JPH04249153A - 磁気記録媒体用ポリエステルフイルム - Google Patents

磁気記録媒体用ポリエステルフイルム

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JPH04249153A
JPH04249153A JP3035055A JP3505591A JPH04249153A JP H04249153 A JPH04249153 A JP H04249153A JP 3035055 A JP3035055 A JP 3035055A JP 3505591 A JP3505591 A JP 3505591A JP H04249153 A JPH04249153 A JP H04249153A
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polyester film
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英資 栗原
Sadami Miura
三浦 定美
Takeshi Nagai
長井 剛
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録媒体用ポリエス
テルフイルムに関し、さらに詳しくは走行性、電磁変換
特性、保存耐久性に優れた磁気記録媒体の製造に有用な
ポリエステルフイルムに関する。
【0002】
【従来の技術】高密度磁気記録媒体として、非磁性支持
体上に強磁性金属薄膜を真空蒸着やスパッタリングの如
き物理沈着法やメッキ法によって形成した強磁性金属薄
膜磁気記録媒体が知られている。例えば、Coを蒸着し
た磁気テープ(特開昭54−147010号)、Co−
Cr合金を用いた垂直磁化記録媒体(特開昭52−13
4706号)等が知られている。このような蒸着、スパ
ッタ又はイオンプレーティング等の薄膜形成手段によっ
て形成される金属薄膜は、厚みが1.5μm以下と非常
に薄く、それにも拘らず磁気記録層の厚みが3μm以上
である塗布型磁気記録媒体(磁性体粉末を有機高分子バ
インダーに混入させて非磁性支持体上に塗布してなる磁
気記録媒体)と同等の性能が得られるという特長がある
【0003】ところで、磁気記録媒体の静的特性である
保持力Hcまたはヒステリシスループの角形比のような
磁気特性は、用いられる非磁性支持体の表面状態にあま
り依存しないという考えがある。このような考えによっ
たものの例として、米国特許第3787327号明細書
には真空蒸着によるCo−Crの多層構造体が開示され
ている。
【0004】しかしながら、金属薄膜型の磁気記録媒体
においては、非磁性支持体表面に形成される金属薄膜厚
さが薄く、非磁性支持体の表面状態(表面凹凸)がその
まま磁気記録層表面の凹凸として発現し、それが雑音の
原因となることが欠点とされている。
【0005】雑音の観点からは、非磁性支持体の表面状
態ができるだけ平滑であることが好ましい。一方ベース
フイルムの巻取り、巻出しといったハンドリングの観点
からは、フイルム表面が平滑であると、フイルム−フイ
ルム相互の滑り性が悪く、ブロッキング現象が発生し、
製品にはなり得ず、このためベースフイルム表面が粗で
あることが要求される。このように、電磁変換特性とい
う観点からは非磁性支持体の表面が平滑であることが要
求され、一方ハンドリング性の観点からは粗であること
が要求される。そこで、これら両者の二律相反する性質
を同時に満足することが必要となる。
【0006】更に、金属薄膜磁気記録媒体には、実際に
使用される時の重大な問題点として、金属薄膜面の走行
性がある。従来の磁性体粉末を有機高分子バインダーに
混入させてベースフイルムに塗布してなる塗布型磁気記
録媒体の場合には、該バインダー中に滑剤を分散させて
磁性面の走行性を向上させることができるが、金属薄膜
磁気記録媒体の場合には、このような対策をとることが
できず、走行性を安定して保つのは非常に困難であり、
特に高温高湿時の走行性が劣るなどの欠点を有していた
【0007】この欠点の改良を目的として、特公昭62
−30105号公報には微細粒子と水溶性樹脂およびシ
ランカップリング剤からなる突起をフイルム表面に形成
することが提案されている。また特公昭62−3010
6号公報、特開昭59−229316号公報には微細粒
子と水溶性樹脂からなる突起をフイルム表面に形成する
ことが提案されている。しかし、これらはいずれも水溶
性樹脂の台形状突起中に微細粒子を存在させたものであ
り、微細粒子をフイルム表面上に均一に存在させたもの
ではない。
【0008】さらに特開昭60−63150号公報には
、大/小二成分系の粒子からなる突起をフイルム表面に
形成することが提案されているが、これらの粒子の形態
