JPH04245108A - 誘電体用のポリプロピレン系樹脂フィルム及び該フィルムを利用したコンデンサ用金属蒸着フィルム - Google Patents

誘電体用のポリプロピレン系樹脂フィルム及び該フィルムを利用したコンデンサ用金属蒸着フィルム

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JPH04245108A
JPH04245108A JP3031930A JP3193091A JPH04245108A JP H04245108 A JPH04245108 A JP H04245108A JP 3031930 A JP3031930 A JP 3031930A JP 3193091 A JP3193091 A JP 3193091A JP H04245108 A JPH04245108 A JP H04245108A
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resin film
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茂樹 松村
Katsuhiko Morimoto
克彦 森本
Akimitsu Matsui
章光 松井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンデンサ用金属蒸着
フィルムを得る際に誘電体として利用されるポリプロピ
レン系樹脂フィルム、及び、該ポリプロピレン系樹脂フ
ィルムを利用することによって得られるコンデンサ用金
属蒸着フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリプロピレン系樹脂フィルムは、機械
的及び電気的諸特性に対して優れた性質を有することに
より、コンデンサを製造する際の誘電体として広く利用
されている。
【0003】ポリプロピレン系樹脂フィルムを誘電体と
するコンデンサは、例えば、ポリプロピレン系樹脂フィ
ルムとアルミニウム箔とを巻き合わせたり、あるいは、
ポリプロピレン系樹脂フィルムに対してアルミニウムや
亜鉛等による金属を蒸着して得られる金属蒸着フィルム
を巻き合わせる等して形成されており、その製造に際し
ては、例えば、ポリプロピレン系樹脂フィルムや金属蒸
着フィルムを小幅にスリットする工程や素子巻き工程等
のために、多数回の巻き取り及び巻き戻し工程が必要と
されている。
【0004】これに対して、近年、コンデンサの製造に
利用される各種の機械、例えば、金属蒸着機,小幅裁断
機,素子巻き機等は、高生産性に対処し得るように高速
化されており、また、生産されるコンデンサは、その小
型化に対処し得るように、薄手のポリプロピレン系樹脂
フィルムが誘電体として利用されるようになっている。
【0005】特に、作業特性において問題のある厚さ1
5μ以下というような薄手のポリプロピレン系樹脂フィ
ルムや該フィルムに対して金属蒸着層を形成した金属蒸
着フィルムの巻き取り及び巻き戻し工程では、ポリプロ
ピレン系樹脂フィルムや金属蒸着フィルムに蛇行や皺等
が発生し易く、小巻ロールの断面やコンデンサ素子の端
面にズレが発生し易く、これらのことが金属蒸着フィル
ム及びこれを利用したコンデンサの生産速度を低下させ
る要因になっている。
【0006】このため、薄手のポリプロピレン系樹脂フ
ィルムによる誘電体として、例えば、表面の粗面化がな
されているものや、微弱なコロナ放電処理等がなされて
いるもの等の高速巻き取り適性を有するポリプロピレン
系樹脂フィルムが知られている。
【0007】他方において、一般の包装用に利用される
ポリプロピレン系樹脂フィルムにおいては、各種の有機
質あるいは無機質の微粒子を含有させることによってフ
ィルムの滑り性の改良を計ることが、極く通常の技術手
段として広範囲に利用されているが、有機質あるいは無
機質の微粒子が含有されているポリプロピレン系樹脂フ
ィルムは、ポリプロピレン系樹脂フィルムの延伸過程で
樹脂と有機質あるいは無機質微粒子との間にミクロなボ
イドが発生すること、添加される微粒子そのものが導電
性の金属化合物からなる場合があること、微粒子中に金
属,金属化合物,塩素化合物等が含有される場合がある
