JPH04242754A - 静電像現像方法 - Google Patents

静電像現像方法

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JPH04242754A
JPH04242754A JP2417455A JP41745590A JPH04242754A JP H04242754 A JPH04242754 A JP H04242754A JP 2417455 A JP2417455 A JP 2417455A JP 41745590 A JP41745590 A JP 41745590A JP H04242754 A JPH04242754 A JP H04242754A
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JP
Japan
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carrier
developer
toner
particles
electrostatic image
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Withdrawn
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JP2417455A
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English (en)
Inventor
Mayumi Tanaka
真由美 田中
Ryuhei Kasuya
粕谷 隆平
Tsuneo Daidouji
大導寺 恒雄
Tadashi Kaneko
兼子 正
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法、静電記録
法、静電印刷法等に適用される静電像現像方法に関する
【0002】
【従来の技術】電子写真法等により、少なくともトナー
およびキャリアよりなる二成分現像剤を用いて静電像を
現像する方法においては、良好な現像を達成するために
現像剤担持体(以下適宜「現像スリーブ」ともいう)上
の現像剤層の厚さをその磁気ブラシの最大高さが 1.
0mm以下となるように薄くし、しかもその層厚を均一
にすることが肝要である。このような薄層の現像剤層を
形成する手段としては、従来、特開昭54− 4303
8号公報、特開昭54− 51848号公報に記載され
ているように、現像スリーブに弾性体を押圧させる手段
、特開平2− 50184号公報に記載されているよう
に、現像スリーブに剛性部材を押圧させる手段が提案さ
れている。しかし、これらの手段では現像剤へ大きなス
トレスが加えられるため、多数回にわたり現像プロセス
を遂行すると、現像剤の特性が変化して初期特性が安定
に維持されず、その結果、画像濃度の低下、トナー飛散
、キャリアへのトナースペント等が発生する問題があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような問題を解決
するために、本発明者らは、トナーの外添剤の種類、粒
径、組合せ、添加量等の処方を変更することによりスト
レスに強い現像剤を得ることについて鋭意研究を重ねて
きた。しかし、大粒径の外添剤を用いた場合には、トナ
ーの帯電量が不安定となり、また外添剤の組合せによっ
ても必ずしも帯電量が安定せず、その結果、現像性が経
時的に不安定となる問題が生じた。一方、外添剤の添加
量を増加する場合には、現像剤の環境依存性が大きくな
り、特に高温高湿下においては画像濃度が大きく低下す
る問題が生じた。そこで、本発明の目的は、経時的に安
定な現像性が発揮され、しかも環境依存性が小さくて高
濃度の現像が可能な静電像現像方法を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明の静電像現像方法は、現像剤担持体上に形成
された現像剤の薄層により静電像担持体上の静電像を現
像する方法において、剛性の棒状体からなる層厚規制部
材を現像剤担持体の表面に弾性的に押圧して現像剤の薄
層を形成し、現像剤としてトナーとキャリアとからなる
二成分現像剤を用い、前記キャリアとして、芯材粒子の
表面に樹脂微粒子が機械的衝撃力により付着されてなる
球形化度が0.15以下のものを用い、前記トナーとし
