JPH04246076A - エレベータの運行制御装置における交通量変化の予測値の補正方法 - Google Patents

エレベータの運行制御装置における交通量変化の予測値の補正方法

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JPH04246076A
JPH04246076A JP3259820A JP25982091A JPH04246076A JP H04246076 A JPH04246076 A JP H04246076A JP 3259820 A JP3259820 A JP 3259820A JP 25982091 A JP25982091 A JP 25982091A JP H04246076 A JPH04246076 A JP H04246076A
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time
floor
peak
control
control pattern
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JP3259820A
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Nader Kameli
ネイダー カメリ
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Otis Elevator Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベータ装置に関
するもので、特に、例えば上昇ピーク時等における複数
のかごに対するサービス割当等の制御を、過去の運行履
歴データ及び現在の状態に基づいて交通量変動を予測し
、この交通量変動の予測に基づいて制御を行うエレベー
タの運行制御装置に関するものである。さらに、本発明
は、エレベータの運行制御における交通量変動の予測を
最適タイミングで行うようにし、さらに交通量のピーク
時における衝撃的な交通量変動を補償する技術に関する
ものである。特に、本発明は、交通量の上昇ピーク時の
エレベータ制御に適した運行制御技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】エレベータの制御技術において、交通量
の変動等に応じて流動性を持った制御を行うことにより
、エレベータの運行効率を最適化することが重要となっ
ている。このため、種々の制御技術が提案されている。 例えば、カンダサミー  サンゲイブル(Kandas
amy  Thangavelu)に付与され、出願人
が所有するアメリカ特許第4,846,311号の「予
測交通量により均衡された呼び割当による上昇ピーク時
におけるエレベータ運行の最適化」、1990年4月1
2日にアメリカ合衆国において出願された、発明の名称
「上昇ピーク時におけるエレベータの流動性運行管理」
のアメリカ特許出願第07/508,312号、199
0年4月12日にアメリカ合衆国において出願された、
発明の名称「かごの定員数に基づいて最適化されたエレ
ベータの流動的運行管理」のアメリカ特許出願第07/
508,313号、1990年4月12日にアメリカ合
衆国において出願された、発明の名称「階床の人口密度
に基づくエレベータの運行管理の最適化」のアメリカ特
許出願第07/508,318号等には、こうしたエレ
ベータの制御技術が開示されている。これらのアメリカ
特許及びアメリカ特許出願の開示内容は、本明細書の開
示の一部として援用する。
【0003】流動的な運行管理により、建築物中の交通
の密度が各エレベータのかごに均一に分散される。運行
管理において、主フロアまたはロビーフロアより上方に
位置するフロアはいくつかの区画にグループ化される。 各区画は、複数の連続する階床で構成され、各区画にか
ごが割り当てられる。こうしたかごの配置は、エレベー
タの運行における上昇ピーク時間帯において使用される
。流動的な運行管理を行うために、単に等しい階床数を
一区画としてグループ化するのではなく、例えば5分毎
の、比較的短い時間毎に、過去の運行履歴、現在の交通
状況を勘案して交通量の変動を予測して各区画を構成す
る階床を流動的に変化させることが必要となる。即ち、
各区画を構成する階床数は、例えば上昇ピーク時間帯に
おけるエレベータの運行を最適化するよるに決定される
【0004】従って、近代的なコンピュータにより運行
を管理されたエレベータ装置においては、建築物中にお
けるエレベータの運行、即ち交通量動向に影響を持つ出
来事を連続的にモニタし、好ましくは毎分毎または一日
の中の短い時間単位毎に、好ましくは毎日、また少なく
ともエレベータが通常の状態で運行されるウイークデイ
の運行記録を形成する。こうしたエレベータの運行記録
に基づいて、連続して予測処理が行われ、現在以降のい
くつかの単位時間帯における交通量密度が予測される。 なお、この単位時間帯は、毎分、または5分おき等の比
較的短い時間を単位としている。
【0005】予測には、主に、「履歴」と「リアルタイ
ム」の二つの要素が所要な予測要素として使用される。
【0006】履歴に基づく予測は、主に過去の数日間に
おける同一または関連する時間帯に関して収集された情
報を用いて行われる。例えば、午前9時15分における
履歴に基づく予測は、次の2分間、即ち午前9時15分
から午前9時17分にロビー階床に到着する乗客の数の
予測値として与えられる。この予測値は、過去数日間(
