JPH0424669Y2 - - Google Patents

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JPH0424669Y2
JPH0424669Y2 JP1987090613U JP9061387U JPH0424669Y2 JP H0424669 Y2 JPH0424669 Y2 JP H0424669Y2 JP 1987090613 U JP1987090613 U JP 1987090613U JP 9061387 U JP9061387 U JP 9061387U JP H0424669 Y2 JPH0424669 Y2 JP H0424669Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、FM受信装置に関し、詳しくは、
IC化されたFM受信装置のステレオ信号を復調す
る場合の基準周波数信号である38KHzの信号が安
定して得られるFM受信装置の改良に関する。
[従来の技術] 日本では、ステレオ放送は、一般に、ステレオ
信号の和信号と差信号とを作り、和の方は、その
ままFMの搬送波に乗せて、差の方は、38KHzの
副搬送波をAMにして、この副搬送波を抑圧両側
帯波とした形態で送つている。
したがつて、受信機側にて38KHzを作らなけれ
ば、ステレオ信号の再生はできず、そのために
19KHzのパイロツト信号が併せてて送信されてい
る。
その結果、FM検波信号には、和信号(L+
R)の信号とパイロツト信号、そして差信号(L
−R)を38KHzの搬送波抑圧両側帯波とした信号
とが得られる。
[解決しようとする問題点] 前記のFM受信装置側における38KHzの発生は、
IC回路等を用いたものでは、位相比較回路、
LPF(ローパスフイルタ)、VCO(電圧制御発振回
路)、デバイダ等によるPLL回路を構成して行わ
れる。
この場合、位相比較回路の入力信号としては、
前記の差信号(L−R)を38KHzの搬送波抑圧両
側帯波とした信号が使用され、位相比較回路が
VCOからデバイダ(割り算回路)を介して得ら
れる38KHzの信号を受けてこれにより前記の入力
信号をスイツチングすることになる。そして、パ
イロツト信号の場合も同様な回路により位相検波
が行われてステレオインジケータにその検波信号
が入力される。
このようにPLL回路により38KHzを発生させた
場合には、大きな入力信号がある場合、特に差信
号のAM成分の信号レベルが大きくなると、38K
Hzの信号が歪んでスイツチングされたり、38KHz
信号自体が消えてしまつて、正確な位相検波がで
きず、VCOの発振周波数が基準となる周波数に
十分にロツクされなかつたり、パイロツト信号の
有無が判別できない欠点がある。
この考案は、このような従来技術の問題点を解
決するものであつて、大きな入力信号が入つても
FM信号のステレオ信号再生が正確に行えるFM
受信装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] このような目的を達成するためのこの考案にお
ける構成は、電圧制御発振回路の発振周波数を制
御する電圧を発生する位相検波回路と、FM検波
信号として得られる副搬送波(例えば38KHz)を
含む信号を受けてその信号レベルを調整する自動
レベル制御回路(以下ALC)とを備えていて、
電圧制御発振回路の出力又はその出力を整数倍若
しくは整数分の1とした信号により副搬送波の周
波数信号を得て位相検波回路においてこの周波数
信号と自動レベル制御回路から得られる信号との
間で位相検波を行うものである。
[作用] このように位相検波回路の前にALCを置いて、
位相検波回路に入力すれば、位相検波回路の入力
信号レベルは、たとえ検波信号の振幅レベルが大
きいときであつても、ほぼ一定に保つことがで
き、そのダイナミツクレンジが大きく採れる。
その結果、位相検波回路の出力信号は、位相ず
れに応じた正確な出力値となり、PLLの基準と
なる周波数に対するロツクが確実に行えるので、
パイロツト信号の検出とかステレオ信号の復調の
精度を向上させることができる。
[実施例] 以下この考案の一実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
第1図は、この考案を適用したFM受信装置の
ブロツク図である。
1は、FM受信装置のFMフロントエン回路、
中間周波増幅回路、リミツタ等を含む受信回路部
であり、2は、FM検波回路である。FM検波回
路2で検波された信号は、バツフアアンプ3に入
力され、その出力は、ALC4とステレオデコー