て、着色粒子に流動化剤が添加混合されてなるものを用
いることを特徴とする。
【0005】
【作用】一般に、剛性の棒状体からなる層厚規制部材を
現像剤担持体の表面に弾性的に押圧して現像剤の薄層を
形成すると、現像剤が大きなストレスを受けるため、経
時的にトナーの流動化剤が着色粒子中に埋没するように
なり、トナーの流動性が低下して現像性が低下するとこ
ろ、本発明では、キャリアとして芯材粒子の表面に樹脂
微粒子が機械的衝撃力により付着されてなる球形化度が
0.15以下のもの、すなわち表面が粗面のキャリアを
用いるため、現像剤が大きなストレスを受けても流動化
剤が着色粒子中に埋没しにくくなり、また経時的に流動
化剤が着色粒子中に埋没するようになったとしても、キ
ャリア表面が粗面であってトナー粒子との接触面積が小
さいためキャリア表面に対するトナー粒子の付着力が過
大にならず、その結果、トナー粒子の良好な流動性が長
期間にわたり安定に発揮され、高濃度の現像を安定に達
成することができる。しかも、高温高湿下においても流
動性の低下が生ぜず、高濃度の現像を安定に達成するこ
とができる。
【0006】
【実施例】本発明の静電像現像方法に用いられる二成分
現像剤を構成するキャリアは、芯材粒子の表面に樹脂微
粒子が機械的衝撃力により付着されてなる球形化度が0
.15以下のものである。キャリアの球形化度が0.1
5を超える場合は、層厚規制部材から受けるストレスに
よりトナーの流動化剤が着色粒子中に埋没しやすくなり
、その結果、トナー粒子のキャリア表面への付着力が大
きくなり、またトナーの帯電性が変化し、高濃度の現像
を多数回にわたり安定に達成することが困難となる。こ
こで、「球形化度」とは、ワーデルの真の球形化度Ψを
いい、下記数1で定義されるものである。
【0007】
【数1】 なお、上記数1の分子「粒度分布より真球と仮定して算
出された比表面積」は、日本電子社販売のレーザー回折
式粒度分布測定装置ヘロス(HELOS)により測定さ
れたものである。ただし、キャリア粒子の分散は、50
ccのビーカーに測定試料と界面活性剤と分散媒である
水とを入れた後、出力 150Wの超音波ホモジナイザ
ーにより 120秒間にわたり行った。また、上記数1
の分母「BET比表面積」は、島津製作所製のマイクロ
メリティックス・フローソーブII2300型により測
定されたものである。
【0008】キャリアに用いられる樹脂微粒子は、特に
限定されない。本発明では機械的衝撃力により樹脂微粒
子を芯材粒子の表面に付着させるので、非溶剤系の乾式
コーティング手段を適用することができ、従って、溶剤
に難溶性の樹脂をも用いることができ、樹脂の選択範囲
がかなり広くなる。具体的には、スチレン系樹脂、アク
リル系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂、ビニル系樹脂
、エチレン系樹脂、ロジン変性樹脂、ポリアミド樹脂、
ポリエステル樹脂、フッ素系樹脂等の微粒子が用いられ
る。これらの樹脂は組合せて用いてもよい。これらの樹
脂微粒子は、キャリアの芯材粒子への付着性を高める観
点から、1次粒子の粒径が1μm以下であることが好ま
しい。
【0009】キャリアに用いられる芯材粒子としては、
磁性体粒子が好ましく用いられる。磁性体粒子の大きさ
は、トナーとの摩擦帯電性等を考慮して、重量平均粒径
が10〜100 μmのものが好ましい。ただし、この
重量平均粒径は、リード・アンド・ノースラップ(LE
EDS&NORTHRUP) 社製のマイクロトラック
(TYPE 7981−OX) を用いて乾式で測定さ
れたものである。磁性体粒子の材料としては、例えば鉄
、フェライト、マグネタイト等のように磁場によりその
方向に強く磁化する物質が用いられる。 なお、フェライトとは、鉄を含有する磁性酸化物の総称
であり、MO・Fe2 O3 の化学式で示されるスピ
ネル型フェライトに限定されない。なお、上記化学式に
おいて、Mは2価の金属を表し、具体的には、Ni,C
u,Zn,Mn,Mg,Li等を表す。
【0010】本発明では、樹脂微粒子を芯材粒子の表面
に機械的衝撃力により付着させてキャリアを得るが、具
体的一例においては、芯材粒子と樹脂微粒子とを通常の
混合撹拌装置等により混合撹拌して均一に混合し、得ら
れた混合物を例えば通常の回転翼型混合撹拌装置を改良
した装置等に入れて、当該混合物に機械的衝撃力を繰り
返して付与することにより、芯材粒子の表面に樹脂微粒
