JPH04249626A - 車両用ライニング取付構造 - Google Patents

車両用ライニング取付構造

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JPH04249626A
JPH04249626A JP41640790A JP41640790A JPH04249626A JP H04249626 A JPH04249626 A JP H04249626A JP 41640790 A JP41640790 A JP 41640790A JP 41640790 A JP41640790 A JP 41640790A JP H04249626 A JPH04249626 A JP H04249626A
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back plate
lining
pressure plate
plate
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Hitoshi Furukawa
仁 古川
Yoshio Fukami
深見 佳雄
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Akebono Brake Industry Co Ltd
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Akebono Brake Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ライニング及びバツク
プレートの熱膨張による湾曲変形を防止した車両用ライ
ニング取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用ライニング取付構造として
、例えば図5〜図7に示すようなパツド50に適用した
ものが知られている。パツド50は、バツクプレート5
1の一側面にライニング52を固着し、他側面をアリ又
はアリ溝53cを有するプレツシヤプレート53に固着
している。実際には、1個のプレツシヤプレート53に
、ライニング52を固着したバツクプレート51が4個
固着されている。このようなパツド50は、プレツシヤ
プレート53のアリ又はアリ溝53cを例えば鉄道車両
の図外の制輪子ヘツドのアリ溝又はアリに挿入してプレ
ツシヤプレート53の円弧形凹所53bにアンカーピン
を係止させて取付けられ、車輪と共に回転するデイスク
57にライニング52がしゆう接して制動力が得られる
デイスクブレーキ用である。
【0003】このパツド50において、各バツクプレー
ト51とプレツシヤプレート53との間には、デイスク
57の接線方向A及び径方向Bに間隔を置いてそれぞれ
4本のリベツト54が緊密にかしめ付けられ、プレツシ
ヤプレート53と各バツクプレート51とが一体に堅固
に組み付けられている。具体的には、リベツト54の直
径を6mmとした場合、バツクプレート51及びプレツ
シヤプレート53には、通常、直径6.3mmの挿通用
の通孔51a,53aが形成されている。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】しかしながら、このような従来のパツド5
0にあつては、各バツクプレート51の4本の全リベツ
ト54がバツクプレート51及びプレツシヤプレート5
3に緊密に挿通される構造であるため、制動作動に伴つ
て、ライニング52及びバツクプレート51に反りを生
ずるという不具合がある。パツドの変形過程について詳
述する。制動時には、デイスク57にしゆう接するライ
ニング52が発熱し、バツクプレート51が過熱を受け
、伸び変形を生ずる。このバツクプレート51の変形に
際し、温度の低いプレツシヤプレート53は殆ど変形し
ない。
【0005】しかして、バツクプレート51は、温度の
低いプレツシヤプレート53に対して4本のリベツト5
4によつて堅固に固着されているので、熱膨張差に基づ
く相対変形を生じ、図7に示すようにリベツト54,5
4間においてライニング52を備えるバツクプレート5
1が膨出し、塑性変形する。制動解除後に冷却した場合
にも、バツクプレート51は塑性変形して永久歪みを生
じているため、プレツシヤプレート53のみが復元して
図7に示すと同様にライニング52が反りを生じて浮き
上がつた状態になる。
【0006】この状態で制動作動を繰り返すと、ライニ
ング52の局部摩耗、はがれ等を生じ、極端な場合には
