JPH04242726A - アクティブマトリクス型回路基板の製造方法 - Google Patents

アクティブマトリクス型回路基板の製造方法

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JPH04242726A
JPH04242726A JP3000441A JP44191A JPH04242726A JP H04242726 A JPH04242726 A JP H04242726A JP 3000441 A JP3000441 A JP 3000441A JP 44191 A JP44191 A JP 44191A JP H04242726 A JPH04242726 A JP H04242726A
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沖 賢一
Kenichi Yanai
梁井 健一
Yasuyoshi Mishima
康由 三島
Tsutomu Tanaka
勉 田中
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアクティブマトリクス型
回路基板の製造方法に関する。詳しくは、アクティブマ
トリクス型液晶表示パネルに用いる薄膜トランジスタ素
子のゲート電極とソース・ドレイン電極との間に生じ易
いリーク電流を低減して、液晶表示装置の歩留りおよび
品質・信頼性を向上させるためのアクティブマトリクス
型回路基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図形表示を行う液晶表示装置には単純マ
トリクス型液晶表示装置とアクティブマトリクス型液晶
表示装置が多く用いられているが、表示品質の点ではア
クティブマトリクス型液晶表示装置が優れており,とく
に、カラー表示の場合にはアクティブマトリクス型液晶
表示装置が最も有力視され既に実用化されている。
【0003】図5はアクティブマトリクス型液晶表示パ
ネルの外観斜視図である。図中、1はアクティブマトリ
クス型回路基板で透明基板11の上に薄膜トランジスタ
素子アレイが形成され、各素子には表示画素に対応して
透明電極が配設されている。40および50は各薄膜ト
ランジスタ素子のゲート電極およびドレイン電極が接続
されたゲートバスラインおよびドレインバスラインであ
り、その上には配向膜60が設けられている。
【0004】一方、2は共通電極基板で透明基板20の
上に透明なベタ電極21と配向膜22が積層形成されて
いる。 両基板は配向膜面を中にして狭い空間が形成されるよう
に図示してないスペーサを挟み基板の周縁部を同じく図
示してないシール材で密閉接着し、その空間に液晶3を
注入封止してアクティブマトリクス型液晶表示パネルが
構成されている。
【0005】なお、本図は白黒表示用の場合であるが、
これにカラーフィルタを付加すればカラー液晶表示パネ
ルが構成される。図6はアクティブマトリクス型回路基
板の構成例を示す図で、前記図5で説明したアクティブ
マトリクス型回路基板1の薄膜トランジスタ素子と画素
電極の一対を模式図的に拡大して示したものである。
【0006】図中、10’は薄膜トランジスタで、図示
してない基板上にドレインバスライン50に接続される
ドレイン電極14’と、たとえば, ITO(In2O
3−SnO2)からなる画素電極19に接続されるソー
ス電極が配設され、その上に図示してないゲート絶縁膜
および動作半導体層, たとえば、アモルファスシリコ
ン膜( a −Si膜) が積層形成され、さらに, 
その上にゲートバスライン40から張り出したゲート電
極12’,たとえば、Ti,Ta, Al ,Cu ,
Mo,Crなどの金属薄膜配線がが配設されて薄膜トラ
ンジスタ( トップ・ゲート、スタガー型)が構成され
ている。その動作メカニズムは公知であるので説明は省
略する。
【0007】図7は従来のアクティブマトリクス型回路
基板の製造方法の例を示す断面図( 前記図6のL1−
L2−L4の一点鎖線に沿う断面)で、主な製造工程を
順を追って図示説明したものである。なお、前記の諸図
面で説明したものと同等の部分については同一符号を付
してある。
【0008】工程(1):たとえば、ガラスなどからな
る透明な基板11の上に透明導電膜190,たとえば、
ITO 膜(In2O3−SnO2)を形成したあと、
図示したごときチャネル領域となる溝を公知のホトリソ
グラフィ技術により形成する。
【0009】工程(2):上記処理基板に動作半導体層
15, たとえば、アモルファスシリコン( a−Si
) 膜、ゲート絶縁層16, たとえば、 SiNX 
