JPH04244970A - 信号検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、反射型或は透過型のフ
ォトインタラプタを用いた信号検出装置の改良に関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、カメラにおいて、シャッタ羽根の
位置検出や、フィルムの巻上げ位相検出をする為に、反
射型又は透過型のフォトインタラプタを用いた信号検出
装置が広く用いられている。

【０００３】図５は前述した従来の信号検出装置の回路
構成を示すものである。

【０００４】図中、１０は反射型又は透過型のフォトイ
ンタラプタで、発光部であるところのＬＥＤ１１と受光
部であるところのフォトトランジスタ１２から構成され
ている。１３は前記ＬＥＤ１１の電流制限用の抵抗、１
４は前記ＬＥＤ１１の駆動用のトランジスタ、１５は前
記フォトトランジスタ１２の検出用の抵抗、１６は該装
置により動きが検出される対象である、例えばシャッタ
羽根等の機械的部材である。１７はアナログバッファ回
路を成すオペアンプ、１８及び１９は時定用の抵抗及び
キャパシタである。２０はコンパレ−タで、その両入力
端子は前記検出用の抵抗１５及び時定用のコキャパシタ
１９に接続されている。

【０００５】上記構成において、今、明暗パタ−ン又は
多数個のスリットの動きを検出する場合を考え、検出抵
抗１５の電位（入力信号レベル）Ａが図６で示す如く変
化すると、コンパレ−タ２０の反転入力端子の電位（参
照レベル）Ｂは図６にて示す様に、前記入力信号レベル
Ａの変化を時定数で追っかける様に変化することになる
。よって、コンパレ−タ２０の出力Ｃは図６に示す様に
“Ｈ”“Ｌ”の変化をする。

【０００６】この様な検出方式は、検出抵抗１５での入
力信号レベルＡが変化してもコンパレ−タ２０の参照レ
ベルＢはその入力信号レベルＡ内で変化するので、参照
レベルＢの調整が不要になる利点を持っており、反射型
のフォトインタラプタを用い、信号のＯＮ／ＯＦＦ比が
小さい時に特に効果を発揮するものである。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成の場合、以下の様な問題点を有していた。

【０００８】つまり、図６に示す様に入力信号レベルＡ
がＧＮＤレベルになると、参照レベルＢも低下していき
、点Ｘの時点からは両者のレベルは同じＧＮＤレベルに
なってしまう。よって、コンパレ−タ２０の動作は不安
定になり、その出力Ｃは定まらなくなってしまう。勿論
コンパレ−タ２０にヒステリシスを持たせる方式もある
が、入力にノイズがのったときに誤動作し易いことには
変わりはない。特に、カメラを制御する為の種々のアク
チュエ−タの駆動回路とＧＮＤを共通にして使用する場
合、アクチュエ−タのＯＮ／ＯＦＦにより大電流がスイ
ッチングされる為、ＧＮＤにノイズがのり、より誤動作
を引き起す可能性がある。

【０００９】本発明の目的は上述した点に鑑み、入力信
号レベルが無くなった場合でも、参照レベルがＧＮＤレ
ベルまで低下するのを防ぎ、コンパレ−タの誤動作を防
止することである。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明は、フォトインタ
ラプタの出力を検出する検出用抵抗に接続される時定数
回路内に、その出力振幅を制限する制限手段を設けてい
る。

【００１１】

【作用】時定数回路に具備された制限手段は、検出用抵
抗による入力信号レベルが無くなった場合でも、コンパ
レ−タの参照レベルとなる出力がＧＮＤレベルに低下し
ないようにその出力振幅を制限する。

【００１２】

【実施例】図１は本発明の第１の実施例を示す回路図で
あり、図５と同様のものは同一符合を付すと共に、その
説明は省略する。

【００１３】図５の従来装置と異なる部分は、オペアン
プ１７のマイナス電源端子とＧＮＤの間にダイオ−ド２
１を挿入しているところである。

【００１４】このような構成にすることにより、オペア
ンプ１７のマイナス電源端子のレベルはＧＮＤよりダイ
オ−ド２１の順方向電圧Ｖｆだけ高いレベルになり、よ
ってその出力もそのレベル以下に低下することはない。 したがって、図２に示す様にコンパレ−タ２０の参照レ
ベルＢは点Ｘの時になってもダイオ−ド２１の順方向電
圧Ｖｆ以下にはならない。