は板状ではない。また特開昭60−63151号公報に
は、粒子からなる突起をフイルム表面に形成することが
提案されているが、この粒子の形態は板状ではない。
【0009】従って、これらの方法ではフイルム表面上
に均一に微細な突起を、走行性を満足するレベルで付与
するには至っていない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術の欠点を解消し、走行性、電磁変換特性、保存耐久
性に優れた磁気記録媒体、特に金属薄膜磁気記録媒体の
製造に有用なポリエステルフイルムを提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリエステル
フイルムの表面に金属酸化物板状粒子を核とし樹脂を結
合剤とする微小突起を塗布形成し、該突起が104 〜
1010個/mm2 の割合であり、かつこの表面粗さ
が中心線平均粗さで0.001〜0.01μmであるこ
とを特徴とする磁気記録媒体用ポリエステルフイルムで
ある。
【0012】本発明のフイルムを構成するポリエステル
は、芳香族二塩基酸又はそのエステル形成性誘導体とジ
オール又はそのエステル形成性誘導体とから合成される
線状飽和ポリエステルである。かかるポリエステルの好
ましい具体例としては、ポリエチレンテレフタレート、
ポリエチレンイソフタレート、ポリテトラメチレンテレ
フタレート、ポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレ
ンテレフタレート)、ポリエチレン−2,6−ナフタレ
ンジカルボキシレート等が例示でき、これらの共重合体
又はこれらと小割合の他樹脂とのブレンド物なども含ま
れる。
【0013】上記のポリエステルを常法により溶融押出
し、二軸方向に延伸配向し、そして熱固定することによ
ってフイルムとなす。二軸延伸は、例えば逐次二軸延伸
法、同時二軸延伸法等の二軸延伸法で行うことができる
。この二軸配向ポリエステルフイルムは通常、差動走査
熱量計を用い窒素雰囲気下昇温速度10℃/min で
求めた融解熱が4cal /g以上となる結晶配向特性
を有する。延伸配向後のフイルムの厚さは一般に3〜1
00μm、好ましくは4〜50μmの範囲である。
【0014】本発明で使用する金属酸化物板状粒子は、
たとえば加水分解性有機基を有する有機金属化合物から
得ることができる。このような有機金属化合物としては
、例えばケイ素、チタン、ジルコニウム等の金属化合物
であって、加水分解して酸化物を形成しうるものが好ま
しく、具体的にはテトラメトキシシラン、テトラエトキ
シシラン、テトライソプロポキシシラン、テトラブトキ
シシラン、テトラメトキシチタン、テトラエトキシチタ
ン、テトライソプロポキシチタン、テトラブトキシチタ
ン、テトラメトキシジルコン、テトラエトキシジルコン
、テトライソプロポキシジルコン、テトラブトキシジル
コン、テトラ(2−エチルヘキシル)チタネート、ジル
コニウムアセテート、ジルコニウムオキサレート、ジル
コニウムラクテート、チタンラクテート、チタンアセチ
ルアセトナート、ジルコンアセチルアセトナート、チタ
ンオクチレングリコラート、チタントリエタノールアミ
ネート、メチルトリクロロシラン、メチルトリメトキシ
シラン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリプロポ
キシシラン、メチルトリブトキシシラン、エチレンジア
ミノプロピルトリメトキシシラン、エチレンジアミノプ
ロピルメチルジメトキシシラン、ジメチルジメトキシシ
ラン、メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、グ
リシジロキシプロピルトリメトキシシラン、メルカプト
プロピルトリメトキシシラン、およごこれらの一種以上
の部分加水分解物等を挙げることができる。
【0015】有機金属化合物は、好ましくは上記したケ
イ素、チタン、ジルコニウム等の有機金属化合物を主原
料とするものであるが、それ以外にナトリウム、カリウ
ム、ルビジウム、セシウム、マグネシウム、カルシウム
、ストロンチウム、バリウム、ホウ素アルミニウム、ガ
リウム、インジウムなどの有機金属化合物または無機塩
を共存せしめて加水分解することにより、シリカ、チタ
ン、ジルコニウムの酸化物と上記金属の酸化物の複合体
粒子とすることもできる。その際、酸化物粒子中のケイ
素、チタン、ジルコニウムの酸化物の割合を原子比で7
0%以上とするのが好ましい。
【0016】これらの有機金属化合物から金属酸化物板
状粒子を得る方法としては、有機金属化合物を加水分解
、脱水反応させるとき、(イ)少くとも脱水反応を電場
下で行なわせる方法、(ロ)厚さ3μm以下の薄層下で
行なわせる方法、または(ハ)加水分解反応を油−水界