膜、さらに, ゲート電極層120 を順次積層形成す
る。
【0010】工程(3):上記処理基板の上に素子分離
を行うためのレジストパターン4を形成したあと、たと
えば,  CF4ガスなどを用いたRIE(リアクティ
ブイオンエッチング) により素子分離を行い、ゲート
電極12,ドレインバスライン50, 画素電極19な
どを形成する。なお、13’ および14’ は透明導
電膜190で構成されたソース電極およびドレイン電極
である。
【0011】工程(4):上記処理基板のレジストパタ
ーン4を,たとえば、レジスト剥離液で処理して除去し
薄膜トランジスタ素子と画素電極の一対が構成されてい
る。 なお、上記の図では保護層などは省略し、また,1素子
部分だけについて図示説明したが実際には2次元的に多
数の素子が同時形成されていることは言うまでもない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の製
造方法では前記図7に示したごとくゲート電極12の露
出端部とソース電極13’ およびドレイン電極14’
 とが極めて近接した構造になっているので、同図の■
あるいは■の点線矢印に示したようなリーク電流が生じ
やすく、薄膜トランジスタの絶縁破壊や表示画面の点欠
陥あるいは線欠陥といった障害が発生するという重大な
問題があり、その解決が求められている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、透明基板
11上に画素電極19毎に薄膜トランジスタ10が配設
されたアクティブマトリクス型回路基板の製造方法にお
いて、前記透明基板11上に透明導電膜190と酸化膜
形成金属層134との積層膜からなるソース電極13お
よびドレイン電極14および画素電極19をパターン形
成し、それら電極を覆って動作半導体層15,ゲート絶
縁層16およびゲート電極層120のうち少なくとも一
層を形成したあと、エッチングにより前記薄膜トランジ
スタ10の素子分離を行い、前記ソース電極13および
ドレイン電極14の露出部と画素電極19領域の前記酸
化膜形成金属層134を陽極酸化するアクティブマトリ
クス型回路基板の製造方法によって解決することができ
る。また、前記薄膜トランジスタ10それぞれを形成す
るごとくに配設された酸化膜形成金属層134からなる
ゲート電極12の表面を陽極酸化することによってより
効果を高めることができる。
【0014】具体的には、前記ゲート電極12表面の陽
極酸化がゲート電極12のパターン形成に用いたレジス
トパターン4の除去の前、または, 除去の後に行った
り、あるいは,前記薄膜トランジスタ10の素子分離に
際して、先ずゲート電極12のパターン形成と表面の陽
極酸化を行ったあと、該ゲート電極12をマスクとして
前記ゲート絶縁層16および動作半導体層15をエッチ
ングしてソースおよびドレイン電極13および14を露
出させ、前記酸化膜形成金属膜134を陽極酸化するよ
うにして解決できる。
【0015】なお、前記陽極酸化を行う際に、ゲート電
極12の電位を正電位( Nチャネル型薄膜トランジス
タ素子の場合)、または,負電位(Pチャネル型薄膜ト
ランジスタ素子の場合)に保持しておくようにしたり、
あるいは,ソース電極13とドレイン電極14間のチャ
ネル領域の動作半導体層15に光を照射して前記両電極
13,14 間を導通状態にし、ドレイン電極14側か
ら通電可能にするようにして陽極酸化を支障なく実施す
ることができる。
【0016】
【作用】本発明によれば、ゲート電極12の表面および
ソース,ドレイン電極13,14 の露出部分に陽極酸
化膜, すなわち、絶縁膜が形成されているので、ゲー
ト電極12の露出端部とソース電極13およびドレイン
電極14との間が、たとえ,非常に近接していてもリー
ク電流が生じる恐れがなく歩留りおよび品質が向上する
のである。
【0017】
【実施例】図1は本発明方法の一実施例を示す断面図で
、主な製造工程を順を追って図示説明したものである。
【0018】図中、13,14 はソース, ドレイン
電極、134は酸化膜形成金属層、12a,12b は
ゲート電極12の陽極酸化部、134a,134b は
酸化膜形成金属層134 の陽極酸化部である。なお、
前記の諸図面で説明したものと同等の部分については同
一符号を付し、かつ、同等部分についての説明は省略す
る。
【0019】工程(1):たとえば、ガラスなどからな
る透明な基板11の上に、透明導電膜190,たとえば
、厚さ50nmのITO(In2O3−SnO2) 膜
および酸化膜形成金属層134,たとえば、よく知られ
た陽極酸化膜形成金属である厚さ100 nm程度のタ
