JPH09236336A - 空気調和機の運転制御装置 - Google Patents

空気調和機の運転制御装置

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JPH09236336A
JPH09236336A JP8042492A JP4249296A JPH09236336A JP H09236336 A JPH09236336 A JP H09236336A JP 8042492 A JP8042492 A JP 8042492A JP 4249296 A JP4249296 A JP 4249296A JP H09236336 A JPH09236336 A JP H09236336A
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洋登 中嶋
Hironori Ishihara
洋紀 石原
Keisuke Shimatani
圭介 嶋谷
Tomohiro Iwata
友宏 岩田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮機の垂下機能及び高圧保護機能を備えた
空気調和機に対し、冷媒の凝縮温度の検出に代わる他の
手段で高圧保護機能を維持する。 【解決手段】 圧縮機(21)の供給電流値が所定の垂下条
件値に達したとき供給電流値を低下させる垂下手段(5
5)、圧縮機(21)の吐出管圧力が所定圧力に達したとき圧
縮機(21)を停止させる高圧保護手段(PS-1)を備えさせ、
圧縮機(21)の吐出管温度が上昇して高圧保護手段(PS-1)
が作動する度に、垂下条件値を所定値だけ下降させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機の運転
制御装置に係り、特に、連続運転範囲の拡大対策に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば特開平7−120120
号公報に開示されているように、冷暖房運転を行う空気
調和機には、圧縮機と、四路切換弁と、室外熱交換器
と、減圧機構としての電動膨張弁と、室内熱交換器とが
順に可逆運転可能に接続されてなる冷媒循環回路が備え
られている。
【0003】そして、該冷媒循環回路は、冷房運転サイ
クル時に圧縮機からの冷媒を室外熱交換器で凝縮させ、
電動膨張弁で減圧した後、室内熱交換器で蒸発させる一
方、暖房運転サイクル時には四路切換弁を切換え、圧縮
機からの冷媒を室内熱交換器で凝縮させ、電動膨張弁で
減圧した後、室外熱交換器で蒸発させている。また、暖
房運転中に室外熱交換器が着霜すると、四路切換弁を冷
房側に切換えて圧縮機の吐出冷媒を直接室外熱交換器に
導入すると共に電動膨張弁を全開に制御することによ
り、速やかに室外熱交換器の着霜を融解するようにして
いる。
【0004】ところで、上述したような冷媒循環回路に
おいて、冷房運転サイクル時には室外熱交温度に基き、
一方、暖房運転サイクル時には室内熱交温度に基き、こ
れらが所定温度に達するとサーモオフして圧縮機を停止
するようにしたものがある。例えば、冷房運転サイクル
時に、室外熱交温度が64℃以上である状態が90sec
継続された際や、暖房運転サイクル時に、室内熱交温度
が62℃以上である状態が90sec 継続された際には圧
縮機が停止(サーモオフ)する。
【0005】また、このサーモオフによる発停の頻度を
低減するために、冷媒の凝縮温度がサーモオフ温度より
も低い所定温度に達すると圧縮機の運転周波数を低下さ
せていく垂下制御が行われている。これはサーモオフ温
度よりも僅かに低い温度条件(例えば、冷房運転サイク
ル時には61℃、暖房運転サイクル時には58℃)にな
ると圧縮機の運転周波数を低減させ、該温度が所定の垂
下解除温度(例えば、冷房運転サイクル時には57℃、
暖房運転サイクル時には54℃)に達するまで運転周波
数を次第に低減させていく。これにより、凝縮温度がサ
