JPH0424057Y2 - - Google Patents

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JPH0424057Y2
JPH0424057Y2 JP17973486U JP17973486U JPH0424057Y2 JP H0424057 Y2 JPH0424057 Y2 JP H0424057Y2 JP 17973486 U JP17973486 U JP 17973486U JP 17973486 U JP17973486 U JP 17973486U JP H0424057 Y2 JPH0424057 Y2 JP H0424057Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、建物の壁面上部に設け、火災の発生
時等に室内に煙が充満した場合に開放して室内の
煙を室外に排出する排煙窓に付設し、この排煙窓
を開放する際に窓障子が開放方向に向けて勢いよ
く回動することを防止するために用いる緩衝装置
に関するものである。
〔従来の技術〕
火災発生時に屋内に充満する煙による人的被害
の発生を防止するため、多数の人が出入する建物
の壁面上部に排煙窓を設け、火災発生時に、この
排煙窓を自動的に、あるいは手動により開放する
ことが行われている。
第5図は、上述した目的に使用される排煙窓の
一例を示している。この排煙窓は、上枠1と下枠
2と左右の竪枠3,3(第5図の例では、一方の
竪枠3は方立を兼ねている。)とからなるアルミ
ニウム製サツシの窓枠4の内側に、上框5と下框
6と左右の竪框7,7とによりガラスパネル8の
四周を囲んでなる窓障子9を、第6図に示すよう
に、上記下枠2と下框6との間に設けた蝶番10
を中心とする開閉自在に窓枠4に取り付けた構成
にされている。
この排煙窓には、通常時には、第6図に実線で
示すように窓障子9を垂直な状態とすると共に、
上枠1と上框5との間に設けた施錠機構を動作さ
せることで排煙窓を閉鎖している。また、火災発
生に伴つて発生した煙を排出する際には、解錠機
構によつて上記施錠機構を外し、蝶番10部分に
設けたばね、あるいは解錠機構部分に設けた押出
し部材によつて窓障子9を蝶番10を中心として
第6図の反時計方向に少し回動させ、更にこの窓
障子9を自重により同図に鎖線で示すように倒し
て排煙窓を開放し、この排煙窓を通じて室内に充
満した煙を室外に排出している。
排煙窓の開放は、上述のように開放動作のごく
初期の段階を除き、窓障子9の自重により行われ
るが、この開放が自由に行われた場合、窓障子9
の開放が勢いよく行われて、蝶番10,下框6,
下枠2などが破損し、窓障子9が落下したり、ガ
ラスパネル8が割れて飛散する恐れがある。
このため、従来から、排煙窓を構成する窓枠4
の竪枠3と窓障子9の竪框7との間に、窓障子9
の開放を緩やかに行わせるための緩衝装置を装着
している。
すなわち、第6図に示すように、竪枠3の下部
に固設した取付ブラケツト11に一端部を枢支し
た油圧ダンパ12の他端部を、竪框7の中間部に
固設した取付ブラケツト13に枢支することで、
上記竪枠3と竪框7とを油圧ダンパ12を介して
連結し、排煙窓の開放時に、全長が緩徐に伸びる
油圧ダンパ12の働きにより、窓障子9の開放が
緩やかに行われるようにしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上述のように、油圧ダンパ12によつ
て窓障子9の開放を緩やかに行わせる従来の排煙
窓用緩衝装置は、高価な油圧ダンパを使用してい
るので、排煙窓全体の価格が高くなり、排煙窓を
多数設ける建物の場合、排煙窓の緩衝装置を設け
ることに伴う建築費が増大する。また、従来の排
煙窓用緩衝装置は、油圧ダンパ12や取付ブラケ
ツト11,13が外部に突出しているので外観が
悪いという問題点があつた。
本考案は、上述のような問題点を解決して安価
でしかも外観がよい排煙窓用緩衝装置を提供する
ことを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上枠と下枠と左右の竪枠とからなる
窓枠の内周側に、上框と下框と左右の竪框とによ
りパネルの四周を囲んでなる窓障子を、上記下枠
と下框との間に設けた枢支部を中心とする開閉自
在に建て込んだ排煙窓の窓障子を開放する際にこ
の窓障子の開放方向への移動速度を制限する排煙
窓用緩衝装置において、上記竪枠と竪框との一方
に互いに傾斜方向が逆な複数の傾斜部を交互に連
続させた波形の透孔を長手方向に形成した孔付連
結腕の一端部を枢支すると共に、竪枠と竪框との
