JPH04246970A - 統合画像作成装置 - Google Patents

統合画像作成装置

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JPH04246970A
JPH04246970A JP3032242A JP3224291A JPH04246970A JP H04246970 A JPH04246970 A JP H04246970A JP 3032242 A JP3032242 A JP 3032242A JP 3224291 A JP3224291 A JP 3224291A JP H04246970 A JPH04246970 A JP H04246970A
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JP
Japan
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image data
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integrated
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JP3032242A
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Masayuki Tokuda
徳田 昌之
Hiromi Chatani
茶谷 博美
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字,図形および絵柄
の画像を含む統合画像を作成する装置に関し、特に、レ
イアウト指定紙に示された画像の配列に従って統合画像
を作成する統合画像作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、文字,図形および絵柄の画像
を含む統合画像の作成は、複数の装置を用いて複数の工
程を経て行なわれている。
【0003】まず、統合画像における各絵柄等の割付位
置をおおまかに指定するレイアウト指定紙をイメージス
キャナで読み込む。次いで、デザインシステムを用いて
、その読み込んだレイアウト指定紙の画像データ(ラフ
図形データ)を画面に表示し、画面上で絵柄等の割付位
置を指示する作業を行なう。この割付位置の指示結果は
、ハードコピーの形で出力される。一方、写真等の絵柄
の原稿を、高性能スキャナを用いて実画像データとして
読み込む作業を行なうが、この高性能スキャナの読み込
み作業は、前記ハードコピーを基に、各実画像データの
倍率,回転角度等を設定してなされる。次いで、その読
み取った実画像データを、レイアウト装置を用いて、前
記ハードコピーを参照しつつページ単位に合成する作業
を行ない、こうして統合画像の作成がなされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうした従
来の技術では、デザインシステムで作成された割付位置
の指示結果をハードコピーの形で出力し、そのハードコ
ピーを基に後工程の作業を行なっていることから、後工
程の作業でその割付位置の指示結果に相当するレイアウ
ト情報を改めて作成する必要があった。このため、生産
効率が悪かった。また、前述したように、割付位置の指
示結果はハードコピーの形で出力されるだけであるから
、デザインシステムとその他の装置とは電子的に接続さ
れた状態ではなかった。このため、一連の作業工程を連
結して自動化することが困難であった。
【0005】また、デザインシステムでは、ラフ図形デ
ータが画面表示されるだけであるから、ラフな画像上で
の割付しかできなかった。このため、割付位置に実画像
が配置された完成後の統合画像がどのようなものとなる
かを知ることができず、出力されたハードコピーに原稿
の複写物を直接貼り込むようなことが行なわれていた。 したがって、生産効率がさらに悪かった。
【0006】本発明の統合画像作成装置は、こうした問
題点に鑑みてなされたもので、絵柄等の画像を含む統合
画像を高い生産効率で作成することができ、しかも、作