ーモオフ温度に達してしまうことを抑制することで連続
運転範囲を拡大させることができる。
【0006】また、圧縮機の吐出側には、高圧保護圧力
スイッチが設けられており、圧縮機の駆動中に吐出管圧
力が異常上昇した場合には、このスイッチのON作動によ
って圧縮機を所定時間だけ強制的に停止し、その後、再
起動させるようにしている。例えば、吐出管圧力が30
kg/cm2 に達すると、圧縮機を3分間強制停止し、この
3分経過後に再起動(リトライ)させ、これが6回繰返
された場合には異常が発生していると判断してシステム
を停止させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなサーモオフ機能、垂下機能及び高圧保護機能を備え
た空気調和機において、連続運転範囲の拡大を確実に行
うためには、冷媒の凝縮温度と圧縮機の吐出管圧力との
間に常に一定の相関関係があることが必要である。つま
り、吐出管圧力の上昇を凝縮温度を検知することによっ
て認識し、この凝縮温度に基いて上記の垂下制御等を行
うようになっているので、この垂下制御等の開始時期を
適切に設定するためには、この両者間に一定の相関関係
が必要になる。
【0008】ところが、例えば冷媒循環回路への冷媒充
填量が必要以上に多い場合や、冷媒循環回路の液配管部
分に余剰の液冷媒を貯留する容器(受液器)が設けられ
ていない場合には、凝縮冷媒の過冷却度が大きくなり、
仮に吐出管圧力が異常上昇したとしても冷媒の凝縮温度
は殆ど上昇しないといった状況が生じる場合がある。こ
れでは、凝縮温度を検知することで吐出管圧力の上昇を
抑制する上述のような制御を良好に行うことは不可能と
なってしまう。
【0009】本発明は、この点に鑑みてなされたもので
あって、冷媒の凝縮温度の検出に代わる他の手段で高圧
保護機能を維持することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明が講じた手段は、圧縮機の供給電流値を垂
下制御するものに対し、その垂下条件電流値を空気調和
機の運転状況に応じて適宜修正するようにした。
【0011】具体的に、請求項1に係る発明が講じた手
段は、図1に示すように、圧縮機(21)と、熱源側熱交換
器(23)と、膨張機構(24)と、利用側熱交換器(31)とが冷
媒循環可能に順に接続されて成る冷媒循環回路(12)を備
え、空調負荷に応じて圧縮機(21)の供給電流値を設定す
る電流設定手段(54)と、上記供給電流値が所定の垂下条
件値に達したとき、電流設定手段(54)が設定する供給電
流値を低下させる垂下手段(55)と、圧縮機(21)の吐出冷
媒圧力が所定圧力に達したとき、該圧縮機(21)を停止さ
せる高圧保護手段(PS-1)とを有する空気調和機を前提と
している。そして、上記高圧保護手段(PS-1)の出力を受
け、圧縮機(21)の吐出冷媒圧力が所定圧力に達して高圧
保護手段(PS-1)が作動したとき、垂下条件値を所定値だ
け下降させる条件変更手段(56)を設けた構成としてい
る。
【0012】この構成により、空気調和機の運転時にお
いて、圧縮機(21)の吐出冷媒圧力が所定圧力に達して高
圧保護手段(PS-1)が作動したときには、条件変更手段(5
6)が圧縮機(21)の供給電流値の垂下条件値を所定温度だ
け下降させる。これにより、吐出冷媒圧力が高い運転状
況では、電流垂下の開始時期を早くすることで、吐出圧
力が高圧保護手段(PS-1)の作動圧に達することを抑制し
た制御を行うことができる。そして、供給電流値は、圧
縮機(21)の吐出冷媒圧力に略比例するものであって、冷
媒循環回路への冷媒充填量が必要以上に多い場合や、冷
媒循環回路の液配管部分に余剰の液冷媒を貯留する容器
が設けられていない場合であっても吐出管圧力の上昇を
疑似的に検出した垂下制御を行うことで、圧縮機(21)の
停止を阻止することができる。