、露出したバツクプレート51がデイスク57に直接接
触してデイスク57を損傷する。
【課題を解決するための手段】
【0007】本発明は、このような従来の技術的課題に
鑑みてなされたものであり、その構成は、バツクプレー
トと、バツクプレートの一側面に固着されるライニング
と、バツクプレートの他側面に複数本のリベツトにて結
合されるプレツシヤプレートとを備え、車輪と共に回転
するデイスクにライニングが接触する車両用ライニング
取付構造であつて、前記リベツトの一部を、熱膨張差に
基づく相対変位をし得るようにバツクプレートとプレツ
シヤプレートとの間にかしめ付ける車両用ライニング取
付構造である。
【作用】
【0008】このような車両用ライニング取付構造に係
るパツドは、例えば鉄道車両のデイスクブレーキに組み
込んで制動作動に供される。制動作動時には、車輪と共
に回転するデイスクにライニングがしゆう接し、制動力
が得られる。その際、制動力は、リベツト4によつて支
持される。
【0009】そして、制動作動に伴つてライニングが摩
擦熱によつて昇温すると共に、バツクプレートが加熱さ
れる。この制動加熱により、プレツシヤプレートと温度
差を生じたバツクプレートが大きく熱膨張するが、一部
のリベツトは、熱膨張差に基づく相対変位し得るように
バツクプレートとプレツシヤプレートとの間にかしめ付
けられているため、プレツシヤプレートに対してバツク
プレートが比較的自由に伸長できる。制動作動が終了し
て、ライニングが冷却すると、バツクプレートが大きく
収縮して復元する。
【実施例】
【0010】以下、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。図1〜図4は、本発明の1実施例を示す
。このデイスクブレーキ用の4個のパツド10は、一側
面にライニング2を固着したバツクプレート1を備える
。この各バツクプレート1は、プレツシヤプレート3に
他側面を接してそれぞれ結合され、図3に示すように左
右対称をなしている。すなわち、各バツクプレート1と
プレツシヤプレート3との間は、ライニング2がしゆう
接することになるデイスク11の接線方向A及び径方向
Bにそれぞれ間隔を置いて挿通した4本のリベツト4,
5,6,7にて結合する。そして、4本のリベツト4,
5,6,7の内の1本のリベツト4は、図2に示すよう
にバツクプレート1の通孔1a及びプレツシヤプレート
3の通孔3aに共に緊密に挿通され、かしめによつて実
質的に圧入状態にて固着されている。
【0011】一方、残りの3本のリベツト5,6,7は
、図1に示すようにバツクプレート1の大径の通孔1b
に間隙δを与えて遊挿し、かつ、プレツシヤプレート3
の通孔3aに緊密に挿通した状態で、かしめによつて結
合されている。従つて、3本のリベツト5,6,7によ
る結合部分は、各バツクプレート1とプレツシヤプレー
ト3との厚さ方向の離反を拘束しているが、各バツクプ
レート1のプレツシヤプレート3の他側面に沿つた熱膨
張差に基づく相対変位は充分に許容されている。
【0012】この隙間δは、実際には、リベツト5,6
,7の直径を6mmとし、各バツクプレート1の通孔1
bの直径を8.5mmとして確保しているが、各バツク
プレート1の通孔1bにおいて、少なくとも接線方向A
の内側にそれぞれ隙間δを有する遊挿状態となつていれ
ばよい。なお、プレツシヤプレート3の通孔3aの直径
は、通常、6.3mmである。
【0013】上記の隙間δは、次式に基づいて設定され
ている。但し、バツクプレート1及びプレツシヤプレー
ト3は、共に鋼材にて製作されている。 δ>ΔL=α・ΔT・L =15.0×10−6×235×86=0.30mmこ
こで、 ΔL〔mm〕;バツクプレート1とプレツシヤプレート
3との伸びの差 α〔1/℃〕;鋼の線膨張率(=15.0×10−6)
ΔT〔℃〕  ;ライニング2の温度(T1 )とプレ
ツシヤプレート3の温度(T2 )との差 ΔT=T1 −T2 =745℃−510℃=235℃
(但し、T1 、T2 は、速度V0 =270Km/
hダイナモ試験より測定した。) L〔mm〕;1個のバツクプレート1の通孔1a,1b
間の最大距離(=86mm)
【0014】従つて、δ>ΔLを満たすために、バツク
プレート1の通孔1bの半径とリベツト5,6,7の半
径との差にて与えられる隙間δ〔mm〕は、0.5mm
程度確保すれば固定されたリベツト4に対する膨張にも
充分であることが分かる。
【0015】次に作用について説明する。上記構成のパ
ツド10は、例えば鉄道車両のデイスクブレーキに組み
