JPH0424341Y2 - - Google Patents

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JPH0424341Y2
JPH0424341Y2 JP1986027300U JP2730086U JPH0424341Y2 JP H0424341 Y2 JPH0424341 Y2 JP H0424341Y2 JP 1986027300 U JP1986027300 U JP 1986027300U JP 2730086 U JP2730086 U JP 2730086U JP H0424341 Y2 JPH0424341 Y2 JP H0424341Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は空気調和装置、詳しくは、室内熱交換
器に付設する室内フアンを、低速、中速及び高速
に速度制御可能とし、圧縮機の回転数を室温セン
サーからの出力により制御可能とし、また前記室
温センサーからの出力で運転停止するようにした
空気調和装置に関する。
(従来の技術) 従来、以上の如く室内フアンを速度制御可能と
した空気調和装置において、暖房運転の初回運転
及び空調負荷による運転停止から暖房運転を再開
する再開運転を行なう場合、コールドドラフトを
回避するためと、圧縮機での油上りを回避するた
めとにより、室内フアンの速度を低速、中速の順
序で段階的に、しかも一定時間(通常は1,2
分)ごと運転した後高速運転に切換えるように制
御している。
(考案が解決しようとする問題点) 所が以上の如く運転を開始する場合、初回運転
及び再開運転を問わず、室内フアンを低速で一定
時間運転した後、中速で更に一定時間運転し、そ
して高速運転に切換える場合、初回運転に対して
は、前記したコールドドラフトの問題や油上りの
問題を回避できることからその運転条件が適合し
ているのであるが、再開運転、即ち空調負荷によ
り運転を停止している状態から、暖房運転を再開
する再開運転においては、前記したコールドドラ
フトの問題や油上りの問題が生ずる度合いが少な
いにも拘わらず、室内フアンが高速運転になるま
でに時間がかゝり、即暖性に難点があつた。
本考案は、暖房時運転停止状態から運転を開始
する場合、初回運転と再会運転とを判別してこれ
ら運転系で、室内フアンの速度制御を変え初回運
転時にはコールドドラフト及び油上りの問題がな
いようにすると共に、再開運転時にはコールドド
ラフトの問題も確実に回避できながら、即暖効果
も得られるようにする点にある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は以上の如き問題をなくするために第1
図に示した如く、室内熱交換器11に付設する室
内フアン12を、低速、中速及び高速に速度制御
可能とし、圧縮機13の回転数を室温センサー2
2からの出力により制御可能とし、かつ、前記室
温センサー22からの出力で運転停止するように
した空気調和装置であつて、暖房スイツチの投入
による暖房運転の初回運転と、室温センサー22
からの出力により運転停止から暖房運転を再開す
る再開運転とを、前記暖房スイツチの投入による
運転開始信号と前記室温センサー22からの出力
による運転開始信号とで判別する運転判別手段3
1と、この判別手段31からの出力に基づき初回
運転時には前記室内フアン12を、タイマーによ
る時間設定により低速、中速を経て高速に制御
し、再開運転時には、前記室内フアン12を、タ
イマーによる時間設定により低速から高速に制御
するフアン運転制御手段32と、前記室温センサ
ー22からの出力により再開する再開運転時にお
ける前記圧縮機13の回転数を初回運転時におけ
る制御値より高く修正する修正手段33とを備え
ていることを特徴とするものである。
(作用) 暖房運転を始めるに際し初回運転か再開運転か
を、前記暖房スイツチの投入による運転開始信号
と前記室温センサー22からの出力による運転開
始信号とで判別し、暖房スイツチの投入による初
回運転においては、室内フアン12をタイマーに
よる時間設定により低速、中速でそれぞれ一定時
間段階的に運転した後、高速運転を行ない、コー
ルドドラフトの問題や圧縮機での油上りが生ずる
問題を回避できながら、再開運転においては、室
内フアン12をタイマーによる時間設定により低
速で一定時間運転した後、中速制御を行なわずに
高速に制御し、その即暖性を向上すると共に、室
内センアー22の出力により再開する再開運転の
開始時における圧縮機の空調負荷に対する回転数
を、初回運転時における制御値より高くし、同一
空調負荷においては初回運転時より再開運転時の
回転数が高くなる如く制御されるので、室内フア
ンにおける中速制御を省略し、再開運転の開始時