【0013】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の空気調和機の運転制御装置において、圧縮機(21)の供
給電流値が所定の垂下条件値に達した状態が所定時間継
続してサーモオフ条件が成立したとき圧縮機(21)を停止
させるサーモオフ手段(57)を備えさせ、条件変更手段(5
6)が、高圧保護手段(PS-1)の出力を受け、上記サーモオ
フ手段(57)が作動することなしに圧縮機(21)の吐出冷媒
圧力が所定圧力に達して高圧保護手段(PS-1)が作動した
ときにのみ垂下条件値を所定値だけ下降させる構成とし
た。
【0014】この構成により、高圧保護手段(PS-1)が作
動したときには、サーモオフ条件の成立電流値である垂
下条件値が低下されることになるので、高圧保護条件に
達する寸前までサーモオフを行わせないようなサーモオ
フ条件電流値の設定が可能になる。
【0015】請求項3記載の発明は、上記請求項2記載
の空気調和機の運転制御装置において、高圧保護手段(P
S-1)の作動回数をカウントし、所定回数カウントすると
異常判定を行って圧縮機(21)を強制的に停止させるカウ
ント手段(58)を備えさせ、条件変更手段(56)が、カウン
ト手段(58)が上記所定回数カウントするまで、該カウン
ト手段(58)が高圧保護手段(PS-1)の作動回数をカウント
する毎に垂下条件値を下降させていく構成とした。
【0016】この構成により、高圧保護のためのカウン
ト手段(58)を利用して電流垂下条件値を変更することに
なるので、簡単な構成で請求項2記載の発明に係る作用
が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基いて説明する。
【0018】図2に示すように、本実施形態における空
気調和機(10)は、一台の室外ユニット(20)に対して一台
の室内ユニット(30)が接続されたいわゆるセパレートタ
イプの空気調和機である。
【0019】上記室外ユニット(20)は、インバータによ
り運転周波数(運転容量)を可変に調節されるロータリ
タイプの圧縮機(21)と、冷房運転時に図中実線の如く、
暖房運転時に図中破線の如く切換わる四路切換弁(22)
と、冷房運転時に凝縮器として、暖房運転時に蒸発器と
して機能する熱源側熱交換器である室外熱交換器(23)
と、冷媒を減圧するための膨張回路(24)と、液冷媒を貯
留可能な比較的容量の小さな貯留器(26)と、アキュムレ
ータ(25)を備えており、上記室外熱交換器(23)には室外
ファン(Fo)が設けられている。
【0020】また、室内ユニット(30)は、冷房運転時に
蒸発器として、暖房運転時に凝縮器として機能する利用
側熱交換器である室内熱交換器(31)が配置され、上記室
内熱交換器(31)には室内ファン(Fr)が設けられている。
【0021】そして、上記圧縮機(21)と四路切換弁(22)
と室外熱交換器(23)と膨張回路(24)と室内熱交換器(31)
とは、冷媒配管(11)により順次接続され、冷媒の循環に
より熱移動を生ぜしめるようにした冷媒回路(12)が構成
されている。
【0022】上記膨張回路(24)は、直列接続された一対
のキャピラリチューブ(CP-1,CP-2)と、一方のキャピラ
リチューブ(CP-2)に対して並列に接続され、室外熱交換
器(23)から室内熱交換器(31)へ向う冷媒の流通のみを許
容する逆止弁(CV)を備えたバイパス管(2a)とを備えてい
る。
【0023】尚、(ER)は、圧縮機(21)の吐出管に設けら
れて該圧縮機(21)の運転音を低減するための消音器であ
る。
【0024】更に、上記空気調和機(10)にはセンサ類が
設けられている。つまり、上記圧縮機(21)の吐出管に
は、該圧縮機(21)の吐出側の冷媒圧力相当飽和温度であ
る吐出管温度Tdを検出する吐出管センサ(Th-d)が配置
され、室外ユニット(20)の空気吸込口には、室外空気温
度Taを検出する外気温センサ(Th-a)が配置され、室外
熱交換器(23)には、冷房運転時には凝縮温度となり、暖