他方に連結腕の一端部を枢支し、この連結腕の他
端部に結合した係合子を、上記孔付連結腕の透孔
内に抵抗を有しての移動可能に係合させてなり、
上記孔付連結腕、連結腕および移動子を上記竪枠
と竪框の間に配設したものである。
〔作用〕
上述のように構成された本考案の緩衝装置は、
排煙窓に装着した場合、排煙窓の閉鎖時には、連
結腕に結合した係合子が孔付連結腕の透孔の上部
または下部に位置し、連結腕および孔付連結腕と
竪枠および竪框が、互いにほぼ平行に重なつた短
縮状態となり、竪枠と竪框の間に収納されて、こ
れらの外部に緩衝装置が突出しない。
この状態から排煙窓を開放するため、窓障子を
下框と下枠との間に設けた枢支部を中心として回
動させると、窓障子の回動に伴い、竪框、あるい
は竪枠に一端部を枢支した孔付連結腕の透孔に係
合した係合子に結合した連結腕の他端部が、上記
透孔に沿つて伸長方向に引つ張られる。このよう
に開放方向への窓障子の回動に伴つて連結腕の他
端部が伸張方向に引つ張られると、連結腕他端部
の係合子が透孔を移動しつつ連結腕がその一端部
を中心として回動すると共に、孔付連結腕も上記
連結腕の一端部と反対側の孔付連結腕の一端部を
中心として回動し、上記窓障子が開放される。こ
の場合に、透孔を係合子が移動する量は、窓障子
の回動量が増すのに伴つて増大し、これに伴つて
上記係合子が移動するが、係合子が係合した孔が
互いに傾斜方向が逆な複数の傾斜部を交互に連続
させた波形に形成されているため、係合子の移動
には抵抗が存在し、この結果、係合子の移動が緩
徐に行われて窓障子が緩やかに開放されるように
なる。
そして、本考案の緩衝装置は、油圧ダンパを用
いることなく、孔付連結腕および連結腕が板材の
プレス加工等によつて容易に製作でき、係合子を
用いての組立も簡単であるので、安価に得られ
る。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例につき詳しく説明する。
第1〜4図は、本考案の一実施例を示し、第1
図は第5図の拡大A−A断面に相当する図、第2
図は同じく拡大B−B断面に相当する図、第3図
は孔付連結腕を第2図の上方から見た図、第4図
は第3図の右方から見た図である。
本実施例の緩衝装置を組み付ける排煙窓は、第
5図、第6図に示す従来のものと実質的に同構成
である。
この排煙窓を構成する窓枠4と窓障子9とのう
ち、窓障子9を構成する竪框7の外側面には、第
2図に示すように、孔付連結腕14の一端部が枢
支してある。孔付連結腕14は第3〜4図に示す
ように、上端部に枢軸24によつて取付ブラケツ
ト25を連結し、更にこの孔付連結腕14には、
互いに傾斜方向が逆な複数の傾斜部19a,19
bを交互に連続させた波形の透孔19が長手方向
に形成してある。孔付連結腕14の透孔19に
は、係合子20が透孔19に沿う移動可能に係合
してあり係合子20に連結腕23の上端部を結合
し、更に連結腕23の下端部に枢軸21を介して
取付ブラケツト22を連結している。連結腕23
の一端部に枢支した上記取付ブラケツト22は、
第1〜2図に示すように、竪枠3のほぼ中間部内
側面に固定してある。
更に、孔付連結腕14の上端部と係合子20と
をこれらの間に設けた引張ばね26で連結し、こ
のばね26によつて係合子20を透孔19の上端
部まで円滑に上昇するようにしている。なお、引
張ばね26のばね力は排煙窓の開放時に係合子2
0の下降を妨げない程度の弱いものにしてある。
上述のように構成された本実施例の緩衝装置を
排煙窓に装着すると、排煙窓の閉鎖時には、連結
腕23の他端部に結合した係合子20は、第1図
に実線で示すように、孔付連結腕14の透孔19
の上部に位置し、連結腕14と連結腕23が竪枠
3および竪框7とほぼ平行に重なつた短縮状態と
なつて、竪枠3と竪框7の間に収納されている。
この状態から排煙窓を開放するため、窓障子9
を下框6と下枠2との間に設けた蝶番10(第6
図参照、第1図には省略)を中心として第1図の
反時計方向に回動させた場合、窓障子9の回動に
伴い、竪框7に枢軸24を介して連結した取付ブ
ラケツト25により固定された孔付連結腕14の
透孔19に係合した係合子20が下方に引つ張ら
れ、この係合子20に結合した連結腕23の上端
部が、上記透孔19に沿つて下方に引つ張られ
る。そして、開放方向への窓障子9の回動に伴つ
て連結腕23の上端部が下方に引つ張られると、
連結腕23の上端部に結合された係合子20が透
孔19内を下方に移動しつつ連結腕23がその下
端部を中心として回動し、連結腕14,23が伸
長して窓障子9が開放される。透孔19内での係
