JPH0424774Y2 - - Google Patents

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JPH0424774Y2
JPH0424774Y2 JP1983073924U JP7392483U JPH0424774Y2 JP H0424774 Y2 JPH0424774 Y2 JP H0424774Y2 JP 1983073924 U JP1983073924 U JP 1983073924U JP 7392483 U JP7392483 U JP 7392483U JP H0424774 Y2 JPH0424774 Y2 JP H0424774Y2
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flywheel
magnet
peripheral wall
permanent magnet
blades
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JP1983073924U
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JPS59179465U (ja
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  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、内燃機関等に取付けられるフライホ
イール磁石発電機に関するものである。
[従来の技術] 内燃機関に取付けられるフライホイール磁石発
電機は、第1図に示したように、ほぼカツプ状に
形成されたフライホイール1の周壁部1aの内周
に永久磁石2を取付けた磁石回転子3と、磁石回
転子3の磁極に対向する磁極部4aを備えた鉄心
4に発電コイル5を巻回した固定子6とからなつ
ており、磁石回転子3はフライホイール1の底壁
部1bの中央に固定されたボス7を機関の出力軸
等の回転軸に嵌着することにより機関に取付けら
れる。また固定子6は機関のケースやカバー等に
設けられた取付け部に固定される。従来この種の
発電機および機関を冷却するため、フライホイー
ルの内周の底壁部1b寄りの部分に送風羽を設け
ることが提案されている(実開昭56−108355号)
が、従来は第1図に示したように、磁石2の端面
とフライホイールの底壁部1bとの間にリング状
のスペーサ8を配設して該スペーサに送風羽8
a,8a,……を設け、送風羽相互間に形成した
開口部8b,8b,……とフライホイールの周壁
部1bに設けた通風孔1c,1c,……とを互い
に整合させるようにしていた。
また実開昭54−171714号には、フライホイール
の底壁部に貫通孔を設けるとともに、フライホイ
ールの底壁部に隣接する位置に環状のフアンを配
設して、該フアンの攪乱作用によりフライホイー
ルの外部の空気を貫通孔を通してフライホイール
内に導入するようにしたフライホイール磁石発電
機が開示されている。
更に実開昭52−59210号には、フライホイール
の周壁部の一部を外側に切り起すことにより、送
風羽と通風孔とを形成して、フライホイールの回
転に伴つて外側の空気を通風孔を通してフライホ
イール内に導入するようにしたフライホイール磁
石回転子が示されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、実開昭56−108355号に示された
構造では、羽の付いたスペーサをフライホイール
と別個に製作する必要があるため部品点数が増加
して構造が複雑になる欠点があつた。またスペー
サをフライホイールに組込む際にスペーサの開口
部8b,8b,……とフライホイールの周壁部の
通風孔1c,1c,……とを整合させる作業が必
要になるため、組立て作業が面倒になる欠点があ
つた。
更に実開昭54−171714号に示されたものでも、
フライホイールと別個にフアンを用意する必要が
あるため、同様の問題が生じるのを避けられなか
つた。また実開昭54−171714号に示された構造を
採用した場合には、フアンを通過した空気がフラ
イホイール外に排出されるまでの流路の長さが相
当に長くなるため、フライホイールの軸線方向に
沿つて有効な風の流れを生じさせることができ
ず、大きな冷却効果を期待できなかつた。
実開昭52−59210号に示された構造によれば、
部品点数の削減を図ることはできるが、この従来
例のようにフライホイールの外側から周壁部の通
風孔を通して空気を導入した場合には、各通風孔
を通してフライホイール内に流入した空気が他の
通風孔を通して流入した空気とぶつかり合つて干
渉し合うため、フライホイールの軸線方向に沿つ
た空気流を円滑に生じさせることが困難である。
そのためフライホイールの開口部側の内側空間で
冷却風が不足し、大きな冷却効果を得ることがで
きなかつた。またこのように送風羽をフライホイ
ールの外側に突出させると、フライホイールの外
