JPH04238008A - プラスチック成形部品 - Google Patents

プラスチック成形部品

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JPH04238008A
JPH04238008A JP2165191A JP2165191A JPH04238008A JP H04238008 A JPH04238008 A JP H04238008A JP 2165191 A JP2165191 A JP 2165191A JP 2165191 A JP2165191 A JP 2165191A JP H04238008 A JPH04238008 A JP H04238008A
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molded part
plastic molded
plastic
wall thickness
thickness
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JP2165191A
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Masaaki Ogawa
正明 小川
Yoshio Shibamiya
芝宮 良雄
Kiyobumi Hiroi
清文 廣井
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Tigers Polymer Corp
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Tigers Polymer Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック成形部品
、特に寸法精度の高いプラスチック成形部品に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック歯車などのプラスチック成
形部品は、金属歯車などに比べて、自己潤滑性、低騒音
性、耐腐蝕性、及び量産性に優れる他、軽量化、着色が
容易であるなどの種々の利点を有する。そこで、射出成
形などの成形法により得られたプラスチック歯車などが
、精密機械、例えば、複写機、カメラなどの動力伝達部
などに使用されている。前記射出成形などの成形法によ
りプラスチック成形部品を製造する場合、ピンゲートか
ら溶融ポリマーを金型内に注入すると、溶融ポリマーの
流れ方向と、この流れ方向と直交する方向の熱収縮率が
異なる。すなわち、得られた成形部品においては、溶融
ポリマーの流れ方向の外径が大きく、直交する方向の外
径が小さくなる。従って、プラスチック成形部品の寸法
精度を高めることが困難である。
【0003】そこで、実公平2−26654号公報には
、プラスチック材料の収縮率の差異を補正するため、成
形部品の中央部に補調材を設けたプラスチック成形部品
が開示されている。しかしながら、この成形部品では、
補調材を必要とし、しかも成形に際して、該補調材を成
形部品の中央部に配置する必要があるため、成形作業が
煩雑化する。しかも、補調材の外周部に、溶融ポリマー
を注入するため、外周部の寸法精度を高めるには限度が
ある。
【0004】特開平2−66363号公報には、歯、リ
ム、ボス及びディスク部が一体に成形されたプラスチッ
クモールドギヤにおいて、前記ディスク部に、ボスに連
なり、リムに達しないリブと、リム部に連なり、ボスに
達しないリブとを独立して設けたプラスチックモールギ
ヤが提案されている。さらに、特公平2−44701号
公報には、成形歯車に、複数の肉盗みとリブを設け、か
つ複数のゲートを前記各リブ間で一つ置きの位置に設定
し、歯車形状が変形による影響のないように、溶融材料
の流れを分流制御する歯車の射出成形方法が開示されて
いる。しかしながら、これらの成形部品にリブを形成す
ると、リブ部と他の領域との熱収縮量の差異により、例
えば、精度等級がJIS2級以上の高精度の成形部品を
得ることは一般に困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、寸法精度の高いプラスチック成形部品を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明は、ゲート部に対応する領域の肉厚が、他の領
域よりも大きいプラスチック成形部品を提供する。好ま
しい成形部品は、ゲート部に対応する領域と他の領域と
の肉厚が連続的に変化している。
【0007】
【作用】上記構成の本発明は、プラスチック成形部品に
おいて、肉厚部の収縮量が大きいことを利用している。 すなわち、プラスチック成形部品においては、収縮によ
り、ピンゲートに対応する領域の外径寸法などが大きく
なり、ピンゲートに対応しない他の領域の外径寸法など
が小さくなる。一方、プラスチック成形部品においては
、肉厚が大きい程、収縮量が大きい。従って、前記ゲー
ト部に対応する領域の肉厚を大きくすると、収縮量の差
異に起因して、ゲート部に対応する領域と他の領域との