休日を除く)における同一時間帯、即ち午前9時15分
から午前9時17分の時間帯、において収集された乗客
数に基づいて決定される。
【0007】一方、リアルタイムの予測は、過去数分間
に収集された情報に基づく予測である。即ち、リアルタ
イムの予測は、至近の交通量状況に応じた、履歴に基づ
く予測と比較して、より現実的な交通量動向に応じた予
測を行うものである。
【0008】交通量予測を行おうとする単位時間帯の数
及び行おうとする予測のタイプに応じて、主にリアルタ
イムの予測は、予測に使用する過去の時間帯の数を用い
ることにより行う。例えば、午前9時15分におけるリ
アルタイムの予測では、3つの各5分間の単位時間帯、
即ち午前9時から午前9時5分、午前9時5分から午前
9時10分、午前9時10分から午前9時15分に収集
されたデータが使用される。この三つの単位時間帯のデ
ータに基づいて、リアルタイムの予測では、次の5分間
の交通量が、現在の交通状況に対して連続性を持って一
致、またはおおよそ一致するように予測される。
【0009】好ましくは、単一の指数関数平滑法が、履
歴データに基づく予測において用いられ、一方、リアル
タイムデータに基づく予測には、好ましくは線形指数関
数平滑法が用いられる。これらの平滑法は、一般論とし
て、スピロス  マカリダキス(Spyros  Ma
karidakis)とスーチーブン  シイ.ホリー
ルライト(Steven  C.  Wheelwri
ght)による「予測方法及びその応用(Foreca
sting  Method  and  Appli
cations)」(ジョン  ウイリー  アンド 
 サンズ  インコーポレーテッド(John  Wh
iley  &  Sons,  Inc.)、197
8年)に示されており、特に当該刊行物の第3.3章の
「単一指数関数平滑(Single  Exponen
tial  Smoothing)」及び第3.6章の
「線形指数関数平滑(Linear  Exponen
tial  Smoothing)」に述べられている
【0010】こうした二つの予測因子の直線的な組み合
わせ、即ち、履歴予測値(Xh)及びリアルタイム予測
値(Xr)をこれらに均等な重み付け値を与える組み合
わせにより、例えば上昇ピーク時間帯における運行等の
所定の運行制御または運転を開始または終了するための
最終的な予測として使用される。この手法は、前述した
アメリカ特許第4,846,311号に記載されている
【0011】上記アメリカ特許第4,846,311号
に開示された手法によれば、最終的な予測値(X)は、
X=aXh+bXr(a,bは重み付け値であり、a+
b=1であり、好ましくはa=b=0.5である。)で
与えられる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】この手法によって決定
される予測値は、各個人が毎日同じスケジュールで行動
をすると仮定すれば、完全に機能する。しかしながら、
現実には、人間の行動は日毎に変化するものであり、こ
のために交通量の変動が生じる。従って、例えば、通常
の勤務日において、例えば午前8時に出勤する人または
グループが、ある日は少し早く、ある日は少し遅く出勤
することになる。こうした変動は、実際の交通量を予測
値から外れたものとする。特に、上記のアメリカ特許第
4,846,311号の手法においては、日毎の交通量
の時間帯の変動が予測の精度に影響を与える。
【0013】従って、こうした時間帯の変動またはシフ
トが生じた場合には、予測された交通状況が履歴データ
に記録されている時間帯よりも早いかまたは遅い時間帯
にシフトした場合、従来の手法により上昇ピーク時間帯
を検出した場合には、現実の交通状況とは異なる時間帯
において、上昇ピーク時間帯の開始、終了を判定してし
まうことになる。
【0014】例えばシステムにおいて、人々のグループ
が午前8時10分に到着すると予測した場合には、履歴
予測は、このグループの人々の予測される行き先階床へ
の輸送力を増大するエレベータの制御パターンを開始す
る。しかしながら、このグループの人々が、例えば電車
事故、または他の交通の遅れ等の理由で遅れた場合に、
交通量が遅れる側にシフトするが、システムはこれを認
識することが出来ない。
【0015】このため、リアルタイムに基づく予測は、
例えば交通量密度がゼロであることを示している場合で
も、履歴による予測因子が、最終予測値の1/2の値を
与えるので、この履歴による予測因子の影響による運行
制御パターンが採用されることになる。しかしながら、
この例の場合、現実にはエレベータの乗客はいないため
、この状況におけるエレベータの運行は、効果的に運行
が管理されているとは言い難い状況となり、この例の場
合には、上昇ピーク時間帯を現実に上昇ピークが始まる
時間帯にシフトさせるべきであることは明らかである。 また、この場合、上昇ピーク時間帯の終了時間帯も、遅
れ側にシフトするために、従来の方法により上昇ピーク
時間帯の終了を判定した場合には、その判定結果は実勢
に即さないものとなる。
【0016】さらに、出勤者の大きな集団が、履歴デー
タに予測される到着時間帯よりも早く到着するような場
合も、上記の従来の手法による予測は不正確となる。即
ち、この場合には、実際の交通量が、最終予測値による
交通量の時間帯に対して、早い側にシフトされたことに
なる。
【0017】例えば、10階に勤務する人々は、履歴デ
ータにより通常午前7時52分から午前8時3分の間の
時間帯に出勤するとされているとすれば、履歴による予
測因子は、これに基づいてこの時間帯の交通量を予測す
る。しかしながら、通常この時間帯に出勤する人々が生
活パターンを変更し、または一時的に何らかの理由によ
り出勤時間帯を変化させた場合、この時間帯の予測値は
、実勢とは即さないものとなる。このため、例えば10
階の勤務者全員が、午前7時59分より勤務に就いたと
しても、上記した例えばアメリカ特許第4,846,3
11号に開示された方法では、この変化を即座に検出す
ることが出来ず、流動的な運行管理において、10階へ
の交通が無くなっているにもかかわらず、運行制御にお
いて、すでに10階への交通量が実際上は無くなってい
るにもかかわらず、10階に関する予測交通量により重
み値を保持することになる。従って、この場合には、こ
の例の状況においては、明らかに上昇ピーク時間帯の制
御を通常よりも早く終了させることが望ましい。
【0018】前記のアメリカ特許第4,846,311
号には、二つの予測因子を均等な重みで使用することと
同時に、両予測因子の重みを相対的に変化させることも
開示されている。アメリカ特許第4,846,311号
においては、一般論として、予測値の相対的な重み値は
、交互の関連において重み付けされるか、若しくは均等
に重み付けされると述べられている。
【0019】しかしながら、aとbの相対値は、好まし
くは以下の要領で決定される。上昇ピーク時間帯が開始
されると、初期の最終予測値は、a=b=0.5として
決定され、この状態における履歴に基づく予測値とリア
ルタイムの予測値の重み値は、等しくなっている。つい
で、各時間帯の終端において、過去のいくつかの時間帯
のデータによるリアルタイムの予測と、履歴データを用
いた予測が行われる。
【0020】各時間帯の予測値は、例えば6つの時間帯
データが実際に測定された交通量データと比較される。 例えば、これらの比較結果の内、少なくとも4つの時間
帯において交通量が予測値に対して増減しており、組み
合わせられた予測値に対する実際の交通量の増減量が最
終予測値の20%である場合には、aとbの重み値が調
整される。この調整は、好ましくは、例えばこうした状
況の過去経験及び実験結果に基づいて設定されるテーブ
ルのルックアップによって行われる。なお、重み付け値
は、予測値と実際の測定値の誤差が大きくなる従って、
リアルタイム予測値に与える重み値を増加させるように
調整される。
【0021】例えば、上記アメリカ特許第4,846,
311号には、以下のテーブルが与えられている。
【0022】
【表1】
【0023】これらの値は、さらに建築物毎に異なるも
ので、システム中において種々の重み値比における予測
値を測定値と比較して学習により決定することが出来る
。この場合、重み値比は、誤差の平方根の和が最小とな
る値に設定される。これにより、重み値は、適当に選択
、制御されることとなる。
【0024】しかしながら、上記のアメリカ特許第号4
,846,311号におけるルックアップテーブルによ
る手法は、現在以降に上昇ピークの開始を判定するのに
十分な人数の乗客が到着することが履歴データで示され
ている場合には、実際に上昇ピーク時の交通が発生して
いなくても、上昇ピーク時間帯の制御が開始され、6分
間毎に、かごの運行割当が更新される。
【0025】こうした交通量の時間帯的なシフトは、以
下の説明において、「時間帯の開始遅延」及び「時間帯
の早期開始」と称す。図2には、こうした交通量の時間
帯的なシフトの例が示されている。エレベータの運行制
御が、こうした時間帯のシフトに即応出来ない場合には
、少なくとも何人かの乗客に対する行き先階床への運行
が遅延されることとなる。
【0026】同様に、ある階床を行き先階床とする人々
が履歴データに示された時間帯よりも早く到着した場合
等においては、上昇ピーク時間帯の終了の検出に遅れが
生じる結果、上昇ピークが終了した階床も、未だに上昇
ピーク時間帯であるものとして制御に組み込まれる可能
がある。こうした状況は、以下に「時間帯の早期終了」
または「時間帯の終了遅延」と称す。この例のように、
通常状態とは異なる、交通量の早期終了状態は、図3に
示されている。
【0027】上記のように、アメリカ特許第4,846
,311号においては、予測制御における問題点をある
程度は解消しているものの、現実に生じる時間帯のシフ
トに対して未だに完全に即応することが出来ず、従って
、エレベータの運行の予測制御における交通量の予測値
を、精度良く現実の交通状況に対応させることが不十分
なものとなっている。
【0028】そこで、本発明の目的は、上記した従来の
問題点を解消して、時間帯のシフトによって生じる予測
値の誤差を補償して、予測値と現実の交通状況との偏差
を最小とすることにある。
【0029】また、本発明のもう一つの目的は、設置さ
れた建築物における階床毎の人口密度等の要素を加味す
ることにより時間帯シフトが発生した場合において予測
値を信頼性のあるものとすることの出来る技術を提供す
ることにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の第一の構成によれば、複数階床に運行さ
れる複数のコンピュータによって制御されたかごを有し
、各かごが、リアルタイム成分と履歴成分の二つの予想
値成分の組み合わせにより得られる予測値に基づいて、
ピーク時間帯における特定階床への運行が割り当てられ
るように構成するとともに、前記の予測値に基づいて決
定されるピーク時間帯の開始時間及び終了時間に関連し
て開始、終了される所定の制御パターン動作を行うよう
にしたエレベータの運行制御装置において、少なくとも
前記予測値に基づいてピーク時間帯における前記所定の
制御パターンによる制御動作を行うべき時間であると判
定される時間範囲において、実際に交通状況を監視し、
この時間範囲のいずれかの時点において実際の交通状況
が、前記所定の制御パターンによる運行階床の割当が実
際の交通状況と異なることを示した場合に、前記所定の
制御パターンによる制御を中止するように構成して、実
際の交通状況が前記所定の制御パターンと一致する場合
のみに、前記所定制御パターンによる制御動作を実行す
るようにしたことを特徴とするピーク時間帯のエレベー
タの予測制御における交通状況時間帯のシフトを補償す
る方法が提供される。
【0031】また、本発明の第二の構成によれば、複数
階床に運行される複数のコンピュータによって制御され
たかごを有し、各かごが、リアルタイム成分と履歴成分
の二つの予想値成分の組み合わせにより得られる予測値
に基づいて、ピーク時間帯における特定階床への運行が
割り当てられるように構成するとともに、前記の予測値
に基づいて決定されるピーク時間帯の開始時間及び終了
時間に関連して開始、終了される所定の制御パターン動
作を行うようにしたエレベータの運行制御装置において
、前記運行制御装置は、信号処理装置を含んでおり、該
信号処理装置が少なくとも前記予測値に基づいてピーク
時間帯のおける前記所定の制御パターンによる制御動作
を行うべき時間であると判定される時間範囲において、
実際に交通状況を監視し、この時間範囲のいずれかの時
点において実際の交通状況が、前記所定の制御パターン
による運行階床の割当が実際の交通状況と異なることを
示した場合に、前記所定の制御パターンによる制御を中
止するように構成して、実際の交通状況が前記所定の制
御パターンと一致する場合のみに、前記所定制御パター
ンによる制御動作を実行するようにしたことを特徴とす
るピーク時間帯のエレベータの予測制御における交通状
況時間帯のシフトを補償するエレベータの制御装置が提
供される。
【0032】なお、上記第一および第二の構成において
、前記実際の交通状況データによりピーク時間帯の開始
が検出されるまで、前記所定制御パターンによる制御を
開始しないように構成することが出来る。また、予測値
のリアルタイム成分と履歴成分を監視し、前記実際の交
通状況データによりピーク時間帯の開始が検出され、前
記所定制御パターンによる制御が開始されるまで、前記
履歴成分が制御に使用されないようにすることも可能で
ある。
【0033】さらに、上記第一および第二の構成におい
て、履歴データに基づいて前記予測値がピーク時間帯の
所定の制御パターンによる制御が必要であることを示し
ている間、前記所定制御パターンによる制御を継続する
ことも出来る。また、前記ピーク時間帯において使用さ
れる前記所定制御パターンが経時的に変化する交通量動
向に応じて運行の割当を変化させる流動性制御であり、
各階床毎の人口を予め設定されたデータとして持ち、ピ
ーク時間帯における各階床の乗降量と前記対応階床の人
口データを比較して、予測されるピーク時間帯の残りの
時間内に当該階床を目的階床とする残り乗客数を示す値
を発生し、当該階床に関する前記予測値が前記の残り乗
客数と示す値と反する場合に、この残り乗客数を示す値
に反する予測値によって示された流動性制御を実行すべ
きことを示す情報を無視するように構成してもよい。
【0034】なお、上記第一および第二の構成において
、前記ピーク時の所定制御パターンによる制御が、上昇
ピーク時における特定階床への流動性の直通運転パター
ンとすることが出来る。
【0035】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付する図面を参
照しながら説明する。
【0036】まず、本発明に関連したエレベータの制御
技術は、例えば、ビッター(Bittar)に1982
年12月14日付で付与されたアメリカ特許第4,36
3,381号の「相対応答式エベレータの呼び割当」、
ビッターに1989年3月28日に付与されたアメリカ
特許第4,815,568号の「可変ボーナス評価値及
びペナルティ評価値によって重み付けされた相対応答式
エレベータの呼び割当」、カンダサミー  サンゲイブ
ル(Kandasamy  Thangavelu)に
よって出願された発明の名称「人口知能を使用してボー
ナス評価値及びペナルティ評価値を変化させる相対応答
エレベータ運行システム」のアメリカ特許出願第07/
318,307号、ドノフリオ(Donofrio) 
及びゲームズ(Games)に付与されたアメリカ特許
第4,330,836号の「エレベータのかご負荷検出
装置」等に開示されている。なお、上記の文献の開示内
容は、この明細書の開示の一部として援用する。
【0037】本発明は、好ましくは、マイクロプロセッ
サを使用したエレベータの群管理制御装置に適用される
。こうした群管理制御装置の信号処理装置は、エレベー
タ装置の各かごとデータを交換して、複数の階床におい
て登録された各ホール呼びに対する応答条件をそれぞれ
算出し、各エレベータの運行状況に応じてホール呼びの
割当を行う。こうしたエレベータの群管理方式は、例え
ば前記したアメリカ特許第4,363,381号の第1
図及び第2図に開示されている。
【0038】本発明の実施例によるにおけるエレベータ
の制御装置をかご運行制御装置、群管理制御装置及びか
ご機能制御装置のそれぞれを構成するマイクロコンピュ
ータとしては、種々の市販されているコンピュータユニ
ットを使用することが出来る。なお、マイクロコンピュ
ータは、適当な数の入出力チャンネルと、適当なアドレ
スバス、データバス及びコントロールバス、十分な要領
のRAM及びROM及び適当な周辺装置を備えたものが
用いられる。本発明の実施するためのソフトウエア構成
及びその付帯的な機能は、種々の構成で実施することが
可能である。
【0039】ある種のエレベータ装置においては、19
87年3月23日付でアメリカ合衆国において出願され
た発明の名称「エレベータの群管理制御のための二つの
環状通信装置」に開示されているように、各エレベータ
に関してそれぞれ分離したマイクロプロセッサによる分
散制御が採用されている。この種の群管理制御装置にお
いて、各かごの制御を行う各マイクロプロセッサは、動
作制御サブシステム(OCSS)101と呼ばれる。こ
れらのOCSS101は二つの環状通信網102,10
3によって相互にかつ環状に接続されている。各OCS
S101は、複数の他のサブシステム及び信号発生装置
を有している。このサブシステム及び信号発生装置に関
しては以下に詳述する。なお、図2には一つのOCSS
101にのみサブシステム及び信号発生装置が示されて
いるが、各OCSS101に関して同様の構成が与えれ
られるものであり、図においては煩雑さを避けるために
割愛されているものである。
【0040】各階床に設置されたホール呼びボタン及び
表示等は、中継器104に接続され、さらに及びシリア
ル中継リンク105及びスイッチ切り替えモジュール1
06を介してOCSS101に接続されている。一方、
かごに設置する操作ボタン、表示灯及びスイッチ類は同
様に中継器107及びシリアルリンク108を介してO
CSS101に接続されている。また、かごの運行方向
表示、かごの運行階床表示等のかご運行状況を示す情報
は中継器109及び中継シリアルリンク110を介して
OCSS101に供給される。
【0041】かご負荷の測定結果は、ドア制御サブシス
テム(DCSS)111により周期的に読み出される。 このDCSS111は、かご運行制御装置の一部を構成
している。この負荷情報は、移動制御サブシステム(M
CSS)112に供給される。このMCSS112もか
ご運行制御装置の一部を構成する。また、負荷情報はO
CSS101にも供給される。DCSS111及びMC
SS112は、OCSS101により制御されて、ドア
の開閉及びかごの移動を制御するマイクロプロセッサで
構成される。さらに、MCSS112は、駆動及び制動
サブシステム(DBSS)112Aに接続される。
【0042】かごの運行状況制御機能は、運行管理サブ
システム(ADSS’s)のマイクロプロセッサに制御
されるOCSS101によって実行される。このため運
行管理サブシステムADSS’sは 情報制御サブシス
テム(ICSS)114を介して、OCSS101に接
続されている。かご負荷の測定データは、MCSS11
2により、乗降乗客数が変換され、OCSS101に供
給される。OCSS101は、この乗降乗客数データを
ICSS114を介してADSS113に供給する。
【0043】以下にさらに詳述するように、ADSS1
13は信号処理により各階床における乗降乗客数のデー
タを収集すると、同時に各階床毎のホール呼び回数、か
ご呼び回数をデータとして収集する。このADSS11
3に蓄積されたデータによってエレベータの運行履歴デ
ータベースが形成される。なお、必要に応じてADSS
に他の情報を蓄積することも可能である。
【0044】また、エレベータの予測制御に関する技術
に関して、1989年に発行された「インテリジェント
エレベータ運行装置」(ネイダー  カメリ(Nade
r  Kameli)及びカンダサミー  サンゲイブ
ル)の32乃至37頁に記載されている。この刊行物の
開示内容も、本明細書の開示の一部として援用する。
【0045】CPUの演算能力により、システムは、個
別の要求及び要求の群を一日を通して収集することが出
来、各曜日の交通量要求の履歴データが形成され、シス
テム全体及び個別のかごの所定の性能を達成するために
、運行シーケンスの調整に用いられる。この方法に従っ
て、かごの負荷状態、階床毎の交通量等が、各かご及び
当該かごの負荷状態を示す信号に基づいて分析される。 また、例えば赤外線センサを使用して各かごのドアを通
過する乗降客数の検出する乗客センサを用いて、ロビー
階床を除く各階床における乗降客数をカウントして、こ
れらのそれぞれをロビー階床への到着及びロビー階床か
らの出発回数と組み合わせることも可能である。
【0046】こうしたデータを用い、このデータを必要
に応じて一日の中の時間帯による各階床の交通量動向、
好ましくは曜日毎の各階床における交通量動向に応じて
補正することにより、履歴データに基づく建築物及び各
階床の人口分布または交通状況の有意な測定結果を、各
階床毎の状況量としてに得ることが出来る。図4には、
上記の方法により履歴データの形成要領がフローチャー
トとして示されている。
【0047】図4に示すフローチャートは、乗客の到着
時間帯が通常の時間帯よりも遅れることによる時間帯の
開始遅延時における、上昇ピーク時間帯の運行制御の早
すぎる開始、対象階床を行き先階床とする交通の通常に
較べて早い終了による時間帯の早期終了による上昇ピー
ク時間帯の運行制御の遅すぎる終了を防止するものであ
る。図4に示す処理は、時間帯の開始遅延と時間帯の早
期終了に分けて以下に説明する。なお、本発明が、図示
の実施例による上昇ピーク時間帯の運行制御ばかりでは
なく、他の要領による制御にも適用可能であることは明
記されなければならない。
【0048】まず、時間帯の開始遅延時における処理を
説明すれば、制御システムの予測手段は、履歴データに
よる予測値とリアルタイムのデータによる予測値の双方
を監視する。本発明の好適実施例においては、履歴に基
づく予測に適、不適が付される。
【0049】本発明の好適な方法によれば、履歴の基づ
く予測値(Xh)は、リアルタイム予測値(Xr)によ
り所定の交通量パターンの開始が示されるまでの間は、
最終予測値の決定に使用されないようになっている。し
かしながら、好ましくは、一旦履歴による予測値の使用
が開始された場合には、履歴データにより、当該交通量
パターンが終了したことが示されるまで、最終予測値の
算出に使用される。
【0050】このように、所定条件においてのみ履歴に
よる予測値を有効とすることによって、流動性運行制御
または他の上昇ピーク時間帯の制御の開始タイミングに
対する履歴による予測値の影響が排除される。時間帯の
開始遅延が生じた場合、特に交通量が無い状態において
、誤って流動性運行制御が開始されることはなくなる。
【0051】次に、時間帯の早期終了時における処理を
説明すると、制御システムの予測手段は、当日までに蓄
積された関連する階床の人口データに依存して、時間帯
終了の判定を行う。このパラメータは、各階床の暫定的
な階床人口であり、例えば上昇ピーク時間帯における流
動性運行制御実行中に、モニタされ、分析されて、履歴
による予測値が上昇ピーク時間帯の終了を示す以前に、
実行中の運行制御動作を終了すべきか否かの判定が行わ
れる。
【0052】上昇ピーク時における流動性運行制御は、
所定の目的階床への直行運転による交通の効率化を意図
するものであるので、当該階床を目的階床とする交通が
終了、またはほとんど終了した場合には、この直行運転
を迅速に終了する必要がある。従って、本発明において
採用されるアルゴリズムにおいては、システムは実際の
乗客カウント値と、予測値に不一致があることを検出し
た場合には、実際のカウント値に対する重み値を増大さ
せるか若しくは、実際のカウント値のみを使用する切り
替えを行う。
【0053】例えば、ある階床の全人口が125人であ
ったとし、この人口が過去数日間一定であったとする。 この場合、この階床に当日到着する乗客数は、前日と同
じであると予測することは、十分に妥当性があり、また
論理性がある。さらに、もう一つの例として、時間帯開
始後の最初の5分間でカウントされた、当該階床に到着
した人数が125人となっており、予測値がつぎの時間
帯において12人の乗客があることを示しているとする
。この点において、制御システムが、反対の情報または
不一致な情報を持っていることになる。
【0054】現在の階床人口を示す実データが使用され
るので、予測値は無視される。これは、当該階床に対す
る直行運転を停止させることで行われる。換言すれば、
予測された12人の乗客に高い優先度を与えずに、通常
の優先度または一人の乗客に与えられるのと同じ優先度
を与えることである。従って、この階床に対してはピー
ク時間帯における高い優先度の運行は行われず、通常の
時間帯の運行が行われることになる。これにより、他の
未だに上昇ピーク時間帯が終了していない階床への運行
効率を向上させることが可能となる。
【0055】上記の処理を、図4に即して説明すれば、
ステップ1においては、階床における階床人口が監視さ
れる。さらに、リアルタイム予測成分(Xr)が評価さ
れる。
【0056】ステップ2においては、リアルタイム成分
が当該階床を目的階床とする乗客の存在を示すと、ステ
ップ3において、履歴に基づく予測値(Xh)をリアル
タイム予測値(Xr)に組み合わせる標準の予測処理が
実行されて、最終予測値(X)が決定される。一方、ス
テップ2において当該階床を目的とする乗客が検出され
なかった場合には、ステップ4においてリアルタイム予
測値が、最終予測値とされる。
【0057】ステップ5においては、現在までに計算さ
れた階床人口が、履歴に基づく階床人口以上となってい
る場合には、上昇ピーク時間帯において当該階床を目的
階床とする全ての乗客が、すでに当該階床に到着してい
ることになり、この階床の乗客予測値(X)は、見かけ
値の1となる。この時には、ステップ7が実行される。 一方、ステップ5において、現在までに演算されている
人口が履歴に基づく人口に達していない場合には、サブ
ルーチンが完了され、ステップ7が実行される。ステッ
プ7において、全ての階床に関する処理を終了すると、
全ての階床の予測値(X)が、流動性運行制御ルーチン
に供給され、直行運転の制御が更新される。
【0058】本発明においては、リアルタイムのデータ
に基づく人口密度または分布データが使用されているの
で、本発明を完全に理解するために、このエレベータ装
置の特徴に関して説明が必要となろう。しかしながら、
この各階床の人口分布の検出方法は、本発明における必
須な要件ではなく、例えば退出客数、乗り込み客数のカ
ウント値をリアルタイムデータとして使用することが可
能である。
【0059】さらに、上昇ピーク時間帯の制御による運
行時に、到着乗客数及び目的階床を監視するとともに、
本発明のシステムは建物全体の人口密度を、上昇ピーク
時間帯に建物に入る人数をカウントすることで検出する
。最初の数日間(これは、エレベータ設置後の数日間で
あり、学習期間とされる。)システムは、上昇ピーク時
間帯に建物に入る人口をカウントし、学習する。通常の
ビジネス用ビルディングの場合、この上昇ピーク時間帯
