JPH04250503A - ロボットコントローラの入出力装置 - Google Patents
ロボットコントローラの入出力装置Info
- Publication number
- JPH04250503A JPH04250503A JP2379991A JP2379991A JPH04250503A JP H04250503 A JPH04250503 A JP H04250503A JP 2379991 A JP2379991 A JP 2379991A JP 2379991 A JP2379991 A JP 2379991A JP H04250503 A JPH04250503 A JP H04250503A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- input
- robot controller
- shared memory
- robot
- signals
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 13
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 9
- 238000004886 process control Methods 0.000 abstract description 27
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 abstract description 13
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 2
- 230000006870 function Effects 0.000 description 2
- 230000008569 process Effects 0.000 description 2
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 125000004122 cyclic group Chemical group 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000008520 organization Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Numerical Control (AREA)
- Manipulator (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロボットコントローラ
の入出力装置に関し、入出力信号の履歴を記憶できるよ
うにしたものである。
の入出力装置に関し、入出力信号の履歴を記憶できるよ
うにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、工場の自動化製造ラインには複数
のロボットが配置され、これらのロボットはそれぞれロ
ボットコントローラにて制御されている。ロボットコン
トローラは、ロボットの動作についての手順を示すプロ
グラムが記憶されるメモリ及びこのメモリに記憶された
プログラムを実行させるCPUを実装した基板を内蔵し
ている。CPUとしては、例えば、8bitのZ80等
が使用される。これらのロボットコントローラは、工程
制御盤(シーケンサ)から起動、停止等の各種の作業が
順々に指令される。工程制御盤は、各ロボットに実行さ
せるべき作業の手順を示すシーケンスプログラム及びこ
のプログラムを実行させるコンピュータが内蔵されてお
り、ロボットコントローラと工程制御盤との間は、信号
線で接続されている。ここで、ロボットによる作業とし
ては、例えば、スポット溶接、ねじ締め等であり、予め
教示してメモリに記憶されている。また、ロボットコン
トローラには、工程制御盤だけでなく、リミットスイッ
チ、シリンダー、ロボットハンド等の機器とも信号線で
接続している。
のロボットが配置され、これらのロボットはそれぞれロ
ボットコントローラにて制御されている。ロボットコン
トローラは、ロボットの動作についての手順を示すプロ
グラムが記憶されるメモリ及びこのメモリに記憶された
プログラムを実行させるCPUを実装した基板を内蔵し
ている。CPUとしては、例えば、8bitのZ80等
が使用される。これらのロボットコントローラは、工程
制御盤(シーケンサ)から起動、停止等の各種の作業が
順々に指令される。工程制御盤は、各ロボットに実行さ
