JPH0424726Y2 - - Google Patents

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JPH0424726Y2
JPH0424726Y2 JP8859986U JP8859986U JPH0424726Y2 JP H0424726 Y2 JPH0424726 Y2 JP H0424726Y2 JP 8859986 U JP8859986 U JP 8859986U JP 8859986 U JP8859986 U JP 8859986U JP H0424726 Y2 JPH0424726 Y2 JP H0424726Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、低圧回路における電動機や抵抗負荷
などの開閉制御、保護および監視を目的とした各
用品を単位回路ごとにユニツト化し、これを閉鎖
した外箱に一括収納した所謂コントロールセンタ
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の斯かるコントロールセンタは、一般に第
3図示の構造を有している。同図において、1は
箱枠で、この箱枠1内には上側部に電源供給用の
3相水平母線2を配設する水平母線室3が、下側
部に総括端子室4が、右側部に絶縁電線5を配設
する配線室6が夫々設けられているとともに、水
平母線室3と総括端子室4との間には横枠により
上下方向に仕切られた横長のユニツト室7が多数
段に亘つて積層形成されている。また、箱枠1内
後方部には水平母線2と接続し各ユニツト室7共
通の垂直母線8が縦方向に配設されている。そし
て、制御機器類を収納せるユニツト9は横長の箱
形形状を有しており、各ユニツト9は1個ずつ多
段積みされた各ユニツト室7内に前後方向の摺動
により出入自在に収容されている。また、各ユニ
ツト9はユニツトの出入により垂直母線8と接離
自在となる電源コネクタと、接続線を介し絶縁電
線5と接続している負荷コネクタを有しており、
絶縁電線5は総括端子室4の端子と接続してい
る。
しかし、斯かる従来のコントロールセンタは上
記の如き構造のため、次の問題点を有している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来のコントロールセンタは、上記の如く、箱
枠1のユニツト室7に横長箱状の各ユニツト9が
1個ずつ上下方向に多数段に亘つて積層されてい
るものであるため、いきおい箱枠1が高層化し、
そのため高所に配置されたユニツト9およびユニ
ツト室7内の保守点検作業が容易でないととも
に、高さ制限のある設置場所においては必要個数
のユニツトの収納が困難となるため設置が困難と
なるという問題点がある。また、従来のコントロ
ールセンタは、ユニツト9或いはユニツト室7内
の保守点検作業を行なう場合において、ユニツト
9の扉を開けてユニツト9をユニツト室7より引
き出したときはユニツト9の電源コネクターと垂
直母線8の接触が離脱されユニツト9への通電は
遮断されることとなるが、ユニツト9の背後には
各ユニツト共通の垂直母線8が縦方向に配設され
ていて通常この垂直母線8には絶縁処理の構造の
複雑化と工事費の高騰化のため絶縁処理が施され
ずに導電部が露出されていることが多く、そして
コントロールセンタ内には重要機器を駆動するた
めのユニツトが含まれているためコントロールセ
ンタ全体の通電を停止することはできないので垂
直母線8には保守点検に必要なユニツトの引き出
しにかかわらず通電がなされており、したがつて
保守点検時に誤つて通電状態の垂直母線に触れて
しまうという危険性がある。一方配線室6の扉は
各ユニツト共通か各ユニツト毎に個別に設けられ
ていてユニツト扉とは無関係に自由に開閉可能と
なつており、そして、この場合はユニツトの電源
コネクタは垂直母線8に接続されており垂直母線
8には通電がなされているため、この場合におい
ても保守点検時に斯かる通電部に触れてしまうと
いう危険性がある。
さらに従来のコントロールセンタにおいては、
