4と同じ構成のものには同一の符号が付し
てあるので、その説明は省略する。図5及び図6の実施
例が図3及び図4のものと異なる点は、定位制御係数発
生手段18のパン設定情報発生手段31及びパン設定係
数メモリ32の代わりにディレイ設定情報発生手段51
及びディレイ設定メモリ52を設け、定位制御手段19
の乗算器37〜40の代わりにディレイ回路53〜56
を設けた点である。
制御方式の定位制御係数発生手段18及び定位制御手段
19の詳細構成について説明する。図5及び図6におい
て図3及び図4と同じ構成のものには同一の符号が付し
てあるので、その説明は省略する。図5及び図6の実施
例が図3及び図4のものと異なる点は、定位制御係数発
生手段18のパン設定情報発生手段31及びパン設定係
数メモリ32の代わりにディレイ設定情報発生手段51
及びディレイ設定メモリ52を設け、定位制御手段19
の乗算器37〜40の代わりにディレイ回路53〜56
を設けた点である。
【0028】ディレイ設定情報発生手段51はパン設定
情報発生手段31と概略同じ構成である。ディレイ設定
メモリ52はディレイ設定情報発生手段51からのディ
レイ設定情報(アドレスデータ)毎に4チャンネルスピ
ーカー(フロントレフトFL、フロントライトFR、リ
アレフトRL、リアライトRR)から出力される音の定
位を設定するための4個のディレイタイム制御用の定位
係数を記憶している。従って、ディレイ設定メモリ52
はディレイ設定情報発生手段31からのアドレスデータ
の変化に応じて4個のディレイタイム制御用定位係数を
発生する。ディレイ回路52〜55はディレイタイム制
御用定位係数に応じて入力信号を所定時間だけ遅延させ
て、サウンドシステム20に出力する。なお、このディ
レイ回路の代わりにオールパス位相シフト回路を用いて
もよい。
情報発生手段31と概略同じ構成である。ディレイ設定
メモリ52はディレイ設定情報発生手段51からのディ
レイ設定情報(アドレスデータ)毎に4チャンネルスピ
ーカー(フロントレフトFL、フロントライトFR、リ
アレフトRL、リアライトRR)から出力される音の定
位を設定するための4個のディレイタイム制御用の定位
係数を記憶している。従って、ディレイ設定メモリ52
はディレイ設定情報発生手段31からのアドレスデータ
の変化に応じて4個のディレイタイム制御用定位係数を
発生する。ディレイ回路52〜55はディレイタイム制
御用定位係数に応じて入力信号を所定時間だけ遅延させ
て、サウンドシステム20に出力する。なお、このディ
レイ回路の代わりにオールパス位相シフト回路を用いて
もよい。
【0029】図7に図4の音量制御方式の実施例と図6
のディレイタイム制御方式の実施例の定位制御手段を直
列に接続した別の実施例を示す。図7において図4及び
図6と同じ構成のものには同一の符号が付してある。本
実施例では、入力信号の音量レベルを乗算器37〜40
でパン設定係数メモリの定位制御係数に応じて制御し、
それをディレイ回路53〜56でディレイ設定メモリの
定位制御係数に応じた所定時間だけ遅延させて、サウン
ドシステム20に出力する。本実施例によれば、音量に
よる定位制御とディレイタイムによる定位制御との組合
せによって、より複雑な定位制御が可能となる。なお、
本実施例では図4と図6の組合せについて説明したが、
図4、図5、図6及び図7に示した実施例の2以上を任
意に組み合わせてもよいことはいうまでもない。
のディレイタイム制御方式の実施例の定位制御手段を直
列に接続した別の実施例を示す。図7において図4及び
図6と同じ構成のものには同一の符号が付してある。本
実施例では、入力信号の音量レベルを乗算器37〜40
でパン設定係数メモリの定位制御係数に応じて制御し、
それをディレイ回路53〜56でディレイ設定メモリの
定位制御係数に応じた所定時間だけ遅延させて、サウン
ドシステム20に出力する。本実施例によれば、音量に
よる定位制御とディレイタイムによる定位制御との組合
せによって、より複雑な定位制御が可能となる。なお、
本実施例では図4と図6の組合せについて説明したが、
図4、図5、図6及び図7に示した実施例の2以上を任
意に組み合わせてもよいことはいうまでもない。
【0030】上述のように音声によってそのディレイタ
イム(位相差)等が可変制御されるディレイ回路(オー
ルパス位相シフト回路)を用いてローリンゼン法(位相