こと等によって、コンデンサの誘電体としての用途に供
されるポリプロピレン系樹脂フィルムに対しては、一般
の包装用ポリプロピレン系樹脂フィルムの滑り性の改良
手段として利用されている各種の有機質あるいは無機質
の微粒子を含有させる技術については、全く考慮される
ことがなかった。
【0008】なお、フィルムの走行特性をシリコーン樹
脂微粉末の添加によって改良する方法は、例えば、特開
昭62−233248号公報,特開昭62−25930
4号公報,特開平2−41344号公報等に説明されて
いる。
【0009】すなわち、特開昭62−233248号公
報には、プロピレン系重合体を主成分とする基材層と、
該基材層の少なくとも片面に積層されている被覆樹脂層
とからなる2軸延伸フィルムにおいて、被覆樹脂層が、
シリコーン樹脂微粉末を含有するプロピレン−エチレン
−ブテン・1共重合体によって形成されている積層フィ
ルムが説明されているが、この積層フィルムは、高速自
動包装適性を得ることを目的とするものであって、本願
発明で利用される特別の規定を具備するシリコーン樹脂
微粉末については、特開昭62−233248号公報中
には何ら言及されていない。
【0010】また、特開昭62−259304号公報に
は、シリコーン樹脂微粉末を含有するポリエステル樹脂
フィルムからなるコンデンサ誘電体用のフィルムが説明
されているが、このフィルムは、単層のポリエステル樹
脂フィルム中にシリコーン樹脂微粉末が含有されている
ものであることから、樹脂フィルムの本来の特性が損な
われ易く、しかも、コンデンサ誘電体としての用途に供
されるフィルムに必要とされる電気的特性が悪化する。 また、本願発明で利用されるような特別の規定を具備す
るシリコーン樹脂微粉末については、特開昭62−25
9304号公報には何ら説明されていない。
【0011】さらに、特開平2−41344号公報に記
載されている積層フィルムは、プロピレン系重合体にシ
リコーン樹脂微粉末とヒドロキシ脂肪酸グリセリドとが
配合されている樹脂組成物による樹脂層を具備するもの
であるが、この積層フィルムは包装材として利用される
フィルムとして説明されており、本願発明で利用される
特別の規定を具備するシリコーン樹脂微粉末については
、特開平2−41344号公報中には何ら言及されてい
ない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述のコンデンサの誘
電体としての用途に供される従来のポリプロピレン系樹
脂フィルムにおいて、凹凸による表面の粗面化によって
滑り性の改良がなされるものについては、表面近くの結
晶変態を利用して粗面化させているものに限られており
、延伸によって形成されるフィブリル化した網目状また
は独立した円状の凹凸による粗面化が利用されている。
【0013】このポリプロピレン系樹脂フィルムの粗面
化は、溶融した樹脂が結晶化する際の温度勾配等を利用
し、結晶の生成をコントロールすることによってなされ
ているものであるため、ポリプロピレン系樹脂そのもの
の性質や微妙な温度変化によって結晶の生成や成長が変
化する。したがって、形成される粗面化が不安定であり
、高速走行や高速巻き取りに十分に対応し得る滑り性を
得ることができなく、しかも、フィルムの粗面化の際に
結晶化時間が関係するものであることから、フィルムの
製造の高速化にも自ら限界がある。
【0014】さらに、前述の粗面化ポリプロピレン系樹
脂フィルムは、粗面化が原反に生成している結晶変態に
伴う凹凸によるものであるため、フィルムの凹部におけ
る実厚みが小さくなり、絶縁耐性が低下すると共にコン
デンサの容量変化が大きくなる等の欠点を有する。
【0015】またもう一方の微弱なコロナ放電処理等に
よって高速巻き取り適性を付与させたポリプロピレン系
樹脂フィルムは、フィルムの表面に電荷を付与すること
によって巻きずれを防止させるものであって、微弱な処
理のコントロールが難しいという欠点を有する。
【0016】なお、コロナ放電処理等による十分な電荷
の付与によってポリプロピレン系樹脂フィルムに良好な
高速走行適性を具備させることは、フィルムにブロッキ
ングが発生し易くなるというマイナス面に繋る。
【0017】これに対して本発明は、誘電体用のポリプ