面で行なわせ、脱水反応を厚さ1.0mm以下の薄層下
で行なわせる方法をあげることができる。
【0017】このような方法によって得ることができる
金属酸化物板状粒子は、平均粒径0.01〜20μm、
好ましくは0.01〜10μm、平均板状比(板径/板
厚)2.5以上、好ましくは3.5以上を有するもので
ある。
【0018】金属酸化物板状粒子をポリエステルフイル
ム表面に結合させる樹脂(結合剤)としては、アルキド
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、飽和ポリエステル樹脂
、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、アミノ樹脂、ポリウ
レタン樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合樹脂、アクリル系樹脂、水溶性樹脂等の単体、混
合体、または共重合体が使用できる。
【0019】金属酸化物板状粒子を核とし、樹脂を結合
剤とする突起をポリエステルフイルム表面上に形成させ
る方法としては、金属酸化物板状粒子を含有する樹脂溶
液をポリエステルフイルムの製造工程中にフイルム表面
に塗布・乾燥固化する方法、または二軸配向したポリエ
ステルフイルムに金属酸化物板状粒子を含有する樹脂溶
液を塗布・乾燥固化する方法等を採用することができる
。これらの塗液中に塗布を容易にさせるための界面活性
剤を含有させることは一向に差しつかえない。
【0020】塗布方法としては、公知の任意の塗工法が
適用できる。例えばロールコート法、グラビアコート法
、ロールブラッシュ法、スプレーコート法、エアーナイ
フコート法、含浸法、カーテンコート法などを単独又は
組合せて適用するとよい。
【0021】金属酸化物板状粒子を核とする突起はフイ
ルム表面上に1.0×104 〜1.0×1010個/
mm2 、好ましくは1.0×105 〜8.0×10
7 個/mm2 の割合で存在せ、かつこの表面粗さが
中心線平均粗さで0.001〜0.01μm、好ましく
は0.001〜0.007μmである。これらの条件を
満足するならば、ポリエステルフイルム中に当業界でよ
く知られた粗面化物質、例えば炭酸カルシウム、カオリ
ナイト、二酸化チタン、シリカ、アルミナ等を含有させ
ることは一向に差しつかえない。このようなフイルム表
面上に磁気記録層を形成させて磁気記録媒体、特に金属
薄膜磁気記録媒体としたときの雑音が飛躍的に減少し、
ノイズレベルは格段に優れ、金属薄膜面の走行性、保存
耐久性にも優れたものとなる。
【0022】尚、ポリエステルフイルムの磁性層を形成
させる面と反対側の面には、滑り性を確保するための処
理、例えばコーティングまたは粗面化物質を含むポリエ
ステルフイルムの積層等、を磁性層を形成させる面に転
写しない範囲で行なうことは差し支えない。
【0023】本発明のポリエステルフイルムを用いての
金属薄膜磁気記録媒体の製造は、それ自体既知の方法、
例えば特開昭54−147010号公報、特開昭52−
134706号公報に記載の方法により行うことができ
、具体的には真空蒸着法、イオンプレーティング法、ス
パッタ法が好ましく使用できる。
【0024】本発明のポリエステルフイルムは、平滑で
走行性及び保存耐久性に優れた磁性層、特に金属薄膜磁
性層を形成でき、雑音が飛躍的に減少し、ノイズレベル
が格段に優れかつ磁性面特に金属薄膜面の走行性に優れ
た磁気記録媒体、特に金属薄膜磁気記録媒体を製造する
のに有用である。
【0025】本明細書における種々の特性は下記のとお
りにして測定されかつ定義される。
【0026】(1)表面粗さ Ra(Center Line Average :中
心線平均粗さ)JIS  B0601に準じ、(株)小
坂研究所製の高精度表面粗さ計SE−3FATを使用し
て、針の半径2μm、荷重30mgで拡大倍率20万倍
、カットオフ0.08mmの条件下にチャートをかかせ
、フイルム表面粗さ曲線からその中心線の方向に測定長
さLの部分を抜き取り、この抜き取り部分の中心線をX
軸、縦倍率の方向をY軸として、粗さ曲線をY=f(X
)で表わしたとき、次の式で与えられた値をμm単位で
表わす。
【0027】
【数1】 この測定は基準長を1.25mmとして、4個行い、そ
の平均値で表わす。
【0028】(2)フイルム摩擦係数(フイルムスリッ
パリー) ASTM  D1894−63に準じ、東洋テスター社
製のスリッパリー測定器を使用し、静摩擦係数(μs)
を測定する。但し、スレッド板はガラス板とし、荷重は
1kgとする。
【0029】 フイルムスリッパリーは次の基準で判定する:○:良好
なもの(μs  0.6未満)△:やや不良なもの(μ
s  0.6〜0.8)×:不良なもの(μs  0.