ユニツト9をユニツト室7より前方へ引き出して
保守点検作業を行なう場合前方に引き出されたユ
ニツト9の存在により作業場所に多くの空間部を
必要とするという難点もある。
本考案は、斯かる従来のコントロールセンタが
その構造に起因して有している、高さ制限のある
場所における設置の困難性、保守点検作業の困難
性と危険性および作業に場所をとるという問題点
を解決することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本考案は、前記問題点を解決するため
に、次の手段をとつている。
(1) 適宜数のユニツト室を適宜数段に亘つて有し
下側部に総括端子室を設けた箱枠と、ユニツト
室内に左右方向に複数個並列収容され内部に制
御機器類を収納する縦長箱状のユニツトと、ユ
ニツトの前端部上側部に支軸を介して枢着され
る鉤形ハンドルとを具備し、前記ユニツト室
は、仕切枠を介して夫々室内の下方部を水平母
線室に後方部を配線室となし室内の後方部側上
側部に固定負荷コネクタを取り付けているとと
もに、下方部の水平母線室に3相水平母線を前
後方向に並列配設し、後方部の配線室に一端を
固定負荷コネクタの端子に他端を総括端子室の
端子に接続せる絶縁電線を配設しており、前記
ユニツトは、前端部側下側部をユニツト室に対
して蝶番を介して枢着しているとともに、下面
に前記水平母線と接離自在となる電源コネクタ
を取り付けており、前記鉤形ハンドルは、水平
アーム部と垂直アーム部とを有し、水平アーム
部の前端部前面と垂直アーム部の下端部前面に
夫々把手部を形成しているとともに、水平アー
ム部の後端部にユニツト室内の固定負荷コネク
タと接離自在となる可動負荷コネクタを取り付
けていることを特徴とする。
(2) 前記ユニツトのユニツト室に対する蝶番を介
した枢着手段として、ユニツト室に固定された
支軸に対し、ユニツトに固定されたフツクの先
端部を回動可能に嵌合せしめたことを特徴とす
る。
(3) 前記ユニツトのユニツト室に対する蝶番を介
した枢着手段として、ユニツト室に固定された
軸受板に形成せる上方に開口する切欠溝に対
し、ユニツトに固定されたフツクの先端部に固
着せる軸を回動可能に嵌合せしめたことを特徴
とする。
〔作用〕
しかして、本考案は上記構成により次の作用を
有している。先ず第1に、制御機器類を収納する
ユニツトの形状を縦長箱状となし、このユニツト
複数個をユニツト室内に左右方向に並列収容せし
めるようになしているので、一段のユニツト室内
に収容されるユニツトの個数が増大され、可及的
にユニツトの所要数に応じコントロールセンタの
高さを低く押さえられる。またそれに伴い、ユニ
ツトの高さおよびコントロールセンタの高さを設
置場所の制約等に応じ任意に調整し得る。なお、
ユニツトを縦長となすことにより可及的にユニツ
トを薄形構造のものとなし得るので、多数のユニ
ツトをユニツト室内に左右方向に並列収容しても
ユニツトの横巾の増大は可及的に狭く押さえられ
る。
第2に、保守点検作業時等において、鉤形ハン
ドルの垂直アーム部下端部の把手部を手前に引い
て鉤形ハンドルをユニツトに対する枢着軸を中心
として時計方向に回動させることにより、水平ア
ーム部後端部の可動負荷コネクタとユニツト室内
の固定負荷コネクタとの離脱が図られ、次いで鉤
形ハンドルの水平アーム部前端部の把手部を手前
に引いてユニツトを前方側下端部におけるユニツ
ト室に対する枢着部(蝶番の軸)を中心として反
時計方向に回動させて手前側に傾倒することによ
り、ユニツト下面の電源コネクタとユニツト室内
下方の水平母線との離脱が図られ、ユニツトおよ
びユニツト室内の固定負荷コネクタへの通電は遮
断される。そのためこの鉤形ハンドルの回動操作
およびそれに伴うユニツトの手前側への傾倒動作
により、ユニツトおよびユニツト室内の保守点検
作業が可能となりその安全性が確保される。作業
終了後ユニツトおよび負荷コネクタへの通電状態
を元位置に復帰させる場合には、前記と逆の動作
を行なう。すなわち、鉤形ハンドルの水平アーム
部前端部の把手部を後方に押してユニツトを時計