ロピレン系樹脂フィルムの分野においては従来全く考慮
されることのなかった無機質あるいは有機質微粒子を添
加することによって、厚さ15μ以下というような薄手
のポリプロピレン系樹脂フィルムに高速走行適性を付与
するものであり、ポリプロピレン系樹脂フィルムや金属
蒸着フィルムの巻き取り及び巻き戻し工程で、蛇行や皺
等の発生がなく、また、小巻ロールの断面やコンデンサ
素子の端面にズレが発生するようなことがなく、コンデ
ンサの高速生産に十分に対応し得る安定した滑り性を具
備する誘電体用のポリプロピレン系樹脂フィルム、及び
、該フィルムを利用したコンデンサ用金属蒸着フィルム
を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本第1の発明は、誘電体
としての用途に供されるポリプロピレン系樹脂フィルム
からなるもので、ポリプロピレン系樹脂フィルムによる
基材層と、該基材層の少なくとも片面に形成されている
被覆樹脂層とによる積層構成からなり、基材層と該基材
層に積層されている被覆樹脂層との合計の厚さが15μ
以下の薄手のフィルムからなる。
【0019】前記本第1の発明のポリプロピレン系樹脂
フィルムにおける被覆樹脂層は、ポリプロピレン系樹脂
100重量部に対して、金属と金属含有化合物との合計
の含有量と塩素の含有量とが共に100ppm 以下で
、かつ、平均粒径が0.1〜5.0μの真球状のシリコ
ーン樹脂微粉末または二酸化珪素微粉末を、0.05〜
2.0重量部の割合で含有する樹脂組成物により、被覆
樹脂層の合計の厚さがポリプロピレン系樹脂フィルムか
らなる基材層の厚さの42%以下の厚さとなるようにし
て形成されている。
【0020】また、本第2の発明のコンデンサ用金属蒸
着フィルムは、前述の本第1の発明のポリプロピレン系
樹脂フィルムの少なくとも片面に対して金属蒸着層が形
成されている金属蒸着フィルムからなる。
【0021】前記構成からなる本発明の誘電体用のポリ
プロピレン系樹脂フィルムにおいて、基材層や被覆樹脂
層に利用されるポリプロピレン系樹脂は、ポリプロピレ
ンホモポリマー,α・オレフィンとポリプロピレンとの
共重合体、さらにはこれらの混合樹脂等であり、基材層
の樹脂と被覆樹脂層の樹脂とは、同一のものであっても
あるいは異別のものであっても良い。
【0022】被覆樹脂層中に添加されるシリコーン樹脂
微粉末または二酸化珪素微粉末は、平均粒径が0.1〜
5.0μの真球状のものである。
【0023】真球状のシリコーン樹脂微粉末は、シロキ
サン結合を骨格とする三次元の重合体からなるもので、
加水分解性シランを加水分解して得られた生成物を縮合
反応させ、シロキサン結合を形成させながら微粒子に成
長させることによって得られる。また、真球状の二酸化
珪素微粉末は、真球状のシリコーン樹脂微粉末をそのま
ま空気中で200〜800℃で2〜10時間かけて焼成
することによって得られる。
【0024】なお、前述の被覆樹脂層中に添加されるシ
リコーン樹脂微粉末や二酸化珪素微粉末には、金属と金
属含有化合物との合計の含有量が100ppm以下、塩
素の含有量が100ppm 以下のものが利用される。
【0025】すなわち、本発明の被覆樹脂層中に利用さ
れるシリコーン樹脂微粉末や二酸化珪素微粉末は、例え
ば、シロキサンの重合に際して金属系の触媒が利用され
ていないものを使用する等の特別の選択がなされる必要
があり、従来の一般の包装用ポリプロピレン系樹脂フィ
ルムの添加剤として汎用されている二酸化珪素微粉末を
そのまま利用することはできない。
【0026】被覆樹脂層中に添加されるシリコーン樹脂
微粉末や二酸化珪素微粉末は、その平均粒径が0.1μ
未満のものになると、これらの微粉末の添加によって得
られる被覆樹脂層の滑り特性の向上が十分ではなく、ま
た、平均粒径が5μを超えるようになると、被覆樹脂層
の表面部分に存在する微粉末による凸部がフィルムを傷
付けたり、あるいは、巻き取り状態にあるフィルムの他
面を微粉末が型押ししたりする等の弊害に繋るため、平
均粒径が0.1〜5μ、好ましくは、0.5〜2.5μ
のものが利用される。
【0027】さらに、被覆樹脂層中のシリコーン樹脂微
粉末と二酸化珪素微粉末との合計量が、被覆樹脂層にお