8以上)。
【0030】(3)走行耐久性 添付図1はフイルム走行性を評価するための装置の模式
図である。図面において、1は繰出しリール、2はテン
ションコントローラー、3,5,6,8,9,11はフ
リーローラー、4はテンション検出器(入口)、7はク
ロムメッキ固定ピン(5mmφ)、10はテンション検
出器(出口)、12はガイドローラー、13は巻取りリ
ールを夫々示す。
【0031】図1に示す如く20℃,60%RH雰囲気
下で、フイルムを外径5mmの固定ピンに角度θ=(1
52/180)πラジアン(152°)で接触させ、毎
秒3.3cmの速さで移動、摩擦させる。入口テンショ
ン(T1 )が30gとなるようテンションコントロー
ラー2を調整し、10m走行させ巻き戻し、再び走行を
繰り返す。この往復を1回とする。
【0032】1) 削れ性 30回繰り返し走行後の固定ピン上に堆積する物質があ
るか、ないかを観察し、下記水準で評価する:○:堆積
物が殆ど認められないもの △:若干付着の形跡のあるもの ×:多いもの。
【0033】2) 耐スクラッチ性 30回繰り返し走行後のフイルム表面の摩擦状態(スク
ラッチの発生度合)を観察し、下記水準で評価する:○
:スクラッチが殆ど認められないもの×:かなり発生し
ているもの。
【0034】(4)電磁変換特性 10KBPI記録再生時のS/N(dB)比及び10K
BPI記録再生時の出力に対する50KBPI記録再生
時の出力の低下率により高密度記録特性、特にノイズレ
ベルの大きさを下記水準で評価する: 10KBPI記録再生時のS/N(dB)○:40dB
以上 ×:40dB未満 出力低下率 A=(10KBPI記録再生時の出力)/(50KBP
I記録再生時の出力) ○:Aが10未満 ×:Aが10以上。
【0035】(5)テープ走行性 常温常湿、高温高湿の2条件下での一般市販の8mmV
TRを用い、録画、再生を繰り返した時のテープ走行の
乱れによる画面のゆらぎを観察した。評価基準は次のと
おりである: ○:走行順調で再生評価のゆらぎが全くなし×:ところ
どころで走行が遅くなり、再生画面のゆらぎが生ずる。
【0036】 (6)耐すり傷性(接着性) 常温常湿および高温高湿条件下で100回繰り返し走行
させたあとのテープ薄膜上のすり傷観察により行なった
。評価基準は次のとおりである: ◎:テープ薄膜面上にほとんど全くすり傷の発生がみら
れない ○:テープ薄膜面上にきわめて弱いすり傷の発生が少し
みられる ×:テープ薄膜面上にきついすり傷が発生するなお、常
温常湿とは、25℃,60%RHであり、高温高湿とは
40℃,80%RH条件である。
【0037】 (7)テープ保存耐久性 テープ表面に0.5%ミリスチン酸/イソプロピルアル
コール溶液を10g/m2 当り塗布し、常温にして風
乾後60℃,90%RHで24時間保持後、テープ表面
の変形具合を顕微鏡(倍率200倍ないし400倍)に
て観察評価する。評価基準は次のとおりである:○:4
00倍で観察してもテープ表面が全く変形していない △:200倍で観察した時はテープ表面の変形は認めら
れないが400倍で観察した時、細い変形が認められる
×:200倍で観察した時、テープ表面の変形が認めら
れる。
【0038】(8)金属酸化物板状粒子の評価1) 平
均粒径 走査型電子顕微鏡での粒子の写真から画像解析処理装置
(Luzex 500)により、個々の粒子の長径を求
め、100個の粒子の長径の平均値をもって平均粒径と
する。
【0039】2) 板状比 走査型トンネル顕微鏡で個々の粒子の長径(板径)と高
さ(板厚)を測定し、100個の粒子の平均値をもって
平均板状比(板径/板厚)とする。
【0040】
【実施例】以下、実施例をあげて本発明を更に説明する
【0041】なお、例中の部は重量部であり、[η]は
オルソクロロフェノール溶媒中35℃で測定した値から
求めた固有粘度である。またポリエステル中に添加する
不活性固体微粒子の平均粒径は光透過式遠心沈降法によ
り求められた全粒子の50重量%の点にある粒子の「等
価球形直径」を意味する。
【0042】
【実施例1】ジメチルテレフタレート100部及びエチ
レングリコール70部とともに酢酸マンガン・4水塩0
.019部及び酢酸ナトリウム・3水塩0.013部を
反応器に仕込み、内温を145℃から徐々に上げながら
エステル交換反応を行った。エステル交換反応率が95
%となった時点で、安定剤としてあらかじめトリメチル
ホスフェート25部とエチレングリコール75部を密閉
系で還流下5時間反応させたのち室温まで冷却したリン
化合物のグリコール溶液を0.044部添加し、更に重
合触媒としてエチレングリコール2.5部に無水トリメ
リット酸0.8部を溶解し、これにテトラブチルチタネ
ート0.65部を滴下し、空気中常圧下に保持して60
分間反応せしめた後常温に冷却した液(チタン含有率は
11重量%)0.011部を添加した。次いで反応生成
物を重合反応器に移し、高温真空下(最終内温290℃
)にて重縮合反応を行い、固有粘度0.60のポリエチ
レンテレフタレートを得た。
【0043】このポリエチレンテレフタレートを常法に
従って溶融押出し、急冷して厚さ131μmの未延伸フ
イルムを作成し、次いで該未延伸フイルムを縦方向に9
0℃で3.6倍、横方向に105℃で3.7倍の逐次二
軸延伸を行い、更に205℃で30秒間熱固定を行って
、厚さ9.8μmの二軸配向フイルムを作成した。この
際、横延伸前の一軸延伸フイルムに次の組成の塗液をロ
ールコート法でフイルムの表面(片面)に塗布した。
【0044】フイルム表面に塗布した塗液の組成:・ア
クリル−ポリエステル系樹脂(高松油脂(株)製ペスレ
ジンSH551)1.5wt%溶液80.0部・平均粒
径0.01μm、平均板状比4.5のチタンの酸化物板
状粒子1.5wt%溶液5.0部・ポリオキシエチレン
ノニルフェニルエーテル(日本油脂(株)製NS240
)1.5wt%溶液15.0部塗布量はウェットで2.