合子20の移動距離は、窓障子9の回動量が増す
に伴つて増大し、これによつて係合子20が下方
に引き下げられる。この場合に係合子20が係合
した透孔19は、互いに傾斜方向が逆な複数の傾
斜部19a,19bを交互に連続させた波形に形
成されているため、係合子20を下方に引き下げ
るには抵抗が存在する。この結果、係合子20の
下方への移動は緩徐に行われて、窓障子9が緩や
かに開放される。
なお、上述の実施例では、孔付連結腕14の上
端部に枢支した取付ブラケツト25を窓障子9の
竪框7に固定し、連結腕23の下端部に枢支した
取付ブラケツト22を窓枠4の竪枠3に固定して
いるが、本考案の緩衝装置は、上記実施例と逆
に、孔付連結腕14を竪枠3に、連結腕23を竪
框7に、それぞれ取付ブラケツト22,25によ
り固定してもよく、また孔付連結腕14と連続腕
23との位置関係を買うに上下逆にしてもよい。
更に、上述した実施例では、排煙窓の閉鎖時
に、係合子20が透孔19の上端部まで円滑に上
昇するように、孔付連結腕14の上端部と、上記
係合子20との間に、係合子20を上方に引つ張
る引張ばね26を設けたが、本考案は、引張ばね
を省略してもよい。
〔考案の効果〕
本考案の排煙窓用緩衝装置は、以上述べた通
り、波形の透孔を長手方向に形成した孔付連結腕
と、連結腕とを、この連結腕に係合した係合子を
上記透孔内に抵抗を有しての移動可能に係合させ
ることで、伸縮可能に連結したので、収納スペー
スが小さくてすみ、緩衝装置を排煙窓の閉鎖時に
竪枠と竪框の間に配設して、外部に突出しないよ
うにすることができ、外観がよい。また、本考案
の緩衝装置は、孔付連結腕および連結腕板材がプ
レス加工等によつて容易に製作でき、係合子を用
いての組立も簡単であるため、従来の油圧ダンパ
を用いた緩衝装置に比べて安価に製作することが
でき、排煙窓全体の製作費の低廉化を図ることが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本考案の一実施例による排煙窓用
緩衝装置を示し、第1図は第5図の拡大A−A断
面に相当する図、第2図は同じく拡大B−B断面
に相当する図、第3図は孔付連結腕を第2図の上
方から見た図、第4図は第3図の右方から見た
図、第5図は排煙窓の正面図、第6図は従来の緩
衝装置を示す第5図の拡大C−C断面図である。 1……上枠、2……下枠、3……竪枠、4……
窓枠、5……上框、6……下框、7……竪框、8
……ガラスパネル、9……窓障子、10……蝶
番、11……取付ブラケツト、12……油圧ダン
パ、13……取付ブラケツト、14……孔付連結
腕、15……基板部、19……透孔、19a,1
9b……傾斜部、20……係合子、21……枢
軸、22……取付ブラケツト、23……連結腕、
24……枢軸、25……取付ブラケツト、26…
…引張ばね。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上枠と下枠と左右の竪枠とからなる窓枠の内
    周側に、上框と下框と左右の竪框とによりパネ
    ルの四周を囲んでなる窓障子を、上記下枠と下
    框との間に設けた枢支部を中心とする開閉自在
    に建て込んだ排煙窓の窓障子を開放する際にこ
    の窓障子の開放方向への移動速度を制限する排
    煙窓用緩衝装置において、上記竪枠と竪框との
    一方に互いに傾斜方向が逆な複数の傾斜部を交
    互に連続させた波形の透孔を長手方向に形成し
    た孔付連結腕の一端部を枢支すると共に、竪枠
    と竪框との他方に連結腕の一端部を枢支し、こ
    の連結腕の他端部に結合した係合子を、上記孔
    付連結腕の透孔内に抵抗を有しての移動可能に
    係合させてなり、上記孔付連結腕、連結腕およ
    び係合子を上記竪枠と竪框の間に配設したこと
    を特徴とする排煙窓用緩衝装置。 (2) 係合子は、この係合子を孔付連結腕の一端側
    に付勢する引張ばねによつて孔付連結腕の一端
    部に連結してある実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の排煙窓用緩衝装置。
JP17973486U 1986-11-25 1986-11-25 Expired JPH0424057Y2 (ja)

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JPS6385782U JPS6385782U (ja) 1988-06-04
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