JPH04238740A - 油圧式走行駆動装置 - Google Patents

油圧式走行駆動装置

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JPH04238740A
JPH04238740A JP1821991A JP1821991A JPH04238740A JP H04238740 A JPH04238740 A JP H04238740A JP 1821991 A JP1821991 A JP 1821991A JP 1821991 A JP1821991 A JP 1821991A JP H04238740 A JPH04238740 A JP H04238740A
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JP
Japan
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hydraulic
abnormality
hydraulic motor
motor
hydraulic pump
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JP1821991A
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Inventor
Morio Oshina
大科 守雄
Mitsuo Sonoda
光夫 園田
Takashi Kanai
隆史 金井
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホイールローダやフォ
ークリフトなどの自走式作業車両に用いられる油圧閉回
路、特にポンプやモータの押除け容積が電気的に制御さ
れる油圧閉回路を含む油圧式走行駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8にこの種の油圧式走行駆動装置の従
来例を示す。エンジン2にて駆動される可変容量形の油
圧ポンプ1と車輪9に連結される可変容量形の油圧モー
タ3とは主管路4,5により閉回路接続されている。油
圧ポンプ1の押除け容積(以下、傾転量と呼ぶ)はポン
プレギュレータ17に入力される電流値に応じて制御さ
れるとともに、油圧モータ3の傾転量はモータレギュレ
ータ19に入力される電流値に応じて制御される。また
、アクセルペダル13に連結されたポテンショメ−タ1
4によりアクセルペダル13の踏み込み量が検出され、
この踏み込み量に応じた信号は制御装置65に取り込ま
れる。制御装置65には油圧ポンプ用および油圧モータ
用として関数発生器65a,65b、V/I変換器65
c,65d、電流増幅回路65e,65fが内蔵されて
いる。
【0003】このような装置におけるポンプおよびモー
タの傾転量は次のように制御される。  アクセルペダ
ル踏み込み量の検出信号に基づいて油圧ポンプ用および
油圧モータ用の関数発生器65a,65bが図示の特性
にしたがって所定の電圧信号を出力する。V/I変換器
65c,65dは関数発生器65a,65dからの入力
電圧信号を電流信号に変換する。この電流信号が増幅器
65e,65fで増幅されてポンプレギュレータ17と
モータレギュレータ19にそれぞれ入力される。したが
って、アクセルペダル13の踏み込み量に応じて油圧ポ
ンプ1と油圧モータ3の傾転量が制御される。この結果
、アクセルペダル13の踏み込み量が小さいときは、油
圧ポンプ1の傾転量は小さく設定されるとともに油圧モ
ータ3の傾転量は大きく設定され、すなわち車速は遅く
牽引力は大きくなる。逆に、アクセルペダル13の踏み
込み量が大きくなると、油圧ポンプ1の傾転量は大きく
設定されるとともに油圧モータ3の傾転量は小さく設定
され、すなわち車速は速く牽引力は小さくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の油圧駆動装置にあっては、次のような問題が
ある。 1)油圧ポンプ用あるいは油圧モ−タ用の電流増幅器6
5e,65fが短絡したり断線すると、油圧ポンプ1あ
るいは油圧モ−タ3の傾転量が急激に増減するおそれが
ある。 2)ポテンショメ−タ14がアクセルペダル13の踏み
込み量を正しく検出しない場合には、所望の走行性能が
得られないおそれがある。
【0005】本発明の目的は、油圧ポンプや油圧モータ
の傾転量を制御する電気系統が故障しても適切な走行性
能を保持するようにした油圧式走行駆動装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の一実施例である