7g/m2 である。
【0045】得られたポリエステルフイルム及びこのフ
イルムの表面に磁性層を設けた磁気記録媒体の特性を表
1に示す。
【0046】
【実施例2】ジメチルテレフタレート100部及びエチ
レングリコール70部とともに酢酸マンガン・4水塩0
.019部及び酢酸ナトリウム・3水塩0.013部を
反応器に仕込み、内温を145℃から徐々に上げながら
エステル交換反応を行った。エステル交換反応率が95
%となった時点で、安定剤としてあらかじめトリメチル
ホスフェート25部とエチレングリコール75部を密閉
系で還流下5時間反応させたのち室温まで冷却したリン
化合物のグリコール溶液を0.044部添加し、更に重
合触媒としてエチレングリコール2.5部に無水トリメ
リット酸0.8部を溶解し、これにテトラブチルチタネ
ート0.65部を滴下し、空気中常圧下に保持して60
分間反応せしめた後常温に冷却した液(チタン含有率は
11重量%)0.011部を添加した。次いで反応生成
物を重合反応器に移し、高温真空下(最終内温290℃
)にて重縮合反応を行い、固有粘度0.60のポリエチ
レンテレフタレートを得た。
【0047】このポリエチレンテレフタレートを常法に
従って溶融押出し、急冷して厚さ131μmの未延伸フ
イルムを作成し、次いで該未延伸フイルムを縦方向に9
0℃で3.6倍、横方向に105℃で3.7倍の逐次に
二軸延伸を行い、更に205℃で30秒間熱固定を行っ
て、厚さ9.8μmの二軸配向フイルムを作成した。こ
の際、横延伸前の一軸延伸フイルムに次の組成の塗液を
ロールコート法でフイルムの表面(A)及び(B)に塗
布した。この表面(A)は第一の表面を形成し、表面(
B)は第二の表面を形成する。
【0048】フイルム表面(A)に塗布した塗液の組成
: ・ポリエステル系樹脂(互応化学(株)製プラスコート
Z−461)2.0wt%溶液75.0部・平均粒径0
.025μm、平均板状比3.5のケイ素の酸化物板状
粒子2.0wt%溶液10.0部・ポリオキシエチレン
ノニルフェニルエーテル(日本油脂(株)製NS240
)2.0wt%溶液15.0部塗布量はウェットで1.