せるべき作業の手順を示すシーケンスプログラム及びこ
のプログラムを実行させるコンピュータが内蔵されてお
り、ロボットコントローラと工程制御盤との間は、信号
線で接続されている。ここで、ロボットによる作業とし
ては、例えば、スポット溶接、ねじ締め等であり、予め
教示してメモリに記憶されている。また、ロボットコン
トローラには、工程制御盤だけでなく、リミットスイッ
チ、シリンダー、ロボットハンド等の機器とも信号線で
接続している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動化製造ライ
ンにおいて、製造方法の変更、ラインの編成組み換えが
あったときには、ロボットコントローラと工程制御盤等
の機器との信号線の意味付け等が変わることになる。こ
の為、ロボットコントローラを制御するソフトウェア、
つまりプログラムの変更或いは工程制御盤のシーケンス
プログラムの変更が必要となったり、実際の配線を変え
たりする必要がある。通常、ロボットのソフトウェア量
は、膨大なため、この変更作業は大変であり、プログラ
ムミスを生じる虞が高かった。又、工程制御盤のシーケ
ンサプログラムは数台のロボットに対して信号を送受し
ている場合が多く、複雑で多岐に渡るため、一部のプロ
グラムの変更が,他に悪影響を及ぼす場合がある。この
ような場合には、一部のロボットが突然、誤動作するこ
とがあった。
ンにおいて、製造方法の変更、ラインの編成組み換えが
あったときには、ロボットコントローラと工程制御盤等
の機器との信号線の意味付け等が変わることになる。こ
の為、ロボットコントローラを制御するソフトウェア、
つまりプログラムの変更或いは工程制御盤のシーケンス
プログラムの変更が必要となったり、実際の配線を変え
たりする必要がある。通常、ロボットのソフトウェア量
は、膨大なため、この変更作業は大変であり、プログラ
ムミスを生じる虞が高かった。又、工程制御盤のシーケ
ンサプログラムは数台のロボットに対して信号を送受し
ている場合が多く、複雑で多岐に渡るため、一部のプロ
グラムの変更が,他に悪影響を及ぼす場合がある。この
ような場合には、一部のロボットが突然、誤動作するこ
とがあった。
【0004】このような場合、従来では、工程制御盤か
らロボットコントローラに対する信号を起因するロボッ
トの動作トラブルの原因究明の為に、工程制御盤のシー
ケンスプログラム、配線の断線等を一つ一つ丁寧に調べ
ている。しかし、誤動作の原因が、早急に解明されれば
良いが、そうでないない場合には、製造ラインを長時間
停止しなければならず、問題であった。更に、ロボット
コントローラのCPUにより、入出力信号の履歴をメモ
リに記憶させるておき、その入出力信号の履歴を後で確
認できれば良いが、ロボットの動作速度が遅くなる欠点
がある。一方、高速のCPUを使用すると、コストが上
昇する問題もある。
らロボットコントローラに対する信号を起因するロボッ
トの動作トラブルの原因究明の為に、工程制御盤のシー
ケンスプログラム、配線の断線等を一つ一つ丁寧に調べ
ている。しかし、誤動作の原因が、早急に解明されれば
良いが、そうでないない場合には、製造ラインを長時間
停止しなければならず、問題であった。更に、ロボット
コントローラのCPUにより、入出力信号の履歴をメモ
リに記憶させるておき、その入出力信号の履歴を後で確
認できれば良いが、ロボットの動作速度が遅くなる欠点
がある。一方、高速のCPUを使用すると、コストが上
昇する問題もある。
【0005】本発明は、上記従来技術に鑑みてなされた
ものであり、ロボットコントローラの動作速度を高速に
維持したまま、ロボットコントローラに対する入出力信
号の履歴を記録できるロボットコントローラの入出力装
置を提供することを目的とするものである。
ものであり、ロボットコントローラの動作速度を高速に
維持したまま、ロボットコントローラに対する入出力信
号の履歴を記録できるロボットコントローラの入出力装
置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成する本
発明の構成は製造ラインにて使用されるロボットを制御
するロボットコントローラと、該ロボットコントローラ
に対して各種の信号を順々に出力する機器との間におい
て、前記機器から前記ロボットコントローラに対する入
出力信号の履歴を記録する共有メモリ及び該共有メモリ
に前記信号を経時的に記録させ、必要に応じて変更して
読み出し可能な入出力専用CPUを設けたことを特徴と
する。
発明の構成は製造ラインにて使用されるロボットを制御