子による樹脂被覆層を形成してキャリアを得る。機械的
衝撃力の付与は、常温下で行ってもよく、また加熱下で
行ってもよい。この場合、キャリアの球形化度は、主に
、水平回転翼の周速をコントロールすることにより適宜
調整することができる。また、機械的衝撃力を付与する
際の温度を同時にコントロールすることにより短時間で
キャリアを製造することが可能となる。
【0011】図1は、回転翼型混合撹拌装置の一例を示
し、混合撹拌槽1の上蓋2には、投入弁3が設置された
原料投入口4と、フィルター5と、点検口6が設けられ
ている。投入弁3を経て原料投入口4から投入された粉
体原料は、モーター7により駆動される水平方向回転体
8の水平回転翼8A,8B,8Cにより撹拌され、これ
により機械的衝撃力が付与される。この水平方向回転体
8は、図2にも示すように、中心部8Dと、この中心部
8Dに関して対象的な位置に設けられた3つの水平回転
翼8A,8B,8Cとを備えてなり、これらの回転翼は
、混合撹拌槽1の底部1Aから斜め上方に立ち上がる斜
面を有している。従って、投入された粉体原料はこれら
の水平回転翼により上方へかき上げられる。かき上げら
れた原料は、混合撹拌槽1の傾斜した上部内壁または下
部内壁に衝突し、水平方向回転体8の水平回転翼8A,
8B,8Cの回転範囲に落下する。一方、水平方向回転
体8の上部には垂直方向回転体9が設けられていて、こ
の垂直方向回転体9は2枚の垂直回転翼よりなり、上下
方向に回転して混合撹拌槽1の内壁にはねかえされた原
料と衝突する。この垂直方向回転体9は、粉体原料の撹
拌を促進し、その凝集を防止する役割を果たす。このよ
うにして粉体原料は、水平方向回転体8、垂直方向回転
体9、混合撹拌槽1の内壁との衝突、あるいは原料同士
の衝突を繰り返し、これにより機械的衝撃力が付与され
て、樹脂粒子が芯材粒子の表面上に固着され、これらに
より樹脂被覆層が形成される。このようにして得られた
被覆粒子は、排出弁10を開き、製品排出口11より取
り出される。ジャケット12は、例えば原料の撹拌時に
は加熱手段として機能し、原料の撹拌終了後には冷却手
段として機能するものであり、このシャケット12によ
り混合撹拌槽1の外壁がほぼ3/4の高さすなわち垂直
方向回転体9が取り付けられている高さまで覆われてい
る。品温は、品温計13よって測定される。なお、垂直
方向回転体9は必要に応じて設けられるものであり、水
平方向回転体8のみを設けるようにしてもよい。
【0012】図3は、水平回転翼の周速および加工時間
とキャリアの球形化度との関係を示すグラフであり、こ
のグラフから、周速が大きい場合は加工時間と共に球形
化度が大きくなっていくが、周速が4m/s程度と小さ
くなると、加工時間が長くなっても球形化度はあまり変
化しないことがわかる。
【0013】本発明の静電像現像方法に用いられる二成
分現像剤を構成するトナーは、着色粒子に流動化剤が添
加混合されてなるものである。着色粒子は、通常、バイ
ンダー樹脂中に、着色剤、荷電制御剤、ワックス等の添
加剤が分散含有されて構成される。トナーのバインダー
樹脂としては、例えばポリエステル樹脂、スチレン樹脂
、アクリル樹脂、スチレン−アクリル樹脂、エポキシ樹
脂、ポリウレタン樹脂等が用いられる。トナーの着色剤
としては、カーボンブラック、ニグロシン染料、アニリ
ンブルー、カルコオイルブルー、クロムイエロー、ウル
トラマリンブルー、デュポンオイルレッド、キノリンイ
エロー、メチレンブルークロライド、フタロシアニンブ
ルー、マラカイトグリーンオクサレート、ランプブラッ
ク、ローズベンガル、これらの混合物、その他が用いら
れる。トナーの荷電制御剤、ワックスとしては、従来公
知のものが用いられる。
【0014】本発明では、着色粒子に流動化剤を添加混
合してトナーを構成するが、流動化剤としては、シリカ
、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸
マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロン
チウム、酸化亜鉛、酸化クロム、酸化セリウム、三酸化
アンチモン、酸化ジルコニウム、炭化ケイ素等の微粒子
が用いられる。特に、シリカ微粒子、酸化チタン微粒子
が好ましい。シリカ微粒子または酸化チタン微粒子の市
販品としては、アエロジルR−972 、アエロジルR
−974 、アエロジルR−805 、アエロジルR−