5g/m2 である。
【0049】フイルム表面(B)に塗布した塗液の組成
: ・アクリル−ポリエステル系樹脂(高松油脂(株)製ペ
スレジンSH551)2.0wt%溶液56.7部・セ
ルロース系樹脂(信越化学(株)製メチルセルロースS
M−15)2.0wt%溶液24.3部・ポリメタクリ
ル酸メチル系微粒子(日本触媒化学工業(株)製エポス
ターMA)2.0wt%溶液9.0部・ポリオキシエチ
レンノニルフェニルエーテル(日本油脂(株)製NS2
08.5)2.0wt%溶液10.0部塗布量はウェッ
トで4.0g/m2 である。
【0050】得られたポリエステルフイルム及びこのフ
イルムの第一の表面に磁性層を設けた磁気記録媒体の特
性を表1に示す。
【0051】
【実施例3】ジメチルテレフタレート100部及びエチ
レングリコール70部とともに酢酸マンガン・4水塩0
.019部及び酢酸ナトリウム・3水塩0.013部を
反応器に仕込み、内温を145℃から徐々に上げながら
エステル交換反応を行った。エステル交換反応率が95
%となった時点で、安定剤としてあらかじめトリメチル
ホスフェート25部とエチレングリコール75部を密閉
系で還流下5時間反応させたのち室温まで冷却したリン
化合物のグリコール溶液を0.044部添加し、更に重
合触媒としてエチレングリコール2.5部に無水トリメ
リット酸0.8部を溶解し、これにテトラブチルチタネ
ート0.65部を滴下し、空気中常圧下に保持して60
分間反応せしめた後常温に冷却した液(チタン含有率は
11重量%)0.011部を添加した。次いで反応生成
物を重合反応器に移し、高温真空下(最終内温290℃
)にて重縮合反応を行い、固有粘度0.60のポリエチ
レンテレフタレート(A)を得た。
【0052】ジメチルテレフタレート100部及びエチ
レングリコール70部とともに酢酸マンガン・4水塩0
.040部を反応器に仕込み、内温を145℃から徐々
に上げながらエステル交換反応を行った。エステル交換
反応率が97%となった時点で、安定剤としてあらかじ
めトリメチルホスフェート25部とエチレングリコール
75部を密閉系で還流下5時間反応させたのち室温まで
冷却したリン化合物のグリコール溶液を0.100部添
加し、更に重合触媒として三酸化アンチモン0.045
部を添加した。更に5分後平均粒径0.35μmの炭酸
カルシウム0.10部を添加してから反応生成物を重合
反応器に移し、高温真空下(最終内温290℃)にて重
縮合反応を行い、固有粘度0.65のポリエチレンテレ
フタレート(B)を得た。
【0053】これらのポリエチレンテレフタレート(A
),(B)を厚み比4:6の割合で溶融共押出し、急冷
して厚さ96μmの未延伸フイルムを作成し、次いで該
未延伸フイルムを縦方向に95℃で3.6倍、横方向に
110℃で3.7倍の逐次二軸延伸を行い、更に205
℃で30秒間熱固定を行って厚さ7.1μmの二軸配向
フイルムを作成した。この際、横延伸前の一軸延伸フイ
ルムに次の組成の塗液をロールコート法でポリエチレン
テレフタレート(A)の外表面に塗布した。
【0054】フイルム表面に塗布した塗液の組成:・ポ
リウレタン系樹脂(バイエル社製インプラニルDLH)
1.5wt%溶液78.0部 ・平均粒径0.05μm、平均板状比5.0のシリコー
ン板状粒子1.5wt%溶液8.0部 ・ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油
脂(株)製NS240)1.5wt%溶液14.0部塗
布量はウェットで2.0g/m2 である。
【0055】得られたポリエステルフイルム及びこのフ
イルムのポリエチレンテレフタレート(A)の外表面に
磁性層を設けた磁気記録媒体の特性を表1に示す。
【0056】
【実施例4】テレフタル酸のビス−β−ヒドロキシエチ
ルエステル100部とテレフタル酸65部とエチレング
リコール29部の混合物を210〜230℃の温度でエ
ステル化反応を行った。反応により生成する水の留出量
が13部となった時点で反応終了とし、反応生成物10
0部当り0.0067部の酢酸チタンを添加し、次いで
反応生成物を重合反応器に移し、平均粒径0.015μ
mの二酸化ケイ素のエチレングリコールスラリー(10
wt%液)0.11部を添加した後、高温真空下(最終
内温285℃)にて重縮合反応を行って固有粘度0.6
0のポリエチレンテレフタレートを得た。
【0057】このポリエチレンテレフタレートを常法に
従って溶融押出し急冷して厚さ96μmの未延伸フイル
ムを作成し、次いで該未延伸フイルムを縦方向に90℃
で3.6倍、横方向に105℃で3.7倍の逐次二軸延
伸を行い、更に205℃で30秒間熱固定を行って厚さ
7.1μmの二軸配向フイルムを作成した。その後、下
記組成液をロールコート法により塗布した後130℃の
熱風で10秒間処理した。
【0058】フイルム表面に塗布した塗液の組成:・フ
ェノキシ樹脂(ユニオンカーバイド社製フェノキシ樹脂