差法)等の疑似ステレオ空間を作り上げるようにしても
定位の広がりを音声によって任意に制御することができ
、4つのスピーカーのコムフィルタ特性が微妙に異なり
、独特な合奏(コーラス)効果や音の広がり感等の特殊
な音楽効果を発揮させることが可能となる。
イム(位相差)等が可変制御されるディレイ回路(オー
ルパス位相シフト回路)を用いてローリンゼン法(位相
差法)等の疑似ステレオ空間を作り上げるようにしても
定位の広がりを音声によって任意に制御することができ
、4つのスピーカーのコムフィルタ特性が微妙に異なり
、独特な合奏(コーラス)効果や音の広がり感等の特殊
な音楽効果を発揮させることが可能となる。
【0031】次に、図8を用いて定位制御係数発生手段
の別の実施例を説明する。本実施例が上述の実施例と異
なる点は、外部音分析手段17が外部音からピッチ(音
高)データPIDとその音量レベル(音声振幅)データ
LDを抽出し、これらのデータを用いてパン設定情報発
生手段31の発生するパン設定情報を変化させている点
である。外部音分析手段17は外部音として演奏者自身
の音声を入力し、それを分析することによって、そのピ
ッチデータPID及びレベルデータを出力する。外部音
分析手段17の分析方法は高速フーリエ変換方法、その
他の音響・音声分析の分野で周知の技術を適用する。
の別の実施例を説明する。本実施例が上述の実施例と異
なる点は、外部音分析手段17が外部音からピッチ(音
高)データPIDとその音量レベル(音声振幅)データ
LDを抽出し、これらのデータを用いてパン設定情報発
生手段31の発生するパン設定情報を変化させている点
である。外部音分析手段17は外部音として演奏者自身
の音声を入力し、それを分析することによって、そのピ
ッチデータPID及びレベルデータを出力する。外部音
分析手段17の分析方法は高速フーリエ変換方法、その
他の音響・音声分析の分野で周知の技術を適用する。
【0032】パラメータ発生手段14はパン設定情報を
変化させるための各種のパラメータデータを発生する。 このパラメータデータには、乗算器87〜90の乗算の
割合を決定するための操作量信号係数MS、タッチ信号
係数TS、外部音レベル係数LS及び外部音ピッチ係数
PS等があり、低周波発振器81の出力波形、発振周波
数及び発振振幅を決定するための振幅データLA、波形
指定データLW、振幅制御係数LLS、周波数データL
F及び周波数制御係数LFS等がある。定位プリセット
値PANはサウンドシステム20から発生される音の定
位の初期値であり、直接加算器91に出力される。従っ
て、この定位プリセット値を入力したパン設定係数メモ
リ32は同じ値の定位係数を出力するので、4チャンネ
ルスピーカーからは同じ音量の音が出力し、定位はセン
ターに位置するようになる。
変化させるための各種のパラメータデータを発生する。 このパラメータデータには、乗算器87〜90の乗算の
割合を決定するための操作量信号係数MS、タッチ信号
係数TS、外部音レベル係数LS及び外部音ピッチ係数
PS等があり、低周波発振器81の出力波形、発振周波
数及び発振振幅を決定するための振幅データLA、波形
指定データLW、振幅制御係数LLS、周波数データL
F及び周波数制御係数LFS等がある。定位プリセット
値PANはサウンドシステム20から発生される音の定
位の初期値であり、直接加算器91に出力される。従っ
て、この定位プリセット値を入力したパン設定係数メモ
リ32は同じ値の定位係数を出力するので、4チャンネ
ルスピーカーからは同じ音量の音が出力し、定位はセン
ターに位置するようになる。
【0033】低周波発振器81はパン設定情報を周期的
に可変制御するための低周波信号を発生する。低周波発
振器81の出力波形は波形指定データLWによって選択
指定され、発振周波数は乗算器82及び加算器83を経
由して低周波発振器81に入力する外部音分析手段17
のピッチデータPIDによって制御され、発振振幅は乗
算器84及び加算器85を経由して乗算器86に入力す
る外部音分析手段17のレベルデータによって制御され
る。低周波発振器81の発振振幅に応じて定位の振れ幅
(音像の移動範囲)が変化し、発振周波数によって定位
の変化速度(音像の移動速度)が変化する。従って、外
部音すなわち演奏者の声の大きさ、音の高さに応じて定
位の周期的な変動幅(音像の移動範囲の大小)及び定位