するロボットコントローラと、該ロボットコントローラ
に対して各種の信号を順々に出力する機器との間におい
て、前記機器から前記ロボットコントローラに対する入
出力信号の履歴を記録する共有メモリ及び該共有メモリ
に前記信号を経時的に記録させ、必要に応じて変更して
読み出し可能な入出力専用CPUを設けたことを特徴と
する。
【0007】
【実施例】以下、本発明について、図面に示す実施例を
参照して詳細に説明する。図1に本発明の一実施例を示
す。同図に示すように工場の自動化製造ライン1には複
数のロボット2が配置され、これらのロボット2はそれ
ぞれロボットコントローラ3にて制御されている。ロボ
ットコントローラ3は、ロボット2の動作についての手
順を示すプログラムが記憶されるメモリ及びこのメモリ
に記憶されたプログラムを実行させるCPUを実装した
基板、所謂マイコンを内蔵している。CPUとしては、
例えば、8bitのZ80等が使用される。これらのロ
ボットコントローラ3は、工程制御盤(シーケンサ)4
から起動、停止等の各種の作業が順々に指令されている
。工程制御盤4は、各ロボットに実行させるべき作業の
手順を示すシーケンスプログラム及びこのプログラムを
実行させるコンピュータが内蔵されており、ロボットコ
ントローラ3と工程制御盤4との間は、ここでは4本の
信号線で接続されている。但し、直接接続されているの
ではなく、本発明の一実施例に係る入出力装置5を介し
て接続している。この入出力装置5は、ロボットコント
ローラ3に一体的に設けられるものである。
参照して詳細に説明する。図1に本発明の一実施例を示
す。同図に示すように工場の自動化製造ライン1には複
数のロボット2が配置され、これらのロボット2はそれ
ぞれロボットコントローラ3にて制御されている。ロボ
ットコントローラ3は、ロボット2の動作についての手
順を示すプログラムが記憶されるメモリ及びこのメモリ
に記憶されたプログラムを実行させるCPUを実装した
基板、所謂マイコンを内蔵している。CPUとしては、
例えば、8bitのZ80等が使用される。これらのロ
ボットコントローラ3は、工程制御盤(シーケンサ)4
から起動、停止等の各種の作業が順々に指令されている
。工程制御盤4は、各ロボットに実行させるべき作業の
手順を示すシーケンスプログラム及びこのプログラムを
実行させるコンピュータが内蔵されており、ロボットコ
ントローラ3と工程制御盤4との間は、ここでは4本の
信号線で接続されている。但し、直接接続されているの
ではなく、本発明の一実施例に係る入出力装置5を介し
て接続している。この入出力装置5は、ロボットコント
ローラ3に一体的に設けられるものである。
【0008】即ち、この入出力装置5は、図2に示すよ
うに共有メモリ5aと、入出力専用CPU5bとから構
成されており、工程制御盤4からの入出力信号は、入出
力専用CPU5bにより、一旦、共有メモリ5aに書き
込まれた後、ロボットコントローラ3のCPU(以下、
これをメインCPUという)から順次読み出されるよう
になっている。共有メモリ5a,入出力専用CPU5b
,ロボットコントローラ4はそれぞれバス接続されてい
る。共有メモリ5aには、工程制御盤4からロボットコ
ントローラ3に対する入出力信号の履歴、つまり、入出
力信号が経時的に記憶されている。共有メモリ5aとし
ては、サイクリックバッファとすることができる。即ち
、図3に示すように入力信号のON,OFFをそれぞれ
“1”,“0”で示すと、4本の信号線A,B,C,D
の入力信号は、例えば(1,1,0,1) で示される
。従って、信号線A,B,C,Dの入力信号(1,0,
1,0),(1,0,0,0),(1,1,0,0),
(0,1,1,1) …の継続時間が、順に800ms
ec,500msec,1000msec,1000m
sec …である場合には、その信号の組合せ及び時間
(タイマー値)が共有メモリ5aに順に記憶される。共
有メモリ5aの容量には、制限があるので、古いデータ
から順に掃き出されるのである。共有メモリ5aの容量
は、できるだけ大きい方がよいが、例えば、1日程度の
信号を記憶できるものとするとよい。
うに共有メモリ5aと、入出力専用CPU5bとから構
成されており、工程制御盤4からの入出力信号は、入出
力専用CPU5bにより、一旦、共有メモリ5aに書き
込まれた後、ロボットコントローラ3のCPU(以下、
これをメインCPUという)から順次読み出されるよう
になっている。共有メモリ5a,入出力専用CPU5b
,ロボットコントローラ4はそれぞれバス接続されてい
