JPH04237123A - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

Info

Publication number
JPH04237123A
JPH04237123A JP3005788A JP578891A JPH04237123A JP H04237123 A JPH04237123 A JP H04237123A JP 3005788 A JP3005788 A JP 3005788A JP 578891 A JP578891 A JP 578891A JP H04237123 A JPH04237123 A JP H04237123A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plasma
magnetic field
region
processing apparatus
baffle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3005788A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3081003B2 (ja
Inventor
Yutaka Nogami
裕 野上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Anelva Corp
Original Assignee
Anelva Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Anelva Corp filed Critical Anelva Corp
Priority to JP03005788A priority Critical patent/JP3081003B2/ja
Publication of JPH04237123A publication Critical patent/JPH04237123A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3081003B2 publication Critical patent/JP3081003B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、放電で生じた反応種
を用いて被処理対象の剥離或いはエッチングを行なうプ
ラズマ分離型(ダウンストリームタイプと称する)のプ
ラズマ処理装置の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置の典型的な概略構造
を第2図に示す。この従来装置は、第2図に示すように
処理容器である石英チャンバ10の上方に設けたガス導
入部12を通してチャンバ10内にプロセスガスを供給
する。このチャンバ10の、ガス導入部12とは反対側
にガス排気部14を具え、このガス排気部14の側のチ
ャンバ10内にウエハ載置部16を具えている。ウエハ
載置部16上に載置した被処理対象物であるウエハ18
より離れたところに設定されたプラズマ領域20で活性
ガス22を生成する。この従来装置では、チャンバ10
のガス導入部12側に、高周波電極24を設け、これに
RF電源26からRFパワーを供給して導入されたガス
をプラズマ化して活性ガス22を生成している。ここで
生成された活性ガス22には、中性活性種の他にウエハ
18の被エッチング面にダメージを与える荷電粒子(以
下、単にイオンという場合がある)も多量に含まれてい
る。
【0003】従来のダウンストリームタイプのプラズマ
処理装置では、被処理ウエハ18をこのプラズマ領域2
0から離れたところに配設し、このように配設すること
によって、被処理ウエハ18とプラズマ領域20との間
を被処理ウエハ18側へ輸送されてくるガス粒子が互い
に衝突を繰り返して荷電粒子を急速に減少させている。
【0004】このようにして被処理ウエハ18に到達す
る荷電粒子を減少させることによって、被処理ウエハ1
8に対するダメージの少ないプラズマ処理をしようとす
るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の装置は、放電の制御性が容易であることを理
由に、多くが高周波放電(13.56MHz)に依って
いた。しかし、RF励起プラズマにおいては、電離度が
10−6〜10−4と低いため、電離度と増加関数の関
係にある中性活性種の密度も低いという欠点があった。
【0006】また、ウエハ18への荷電粒子の飛来(到
達)の阻止を、プラズマ領域20からウエハ18に至る
間の空間で生じる粒子の消滅のみに頼っているので、ま
だまだウエハ18へ到達する荷電粒子の量が多い。また
、LSIを4Mとか16Mとかに高集積化するに従って
例えばMOSトランジスタのゲート酸化膜も15〜20
nmとか10nm以下とかの薄い膜となることが予想さ
れ、このような薄い膜であると耐圧もそれぞれ15〜2
0Vとか10V以下となる。このような場合、たとえ荷
電粒子エネルギーが小さいとされているマイクロ波生成