の周期的な変動の速度等を可変制御できる。例えば、演
奏者の声が大きくなると、定位の振れ幅が徐々に大きく
なり、声のピッチ高くなると定位変動周期か早くなる。
に可変制御するための低周波信号を発生する。低周波発
振器81の出力波形は波形指定データLWによって選択
指定され、発振周波数は乗算器82及び加算器83を経
由して低周波発振器81に入力する外部音分析手段17
のピッチデータPIDによって制御され、発振振幅は乗
算器84及び加算器85を経由して乗算器86に入力す
る外部音分析手段17のレベルデータによって制御され
る。低周波発振器81の発振振幅に応じて定位の振れ幅
(音像の移動範囲)が変化し、発振周波数によって定位
の変化速度(音像の移動速度)が変化する。従って、外
部音すなわち演奏者の声の大きさ、音の高さに応じて定
位の周期的な変動幅(音像の移動範囲の大小)及び定位
の周期的な変動の速度等を可変制御できる。例えば、演
奏者の声が大きくなると、定位の振れ幅が徐々に大きく
なり、声のピッチ高くなると定位変動周期か早くなる。
【0034】乗算器82は外部音分析手段17のピッチ
データPIDを入力し、それに周波数制御係数LFSの
値を乗じて加算器83に出力する。加算器83はその乗
算結果を入力し、それに周波数データLFの値を加算し
て低周波発振器81に出力する。周波数制御係数LFS
は乗算器82の乗算係数を示す値であり、周波数データ
LFは低周波発振器81の発振周波数の基準値を決定す
るデータである。従って、外部音分析手段17からピッ
チデータPIDが出力されなくても低周波発振器81は
周波数データLFに対応した周波数の信号を出力する。
データPIDを入力し、それに周波数制御係数LFSの
値を乗じて加算器83に出力する。加算器83はその乗
算結果を入力し、それに周波数データLFの値を加算し
て低周波発振器81に出力する。周波数制御係数LFS
は乗算器82の乗算係数を示す値であり、周波数データ
LFは低周波発振器81の発振周波数の基準値を決定す
るデータである。従って、外部音分析手段17からピッ
チデータPIDが出力されなくても低周波発振器81は
周波数データLFに対応した周波数の信号を出力する。
【0035】乗算器84は外部音分析手段17のレベル
データを入力し、それにレベル制御係数LLSの値を乗
じて加算器85に出力する。加算器85はその乗算結果
を入力し、それに振幅データLAの値を加算して乗算器
86に出力する。乗算器86は低周波発振器81からの
低周波信号を入力し、それに加算器85の加算結果を乗
じて加算器91に出力する。レベル制御係数LLSは乗
算器84の乗算係数を示す値であり、レベルデータLA
は低周波発振器81の発振振幅の基準値を決定するデー
タである。従って、外部音分析手段17からレベルデー
タが出力されなくても低周波発振器81から出力される
低周波信号はレベルデータLAに対応して乗算器86で
振幅を制御される。
データを入力し、それにレベル制御係数LLSの値を乗
じて加算器85に出力する。加算器85はその乗算結果
を入力し、それに振幅データLAの値を加算して乗算器
86に出力する。乗算器86は低周波発振器81からの
低周波信号を入力し、それに加算器85の加算結果を乗
じて加算器91に出力する。レベル制御係数LLSは乗
算器84の乗算係数を示す値であり、レベルデータLA
は低周波発振器81の発振振幅の基準値を決定するデー
タである。従って、外部音分析手段17からレベルデー
タが出力されなくても低周波発振器81から出力される
低周波信号はレベルデータLAに対応して乗算器86で
振幅を制御される。
【0036】乗算器87及び88はピッチデータPID
及びレベルデータを入力し、これらを外部ピッチ係数P
S及びLSの大きさに応じて可変制御して加算器91に
出力する。外部音ピッチ係数PS及びLSは外部音分析
手段17から出力されるピッチデータPID及びレベル
データの増幅の割合を決定する値である。乗算器89は
タッチデータTDを入力し、これをタッチ信号係数TS
の大きさに応じて可変制御して加算器91に出力する。 タッチ信号係数TSは演奏操作検出手段11から出力さ
れるタッチデータTDの増幅の割合を決定する値である
。
及びレベルデータを入力し、これらを外部ピッチ係数P
S及びLSの大きさに応じて可変制御して加算器91に
出力する。外部音ピッチ係数PS及びLSは外部音分析