812 、アエロジルT−805  (以上、日本アエ
ロジル社製) 等が挙げられる。流動化剤の添加割合は
、悪影響を及ぼさずに流動性を高める観点から、着色粒
子の0.05〜1重量%が好ましい。以上のキャリアと
トナーとが混合されて二成分現像剤が構成されるが、ト
ナーの混合割合は3〜10重量%が好ましい。
【0015】本発明の静電像現像方法においては、以上
の特定の現像剤を用いて、剛性の棒状体からなる層厚規
制部材を現像剤担持体の表面に弾性的に押圧して現像剤
担持体上に現像剤の薄層を形成し、この現像剤の薄層に
より静電像担持体上の静電像を現像する。層厚規制部材
は剛性の棒状体からなるが、剛性の棒状体とは、剛性率
が104 kg/cm2 以上の棒状体をいう。このよ
うな棒状体の材料としては、SUS416、SUS43
0等の磁性ステンレス、鉄合金、磁性粉を含有してなる
硬質樹脂等が挙げられる。層厚規制部材の現像剤担持体
に対する押圧力は、安定した薄層の形成と現像剤へのス
トレスの軽減を考慮して、1 〜15gf/mm以上で
あることが好ましい。また、層厚規制部材の現像剤担持
体に対する押圧部の曲率半径は0.5〜15mmが好ま
しい。現像剤担持体としては、剛性を有する部材からな
る現像スリーブと、この現像スリーブの内部に固定され
た磁石体とにより構成されたものが好ましい。現像スリ
ーブの駆動軸の駆動トルクは、安定した薄層の形成と、
現像剤へのストレスを軽減する観点から、2〜4 kg
f・cmが好ましい。現像スリーブの表面の構成材料と
しては、非磁性ステンレス、アルミニウム、硬質樹脂、
ガラス、セラミックス等が挙げられる。
【0016】図4は、本発明の静電像現像方法の実施に
用いることができる現像装置の一例を示す。現像剤担持
体14は磁石体15と現像スリーブ16とにより構成さ
れ、磁石体15は現像スリーブ16の内部に固定配置さ
れ、現像スリーブ16の周に沿ってN極とS極とが等間
隔で交互に配置されているが、1極だけ欠落した磁極の
欠落部分を設けることによって、当該欠落部分において
、隣接するN極同士による反発磁界が形成されている。 現像剤担持体14の表面を構成する現像スリーブ16は
、剛性を有する非磁性ステンレスからなり、矢印方向に
回転される。層厚規制部材17は、曲率半径が例えば3
mmの円形の断面で現像スリーブ16の軸方向に沿って
伸びる円柱棒状の形態であり、かつ、剛性および磁性を
有する材料である磁性ステンレス(SUS416)から
なり、磁石体15に対向する位置において、現像スリー
ブ16に弾性的に押圧された状態で配置されている。こ
の層厚規制部材17によって現像スリーブ16に担持さ
れた現像剤の現像領域18への供給量が規制される。こ
の層厚規制部材17は、表面粗さが 0.5Sとなる程
度にグラインダ加工されていて、表面被膜は設けられて
いない。なお、必要に応じて表面被膜を設けてもよい。 また層厚規制部材17は、ハウジング19に取付けられ
たホルダー20によって側方への移動が規制され、かつ
、現像スリーブ16に対して1〜15gf/mmの押圧
力で押圧されている。なお、図4において、21は静電
像担持体、22は第1の撹拌部材、23は第2の撹拌部
材、24は供給ローラ、25はスクレーパー、26は撹
拌仕切り板である。
【0017】この現像装置においては、容器内のトナー
は、矢印方向に回転する第1の撹拌部材22と、これと
反対方向で互に重複するように回転する第2の撹拌部材
23とにより、キャリアと充分に撹拌混合された後、供
給ローラ24によって現像スリーブ16の表面に運ばれ
る。すなわち、第1の撹拌部材22と第2の撹拌部材2
3は互に相反する矢印方向に回転する左巻きの蝶旋角を
もったスクリュー状の部材であって第2の撹拌部材23
の推力によって奥側に搬送されたトナーとキャリアは、
図4の奥側方向に上縁が低く傾斜する撹拌仕切り板26
を順次乗り越えて第1の撹拌部材22側に移りその推力
によって図4の手前側に搬送され、その間におけるトナ
ーとキャリアとの撹拌混合作用によって摩擦帯電がなさ
れ、この現像剤が矢印方向に回転する供給ローラ24に
よって現像スリーブ16の周面上に層状に付着する。現
像スリーブ16上に担持された現像剤は、薄層形成部材
17との間を通過する際に、例えば 100〜450 
μmの薄層で厚さの均一な現像剤層が形成され、この現
像剤層が現像領域18に供給されて現像に供される。現