業工程の自動化を容易に実現可能とすることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
べく、前記課題を解決するための手段として、以下に示
す構成を取った。
【0008】即ち、本発明の統合画像作成装置は、図1
に例示するように、文字,図形および絵柄の画像を含む
統合画像を作成する統合画像作成装置であって、一また
は複数の絵柄の実画像データを予め格納する実画像デー
タ格納手段M1と、前記絵柄の実画像データを間引き処
理することによって、間引かれた参照画像データを作成
する間引き処理手段M2と、前記統合画像における各絵
柄等の画像の割付位置を指定するレイアウト指定紙を光
学的にスキャンし、ラフ図形データとして読み取るラフ
図形データ読取手段M3と、該読み取ったラフ図形デー
タに基づく台紙画像と前記間引き処理手段M2により作
成された参照画像データに基づく参照画像とを表示部に
表示し、該表示部に表示された台紙画像に従って指定さ
れる前記統合画像における各絵柄等の画像の割付位置を
、レイアウトデータとして算出するとともに、前記表示
部に表示された台紙画像と参照画像との照合から、前記
参照画像データに対応する実画像データの拡大/縮小お
よび回転等の変形に要する変形パラメータを算出する編
集手段M4と、前記実画像データ格納手段M1に格納さ
れた実画像データを取り込み、前記編集手段M4で算出
された変形パラメータに基づいて、前記実画像データを
変形する画像変形手段M5と、該画像変形手段M5で変
形された実画像データを取り込み、前記編集手段M4で
算出されたレイアウトデータに基づいて、これら実画像
データを合成して統合画像を作成する画像合成手段M6
とを備えたことを、その要旨としている。
【0009】
【作用】以上のように構成された本発明の統合画像作成
装置は、実画像データ格納手段M1により一または複数
の絵柄の実画像データを予め格納し、その絵柄の実画像
データを、間引き処理手段M2によって間引き処理する
ことによって、間引かれた参照画像データを作成する。 一方、統合画像における各絵柄等の画像の割付位置を指
定するレイアウト指定紙を、ラフ図形データ読取手段M
3により、光学的にスキャンし、ラフ図形データとして
読み取る。そして、編集手段M4により、その読み取っ
たラフ図形データに基づく台紙画像と間引き処理手段M
2によって作成された参照画像データに基づく参照画像
とを表示部に表示し、その表示部に表示された台紙画像
に従って指定される統合画像における各絵柄等の画像の
割付位置を、レイアウトデータとして算出するとともに
、表示部に表示された台紙画像と参照画像との照合から
、その参照画像データの対応する実画像データの拡大/
縮小および回転等の変形に要する変形パラメータを算出
する。次いで、画像変形手段M5により、実画像データ
格納手段M1に格納された実画像データを取り込み、編
集手段M4で算出された変形パラメータに基づいて、そ
の実画像データを変形し、さらに、画像合成手段M6に
よって、画像変形手段M5で変形された実画像データを
取り込み、編集手段M4で算出されたレイアウトデータ
に基づいて、これら実画像データを合成して統合画像を
作成する。
【0010】したがって、編集手段M4で算出された変
形パラメータは、画像変形手段M5における実画像デー
タの変形に利用され、また、編集手段M4で算出された
レイアウトデータは、画像合成手段M6における実画像
データの合成に利用されることから、編集手段M4の後
工程、即ち画像変形手段M5,画像合成手段M6等でこ
うした変形パラメータおよびレイアウトデータを再度作
成する必要がない。
【0011】また、編集手段M4では、ラフ図形データ
に基づく台紙画像と参照画像データに基づく参照画像と
を表示部に表示し、その表示部に表示された台紙画像と
参照画像との照合から、参照画像データの対応する実画
像データの拡大/縮小および回転等の変形に要する変形
パラメータを算出することから、その表示部上において
、その参照画像を、変形しつつ、台紙画像における各絵
柄等の割付位置に貼り込むことができる。
【0012】
【実施例】次に、本発明の好適な実施例について図面を
用いて詳細に説明する。図2は、本発明の一実施例とし