図1、および第1の変形例である図6に対応付けて本発
明を説明すると、本発明は、原動機2に駆動される可変
容量油圧ポンプ1と、この油圧ポンプ1と一対の主管路
4,5を介して閉回路接続される油圧モ−タ3と、原動
機回転数に応じて前記可変容量油圧ポンプ1の押除け容
積を電気的に調節する押除け容積制御手段15とを有す
る油圧式走行駆動装置に適用される。そして、請求項1
の発明は、押除け容積制御手段15の異常を検出する検
出手段15iと、異常検出時に油圧モ−タ3の回転をフ
リ−にするフリ−手段とを具備することにより、上記目
的を達成する。請求項2の発明は、フリ−手段を、異常
検出時に検出手段15iから供給される信号で主管路4
,5を連通するとともに、異常が検出されないときには
主管路4,5を遮断する切換弁6で構成したものである
。請求項3の発明は、フリ−手段を、油圧モ−タ3と車
軸との間に設けたクラッチ8と、異常検出時に検出手段
15iから供給される信号でクラッチ8を切り離し、異
常が検出されないときにはクラッチ8を接続するクラッ
チ制御手段12で構成したものである。請求項4の発明
は、請求項1〜3のいずれかの項に記載の油圧式走行駆
動装置に適用されるもので、油圧モ−タ3を可変容量と
し、押除け容積制御手段15を、原動機回転数に応じて
可変容量油圧モ−タ3の押除け容積を電気的に調節する
ものとして構成した。
【0007】
【作用】−請求項1− 検出手段15iが押除け容積制御手段15の異常を検出
すると、検出手段15iからフリ−手段へ異常信号が供
給され、油圧モ−タ3の回転はフリ−手段によってフリ
−にされる。 −請求項2− 検出手段15iが押除け容積制御手段15の異常を検出
しないとき、主管路4,5は切換弁6によって遮断され
ているので、油圧モータ3は油圧ポンプ1からの圧油で
駆動され、通常に走行する。検出手段15iが異常を検
出すると、異常信号が切換弁6に供給される。切換弁6
はこの異常信号によって切り換わり、主管路は連通され
る。したがって、油圧モ−タ3はフリ−に回転する。 −請求項3− 検出手段15iが異常を検出しないとき、クラッチ8は
接続されているので、油圧モータ3の回転力により通常
に走行する。検出手段15iが異常を検出すると、異常
信号がクラッチ制御手段12に供給され、クラッチ制御
手段12はクラッチ8を切り離す。なお、本発明の構成
を説明する上記課題を解決するための手段と作用の項で
は、本発明を分かり易くするために実施例の図を用いた
が、これにより本発明が実施例に限定されるものではな
い。
【0008】
【実施例】以下、図1〜図5により一実施例を説明する
。図1において、1はエンジン(原動機)2によって駆
動される可変容量形の油圧ポンプであり、この油圧ポン
プ1は可変容量形の油圧モータ3と主管路4,5にて閉
回路接続されている。主管路4と主管路5とは電磁切換
式の切換弁6を介して接続されており、切換弁6がイ位
置に切換えられると主管路4と主管路5とを連結する通
路7は遮断され、ロ位置に切換えられると連通する。
【0009】13はエンジン2の回転数を制御するアク
セルペダルであり、このアクセルペダル13には、例え
ば5Vの電圧が印加されたポテンショメ−タ14が連結
されている。ポテンショメ−タ14は、図2に示すよう
に、アクセルペダル13の踏み込み量に応じた電圧を出
力する。すなわち、アクセルペダル13の踏み込み量が
0であるアイドリング状態のとき、ポテンショメ−タ1
4は0.5Vの電圧を出力する。アクセルペダル13の
踏み込み量が増大するとポテンショメ−タ14の出力電
圧もこれに比例して増大し、踏み込み量が最大になると
出力電圧は例えば4.5Vとなる。
【0010】15は、アクセルペダル13の踏み込み量
に応じて油圧ポンプ1と油圧モータ3の傾転量を制御す
る制御装置である。この制御装置15は、図1に詳細に
示すように、関数発生器15a,15b、V/I変換器
15c,15d、電流増幅回路15e,15f、抵抗1
5g,15h、判定回路15iおよびソレノイド駆動回
路15jを有する。関数発生器15aは、ポテンショメ
−タ14から出力される0.5V〜4.5Vの出力電圧
に対応して、最小値Vx〜最大値Vyの範囲内で増減す
る電圧を出力する。関数発生器15aから出力された電
圧信号は、V/I変換器15cにて所定の電流信号に変
換され、この変換された電流は電流増幅回路15eにて
増幅され、前後進切換スイッチ16を介してポンプレギ
ュレータ17に入力される。
【0011】スイッチ16は前後進切換レバー18と連
動しており、前後進切換レバー18が前進走行位置Fに