房運転時には蒸発温度となる外熱交温度Tcを検出する外
熱交センサ(Th-c)が配置されている。
【0025】また、上記室内ユニット(30)の空気吸込口
には、室内空気温度Trを検出する室温センサ(Th-r)が
配置され、室内熱交換器(31)には、冷房運転時には蒸発
温度となり、暖房運転時には凝縮温度となる内熱交温度
Teを検出する内熱交センサ(Th-e)が配置されている。
【0026】また、上記圧縮機(21)の吐出管には、高圧
冷媒圧力を検出して、該高圧冷媒圧力の過上昇によりオ
ンとなって高圧信号を出力する高圧圧力スイッチ(PS-
1)が配置されている。
【0027】そして、上記各センサ(Th-d〜Th-e)及び
高圧圧力スイッチ(PS-1)の出力信号は、コントローラ
(50)に入力されており、該コントローラ(50)は、入力信
号に基づいて空調運転を制御するように構成されてい
る。
【0028】一方、上記コントローラ(50)は、圧縮機(2
1)の運転容量である運転周波数を制御する容量制御手段
(51)が設けられている。該容量制御手段(51)は、インバ
ータの出力周波数を8つの周波数ステップNに区分し
て、各周波数ステップNを設定温度と室内空気温度Trと
の差温に基いて設定して室内空気温度Trが設定温度にな
るように圧縮機(21)の運転周波数を制御している。つま
り、上記容量制御手段(51)は、インバータの出力周波数
及び出力電圧である圧縮機モータ(CM)の供給周波数及び
印加電圧に予め所定の関係(V/F)を保持させた各周
波数ステップNが設定され、この周波数ステップNを設
定温度と室内空気温度Trとの差温に基いて算出し、この
算出した周波数ステップNの周波数で電圧を圧縮機モー
タ(CM)に印加するようにインバータを制御している。
【0029】また、このコントローラ(50)は、圧縮機(2
1)への供給電流値を設定する電流設定手段(54)と、圧縮
機(21)への供給電流値が所定の垂下条件値に達したとき
上記電流設定手段(54)が設定する供給電流値を低下させ
る垂下手段(55)と、供給電流値がこの垂下条件値に達
し、この状態が所定時間継続したときにサーモオフ条件
が成立したとして圧縮機(21)を停止させるサーモオフ手
段(57)と、圧縮機(21)の吐出管圧力が所定圧力に達して
高圧圧力スイッチ(PS-1)が作動したとき、垂下条件値を
所定値だけ下降させる条件変更手段(56)と、高圧保護手
段(PS-1)の作動回数をカウントし、所定回数カウントす
ると異常判定を行ってシステムを強制的に停止させるカ
ウント手段(58)とが備えられている。
【0030】電流設定手段(54)は、空調負荷等に応じて
圧縮機(21)への供給電流値を設定して圧縮機モータ(CM)
の駆動軸トルクを可変としている。つまり、空調負荷が
増大したときなどは、この供給電流値を高く設定するよ
うになっている。
【0031】上記垂下手段(55)は、供給電流値が所定の
垂下条件値(例えば8.7A)に達したとき、この供給
電流値を次第に低下(垂下)させていき、供給電流値が
所定の垂下解除温度(例えば6.7A)に達するまで、
供給電流の上昇を阻止するようにしている。
【0032】サーモオフ手段(57)は、供給電流値が上記
垂下条件値に達し、この状態が30sec 継続した場合に
サーモオフ条件が成立したと判断して圧縮機(21)を停止
するようになっている。
【0033】条件変更手段(56)は、圧縮機(21)の吐出管
圧力が所定圧力に達して高圧圧力スイッチ(PS-1)が作動
したとき、上記垂下条件値を所定値(例えば10%)だ
け下降させるようにしている。つまり、この条件変更手
段(56)によって以下の式により供給電流値の垂下条件
値が設定される。 ix=iA(10−CHPS)/10 …… (尚、ixは垂下条件値、iAは供給電流値の初期値、
CHPS は後述するHPS リトライカウンタのカウント値)
カウント手段(58)は、高圧保護手段(PS-1)の作動回数を