ンタル(Ta)膜をスパッタ法で生成したあと、図示し
たごときチャネル領域となる溝を公知のホトリソグラフ
ィ技術により形成する。
【0020】工程(2):上記処理基板に動作半導体層
15, たとえば、厚さ30nmのa−Si膜とゲート
絶縁層16, たとえば、厚さ300 nmの SiN
X 膜をプラズマCVD 法で連続成膜し、さらに,ゲ
ート電極層120 として, たとえば、厚さ600n
mのAl膜をスパッタ法などで順次積層形成する。
【0021】工程(3):上記処理基板の上に素子分離
を行うためのレジストパターン4を形成したあと、ゲー
ト電極層120 であるAl膜を, たとえば、燐酸,
 硝酸, 酢酸の混合水溶液で化学エッチングし、ゲー
ト絶縁層16である SiNX 膜と動作半導体層15
であるa−Si膜をCF4 とO2の混合ガス中でドラ
イエッチングして素子分離を行い、ゲート電極12,図
示してないゲートバスライン,ドレインバスライン50
などを形成する。
【0022】工程(4):上記処理基板のゲートバスラ
インのAl配線層とドレインバスライン50のTa配線
層を陽極として、たとえば、燐酸(H3PO4) 系の
公知の電解溶液の中で陽極酸化を行い、露出部分のTa
膜を全て酸化膜とする。この時、ゲート電極12, た
とえば、Al膜の電解溶液中に露出した端面部分も陽極
酸化されて陽極酸化部12a,12b となる。また、
ソース電極13の延長領域の酸化膜形成金属層134 
は全て陽極酸化されて透明な陽極酸化部134aとなり
、その下層である透明導電膜と共に画素電極19を構成
する。
【0023】工程(5):上記処理基板のレジストパタ
ーン4を,たとえば、レジスト剥離液で処理して除去す
れば、本発明方法によるアクティブマトリクス型回路基
板が作製される。
【0024】なお、上記の図では保護層などは省略し、
また,1素子部分だけについて図示説明したが実際には
2次元的に多数の素子が同時形成されていることは言う
までもない。これにより、ゲート電極12の表面( こ
の場合端面部)およびソース,ドレイン電極13,14
 の露出部分は全て陽極酸化膜, すなわち、絶縁膜で
被覆されているので、ゲート電極12の露出端部とソー
ス電極13およびドレイン電極14との間が、たとえ非
常に近接していてもリーク電流が生じる恐れがなく歩留
りおよび品質が大巾に向上するのである。
【0025】また、透明導電膜190 の上に酸化膜形
成金属層134,たとえば、TaやMo/Ta 合金膜
などを積層してあり、ドレインバスライン50上の大部
分にそれら金属膜を残すことができるのでバスラインの
配線抵抗が低減される。さらに、図1に示したようにド
レインバスライン50の大部分の上にゲートバスライン
40と同様により抵抗値の低い金属Al膜を残すような
プロセス構成にすれば、一層大巾な,たとえば、50%
 以上のバスラインの配線抵抗値の低減が可能となる。
【0026】図2は本発明方法の他の実施例を示す断面
図で、主な製造工程を順を追って図示説明したものであ
る。なお、ドレインバスライン50の部分については図
示を省略してある。
【0027】工程(1) および(2) は図示してな
いが、前記図1で説明した方法に準じて処理する。たゞ
し、ゲート電極層120 の厚さを800 μm程度と
前記実施例の場合よりも厚く形成しておく。図示した工
程(3) も前記図1で説明したものと同様である。
【0028】本実施例の要点は工程(4) と工程(5
) であり、前記一実施例と異なりレジストパターン4
 を除去したあとで陽極酸化を行っていることである。 したがって、工程(5) に図示したごとくゲート電極
12の端面部だけでなく、その表面主面にもゲート電極
12の陽極酸化部12c,たとえば、酸化アルミニウム
(Al2O3) が形成されるので、ゲート電極とソー
ス, ドレイン電極間の絶縁の信頼性が一層向上する。 なお、ゲート電極膜120 の厚さを予め厚くしてある
ので陽極酸化を行ったあともバスラインの配線抵抗は低
く抑えることができる。
【0029】図3は本発明方法のさらに他の実施例を示
す断面図で、主な製造工程を順を追って図示説明したも
のである。なお、ドレインバスライン50の部分につい
ては図示を省略してある。
【0030】工程(1):図1に示した前記一実施例の
工程(2) までとほゞ同様のプロセスにより処理する
。たゞし、ゲート電極層120 の厚さを800 μm
程度と前記一実施例の場合よりも厚く形成しておく。
【0031】工程(2):上記処理基板の各ゲート電極
12を公知のホトリソグラフィ技術を用いてパターン形
成する。 工程(3):上記処理基板の各ゲート電極12を, た
