JPH0424479Y2 - - Google Patents

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JPH0424479Y2
JPH0424479Y2 JP9755687U JP9755687U JPH0424479Y2 JP H0424479 Y2 JPH0424479 Y2 JP H0424479Y2 JP 9755687 U JP9755687 U JP 9755687U JP 9755687 U JP9755687 U JP 9755687U JP H0424479 Y2 JPH0424479 Y2 JP H0424479Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンクリートからなる躯体壁にタイ
ルを貼着して施工されるタイル壁面、又はパネル
の表面にタイルを貼着してなるタイルパネルを用
いたタイル壁面に、人体検知用の検知器を備えた
便器の自動洗浄装置を取りつけるための構造であ
つて、詳しくは、検知器の表面部の四周縁をタイ
ル壁面の目地線と整合させて、美麗な壁面を構築
するための技術に関する。
〔従来の技術〕
人体を検知して便器を自動洗浄する装置を取り
つける場合、検知器は壁に配置されるのが通例で
ある。
第3図A〜Dは、湿式工法により構築されるタ
イル壁面に、検知器7を取りつけるための手順を
示すものである。まず、図Aに示す如く、コンク
リート壁1に取付開口2を形成し、この取付開口
2内に固定ボツクス3を挿入する。当該固定ボツ
クス3は、表面側に検知器7の本体部8を収納す
るための収納口3aと、この収納口3aの周縁に
形成した固定フランジ部4とを有している。
次に、図Bに示す如く、取付開口2と固定ボツ
クス3との間隙にモルタル5を充填して硬化させ
る。こうして取付開口2に装着した固定ボツクス
3の周囲の壁面1aに、固定フランジ部4を除
き、タイル6を適宜の目地間隔をおいて配列貼着
し、図Cに示す如きタイル壁面を得る。続いて、
検知器7を固定ボツクス3へ取りつける。同検知
器7は、表面側に取着フランジ部9が形成され、
背面側に本体部8が突設されたものであつて、こ
の本体部8を、固定ボツクス3の収納口3aへ挿
入すると共に、取着フランジ部9を固定ボツクス
3の固定フランジ部4に当接させる。そして、ビ
ス10を、検知器7の取着フランジ部9に穿設し
たビス挿通穴9aに挿通し、固定ボツクス3の固
定フランジ部4に設けた雌ネジ部4aへ螺合させ
て締め付ける。さらに必要に応じ、図Dに示すよ
うに、検知器7の取着フランジ部9の四周縁9b
それぞれと隣接する各タイル6との目地間隙11
を、適宜の目地材で充填し、検知器7の取付を完
了する。
第4図は、検知器7をタイルパネル12よりな
るタイル壁面へ、乾式工法により取りつけた状態
を示すものであつて、その施工手順は次の通りで
ある。まず、タイルパネル12に設けた取付開口
14へ、固定ボツクス3を背面側からビス13を
用いて装着する。次に、検知器7の本体部8を固
定ボツクス3内へ挿入したのち、検知器7の取着
フランジ部9のビス挿通穴9aに挿通したビス1
0を、固定ボツクス3の固定フランジ4に設けた
雌ネジ部4aに螺合して締め付ける。さらに、必
要に応じて、検知部7の取着フランジ部9の四周
縁9bとタイル6との目地間隙11を目地材で充
填し、取付作業を完了する。
〔考案が解決しようとする課題〕
検知器7をタイル壁面へ取りつける場合、その
表面部の四周縁とタイルの目地線とを揃えて、目
地通しを美麗にすることが必要である。このよう
な要請を満足させるためには、検知器7を取着す
る固定ボツクス3を、第3図の施工例ではコンク
リート壁1の所定位置へ、また第4図の施工例で
はタイルパネル12の所定位置へ、精度良く正確
に取りつけねばならない。
しかしながら、検知器7とタイル6との目地通
しの美観性を損わないようにするためには、固定
ボツクス3の取付位置に関する許容誤差範囲が、
非常に狭く制限される(例えば、±1.0mm以内)。
従つて、固定ボツクスを、コンクリート壁1又は
タイルパネル12の所定位置へ、上記の狭い許容
誤差範囲内で取りつけるのには、高度の熟練と慎
重さとを要するため、施工能率が悪い。その上、
固定ボツクス3の取付誤差が許容範囲を超えたと
きには、当該固定ボツクス3を取り外して再度作
業を行わねばならず、多大の手間と時間とが浪費
されることとなる。
〔課題を解決するための手段〕 本考案は、上記課題に鑑み、固定ボツクスの取
付に際しての許容誤差範囲を広く設定することが
でき、依つて、施工作業の容易化をもたらす技術
の提供を目的とするものである。
本考案の最も枢要な構成は、検知器をタイル壁
面へ取りつける構造にある。すなわち、タイル壁
面に設けた取付開口へ前記検知器の収納口を有す
る固定ボツクスを装着し、表面側に取着フランジ
部が形成され背面側に本体部が突設された検知器