方向に回動させることにより、ユニツトがユニツ
ト室内に元位置に収容されるとともにユニツト下
面の電源コネクタがユニツト室内下方の水平母線
に接続され、次いで鉤形ハンドルの垂直アーム部
下端部の把手部を後方に押して鉤形ハンドルを反
時計方向に回動させることにより、水平アーム部
後端部の可動負荷コネクタがユニツト室内の固定
負荷コネクタに接続される。また、ユニツトの手
前側への傾倒を適宜角度にてステー等により停止
させることにより、ユニツトの手前側への必要以
上の突出を押さえることができ、その際ユニツト
上面とユニツト室上面との間に適度な空間部が形
成されるのでユニツトおよびユニツト室内の保守
点検作業に支障は生じない。
〔実施例〕
次に別紙図面第1図および第2図に基づいて、
本考案実施の一例を説明する。第1図は鉤形ハン
ドルを省略したコントロールセンタ全体の外観お
よびその概略構造を示すもので、第1図aは正面
図、第1図bはその左側面図であり、第2図はユ
ニツト室とユニツトの構造を示すもので、第3図
aは正面図、第3図bは縦断側面図、第3図cは
水平母線の他の実施例を示す横断面図である。本
考案に係るコントロールセンタは、構造を大別す
ると、箱枠10と、箱枠内に形成されるユニツト
室11と、制御機器類を収納しユニツト室内に出
入可能に収容されるユニツト19と、ユニツトに
枢着され負荷コネクタへの電源接続と離脱および
ユニツトのユニツト室に対する出入操作を図る鉤
形ハンドル26とからなつている。
箱枠10は、横枠と縦枠との枠組により箱状に
構成されており、内部には適宜数のユニツト室1
1が適宜数段に亘つて上下方向に形成されている
とともに、下側部には総括端子室12が設けられ
ている。ユニツト室11は、上下前後に対向する
横枠13A,13B,13C,13Dと図示しな
い縦枠とにより箱枠10内に箱状に形成されてお
り、内部には仕切枠13Eと13Fにより、下方
部が水平母線室14に、後方部が配線室15に、
前方および中央部がユニツト19の収容室に夫々
区画されている。また、後方上側部における仕切
枠13Eには各ユニツト19毎に固定負荷コネク
タ16Aが固着されている。そして、前記水平母
線室14内にはユニツト室内に収容される各ユニ
ツトの共通の帯状の3相水平母線17A,17
B,17Cが前後方向に水平に並列配設されてお
り、配線室15内には一端が各ユニツトの固定負
荷コネクタ16Aの端子16A′に他端が総括端
子室12内の端子に接続する絶縁電線18が縦方
向に配設されている。
ユニツト19は、一側面を開口した薄形で縦長
箱状に形成されており、前端部側下側部には先端
部に軸20を有するフツク21が固定されてい
て、この軸20がユニツト室11の下側前方側横
枠13Bに固定された軸受板22に形成されてい
る上面開口の切欠溝23内に回動可能に嵌合され
ている。したがつてユニツト19は、この軸20
を中心としてユニツト室11内に回動可能に収容
されており、ユニツト室11内に適宜数個が左右
方向に並列収容される。また、ユニツト19の下
面には電源コネクタ24が固定されており、この
電源コネクタ24は3相水平母線17A,17
B,17Cに対しユニツト19の回動操作により
接離自在に配置されている。25は、ユニツト室
11内の仕切枠13Fに取り付けられた、ユニツ
ト19の時計方向の回動範囲規制用のストツパー
である。
鉤形ハンドル26は、水平アーム部26Aと垂
直アーム部26Bとを有しており、水平アーム部
26Aの前端部側(鉤形屈曲部側)がユニツト1
9の前端部側上側部に固定されている支軸27に
枢着されている。また、この水平アーム部26A
の前端部側前面と垂直アーム部26Bの下端部前
面には夫々把手部26C,26Dが形成されてお
り、そして水平アーム部26Aの後端部上面には
鉤形ハンドル26の上下方向に回動操作によりユ
ニツト室11内の固定負荷コネクタ16Aに接離
自在となる可動負荷コネクタ16Bが取り付けら
れている。また、鉤形ハンドルの把手部26C,
26Dは第2図示の如く、ユニツト19の前面板
より前方に位置しており、そして垂直アーム部2