けるポリプロピレン系樹脂100重量部に対して0.0
5重量部未満の場合には、被覆樹脂層の滑り特性の向上
が十分ではなく、また、2.0重量部を超えると、得ら
れるポリプロピレン系樹脂フィルムの電気的特性が悪化
する。したがって、被覆樹脂層中のシリコーン樹脂微粉
末と二酸化珪素微粉末とは、ポリプロピレン系樹脂10
0重量部に対してこれらの微粉末の合計量が0.05〜
2.0重量部、好ましくは、0.1〜1.0重量部の範
囲内で利用される。
【0028】前記真球状のシリコーン樹脂微粉末または
二酸化珪素微粉末を含有するポリプロピレン系樹脂層か
らなる被覆樹脂層においては、ポリプロピレン系樹脂フ
ィルムの延伸に伴うポリプロピレン系樹脂と微粉末との
間のボイドの生成を皆無にすることができないため、被
覆樹脂層の厚さをできるだけ薄くする方が好ましいが、
該被覆樹脂層の厚さが0.3μ未満になると、均質な被
覆樹脂層が得られなくなる。また、シリコーン樹脂微粉
末または二酸化珪素微粉末を含有するポリプロピレン系
樹脂層からなる被覆樹脂層の厚さが、基材層をなすポリ
プロピレン系樹脂フィルムの厚さの42%を超えるよう
になると、得られるポリプロピレン系樹脂フィルムの絶
縁耐性が低下する。したがって、被覆樹脂層の合計の厚
さが基材層をなすポリプロピレン系樹脂フィルムの厚さ
の42%以下で、しかも、基材層の片側の被覆樹脂層が
0.3μ以上の厚さとなるようにして形成されている。
【0029】シリコーン樹脂微粉末または二酸化珪素微
粉末を含有する被覆樹脂層の形成に利用されるポリプロ
ピレン系樹脂と微粉末との組成物の調整は、例えば、ポ
リプロピレン系樹脂に対して高濃度の微粉末を含有する
マスターバッチを添加し、これをペレット化する方法、
あるいは、所定の含有量のシリコーン樹脂微粉末や二酸
化珪素微粉末を含有するポリプロピレン系樹脂をペレッ
ト化する方法等によって行なわれる。
【0030】基材層をなすポリプロピレン系樹脂フィル
ムと被覆樹脂層との積層は、両者の共押出し成形、ある
いは、1軸方向に延伸されているポリプロピレン系樹脂
フィルムに対して被覆樹脂層を押出し積層する等によっ
てなされる。
【0031】基材層をなすポリプロピレン系樹脂フィル
ムの延伸処理は、縦方向に対して120〜160℃で4
〜7倍、横方向に対して140〜170℃で7〜12倍
程度になされ、続いて、140〜170℃で横方向に5
〜15%程度の弛緩熱処理が行なわれる。なお、この延
伸処理は、通常の延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムを
得る場合と同様の方法ある。
【0032】なお、本発明の誘電体用のポリプロピレン
系樹脂フィルムには、該フィルムへの金属蒸着層の形成
に先立って、金属蒸着層の形成予定面をコロナ放電処理
等の接着性改良処理に付しておくことが好ましい。
【0033】以上の通りの構成からなる本発明の誘電体
用のポリプロピレン系樹脂フィルムは、従来の誘電体用
のポリプロピレン系樹脂フィルムにおける滑り特性の改
良手段、すなわち、原反に生成している結晶変態に伴う
凹凸による粗面化や、例えば微弱なコロナ放電処理等に
よってフィルムの表面に電荷を付与する手段等との併用
によって、滑り特性においてさらに優れた作用が奏する
フィルムになる。
【0034】
【実施例】以下、本発明の誘電体用のポリプロピレン系
樹脂フィルム及び該フィルムを利用したコンデンサ用金
属蒸着フィルムの具体的な構成を製造実施例を以って説
明する。
【0035】実施例1 酸化防止剤が配合されているアイソタクチックポリプロ
ピレンホモポリマー(MFR1.8g/10分)による
基材層用の配合組成物と、アイソタクチックポリプロピ
レンホモポリマー(MFR1.8g/10分)100重
量部と平均粒径が2.0μの真球状のシリコーン樹脂微
粉末(金属と金属含有化合物との合計の含有量:56p
pm ,塩素の含有量:22ppm )0.3重量部と
による被覆樹脂層用の配合組成物とを利用し、これらの
配合組成物をそれぞれ別々の押出し機で押出し、共押し
出し用のTダイで一体化した後、40℃のキャストロー
ルで成形することにより、厚さ20μの被覆樹脂層用樹
脂層が厚さ200μの基材層用樹脂層の上,下にそれぞ