ての統合画像作成システムの全体構成図である。
【0013】同図に示すように、この統合画像作成シス
テムは、高性能入力スキャナ1,スキャナデータファイ
リングシステム2,イメージスキャナ3,デザインシス
テム4,アフィン変換処理システム5,CEPS(Co
lor Electric Pre−Press Sy
stem) 6および出力スキャナ7を主な構成とし、
これらの間をSCSIバスにより直結している。
【0014】高性能入力スキャナ1は、写真等の原稿1
1を光学的にスキャンし、その原稿11の絵柄を表すカ
ラー画像情報を色分解して画像データ(実画像データ)
DGとして取り込むもので、この取り込んだ実画像デー
タDGは、スキャナデータファイリングシステム2に転
送される。なお、高性能入力スキャナ1の読み取り密度
は、通常、300ないし400線/インチであるが、読
み取った実画像データDGが以下の各種システムにより
拡大される場合を見越して、倍の線密度でも読み取って
おく。
【0015】スキャナデータファイリングシステム(以
下、単にファイリングシステムと呼ぶ)2は、いわゆる
コンピュータ装置と外部記憶装置としての磁気ディスク
装置2aを含む周辺装置とから構成され、高性能入力ス
キャナ1から転送された実画像データDG等を格納する
データ入力処理と、それら格納した実画像データDG等
を出力するデータ出力処理等を実行する。
【0016】ファイリングシステム2で実行されるデー
タ入力処理について次に詳しく説明する。図3のフロー
チャートに示すように、まず、高性能入力スキャナ1か
ら転送された色分解後の実画像データDGを取り込み(
ステップ100)、その取り込んだ実画像データDGを
ファイル名を付与して、磁気ディスク装置2aに格納す
る(ステップ110)。例えば、実画像データDGが人
物画を表わすものであれば、「人物A.CT1」という
ように、また、風景画を表わすものであれば、「風景画
A.CT1」というようにファイル名を付与する。なお
、拡張子の「CT」+「数字」は、そのファイル名で示
される実画像データDGが高性能入力スキャナ1でどの
ような線密度で読み取られたかを示すもので、通常の線
密度である場合には、拡張子は「CT1」となり、通常
の2倍の線密度で読み取った場合には、拡張子はCT2
となる。
【0017】続いて、ステップ100で取り込んだ実画
像データDGに対して間引き処理を行なうことによって
、間引かれた画像データ(参照画像データ)DSを作成
する(ステップ120)。本実施例の場合、データ量が
100分の1程度となる間引き処理を行なっている。 次いで、その参照画像データDSを拡張子の最終桁に「
S」の文字を加えたファイル名、例えば、「人物A.C
T1S」を付与して、磁気ディスク装置2aに格納する
(ステップ130)。なお、このときの参照画像データ
DSのデータ構造は、図4に示すように、参照画像デー
タ部DSaの前後に、ヘッダ部DShとトレイラ部DS
tとが付与された形であり、そのヘッダ部には、ファイ
ル名とともに、高性能入力スキャナ1の画像読み込み時
の線数(線/インチ)、および主走査方向と副走査方向
とのピクセル数がそれぞれ記憶されている。
【0018】ステップ130の実行後、続いて、高性能
入力スキャナ1から転送される実画像データDGが最後
のデータか否かを判定し(ステップ140)、ここで、
「NO」,即ち、最後のデータでないと判定されると、
処理はステップ100に戻り、ステップ100ないしス
テップ130の処理を繰り返し実行する。一方、ステッ
プ140で「YES」,即ち、最後のデータであると判
定されると、本データ入力処理を終了する。
【0019】こうしたデータ入力処理の結果、磁気ディ
スク装置2aには、高性能入力スキャナ1で読み取られ
た印刷用の原稿11毎に、実画像データDGと参照画像
データDSとが対をなして格納される。
【0020】ファイリングシステム2は、前述したよう
にデータ入力処理の他にデータ出力処理を実行する。こ
のデータ出力処理によれば、参照画像データDSの一フ
ァイル名が記された出力指示データS1が外部から入力
されると、データ入力処理で格納された参照画像データ
DSのうちの出力指示データS1で指示されるファイル