ダ5とに入力される。そして、ステレオデコーダ
5の出力が直接又はオーデイオアンプ20に入力
されてスピーカ21により音声信号が再生され
る。
一方、ALC4の出力信号は、第1の位相検波
回路6及び第2の位相検波回路7に入力される。
ここで、第1の位相検波回路6は、PLL回路を
構成する回路の1つであつて、その出力信号は、
この実施例にあつては、基準となる発振周波数が
76KHzのVCO8に加えられる。そして、VCO8
の76KHzの出力信号は、この周波数の信号に基づ
き38KHz及び19KHzの周波数信号を発生するデバ
イダ9に入力される。
デバイダ9は、3つのフリツプフロツプ回路
(F/F)9a,9b,9cとで構成されていて、
フリツプフロツプ回路9aは、76KHzを2で割つ
て、38KHzとし、その出力信号をステレオデコー
ダ5へと入力する。また、フリツプフロツプ回路
9aの信号は、さらにフリツプフロツプ回路9b
とフリツプフロツプ9cとに加えられて、こられ
により38KHzが2で割られて、19KHzの信号がフ
リツプフロツプ9cから第2の位相検波回路7へ
と送出される。
第2の位相検波回路7の出力信号は、ステレオ
インジケータ回路10に入力され、ステレオイン
ジケータ回路10は、この第2の位相検波回路7
の出力信号に応じてステレオ信号の有無を表示す
るLED等の表示素子11を駆動し、これを点灯
又は消灯状態とする。
さて、第1の位相検波回路6及び第2の位相検
波回路7は、いわゆる平行変調器形位相比較回路
であつて、第1の位相検波回路6は、バツフアア
ンプ3,ALC4を経た検波信号のうち、差信号
(L−R)を38KHzの副搬送波を含む搬送波抑圧
両側帯波とした信号(いわゆる、ステレオコンポ
ジツト信号)が主としてその信号入力端子側に入
力され、他方のスイツチング信号端子側にフリツ
プフロツプ9aからの38KHzの信号が入力され
て、これらの間で位相比較が行われる。同様に、
第2の位相検波回路7の信号入力端子側には、バ
ツフアアンプ3、ALC4を経た検波信号のうち、
19KHzのパイロツト信号が主として入力され、他
方のスイツチング信号端子側にフリツプフロツプ
9cからの19KHzの信号が入力されて、これらの
間で位相比較が行われる。
なお、第1の位相検波回路6とVCO8との間
にあるコンデンサC1及び第2の位相検波回路7
とステレオインジケータ回路10との間にあるコ
ンデンサC2は、ローパスフイルタとしての役割
を果たし、VCO8に接続されたコンデンサ、可
変抵抗からなる共振回路12は、VCO8の発振
周波数を調整する回路である。
このような回路構成にあつては、第1、第2の
位相検波回路6,7に入力される各信号は、
ALC4を介して入力されている。そこで、大き
な振幅のFM検波信号により第1、第2の位相検
波回路6,7を構成するトランジスタが飽和しな
いようにこのALC4により制御することができ
る。そして、このことで、副搬送波である38KHz
の消滅が防止できる。しかも、位相比較対象とな
る信号のレベルがほぼ一定しているので、正確な
位相比較ができ、VCO8の発振周波数が正確な
値にコントロールできる。
次にこのような信号レベルのコントロールを行
うALC4について説明すると、ALC4は、可変
利得増幅回路41と整流回路42、比較回路4
3、積分回路44、そしてローパスフイルタ45
とから構成されていて、バツフアアンプ3から得
られる増幅されたFMの検波信号を可変利得増幅
回路41により増幅してこれを第1、第2の位相
検波回路6,7にそれぞれ送出する。ここで、こ
の増幅回路の利得の制御は、その出力信号の一部
を整流回路42に加えて、整流し、その平均値と
しての直流成分を取出して、比較回路43の一方
の入力に加え、比較回路43の他方の基準レベル
の電圧Vrefになるように制御することにより行
われる。すなわち、比較回路43では、これらに
差があるときには差に対応する出力信号を発生す
る。これを積分回路44に加え、ここで積分した
電圧を可変利得増幅回路41の利得制御端子に入
力して可変利得増幅回路41の利得が前記の差が
なくなる方向となるように制御する。
したがつて、大きな振幅の検波信号が入力され
ても、第1、第2の位相検波回路6,7を構成す
るトランジスタが飽和しないような値に基準とな
るように電圧Vrefの値をあらかじめ設定してお
けばよい。このようにすれば、バツフアアンプ3
aから得られる検波された信号、いわゆるステレ
オコンポジツト信号は、可変利得増幅回路41の
出力時点では、常に、その平均値が基準レベルの
電圧Vrefになるような一定レベルに制御される。
その結果、たとえ大きな信号入力が検波信号の中