から早い時期に高速運転に移行しても、前記圧縮
機の回転数増加に伴なう能力アツプでコールドド
ラフトが生ずる恐れはないのである。
換言すると、再開運転時において、前記室温セ
ンサー22からの出力により制御する圧縮機の回
転数を、初回運転時における空調負荷に対する制
御値より大きくすることにより、それだけ空調負
荷に対する能力が増大することになるのであり、
之により室内フアンの低速から高速への切換時間
を短かくでき、より即暖性が高められるのであ
る。
(実施例) 第2図に示したものは、冷房時蒸発器となり暖
房時凝縮器となる室内熱交換器11と、この熱交
換器11に付設する室内フアン12とを内装した
室内ユニツトAと、圧縮機13及び冷房時凝縮器
となり暖房時蒸発器となる室外熱交換器14及び
室外フアン15を備えた室外ユニツトBとから成
り、前記室外ユニツトBに四路切換弁16を設け
て冷暖房可能とした分離形空気調和機である。尚
17は冷房用膨張弁、18は暖房用膨張弁、19
は逆止弁、20は受液器である。
以上の構成において、前記室内フアン12のモ
ータFMは低速、中速、高速の3段階に速度制御
を行なう如く成すと共に、前記圧縮器13のモー
タは、その回転数を前記室温センサー22からの
出力により決定される空調負荷により制御可能に
構成する。また、室温センサー22からの出力に
より空気調和装置を運転停止するようにしてい
る。
前記圧縮機13のモータの回転数は、周波数に
より制御するもので、第1図に示した如く温度設
定器21と室温センサー22とを用い、温度差検
出手段23により室温と設定温度との温度差を検
出して、この温度差をもとに周波数を、周波数演
算手段24により演算して周波数出力手段25を
介して温度差、即ち空調負荷に対応した出力周波
数を周波数変換装置26に出力して、前記圧縮機
モータの回転数を前記温度差に対応して制御する
如く成すのであつて、室温が設定温度に達したと
きには、前記圧縮機13を停止するのである。
しかして、本考案は以上の如く構成する空気調
和装置において、第1図に示した如く暖房スイツ
チの投入による暖房運転の初回運転と、室温セン
サー22からの出力により運転停止から暖房運転
を再開する再開運転とを、前記暖房スイツチの投
入による運転開始信号と前記室温センサー22か
らの出力による運転開始信号とで判別する運転判
別手段31を設けると共に、この判別手段31か
らの出力に基づいて初回運転時には、前記室内フ
アン12をタイマーによる時間設定により低速と
中速とにそれぞれ一定時間(例えば各1分間)段
階的に運転した後高速運転に切換えるように制御
し、再開運転時には前記室内フアン12をタイマ
ーによる時間設定により低速で一定時間(例えば
1分間)運転した後、高速運転に切換えるように
制御するフアン運転制御手段32を設ける一方、
前記室センサー22出力により検出する前記室温
と設定温度との温度差に対し制御する前記圧縮機
13の再開運転時における回転数、つまり温度差
に対する周波数を初回運転時における制御値より
高く修正する修正手段33を設けたものである。
尚、前記修正手段33による修正は、再開運転
時、室内フアン12を低速運転から直ちに高速運
転に移行するため、初回運転と同じレベルで圧縮
機13の回転数を制御するとコールドドラフトの
問題が残るので、再開運転時において、このコー
ルドドラフトの問題が生じない程度に圧縮機13
の回転数を増大して能力を上げるものである。
次に、前記室内フアン12の速度制御を、第3
図に示したフローチヤートに従つて説明する。
第2図に示した空気調和装置において、暖房運
転を行なう場合、暖房スイツチの投入で、四路切
換弁16を第2図に示した実線位置から点線位置
に切換えて行なうもので、前記室内フアン12の
速度制御に際し、先ず、暖房運転かどうかの判定
が行なわれる。
冷房運転の場合は、初回運転か再開運転かの運
転種別を問わず高速運転が行なわれるのである
が、暖房運転の場合には、暖房スイツチの投入に
よる初回運転か室温センサー22からの出力によ
り再開する再開運転かが判別され、初回運転にお
いては、タイマーによる時間設定により先ず低速
運転に制御され、所定時間(通常は1分間)の経
過後中速運転に制御され、更に所定時間(通常は
1分間)の経過後、高速運転に制御されるのであ
る。
之に対し、再開運転においては、タイマーによ
る時間設定により先ず低速運転に制御されるの
は、初回運転と同であるが、所定時間(通常は1
分間)の経過後高速運転に制御されるのである。
尚、この再開運転時、室温と設定温度との温度
差により制御する前記圧縮機13の回転数は、初
回運転時における前記温度差に対する制御値より
高く修正されるものであることは前記した通りで
ある。
(考案の効果) 以上の如く本考案によれば、暖房スイツチの投