を、前記固定ボツクスの収納口へ挿入すると共
に、検知器の取着フランジ部と固定ボツクスの収
納口に形成した固定フランジ部とを当接せしめ、
前記検知器の取着フランジ部に穿設したビス挿通
孔へ正面側から挿通したビスを、前記固定ボツク
スの固定フランジ部に形成した切欠部を通過させ
て、当該固定フランジ部の背面側へ移動可能に配
置した裏座金の雌ネジ部へ螺合させ、前記検知器
の表面部の四周縁をタイル壁面の目地線と整合さ
せたのち、前記ビスを緊締して、検知器の取着フ
ランジ部と裏座金との間で固定ボツクスの固定フ
ランジ部を挟持せしめたことである。
〔作用〕
本考案の作用をその実施例を示す第1図に基づ
いて説明すると次の通りである。
本考案においては、タイル壁面の取付開口へ装
着した固定ボツクス23の固定フランジ部24
に、ビス挿通用の切欠部25を形成すると共に、
検知器7の取着フランジ部9に穿設したビス挿通
穴9aに挿通したビス10を、上記固定フランジ
部24の裏面に配した裏座金26の雌ネジ部26
aへ螺合させて両者を仮固定するので、この状態
において、検知器7を位置変更させることが可能
である。従つて、検知器7に姿勢調整を施して、
その表面部の四周縁を、タイル壁面の目地線と整
合させることが簡単且つ確実にできる。
そして、ビス10を締め付けることにより、検
知器7の取着フランジ部9と裏座金26との間
で、固定ボツクス23の固定フランジ部24が挟
圧され、検知器7の取付位置が確定される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
(第1実施例) 第1図は、本考案の第1実施例に係る検知器7
と固定ボツクス23とを示す斜視図である。
本実施例の特徴は、固定ボツクス23の固定フ
ランジ部24の四隅に、ビス10の外径Dよりも
充分に大きな寸法の切欠部25を形成したこと、
及び上記固定フランジ部24の背面側へ裏座金2
6を移動可能に配したことである。
上記裏座金26は、所定個所にタツピング等に
より形成した雌ネジ部26aを有している。この
裏座金26と固定ボツクス23とは全く別体であ
つてもよいが、図示は省略したけれども、板バネ
等を係止舌片として固定ボツクス23内に設け、
これにより裏座金26を固定フランジ部24の背
面へ押圧付勢する保持構造を採用することもでき
る。
次に、本実施例の湿式工法における施工手順を
説明する。なお裏座金26は、固定フランジ部2
4の背面へ係止舌片(図示省略)により押圧付勢
されて保持されているものとする。まず、コンク
リート壁1(第3図参照)の取付開口2内へ、固
定ボツクス23を挿入し、両者の間隙にモルタル
5を充填して硬化させる。続けて、固定ボツクス
23の固定フランジ部24を除く壁面1aにタイ
ル6を配列貼着する。しかるのち、検知器7の背
面の本体部8を、固定ボツクス23の収納口27
内へ挿入すると共に、検知器7の取着フランジ部
9のビス挿通孔9aに挿通したビス10を、裏座
金26の雌ネジ部26aに螺合させる。これによ
り、検知器7と裏座金26とは仮固定される。こ
の状態において、検知器7は位置変更が可能であ
るので、当該検知器7の表面部の四周縁が、タイ
ルの目地線と整合するように、上下左右の適宜方
向へ移動させて姿勢調整を行う。次いで、ビス1
0を締め付け、検知器7の取着フランジ部9と裏
座金26との間で、固定ボツクス23の固定フラ
ンジ部24を強固に挟持し、取付作業を完了す
る。最後に必要に応じて、タイル6と検知器7と
の間へ目地詰めを施す。
ところで、裏座金26が固定ボツクス23によ
つて保持されない構造である場合には、上記の施
工手順を次のように若干変更する。すなわち、固
定ボツクス23をコンクリート壁1の取付開口2
へ装着する前に、検知器7のビス挿通孔9aを挿
通させたビス10を裏座金26の雌ネジ部26a
へ螺合させて、予め検知器7と裏座金26とを仮
固定しておく。しかるのち、前記と同様の作業を
行う。なお、この場合、ビス10の先端部を潰し
て抜け止めを施しておくことが望ましい。
(第2実施例) 本考案の第2実施例に係る検知器7及び固定ボ
ツクス33を、第2図に示す。この実施例におけ
る施工手順は、前記第1実施例と共通するので、
その説明は省略する。
本実施例の特徴は、固定ボツクス33の固定フ
ランジ部34を、固定ボツクス33の正面部に突
出形成した収納口39の左右縁部及び下縁部のみ
に折曲形成すると共に、バツクアツプ材37,3
8を固定フランジ部34よりもやや奥側の位置へ
上下に設けることにより、四角形の裏座金36を
上方から固定フランジ部34の背面側へ挿入し得
るように構成した点である。裏座金36は、その
前後が固定フランジ部34とバツクアツプ材3
7,38により、また左右及び下部が収納口39
の側壁により移動可能に支持される。また、収納
口39の四隅にはビス10の外径Dよりも充分に
大きい寸法の切欠部35が形成され、検知器7の
ビス挿通孔9aに挿通して裏座金36の雌ネジ部