操作されると、スイッチ16は接点イ側に切換えられ、
ポンプレギュレータ17にはF方向の電流が入力される
。油圧ポンプ1の傾転方向および傾転量は、図3に示す
ようにポンプレギュレータ17に流れ込む電流の方向お
よび大きさによって制御される。すなわち、ポンプレギ
ュレータ17にF方向の電流が流れ、この電流値が0か
らIxよりわずかに大きいIoまでのとき油圧ポンプ1
は中立状態を保ちその傾転量は0である。電流がI0よ
り増大すると油圧ポンプ1の傾転量もこれに比例して増
大し、電流がIyよりわずかに小さいI1になると傾転
量はqp(F側の最大値)となる。この間、油圧ポンプ
1の傾転方向は正となり、油圧閉回路には例えばF方向
に圧油が流れて油圧モータ1は正転され、車両が前進す
る。ポンプレギュレータ17にR方向の電流が流れると
きも同様であり、電流値が0から−I0までの範囲で油
圧ポンプ1の傾転量は0、電流が−I0〜−I1の範囲
で油圧ポンプ1の傾転量もこれに比例して上述したとは
逆方向に増大し、電流が−I1になると傾転量は−qp
(R側の最大値)となる。したがってこの場合、油圧モ
ータ3は逆転されて車両は後進する。
【0012】関数発生器15bもポテンショメ−タ14
から出力される0.5V〜4.5Vの出力電圧に対応し
て最大値Vz〜最小値Vwの範囲内で増減する電圧を出
力する。関数発生器15bから出力された電圧信号もポ
ンプの場合と同様に、V/I変換器15d,電流増幅回
路15fを介して電流信号としてモータレギュレータ1
9に入力される。油圧モータ3の傾転方向および傾転量
は、図4に示すように、モータレギュレータ19に流れ
込む電流の大きさによって制御される。すなわち、電流
がIzよりわずかに小さいI3のとき油圧モータ3の傾
転量は最大値qm1となり、電流がI3より減少すると
油圧モータ3の傾転量もこれに比例して減少する。電流
がIwよりわずかに大きいI2になると油圧モータ3の
傾転量は最小値qm2となる。
【0013】図1において、15gおよび15hは、ポ
ンプレギュレータ17およびモータレギュレータ19を
流れる電流を検出する抵抗であり、各抵抗15gおよび
15hの一端は接地され、他端はそれぞれポンプレギュ
レータ19およびモータレギュレータ17の接地側に接
続されるとともに、後で詳細に説明する判定回路15i
に接続されている。抵抗15gおよび15hは、それぞ
れポンプレギュレータ17およびモータレギュレータ1
9を流れる電流を電圧信号S1およびS2として検出す
る。
【0014】15iは、制御装置15内に設けられた判
定回路であり、この判定回路15iは、図5に詳細に示
すように、関数発生器115a,115b,115cお
よびアンド回路115dを有する。関数発生器115a
は抵抗15gにて変換された電圧信号S1を取り込み、
この電圧信号S1が示す電流値に応じて「0」または「
1」の信号を出力する。すなわち、電流値がIxよりわ
ずかに小さいIx−αからIyよりわずかに大きいIy
+αの範囲にあるとき、関数発生器115aは信号「1
」を出力し、この範囲を外れると信号「0」を出力する
。関数発生器115bは抵抗115hにて変換された電
圧信号S2を取り込み、この電圧信号S2が示す電流値
に応じて「0」または「1」の信号を出力する。すなわ
ち、この電流値がIwよりわずかに小さいIw−αから
Izよりわずかに大きいIz+αの範囲にあるとき、関
数発生器115bは信号「1」を出力し、この範囲を外
れると信号「0」を出力する。関数発生器115cはポ
テンショメ−タ14から出力される電圧信号S3に応じ
て「0」または「1」を出力する。すなわち、電圧信号
S3が0.5Vよりわずかに低いVLから4.5Vより
わずかに高いVHの範囲にあるとき、関数発生器115
cは信号「1」を出力し、この範囲を外れると「0」を
出力する。
【0015】アンド回路115dの出力信号S4は、関
数発生器115a,115b,115cの出力信号がす
べて「1」であるときハイレベルとなるが、これらの信
号S1,S2,S3のいずれかひとつが「0」となると
ロ−レベルとなる。アンド回路115dからハイレベル
信号S4が出力されると、ソレノイド駆動回路15jは
切換弁6に励磁信号を出力し、切換弁6は、この励磁信
号によってイ位置に切換えられる。アンド回路115d
からの信号S4がロ−レベルになると切換弁6は消磁さ
れロ位置に切換えられる。
【0016】次に動作について説明する。図1において
、アクセルペダル13を踏み込むとポテンショメ−タ1
4から踏み込み量に応じた0.5V〜4.5Vの範囲の