径寸法が大きくなつて発電機が大形化するという
問題もあつた。
本考案の目的は、周壁部の一端が底壁部により
閉じられた形状のほぼカツプ状のフライホイール
の周壁部の内周面に永久磁石を取付けた磁石回転
子と、磁石回転子の内側に配置された固定子とを
備えたフライホイール磁石発電機において、部品
点数を増加させることなく送風羽を設けることが
できるようにするとともに、フライホイール内に
軸線方向に沿つた空気流を円滑に生じさせて大き
な冷却効果を得ることができるようにすることに
ある。
[課題を解決するための手段] 本考案においては、フライホイールの周壁部の
一部を切り起こすことによりフライホイールの周
方向に所定の間隔で並ぶ多数の送風羽と該送風羽
相互間にあつて該フライホイールの内外を連通さ
せる通風孔とを形成する。
そして多数の送風羽はフライホイールの周壁部
の底壁部寄りの位置でフライホイールの内側に斜
めに突出するように設け、フライホイールの回転
に伴つてフライホイールの内側の空気を通風孔を
通してフライホイール外に排出させるように送風
羽の向きを設定する。
また送風羽の永久磁石側の端部に該永久磁石の
厚み寸法よりも小さい幅寸法を有する磁石位置決
め部を設け、この該磁石位置決め部に永久磁石の
端面を当接させる。
[作用] 上記の発電機において、磁石回転子が回転する
と、送風羽により通風孔を通してフライホイール
の内側から外側に向う空気流が生じ、この空気流
により、固定子の発電コイルや機関が冷却され
る。
上記のようにフライホイールの底壁部寄りの位
置でフライホイールの内側に斜めに突出するよう
に送風羽を設けて、フライホイールの回転に伴つ
てフライホイールの内側の空気を通風孔を通して
フライホイール外に排出させるように送風羽の向
きを設定すると、フライホイールの開口部側から
フライホイール内に導入された空気はフライホイ
ールの軸線方向に沿つて流れた後フライホイール
の底壁部付近でその向きを変えて通風孔から外部
に排出される。従つてフライホイール内に軸線方
向に沿つた空気流を円滑に生じさせて、フライホ
イールの内側空間全体に充分な量の冷却風を供給
することができ、大きな冷却効果を得ることがで
きる。
また上記のようにフライホイールの周壁部を切
り起こすことにより送風羽を形成すると、部品点
数を削減して組立てを容易にすることができる。
更に上記のように送風羽に磁石の厚み寸法より
も小さな幅寸法を有する磁石位置決め部を設けて
該位置決め部に磁石の端面を当接させるようにす
ると、磁石を磁気的に短絡することなく位置決め
することができる。従来磁石の位置決めはフライ
ホイールの周壁に設けた磁石位置決め用打出し部
に磁石の端面を当接させることにより行なわれて
いたが、本考案によれば、このような打出し部は
不要になる。
[実施例] 以下添附図面を参照して本考案の実施例を説明
する。
第2図乃至第3図において、10はほぼカツプ
状に形成された鉄製のフライホイールで、このフ
ライホイールの周壁部10aの内周面には弧状
の、またはリング状の永久磁石11が配置されて
いる。フライホイールの底壁部10bの中央には
孔10cが設けられ、該孔10cに回転軸取付け
用のボス12の胴部12aが嵌合されている。ボ
ス12のフランジ部12bがフライホイールの底
壁部の外面に当接され、該フランジ部がリベツト
13により底壁部10bに固定されている。フラ
イホイール10の周壁部10aの底壁部10b寄
りの位置には、周方向に所定の間隔をあけて、フ
ライホイールの内側に斜めに突出する(第3図参
照。)多数の送風羽14,14,……が設けられ
ている。これらの送風羽は、周壁部10aに周方
向に所定の間隔をあけて多数のほぼU字状の切込
みを形成した後、各切込みの内側の部分をフライ
ホイールの内側に押し曲げることによつて、すな
わち、周壁部10aの一部をフライホイールの内
側に切り起すことによつて、フライホイールと一
体に形成される。従つて送風羽14,14,……
相互間には、フライホイールの内外を連通させる
通風孔15が形成されている。そしてフライホイ
ールが回転した際にフライホイールの内側から通
風孔15を通してフライホイールの外側に向う空
気流を生じさせるように各送風羽14の向きが設
定されている。なお各送風羽14の傾斜角および
傾斜方向は空気流を生じさせる方向や風量に応じ
て、適宜に設定する。各送風羽の磁石11側の端
部は磁石の厚味寸法に比べて充分に幅(フライホ
イールの径方向への幅)が狭く形成され、この幅
が狭く形成された部分により、磁石14の軸線方
向端面に当接して該磁石を軸線方向に位置決めす
る磁石位置決め部16が構成されている。このよ
うに磁石位置決め部を設けておくと、フライホイ
ールの内周に配置した磁石11の位置決めを容易
に図ることが出来る。また各磁石位置決め部は磁
石の厚味よりも充分に小さい幅寸法を有している
ので、送風羽により磁石の両磁極が短絡されるこ
とがない。磁石11は上記磁石位置決め部により
位置決めされた状態で、接着等の任意の方法でフ
ライホイールの周壁部10aに固定される。上記