名のものを磁気ディスク装置2aから取り出して、外部
に出力する処理を行なう。また、実画像データDGの一
ファイル名が記された出力指示データS2が外部から入
力されると、同じくデータ入力処理で格納された実画像
データDGのうちの出力指示データS2で指示されるフ
ァイル名のものを磁気ディスク装置2aから取り出して
、外部に出力する処理を行なう。
【0021】さらに、ファイリングシステム2には、切
抜きシステム8が接続されており、この切抜きシステム
8で作成された切抜きマスクデータDMを磁気ディスク
装置2aに格納する処理等も実行する。
【0022】ここでいう切抜きとは、写真等の原稿から
背景等の不要部分を除いて、必要な部分のみを抜き出す
ことで、ファイリングシステム2では、図5に示すよう
に、切抜きが必要な原稿11の実画像データDGから人
物や物の輪郭線Lを生成し、その輪郭線Lの外側部分を
マスクMKとした切抜きマスクデータDMを生成する。 具体的には、実画像データDGをディスプレイに表示し
、オペレータがマウス等を使って画面上で絵柄の輪郭を
なぞることにより、あるいは、実画像データDGの画像
の濃度差を判別して自動的に境界部分を検知することに
より、輪郭線を作成するようにし、この輪郭線の外側部
分にマスクをかけて、切抜きマスクデータDMを生成す
る。
【0023】こうして、切抜きシステム8で作成された
切抜きマスクデータDMは、ファイリングシステム2に
転送され、磁気ディスク装置2aに格納される。なお、
この格納時のファイル名の付け方は、拡張子の上2桁を
「CM」とし、その他の桁を実画像データDGと同じと
するもので、例えば、「人物A.CM1」となる。
【0024】イメージスキャナ3は、高性能入力スキャ
ナ1に較べて比較的解像力の低いスキャナで、原稿11
の割付位置を指定するレイアウト指定紙としてのラフ原
稿13を光学的にスキャンし、そのラフ原稿13をラフ
図形データDRとして取り込む。この取り込んだラフ図
形データDRは、デザインシステム4に転送される。ラ
フ原稿13の例を図6に示すが、同図に示すように、ラ
フ原稿13には、以下に示す内容が記されている。■ 
 写真等の絵柄(切抜き絵柄も含む)の割付領域21a
,21b,21c■  絵柄の原稿11を特定する名称
(「写真A」,「写真B」,「写真C」)■  文章の
割付領域21d■  切抜きの原稿であること等を示す
覚え書き(「キリヌキ」)等である。
【0025】デザインシステム4は、コンピュータ装置
とその周辺装置とから構成されている。周辺装置として
は、デザイン処理の指示や処理結果の表示を行なう端末
機4a、表示された画像に対して座標指示を行なうマウ
ス4b等を備えている。デザインシステム4は、イメー
ジスキャナ3から転送されたラフ図形データDRを端末
機4aのディスプレイ上に表示し、オペレータにより駆
使されるマウス4b等の周辺装置からの入力にしたがっ
て、記録すべき統合画像のレイアウトを定める統合画像
レイアウト処理を行なう。
【0026】その統合画像レイアウト処理を詳しく説明
すると、図7に示すように、まず、イメージスキャナ3
から転送されたラフ図形データDRを取り込む(ステッ
プ200)。次いで、その取り込んだラフ図形データD
Rを端末機4aのディスプレイに表示する(ステップ2
10)。なお、ここでは、ステップ200でラフ図形デ
ータDRを取り込んだとき、イメージスキャナ3での画
像読み込み時の線数(線/インチ)および主・副走査方
向のピクセル数が同時に入力されることから、そのラフ
図形データDRで表わされるラフ原稿13の実寸をその
ラフ原稿13の画像(以下、台紙画像とも呼ぶ)ととも
に画面表示する。
【0027】ところで、オペレータはその台紙画像が表
示された画面を見て、そのラフ原稿13に記されている
絵柄の名称を知ることができる。そこで、オペレータか
らのその名称に対応する参照画像データDSのファイル
名のキー入力を受けて、参照画像データDSに対する出
力指示データS1をファイリングシステム2へ出力し(
ステップ220)、ファイリングシステム2から転送さ
れる参照画像データDSを取り込む(ステップ230)
。続いて、その取り込んだ参照画像データDSを端末機