PKHH)20.0部 ・平均粒径0.05μm、平均板状比4.5のチタンの
酸化物板状粒子1.0部 ・メチルエチルケトン79.0部 塗布量はウェットで0.1g/m2 である。
【0059】得られたポリエステルフイルム及びこれに
磁性層を設けた磁気記録媒体の特性を表1に示す。
【0060】
【実施例5】2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチル
100部とエチレングリコール60部の混合物にサリチ
ル酸マンガン0.021部と酢酸カリウム0.005部
を添加し、更にシュウ酸チタン0.007部を加え、1
50℃から240℃に徐々に昇温しながらエステル交換
反応を行った。エステル交換反応反応率が92%となっ
た時点で、安定剤としてあらかじめトリメチルホスフェ
ート25部とエチレングリコール75部を密閉系で還流
下5時間反応させた混合液0.032部を液温140℃
の状態で加え、更に平均粒径0.010μmの二酸化ケ
イ素のエチレングリコールスラリー(10wt%)を0
.200部添加した。次いで反応生成物を重合反応器に
移し、高温真空下(最終内温280℃)にて重縮合反応
を行って固有粘度0.57のポリエチレン−2,6−ナ
フタレートを得た。
【0061】このポリエチレン−2,6−ナフタレート
を常法に従って溶融押出し、急冷して厚さ60μmの未
延伸フイルムを作成し、次いで該未延伸フイルムを縦方
向に135℃で4.0倍、横方向に145℃で3.8倍
の逐次二軸延伸を行い、更に210℃で30秒間熱固定
を行って厚さ4.0μmの二軸配向フイルムを作成した
。この際、横延伸前の一軸延伸フイルムに次の組成の塗
液をロールコート法でフイルムの表面に塗布した。
【0062】フイルム表面に塗布した塗液の組成:・ア
クリル系樹脂(日本アクリル化学(株)製プライマルA
C−61)1.5wt%溶液80.0部・平均粒径0.
04μm、平均板状比3.0のケイ素の酸化物板状粒子
1.5wt%溶液5.0部・ポリオキシエチレンノニル
フェニルエーテル(日本油脂(株)製NS208.5)
1.5wt%溶液15.0部塗布量はウェットで2.3
g/m2 である。
【0063】得られたポリエステルフイルム及びこのフ
イルムの表面に磁性層を設けた磁気記録媒体の特性を表
1に示す。
【0064】
【比較例1】実施例1においてポリエチレンテレフタレ
ートフイルムに塗布する塗液を下記の如く変更する以外
は実施例1と全く同様にしてフイルムを得た。
【0065】フイルム表面に塗布した塗液の組成:・ア
クリル系樹脂(日本アクリル化学(株)製プライマルA
C−61)0.7wt%溶液79.0部・平均粒径0.
03μm、平均板状比3.5のケイ素の酸化物板状粒子
0.7wt%溶液1.0部・ポリオキシエチレンノニル
フェニルエーテル(日本油脂(株)製NS240)0.
7wt%溶液20.0部塗布量はウェットで0.1g/
m2 である。
【0066】得られたポリエステルフイルム及びこのフ
イルムの表面に磁性層を設けた磁気記録媒体の特性を表
1に示す。
【0067】
【比較例2】ジメチルテレフタレート100部及びエチ
レングリコール70部とともに酢酸マンガン・4水塩0
.019部及び酢酸ナトリウム・3水塩0.013部を
反応器に仕込み、内温を145℃から徐々に上げながら
エステル交換反応を行った。エステル交換反応率が95
%となった時点で、安定剤としてあらかじめトリメチル
ホスフェート25部とエチレングリコール75部を密閉
系で還流下5時間反応させたのち室温まで冷却したリン
化合物のグリコール溶液を0.044部添加し、更に重
合触媒としてエチレングリコール2.5部に無水トリメ
リット酸0.8部を溶解し、これにテトラブチルチタネ
ート0.65部を滴下し、空気中常圧下に保持して60
分間反応せしめた後常温に冷却した液(チタン含有率は
11重量%)0.011部を添加した。更に平均粒径0
.65μmの炭酸カルシウムの10wt%エチレングリ
コールスラリー4.5部を添加した。次いで反応生成物
を重合反応器に移し、高温真空下(最終内温290℃)
にて重縮合反応を行い、固有粘度0.60のポリエチレ
ンテレフタレートを得た。
【0068】このポリエチレンテレフタレートを常法に
従って溶融押出し、急冷して厚さ131μmの未延伸フ
イルムを作成し、次いで該未延伸フイルムを縦方向に9
0℃で3.6倍、横方向に105℃で3.7倍の逐次二
軸延伸を行い、更に205℃で30秒間熱固定を行って
、厚さ9.8μmの二軸配向フイルムを作成した。この
際、横延伸前の一軸延伸フイルムに次の組成の塗液をロ
ールコート法でフイルムの表面に塗布した。
【0069】フイルム表面に塗布した塗液の組成:・ポ
リエステル系樹脂(互応化学(株)製プラスコートZ−
461)2.3wt%溶液75.0部・平均粒径0.0
25μm、平均板状比3.5のケイ素の酸化物板状粒子
2.3wt%溶液10.0部・ポリオキシエチレンノニ
ルフェニルエーテル(日本油脂(株)製NS240)2