れ積層されている240μの3層構造の原反を得た。
【0036】得られた原反をロール延伸法によって12
5℃で縦方向に5倍に延伸し、続いて、テンター延伸法
によって160℃で横方向に10倍に延伸し、さらに、
165℃で7%の収縮を与える熱処理を行なった後に、
フィルムの片面にコロナ放電処理を施すことにより、厚
さ0.5μの被覆樹脂層が厚さ4μのポリプロピレン系
樹脂フィルムからなる基材層の上,下両面にそれぞれ積
層されている5.0μの3層構造の誘電体用のポリプロ
ピレン系樹脂フィルム[a]を得た。
【0037】なお、ポリプロピレン系樹脂フィルム[a
]のコロナ放電処理面(金属化予定面)の濡れ張力は3
8dyne/cm である。
【0038】実施例2 実施例1の平均粒径が2.0μの真球状のシリコーン樹
脂微粉末0.3重量部の代わりに、平均粒径が0.8μ
の真球状のシリコーン樹脂微粉末(金属と金属含有化合
物との合計の含有量:48ppm ,塩素の含有量:2
8ppm )0.5重量部を利用し、以下実施例1の対
応する手順と同一の処方により、3層構造の誘電体用の
ポリプロピレン系樹脂フィルム[b]を得た。
【0039】実施例3 実施例1の平均粒径が2.0μの真球状のシリコーン樹
脂微粉末0.3重量部の代わりに、平均粒径が4.5μ
の真球状のシリコーン樹脂微粉末(金属と金属含有化合
物との合計の含有量:63ppm ,塩素の含有量:3
4ppm )0.2重量部を利用し、以下実施例1の対
応する手順と同一の処方により、3層構造の誘電体用の
ポリプロピレン系樹脂フィルム[c]を得た。
【0040】実施例4 実施例1の平均粒径が2.0μの真球状のシリコーン樹
脂微粉末0.3重量部の代わりに、実施例1で利用した
真球状のシリコーン樹脂微粉末[金属と金属含有化合物
との合計の含有量:56ppm 、塩素の含有量:22
ppm ]を空気中にて500℃で4時間かけて焼成す
ることによって得られた平均粒径1.6μの真球状の二
酸化珪素微粉末(金属と金属含有化合物との合計の含有
量37ppm ,塩素の含有量11ppm )0.3重
量部を利用し、以下前記実施例1の対応する手順と同一
の処方により、3層構造の誘電体用のポリプロピレン系
樹脂フィルム[d]を得た。
【0041】実施例5 実施例1で利用した基材層用の配合組成物と、被覆樹脂
層用の配合組成物とをそれぞれ利用し、これらの配合組
成物をそれぞれ別々の押出し機で押出し、共押し出し用
のTダイで一体化した後、40℃のキャストロールで成
形することにより、厚さ230μの基材層用樹脂層と、
該基材層用樹脂層の片面に積層されている厚さ20μの
被覆樹脂層用樹脂層とによる2層構造の原反を得た。
【0042】得られた原反を、以下前記実施例1の対応
する手順と同一の処方によって処理し、厚さ4.5μの
ポリプロピレン系樹脂フィルムからなる基材層と、該基
材層の片面に積層されている厚さ0.5μの被覆樹脂層
とによる2層構造の誘電体用のポリプロピレン系樹脂フ
ィルム[e]を得た。
【0043】実施例6 実施例1で利用した基材層用の配合組成物と、被覆樹脂
層用の配合組成物とをそれぞれ利用し、これらの配合組
成物をそれぞれ別々の押出し機で押出し、共押し出し用
のTダイで一体化した後、90℃のキャストロールで徐
冷して結晶化させ、成形することにより、厚さ20μの
被覆樹脂層用樹脂層が厚さ200μの基材層用樹脂層の
上,下にそれぞれ積層されている3層構造の原反を得た
【0044】得られた原反をロール延伸法によって14
8℃で縦方向に5倍に延伸し、続いて、テンター延伸法
によって160℃で横方向に10倍に延伸し、さらに、
165℃で7%の収縮を与える熱処理を行なった後に、
フィルムの片面にコロナ放電処理を施すことにより、厚
さ0.5μの被覆樹脂層が厚さ4μのポリプロピレン系
樹脂フィルムからなる基材層の上,下両面にそれぞれ積
層されており、上,下の両表面が粗面化されている3層
構造の誘電体用のポリプロピレン系樹脂フィルム[f]
を得た。
【0045】前記ポリプロピレン系樹脂フィルム[f]
は、ポリプロピレン系樹脂フィルムの原反を製造する際
に、溶融した樹脂が結晶化する際の温度勾配等を利用し
て結晶の生成をコントロールすることによって、その表
面が粗面化されているものである。