4aのディスプレイに表示する(ステップ240)。な
お、ここでは、参照画像データDSのヘッダ部DShに
記憶された画像読み込み時の線数および主・副走査方向
のピクセル数から計算される原稿11の実寸をその参照
画像とともに画面表示する。
【0028】その後、記録すべき統合画像のレイアウト
を定めるレイアウト処理を実行する(ステップ250)
。レイアウト処理時においては、オペレータは、ディス
プレイ上に表示されるラフ図形データDRに基づく台紙
画像と参照画像データDSに基づく参照画像とを見つつ
、マウス4b等を駆使して、台紙画像における絵柄等の
割付位置の指定を行なう作業と、台紙画像上のその割付
位置に参照画像を貼り込む作業とを行なう。
【0029】その絵柄等の割付位置の指定作業は、台紙
画像の絵柄等の外枠(以下、絵型とも呼ぶ)をマウス4
b等でなぞってなされる。通常、グラフィックデザイナ
ーが描いたラフ原稿13上の絵型はほとんどの場合、曲
がった線で描かれていると見たほうがよく、製版に都合
の良いように、絵型を直線等で再指定する必要がある。 この結果、デザインシステム4では、絵柄の外枠の図形
が内部に取り込まれることになり、これら情報に絵柄を
特定する実画像データDGのファイル名を付加して、レ
イアウトデータDLとして一旦記憶する。なお、絵柄に
対して切抜きがなされている場合には、絵柄を特定する
実画像データDGのファイル名とともに、切抜きマスク
データDMのファイル名も記憶しておく必要がある。
【0030】一方、参照画像の貼り付け作業は、通常、
写真等の原稿11を表わす参照画像をそのままの寸法で
使用するのではなく、拡大/縮小および回転等の変形操
作を施して台紙画像上に貼り込む。
【0031】参照画像の貼り付け作業を図8を用いて詳
しく説明する。同図に示すように、台紙画像G1上に記
された「写真A」が参照画像G2で、「写真B」が参照
画像G3であるとすると、台紙画像G1上の「写真A」
は参照画像G2より大きいことから、参照画像G2を拡
大する操作を施す。また、台紙画像G1上の「写真B」
は参照画像G3を反時計回りに回転する操作を施す。具
体的に図8に示した例では、参照画像G2を2倍(縦横
の長さを2倍)に拡大し、参照画像G3を反時計回りに
20度回転して、台紙画像上の所定領域に貼り込む。こ
のため、デザインシステム4では、こうした参照画像G
2,G3の拡大/縮小および回転等の変形操作量を、ア
フィンパラメータ(後述するアフィン変換で用いるパラ
メータ)として、一旦記憶する。なお、このときの参照
画像G2の元となる実画像データDGは、前述したよう
に2倍の拡大操作が施されることから、通常の2倍の線
密度で読み取られており、「人物A.CT2」というな
ファイル名が付与されている。
【0032】ところで、こうした拡大/縮小および回転
の操作にあっては、端末機4aのディスプレイ上では、
図8の破線の矢印Y1,Y2に示すように、参照画像G
2,G3はそのままで、台紙画像G1の方を相対的に拡
大/縮小および回転の操作を施すようにしてもよい。具
体的には、参照画像G2に対しては台紙画像G1を1/
2倍に縮小し、また、参照画像G3を時計回りに20度
回転するようにしてもよく、その結果、ディスプレイ上
で参照画像G2,G3を表示しなおす必要がなく、処理
速度を向上することができる。
【0033】続いて、ステップ250で計算されたアフ
ィンパラメータAPを、アフィン変換処理システム5へ
出力する(ステップ260)。アフィンパラメータAP
の一例を以下に示す。     :(S=2.00)[人物A.CT2],  
    (θ=−20.0,50.0,8.0)[風景
画A.CT1]:ここで、「:」は、パラメータAPの
開始または終了点を示し、「S=変数1」は、変数1の
率で拡大/縮小することを示し、「θ=変数1,変数2
,変数3」は、x=変数2,y=変数3で示される座標
点を中心として変数1度だけ回転(変数1が正の値であ
れば時計回りに、変数2が負の値であれば反時計回りに
回転)することを示し、「[」,「]」で囲まれた文字
は、変換処理を施す画像データのファイル名を示す。
【0034】即ち、アフィンパラメータAPの上記例に
よれば、参照画像G2に相当するファイル名「人物A.
