JPH0424018Y2 - - Google Patents

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JPH0424018Y2
JPH0424018Y2 JP1985177598U JP17759885U JPH0424018Y2 JP H0424018 Y2 JPH0424018 Y2 JP H0424018Y2 JP 1985177598 U JP1985177598 U JP 1985177598U JP 17759885 U JP17759885 U JP 17759885U JP H0424018 Y2 JPH0424018 Y2 JP H0424018Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、住宅家屋等の屋根に設けられる天窓
装置に関する。
従来の技術 近時、自然光を取り入れて屋内を明るくするた
め、住宅家屋等の屋根に天窓装置を設けることが
多くなつてきた。
このような天窓装置の一つの例として、実公昭
60−28732号公報には、屋根に設けた開口枠にア
ルミニウム等の押出型材よりなる一体的な枠材を
固着すると共に、この枠材にドーム型採光材を取
付けた概略構成のものが開示されている。
しかしながら、かかる天窓装置によれば以下の
ような問題があつた。
考案が解決しようとする問題点 即ち、かかる天窓装置では、枠材がアルミニウ
ム等の押出型材よりなる一体的なものであるた
め、特に冬季のように屋内の空気と外気の温度が
大きい場合には、冷たい外気によつて枠材の外面
が冷却され、それが暖かい室内の空気と接する枠
材内面まで伝わり、枠材内面に結露を生じるとい
う問題があつた。そこで、上記公報には、枠材の
内面側に合成樹脂発泡体等の防露材を取付けて結
露を防止することが併せて開示されているが、こ
のような防露材は施工現場で取付けられるので、
取付作業が面倒である上に、屋内から該防露材が
見えるので外観が見苦しくなる等の問題があり、
望ましいものとは言い難いものであつた。
問題点を解決するための手段 上記問題を解決するため、本考案は、屋根に設
けた開口枠に枠材を介して採光材を取付けた天窓
装置において、上記枠材が、上記開口枠に取付け
られる取付枠部と、この取付枠部に接合されて採
光材を支持する支持枠部とで構成されており、且
つ、取付枠部と支持枠部は材質が異なり取付枠部
の方が支持枠部より低い熱伝導率を有しているこ
とを要旨とするものである。
考案の作用 かかる構成とすれば、外気温の低下によつて枠
材の支持枠部が冷却され温度が低下するが、室内
の空気と接する取付枠部は支持枠部と材質が異な
り、支持枠部よりも熱伝導率が低いため、その断
熱作用によつて殆ど冷却されない。従つて、取付
枠部の室内空気と接する表面は、室内空気温度と
大差ない表面温度に維持されるので、該取付枠部
の表面に結露を生じることはなくなる。
実施例 第1図は本考案天窓装置の一実施例の外観を示
す斜視図、第2図はその要部端面図であつて、こ
の天窓装置は、第1図に示すように、屋根に設け
た開口枠1に枠材2を介して採光材3を取付けた
概略構造を備えている。
より具体的には第1図に示すように、屋根開口
部四隅に立設した柱11の上端間に木枠材12を
架渡して方形に枠組みし、その外面に外装材13
を張付けると共に、内面の木枠材12を除く部分
に内装材14を張付けることによつて、開口枠1
が構成されている。そして、この外装材13の表
面には、必要に応じて鉄板等の金属板(不図示)
が張付けられる。
この開口枠1と採光材3との間の介在される枠
材2は、第2図に示すように、採光材3を支持す
る支持枠部2aとこれより熱伝導率が低い取付枠
部2bとを接合一体としたもので、第1図に示す
ように方形に枠組みされている。この支持枠部2
aは、例えばアルミニウムの押出型材や鉄材等の
金属よりなるもので、第2図に示すように、外側
に向つて緩やかに下降傾斜する傾斜部21aと、
該傾斜部21aの外側端より垂下する水切り部2
2aと、該傾斜部21aの内側端よりそれぞれ上
下にのびる立上り部23a及び垂下部24aと、
該傾斜部21aの中間部下面から突出する中間脚
部25a,26aと、該傾斜部21aの内側端よ
り内側に向かつてL形に突出する露受け部27a
と、上記立上り部23aの上端より外側へ水平に
のびて採光材を支持する支持部28aが一体的に
形成されている。そして、立上り部23a下端に
は排水孔(不図示)が適宜設けられ、露受け部2
7aに溜つた結露水が排水されるようになつてい
る。
これに対し、取付枠部2bは、支持枠部より熱
伝導率が低い別の材質例えばポリ塩化ビニル、ポ
リプロピレン、ポリカーボネート等の合成樹脂や
その発泡体、FRP及び木材等よりなるもので、
図示の如く板状に形成されており、この取付枠部