6Bは図示していないユニツト19の前面板に形
成されている縦溝内に遊嵌されている。水平アー
ム部26Aに取り付けられている可動負荷コネク
タ16Bの端子16B′は電源コネクタ24の端
子24′に配線接続されている。
しかして、上記実施例に係るコントロールセン
タのユニツトもしくはユニツト室の保守点検作業
を行なう場合の操作方法および動作について説明
する。第2図bにおいてユニツト19と鉤形ハン
ドル26が実線で示されている状態は、電源コネ
クタ24と水平母線17A,17B,17Cおよ
び可動負荷コネクタ16Bと固定負荷コネクタ1
6Aとが夫々接続されて負荷に通電がなされてい
る制御状態を示しており、この状態においてユニ
ツトもしくはユニツト室内の保守点検作業をなす
場合には、先ず該当するユニツト19の鉤形ハン
ドル26における垂直アーム部26Bの把手部2
6Dを手前側(第2図bの左側方向)に引く。す
ると鉤形ハンドル26は支軸27を中心として時
計方向に回動して仮想線の位置となり、水平アー
ム部26A後端部の固定負荷コネクタ16Bは仮
想線で示す位置となつて固定負荷コネクタ16A
より離脱する。次いでこの状態から、鉤形ハンド
ル26の水平アーム部26A前端部の把手部26
Cを手前側に引くと、ユニツト19は軸20を中
心として反時計方向に回動してユニツト室11内
より引き出されて前方側に傾倒し、仮想線の位置
となり、このユニツト19の手前側への傾倒によ
り、電源コネクタ24は水平母線17A,17
B,17Cから離脱する。このユニツト19の手
前側への傾倒角度はユニツト室11の前面上側部
側横枠13Aにユニツト19の上側部に掛止する
ステー等の適宜掛止部材(図示せず)を設けてお
くことにより、所定の傾斜角度にて停止される。
したがつてこのユニツト19を手前側に所定角度
傾倒することによりユニツト19の一側面は開口
されているので、ユニツト19内の保守点検が可
能となり、また、所定角度にて手前側に傾倒され
たユニツト19上面とユニツト室11の上側部の
横枠13Aとの間には適当な空間部が形成される
こととなるので、この空間部を利用してユニツト
室11内の保守点検も可能となる。そしてその
際、鉤形ハンドル26とユニツト19の回動操作
により可動負荷コネクタ16Bと固定負荷コネク
タ16Aとの接続および電源コネクタ24と水平
母線17A,17B,17Cとの接続は離脱さ
れ、各接続部は通電が遮断された状態となるの
で、そのユニツトおよびユニツト室内の保守点検
作業を安全に行なうことができる。なお、ユニツ
ト室11内の後方奥部には絶縁電線18が縦方向
に配設されているが、この電線18には絶縁処理
が施されているとともに固定負荷コネクタ16A
と可動負荷コネクタ16Bとの離脱により電線1
8には通電がなされておらず、また水平母線17
A,17B,17Cには、保守点検に必要なユニ
ツト以外の他のユニツトが通電状態となつている
ため当該保守点検に必要なユニツトの回動操作に
よるその電源コネクタと水平母線との離脱にかか
らわず、通電がなされているものであるが、この
水平母線17A,17B,17Cはユニツト室1
1内の仕切枠13F下方の水平母線室14内に配
置されているので、ユニツト室11内の保守点検
時にこの水平母線17A,17B,17Cに触れ
るおそれはない。なお、ユニツト19の手前側へ
の所定角度の傾倒により形成される上部の空間部
のみによつてはユニツト室11内の保守点検のス
ペースが充分でない場合には、ユニツト19下面
の軸20を軸受板22に形成されている上面開口
の切欠溝23内より脱出させてユニツト19をユ
ニツト室11から取り外すことによつて、充分な
点検スペースを確保することができる。
次に保守点検作業の終了後ユニツト19等を元
位置に復帰させるには、前記操作と逆の動作を行
なう。すなわち、第2図bのユニツト19および
鉤形ハンドル26の仮想線の位置より、先ず鉤形
ハンドル26における水平アーム部26Aの把手
部26Cを後方側(右側方向)に押すと、ユニツ
ト19は軸20を中心として時計方向に回動しス