る。共有メモリ5aには、工程制御盤4からロボットコ
ントローラ3に対する入出力信号の履歴、つまり、入出
力信号が経時的に記憶されている。共有メモリ5aとし
ては、サイクリックバッファとすることができる。即ち
、図3に示すように入力信号のON,OFFをそれぞれ
“1”,“0”で示すと、4本の信号線A,B,C,D
の入力信号は、例えば(1,1,0,1) で示される
。従って、信号線A,B,C,Dの入力信号(1,0,
1,0),(1,0,0,0),(1,1,0,0),
(0,1,1,1) …の継続時間が、順に800ms
ec,500msec,1000msec,1000m
sec …である場合には、その信号の組合せ及び時間
(タイマー値)が共有メモリ5aに順に記憶される。共
有メモリ5aの容量には、制限があるので、古いデータ
から順に掃き出されるのである。共有メモリ5aの容量
は、できるだけ大きい方がよいが、例えば、1日程度の
信号を記憶できるものとするとよい。
【0009】ここで、共有メモリ5aに対する入力信号
の処理は図4に示すようにエラーチャックを行うように
すると良い。即ち、入力信号は、ON−OFFの信号の
が連続的に流れるものであり、前回のループに比較して
、そのON、OFF信号の各時間(タイマー値)に変化
があるかないかを調べて、タイマー値に変化が無ければ
、記録内容をそのまま更新し、タイマー値に変化がある
場合には、タイマー値をを新しいデータに書き換える。 その後、入力された信号データを調べ、エラーが合った
場合には、ロボットコントローラにエラーの出力をする
。エラーチェックは、信号のタイミング及び信号の組合
せにより行うことができる。例えば、4本の信号線があ
る場合には、理論的には、24 =16の組合せがある
が、実際には全ての組合せ使用されないので、有り得な
い信号の組合せの場合にはエラーとする。また、入力信
号のON−OFFのタイミングは、全ての信号について
同時であるべきであるが、異なったタイミングの場合に
はエラーとする。これら以外にも、通常有り得ない異常
な信号の場合にはエラーの信号を出力する。エラー信号
により、プログラムの実行に対してブレークをかけるよ
うにすると、ロボットの誤動作を未然に防止することが
できる。
の処理は図4に示すようにエラーチャックを行うように
すると良い。即ち、入力信号は、ON−OFFの信号の
が連続的に流れるものであり、前回のループに比較して
、そのON、OFF信号の各時間(タイマー値)に変化
があるかないかを調べて、タイマー値に変化が無ければ
、記録内容をそのまま更新し、タイマー値に変化がある
場合には、タイマー値をを新しいデータに書き換える。 その後、入力された信号データを調べ、エラーが合った
場合には、ロボットコントローラにエラーの出力をする
。エラーチェックは、信号のタイミング及び信号の組合
せにより行うことができる。例えば、4本の信号線があ
る場合には、理論的には、24 =16の組合せがある
が、実際には全ての組合せ使用されないので、有り得な
い信号の組合せの場合にはエラーとする。また、入力信
号のON−OFFのタイミングは、全ての信号について
同時であるべきであるが、異なったタイミングの場合に
はエラーとする。これら以外にも、通常有り得ない異常
な信号の場合にはエラーの信号を出力する。エラー信号
により、プログラムの実行に対してブレークをかけるよ
うにすると、ロボットの誤動作を未然に防止することが
できる。
【0010】更に、製造方法の変更、ラインの編成組み
換えがあったときには、工程制御盤からロボットコント
ローラに対する信号線の組合せは変化するが、工程制御
盤のシーケンスプログラムは多岐に渡る膨大なものであ
るので、変更は容易ではない。例えば、信号線Aを信号
線Cへ、信号線Cを信号線Aへと変更すべき場合でも、
シーケンスプログラムに含まれる符号A,Cを全て、場
合に依っては何十も何百も書き換える必要がある。そこ
で、入力専用CPU5bにより、各信号線の共有メモリ
5aに対する入出力の対応を変えることで、例えば、上
記例では、共有メモリ5aに記憶された(0,1,1,
1) を(1,1,0,1) として読み出すことで、
実質的な配線変更を行ったこととなり、ロボットコント
ローラに適合した入力信号を出力することができる。
換えがあったときには、工程制御盤からロボットコント
ローラに対する信号線の組合せは変化するが、工程制御
盤のシーケンスプログラムは多岐に渡る膨大なものであ
るので、変更は容易ではない。例えば、信号線Aを信号