CT2」の実画像データDSを2倍に拡大し、また、参
照画像G3に相当するファイル名「風景画A.CT1」
の実画像データDSを反時計回りに20度回転すること
が示される。
【0035】アフィンパラメータAPの出力後、次いで
、アフィンパラメータAPで示される実画像データDS
のファイル名が記された出力指示データS2をファイリ
ングシステム2へ出力する(ステップ270)。続いて
、ステップ250のレイアウト処理で記憶されたレイア
ウトデータDLをCEPS6へ出力する(ステップ28
0)。その後、本統合画像レイアウト処理を終了する。
【0036】また、このデザインシステム4では、参照
画像データDSのある部分だけを抜き出すトリミング操
作を行なうことができる。この操作によれば、図9に示
すように、抜き出す領域であるトリミング領域TAを、
例えば長方形の形状として指定するが、こうして指定さ
れたトリミング領域TAの情報はファイリングシステム
2に転送され、ファイリングシステム2では、そのトリ
ミング領域TA内の実画像データDGを磁気ディスク装
置2aに格納する。ところで、そのトリミングされた実
画像データDGは、アフィン変換処理システム5でアフ
ィン変換される必要があることから、デザインシステム
4では、そのトリミング情報に対するアフィンパラメー
タAPも生成し、アフィン変換処理システム5に転送す
る。
【0037】また、切抜きマスクデータDMに関しても
、ファイリングシステム2に転送されて磁気ディスク装
置2aに保存された後に、出力指示データS2により実
画像DGとともにアフィン変換処理システム5に転送さ
れる。
【0038】アフィン変換処理システム5は、コンピュ
ータ装置とその周辺装置とから構成されており、前述し
たアフィンパラメータAPを基に実画像データDGおよ
び切抜きマスクデータDMの変形計算を行なう画像変形
処理を実行する。
【0039】その画像変形処理を詳しく説明すると、図
10に示すように、まず、デザインシステム4から転送
されるアフィンパラメータAPを取り込む(ステップ3
00)。次いで、ファイリングシステム2から転送され
る実画像データDGおよび切抜きマスクデータDMを取
り込む(ステップ310)。この実画像データDGは、
ステップ270でデザインシステムから出力された出力
指示データS2に基づいて選択された一または複数の画
像データである。
【0040】続いて、ステップ310で取り込んだ一の
実画像データDGに対して、ステップ300で取り込ん
だアフィンパラメータAPに基づくアフィン変換( a
ffinetransformatinon)の処理を
施す(ステップ320)。
【0041】アフィン変換とは、平行移動、回転、拡大
縮小等の変換を行なう幾何学的な座標変換処理で、詳し
い説明については、技術評論社出版の「画像処理の基本
技法」を参照するものとして、ここでは省略する。こう
したアフィン変換の処理により、図8に示す場合、参照
画像G2に対応する実画像データDGを2倍に拡大し、
また、参照画像G3に対応する実画像データDGを反時
計回りに20度回転する。
【0042】続いて、こうしてアフィン変換されてでき
た変形画像データDAおよび変形切抜きマスクデータD
NをCEPS6へ出力する(ステップ330)。
【0043】ステップ330の実行後、続いて、アフィ
ン変換された実画像データDGがステップ310で取り
込んだ実画像データDGの中の最後のデータか否かを判
定し(ステップ340)、ここで、「NO」,即ち、最
後のデータでないと判定されると、処理はステップ31
0に戻り、ステップ310およびステップ330の処理
を繰り返し実行する。一方、ステップ340で「YES
」,即ち、最後のデータであると判定されると、本画像
変形処理を終了する。
【0044】こうして、ファイリングシステム2から転
送される全ての実画像データDGおよび切抜きマスクデ
ータDMに対してアフィン変換処理が施され、また、ア
フィン変換後の各変形画像データDAおよび変形切抜き
マスクデータDNはCEPS6へ出力される。
【0045】CEPS6は、コンピュータ装置と外部記
憶装置としての磁気ディスク装置6aを含む周辺装置と
から構成されており、アフィン変換処理システム5から
出力された変形画像データDAおよび変形切抜きマスク
データDNを取り込んで、これらをデザインシステム4
から出力されたレイアウトデータDLに基づいて合成す
る画像合成処理を行なう。
【0046】その画像合成処理を詳しく説明すると、図
11に示すように、まず、デザインシステム4から転送