【0046】実施例7 実施例1で得られた3層構造のポリプロピレン系樹脂フ
ィルム[a]の非コロナ放電処理面に対して弱コロナ放
電処理を施し、該面の濡れ張力が31.5dyne/c
m の3層構造の誘電体用のポリプロピレン系樹脂フィ
ルム[g]を得た。
【0047】比較例1 実施例1の平均粒径が2.0μの真球状のシリコーン樹
脂微粉末0.3重量部の代わりに、この真球状のシリコ
ーン樹脂微粉末0.03重量部を利用し、以下実施例1
の対応する手順と同一の処方により、比較のための3層
構造の誘電体用のポリプロピレン系樹脂フィルム[A]
を得た。
【0048】比較例2 実施例1の平均粒径が2.0μの真球状のシリコーン樹
脂微粉末0.3重量部の代わりに、この真球状のシリコ
ーン樹脂微粉末2.5重量部を利用し、以下実施例1の
対応する手順と同一の処方により、比較のための3層構
造の誘電体用のポリプロピレン系樹脂フィルム[B]を
得た。
【0049】比較例3 実施例1で利用した基材層用の配合組成物と、被覆樹脂
層用の配合組成物とをそれぞれ利用し、厚さ40μの被
覆樹脂層用樹脂層が厚さ160μの基材層用樹脂層の上
,下にそれぞれ積層されている3層構造の原反を得た。
【0050】得られた原反を、以下実施例1の対応する
手順と同一の処方に付し、厚さ1μの被覆樹脂層が厚さ
3μの基材層の上,下に対してそれぞれ積層されている
比較のための3層構造の誘電体用のポリプロピレン系樹
脂フィルム[C]を得た。
【0051】比較例4 実施例1の0.3重量部の真球状のシリコーン樹脂微粉
末の代わりに、金属と金属含有化合物との含有量がそれ
らの合計量で1200ppm 、塩素含有量が250p
pm の平均粒径2.2μの合成二酸化珪素微粉末0.
3重量部を利用し、以下実施例1の対応する手順と同一
の処方により、比較のための3層構造の誘電体用のポリ
プロピレン系樹脂フィルム[D]を得た。
【0052】比較例5 実施例1の基材層用の配合組成物100重量部と平均粒
径が2.0μの真球状のシリコーン樹脂微粉末(金属と
金属含有化合物との合計含有量56ppm 、塩素含有
量22ppm )0.3重量部とによる配合組成物を押
出し機のTダイから押出し、40℃のキャストロールで
成形することにより、厚さ250μの原反を得た。
【0053】得られた原反を、以下実施例1の対応する
手順と同一の手順に処すことにより、厚さ5μの単層構
造の比較のための誘電体用のポリプロピレン系樹脂フィ
ルム[E]を得た。
【0054】比較例6 実施例1の基材層用の配合組成物を、押出し機のTダイ
で押出し、90℃のキャストロールで徐冷し、表面を結
晶化させる成形を行なうことにより、厚さ250μの原
反を得た。
【0055】得られた原反をロール延伸法によって14
8℃で縦方向に5倍に延伸し、続いて、テンター延伸法
によって160℃で横方向に10倍に延伸し、さらに、
165℃で7%の収縮を与える熱処理を行なった後に、
フィルムの片面にコロナ放電処理を施すことにより、コ
ロナ放電処理面(金属化予定面)の濡れ張力が38dy
ne/cm の厚さ5μの単層構造の比較のための粗面
化された表面を有する誘電体用のポリプロピレン系樹脂
フィルム[F]を得た。
【0056】なお、前記ポリプロピレン系樹脂フィルム
[F]は、ポリプロピレン系樹脂フィルムの原反を製造
する際に、溶融した樹脂が結晶化する際の温度勾配等を
利用して結晶の生成をコントロールすることにより、表
面近くの結晶変態に基づく粗面化がなされている。
【0057】比較例7 実施例1の基材層に利用した酸化防止剤が配合されてい
るアイソタクチックポリプロピレンホモポリマーを、押
出し機のTダイで押出し、40℃のキャストロールで成
形することにより厚さ250μの原反を得た後、この原
反を、以下実施例1の対応する手順と同一の手順に処す
ことにより、厚さ5μの単層構造のポリプロピレン系樹
脂フィルムを得た。
【0058】続いて、このポリプロピレン系樹脂フィル
ムの非コロナ放電処理面に対して弱コロナ放電処理を施
し、該面の濡れ張力が31.5dyne/cmの比較の
ための誘電体用のポリプロピレン系樹脂フィルム[G]
を得た。
【0059】[実験1]前述の実施例1〜7及び比較例
1〜7の各ポリプロピレン系樹脂フィルムの電気的物性