線Cへ、信号線Cを信号線Aへと変更すべき場合でも、
シーケンスプログラムに含まれる符号A,Cを全て、場
合に依っては何十も何百も書き換える必要がある。そこ
で、入力専用CPU5bにより、各信号線の共有メモリ
5aに対する入出力の対応を変えることで、例えば、上
記例では、共有メモリ5aに記憶された(0,1,1,
1) を(1,1,0,1) として読み出すことで、
実質的な配線変更を行ったこととなり、ロボットコント
ローラに適合した入力信号を出力することができる。
【0011】一方、共有メモリ5ba、入出力タイミン
グの調整により、入出力専用CPU5bだけでなく、メ
インCPUからもアクセス可能になっている。従って、
メインCPUで共有メモリ5aの内容を読み出して、信
号の履歴を分析して、誤動作の究明が可能である。ここ
で、共有メモリ5aに対する書き込み処理は、入出力専
用CPU5bが行うので、メインCPUには何らの負荷
がかからない。また、入出力専用CPU5bは、入出力
信号を共有メモリ5bに書き込むだけの単機能のCPU
でも良いが、本実施例では、RS232Cインターフェ
ースを介してパソコン6と接続して各種の機能を発揮す
ることが可能である。例えば、共有メモリ5aのデータ
をパソコン6から読み出して、パソコン6で入出力信号
の履歴を分析し、誤動作の原因を究明し、更に、誤動作
の原因となる信号を除去する機能を発揮するようにして
もよい。
グの調整により、入出力専用CPU5bだけでなく、メ
インCPUからもアクセス可能になっている。従って、
メインCPUで共有メモリ5aの内容を読み出して、信
号の履歴を分析して、誤動作の究明が可能である。ここ
で、共有メモリ5aに対する書き込み処理は、入出力専
用CPU5bが行うので、メインCPUには何らの負荷
がかからない。また、入出力専用CPU5bは、入出力
信号を共有メモリ5bに書き込むだけの単機能のCPU
でも良いが、本実施例では、RS232Cインターフェ
ースを介してパソコン6と接続して各種の機能を発揮す
ることが可能である。例えば、共有メモリ5aのデータ
をパソコン6から読み出して、パソコン6で入出力信号
の履歴を分析し、誤動作の原因を究明し、更に、誤動作
の原因となる信号を除去する機能を発揮するようにして
もよい。
【0012】具体的には、ロボットの誤動作が生じたら
、入出力装置の共用メモリ5aに記憶されていたデータ
、即ち入出力信号の履歴をパソコン6のメモリに送り、
パソコン6のCRT上に表示させ、過去に遡り、誤動作
の発生した時点の各信号のタイミングを調べることで、
ノイズ,断線,プログラムミス等が究明できる。例えば
、工程制御盤4からの信号のタイミングが有り得ない程
極めて短い場合は、ノイズであるとして、このノイズを
削除するようにし、また、有り得ないシーケンスのパタ
ーンである場合には、プログラムミスであるとして、そ
のパターンを除去するのである。このように、本実施例
では、過去の入出力信号の履歴を、その後に確認できる
ので、誤動作の究明ができるだけでなく、誤動作の予防
も可能になった。従来では、そのように手段がないので
、誤動作を未然に防止することができず、また、原因究
明の解析方法が無かったため、ロボットコントローラの
プログラムを改修したり、工程制御盤のシーケンスプロ
グラムを改修し、ワナを掛けてトラブルの発生原因を究
明するか、経験により究明するしかなかったが、本発明
によれば、そのような不都合を取り除くことができる。
、入出力装置の共用メモリ5aに記憶されていたデータ
、即ち入出力信号の履歴をパソコン6のメモリに送り、
パソコン6のCRT上に表示させ、過去に遡り、誤動作
の発生した時点の各信号のタイミングを調べることで、
ノイズ,断線,プログラムミス等が究明できる。例えば
、工程制御盤4からの信号のタイミングが有り得ない程
極めて短い場合は、ノイズであるとして、このノイズを
削除するようにし、また、有り得ないシーケンスのパタ
ーンである場合には、プログラムミスであるとして、そ
のパターンを除去するのである。このように、本実施例
では、過去の入出力信号の履歴を、その後に確認できる
ので、誤動作の究明ができるだけでなく、誤動作の予防
も可能になった。従来では、そのように手段がないので
、誤動作を未然に防止することができず、また、原因究
明の解析方法が無かったため、ロボットコントローラの
プログラムを改修したり、工程制御盤のシーケンスプロ
グラムを改修し、ワナを掛けてトラブルの発生原因を究
明するか、経験により究明するしかなかったが、本発明
によれば、そのような不都合を取り除くことができる。