トツパー25によりその回動が停止されて、ユニ
ツト室11内に収容されるとともに、ユニツト1
9下面の電源コネクタ24は水平母線17A,1
7B,17Cと接続される。次いでこの状態より
鉤形ハンドル26における垂直アーム部26Bの
把手部26Dを後方側(ユニツト室11側)に押
すと、鉤形ハンドル26は支軸27を中心として
反時計方向に回動し、水平アーム部26A後端部
の可動負荷コネクタ16Bが固定負荷コネクタ1
6Aに接続され、負荷は通電状態となる。
第2図cは、他の実施例を示すもので、上記帯
状の水平母線17A,17B,17Cを管状の形
態となしたもの17A′,17B′,17C′であり、
これによつて可及的にコントロールセンタの高さ
方向の縮小化を図る一助となしたものである。な
お、ユニツト19のユニツト室11に対する枢着
手段としては、上記軸20と切欠溝23とを介す
るものに限定する必要はなく、ユニツト室に固定
された軸に対してユニツトに固定されたフツクを
回動可能に嵌合するものであつてもさしつかえな
い。ユニツト19に対する鉤形ハンドル26の枢
着手段も同様に前記実施例に示すものに限定する
必要はない。
〔考案の効果〕
本考案は、叙上のように構成したので、上記従
来技術の有する諸問題点を解消し、次の効果を有
している。
a ユニツトの形状を薄形化が可能となる縦長箱
状となし、このユニツト複数個をユニツト室内
に左右方向に並列収容せしめるようになしたの
で、従来のように横長箱状のユニツトを個別的
にユニツト室内に収容しこれを上下方向に多段
数積層して必要個数のユニツトを収容する場合
と異なり、コントロールセンタの高さを極力低
く押さえることができ、従来のように高所に配
置されたユニツトおよびユニツト室内の保守点
検作業が容易でないという問題点はないととも
に、ユニツトの高さ調節によりコントロールセ
ンタの高さを任意に調節することが可能となる
ため、高さ制限を有する設置箇所においても必
要個数のユニツトを充分に収容することがで
き、従来のように高さ制限のある場所において
はコントロールセンタの設置が困難となるとい
う問題もない。
b ユニツト室内下方部に仕切枠を介して区画し
た水平母線室内に電源供給用の水平母線を配設
し、ユニツト室内後方部に仕切枠を介して区画
した配線室内に負荷接続用の絶縁電線を配設
し、ユニツトの前端部側上側部に支軸を介して
枢着された鉤形ハンドルの回動操作により鉤形
ハンドルの水平アーム部に取り付けた負荷コネ
クタとユニツト室内の固定負荷コネクタとを接
離自在となすとともに、ユニツト室に対して前
端部側下側部を蝶番にて枢着されたユニツトの
回動操作により下面に取り付けた電源コネクタ
とユニツト室内の水平母線とを接離自在となし
たので、従来のように電源供給用の垂直母線を
ユニツト室内後方部に配設する必要がなく、鉤
形ハンドルとユニツトの回動操作によりその保
守点検の対象となるユニツトの負荷コネクタと
電源コネクタの電源接続が確実に遮断されその
状態を外部より目視できるとともに、他のユニ
ツトの運転により通電状態となつている水平母
線はユニツト室内下方に仕切枠を介して区画さ
れた水平母線室に配置されていて作業時にこれ
に触れるおそれは先ずなく、したがつて従来の
ような作業時に通電状態の垂直母線に触れると
いう危険性はなく、保守点検作業を安全に行な
うことができる。
c ユニツトおよびユニツト室内の保守点検作業
時に必要な所要のユニツトにおける負荷側回路
と電源側回路の接離およびユニツトのユニツト
室内よりの引き出しは、単に鉤形ハンドルの把
手部の手前側への引張と後方側への押動という
引き押しによる鉤形ハンドルの回動操作とこの
鉤形ハンドルを介したユニツトの回動操作のみ
によつて行なうことができ、保守点検作業およ
びそれに伴う作業を容易かつ効率的になすこと
ができる。そしてその際ユニツトのユニツト室
前方への傾倒は必要最小限の傾斜角度に押さえ
ても、ユニツト上部とユニツト室上端部との間
に適度なスペースが形成されるのでユニツト室
内の保守点検作業に支障はなく、したがつてユ
ニツトをユニツト室前方に摺動により引き出す