プラズマを用いたとしても、そのイオンエネルギーは1
0〜20eVとなるため、ゲート酸化膜が衝突イオンに
よって絶縁破壊を受ける確率が高かったり、或いは衝突
イオンによってゲート酸化膜が損傷を受けるので製造さ
れたLSIのしきい値が変動したりする欠点がある。
【0007】このような、被処理対象物に対する荷電粒
子の衝突をできるだけ低減するようにするため、本出願
人の発明者は、特願昭63−224121号(特開平2
−72620号公報)において、プラズマ領域側から被
処理対象を直接見通せないように、1枚の円板と、この
円板の直径よりも小さい内径を有しかつ外径がチャンバ
の内径と一致させた1枚のドーナツ状板とを、互いに離
間させて階段状に2枚重ねて配設させた構造のバッフル
機構を提案している。図3は、この提案された装置の概
略的構造を説明するための図で、図2に示した構成成分
に対応した構成成分には図2の場合と、同じ番号を付し
て示してあり、その説明を省略する。この図3に示す構
成例では、バッフル機構を28で示し、このバッフル機
構28を設けたことにより被処理対象物18側に出来た
反応領域を30で示す。そして、バッフル機構28を構
成する円板を28aとし、またドーナツ状板を28bで
示す。
【0008】しかし、この円板28aとドーナツ状板2
8bとの組合わせであると、荷電粒子がバッフル機構2
8を介して被処理対象物18側へ流れ込む量は著しく低
減するが、レジストの剥離や薄膜のエッチングに必要な
中性活性種の、被処理対象物18上での分布が、ドーナ
ツ状となってしまい、このため中性活性種を被処理対象
物(例えばウエハ)18上で均一化することが困難であ
った。
【0009】この発明の目的は、高剥離速度または高エ
ッチングレートで、低ダメージで被処理対象物の処理が
可能で、しかも、被処理対象物上で中性活性種の分布が
一層均一化するように構成した、ダウンストリームタイ
プのプラズマ処理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的の達成を図るた
め、この発明のプラズマ処理装置によれば、真空排気で
きる処理容器と、この処理容器に設けたプロセスガス用
のガス導入部およびガス排気部と、この処理容器のガス
導入部側に設けられプロセスガスのプラズマ領域を形成
するためのプラズマ発生装置と、この処理容器内の、ガ
ス排気部側の処理領域に設けられ被処理対象を載置する
載置部とを具える、プラズマ分離型のプラズマ処理装置
において、プラズマ領域と載置部との間に設けたバッフ
ル機構と、プラズマ領域とこのバッフル機構との間の空
間内で前述のガス導入部側からガス排気部側へのプロセ
スガスの流れに直交する方向に、常時、磁場を形成する
磁場発生装置とを具え、バッフル機構は、二枚以上のバ
ッフル板を具え、各バッフル板はそれぞれ多数の貫通穴
(孔)を有しており、各バッフル板は前述したプロセス
ガスの流れに沿う方向に二段以上配設してあり、これら
二段以上配設された順次の二つのバッフル板の貫通穴(
孔)は、プラズマ放電領域から載置部側を直接見通すこ
とができない位置に、バッフル板毎にずらせて、設けて
あることを特徴とする。
【0011】また、この発明の好適実施例によれば、磁
場発生装置を、処理容器の外側であってこの磁場発生装
置が形成する磁場の強度がバッフル機構に対しプラズマ
放電領域側で最大となる位置に、設けるのが良い。
【0012】さらに、この発明の実施に当り、好ましく
は、磁場発生装置が形成する磁場は、プラズマ放電領域
とバッフル機構との間で最大強度を有し、かつ、この最
大強度の領域からプラズマ領域側へ向けて負の磁場強度
勾配を有するのが良い。
【0013】ここで、上述したバッフル機構とは、プラ
ズマ粒子(プラズマには通常、プロセスガスと、中性活
性種と、イオンや電子の荷電粒子とが含まれている)が
直線的に飛行して載置部に載置された被処理対象物に衝
突しないように、プラズマの直線的流れを実質的に阻止
する構造体である。
【0014】また、上述した被処理対象としては、いわ
ゆるシリコンウエハ等といった処理前の基板はもとより
、基板に対し素子を作り込むための何等かの膜の形成や
或いは何等かの加工処理が行なわれた状態にあるものや
、或いはまた、基板に素子が作り込まれている状態のも
のをも含む。従って、ここで直接処理される対象は、基
板自体であったり、基板上に設けられたフォトレジスト
であったり、その他の層や膜であったりする場合がある
【0015】
【作用】この発明のプラズマ処理装置の構造によれば、
常時、磁場がプロセスガスの上流側のプラズマ領域とプ
ロセスガスの下流側のバッフル機構との間でプロセスガ
スの流れに直交する方向に形成されるので、この磁場に
より当該磁場に直交する方向に荷電粒子(イオン)がド
リフト運動を生じ、そのため荷電粒子をプロセスガスの
流れに対し直交する方向、従って、処理容器の管壁側へ
と流すことができ、従って、プロセスガスの下流側への
イオンの流出を減少させることができる。
【0016】また、この磁場の最大磁場(磁場強度が最
大であること)位置をバッフル機構よりプラズマ領域側