36aに螺合したビス10の先端部を通過可能に
なされている。
なお、裏座金36には、中央部に開口36bが
開設され、その高さ寸法H1及び幅寸法W1が、そ
れぞれ検知器本体部8の高さ寸法H2、幅寸法W2
とほぼ等しく設定されている。従つて、検知器7
の本体部8を裏座金36の開口36bへ挿入する
ことにより、検知器7と裏座金36との位置関係
が一義的に決定される。それ故、検知器7のビス
挿通孔9aに挿通したビス10を、裏座金36の
雌ネジ孔36aへ螺合させる仮固定作業が極めて
簡単である。
(その他の実施例) 以上述べた実施例は、タイル壁面を湿式工法に
より構築する場合について述べたものであるが、
本考案は、タイルパネルを用いてタイル壁面を構
築する乾式工法の場合にも適用することができ
る。この場合には、第4図について説明した施工
手順と同様の手順によつて、検知器を固定ボツク
スへ取りつければよい。勿論、検知器の表面部の
四周縁とタイルの目地線とを整合させることがで
きるのは、前記実施例と何ら変わるところがな
い。
その他、本考案は、実施の態様に応じて種々の
変更を加えることが可能である。
〔考案の効果〕
本考案は、検知器と裏座金とをビスで仮固定し
た状態で、検知器の位置を変更して姿勢の微調整
が簡単にできるので、固定ボツクスの装着位置に
誤差が有つたとしても、検知部の表面部の四周縁
とタイルの目地線とを容易に揃えることができ
る。それ故、固定ボツクスの取付状態が多少不正
確であつても、美麗なタイル壁面を確実に構築す
ることができる。
また、固定ボツクスの装着位置に関する許容誤
差範囲を大きくすることができるので、高度の熟
練や多大の慎重さは不要となり、依つて、固定ボ
ツクスのタイル壁面への装着作業を容易且つ迅速
に行える。また、固定ボツクスの取付位置の手直
しが必要となるおそれもなくなる。
要するに、本考案は、便器の自動洗浄装置をタ
イル壁面へ取りつけるにあたり、熟練者ではなく
とも、検知部の表面部とタイルの目地線とが整合
した、美麗なタイル壁面を構築することができ、
しかも、施工に要する時間が短縮化されるとい
う、優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案に係るものであつ
て、第1図は第1実施例に使用する検知器及び固
定ボツクスを示す斜視図、第2図は、第2実施例
に使用する検知器及び固定ボツクスを示す斜視図
である。第3図及び第4図は従来技術に係るもの
であつて、第3図A,B,C,Dは湿式工法によ
り構築されるタイル壁面へ検知器を取りつける手
順を示す斜視図、第4図はタイルパネルを用いた
乾式工法により構築されるタイル壁面へ検知器を
取りつけた状態を示す側面断面図である。 1……コンクリート壁、2……取付開口、6…
…タイル、7……検知器、8……検知器の本体
部、9……取着フランジ部、9a……ビス挿通
孔、10……ビス、11……目地材、12……タ
イルパネル、14……取付開口、23……固定ボ
ツクス、24……固定フランジ、25……切欠
部、26……裏座金、26a……雌ネジ部、27
……収納口、33……固定ボツクス、34……固
定フランジ、35……切欠部、36……裏座金、
36a……雌ネジ部、36b……開口、39……
収納口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 検知器で人体を検知して便器へ洗浄水を自動供
    給するようになされた洗浄装置の取付構造であつ
    て、タイル壁面に設けた取付開口へ前記検知器の
    収納口を有する固定ボツクスを装着し、表面側に
    取着フランジ部が形成され背面側に本体部が突設
    された検知器を、前記固定ボツクスの収納口へ挿
    入すると共に、検知器の取着フランジ部と固定ボ
    ツクスの収納口に形成した固定フランジ部とを当
    接せしめ、前記検知器の取着フランジ部に穿設し
    たビス挿通孔へ正面側から挿通したビスを、前記
    固定ボツクスの固定フランジ部に形成した切欠部
    を通過させて、当該固定フランジ部の背面側へ移
    動可能に配置した裏座金の雌ネジ部へ螺合させ、
    前記検知器の表面部の四周縁をタイル壁面の目地
    線と整合させたのち、前記ビスを緊締して、検知
    器の取着フランジ部と裏座金との間で固定ボツク
    スの固定フランジ部を挟持せしめたことを特徴と
    する便器の自動洗浄装置の取付構造。
JP9755687U 1987-06-25 1987-06-25 Expired JPH0424479Y2 (ja)

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JPS645196U JPS645196U (ja) 1989-01-12
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