されるレイアウトデータDLを取り込む(ステップ40
0)。次いで、アフィン変換処理システム5から転送さ
れる一または複数の変形画像データDAおよび変形切抜
きマスクデータDNを取り込む(ステップ410)。続
いて、ステップ410で取り込んだ変形画像データDA
および変形切抜きマスクデータDNを、ステップ400
で取り込んだレイアウトデータに基づいて合成する処理
を行なう(ステップ420)。こうして、絵柄等の実画
像データDGが、ラフ図形データDRに基づいて1つの
ページに割り当てられ、統合画像データDTが作成され
る。
【0047】続いて、その統合画像データDTを、磁気
ディスク装置6aに格納する(ステップ430)。一旦
、磁気ディスク装置6aに格納された統合画像データD
Tは、その後、出力スキャナ7に出力される(ステップ
440)。こうして、CEPS6から出力される統合画
像データDTを受け取る出力スキャナ7は、露光ヘッド
を駆動し、フィルム7a上に統合画像を記録する。ステ
ップ440の実行後、本画像合成処理を終了する。
【0048】ここで、本実施例を図1と対応させて説明
すると、まず、スキャナデータファイリングシステム2
は実画像データ格納手段M1および間引き処理手段M2
に、イメージスキャナ3はラフ図形データ読取手段M3
に、デザインシステム4は編集手段M4に、アフィン変
換処理システム5は画像変形手段M5に、CEPS6は
画像合成手段M6にそれぞれ相当する。
【0049】以上のように構成された統合画像作成シス
テムによれば、デザインシステム4で算出されたアフィ
ンパラメータAPは、アフィン変換処理システム5に転
送され、アフィン変換処理システム5における実画像デ
ータDGの変形に利用され、また、デザインシステムで
算出されたレイアウトデータDLは、CEPS6に転送
され、CEPS6における変形画像データDAの合成に
利用される。このため、デザインシステム4の後工程、
即ち、アフィン変換処理システム5およびCEPS6で
こうしたアフィンパラメータAPおよびレイアウトデー
タDLを再度作成する必要がなく、その結果、統合画像
の生産効率を高めることができる。
【0050】また、こうしたことから、デザインシステ
ム4と、アフィン変換処理システム5およびCEPS6
とを電子的に接続された状態とすることができ、このた
め、統合画像データDTを作成する一連の作業工程を自
動化することができる。
【0051】さらに、デザインシステム4では、ラフ図
形データDRと参照画像データDSとを端末機4aのデ
ィスプレイに表示し、しかも、その参照画像データDS
の対応する実画像データDGの拡大/縮小および回転等
の変形に要するアフィンパラメータAPを算出すること
から、そのディスプレイの画面上において、参照画像を
変形しつつ、台紙画像の割付位置に貼り付ける作業を行
なうことができる。このため、割付位置に実画像が配置
された完成後の統合画像がどのようなものかを知ること
ができ、したがって、所望の統合画像を一度の作業で確
実に作成することができ、より生産効率を高めることが
できる。また、その画面表示に用いる参照画像データD
Sは実画像データDGを間引きしたものであることから
、デザインシステム4で取り扱うことのできるデータ量
が少なくてすむ。
【0052】さらに、本実施例の統合画像作成システム
では、ファイリングシステム2に実画像データDGを予
めファイルしてあることから、実画像データDGを以後
の作業で再利用することができる。このため、より生産
効率の向上に貢献することができる。
【0053】なお、前記実施例では、デザインシステム
4に入力される参照画像データDSとして、ファイリン
グシステム2で予め事前に作成し磁気ディスク装置2a
に保存された間引きデータを用いるように構成されてい
るが、これに替えて、ファイリングシステム2からのデ
ータ出力時に、間引き処理を施して作成するように構成
してもよく、磁気ディスク装置2aの記憶領域を有効に
利用することができる。
【0054】以上本発明の一実施例について説明したが
、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、各システム間を連結するSCSIバスに替えて、L
ANや通信回線、さらには光磁気ディスク等のオフライ
ンによるハンドリングを用いた構成等、本発明の要旨を
逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得るこ