手段17から出力されるピッチデータPID及びレベル
データの増幅の割合を決定する値である。乗算器89は
タッチデータTDを入力し、これをタッチ信号係数TS
の大きさに応じて可変制御して加算器91に出力する。 タッチ信号係数TSは演奏操作検出手段11から出力さ
れるタッチデータTDの増幅の割合を決定する値である
。
【0037】乗算器90は操作量信号MDを入力し、こ
れを操作量信号係数MSの大きさに応じて可変制御して
加算器91に出力する。操作量信号係数MSは操作子検
出手段13から出力される操作量信号MDの増幅の割合
を決定する値である。加算器91は乗算器87〜90、
パラメータ発生手段14及び乗算器86からの信号の総
和をパン設定係数メモリ32に出力する。パン設定係数
メモリ32は加算器91の出力に応じたパン設定係数を
出力する。パン設定係数メモリ32以降の処理には、図
3〜図6のいずれを用いてもよい。
れを操作量信号係数MSの大きさに応じて可変制御して
加算器91に出力する。操作量信号係数MSは操作子検
出手段13から出力される操作量信号MDの増幅の割合
を決定する値である。加算器91は乗算器87〜90、
パラメータ発生手段14及び乗算器86からの信号の総
和をパン設定係数メモリ32に出力する。パン設定係数
メモリ32は加算器91の出力に応じたパン設定係数を
出力する。パン設定係数メモリ32以降の処理には、図
3〜図6のいずれを用いてもよい。
【0038】以上のように、パラメータ発生手段14か
ら出力されるパラメータデータMS,TS,LS,PS
,LLS,LFSの大きさを変えることによってパン設
定情報の変化の割合を決定することができる。また、パ
ラメータデータPAN,LA,LFの大きさを変えるこ
とによってパン設定情報の基準値を決定することができ
る。なお、上述の実施例では外部音として演奏者の音声
を例に説明したが、これに限定されるものではなく、各
種楽器音、楽音信号発生手段で生成された楽音信号等を
外部音分析手段で分析するようにしてもよい。上述の実
施例では、音像定位制御装置を電子楽器に適用した場合
について説明したが、その他の音響機器(カラオケ装置
、ステレオ装置、TV装置等)にも適用できることはい
うまでもない。
ら出力されるパラメータデータMS,TS,LS,PS
,LLS,LFSの大きさを変えることによってパン設
定情報の変化の割合を決定することができる。また、パ
ラメータデータPAN,LA,LFの大きさを変えるこ
とによってパン設定情報の基準値を決定することができ
る。なお、上述の実施例では外部音として演奏者の音声
を例に説明したが、これに限定されるものではなく、各
種楽器音、楽音信号発生手段で生成された楽音信号等を
外部音分析手段で分析するようにしてもよい。上述の実
施例では、音像定位制御装置を電子楽器に適用した場合
について説明したが、その他の音響機器(カラオケ装置
、ステレオ装置、TV装置等)にも適用できることはい
うまでもない。
【0039】図2の実施例では4チャンネルの場合につ
いて説明したが、これ以上又はこれ以下のチャンネル数
でもよい。上述の実施例では、パン設定係数メモリ及び
ディレイ設定係数メモリを読み出す場合について説明し
たが、演算手段によって算出するようにしてもよい。音
声等を入力しながら、適当な定位が得られた時点でその
音声等のピッチデータ、レベルデータ及びフォルマント
データ等を記憶しておき、音声と定位との対応テーブル
を作成し、そのテーブルを利用するようにしてもよい。
いて説明したが、これ以上又はこれ以下のチャンネル数
でもよい。上述の実施例では、パン設定係数メモリ及び
ディレイ設定係数メモリを読み出す場合について説明し
たが、演算手段によって算出するようにしてもよい。音
声等を入力しながら、適当な定位が得られた時点でその
音声等のピッチデータ、レベルデータ及びフォルマント
データ等を記憶しておき、音声と定位との対応テーブル
を作成し、そのテーブルを利用するようにしてもよい。
【0040】図8の実施例では、外部音分析手段のピッ
チデータ及びレベルデータで直接パン設定係数メモリを
制御する系と、外部音分析手段のピッチデータ及びレベ
ルデータで低周波発振器を制御する系とを示したが、い
ずれか一方の系でもよい。また、定位を変動させる周期
的な波形を低周波発振器で発生する場合について説明し