カウントする所謂HPSリトライカウンタであって、高圧
保護手段(PS-1)の作動回数をカウントする毎にそのカウ
ント値CHPS を「1]だけ増加させるようにしている。
そして、そのカウント値CHPS の信号を上記条件変更手
段(56)による垂下条件値の変更のために送信するように
なっている。つまり、上記条件変更手段(56)は、上述し
た式からも判るように、このカウント値信号を受信し、
これに基いて垂下条件値を下降させるようになってい
る。
【0034】次に、上述の如く構成された空気調和機(1
0)の運転動作について説明する。上述した冷媒回路(12)
において、冷房運転時には、室外熱交換器(23)で凝縮し
て液化した液冷媒がキャピラリチューブ(CP-1)で減圧し
た後、貯留器(26)を経て室内熱交換器(31)で蒸発して圧
縮機(21)に戻る循環となる一方、暖房運転時には、室内
熱交換器(31)で凝縮して液化した液冷媒がキャピラリチ
ューブ(CP-1,CP-2) で減圧した後、室外熱交換器(23)で
蒸発して圧縮機(21)に戻る循環となる。
【0035】次に、上述のような運転状態における圧縮
器(21)への供給電流の変化状態について説明する。
【0036】空気調和機(1) の冷房運転の開始時には、
供給電流値は初期値に設定されている(具体的には、例
えば8.7A)。また、この際、HPS リトライカウンタ
のカウント値CHPS は0にセットされている。
【0037】そして、電流垂下制御により供給電流値が
低下する際の電流変化状態としては、図3に実線で示す
ように、空調負荷の変動などによって供給電流値が上昇
して垂下条件値(ix)に達すると、垂下手段(55)によ
り垂下制御が開始され、供給電流が次第に低下される。
また、この際、圧縮機(21)の運転周波数の垂下制御も同
時に行われており、単位時間(20sec)毎に圧縮機(21)
の運転周波数を1ステップづつ低下させていく。そし
て、供給電流値が垂下解除値(ix−b)に達すると再
び空調負荷に基いた供給電流値の制御が行われる(bは
垂下条件値と垂下解除値との差であって例えば2Aに設
定される)。つまり、供給電流値を垂下解除値(ix−
b)に達するまで次第に低下させ、この供給電流値が垂
下条件値(ix)以上である状態が所定時間継続するこ
とによるサーモオフの発生を回避することで連続運転が
可能になる。
【0038】また、垂下制御を行ってもサーモオフとな
る際の温度変化状態としては、図3に破線で示すよう
に、空調負荷の変動などに伴う圧縮機モータ(CM)の負荷
トルクの変動時に供給電流値が垂下条件値(ix)に達
したような場合には、垂下制御を開始しても実際の電流
値が低下せず、この電流値が垂下条件値(ix)よりも
高い状態となり、これが30sec 継続した場合にはサー
モオフ条件が成立して圧縮機(21)が停止(サーモオフ)
される。
【0039】また、図3に一点鎖線で示すように圧縮機
(21)の負荷変動の急変等によって供給電流値が急上昇し
て瞬時過電流が流れた場合には強制的に圧縮機(21)を停
止し、その後、再起動(リトライ)する。そして、この
動作が4回繰り返されるとシステムを異常停止させる。
【0040】次に、本形態の特徴とする動作として供給
電流の垂下条件値度(ix)の変更動作について説明す
る。この動作は、上述したように高圧圧力スイッチ(PS-
1)の作動回数をカウントするHPS リトライカウンタのカ
ウント値CHPS に応じて条件変更手段(56)により垂下条
件値(ix)が変更されるものである。以下、この動作
を具体的に説明する。上述したように圧縮機(21)の吐出
圧が上昇して高圧圧力スイッチ(PS-1)が作動すると、HP
S リトライカウンタのカウント値CHPS に「1」が加算
されて該カウント値が「1」となり、条件変更手段(56)
により垂下条件値(ix)が1Aだけ下降される。つま
り、垂下条件値が初期値の8.7Aである場合には、
7.7Aに設定される。更に、圧縮機(21)が再起動(リ