【0013】尚、共有メモリ5aに対する記憶処理をメ
インCPUにより共用させず、入出力専用CPU5bを
別個に設けて処理をさせるようにしているので、メイン
CPUによるロボットの処理速度が遅くなることはない
。また、入出力専用CPUとしては、例えば、8bit
のZ80等でよいので、高速のCPUでロボット制御と
入出力処理を兼用する場合に比較し、コストの低減とな
る。上記実施例では、ロボットコントローラに対して工
程制御盤を接続する場合について本実施例の入出力装置
を使用したが、本発明は、これに限るものではない。 例えば、リミットスイッチとロボットコントローラとを
接続する場合にも、適用できるものである。
インCPUにより共用させず、入出力専用CPU5bを
別個に設けて処理をさせるようにしているので、メイン
CPUによるロボットの処理速度が遅くなることはない
。また、入出力専用CPUとしては、例えば、8bit
のZ80等でよいので、高速のCPUでロボット制御と
入出力処理を兼用する場合に比較し、コストの低減とな
る。上記実施例では、ロボットコントローラに対して工
程制御盤を接続する場合について本実施例の入出力装置
を使用したが、本発明は、これに限るものではない。 例えば、リミットスイッチとロボットコントローラとを
接続する場合にも、適用できるものである。
【0014】次に、リミットスイッチの場合における、
共有メモリの記憶内容及びその処理について説明する。 図5に示すように、リミットスイッチからはロボットコ
ントローラに対して、例えば、ON信号が2000ms
ec,OFF信号が1200msec,ON信号が16
00msec,OFF信号が500msec,ON信号
が600msec が順に入力されたとすると、共有メ
モリには最新のデータから過去に遡って順にON/OF
Fの状態及びその時間が記憶されている。共有メモリに
は容量の制限があるので、最新のデータが入力されると
、古いデータから順に掃き出される。
共有メモリの記憶内容及びその処理について説明する。 図5に示すように、リミットスイッチからはロボットコ
ントローラに対して、例えば、ON信号が2000ms
ec,OFF信号が1200msec,ON信号が16
00msec,OFF信号が500msec,ON信号
が600msec が順に入力されたとすると、共有メ
モリには最新のデータから過去に遡って順にON/OF
Fの状態及びその時間が記憶されている。共有メモリに
は容量の制限があるので、最新のデータが入力されると
、古いデータから順に掃き出される。
【0015】ここで、リミットスイッチがONとなる時
は、例えば、車種番号1000番の車種が製造ラインを
流れる時とする。従って、リミットスイッチがONの時
、ロボットコントローラは、車種番号1000番の車種
に応じた溶接、ネジ締め等の作業をロボットに実行させ
る必要がある。従来では、本発明に係る入出力装置がな
いので、リミットスイッチを工程制御盤に接続し、工程
制御盤のシーケンスプログラムを修正して、車種番号1
000番の車種に応じた作業をロボットに実行させるよ
うにしている。しかし、工程制御盤は、1台で多数のロ
ボットコントローラに指令を与えているので、シーケン
スプログラムの変更は大変でミスをし易く、1個のロボ
ットコントローラに変更が、他のロボットコントローラ
に悪影響を与える場合がある。これに対し本発明では、
共用メモリ5a及び入出力専用CPU5bを備えたので
、リミットスイッチからの信号を共用メモリ5aに記憶
させ、リミットスイッチがONの場合に、車種番号10
00番の車種に応じた作業をロボットに実行させるよう
にすればよく、工程制御盤のシーケンスプログラムを修
正する必要がないので非常に変更が容易である。また、
他のロボットコントローラに対して悪影響を及ぼす虞が
ない利点がある。
は、例えば、車種番号1000番の車種が製造ラインを
流れる時とする。従って、リミットスイッチがONの時
、ロボットコントローラは、車種番号1000番の車種
に応じた溶接、ネジ締め等の作業をロボットに実行させ
る必要がある。従来では、本発明に係る入出力装置がな
いので、リミットスイッチを工程制御盤に接続し、工程
制御盤のシーケンスプログラムを修正して、車種番号1
000番の車種に応じた作業をロボットに実行させるよ
うにしている。しかし、工程制御盤は、1台で多数のロ
ボットコントローラに指令を与えているので、シーケン
スプログラムの変更は大変でミスをし易く、1個のロボ
ットコントローラに変更が、他のロボットコントローラ