外径寸法などを同じ寸法に成形できる。
【0008】
【実施例】以下に、添付図面を参照しつつ、本発明をよ
り詳細に説明する。
【0009】図1は本発明の一実施例を示す一部切欠斜
視図である。この例では、プラスチック成形部品として
プラスチック歯車が示されている。
【0010】プラスチック歯車は、歯1と、リム2と、
凹設されたディスク部3と、ハブ4とで構成され、ポリ
アセタールなどのエンジニアリングプラスチック材料を
射出成形することにより一体成形されている。前記ディ
スク部3には、射出成形による複数のピンゲート跡5が
存在する。この例では、前記ディスク部3の円周方向に
等間隔毎に4つのピンゲート跡5が存在する。
【0011】そして、前記ディスク部3の厚みは円周方
向に連続的に変化している。具体的には、前記ピンゲー
ト跡5に対応する領域のディスク部3、すなわち、成形
部品の中心部から各ピンゲート跡5方向に放射状に伸び
る領域の厚みT1 は最大であり、ピンゲート跡5間の
ディスク部3の厚みT2 は最小である。
【0012】このような構造の成形部品では、射出成形
時にピンゲートから注入された溶融ポリマーが、合流部
である厚みT2 の薄い領域で大きく収縮しても、厚み
T1 の領域での収縮量が大きいため、プラスチック成
形部品の外径寸法、ピッチなどを精度よく形成でき、真
円状のプラスチック歯車を得ることができる。しかも、
厚みが円周方向に連続的に変化しているので、収縮に伴
なって外径寸法などの歪が生じるのを防止でき、より精
度の高い成形部品を得ることができる。より詳細には、
肉厚が一定(T1 =T2)の条件におけるゲート部放
射方向の収縮量をS1 、ゲート間の放射方向の収縮量
をS2 とすると、S1 <S2 である。一方、肉厚
部T1 における収縮量をS3 、肉薄部T2 におけ
る収縮量をS4 とすると、S3 >S4 である。従
って、S1 +S3 =S2+S4 となるように、肉
厚T1 、T2 を設定すると、外径寸法、ひいてはピ
ッチなどが同一の成形部品を得ることができる。このよ
うに、ゲート部に対応する領域の厚みを他の領域の厚み
よりも大きくするだけで、寸法精度の高いプラスチック
成形部品が得られる。さらには、従来のように、複雑な
リブを形成する必要がないので、金型の製作費用が安価
であり、得られた成形部品のコストを低減できる。
【0013】本発明は、複数のピンゲートに限らず、少
なくとも1つのピンゲートを利用して射出成形するプラ
スチック成形部品に適用できる。また、複数のピンゲー
トを利用する場合には、2以上のピンゲートを、円周方
向に等間隔毎に形成するのが好ましい。
【0014】また、ゲート部に対応する領域の厚みは、
他の領域の厚みよりも大きければよく、例えば段階的に
変化していてもよいが、寸法精度を高めるためには、成
形部品の厚みが円周方向に連続的に変化しているのが好
ましい。
【0015】本発明は、プラスチック歯車に限らず、プ
ーリー、その他の種々の形状のプラスチック成形部品、
特に外形が円形状のプラスチック成形部品に適用できる
【0016】
【発明の効果】本発明のプラスチック成形部品は、ゲー
ト部に対応する領域の厚みが、他の領域よりも大きいの
で、寸法精度が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部切欠斜視図である
【符号の説明】
1…歯 2…リム 3…ディスク部 4…ボス 5…ピンゲート跡

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ゲート部に対応する領域の肉厚が、他
    の領域よりも大きいプラスチック成形部品。
  2. 【請求項2】  ゲート部に対応する領域と他の領域と
    の肉厚が連続的に変化している請求項1記載のプラスチ
    ック成形部品。
JP2165191A 1991-01-21 1991-01-21 プラスチック成形部品 Expired - Fee Related JP2815489B2 (ja)

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JPH04238008A true JPH04238008A (ja) 1992-08-26
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8028598B2 (en) * 2007-05-09 2011-10-04 Enplas Corporation Injection-molded gear
JP2013155881A (ja) * 2013-05-20 2013-08-15 Ntn Corp 回転速度検出装置付き車輪用軸受装置用のセンサキャップおよびこれを備えた回転速度検出装置付き車輪用軸受装置および回転速度検出装置付き車輪用軸受装置用のセンサキャップの製造方法

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JP2815489B2 (ja) 1998-10-27

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