トライ)された際に、再び、高圧圧力スイッチ(PS-1)が
作動すると、更にHPS リトライカウンタのカウント値C
HPS に「1」が加算されて該カウント値が「2」とな
り、垂下条件値が更に1Aだけ下降され、垂下条件値が
6.7Aに設定される。
【0041】このようにして、高圧圧力スイッチ(PS-1)
が作動する度にHPS リトライカウンタのカウント値CHP
S に「1」が加算されて垂下条件値(ix)が1Aづつ
下降する。これにより、高圧上昇時における垂下制御の
開始時期を早く開始させることができ、吐出管圧力の上
昇を抑制して連続運転範囲を拡大することができる。
【0042】尚、上記HPS リトライカウンタのカウント
値CHPS の変更範囲は、最大が「+5」である。つま
り、垂下条件値(ix)は最大50%まで下降されるこ
とになる。また、このカウント値CHPS は空調機の異常
停止時には「0」にリセットされる。
【0043】以上説明してきたように、本形態によれ
ば、高圧保護圧力スイッチ(PS-1)が作動したときには、
供給電流の垂下条件値(ix)を下降させるようにした
ために、吐出圧力が高い運転状況では、垂下の開始時期
を早くすることで、吐出圧力が高圧圧力スイッチ(PS-1)
の作動圧に達することを抑制した制御を行うことがで
き、また、この垂下条件値(ix)を、吐出管圧力が高
圧圧力スイッチ(PS-1)の作動圧に達することのない範囲
内で最大に設定する学習制御が行われることになるの
で、圧縮機(21)の運転容量を比較的大きく維持すること
ができる。
【0044】このため、従来のように、冷媒循環回路へ
の冷媒充填量が必要以上に多い場合や、冷媒循環回路の
液配管部分に余剰の液冷媒を貯留する容器が設けられて
いない場合には、冷媒の過冷却度が大きくなり、仮に吐
出管圧力が異常上昇したとしても冷媒の凝縮温度は殆ど
上昇しないといった状況が生じる場合があり、凝縮温度
を検知することで吐出管圧力の上昇を抑制する制御を行
うことは不可能となるといったような状況が回避でき、
冷媒の凝縮温度の検出による高圧保護制御では得られな
い制御の信頼性の向上を図ることができる。
【0045】尚、本実施形態では、一台の室外ユニット
(20)に対して一台の室内ユニット(30)が接続されたセパ
レートタイプの空気調和機(10)に本発明を適用した場合
について説明したが、本発明は、これに限らず、複数の
室内ユニットを備えたマルチタイプの空気調和機に対し
ても適用可能である。
【0046】
【発明の効果】以上、説明してきたように、本発明によ
れば以下に述べるような効果が発揮される。請求項1記
載の発明によれば、圧縮機の電流垂下機能及び高圧保護
機能を備えた空気調和機に対し、圧縮機の吐出冷媒圧力
が所定圧力に達して高圧保護手段が作動したとき、垂下
条件値を所定値だけ下降させる条件変更手段を設けたた
めに、吐出冷媒圧力が高い運転状況では、電流垂下の開
始時期を早くすることで、吐出圧力が高圧保護手段の作
動圧に達することを抑制した制御を行うことができる。
そして、供給電流値は、圧縮機の吐出冷媒圧力に略比例
するものであって、冷媒循環回路への冷媒充填量が必要
以上に多い場合や、冷媒循環回路の液配管部分に余剰の
液冷媒を貯留する容器が設けられていない場合であって
も吐出管圧力の上昇を疑似的に検出した垂下制御を行う
ことで、圧縮機の停止を阻止することができ、連続運転
範囲の拡大化及び装置の信頼性の向上を図ることができ
る。
【0047】請求項2記載の発明によれば、サーモオフ
手段が作動することなしに高圧保護手段が作動したとき
にのみ垂下条件値を所定値だけ下降させるようにしたた
めに、サーモオフ条件の成立電流値である垂下条件値が
低下することになり、高圧保護条件に達する寸前までサ
ーモオフを行わせないようなサーモオフ条件電流値の設
定が可能になり、これによっても、高圧保護機能を維持
しながら圧縮機の容量を高く維持して空気調和機の最大
能力を引き出すことができ、装置の信頼性及び性能の向
