JPH04241177A - ポリアミド繊維製品の均一染色方法 - Google Patents

ポリアミド繊維製品の均一染色方法

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JPH04241177A
JPH04241177A JP2409016A JP40901690A JPH04241177A JP H04241177 A JPH04241177 A JP H04241177A JP 2409016 A JP2409016 A JP 2409016A JP 40901690 A JP40901690 A JP 40901690A JP H04241177 A JPH04241177 A JP H04241177A
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JP
Japan
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dyeing
compound
polyamide
formula
polyamide fiber
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Withdrawn
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JP2409016A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Morifuji
森藤 義紀
Toshiyuki Kondo
敏之 近藤
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はポリアミド繊維製品、よ
り詳しくはポリアミドマルチフィラメントとポリウレタ
ン弾性繊維とから成る繊維製品を均一に染色する方法に
関する。 【0002】 【従来の技術】ポリアミド繊維は種々の優れた特性を有
するので、織編物等の布帛として広く用いられている。 特にファンデーション用布帛としてポリウレタン弾性繊
維と交編織された布帛はその優れた特徴ある物性によっ
て利用度が非常に高いものである。これら布帛はさまざ
まに染色されて商品化されている。 【0003】ポリアミドマルチフィラメントとポリウレ
タン弾性繊維との交織交編品では染色加工前に布帛形態
の安定化をするため、特に耳部のまくれを抑えるために
 170〜210 ℃の温度で数十秒〜数分間の熱処理
が行われている。しかしこの熱処理によって如何ともし
がたい染色斑が発生していた。即ち、染色性が低下して
しまって充分な発色が得られなかったり、熱処理時の熱
量バラツキによる染色斑が発生したりする。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ポリアミドマルチフィ
ラメントとポリウレタン弾性繊維との交編織品の形態安
定化の為の乾熱処理によって発生する染色斑は乾熱処理
によってポリアミドマルチフィラメントのアミノ末端基
量が減少して、染着されにくくなった為と考えられる。 【0005】すなわちP.Rochasらの報文Bul
letin de L’Institut Texti
le de France No.83, 41(19
59−8)に記載されているように、ポリアミド分子中
のアミノ基が加熱によって減少する事又ポリマー主鎖中
のアミド結合が切断されて生成したアミノ基が化学的変
化によってピロール型の異状化合物になり着色する事が
知られている。 【0006】前記熱によるアミノ基の減少及び熱黄変と
もアミノ基が消費されるので染着座席の減少を生じ、そ
の結果染色性が低下する。後者の熱黄変をセミカルバジ
ド化合物で防止する方法が特開平1−229876号公
開に開示されている。この方法によればアミノ基量の減
少を抑え黄変を防ぎ結果として、染色性の低下を防止す
る事が可能であるが、しかし均染性向上には有効ではあ
ってもセミカルバジド化合物の中にはポリウレタン弾性
繊維を溶解或いは劣化させるものがあるため、このまま
では均染性良好でも本来備わるべき弾性機能の損われた
物になる場合があった。 【0007】本発明は前述の従来公知の染色方法による
問題点を解決して、ポリアミドマルチフィラメントとポ
リウレタン弾性繊維から成る繊維製品を均染性良く且つ
染色後の繊維製品の物性を良好に保って染色することが
できる染色方法を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意研究
の結果、セミカルバジド化合物にヒンダードフェノール
フォスファイト化合物を併用することにより前記問題点
を解決することができることを見出し、本発明に到達し
た。すなわち本発明の目的は、ポリアミドマルチフィラ
メントとポリウレタン弾性繊維とから成る繊維製品を染
色するに際し、繊維製品にセミカルバジド化合物0.1
〜5%owf とヒンダードフェノールフォスファイト
化合物0.01〜2.5%owf を付与した後に乾熱