電圧が出力され、関数発生器15a,15bに入力され
る。関数発生器15a,15bは、それぞれ踏み込み量
に応じたポンプ傾転量とモータ傾転量を示す電圧信号を
V/I変換器15c,15dに送出し、V/I変換器1
5cの出力電流は電流増幅回路15eで増幅された後、
スイッチ16を介してポンプレギュレータ17に入力さ
れる。ポンプレギュレータ17に流れ込む電流がF方向
のとき、油圧ポンプ1の傾転量は図3に示すようにI0
〜I1の範囲の入力電流に応じて0〜qpの範囲で増減
し、ポンプレギュレータ17に流れ込む電流がR方向の
とき、油圧ポンプ1の傾転量は−I0〜−I1の入力電
流に応じて0〜−qpの範囲で増減する。一方、V/I
変換器15dの出力電流は電流増幅回路15fで増幅さ
れた後、モータレギュレータ19に入力され、油圧モー
タ3の傾転量は図4に示すようにI2〜I3の入力電流
に応じてqm1〜qm2の範囲で増減する。
【0017】再び図1において、ポンプレギュレータ1
7およびモータレギュレータ19に流れる電流は、それ
ぞれ抵抗15gおよび15hにて所定の電圧信号S1お
よびS2に変換され、図5に示すように判定回路15の
関数発生器115aおよび115bに入力される。関数
発生器115aおよび115bの入力電圧S1,S2が
示す電流がそれぞれIx−α〜Iy+αおよびIw−α
〜Iz+αであり、かつ関数発生器115cの入力電圧
S3がVL〜VHの範囲ならば、アンド回路115dは
切換弁6へ励磁信号S4を出力する。したがって、この
場合、切換弁6はイ位置に切換えられ、通路7が遮断さ
れ通常通り走行できる。
【0018】電流増幅回路15eの出力電流が図5に示
すIx−α〜Iy+αの範囲から逸脱すると、関数発生
器115aの出力信号が「0」となり、アンド回路11
5dの出力信号S4がロ−レベルとなって切換弁6はロ
位置に切換えられる。したがって、主管路4,5が連通
され、油圧ポンプ1から吐出される圧油によって油圧モ
ータ3が駆動されなくなる。すなわち、油圧モータ3は
油圧ポンプ1からフリ−となり、車両は慣性走行状態と
なる。電流増幅回路15fの出力電流がIw−α〜Iz
+αの範囲から逸脱する場合にも同様である。
【0019】また、ポテンショメ−タ14からの出力電
圧がVL〜VHの範囲を逸脱するとアンド回路115d
の出力信号S4はロ−レベルとなり、上述したと同様に
、切換弁6がロ位置に切換わり、油圧ポンプ1の圧油で
油圧モータ3が駆動されず、車両は慣性走行状態となる
【0020】上述したように、油圧ポンプ1や油圧モー
タ3の傾転量がアクセルペダル13の踏み込み量にかか
わらず不所望に増減する事態が起きると、切換弁6によ
り主管路4,5が互いに連通され、車両を慣性走行状態
にすることができる。そこで、運転者は車両を道路の端
に移動してブレーキにより停止させることができる。ま
た、油圧ポンプ1と油圧モータ3の傾転量がアンバラン
スになりキャビテーションなどが発生することも防止さ
れ、油圧機器の耐久性も向上する。
【0021】−変形例1− 以上では、異常検出時に切換弁6により主管路4,5を
連通させる場合について説明したが、切換弁6を省略し
て、図6に示すようなクラッチ8を設け、異常時にクラ
ッチ8を断つようにしてもよい。
【0022】図6において、8は油圧式のクラッチであ
り、このクラッチ8の内部には油圧モータ3にて駆動さ
れるクラッチ板8aと、スプリング8bにてクラッチ板
8aと離れるように付勢され駆動軸10に連結されてい
るクラッチ板8cとが設けられている。11はクラッチ
操作用の油圧源、12は、油圧源11から吐出された圧
油とクラッチ8との間に設けられた電磁切換式の切換弁
である。切換弁12がイ位置に切換えられると、クラッ
チ板8cはスプリング8bに抗して移動してクラッチ板
8aに接続される。したがって、油圧モータ3の駆動力
は車輪9に伝達される。切換弁12がロ位置に切換えら
れると、クラッチ8内がタンク圧となりクラッチ板8c
はスプリング8bに付勢されクラッチ板8aと離れる。 したがって、油圧モータ3の駆動力は車輪9と切り離さ
れる。
【0023】この変形実施例の動作を説明する。判定回
路15iで電気式レギュレータの制御回路の異常が検出
されるとアンド回路151dの出力信号S4がロ−レベ
ルとなり、切換弁12がロ位置に切換わる。そのため、
クラッチ8への圧油が断たれ、クラッチ板8cはばね8
bによりクラッチ板8aと切り離される。したがって、
駆動軸10と油圧モータ3とが機械的に切り離され、上
述したと同様に車両は慣性走行状態となる。
【0024】−変形例2− 以上では、主管路4,5を連通,遮断する切換弁6を電