上を図ることができる。
【0048】請求項3記載の発明によれば、高圧保護手
段の作動回数をカウントし、所定回数カウントすると異
常判定を行って圧縮機を強制的に停止させるカウント手
段を備えさせ、カウント手段が上記所定回数カウントす
るまで、条件変更手段は、カウント手段が高圧保護手段
の作動回数をカウントする毎に垂下条件値を下降させて
いくようにしたために、高圧保護のためのカウント手段
を利用して電流垂下条件値を変更することができ、簡単
な構成で請求項2記載の発明に係る効果が得られ実用性
の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す図である。
【図2】実施形態に係る空気調和機の冷媒配管系統図で
ある。
【図3】冷房運転時における室外熱交温度の変化状態を
説明するための図である。
【符号の説明】
(10) 空気調和機 (12) 冷媒回路 (21) 圧縮機 (23) 室外熱交換器(熱源側熱交換器) (24) 膨張回路(膨張機構) (31) 室内熱交換器(利用側熱交換器) (54) 電流設定手段 (55) 垂下手段 (56) 条件変更手段 (57) サーモオフ手段 (58) カウント手段 (PS-1) 高圧圧力スイッチ(圧縮機保護手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 嶋谷 圭介 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 岩田 友宏 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機(21)と、熱源側熱交換器(23)と、
    膨張機構(24)と、利用側熱交換器(31)とが冷媒循環可能
    に順に接続されて成る冷媒循環回路(12)を備え、 空調負荷に応じて圧縮機(21)の供給電流値を設定する電
    流設定手段(54)と、 上記供給電流値が所定の垂下条件値に達したとき、電流
    設定手段(54)が設定する供給電流値を低下させる垂下手
    段(55)と、 圧縮機(21)の吐出冷媒圧力が所定圧力に達したとき、該
    圧縮機(21)を停止させる高圧保護手段(PS-1)とを有する
    空気調和機において、 上記高圧保護手段(PS-1)の出力を受け、圧縮機(21)の吐
    出冷媒圧力が所定圧力に達して高圧保護手段(PS-1)が作
    動したとき、垂下条件値を所定値だけ下降させる条件変
    更手段(56)が設けられていることを特徴とする空気調和
    機の運転制御装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機(21)の供給電流値が所定の垂下条
    件値に達した状態が所定時間継続してサーモオフ条件が
    成立したとき圧縮機(21)を停止させるサーモオフ手段(5
    7)を備え、 条件変更手段(56)は、高圧保護手段(PS-1)の出力を受
    け、上記サーモオフ手段(57)が作動することなしに圧縮
    機(21)の吐出冷媒圧力が所定圧力に達して高圧保護手段
    (PS-1)が作動したときにのみ垂下条件値を所定値だけ下
    降させることを特徴とする請求項1記載の空気調和機の
    運転制御装置。
  3. 【請求項3】 高圧保護手段(PS-1)の作動回数をカウン
    トし、所定回数カウントすると異常判定を行って圧縮機
    (21)を強制的に停止させるカウント手段(58)が備えら
    れ、 条件変更手段(56)は、カウント手段(58)が上記所定回数
    カウントするまで、該カウント手段(58)が高圧保護手段
    (PS-1)の作動回数をカウントする毎に垂下条件値を下降
    させていくことを特徴とする請求項2記載の空気調和機
    の運転制御装置。
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