像領域18の最小間隙の大きさは、供給されて来る現像
剤層の層厚よりも大きい。また、現像スリーブ16には
、交流バイアス電源27および直流バイアス電源28が
接続され、現像領域18に振動電界が形成されるように
なっている。ただし、静電像担持体21はアース電位に
保たれている。
【0018】以下、さらに具体的な実施例について説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。なお、以下において「部」は「重量部」を表す。 実施例1 (1)キャリアの製造 芯材粒子(球形のCu−Mg系フェライト粒子,平均粒
径45μm) 1000部と、樹脂微粒子 (メタクリ
ル酸メチル−スチレン共重合体粒子, 共重合モル比=
6:4,重量平均分子量Mw=130,000 , 重
量平均分子量Mwと数平均分子量Mnの比Mw/Mnの
値=1.9 , 一次粒子の重量平均粒径= 0.1μ
m) 20部とを、水平回転翼型混合撹拌装置に投入し
て、水平回転翼の周速が4m/sとなる条件で、常温下
で10分間にわたり混合撹拌した後、温度 100℃に
加熱してさらに30分間にわたり撹拌して、芯材粒子の
表面に樹脂微粒子が付着されてなる球形化度が 0.0
44の樹脂被覆キャリアを得た。これをキャリア1とす
る。
【0019】(2)トナーの製造 ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパンと、フマル酸と、ドデセ
ニル無水コハク酸と、1,2,4−ベンゼントリカルボ
ン酸とを用いて重縮合してポリエステル樹脂を得た。こ
のポリエステル樹脂 100部と、カーボンブラック「
モーガルL」(キャボット社製)10部と、低分子量ポ
リプロピレン「ビスコール 660P」 (三洋化成工
業社製) 2部と、ワックス「ワックスC」(ヘキスト
社製)2部とを、予備混合した後、溶融混練し、冷却後
粉砕し、分級して、平均粒径が15μmの着色粒子を得
た。この着色粒子に、疎水性シリカ微粒子である「アエ
ロジルR−972 」 (日本アエロジル社製) を 
0.2重量%、疎水性酸化チタン微粒子である「アエロ
ジルT−805 」 (日本アエロジル社製) を 0
.1重量%となる割合で添加混合してトナーを得た。こ
れをトナー1とする。
【0020】(3)実写テスト 上記キャリア1と、トナー1とを、トナー濃度が 7.
0重量%となる割合で混合して二成分現像剤を調製した
。この二成分現像剤と、図4に示した現像装置を備えた
「電子写真複写機8028」(コニカ社製)改造機とを
用いて、下記に示す現像条件で、温度30℃、相対湿度
80%の高温高湿の環境下においてコピー画像を連続し
て30,000枚形成する実写テストを行い、下記のよ
うにして画像濃度を測定して評価した。結果を後記表1
に示す。
【0021】現像条件 層厚規制部材は、剛性を有する磁性ステンレス (SU
S416)からなり曲率半径が3mmの円形断面を有す
る円柱棒状体であって、剛性を有する非磁性ステンレス
からなる現像スリーブの表面に弾性的に押圧されて配置
されていて、現像領域に搬送される現像剤の薄層の厚さ
が最大約 450μmに規制されている。現像スリーブ
の駆動軸の駆動トルクは 2.5 kgf・cmに設定
した。交流バイアスは周波数4kHz 、電圧 1.4
kV (ピーク・ピーク値) とし、直流バイアスは−
500 Vとした。現像スリーブの周速は 345mm
/sec 、静電像担持体の周速は 140mm/se
c 、現像ギャップ (現像領域の最短間隙) は 0
.5mmに設定した。 画像濃度 コニカ社製のサクラデンシトメーターを用いてコピー画
像の最高反射濃度を測定し、最高反射濃度の経時変化が
 0.3以内でかつ最高反射濃度が 1.0以上の場合
を○、最高反射濃度の経時変化が 0.3を超えかつ最
高反射濃度が 1.0未満の場合を×とした。
【0022】実施例2 実施例1において、現像スリーブの駆動軸の駆動トルク
を 4.0 kgf・cmに変更したほかは実施例1と
同様にして実写テストを行い、画像濃度を測定して評価
した。結果を後記表1に示す。
【0023】実施例3 実施例1のキャリアの製造において、水平回転翼の周速
を6m/sとし、 100℃に加熱後の撹拌時間 (以
下「加工時間」という) を40分に変更したほかは実
施例1と同様にして球形化度が 0.084の樹脂被覆
キャリアを得た。 これをキャリア3とする。このキャリア3と実施例1の