たが、これ以外の一般的な時間変化関数出力を発生する
手段、例えばエンベロープ発生器等の関数波形の発生速
度や振幅等を制御するようにしてもよい。さらに、外部
音分析手段のピッチデータ及びレベルデータを用いて定
位を制御する場合について説明したが、楽音、音場に関
する他の要素を制御するようにしてもよい。図2の外部
音分析手段を図8に適用しても、図8の外部音分析手段
を図2に適用してもよい。また、図8のパン設定情報発
生手段を図3及び図4のパン設定情報発生手段に適用し
てもよいし、図5及び図6のディレイ設定係数発生手段
に適用してもよい。
チデータ及びレベルデータで直接パン設定係数メモリを
制御する系と、外部音分析手段のピッチデータ及びレベ
ルデータで低周波発振器を制御する系とを示したが、い
ずれか一方の系でもよい。また、定位を変動させる周期
的な波形を低周波発振器で発生する場合について説明し
たが、これ以外の一般的な時間変化関数出力を発生する
手段、例えばエンベロープ発生器等の関数波形の発生速
度や振幅等を制御するようにしてもよい。さらに、外部
音分析手段のピッチデータ及びレベルデータを用いて定
位を制御する場合について説明したが、楽音、音場に関
する他の要素を制御するようにしてもよい。図2の外部
音分析手段を図8に適用しても、図8の外部音分析手段
を図2に適用してもよい。また、図8のパン設定情報発
生手段を図3及び図4のパン設定情報発生手段に適用し
てもよいし、図5及び図6のディレイ設定係数発生手段
に適用してもよい。
【0041】
【発明の効果】この発明によれば、演奏者は操作子等を
操作しなくても、声によって感覚的に音像定位を制御す
ることができる。また、楽音の定位を演奏者の声によっ
て制御しているので、電子楽器等の演奏効果を高めるこ
とかできる。
操作しなくても、声によって感覚的に音像定位を制御す
ることができる。また、楽音の定位を演奏者の声によっ
て制御しているので、電子楽器等の演奏効果を高めるこ
とかできる。
【図1】 この発明に係る楽音定位制御装置の一実施
例を示すブロック図である。
例を示すブロック図である。
【図2】 図1の外部音分析手段の詳細構成を示す図
である。
である。
【図3】 音量定位制御方式に係る図1の定位制御係
数発生手段及び定位制御手段の実施例の詳細構成を示す
図である。
数発生手段及び定位制御手段の実施例の詳細構成を示す
図である。
【図4】 音量定位制御方式に係る図1の定位制御係
数発生手段及び定位制御手段の別の実施例の詳細構成を
示す図である。
数発生手段及び定位制御手段の別の実施例の詳細構成を
示す図である。
【図5】 ディレイタイム定位制御方式に係る図1の
定位制御係数発生手段及び定位制御手段の実施例の詳細
構成を示す図である。
定位制御係数発生手段及び定位制御手段の実施例の詳細
構成を示す図である。
【図6】 ディレイタイム定位制御方式に係る図1の
定位制御係数発生手段及び定位制御手段の別の実施例の
詳細構成を示す図である。
定位制御係数発生手段及び定位制御手段の別の実施例の
詳細構成を示す図である。
【図7】 図4及び図6の実施例を結合して構成した
図1の定位制御係数発生手段及び定位制御手段の実施例
を示す図である。
図1の定位制御係数発生手段及び定位制御手段の実施例
を示す図である。
【図8】 図1の定位制御係数発生手段の別の実施例
を示す図である。
を示す図である。
17…外部音分析手段、18…定位制御係数発生手段、
19…定位制御手段、PID…ピッチデータ、LD…レ
ベルデータ、PFD…フォルマント中心周波数データ、
PLD…フォルマントレベルデータ
19…定位制御手段、PID…ピッチデータ、LD…レ
ベルデータ、PFD…フォルマント中心周波数データ、
PLD…フォルマントレベルデータ
Claims (1)
- 【請求項1】 入力音を分析してその特性データ
を出力する分析手段と、前記特性データに応じた定位制
御係数を発生する定位制御係数発生手段と、前記定位制
御係数に応じた位置を表す2以上の音信号を発生する定