2bの上端部はボルト4とナツト5によつて上記
支持枠部2aの垂下部24aに断熱材を介して接
合されている。断熱材15としては発泡体や発泡
ゴム等の熱伝導率の極めて低いものが用いられ
る。
上記のような枠材2は、支持枠部2aの垂下部
24a及び中間脚部25a,26aの下端を開口
枠1上端の木枠材12に載置すると共に、取付枠
部2bを該木枠材12の内側面に当接し、取付枠
部2bの止具孔21bより釘や螺子等の止具6を
打込むことによつて、開口枠1に取付けられてお
り、望ましくは図示のように防水用のコーキング
材7が水切り部22aと開口枠1の外装材13と
の間に詰められる。尚、止具孔21bは必ずしも
必要でなく、取付枠部2bが止具6を打込んだ時
に破れない材質、例えば木材やポリ塩化ビニル発
泡体のようなものであれば止具孔21bを穿孔せ
ず直接止具6を打込んでもよい。
また、採光材3は、透明性に優れたポリカーボ
ネートやアクリルやFRPやガラス等より製され
たもので、この実施例では上方に膨出されたドー
ム形状をなし、かつアウタードーム31とインナ
ードーム32よりなる二重断熱構造とされてい
る。なお、採光材3はこのようなドーム形状に限
らず平板状のものでもよい。このような採光材3
は、ボルト孔を形成した採光材3の四周縁を支持
枠部2aの支持部28aに載置し、ボルト8とナ
ツト9で固定することによつて取付られている。
尚、ボルトの座金81とアウタードーム31四周
縁の間、アウタードーム31とインナードーム3
2のそれぞれの四周縁の間、及びインナードーム
32の四周縁と支持部28aとの間に防水用パツ
キン10が介在されることは言うまでもない。
以上のような構成の天窓装置にあつては、日中
は自然光が採光材3を通過して屋内に取り込まれ
るので、家屋密集地のように窓からの採光が不充
分な場合でも屋内を明るく保つことが可能とな
る。そして、夜間になると特に冬季では外気温が
相当低下するので、枠材2のうち金属製の支持枠
部2aは外の冷気によつて冷却され温度が低下す
る。けれども、屋内の暖かい空気と接する枠材2
の取付枠部2bは支持枠部2aより熱伝導率が低
いため、その断熱作用によつて支持枠部2aの温
度低下は取付枠部2bの屋内側表面まで伝わら
ず、屋内の空気温度と大差ない表面温度に維持さ
れる。そのため屋内空気が取付枠部2bの表面で
冷却されて結露することはなくなる。従つて、従
来例のように防露材等を枠材の屋内側表面に取付
ける面倒な作業が一切不要となるので、施工性が
向上し、また屋内から見た仕上がりも体裁のよい
ものとなる。なお、図示のように断熱材15を介
して支持枠部2aと取付枠部2bを接合すれば、
外気温がより取付枠部2bに伝わりにくく、完全
に結露を防止できる。また、外の冷気によつて採
光材3も冷却されるが、この実施例のようにアウ
タードーム31とインナードーム32よりなる二
重断熱構造のドーム型採光材3を用いると、イン
ナードーム32が殆ど冷却されないので、インナ
ードーム32の下面に結露を生じることは殆どな
くなる。また、例え結露を生じたとしても、イン
ナードーム32の下面を伝つて支持枠部2aの露
受け部27aに流れ込むので、結露水が滴下する
心配はない。
第3〜10図は、本考案に用いられる枠材の他
の態様を示したもので、前記実施例の枠材2と同
様の部分には同一の符号を付して説明を省略し、
その特徴とする部分のみを以下に説明する。
第3図に示す枠材2は、支持枠部2aの露受け
部27aに合わせて取付枠部2bの上部を延伸
し、垂下部24aと露受け部27aの二個所にお
いてボルト4とナツト5で接合することにより、
接合強度を向上させるようにしたものである。
第4図に示す枠材2は、支持枠部2aに露受け
部27aを設けないで、取付枠部2bの上端を延
伸して折曲することによつて露受け部27bを形
成し、立上り部23aと垂下部24aの二個所に
おいてボルト4とナツト5で接合し、支持枠部2
aと取付枠部2bとの接合面の上端にコーキング
材7を施したものである。
第5図に示す枠材2は、前述の第1図に示す枠
材において、支持枠部2aの立上り部23aの上
端に、直射日光よけのすり硝子や装飾用のステン
ドグラス等のガラス板10を受ける受段部29a
を形成し、ガラス板10の装着を簡便に行えるよ
うに図つたものである。
第6図に示す枠材2は、前述の第4図の枠材に
おいて、支持枠部2aの立上り部23a上端に受
段部29aを形成すると共に、傾斜部21aを水
平部21a′となし、かつ垂下部24aと中間脚部
25a,26aを省いたものである。
第7図に示す枠材2は、前述の第4図に示す枠
材において、支持枠部2aの立上り部23aより
取付枠部2bの露受け部27bの上方に突出する
突片231aを突設すると共に、露受け部27b
の底面にナツト5を埋入した隆起部271bを形
成し、該突片231aのボルト孔よりボルト4を
該ナツト5にねじ込んで接合したものである。こ