に悪影響を与える場合がある。これに対し本発明では、
共用メモリ5a及び入出力専用CPU5bを備えたので
、リミットスイッチからの信号を共用メモリ5aに記憶
させ、リミットスイッチがONの場合に、車種番号10
00番の車種に応じた作業をロボットに実行させるよう
にすればよく、工程制御盤のシーケンスプログラムを修
正する必要がないので非常に変更が容易である。また、
他のロボットコントローラに対して悪影響を及ぼす虞が
ない利点がある。
【0016】
【発明の効果】以上、実施例に基づいて具体的に説明し
たように、本発明は、ロボットコントローラに対する入
出力信号の履歴を共有メモリに記憶させることができる
ので、ロボットが誤動作した場合における信号を調査す
ることで、誤動作の原因を簡単に究1することができる
。従って、製造方法の変更、製造ラインの編成組み換え
の場合におけるトラブルを早急に解決することが出来だ
けでなく、トラブルの発生を未然に防止することができ
る。更に、入出力専用CPUを設けたので、メモリに記
憶させても、何らメインCPUに負担がかからず、ロボ
ットの動作速度を高く維持することができる。
たように、本発明は、ロボットコントローラに対する入
出力信号の履歴を共有メモリに記憶させることができる
ので、ロボットが誤動作した場合における信号を調査す
ることで、誤動作の原因を簡単に究1することができる
。従って、製造方法の変更、製造ラインの編成組み換え
の場合におけるトラブルを早急に解決することが出来だ
けでなく、トラブルの発生を未然に防止することができ
る。更に、入出力専用CPUを設けたので、メモリに記
憶させても、何らメインCPUに負担がかからず、ロボ
ットの動作速度を高く維持することができる。
【図1】本発明の一実施例に係るロボットコントローラ
の入出力装置及び製造ラインを示す外観図である。
の入出力装置及び製造ラインを示す外観図である。
【図2】本発明の一実施例に係るロボットコントローラ
の入出力装置の構成図である。
の入出力装置の構成図である。
【図3】工程制御盤からの入力信号及び共有メモリに記
憶されるデータの対応の関係を示す説明図である。
憶されるデータの対応の関係を示す説明図である。
【図4】入出力専用CPUが共有メモリに書き込み、エ
ラーチェックをする過程を示すフローチャートである。
ラーチェックをする過程を示すフローチャートである。
【図5】リミットスイッチの入力信号及び共有メモリに
記憶されるデータの対応の関係を示す説明図である。
記憶されるデータの対応の関係を示す説明図である。
1 製造ライン
2 ロボット
3 ロボットコントローラ
4 工程制御盤
5 入出力装置
5a 共用メモリ
5b 入出力専用CPU
6 パソコン
Claims (1)
- 【請求項1】 製造ラインにて使用されるロボットを
制御するロボットコントローラと、該ロボットコントロ
ーラに対して各種の信号を順々に入出力する機器との間
において、前記機器から前記ロボットコントローラに対
する入出力信号の履歴を記録する共有メモリ及び該共有
メモリに前記信号を経時的に記録させ、必要に応じて変
更して読み出し可能な入出力専用CPUを設けたことを
特徴とするロボットコントローラの入出力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2379991A JPH04250503A (ja) | 1991-01-25 | 1991-01-25 | ロボットコントローラの入出力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2379991A JPH04250503A (ja) | 1991-01-25 | 1991-01-25 | ロボットコントローラの入出力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04250503A true JPH04250503A (ja) | 1992-09-07 |
Family
ID=12120373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2379991A Withdrawn JPH04250503A (ja) | 1991-01-25 | 1991-01-25 | ロボットコントローラの入出力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04250503A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998051456A1 (fr) * | 1997-05-12 | 1998-11-19 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Dispositif de commande de robot |