処理し、得られた繊維製品を染色することを特徴とする
ポリアミド繊維製品の均一染色方法によって達成される
。 【0009】本発明におけるポリアミド繊維は、ヘキサ
メチレンジアミンとアジピン酸より重合されるポリヘキ
サメチレンアジパミドを95重量%以上含む実用的なホ
モポリマー、またε−カプロラクタムより重合されるポ
リカプラミドよりなるホモポリマーが代表的な例であり
、公知の重合法で得られるものであるが、通常ポリアミ
ドに添加される添加剤、例えば艶消剤、安定剤、制電剤
等を含んでもよい。また重合度については、通常の繊維
形成用の範囲内であれば特に制限はないし、本発明の目
的に損わない範囲内での少量の他の成分との共重合体も
もちろん使用可能である。又これら繊維の製造法として
は一旦1000〜1500m/分の巻取速度で紡糸後延
伸した糸であっても良く、又、3500m/分以上の高
速度で紡糸巻取するいわゆる高速紡糸による糸でも良い
。 【0010】本発明で用いるセミカルバジド化合物とし
ては下記に示す化合物を用いることができる。 【0011】 【化1】 【0012】とから成るNCO末端基を有するプレポリ
マーと 【0013】 【化2】 【0014】の2倍モル量との反応生成物(B)前記2
種類の化合物A,B中のR1 ,R2 ,R3 は下記
の通りR1 ,R2 :炭素数1〜4のアルキル基R3
 :下記3種類の基の中の何れか1つ 【0015】 【化3】 【0016】ヒンダードフェノールフォスファイト化合
物としては下記化学式で示す化合物等を用いることがで
きる。 【0017】 【化4】 【0018】 【化5】 【0019】 【化6】 【0020】 【化7】 【0021】 【化8】 【0022】 【化9】 【0023】均染効果を得るためにはセミカルバジド化
合物のみで有効であるが、ポリアミドマルチフィラメン
トと交編織されるポリウレタン弾性繊維の溶解又は劣化
を防ぐために本発明ではヒンダードフェノールフォスフ
ァイト化合物を併用する。かかる構成を採用することに
よりポリウレタン弾性繊維のセミカルバジド化合物に対
する溶解度をヒンダードフェノールフォスファイト化合
物によって低下させることができ、本発明の均一染色を
達成することができる。 【0024】セミカルバジド化合物/ヒンダードフェノ
ールフォスファイト化合物の比率は重量比で10/1〜
2/1が好ましい。セミカルバジド化合物、ヒンダード
フェノールフォスファイト化合物の使用濃度は各々0.
1〜5%owf 、0.01〜2.5%owf の範囲
の中から選択される。その選択基準は以下に述べるアノ
ミ末端基量をコントロールする濃度でかつ経済性を考慮
したものであればよい。 【0025】すなわち、乾熱処理された時のポリアミド
マルチフィラメントのアミノ末端基量を次式で示される
範囲に制御できるに必要な量を使用すれば良い。 0.9<〔NH2 〕d /〔NH2 〕O ≦1.0
〔NH2 〕d :乾熱処理されたポリアミドマルチフ
ィラメントのアミノ末端基量 〔NH2 〕O :紡糸されたままの糸で他の処理を全
く受けてないポリアミドマルチフィラメントのアミノ末
端基量使用濃度が範囲外の過剰になると、むしろ効果が
減少する場合もあり経済的でない。反対に量が少い場合
には〔NH2 〕d /〔NH2 〕O <0.9とな
り均染性に欠けるものとなる。 【0026】セミカルバジド化合物とヒンダードフェノ
ールフォスファイト化合物から成る加工液の調整は具体
的には当該化合物を一般には水に分散、或いは溶解させ
た状態でポリアミド繊維製品に付与すれば良い。又、こ
の時、他の目的で付与される柔軟剤、帯電防止剤等と併
用することができる。具体的な処理としてはポリアミド
繊維製造時の油剤付与時、仮撚加工時の油剤付与時、染
色工程の熱セットの前処理工程等のいずれの時点でも付
与可能である。一般には当該化合物の水溶液或いは水分
散液をポリアミド繊維製品のプレセット工程直前で付与
するのが良い。さらに処理方法としては通常の染色加工
で採用される液中浸漬処理、パッディング法、コーティ
ング法、スプレー法、プリント加工法等任意の方法が可
能である。 【0027】本発明でいう乾熱処理は交織或いは交編さ
れた相手素材であるポリウレタン弾性糸に係る布帛の形
態固定を目的に行うもので布帛の耳まくれを抑える 1
70〜210 ℃の温度で数十秒〜数分の時間処理する
ものでセッターで実施されるものである。 【0028】本発明における染色操作は、ウインス、ジ
ッガー、ビーム、液流染色機などの装置を用い、バッチ
方式あるいは連続方式いずれでも実施することができ、
染色する際の染色温度は、通常ポリアミド繊維が染色さ
れている温度であればいずれでもよいが一般には80℃
以上が好ましく、上限染色温度は 110℃までである
。本発明の染色操作において、染料、染色助剤の種類と
その使用濃度、染色pH、染色浴比、染色時間、染色後
の後処理等は、通常ポリアミド繊維に実施されている条
件であればいずれでも良く、被染物の種類、用いられる
処理装置及び染色方式(連続あるいはバッチ方式)を勘