場合に比し保守点検作業に場所をとらないとい
う利点もある。また、手前側に傾倒したユニツ
ト上部とユニツト室上端部との間に出現するス
ペースでは作業によりユニツト室内の保守点検
に不充分である場合には、ユニツト室に対する
ユニツトの枢着手段として、ユニツト室に固定
された軸受板に形成せる上方に開口する切欠溝
にユニツトに固定されたフツクの先端部に固着
せる軸を回動可能に嵌合せしめる手段をとるこ
とにより、切欠溝を介してユニツトを引き外し
て保守点検に必要な充分なスペースの確保を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案実施例の一例を示
すもので、第1図aは鉤形ハンドルを省略したコ
ントロールセンタ全体の外観およびその概略構造
の正面図、第1図bはその左側面図、第2図aは
ユニツト室とユニツトの正面図、第2図bは同上
の縦断側面図およびユニツトと鉤形ハンドルの動
作説明図、第2図cは水平母線の他の実施例を示
す横断面図、第3図は従来のコントロールセンタ
の外略構造を示す正面図である。 10……箱枠、11……ユニツト室、12……
総括端子室、13A,13B,13C,13D…
…横枠、13E,13F……仕切枠、14……水
平母線室、15……配線室、16A……負荷コネ
クタ、17A,17B,17C……水平母線、1
8……絶縁電線、19……ユニツト、20……
軸、21……フツク、22……軸受板、23……
切欠溝、24……電源コネクタ、26……鉤形ハ
ンドル、26A……水平アーム部、26B……垂
直アーム部、26C,26D……把手部、27…
…支軸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 適宜数のユニツト室を適宜数段に亘つて有し
    下側部に総括端子室を設けた箱枠と、ユニツト
    室内に左右方向に複数個並列収容され内部に制
    御機器類を収納する縦長箱状のユニツトと、ユ
    ニツトの前端部側上側部に支軸を介して枢着さ
    れる鉤形ハンドルとを具備してなり、前記ユニ
    ツト室は、仕切枠を介して夫々室内の下方部を
    水平母線室に後方部を配線室となし室内の後方
    側上側部に固定負荷コネクタを取り付けている
    とともに、下方部の水平母線室に3相水平母線
    を前後方向に並列配設し、後方部の配線室に一
    端を固定負荷コネクタの固定端子に他端を総括
    端子室の端子に接続せる絶縁電線を配設してお
    り、前記ユニツトは、前端部側下側部をユニツ
    ト室に対して蝶番を介して枢着しているととも
    に、下面に前記水平母線と接離自在となる電源
    コネクタを取り付けており、前記鉤形ハンドル
    は、水平アーム部と垂直アーム部とを有し、水
    平アーム部の前端部前面と垂直アーム部の下端
    部前面に夫々把手部を形成しているとともに、
    水平アーム部の後端部にユニツト室内の固定負
    荷コネクタと接離自在となる可動負荷コネクタ
    を取り付けていることを特徴とするコントロー
    ルセンタ。 (2) ユニツトのユニツト室に対する蝶番を介した
    枢着手段として、ユニツト室に固定された支軸
    に対し、ユニツトに固定されたフツクの先端部
    を回動可能に嵌合せしめたことを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のコントロー
    ルセンタ。 (3) ユニツトのユニツト室に対する蝶番を介した
    枢着手段として、ユニツト室に固定された軸受
    板に形成せる上方に開口する切欠溝に対し、ユ
    ニツトに固定されたフツクの先端部に固着せる
    軸を回動可能に嵌合せしめたことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のコントロ
    ールセンタ。
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