入による暖房運転の初回運転時には、室内フアン
12をタイマーによる時間設定により低速、中速
を経て高速に制御することができ、コールドドラ
フトの問題や圧縮機13における油上がりなどの
問題が生ずることはない。
また、室温センサー22からの出力により暖房
運転を再開する再開運転時には、前記室内フアン
12をタイマーによる時間設定により低速から高
速に制御し、高速に制御するまでの時間を短くで
きるようにしたから、即暖効果が得られると共
に、この再開運転には、前記室温センサー22か
らの出力により制御する圧縮機13の回転数の制
御値を初回運転時に比較して高く修正して、初回
運転時における圧縮機13の能力より大きくでき
るから、室内フアン12の高速運転に至までの時
間を短縮してもコールドドラフトの問題を生じる
ことはなく、より即暖効果が高められるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案空気調和装置の運転制御系にお
ける構成を示すブロツク図、第2図は本考案空気
調和装置の一実施例を示す冷媒配管系統図、第3
図は室内フアンの運転制御を示すフローチヤート
である。 11……室内熱交換器、12……室内フアン、
13……圧縮機、31……運転判別手段、32…
…フアン運転制御手段、33……修正手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 室内熱交換器11に付設する室内フアン12
    を、低速、中速及び高速に速度制御可能とし、圧
    縮機13の回転数を室温センサー22からの出力
    により制御可能とし、かつ、前記室温センサー2
    2からの出力で運転停止するようにした空気調和
    装置であつて、暖房スイツチの投入による暖房運
    転の初回運転と、室温センサー22からの出力に
    より運転停止から暖房運転を再開する再開運転と
    を、前記暖房スイツチの投入による運転開始信号
    と前記室温センサー22からの出力による運転開
    始信号とで判別する運転判別手段31と、この判
    別手段31からの出力に基づき初回運転時には前
    記室内フアン12を、タイマーによる時間設定に
    より低速、中速を経て高速に制御し、再開運転時
    には、前記室内フアン12を、タイマーによる時
    間設定により低速から高速に制御するフアン運転
    制御手段32と、前記室温センサー22からの出
    力により再開する再開運転時における前記圧縮機
    13の回転数を初回運転時における制御値より高
    く修正する修正手段33とを備えていることを特
    徴とする空気調和装置。
JP1986027300U 1986-02-26 1986-02-26 Expired JPH0424341Y2 (ja)

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JP1986027300U JPH0424341Y2 (ja) 1986-02-26 1986-02-26

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JP1986027300U JPH0424341Y2 (ja) 1986-02-26 1986-02-26

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JPS62171846U JPS62171846U (ja) 1987-10-31
JPH0424341Y2 true JPH0424341Y2 (ja) 1992-06-09

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JP1986027300U Expired JPH0424341Y2 (ja) 1986-02-26 1986-02-26

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59197749A (ja) * 1983-11-07 1984-11-09 Hitachi Ltd 空気調和機の制御方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59197749A (ja) * 1983-11-07 1984-11-09 Hitachi Ltd 空気調和機の制御方法

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JPS62171846U (ja) 1987-10-31

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