磁切換式としたが、図7のような方式を用いてもよい。 図7において、25は通路7に介装された油圧切換式の
切換弁であり、この切換弁25がイ位置に切換えられる
と通路7が遮断され、ロ位置に切換えられると連通する
。油圧源11から吐出された圧油は、アンド回路151
dの出力信号S4で切換えられる切換弁60を介して切
換弁25のパイロットポ−ト25aに導かれる。正常時
はアンド回路151dの出力信号S4がハイレベルであ
り切換弁60はイ位置に切換えられ、したがって、切換
弁25はイ位置に切換えられて通常走行が可能となる。 異常時はアンド回路151dの出力信号S4がロ−レベ
ルとなり切換弁60がロ位置に切換えられ、したがって
、切換弁25はロ位置に切換えられ、慣性走行状態とな
る。
【0025】この変形例にあっては、切換弁25を油圧
で直接切換えるようにしたので、切換弁25を大きな駆
動力によって切換えることができ、切換弁25の切換わ
りが確実に行われるという効果が得られる。
【0026】以上の実施例において、エンジン2が原動
機を、切換弁6やクラッチ8がフリ−手段を、切換弁1
2がクラッチ制御手段を、制御装置15が押除け容積制
御手段を、判定回路15iが検出手段をそれぞれ構成す
る。なお、油圧モータ3は固定容量形でもよい。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、油圧ポン
プや油圧モータの押除け容積を電気的に制御する押除け
容積制御手段の異常を検出すると油圧モータがフリー回
転するようにしたので、異常検出時に車両は慣性走行状
態となり、運転者は通常のブレーキングにより車両を道
路の端に寄せて停止することができる。とくに請求項2
によれば、異常検出時に一対の主管路を連通するように
したので、油圧回路の異常やキャビテーションを防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る油圧式走行駆動装置の一実施例を
示す図である。
【図2】図1に示すポテンショメ−タの出力特性を表す
グラフである。
【図3】図1に示す油圧ポンプの特性を表すグラフであ
る。
【図4】図1に示す油圧モータの特性を表すグラフであ
る。
【図5】図1に示す判定回路の詳細を示すブロック図で
ある。
【図6】図1の変形例1を示す図である。
【図7】図1の変形例2を示す油圧回路図である。
【図8】従来の油圧駆動装置を示す図である。
【符号の説明】
1  油圧ポンプ 2  エンジン 3  油圧モータ 6,12,60  切換弁 8  クラッチ 9  車輪 13  アクセルペダル 14  ポテンショメ−タ 15  制御装置 15g,15h  検出抵抗 15i  判定回路 17  ポンプレギュレータ 18  モータレギュレータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  原動機に駆動される可変容量油圧ポン
    プと、この油圧ポンプと一対の主管路を介して閉回路接
    続される油圧モータと、原動機回転数に応じて前記可変
    容量油圧ポンプの押除け容積を電気的に調節する押除け
    容積制御手段とを有する油圧式走行駆動装置において、
    前記押除け容積制御手段の異常を検出する検出手段と、
    異常検出時に油圧モータの回転をフリーにするフリー手
    段とを具備することを特徴とする油圧式走行駆動装置。
  2. 【請求項2】  請求項1の油圧式走行駆動装置におい
    て、前記フリー手段は、前記異常検出時に前記検出手段
    から供給される信号で前記主管路を連通するとともに、
    異常が検出されないときには前記主管路を遮断する切換
    弁であることを特徴とする油圧式走行駆動装置。
  3. 【請求項3】  請求項1の油圧式走行駆動装置におい
    て、前記フリー手段は、前記油圧モータと車軸との間に
    設けたクラッチと、前記異常検出時に前記検出手段から
    供給される信号で前記クラッチを切り離し、異常が検出
    されないときには前記クラッチを接続するクラッチ制御
    手段とから成ることを特徴とする油圧式走行駆動装置。
  4. 【請求項4】  請求項1〜3のいずれかの項に記載の
    油圧式走行駆動装置において、前記油圧モータを可変容
    量とし、前記押除け容積制御手段は、原動機回転数に応
    じて可変容量油圧モータの押除け容積も電気的に調節す
    ることを特徴とする油圧式走行駆動装置。
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