JP2001252884A (ja) * | 2000-03-06 | 2001-09-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ロボット、ロボットシステムおよびロボットの制御方法 |
-
1991
- 1991-01-25 JP JP2379991A patent/JPH04250503A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998051456A1 (fr) * | 1997-05-12 | 1998-11-19 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Dispositif de commande de robot |
US6208104B1 (en) | 1997-05-12 | 2001-03-27 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Robot control unit |
JP2001252884A (ja) * | 2000-03-06 | 2001-09-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ロボット、ロボットシステムおよびロボットの制御方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5218525A (en) | Method and apparatus for partially running a sequence program for debugging thereof | |
CA2036382A1 (en) | Method of displaying an operation history of a machine | |
JPH0281233A (ja) | 情報処理装置の試験方法 | |
JPH04250503A (ja) | ロボットコントローラの入出力装置 | |
JPH09330106A (ja) | バックアップ機能付制御システム | |
JPH08202440A (ja) | プラント制御監視装置およびプラントのシミュレーション方法 | |
JPH06332507A (ja) | プログラマブルコントローラのプレイバックシステム | |
JPH0632047B2 (ja) | デ−タ収集装置 | |
JPH0621961B2 (ja) | シ−ケンサの異常診断装置 | |
KR102323844B1 (ko) | 휴먼 머신 인터페이스 시스템에서 저장장치의 교체 방법 | |
WO1990001734A1 (en) | Trace control method for pc | |
JP2752619B2 (ja) | Pmcの信号トレース制御装置 | |
JPS6333169B2 (ja) | ||
EP0436019A1 (en) | Signal trace control system for pmc | |
JP2973742B2 (ja) | I/oインターフェイス装置 | |
JPH0816217A (ja) | プログラマブルコントローラ動作状態監視装置 | |
JPH08286734A (ja) | プログラマブル表示器 | |
JPS6389251A (ja) | シ−ケンスコントロ−ラのシ−ケンスプログラムスキヤン方法 | |
JPH0454649A (ja) | 情報処理装置のロギング方式 | |
JPH0736536A (ja) | プログラマブルコントローラ | |
JPS644211B2 (ja) | ||
JPH1091477A (ja) | 制御用マイクロコンピュータ装置及び該装置の保守ツール | |
JPS6299812A (ja) | 数値制御装置のモニタ方式 | |
JPS6226508A (ja) | 位置決めユニツト | |
JPH1097307A (ja) | シーケンサ動作検証装置およびシーケンサ動作検証プログラムを記録した媒体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980514 |