のようにすれば、ボルト4やナツト5が露受け部
27bにたまつた水に浸つて錆ることはなくな
る。
第8図に示す枠材2は、前述の第3図に示す枠
材において、露受け部27aをボルト4とナツト
5で接合するかわりに、エポキシ系の接着剤11
で接合したものである。
第9図に示す枠材2は、立上り部23aを中間
脚部25aの上方に位置させて形成すると共に垂
下部24aの上方に露受け部27aを形成したも
のである。このようにすれば、同じ開口枠でも大
きい採光材を取付けることができ、採光量を多く
とれる。
第10図に示す枠材2は、前述の第3図に示す
枠材において、露受け部27aを更に上方に階段
状に形成し、ボルト4をナツト5で接合したもの
で、ボルト4とナツト5が露受け部27aに水に
浸かつて錆びることがないように図つたものであ
る。
これらの第3〜10図に示す枠材2は、いずれ
も取付枠部2bが熱伝導率が支持枠部より低い材
質よりなるので、断熱作用により結露防止効果を
奏することはいうまでもない。また、いずれの枠
材2も支持枠部2aと取付枠部2bの間に断熱材
15を介在させていないが、結露防止を完全にす
るために断熱材15を介在させて両者を接合一体
化してもよいことは言うまでもない。
なお、枠材2としては上記のものの他、種々の
形状構造のものが採用可能であることは勿論であ
る。また、枠材2の取付枠部2bが必ずしも方形
に枠組みされる必要はなく、短片を複数個支持枠
部2aに接合させることで分割状の取付枠部2b
としてもよい。
考案の効果 以上の説明から明らかなように、本考案の天窓
装置によれば、開口枠に取付けられる熱伝導率が
支持枠部より低い取付枠部と、この取付枠部に接
合されて採光材を支持する支持枠部とで構成され
る枠材を介して、採光材を屋根の開口枠に取付け
た構造とされているので、外気温が屋内温度より
はるかに低温となつても、取付枠部自体の断熱作
用により屋内空気と接する取付枠部の屋内側表面
温度が殆ど低下せず、それゆえ屋内空気が取付枠
部の表面で冷却されて結露することは防止され
る。従つて、従来例のように防露材等を枠材の屋
内側表面に取付ける面倒な作業が一切不要となる
ので、施工性が向上し、また屋内から見た仕上が
りも体裁のよいものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図は同実施例の要部端面図、第3〜第10図はそ
れぞれ枠材の他の態様を示す端面図である。 1……開口枠、2……枠材、3……採光材、2
a……支持枠部、2b……取付枠部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 屋根に設けた開口枠に枠材を介して採光材を取
    付けた天窓装置であつて、上記枠材が、上記開口
    枠に取付けられる取付枠部と、この取付枠部に接
    合されて採光材を支持する支持枠部とで構成され
    ており、且つ、取付枠部と支持枠部は材質が異な
    り取付枠部の方が支持枠部より低い熱伝導率を有
    していることを特徴とする天窓装置。
JP1985177598U 1985-11-18 1985-11-18 Expired JPH0424018Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985177598U JPH0424018Y2 (ja) 1985-11-18 1985-11-18

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JP1985177598U JPH0424018Y2 (ja) 1985-11-18 1985-11-18

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JPS6285618U JPS6285618U (ja) 1987-06-01
JPH0424018Y2 true JPH0424018Y2 (ja) 1992-06-05

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JP1985177598U Expired JPH0424018Y2 (ja) 1985-11-18 1985-11-18

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59182540U (ja) * 1983-05-25 1984-12-05 タキロン株式会社 採光ド−ムの取付枠構造

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JPS6285618U (ja) 1987-06-01

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