位制御手段とを備えたことを特徴とする音像定位制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3011702A JP2800429B2 (ja) | 1991-01-09 | 1991-01-09 | 音像定位制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3011702A JP2800429B2 (ja) | 1991-01-09 | 1991-01-09 | 音像定位制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04251294A true JPH04251294A (ja) | 1992-09-07 |
JP2800429B2 JP2800429B2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=11785379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3011702A Expired - Fee Related JP2800429B2 (ja) | 1991-01-09 | 1991-01-09 | 音像定位制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2800429B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007158985A (ja) * | 2005-12-08 | 2007-06-21 | Yamaha Corp | 楽曲再生において立体音響効果を付加する装置およびプログラム |
JP2008176347A (ja) * | 2008-04-14 | 2008-07-31 | Yamaha Corp | 楽曲再生装置及び楽曲再生プログラム |
WO2011148570A1 (ja) * | 2010-05-28 | 2011-12-01 | パナソニック株式会社 | 聴覚ディスプレイ装置及び方法 |
JP2012212982A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-11-01 | Yamaha Corp | 音像定位制御装置 |
JP2013539643A (ja) * | 2010-09-10 | 2013-10-24 | ストーミングスイス・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | ステレオ又は疑似ステレオ信号を時間的に評価及び最適化するための装置及び方法 |
JP2020170935A (ja) * | 2019-04-03 | 2020-10-15 | ヤマハ株式会社 | 音信号処理装置および音信号処理方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51107814A (ja) * | 1975-03-19 | 1976-09-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | |
JPS5335522U (ja) * | 1976-09-02 | 1978-03-29 | ||
JPS5393121U (ja) * | 1976-12-25 | 1978-07-29 | ||
JPS634190A (ja) * | 1986-06-24 | 1988-01-09 | 高野 功一 | ル−バ装置 |
-
1991
- 1991-01-09 JP JP3011702A patent/JP2800429B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2020170935A (ja) * | 2019-04-03 | 2020-10-15 | ヤマハ株式会社 | 音信号処理装置および音信号処理方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2800429B2 (ja) | 1998-09-21 |
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---|---|---|---|
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|
R350 | Written notification of registration of transfer |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |