JPH0424580Y2 - - Google Patents

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JPH0424580Y2
JPH0424580Y2 JP18634987U JP18634987U JPH0424580Y2 JP H0424580 Y2 JPH0424580 Y2 JP H0424580Y2 JP 18634987 U JP18634987 U JP 18634987U JP 18634987 U JP18634987 U JP 18634987U JP H0424580 Y2 JPH0424580 Y2 JP H0424580Y2
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contact
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は押釦スイツチに係り、特にステムの上
下動によつて可動接点を固定接点に対して離接さ
せて接点の断続を行なう押釦スイツチに関する。
〔従来の技術〕
この種の押釦スイツチは、例えば実開昭60−
53127号記載のものがある。この押釦スイツチは
上ケースと下ケースとを組立てて箱状にされ、そ
の内部にはステムが上下動自在で、かつ上端を上
ケース外に突出して設けられている。このステム
は上方へ付勢され、ステムの下端は下方に設けら
れた接点部を動作する。この接点部は下ケースに
設けられた凹部に備えられており、接点部は下ケ
ースの凹部に露出された固定接点と、ドーム状の
可動接点と、この可動接点及び凹部を覆うように
下ケース底面に載置された保護シートとにより構
成されている。
このように構成された従来の押釦スイツチの動
作は次のとおりである。
ステムを付勢力に抗して下方へ押圧すると、ス
テムは下動してステムの下端が保護シートに当接
し、更に可動接点の最上部に当接する。そして、
更にステムが下動されると可動接点の中央部が下
方へ反転して固定接点に当接して接点の接続が行
なわれる。一方、ステムの押圧力を解除すると、
ステムは付勢力によつて上動されて可動接点への
押圧力もなくなるので、可動接点は自からの弾性
力で元のドーム形状に戻り、固定接点と離なれて
接点の切断が行なわれる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、従来の押釦スイツチにあつては、接
点の断続を確実にするために、両接点の接触部分
に塵埃が入り込まないように防塵構造を取つてい
た。この防塵構造は、接点部分を上ケースと下ケ
ースとによつて組立てられた箱体内に収容した
り、また、防塵シートを設けていた。しかしなが
ら、前者ではステムを突出させる開口を必要とす
るため、ステムと開口端との隙間から塵埃が侵入
し、また、ステムの上下動作によつて発生する塵
埃は防ぎようがなかつた。また、後者では、防塵
シートである程度は防げるものの、万一防塵シー
ト内に侵入した場合には、塵埃は凹部内の接点接
触部分に到達してしまい、接点の断続を正確に行
なえない等の問題点があつた。
そこで、本考案は上記した従来技術の問題点に
鑑み、これを解消すべくなされたもので、その目
的は、接点部分の防塵を確実にして接点の断続を
正確にでき、またケースの防塵性を必要としない
押釦スイツチを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記した目的を達成するために、本考案は、ス
テムの上下動によつて可動接点を固定接点に対し
て離接させて接点の断続を行なうようにした押釦
スイツチにおいて、前記固定接点をケースの凹部
底面に露出して設け、この凹部底面には環状突起
を設け、この環状突起に導電ゴムから成る可動接
点を載置し、この可動接点及び凹部を覆う可撓性
シートを設けた構成にしてある。
〔作用〕
上記手段によれば、環状突起に可動接点を載置
して可撓性シートで覆つているため、可動接点が
環状突起に密着されて接点部分を密閉しているこ
とになり、塵埃が侵入できない。また、接点部分
を環状突起が囲んでいるので、万一塵埃が凹部に
侵入しても環状突起を越えられず接点部分に侵入
できない。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は本考案に係る押釦スイツチの縦断面
図、第2図は第1図の接点接続状態を示す縦断面
図、第3図は押釦スイツチの分解斜視図である。
これらの図において、1は合成樹脂製のケース
で、このケース1は固定接点端子2,2がモール
ド成形された板状の基部3と、基部3上に対向し
て突設された1対の支持壁4,4とを有してい
る。この基部3の上面中央部には凹部5が形成さ
れ、この凹部5の底面に固定接点端子2の一端に
設けられた固定接点6が露出され、また凹部5の
底面には固定接点6を囲むように環状突起7が基
部3と一体成形されている。この固定接点端子2
は基部3の側面から突出されて下方に垂設されて
いる。また、凹部5内には導電性ゴムから成る円
板状の可動接点8が環状突起7上に載置されてい
る。この可動接点8は環状突起7が固定接点6よ
り高く形成されているため、通常下方に配置され
た固定接点6,6と離されている。また、この可
動接点8を覆うようにポリエステルから成る可撓
性シート9が基部3上に配設され、可動接点8を
環状突起7に密着させている。この可撓性シート
9は長方形で、1対のガイド片10,10と固定
用孔11,11が穿設された突片12,12とが
形成され、この固定用孔11に基部3上に突設さ
れた突起13を嵌めるとともにガイド片10を支
持壁4の内面に上下方向に形成されたガイド溝1
4に嵌めて装着される。この支持壁4には、基部
3の対角線方向の位置に、支持壁4の上面からガ
イド穴15が形成され、また、外面には係止用突
部16が形成されている。また、支持壁4の上面
には、凹段部17が形成され、この凹段部17に
は小突起18が突設されている。
19はステンレス製の板バネで、この板バネ1
9は中央部20と側部21,21が一体に形成さ
れ、この側部21を折り曲げ形成して中央部20
を弧状に突出させ、中央部20の最上部を押圧す
ると下方に屈曲し、押圧力を解除すると元に戻る
ようになつている。この中央部20の中央には下
方に突出した突起22が形成され、また、側部2
1,21の外側縁中央には支持壁4のガイド溝1
4に嵌め込まれるガイド片23が形成されてい
る。この板バネ19は可撓性シート9上に載置さ
れている。
24はバネガイドで、このバネガイド24は支
持板25に筒体26が設けられており、この支持
板25に穿設された位置決め用孔27を支持壁4
の突起18に嵌め込み取り付けられる。この筒体
26にはコイルバネ28が挿入され、このコイル
バネ28の下端が板バネ19の突起22部分に当
接され、上端がステム29の内底面に当接されて
いる。
このステム29は金属板をプレス加工して形成
されており、長方形状の平面部30の中央部には
コイルバネ28の上端を受ける突起31が下方に
突設され、また、対向する角部付近には絞り加工
により形成されたガイド筒32が1対下方に突設
されている。このガイド筒32は支持壁4のガイ
ド穴15に挿入される。また、ステム29の平板
部30の1組の縁辺部には抜け止め用爪33が折
り曲げ形成され、この抜け止め用爪33が支持壁
4の係止用突部16に係止されて抜け止めしてい
る。尚、34は平板部30の他の1組の縁辺部に
折り曲げ形成されたカバーである。
前記の如く構成された実施例の動作は、次のと
おりである。
第1図は非押圧状態を示し、ステム29はコイ
ルバネ28によつて上方に付勢され抜け止め用爪
33が支持壁4の係止用突部16に係止されて抜
け止めされている。この状態にあつては、コイル
バネ28の下端が板バネ19に当接しているが、
このコイルバネ28下端に生じているバネ力は板
バネ19を下方に屈曲させるほど大きくはない。
したがつて、可動接点8は固定接点6,6と離れ
ている。
この第1図の状態からステム29を押圧し、ス
テム29を下方へ移動すると、ステム29は支持
壁4のガイド穴15に沿つてガイド筒32が摺動
してガイドされる。そして、ステム29が下動す
ると、コイルバネ28の上端が押されてコイルバ
ネ28はしだいに縮められて下端に生じるバネ力
が増大していく。このバネ力が増大すると、板バ
ネ19の中央部20を下方に反転させることにな
り、この反転により中央部20の突起22が可撓
性シート9を押し下げ、更に可動接点8の中央部
を押圧する。すると、第2図のように、可動接点
8は中央部が下方に撓わみ固定接点6,6に接触
され、接点の接続が行なわれる。
一方、ステム29への押圧力を解除すると、ス
テム29はコイルバネ28の付勢力によつて上方
へ移動される。すると、コイルバネ28に蓄勢さ
れていたバネ力は弱まり板バネ19の復帰力の方
が強くなつて板バネ19は第1図のように元に戻
る。そして、可動接点8も自らの弾性力により元
の戻り固定接点6,6から離れて接点の切断が行
なわれる。なお、ステム29は抜け止め用爪33
が係止用突部16に係止して止まる。
次に、前記の如く構成された実施例の組立方法
は、次のとおりである。
ケース1の凹部5に可動接点8を入れ、可撓性
シート9を支持壁4のガイド溝14に突片10を
嵌めて被せ、固定用孔11を突起13に嵌込み突
起13を溶着する。そして、板バネ19をガイド
溝14に突片23を嵌めて押し下げ、可撓性シー
ト9上に載置する。そして、バネガイド24を支
持壁4の凹段部17に載置して突起18に孔27
を嵌め込み溶着する。このバネガイド24の筒体
26にコイルバネ28を挿通し、さらにステム2
9を装着する。ステム29はガイド筒32を支持
壁4のガイド穴15に挿入し、さらに抜け止め用
爪33を支持壁4の係止用突部16に係合して抜
け止めされる。
このように構成された上記実施例にあつては、
環状突起7によつて可動接点8が支持され、かつ
可動接点8は可撓性シート9によつて環状突起7
に圧接されているので、接点部分は密閉され塵埃
が入り込む余地がなく、接続不良等の誤動作が生
じる暮れ虞れがない。また、環状突起7が接点部
分を囲んでいるので、凹部5内に塵埃が入つても
環状突起7を乗り越えられず防塵効果が高い。
また、ステム29を金属により構成し、ステム
29のガイド筒32を絞り加工により形成したの
で、組立工程を省略できコストダウンを図れ、ま
た、ガイド筒32等の加工精度が高まり、ガタつ
きを防止できる。また、部品をフープ状にした
り、プレス加工部品で構成して成形部品をさける
ことにより、組立速度の向上が行なえる。更に、
部品加工と組立加工の直結化、並びに部品の輸
送、在庫管理の合理化を図れるようになる。
更に、可動接点8は導電ゴムから成るので、ス
イツチ素子を安価にでき、かつ、可動接点8は固
定接点6に対して面接触となるので、塵埃に対し
て強く確実に接続できる。
このように上記実施例にあつては、防塵が確実
であるため、従来の如く上ケース、下ケースとに
よる防塵構造を必要としなくなり、上ケースが不
要になるので、薄型でかつ低コストにできる。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案は、固定接点をケ
ースの凹部底面に露出して設け、この凹部底面に
は環状突起を設け、この環状突起に導電ゴムから
成る可動接点を載置し、この可動接点及び凹部を
覆う可撓性シートをケース上に設けたため、接点
部分は可動接点と環状突起によつて密閉されてい
るので塵埃が入り込む虞れがない。また、環状突
起が接点部分を囲んでいるので、万一凹部内に塵
埃が入り込んだとしても塵埃は環状突起を乗り込
えられず、更に防塵性が高まる。したがつて、長
期にわたつて確実な接点動作を維持することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る押釦スイツチの一実施例
を示す縦断面図、第2図は同じく接点接続状態を
示す縦断面図、第3図は同じく分解斜視図であ
る。 1……ケース、5……凹部、6……固定接点、
7……環状突起、8……可動接点、9……可撓性
シート、29……ステム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ステムの上下動によつて可動接点を固定接点に
    対して離接させて接点の断続を行なうようにした
    押釦スイツチにおいて、前記固定接点をケースの
    凹部底面に露出して設け、この凹部底面には環状
    突起を設け、この環状突起に導電ゴムから成る可
    動接点を載置し、この可動接点及び凹部を覆う可
    撓性シートを設けたことを特徴とする押釦スイツ
    チ。
JP18634987U 1987-12-09 1987-12-09 Expired JPH0424580Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP18634987U JPH0424580Y2 (ja) 1987-12-09 1987-12-09

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JP18634987U JPH0424580Y2 (ja) 1987-12-09 1987-12-09

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JPH0192040U JPH0192040U (ja) 1989-06-16
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005124806A1 (ja) * 2004-06-22 2005-12-29 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha スイッチ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005124806A1 (ja) * 2004-06-22 2005-12-29 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha スイッチ装置
US7763819B2 (en) 2004-06-22 2010-07-27 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Switch device

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