は、出勤時間帯となる。
【0060】上昇ピーク時間帯が終了すると、システム
は好ましくは、当日に累算された全乗客数と当日以前に
収集された人口数と比較する。この比較結果に基づいて
、累算された乗客数が、収集された値に基づいて補正さ
れる。従って、当日のカウント値は、累算された値に対
して、所定限度の重みのみを持つことになる。
【0061】この方法は、累算値を大きく変化させる可
能性のある、特異日の影響を排除するものである。
【0062】この学習方法は、例えば人口密度が変動し
、変動した人口密度が10日間変動した値に固定されて
いた場合に、履歴データ中の人口密度成分が完全にこの
値に一致するように緩やかに変化するように構成されて
いる。換言すれば、学習された累算値に対して、各日の
人口データは10%の影響しか持たないことになる。 しかしながら、これを継続することにより、累算された
値を人口の変動に対応した普遍値とすることが可能とな
る。各階床の人口密度データの更新にも、これと同様の
手法が採用される。
【0063】上記のように、本発明によれば、上昇ピー
ク時間帯におけるエレベータの直通運転を含む運行制御
において、各階床の人口を各階床における乗降数をカウ
ントすることによって検出し、この各階床の人口値が実
際の人口値をもとに常時更新される。従って、上昇ピー
ク時間帯において使用する人口値は、実勢の各階床の人
口に即したものとなる。上昇ピーク時間帯が終了した後
に、テーブル形式で記憶された各階床毎の人口情報分布
が、少なくとも過去数日間の履歴データを用いて指数関
数平滑法を用いて更新される。また、各階床の合計人口
数は、建物の全人口数と一致するものであるから、更新
された人口値の合計を、建物の全人口と比較することに
より、更新データの正確さをチェックすることが出来る
【0064】上記により得られた履歴に基づく階床人口
は、ADSSのマイクロコンピュータ113のハードデ
ィスクに記録され、本発明による上昇ピーク時間帯の運
行制御における時間帯シフトの補償等の他のシステムの
制御動作で使用される。
【0065】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、従来の
問題点を解消して、時間帯のシフトによって生じる予測
値の誤差を補償して、予測値と現実の交通状況との偏差
を最小とすることが出来る。また、本発明によれば、設
置された建築物における階床毎の人口密度等の要素を加
味することにより時間帯シフトが発生した場合において
予測値を信頼性のあるものとすることの出来る技術を提
供することが出来る。
【0066】また、本発明によれば、特定の時間帯の開
始及び終了をその交通量の実際の変動に即応して正確に
検出できるので、当該時間帯に対して設定された制御の
開始及び終了タイミングを正確に実勢に一致させること
が可能となる。
【0067】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
るものではなく、特許請求の範囲に規定された本発明の
要旨を逸脱しない範囲における、種々の変更、構成の一
部の追加または排除を包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施例によるエレベータの予測制
御を適用するエレベータの群管理制御装置の概略を示す
ブロック図である。
【図2】交通量変動の予測値に対して、実際の交通量変
動が遅れ側にシフトした状態を示す図である。
【図3】交通量変動のピーク予測値に対して、実際のピ
ーク交通量が予測値よりも早く終息する状態を示す図で
ある。
【図4】本発明の好適実施例による上昇ピーク時間帯の
制御の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
101  動作制御サブシステム 102,103  環状通信網 111  ドア制御サブシステム 112  移動制御サブシステム 113  運行管理システム

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数階床に運行される複数のコンピュ
    ータによって制御されたかごを有し、各かごが、リアル
    タイム成分と履歴成分の二つの予想値成分の組み合わせ
    により得られる予測値に基づいてピーク時間帯における
    特定階床への運行が割り当てられるように構成するとと
    もに、前記の予測値に基づいて決定されるピーク時間帯
    の開始時間及び終了時間に関連して開始、終了される所
    定の制御パターン動作を行うようにしたエレベータの運
    行制御装置において、(a)  少なくとも前記予測値
    に基づいてピーク時間帯における前記所定の制御パター
    ンによる制御動作を行うべき時間であると判定される時
    間範囲において、実際に交通状況を監視し、(b)  
    この時間範囲のいずれかの時点において実際の交通状況
    が、前記所定の制御パターンによる運行階床の割当が実
    際の交通状況と異なることを示した場合に、前記所定の
    制御パターンによる制御を中止するように構成して、実
    際の交通状況が前記所定の制御パターンと一致する場合
    のみに、前記所定制御パターンによる制御動作を実行す
    るようにしたことを特徴とするピーク時間帯のエレベー
    タの予測制御における交通状況時間帯のシフトを補償す
    る方法。
  2. 【請求項2】  前記実際の交通状況データによりピー
    ク時間帯の開始が検出されるまで、前記所定制御パター