に含まれていても、第1、第2の位相検波回路
6,7の側ではその影響はほとんどなくなる。
その結果、ダイナミツクレンジが広くなる。し
かも、実施例のようなALC4では、整流回路を
介して信号を得て、積分信号で可変利得増幅回路
を制御しているので、信号に応答する場合に積分
回路等による時定数が作用し、パルス性ノイズ等
によるステレオインジケータの誤点灯も防止でき
る。
なお、積分回路44は、38KHz又は19KHzの信
号が混入しているので、それを利得制御の電圧信
号から取り除くためのローパスフイルタ45が積
分回路44の下側に挿入されている。
以上説明してきたが、この実施例では、位相検
波回路は、平行変調形の位相比較回路を例として
いるが、これは、平行チヨツパ形の位相比較回路
であつてもよく、その他の位相比較回路を使用し
てもよい。
実施例では、ALCを比較回路(コンパレータ)
を含むフイードバツクループによりほぼ一定の出
力レベルになるように制御しているが、これは、
AGC回路等のフイードバツク回路を用い、ある
程度の出力レベルに抑えられるようなレベルに制
御するような回路であつてもよく、このような制
御もこの発明でのALC(自動レベル制御回路)に
含めるものとする。
また、VCOの発振周波数は、ステレオ信号を
再生するための基準周波数である38KHzに対して
2倍と高い値となつているが、同じかその整数倍
のもの若しくはその整数分の1の周波数の信号を
発生するものであつてもよい。なお、高くした場
合には、割り算回路のほか分周回路を用いること
ができ、低くした場合には、掛け算回路か、高調
波選択回路、逓倍回路等を用いることができる。
さらに、ステレオ信号を再生するための副搬送
波に対応する基準周波数の信号は、日本では38K
Hzであるが、他の国は相違するので、この値に限
定されないことはもちろんである。
また、実施例では、整流回路の出力を直接比較
回路に入力しているが、これは、抵抗とか増幅回
路を介して供給してもよいことはもちろんであ
る。
[考案の効果] 以上の説明から理解できるように、この考案に
あつては、位相検波回路の前にALCを置いて、
位相検波回路に入力すれば、位相検波回路の入力
信号レベルは、たとえ検波信号の振幅レベルが大
きいときであつても、ほぼ一定に保つことがで
き、そのダイナミツクレンジが大きく採れる。
その結果、位相検波回路の出力信号は、位相ず
れに応じた正確な出力値となり、PLLの基準と
なる周波数に対するロツクが確実に行えるので、
パイロツト信号の検出とかステレオ信号の復調の
精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案を適用したFM受信装置の
ブロツク図である。 1……FM受信回路部、2……FM検波回路、
3……バツフアアンプ、4……自動レベル制御回
路(ALC)、5……ステレオデコーダ、6……第
1の位相検波回路、7……第2の位相検波回路、
8……電圧制御発振回路(VCO)、9……デバイ
ダ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 副搬送波に対応する周波数と同じかその整数
    倍若しくは整数分の1の周波数の信号を発生す
    る電圧制御発振回路と、この電圧制御発振回路
    の発振周波数を制御するための電圧を発生する
    位相検波回路と、FM検波信号として得られる
    前記副搬送波を含む信号を受けてその信号レベ
    ルを調整する自動レベル制御回路とを備え、前
    記電圧制御発振回路の出力又はその出力を整数
    倍若しくは整数分の1とした信号により前記副
    搬送波の周波数信号を得て前記位相検波回路に
    おいてこの周波数信号と前記自動レベル制御回
    路から得られる信号との間で位相検波を行うこ
    とを特徴とするFM受信装置。 (2) 副搬送波は38KHzであり、位相検波回路は、
    電圧制御発振回路の出力と同じか又はその整数
    倍若しくは整数分の1にして得た38KHzの信号
    により自動レベル制御回路からの入力信号をス
    イツチングする位相比較回路であることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    FM受信装置。 (3) 位相比較回路は、平行変調形のものであるこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第2項
    記載のFM受信装置。
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