トナー1とをトナー濃度が 7.0重量%となる割合で
混合して二成分現像剤を調製した。この二成分現像剤を
用いて、現像スリーブの駆動軸の駆動トルクを 2.0
 kgf・cmに変更したほかは実施例1と同様にして
実写テストを行い、画像濃度を測定して評価した。結果
を後記表1に示す。
【0024】実施例4 実施例1のキャリアの製造において、水平回転翼の周速
を6m/sとし、加工時間を50分に変更したほかは実
施例1と同様にして球形化度が 0.101の樹脂被覆
キャリアを得た。これをキャリア4とする。このキャリ
ア4と実施例1のトナー1とをトナー濃度が 7.0重
量%となる割合で混合して二成分現像剤を調製した。こ
の二成分現像剤を用いて、現像スリーブの駆動軸の駆動
トルクを 3.8 kgf・cmに変更したほかは実施
例1と同様にして実写テストを行い、画像濃度を測定し
て評価した。結果を後記表1に示す。
【0025】実施例5 実施例1のキャリアの製造において、水平回転翼の周速
を8m/sとし、加工時間を35分に変更したほかは実
施例1と同様にして球形化度が 0.123の樹脂被覆
キャリアを得た。これをキャリア5とする。このキャリ
ア5と実施例1のトナー1とをトナー濃度が 7.0重
量%となる割合で混合して二成分現像剤を調製した。こ
の二成分現像剤を用いて、現像スリーブの駆動軸の駆動
トルクを 2.1 kgf・cmに変更したほかは実施
例1と同様にして実写テストを行い、画像濃度を測定し
て評価した。結果を後記表1に示す。
【0026】実施例6 実施例1のキャリアの製造において、水平回転翼の周速
を8m/sとし、加工時間を50分に変更したほかは実
施例1と同様にして球形化度が 0.150の樹脂被覆
キャリアを得た。これをキャリア6とする。このキャリ
ア6と実施例1のトナー1とをトナー濃度が 7.0重
量%となる割合で混合して二成分現像剤を調製した。こ
の二成分現像剤を用いて、現像スリーブの駆動軸の駆動
トルクを 3.8 kgf・cmに変更したほかは実施
例1と同様にして実写テストを行い、画像濃度を測定し
て評価した。結果を後記表1に示す。
【0027】比較例1 実施例1のキャリアの製造において、水平回転翼の周速
を12m/sとし、加工時間を35分に変更したほかは
実施例1と同様にして球形化度が 0.157の樹脂被
覆キャリアを得た。これを比較キャリア1とする。この
比較キャリア1と実施例1のトナー1とをトナー濃度が
 7.0重量%となる割合で混合して二成分現像剤を調
製した。この二成分現像剤を用いて、現像スリーブの駆
動軸の駆動トルクを 2.1 kgf・cmに変更した
ほかは実施例1と同様にして実写テストを行い、画像濃
度を測定して評価した。結果を後記表1に示す。
【0028】比較例2 実施例1のキャリアの製造において、水平回転翼の周速
を8m/sとし、加工時間を60分に変更したほかは実
施例1と同様にして球形化度が 0.161の樹脂被覆
キャリアを得た。これを比較キャリア2とする。この比
較キャリア2と実施例1のトナー1とをトナー濃度が 
7.0重量%となる割合で混合して二成分現像剤を調製
した。この二成分現像剤を用いて、現像スリーブの駆動
軸の駆動トルクを 3.9 kgf・cmに変更したほ
かは実施例1と同様にして実写テストを行い、画像濃度
を測定して評価した。結果を後記表1に示す。
【0029】比較例3 実施例1のキャリアの製造において、水平回転翼の周速
を12m/sとし、加工時間を40分に変更したほかは
実施例1と同様にして球形化度が 0.161の樹脂被
覆キャリアを得た。これを比較キャリア3とする。この
比較キャリア3と実施例1のトナー1とをトナー濃度が
 7.0重量%となる割合で混合して二成分現像剤を調
製した。この二成分現像剤を用いて、現像スリーブの駆
動軸の駆動トルクを 2.4 kgf・cmに変更した
ほかは実施例1と同様にして実写テストを行い、画像濃
度を測定して評価した。結果を後記表1に示す。
【0030】比較例4 実施例1のキャリアの製造において、水平回転翼の周速
を12m/sとし、加工時間を50分に変更したほかは
実施例1と同様にして球形化度が0.182の樹脂被覆
キャリアを得た。これを比較キャリア4とする。この比
較キャリア4と実施例1のトナー1とをトナー濃度が 
7.0重量%となる割合で混合して二成分現像剤を調製
した。この二成分現像剤を用いて、現像スリーブの駆動
軸の駆動トルクを 3.5 kgf・cmに変更したほ