、従って、プラズマ発生側に位置させ、そして、好まし
くは、プロセスガスの上流側へと負の磁場強度勾配を形
成しておいたとき、プラズマ領域に漏れた弱い磁場のた
め、或いは、意図的にプロセスガスの流れに対し直交す
る方向に弱い磁場を印加すれば、荷電粒子はサイクロト
ロン運動を行い、そのため、ガス粒子の衝突回数を高め
て電離度を高め、その結果、電離度と増加関数の関係に
ある中性活性種の密度を高めることができる。
【0017】そして、プラズマ領域と載置部との間にバ
ッフル機構が設けてあるので、このバッフル機構を構成
する各バッフル板体には、各バッフル板毎の穴位置を、
プロセスガスの直進を妨げるように、ずらせて設けてあ
るので、プロセスガスの流れに沿って流れるイオンが被
処理対象物に到達するのを阻止することができる。
【0018】一方、中性活性種は、イオンや電子とは異
なり、磁場に影響されない。従って、処理容器内を自由
移動し、排気による流れに沿ってバッフル機構の各バッ
フル板に多数、平面的に分布させて設けた貫通穴を通り
、被処理対象物に到達する。既に説明した通り、磁場に
よりガス粒子の電離度が高いので、被処理対象物に到達
する中性活性種の量も多い。また、被処理対象物上での
中性活性種の分布も従来より一層均一化することができ
る。
【0019】以上の訳で、被処理対象物に荷電粒子によ
るダメージを与えることなく、被処理対象物を高剥離速
度或いは高エッチングレートでしかも均一に処理するこ
とが可能となる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
つき説明する。
【0021】尚、図は、この発明が理解できる程度に各
構成成分の形状、大きさおよび配置関係を示してあるに
すぎず、従って、この発明の図示例にのみ限定されるも
のではない。
【0022】第1図は、この発明のプラズマ処理装置の
構造の一実施例の概略図であって、その要部を断面で示
してある。このプラズマ処理装置は、一例として、管径
の小さい上側部分50aと、管径の大きい下側部分50
bとからなる円筒状の処理容器(チャンバ)50を具え
ている。この処理容器50は好ましくは石英で形成して
ある。この処理容器50の部分50aの上部にはプロセ
スガス供給パイプおよびそのガスの噴射穴が形成されて
いるガス導入部52を具えている。
【0023】また、処理容器50の下側部分50bの底
部には、プロセスガス等を排気して処理容器50内を真
空排気できるガス排気部54を具えている。
【0024】さらに、この処理容器50の上側部分50
aの内側にプラズマ領域56を形成するため、例えば、
この処理容器50の外側に一対の高周波(RF)電極5
8aおよび58bを設ける。この電極58a、58bに
高周波(RF)電源40から高周波(RF)パワーを供
給し、処理容器50内のプロセスガスをプラズマ放電さ
せる。
【0025】さらに、処理容器50の下側部分50bの
ガス排気部54側にガス排気に支障をきたさないように
して、被処理対象物42、例えば、基板(またはウエハ
)を載置する載置部44を設けてある。これまで説明し
た各構成成分50(50a、50b)、52、54、5
6、58、40および42は、既に図2を参照して説明
した従来の構成と実質的に変わらないので、その詳細な
説明を省略する。
【0026】この発明においては、処理容器50内にバ
ッフル機構60(62、64)を設ける。このバッフル
機構60は、既に従来の技術の項で説明した通り、被処
理対象物例えばウエハ42にプラズマ粒子46がプラズ
マ領域56から直線的に飛来して衝突するのを阻止する
ための構造体であるので、このバッフル機構60をプラ
ズマ領域56と載置部44との間の適当な位置に設ける
。この実施例では、このバッフル機構60を二枚のバッ
フル板62および64で構成する。これらバッフル板6
2および64は、それぞれ複数の貫通穴62aおよび6
4aが形成された円板状のバッフル板体となっている。 これらバッフル板62および64を管径大なる下側部分
50b中に設けるか一方の円板状のバッフル板体62を
プラズマ領域56側に設ける。他方のバッフル板体64
をこれと管軸O方向(これはプロセスガスの流れる方向
でもある)に離間して載置部44側に設ける。
【0027】この場合、一方のバッフル板体62の貫通
穴62aと他方のバッフル板体64の貫通穴64aは、
荷電粒子が直進して両穴62aおよび64bを通り抜け
ることがないように、管軸O方向に前後に並ぶ穴同志が
重なり合わないように、これら二枚の板体62および6
4を二段に配設してバッフル機構60を構成している。
【0028】両バッフル板体62および64は、それぞ
れの貫通穴62aおよび64aを互いに、適当な材料か
らなる支柱(図示せず)で連結させてこの支柱を処理容
器50内の適当箇所に固定してもよい。また、これらバ
ッフル板62および64を図示例のように処理容器50
の内壁と摩擦係合させてもよい。
【0029】このように、載置部44と、プラズマ領域
56との間にバッフル機構60を設けてあるので、載置
部44に被処理対象物42を載置した場合、プラズマ領