フライホイール10および磁石11により磁石回
転子17が構成され、この磁石回転子はそのボス
12を図示しない機関の出力軸等に嵌着すること
により、機関に取付けられる。
固定子6は第1図に示した従来の発電機の固定
子と同様に鉄心4に発電コイル5を巻回したもの
からなり、磁石回転子17の内側に該回転子と同
心的に配置されて機関のケースやカバー等に設け
られた取付け部に固定さる。
上記の磁石発電機において、磁石回転子17が
例えば第3図において反時計方向に回転すると、
送風羽によりフライホイールの内側から外側に向
かう図示の矢印A方向の空気流が生じ、発電コイ
ル5および図示しない機関が冷却される。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば、フライホイー
ルの底壁部寄りの位置でフライホイールの内側に
斜めに突出するように送風羽を設けて、フライホ
イールの回転に伴つてフライホイールの内側の空
気を通風孔を通してフライホイール外に排出させ
るように送風羽の向きを設定したので、フライホ
イールの開口部側からフライホイール内に導入し
た空気をフライホイールの軸線方向に沿つて流し
て通風孔から外部に排出させることができる。従
つてフライホイール内に軸線方向に沿つた空気流
を円滑に生じさせて、大きな冷却効果を得ること
ができる利点がある。
また本考案では送風羽に磁石の厚み寸法よりも
小さな幅寸法を有する磁石位置決め部を設けて該
位置決め部に磁石の端面を当接させるようにした
ので、従来必要としたフライホイールの周壁の磁
石位置決め用打用し部を省略してしかも磁石を磁
気的に短絡することなく位置決めすることがで
き、磁石発電機の構造の簡素化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す半部縦断面図、第2図は
本考案の実施例を示す半部縦断面図、第3図は第
2図は−線断面図、第4図は第3図のZ方向
矢視図である。 4……鉄心、5……発電コイル、6……固定
子、10……フライホイール、11……永久磁
石、12……ボス、14……送風羽、15……通
風孔、16……磁石位置決め部、17……磁石回
転子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 周壁部の一端が底壁部により閉じられた形状の
    ほぼカツプ状のフライホイールの前記周壁部の内
    周面に永久磁石を取付けた磁石回転子と、前記磁
    石回転子の内側に配置された固定子とを備え、前
    記フライホイールの周壁部の一部が切り起されて
    該フライホイールの周方向に所定の間隔で並ぶ多
    数の送風羽と該送風羽相互間にあつて該フライホ
    イールの内外を連通させる通風孔とが形成されて
    いるフライホイール磁石発電機において、 前記多数の送風羽は前記フライホイールの周壁
    部の底壁部寄りの位置でフライホイールの内側に
    斜めに突出するように設けられていて、前記フラ
    イホイールの回転に伴つて該フライホイールの内
    側の空気を前記通風孔を通して排出させるように
    それぞれの向きが設定され、 前記送風羽の前記永久磁石側の端部に該永久磁
    石の厚み寸法よりも小さい幅寸法を有する磁石位
    置決め部が設けられていて該磁石位置決め部に前
    記永久磁石の端面が当接されていることを特徴と
    するフライホイール磁石発電機。
JP7392483U 1983-05-18 1983-05-18 フライホイ−ル磁石発電機 Granted JPS59179465U (ja)

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JP7392483U JPS59179465U (ja) 1983-05-18 1983-05-18 フライホイ−ル磁石発電機

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JPS59179465U JPS59179465U (ja) 1984-11-30
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54116797A (en) * 1978-03-02 1979-09-11 Toshiba Mach Co Ltd Tool holder effecting previous operation for tapping machining
JPS5632270U (ja) * 1979-08-15 1981-03-30

Family Cites Families (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5259210U (ja) * 1975-10-29 1977-04-30
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