    ンによる制御を開始しないようにした請求項1の方法。
  3. 【請求項3】  予測値のリアルタイム成分と履歴成分
    を監視し、前記実際の交通状況データによりピーク時間
    帯の開始が検出され、前記所定制御パターンによる制御
    が開始されるまで、前記履歴成分が制御に使用されない
    ようにした請求項2の方法。
  4. 【請求項4】  履歴データに基づいて前記予測値がピ
    ーク時間帯の所定の制御パターンによる制御が必要であ
    ることを示している間、前記所定制御パターンによる制
    御を継続する請求項1の方法。
  5. 【請求項5】  前記ピーク時間帯において使用される
    前記所定制御パターンが、経時的に変化する交通量動向
    に応じて運行の割当を変化させる流動性制御であり、各
    階床毎の人口を予め設定されたデータとして持ち、ピー
    ク時間帯における各階床の乗降量と前記対応階床の人口
    データを比較して、予測されるピーク時間帯の残りの時
    間内に当該階床を目的階床とする残り乗客数を示す値を
    発生し、当該階床に関する前記予測値が前記の残り乗客
    数と示す値と反する場合に、この残り乗客数を示す値に
    反する予測値によって示された流動性制御を実行すべき
    ことを示す情報を無視するようにした請求項1の方法。
  6. 【請求項6】  前記ピーク時の所定制御パターンによ
    る制御が、上昇ピーク時における特定階床への流動性の
    直通運転パターンである請求項5の方法。
  7. 【請求項7】  前記ピーク時の所定制御パターンによ
    る制御が、上昇ピーク時における特定階床への流動性の
    直通運転パターンである請求項1の方法。
  8. 【請求項8】  複数階床に運行される複数のコンピュ
    ータによって制御されたかごを有し、各かごが、リアル
    タイム成分と履歴成分の二つの予想値成分の組み合わせ
    により得られる予測値に基づいてピーク時間帯における
    特定階床への運行が割り当てられるように構成するとと
    もに、前記の予測値に基づいて決定されるピーク時間帯
    の開始時間及び終了時間に関連して開始、終了される所
    定の制御パターン動作を行うようにしたエレベータの運
    行制御装置において、前記運行制御装置は、信号処理装
    置を含んでおり、該信号処理装置が、(a)  少なく
    とも前記予測値に基づいてピーク時間帯のおける前記所
    定の制御パターンによる制御動作を行うべき時間である
    と判定される時間範囲において、実際に交通状況を監視
    し、(b)  この時間範囲のいずれかの時点において
    実際の交通状況が、前記所定の制御パターンによる運行
    階床の割当が実際の交通状況と異なることを示した場合
    に、前記所定の制御パターンによる制御を中止するよう
    に構成して、実際の交通状況が前記所定の制御パターン
    と一致する場合のみに、前記所定制御パターンによる制
    御動作を実行するようにしたことを特徴とするピーク時
    間帯のエレベータの予測制御における交通状況時間帯の
    シフトを補償するエレベータの制御装置。
  9. 【請求項9】  前記信号処理装置は、前記実際の交通
    状況データによりピーク時間帯の開始が検出されるまで
    、前記所定制御パターンによる制御を開始しないように
    する請求項8の装置。
  10. 【請求項10】  前記信号処理装置は、予測値のリア
    ルタイム成分と履歴成分を監視し、前記実際の交通状況
    データによりピーク時間帯の開始が検出され、前記所定
    制御パターンによる制御が開始されるまで、前記履歴成
    分が制御に使用されないようにした請求項9の装置。
  11. 【請求項11】  前記信号処理装置は、履歴データに
    基づいて前記予測値がピーク時間帯の所定の制御パター
    ンによる制御が必要であることを示している間、前記所
    定制御パターンによる制御を継続する請求項8の方法。
  12. 【請求項12】  前記ピーク時間帯において使用され
    る前記所定制御パターンが、経時的に変化する交通量動
    向に応じて運行の割当を変化させる流動性制御であり、
    前記信号処理装置は、各階床毎の人口を予め設定された
    データとして持ち、ピーク時間帯における各階床の乗降
    量と前記対応階床の人口データを比較して、予測される
    ピーク時間帯の残りの時間内に当該階床を目的階床とす
    る残り乗客数を示す値を発生し、当該階床に関する前記
    予測値が前記の残り乗客数と示す値と反する場合に、こ
    の残り乗客数を示す値に反する予測値によって示された
    流動性制御を実行すべきことを示す情報を無視するよう
    にした請求項8の装置。
  13. 【請求項13】  前記信号処理装置による、前記ピー
    ク時の所定制御パターンによる制御が、上昇ピーク時に
    おける特定階床への流動性の直通運転パターンである請
    求項12の装置。
  14. 【請求項14】  前記信号処理装置による、前記ピー
    ク時の所定制御パターンによる制御が、上昇ピーク時に
    おける特定階床への流動性の直通運転パターンである請
    求項8の装置。
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