.3wt%溶液15.0部塗布量はウェットで16g/
m2 である。
【0070】得られたポリエステルフイルム及びこのフ
イルムの表面に磁性層を設けた磁気記録媒体の特性を表
1に示す。
【0071】
【比較例3】実施例5においてフイルム表面に塗布する
塗液を下記の如く変更する以外は実施例5と全く同様に
してフイルムを得た。
【0072】フイルム表面に塗布した塗液の組成:・ア
クリル系樹脂(日本アクリル化学(株)製プライマルA
C−61)15wt%溶液35.0部・平均粒径0.0
1μm、平均板状比3.0のケイ素の酸化物板状粒子1
5wt%溶液50.0部・ポリオキシエチレンノニルフ
ェニルエーテル(日本油脂(株)製NS208.5)1
5wt%溶液15.0部塗布量はウェットで55g/m
2 である。
【0073】得られたポリエステルフイルム及びこのフ
イルムの表面に磁性層を設けた磁気記録媒体の特性を表
1に示す。
【0074】
【比較例4】ジメチルテレフタレート100部及びエチ
レングリコール70部とともに酢酸マンガン・4水塩0
.019部及び酢酸ナトリウム・3水塩0.013部を
反応器に仕込み、内温を145℃から徐々に上げながら
エステル交換反応を行った。エステル交換反応率が95
%となった時点で、安定剤としてあらかじめトリメチル
ホスフェート25部とエチレングリコール75部を密閉
系で還流下5時間反応させたのち室温まで冷却したリン
化合物のグリコール溶液を0.044部添加し、更に重
合触媒としてエチレングリコール2.5部に無水トリメ
リット酸0.8部を溶解し、これにテトラブチルチタネ
ート0.65部を滴下し、空気中常圧下に保持して60
分間反応せしめた後常温に冷却した液(チタン含有率は
11重量%)0.011部を添加した。更に平均粒径0
.25μmの二酸化ケイ素の10wt%エチレングリコ
ールスラリー0.20部を添加した後、反応生成物を重
合反応器に移し、高温真空下(最終内温290℃)にて
重縮合反応を行い、固有粘度0.60のポリエチレンテ
レフタレートを得た。
【0075】このポリエチレンテレフタレートを常法に
従って溶融押出し、急冷して厚さ131μmの未延伸フ
イルムを作成し、次いで該未延伸フイルムを縦方向に9
0℃で3.6倍、横方向に105℃で3.7倍の逐次二
軸延伸を行い、更に205℃で30秒間熱固定を行って
、厚さ9.8μmの二軸配向フイルムを作成した。この
際、横延伸前の一軸延伸フイルムに次の組成の塗液をロ
ールコート法でフイルムの表面に塗布した。
【0076】フイルム表面に塗布した塗液の組成:・ア
クリル−ポリエステル系樹脂(高松油脂(株)製ペスレ
ジンSH551)1.5wt%溶液77.0部・平均粒
径0.03μmの球状二酸化ケイ素1.5wt%溶液8
.0部 ・ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油
脂(株)製NS240)1.5wt%溶液15.0部塗
布量はウェットで2.8g/m2 である。
【0077】得られたポリエステルフイルム及びこのフ
イルムの表面に磁性層を設けた磁気記録媒体の特性を表
1に示す。
【0078】
【表1】
【0079】
【発明の効果】本発明のポリエステルフイルムは平滑で
走行性、保存耐久性に優れた磁性層、特に金属薄膜磁性
層を形成でき、雑音が飛躍的に減少し、ノイズレベルの
格段に優れた磁気記録媒体を製造し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はフイルム走行性を評価するため動摩擦係
数を測定する装置の模式図である。
【符号の説明】
1  繰出しリール 2  テンションコントローラー 3,5,6,8,9,11  フリーローラー4  テ
ンション検出器(入口) 7  固定ピン 10  テンション検出器(出口) 12  ガイドローラー 13  巻取りリール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリエステルフイルムの表面に金属酸化物
    板状粒子を核とし樹脂を結合剤とする微小突起を塗布形
    成し、該突起が104 〜1010個/mm2 の割合
    であり、かつこの表面粗さが中心線平均粗さで0.00
    1〜0.01μmであることを特徴とする磁気記録媒体
    用ポリエステルフイルム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6264545A (ja) * 1985-05-29 1987-03-23 帝人株式会社 金属薄膜磁気記録媒体用ポリエステルフイルム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6264545A (ja) * 1985-05-29 1987-03-23 帝人株式会社 金属薄膜磁気記録媒体用ポリエステルフイルム

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