とえば、硼酸(H3BO3) 系の公知の電解溶液の中
で陽極酸化して、端面を含む全ての表面をゲート電極1
2の陽極酸化部,たとえば、酸化アルミニウム(Al2
O3) で被覆する。
【0032】工程(4):上記処理基板の前記陽極酸化
膜で覆われた各ゲート電極12をマスクとして、ゲート
絶縁層16である SiNX 膜と動作半導体層15で
あるa−Si膜を, たとえば、CF4 とO2の混合
ガス中でドライエッチングして素子分離を行い、ゲート
電極12,図示してないゲートバスライン,ドレインバ
スラインなどを形成する。
【0033】工程(5):上記処理基板のドレインバス
ラインのTa配線層を陽極として、たとえば、燐酸(H
3PO4) 系の公知の電解溶液の中で陽極酸化を行い
、露出部分のTa膜を全て酸化膜とする。この時、ソー
ス電極13の延長領域の酸化膜形成金属層134 は全
て陽極酸化されて透明な陽極酸化部134a, たとえ
ば、Ta2O5となり、その下層である透明導電膜と共
に画素電極19を構成する。
【0034】これにより、前記実施例と同様にゲート電
極12の露出部とソース電極13およびドレイン電極1
4との間が、たとえ,非常に近接していてもリーク電流
が生じる恐れがなく歩留りおよび品質が大巾に向上する
のである。しかも、ゲート電極12とソース, ドレイ
ン電極13および14とが, たとえば、AlとTaの
如くに異なっている場合にも、それぞれに最適の陽極酸
化を行うことができるという利点がある。
【0035】図4は本発明方法における陽極酸化の例を
示す図で、具体的な結線方法などの例を図1(本図のL
1−L2−L4の一点鎖線に沿う断面図)の場合につい
てわかり易く図示説明するためのものである。
【0036】図中、5は陽極酸化のための陰極,たとえ
ば、Pt,Ag,Taなどの非溶解性の金属板、6は主
電源、7はバイアス電源、10は薄膜トランジスタ、5
0’ はドレインバスライン50上の大部分に残された
ゲート電極膜120,たとえば、金属Al膜でドレイン
バスラインの配線抵抗値を低減させるためのものである
【0037】図中の2点鎖線は電解溶液を挟んで基板1
1と陰極5とが対面していることを示し、主電源6の陰
極を電解用の陰極5に,陽極をゲートバスライン40の
ゲート電極層120 およびドレインバスライン50の
酸化膜形成金属層134 に接続して所定の電圧を印加
し、所要の時間にわたって通電し陽極酸化を行う。この
時、電解溶液は容器に入れた溶液として用いてもよいし
、スポンジ状のものにしみこませて用いてもよく、さら
に、必要により糊状にして所要個所に塗布して行っても
よく、使い易い状態のものを適宜使用すればよい。
【0038】なお、画素電極上の酸化膜形成金属層13
4 を陽極酸化するために、たとえば, Nチャネル型
薄膜トランジスタ素子の場合には、図示したごとくゲー
ト電極12の電位を正電位, たとえば、バイアス電源
7の電圧を+20v程度に設定して、画素部の酸化膜形
成金属層134 に通電できるようにしておけばよい。 一方、Pチャネル型薄膜トランジスタ素子の場合には逆
に負電位にしておけばよい。
【0039】なお、以上の実施例はいずれもゲート電極
層120 を被着したあとで素子分離を行っている例で
ある。しかし、こゝには図示してないが、ゲート電極層
120 を被着する前に、たとえば, ドライエッチン
グで素子分離を行ってしまい、そこでソース, ドレイ
ン電極13,14および画素電極19上の酸化膜形成金
属層134,たとえば、Ta膜の露出部分を陽極酸化す
る。次いで、全面にゲート電極層120,たとえば、A
l膜を被着し、さらに, 公知のホトリソグラフィ技術
を用いてゲート電極12のパターン形成を行えば同様に
本発明のアクティブマトリクス型回路基板を作製するこ
とができる。
【0040】しかし、この例の場合には、画素電極19
上の酸化膜形成金属層134 を陽極酸化するための通
電方法として別途の工夫が必要になる。たとえば、各薄
膜トランジスタのチャネル形成領域に光を照射してソー
ス, ドレイン13,14 間の動作半導体層15, 
たとえば、光導電性を併せ有するa−Siを導通状態に
することによりドレイン電極14側から通電することが
可能となる。
【0041】この通電方法は, たとえば、透明基板1
1の裏面側から光照射することによりその他の実施例の
場合にも適用できることは言うまでもない。上記の諸実
施例は例を示したもので本発明の趣旨に添うものである
限り、各部に使用する材料やプロセス条件などは適宜他
のものを選択使用してよいことは言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればゲ
ート電極12の表面およびソース,ドレイン電極13,
14 の露出部分に陽極酸化膜, すなわち、絶縁膜が
形成されているので、ゲート電極12の露出部とソース
電極13およびドレイン電極14との間が、たとえ,非
常に近接していてもリーク電流が生じる恐れがなくアク
ティブマトリクス型液晶表示装置の歩留り,品質および
信頼性の向上に寄与するところが極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明方法の他の実施例を示す断面図である。
【図3】本発明方法のさらに他の実施例を示す断面図で
ある。
【図4】本発明方法における陽極酸化の例を示す図であ
る。
【図5】アクティブマトリクス型液晶表示パネルの外観
斜視図である。
【図6】アクティブマトリクス型回路基板の構成例を示
す図である。
【図7】従来のアクティブマトリクス型回路基板の製造
方法の例を示す断面図である。
【符号の説明】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  透明基板(11)上に画素電極(19
    )毎に薄膜トランジスタ(10)が配設されたアクティ
    ブマトリクス型回路基板の製造方法において、前記透明
    基板(11)上に透明導電膜(190) と酸化膜形成
    金属層(134) との積層膜からなるソース電極(1
    3)およびドレイン電極(14)および画素電極(19
    )をパターン形成し、それら電極を覆って動作半導体層
    (15),ゲート絶縁層(16)およびゲート電極層(
    120) のうち少なくとも一層を形成したあと、エッ
    チングにより前記薄膜トランジスタ(10)の素子分離
    を行い、前記ソース電極(13)およびドレイン電極(
    14)の露出部と画素電極(19)領域の前記酸化膜形
    成金属層(134) を陽極酸化することを特徴とした
    アクティブマトリクス型回路基板の製造方法。
  2. 【請求項2】  前記薄膜トランジスタ(10)それぞ
    れを形成するごとくに配設された酸化膜形成金属層(1
    34) からなるゲート電極(12)の表面を陽極酸化
    することを特徴とした請求項1記載のアクティブマトリ
    クス型回路基板の製造方法。
  3. 【請求項3】  前記ゲート電極(12)表面の陽極酸
    化がゲート電極(12)のパターン形成に用いたレジス
    トパターン(4) の除去の前、または, 除去の後に
    行われることを特徴とした請求項1または2記載のアク
    ティブマトリクス型回路基板の製造方法。
  4. 【請求項4】  前記薄膜トランジスタ(10)の素子
    分離に際して、先ずゲート電極(12)のパターン形成
    と表面の陽極酸化を行ったあと、該ゲート電極(12)
    をマスクとして前記ゲート絶縁層(16)および動作半
    導体層(15)をエッチングしてソースおよびドレイン
    電極(13 および14) を露出させ、前記酸化膜形
    成金属膜(134) を陽極酸化することを特徴とした
    請求項1または2記載のアクティブマトリクス型回路基
    板の製造方法。
  5. 【請求項5】  前記陽極酸化を行う際に、ゲート電極
    (12)の電位を正電位(Nチャネル型薄膜トランジス
    タ素子の場合)、または,負電位(Pチャネル型薄膜ト
    ランジスタ素子の場合)に保持しておくことを特徴とし
    た請求項1〜4記載のアクティブマトリクス型回路基板
    の製造方法。
  6. 【請求項6】  前記陽極酸化を行う際に、ソース電極
    (13)とドレイン電極(14)間のチャネル領域の動
    作半導体層(15)に光を照射して前記両電極13,1
    4 間を導通状態にし、ドレイン電極(14)側から通
    電可能にすることを特徴とした請求項1〜4記載のアク
    ティブマトリクス型回路基板の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6576925B2 (en) 2000-02-04 2003-06-10 International Business Machines Corporation Thin film transistor, liquid crystal display panel, and manufacturing method of thin film transistor
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