案して適宜設定される。 【0029】尚ポリアミドマルチフィラメントとポリウ
レタン弾性繊維の交編織としてはポリアミドマルチフィ
ラメントとポリウレタン弾性繊維の各々を編機及び織機
へ供給して得られる交編織物であっても良いし、次の様
な複合弾性糸とポリアミドマルチフィラメントの組合わ
せで得られる交編織物であっても良い。複合弾性糸とし
てはポリウレタン弾性繊維の囲りにポリアミド繊維、ポ
リエステル繊維等のフィラメントや綿糸を巻付けたカバ
リング糸、ポリウレタン弾性繊維とポリアミド繊維やポ
リエステル繊維の如き合成繊維、天然繊維、再生繊維の
スフとから成るコアスパンヤーン、ポリウレタン弾性繊
維とポリアミド繊維、ポリエステル繊維等のフィラメン
トや綿糸との交撚糸等を用いることができる。 【0030】 【実施例】以下実施例によって本発明を説明する。たゞ
し本発明がこれら実施例によって限定されるものではな
い。実施例および比較例の説明に先立ち、本明細書で用
いる物性の評価方法およびセミカルバジド化合物の合成
方法の一例を説明する。◎ポリアミド繊維のアミノ末端
基量の測定ポリアミド繊維試料をフェノール90重量%
水溶液に溶解後、塩酸で電位差滴定し、塩酸の消費量か
らアミノ末端基量(μモル/g)を算出した。 【0031】◎布帛パワー保持率 東洋ボールドウィン社製「テンシロン」で把持長10c
m巾の短ざく状の布帛を伸長した時の80%伸長時の応
力を測定する。布帛パワー保持率(%)=(染色仕上げ
後の応力)/(生機の応力)×100  【0032】◎セミカルバジド化合物の合成【0033
】 【化10】 【0034】MDI 0.2モル、平均分子量 800
のポリヘキサメチレングリコール0.1モルを乾燥ジメ
チルホルムアミド1l中で反応させNCO末端のプレポ
リマーを調整する。激しく攪拌しながら非対称ジメチル
ヒドラジン0.2モルを加える。温度を60℃に維持し
、IR吸収スペクトルでNCOの吸収の無くなるのを確
認後、減圧下に未反応の非対称ジメチルヒドラジン及び
ジメチルホルムアミドを留去する。 【0035】実施例1,2、比較例1〜3ポリウレタン
弾性糸40d/4fと5000m/分の紡糸速度で紡糸
された初期モジュラス 300kg/mm2 、沸水収
縮率4.5%を有するナイロン66繊維20d/7fと
から編成された2−way トリコットの編地を編成し
た。セミカルバジド化合物として下記化学式(a)及び
化学式(b)で示す化合物を、ヒンダードフェノールフ
ォスファイト化合物として下記化学式(c)で示す化合
物をそれぞれ表1で示す量(%owf)で用いた。 【0036】 【化11】 【0037】 【化12】 【0038】 【化13】 【0039】実施例、比較例ともに加工剤浴に浸漬後、
絞液し所定の重量付与される様に調整し 195℃×3
0秒の乾熱プレセット処理を行なった。続いて液流染色
機を用いて下記の処方で染色した。 染料    Diacid Alizarin Lig
hte Blue 4GL0.5%owf 助剤   
 硫安    3%owf 酢酸    1%owf  浴比    1:30 さらに 170℃×30秒の仕上セットを行なった。 【0040】得られた実施例及び比較例の布帛のアミノ
末端基量、染色仕上後の品位の測定結果を表1に示す。 【0041】 【表1】 【0042】 【発明の効果】以上述べた如くセミカルバジド化合物と
ヒンダードフェノールフォスファイト化合物の処理后に
乾熱処理をし染色すれば均一性良好でかつ物性低下の無
いポリアミドマルチフィラメントとポリウレタン弾性糸
の交編織品を得る事ができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ポリアミドマルチフィラメントとポリ
    ウレタン弾性繊維とから成る繊維製品を染色するに際し
    、繊維製品にセミカルバジド化合物0.1〜5%owf
     とヒンダードフェノールフォスファイト化合物0.0
    1〜2.5%owf を付与した後に乾熱処理し、得ら
    れた繊維製品を染色することを特徴とするポリアミド繊
    維製品の均一染色方法。
JP2409016A 1990-12-28 1990-12-28 ポリアミド繊維製品の均一染色方法 Withdrawn JPH04241177A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001098470A (ja) * 1999-09-30 2001-04-10 Teijin Ltd 全芳香族ポリアミド繊維の染色方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001098470A (ja) * 1999-09-30 2001-04-10 Teijin Ltd 全芳香族ポリアミド繊維の染色方法

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Effective date: 19980312