を、絶縁欠陥試験及び絶縁破壊強度試験で表示した。
【0060】なお、絶縁欠陥試験は、JIS C 23
30に基づいて、50μのギャップに1.5KVの直流
電荷を加えた箇所に、幅640mm,長さ20000m
の実験用の各巻き取りフィルムを、50m/min.の
速度でフィルムの長さ500mだけを通過させ、フィル
ムに発生したの絶縁破壊数(個/m2 )で示した。
【0061】また、絶縁破壊強度(KV)は、JIS 
C 2330に基づいて得られた絶縁破壊強度の平均値
と最小値と表示した。結果を[表1]に示す。
【0062】
【表1】
【0063】実施例8〜14,比較例8〜14前述の実
施例1〜7及び比較例1〜7の各ポリプロピレン系樹脂
フィルムによる幅640mm,長さ20000mの巻き
取りフィルムのコロナ放電処理面(金属化予定面)に、
真空蒸着機[日本真空技術 (株) 製]によるアルミ
ニウム蒸着を行ない、金属膜抵抗値が3.5Ω/cm 
の14種類のコンデンサ用金属蒸着フィルムを得た。
【0064】[実験2]実施例8〜14及び比較例8〜
14の各コンデンサ用金属蒸着フィルムを、テーブルボ
ビン機[西村製作所製]を利用して、100mm幅に6
本,5000m長さで4卸しになるように、200m/
min. の速度でスリットし、各々24本の小巻ロー
ルを得た。
【0065】得られた小巻ロールの状態を、皺と断面ズ
レとによって判定し、ボビンスリット工程で発生した不
良本数を計測した。結果を[表2]に示す。
【0066】[実験3][実験2]で得られた小巻ロー
ルの中から「ボビンスリット時に不良の発生していない
もの」を、同一種類について2本宛抽出し、自動素子巻
き機[皆堂製作所:3KAW−4Lタイプ]を利用して
、張力5kg、素子巻き速度3500rpm 及び50
00rpm でコンデンサ素子を作成し、素子巻き中に
おける走行フィルムに発生する皺の状態と得られたコン
デンサ素子の端面のズレとを観察し、コンデンサ用金属
蒸着フィルムの走行性を実験した。結果を[表2]に示
す。
【0067】なお、ボビンによるスリット工程及び素子
巻き機による素子巻き工程で発生する皺や、コンデンサ
素子の端面に発生するズレは、フィルムの幅が大きい程
発生し易くなるものであることから、前記[実験1]及
び[実験2]においては、現在作成されているコンデン
サ用金属蒸着フィルムの中の最も広い幅である100m
m幅に対応させて実験した。
【0068】[表2]中において、コンデンサ用金属蒸
着フィルムの走行中に発生する皺については、○  ・
・・・皺の発生が全くないもの△  ・・・・巻き始め
から50ターン未満の間に皺の発生があるもの(合格判
定) ×  ・・・・巻き始めから50ターンを超えても皺の
発生があるもの ××・・・・巻きの途中から皺が発生するもので表示し
た。
【0069】また、得られたコンデンサ素子の端面のズ
レについては、 ○  ・・・・ズレの発生が全く無いもの△  ・・・
・1mm未満のズレが発生しているもの(合格判定) ×  ・・・・1mm以上〜5mm未満のズレが発生し
ているもの××・・・・5mm以上のズレが発生してい
るもので表示した。
【0070】
【表2】
【0071】[表1]及び[表2]の結果から、(1)
 被覆樹脂層中に混入されているシリコーン樹脂微粉末
または二酸化珪素微粉末の量が少ない場合には、フィル
ムの巻き適性の向上が得られない。[比較例8](2)
 誘電体用のポリプロピレン系樹脂フィルムに対して従
来なされていた表面粗化あるいは裏面への弱コロナ放電
処理等の巻き適性の向上処理によっては、十分な改良効
果が得られない。[比較例13,比較例14](3) 
被覆樹脂層中に十分な量のシリコーン樹脂微粉末または
二酸化珪素微粉末が混入されている場合には、フィルム
の巻き適性の向上が計られるが、シリコーン樹脂微粉末
または二酸化珪素微粉末の混入量が多すぎると、絶縁耐
性が低下する。[比較例2] (4) シリコーン樹脂微粉末または二酸化珪素微粉末
が全層に対して混入されている場合や、被覆樹脂層の厚
さが厚くなると、絶縁耐性が低下し、被覆樹脂層の厚さ
が薄い方が誘電体用のポリプロピレン系樹脂フィルムと
しての良好な性質を示す。[比較例5],[比較例3]