込んで制動作動に供される。制動作動時には、車輪と共
に回転するデイスク11にライニング2がしゆう接し、
制動力が得られる。その際、制動力は、1本のリベツト
4によつて堅固に支持され、3本のリベツト4,5,6
,7によつても補助的に支持される。
【0016】そして、制動作動に伴つてライニング2が
摩擦熱によつて昇温すると共に、各バツクプレート1が
加熱される。この制動加熱により、プレツシヤプレート
3と温度差を生じたバツクプレート1が大きく熱膨張す
るが、3本のリベツト5,6,7は、プレツシヤプレー
ト3と一体をなしてバツクプレート1の大径の通孔1b
と遊挿状態にあるため、プレツシヤプレート3に対して
バツクプレート1が接線方向Aに自由に伸長できる。こ
のとき、図4に示すようにリベツト6,7は、バツクプ
レート1の通孔1bに対する内側の隙間δをそれぞれ隙
間δ1 に減少させる。リベツト5もほぼ同様である。 制動作動が終了して、ライニング2が冷却すると、バツ
クプレート1が大きく収縮してバツクプレート1の通孔
1bとリベツト5,6,7との間隙δは所定値に復元す
る。
【0017】ところで、上記の実施例にあつては、一部
のリベツト5,6,7の間隙δは、バツクプレート1の
通孔1bとの間にのみ形成したが、プレツシヤプレート
3の通孔3aとの間にのみ形成し、或いは両通孔1b,
3aとの間に形成しても、同様の作用を得ることができ
る。
【発明の効果】
【0018】以上の説明によつて理解されるように、本
発明に係る車両用ライニング取付構造によれば、構成部
品の剛性を高めることなく、制動作動時のバツクプレー
トとプレツシヤプレートとの温度差に基づく熱膨張差が
良好に吸収されるため、バツクプレートの塑性変形によ
る反りが防止され、ライニングの変形に伴う引きずり、
局部摩耗、はがれ等が回避されるのみならず、露出した
バツクプレートがデイスクに直接接触してデイスクを損
傷するという不具合が防止されるという実用上の効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本考案の実施例に係るパツドを一部省略し
て示す断面図。
【図2】  同じく実施例に係るパツドの要部を示す断
面図。
【図3】  同じく実施例に係るパツドを示す正面図。
【図4】  実施例の作用説明図。
【図5】  従来のパツドを一部省略して示す断面図。
【図6】  従来のパツドを示す背面図。
【図7】  従来のパツドの作用説明図。
【符号の説明】
1:バツクプレート、1a,1b:通孔、2:ライニン
グ、3:プレツシヤプレート、3a:通孔、4,5,6
,7:リベツト、10:パツド、11:デイスク、A:
接線方向、B:径方向、δ:隙間。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  バツクプレートと、バツクプレートの
    一側面に固着されるライニングと、バツクプレートの他
    側面に複数本のリベツトにて結合されるプレツシヤプレ
    ートとを備え、車輪と共に回転するデイスクにライニン
    グが接触する車両用ライニング取付構造であつて、前記
    リベツトの一部を、熱膨張差に基づく相対変位をし得る
    ようにバツクプレートとプレツシヤプレートとの間にか
    しめ付けることを特徴とする車両用ライニング取付構造
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10043528A1 (de) * 2000-09-05 2002-03-28 Ruetgers Automotive Ag Scheibenbremsbelag
JP2006207625A (ja) * 2005-01-25 2006-08-10 Nabtesco Corp ディスクパッド

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DE10043528A1 (de) * 2000-09-05 2002-03-28 Ruetgers Automotive Ag Scheibenbremsbelag
DE10043528B4 (de) * 2000-09-05 2005-03-31 Rütgers Rail GmbH Scheibenbremsbelag
JP2006207625A (ja) * 2005-01-25 2006-08-10 Nabtesco Corp ディスクパッド

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