とは勿論である。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の統合画像
作成装置によれば、絵柄等の画像を含む統合画像を高い
生産効率で作成することができ、しかも、作業工程の自
動化を容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的構成を例示するブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例としての統合画像作成システ
ムの全体構成図である。
【図3】スキャナデータファイリングシステムで実行さ
れるデータ入力処理を示すフローチャートである。
【図4】参照画像データDSのデータ構造を示す説明図
である。
【図5】切抜きマスクデータDMを概念的に示す説明図
である。
【図6】レイアウト指定紙としてのラフ原稿を示す説明
図である。
【図7】デザインシステムで実行される統合画像レイア
ウト処理を示すフローチャートである。
【図8】参照画像の台紙画像への貼り付け作業を示す説
明図である。
【図9】参照画像上でのトリミング領域TAを示す説明
図である。
【図10】アフィン変換処理システムで実行される画像
変形処理を示すフローチャートである。
【図11】CEPSで実行される画像合成処理を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
M1  実画像データ格納手段 M2  間引き処理手段 M3  ラフ図形データ読取手段 M4  編集手段 M5  画像変形手段 M6  画像合成手段 1  高性能入力スキャナ 2  スキャナデータファイリングシステム2a  磁
気ディスク装置 3  イメージスキャナ 4  デザインシステム 4a  端末機 4b  マウス 5  アフィン変換処理システム 6  CEPS 7  出力スキャナ 11  原稿 13  ラフ原稿 AP  アフィンパラメータ DG  実画像データ DL  レイアウトデータ DR  ラフ図形データ DS  参照画像データ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  文字,図形および絵柄の画像を含む統
    合画像を作成する統合画像作成装置であって、一または
    複数の絵柄の実画像データを予め格納する実画像データ
    格納手段と、前記絵柄の実画像データを間引き処理する
    ことによって、間引かれた参照画像データを作成する間
    引き処理手段と、前記統合画像における各絵柄等の画像
    の割付位置を指定するレイアウト指定紙を光学的にスキ
    ャンし、ラフ図形データとして読み取るラフ図形データ
    読取手段と、該読み取ったラフ図形データに基づく台紙
    画像と前記間引き処理手段により作成された参照画像デ
    ータに基づく参照画像とを表示部に表示し、該表示部に
    表示された台紙画像に従って指定される前記統合画像に
    おける各絵柄等の画像の割付位置を、レイアウトデータ
    として算出するとともに、前記表示部に表示された台紙
    画像と参照画像との照合から、前記参照画像データに対
    応する実画像データの拡大/縮小および回転等の変形に
    要する変形パラメータを算出する編集手段と、前記実画
    像データ格納手段に格納された実画像データを取り込み
    、前記編集手段で算出された変形パラメータに基づいて
    、前記実画像データを変形する画像変形手段と、該画像
    変形手段で変形された実画像データを取り込み、前記編
    集手段で算出されたレイアウトデータに基づいて、これ
    ら実画像データを合成して統合画像を作成する画像合成
    手段とを備えたことを特徴とする統合画像作成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007173937A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Ricoh Co Ltd 画像形成装置および画像形成方法並びにプログラムおよび記録媒体

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JPH03107154A (ja) * 1989-09-20 1991-05-07 Toppan Printing Co Ltd 企画・製版システム
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