【００１５】以上のことから、入力信号レベルＡがなく
なっても、コンパレ−タ２０の両入力レベルは同じにな
ることはないので、該コンパレ−タ２０の動作が不安定
になる恐れは全くない。即ち、誤動作の心配は取り除か
れたことになる。

【００１６】図３は本発明の第２の実施例を示す回路図
であり、図１と同様のものは同一符合を付すと共に、そ
の説明は省略する。

【００１７】図１の構成と異なる部分は、オペアンプ１
７の出力と時定用の抵抗１８との間に互いに逆接続され
た２個の並列ダイオ−ド２２，２３を挿入しているとこ
ろである。

【００１８】このような構成にすることにより、入力信
号レベルＡがなくなってオペアンプ１７の出力がＧＮＤ
レベルになっても、図４（ａ）の如くダイオ−ド２３の
働きにより、キャパシタ１９の放電レベルは該ダイオ−
ド２３の順方向電圧Ｖｆ以下になることはない。よって
、入力レベルは同じにならないので、第１の実施例と同
様に誤動作を引き起こす心配はない。

【００１９】又、この実施例では、図４（ｂ）に示す様
に入力信号レベルＡが“Ｈ”のまま保持されたとしても
、ダイオ−ド２２の働きにより、コンパレ−タ２０の参
照レベルＢは入力信号レベルＡより該ダイオ−ド２２の
順方向電圧分Ｖｆだけ低下したレベル以上には上昇しな
い。上記ダイオ−ド２２がなければ、この場合参照レベ
ルＢは入力信号レベルＡまで上昇していき、コンパレ−
タ２０の両入力端子は同レベルになって、誤動作の心配
が生じてしまうが、このダイオ−ド２２の働きによりそ
の心配が排除されることになる。

【００２０】以上の各実施例によれば、ダイオ−ドをオ
ペアンプ１７のマイナス電源端子とＧＮＤの間に、或は
オペアンプ１７の出力と時定用のキャパシタ１８との間
に配置した構成としているため、参照レベルＢの調整が
不要なコンパレ−タの構成を取りながらも、無信号時の
誤動作の心配を排除した信号検出装置を提供することが
可能となる。

【００２１】（発明と実施例の対応）本実施例において
、オペアンプ１７，抵抗１８、キャパシタ１９が本発明
の時定数回路に相当し、ダイオ−ド２１、或はダイオ−
ド２２，２３が制限手段に相当する。

【００２２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フォトインタラプタの出力を検出する検出用抵抗に接続
される時定数回路内に、その出力振幅を制限する制限手
段を設け、検出用抵抗による入力信号レベルが無くなっ
た場合でも、コンパレ−タの参照レベルとなる出力がＧ
ＮＤレベルに低下しないようにその出力振幅を制限する
ようにしている。よって、入力信号レベルが無くなった
としても、該入力信号レベルと参照レベルとが共にＧＮ
Ｄレベルまで低下するといったことがなくなり、コンパ
レ−タの誤動作を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例の信号検出装置の構成を
示す回路図である。

【図２】図１の実施例装置の主要部分の出力波形を示す
図である。

【図３】本発明の第２の実施例の信号検出装置の構成を
示す回路図である。

【図４】図３の実施例装置の主要部分の出力波形を示す
図である。

【図５】従来の信号検出装置の構成を示す回路図である
。

【図６】図５の従来装置の主要部分の出力波形を示す図
である。

【符合の説明】

１０　　フォトインタラプタ １７　　アナログバッファ回路 １８　　抵抗 １９　　キャパシタ ２０　　コンパレ−タ ２１，２２，２３　　ダイオ−ド

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　フォトインタラプタと、該フォトイン
   タラプタの出力を検出する検出用抵抗と、該検出用抵抗
   に接続される時定数回路と、該時定数回路の出力を参照
   レベルとして、又前記検出用抵抗を入力信号レベルとし
   て、それぞれ入力し、検出対象となる部材の動きに応じ
   た信号を発生するコンパレ−タとを備えた信号検出装置
   において、前記時定数回路内に、その出力振幅を制限す
   る制限手段を具備したことを特徴とする信号検出装置。