(5) 被覆樹脂層が基材層に対して片面に形成されて
いる場合と両面に形成されている場合とでは、後者の方
が巻き適性において若干良好な性質が得られる。[実施
例8],[実施例12] (6) シリコーン樹脂微粉末または二酸化珪素微粉末
に含有されている金属及び金属含有化合物、塩素等は、
絶縁耐性に対して悪影響を及ぼす。[比較例4](7)
 シリコーン樹脂微粉末を焼成して得られる二酸化珪素
微粉末を含有する被覆樹脂層を具備するフィルムは、シ
リコーン樹脂微粉末を含有する被覆樹脂層を具備するフ
ィルムに比較して、絶縁耐性においてより優れた効果が
奏される。[実施例1,実施例4] (8) 被覆樹脂層面に対して、従来の誘電体用のポリ
プロピレン系樹脂フィルムに対してなされていた巻き適
性の向上処理を併用する場合には、巻き適性のより一層
の改良が計られる。[実施例13],[実施例14]等
の事実が確認できる。
【0072】
【作用及び効果】本第1の発明の誘電体用のポリプロピ
レン系樹脂フィルムは、ポリプロピレン系樹脂フィルム
からなる基材層と、該基材層の少なくとも片面に形成さ
れている被覆樹脂層とからなり、前記被覆樹脂層が、ポ
リプロピレン系樹脂100重量部に対して、平均粒径が
0.1〜5.0μで、金属と金属含有化合物との合計の
含有量と塩素の含有量とが共に100ppm 以下の真
球状のシリコーン樹脂微粉末または二酸化珪素微粉末を
、0.05〜2.0重量部の割合で含有する樹脂組成物
により、被覆樹脂層の合計の厚さが基材層の厚さの42
%以下の厚さの樹脂層として形成されており、しかも、
ポリプロピレン系樹脂フィルムからなる基材層と該基材
層に積層されている被覆樹脂層との合計の厚さが15μ
以下とされている。
【0073】前記構成からなる本第1の発明の誘電体用
のポリプロピレン系樹脂フィルムは、従来の誘電体用の
ポリプロピレン系樹脂フィルムの分野においては、電気
的特性の悪化に繋るとして全く考慮されたことのなかっ
た有機質微粉末や無機質粉末の添加による走行適性の向
上を、厚さ15μ以下の薄手のフィルムにもたらすもの
であって、特別の条件の有機質微粉末や無機質粉末を特
別の状態で利用することにより、絶縁欠陥試験及び絶縁
破壊強度試験で表示される電気的物性を悪化させること
なく、しかも、高速生産に耐え得る走行適性を具備し、
品質の良好なコンデンサ素子の制作が効率良く行なえる
【0074】また、本第2の発明のコンデンサ用金属蒸
着フィルムは、本第1の発明の誘電体用のポリプロピレ
ン系樹脂フィルムの少なくとも片面に対して金属蒸着層
を具備するもので、誘電体用のポリプロピレン系樹脂フ
ィルムにおける被覆樹脂層が具備する走行特性がそのま
ま保持されるものであることから、品質の良好なコンデ
ンサ素子の制作が効率良く行なえる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】    ポリプロピレン系樹脂フィルムか
    らなる基材層と、該基材層の少なくとも片面に形成され
    ている被覆樹脂層とからなる誘電体用のポリプロピレン
    系樹脂フィルムにおいて、前記被覆樹脂層が、ポリプロ
    ピレン系樹脂100重量部に対して、平均粒径が0.1
    〜5.0μの真球状をなし、かつ、金属と金属含有化合
    物との合計の含有量と塩素の含有量とが共に100pp
    m 以下のシリコーン樹脂微粉末または二酸化珪素微粉
    末を、0.05〜2.0重量部の割合で含有する樹脂組
    成物によって形成されており、ポリプロピレン系樹脂フ
    ィルムからなる基材層と該基材層に積層されている被覆
    樹脂層との合計の厚さが15μ以下で、しかも、被覆樹
    脂層の合計の厚さがポリプロピレン系樹脂フィルムから
    なる基材層の厚さの42%以下とされていることを特徴
    とする誘電体用のポリプロピレン系樹脂フィルム。
  2. 【請求項2】    請求項1記載の誘電体用のポリプ
    ロピレン系樹脂フィルムと該フィルムの少なくとも片面
    に形成されている金属蒸着層とからなることを特徴とす
    るコンデンサ用金属蒸着フィルム。
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