かは実施例1と同様にして実写テストを行い、画像濃度
を測定して評価した。結果を後記表1に示す。
【0031】比較例5 実施例1のキャリアの製造において、水平回転翼の周速
を15m/sとし、加工時間40分に変更したほかは実
施例1と同様にして球形化度が 0.214の樹脂被覆
キャリアを得た。これを比較キャリア5とする。この比
較キャリア5と実施例1のトナー1とをトナー濃度が 
7.0重量%となる割合で混合して二成分現像剤を調製
した。この二成分現像剤を用いて、現像スリーブの駆動
軸の駆動トルクを 2.0 kgf・cmに変更したほ
かは実施例1と同様にして実写テストを行い、画像濃度
を測定して評価した。結果を後記表1に示す。
【0032】比較例6 実施例1のキャリアの製造において、水平回転翼の周速
を15m/sとし、加工時間40分に変更したほかは実
施例1と同様にして球形化度が 0.214の樹脂被覆
キャリアを得た。これを比較キャリア6とする。この比
較キャリア6と実施例1のトナー1とをトナー濃度が 
7.0重量%となる割合で混合して二成分現像剤を調製
した。この二成分現像剤を用いて、現像スリーブの駆動
軸の駆動トルクを 3.7 kgf・cmに変更したほ
かは実施例1と同様にして実写テストを行い、画像濃度
を測定して評価した。結果を後記表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の静
電像現像方法によれば、キャリアとして芯材粒子の表面
に樹脂微粒子が機械的衝撃力により付着されてなる球形
化度が0.15以下のものを用いるため、現像剤が大き
なストレスを受けても流動化剤が着色粒子中に埋没しに
くくなり、また経時的に流動化剤が着色粒子中に埋没す
るようになったとしてもキャリア表面に対するトナー粒
子の付着力が過大にならず、トナー粒子の良好な流動性
が長期間にわたり安定に発揮され、高濃度の現像が長期
間にわたり安定に達成される。特に、高温高湿下におい
ても流動性の低下が生ぜず、高濃度の現像を安定に達成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャリアの製造に使用することができる回転翼
型混合撹拌装置の概略図である。
【図2】図1に示した回転翼型混合撹拌装置の水平方向
回転体の平面図である。
【図3】水平回転翼の周速および加工時間とキャリアの
球形化度との関係を示すグラフである。
【図4】本発明の静電像現像方法の実施に使用すること
ができる現像装置の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1    混合撹拌槽 2    上蓋 3    投入弁 4    原料投入口 5    フィルター 6    点検口 7    モーター 8    水平方向回転体 8A  水平回転翼 8B  水平回転翼 8C  水平回転翼 8D  中心部 9    垂直方向回転体 10  排出弁 11  製品排出口 12  ジャケット 13  品温計 14  現像剤担持体 15  磁石体 16  現像スリーブ 17  層厚規制部材 18  現像領域 19  ハウジング 20  ホルダー 21  静電像担持体 22  第1の撹拌部材 23  第2の撹拌部材 24  供給ローラ 25  スクレーパー 26  撹拌仕切り板 27  交流バイアス電源 28  直流バイアス電源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  現像剤担持体上に形成された現像剤の
    薄層により静電像担持体上の静電像を現像する方法にお
    いて、剛性の棒状体からなる層厚規制部材を現像剤担持
    体の表面に弾性的に押圧して現像剤の薄層を形成し、現
    像剤としてトナーとキャリアとからなる二成分現像剤を
    用い、前記キャリアとして、芯材粒子の表面に樹脂微粒
    子が機械的衝撃力により付着されてなる球形化度が0.
    15以下のものを用い、前記トナーとして、着色粒子に
    流動化剤が添加混合されてなるものを用いることを特徴
    とする静電像現像方法。
JP2417455A 1990-12-28 1990-12-28 静電像現像方法 Withdrawn JPH04242754A (ja)

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