域56側から管軸O方向に従って、プロセスガスの流れ
に沿う方向に被処理対象物42を見ようとしても、被処
理対象物42はこのバッフル機構60(62、64)の
背後に隠れて位置することになる。従って、プラズマ放
電領域56で生成されたプラズマ粒子が直線的飛行を行
なっても、バッフル機構60で跳ね返るか、そこで消滅
するため、直接、被処理対象物42に衝突する恐れはな
い。
【0030】このバッフル板体62および64は、プラ
ズマ粒子が衝突しても、重金属等の汚染物質を発生しな
いような材質の材料、好ましくは、セラミックス或いは
高純度石英で形成するのがよい。尚、このバッフル機構
60の構造および設置方法は、上述した実施例に限られ
ず、設計に応じた任意の構造および設置方法であってよ
い。
【0031】図4の(A)および(B)は、上述した二
枚のバッフル板体62および64を、管軸Oの方向従っ
てプロセスガスの流れの上流側から下流側への方向に、
二段に離間して設けた場合のそれぞれの貫通穴62aお
よび64aの状態の説明図である。
【0032】図4の(A)に示す例では、それぞれのバ
ッフル板体62および64に同一径の貫通穴62aおよ
び64bを縦横に等間隔に配列した状態にあり、実線で
示す貫通穴62aと破線で示す貫通穴64aとは互いに
平行移動させた位置関係となるように、位置をずらせて
設けてあるため、貫通穴62側から貫通穴64を見通し
できない構成となっている。
【0033】図4の(B)に示す例では、バッフル板体
62および64の中心軸(管軸Oと一致する)の周りの
同心円上にそれぞれ貫通穴62bおよび64bを設けて
あり、実線で示す貫通穴62bと破線で示す貫通穴64
bとは、互いに中心軸の周りを回転移動させた位置関係
となるように、貫通穴の位置をずらせて設けてあるため
、一方の貫通穴62bから他方の貫通穴64bを見通せ
ない構成となっている。この実施例では、同一の同心円
上の貫通穴62bおよび64bの径は同一であるが、中
心から離れるに従って径を大きくしてある。これはウエ
ハの径が大きくなるに従って、単位径長当りのエッチン
グ面積が増大することを考慮したからである。
【0034】尚、上述した実施例では、貫通穴(62a
、64a;62b、64b)の二つの例につき説明した
が、これら貫通穴にのみ限定されるものではなく、被処
理対象物上でプロセスガスが一様に分布するように、そ
れらの個数、形状、配列および径の大きさ等を、設計に
応じて任意に設定すれば良い。
【0035】ところで、このようなバッフル機構60を
処理容器50内に設けただけでは、プラズマ粒子は、ガ
ス排気に伴う流れに沿って輸送されて容器50から排気
される。このため、プラズマ粒子は、プラズマ領域56
からバッフル機構60の貫通穴62a、64aを通過し
てバッフル機構60と載置部44との間の空間(処理領
域または反応領域と称する)70に流れ込み、従って、
プラズマ粒子中の特にイオンが載置部44に載置された
被処理対象物42に衝突し、これを不所望にも損傷させ
てしまうおそれがある。
【0036】そこで、この発明では、このバッフル機構
60に加えて、プラズマ粒子中の荷電粒子(イオンや電
子)をプロセスガス流の流れる方向から処理容器50の
内壁側へと移動させるようにするため、定常磁場Bを発
生する磁場発生装置72を設けている。
【0037】この磁場発生装置72は、マグネットコイ
ルを以って構成しても良いし、永久磁石で構成しても良
い。これらを処理容器30の外周囲に、管軸Oに直交さ
せて、配設する。このとき、重要なことは、この定常磁
場を少なくともプラズマ領域56とバッフル機構60と
の間の空間で、プロセスガスの流れに沿う方向に対し直
交する方向にこの定常磁場Bを形成するように、磁場発
生装置72を設けることである。従って、この実施例で
は、例えば、磁場発生装置72を、一方の磁極Nと他方
の磁極Sとが管軸Oに直交する方向に沿って互いに対向
するように、管径の小さい上側部分50a側、従って、
バッフル機構60の位置よりもプラズマ放電領域56側
に、設ける。この磁場発生装置72によって形成される
磁場の強度分布は、磁極NとSとが対向している領域で
最大となっており、その最大領域からプラズマ放電領域
56側およびバッフル機構60側へと負の磁場強度勾配
となっている。この実施例では、この負の磁場強度勾配
は管軸Oの方向従ってプロセスガスの排気による流れに
沿う両方向に存在する。尚、ここでは、磁場の方向は、
図示例の方向に限定されるものではなく、管軸Oに直交
する面内でいずれの方向に向いていても良い。または磁
場は回転磁場であっても良い。尚、この磁場発生装置7
2は、好ましくは、外部への磁場の漏れを少なくするた
めに、処理容器50の周囲に外部磁路を設けて閉磁路を
形成する構成とするのがよい。
【0038】この実施例のプラズマ処理装置を動作させ
るには、先ず、被処理対象物であるウエハ42を載置部
44に載置する。そして、図示しない排気系により処理
容器である石英チャンバ50内を排気すると同時に、磁
場発生装置72により上述したような流れと直交する方
向の定常磁場Bを生成する。この定常磁場Bは直流磁場
または回転磁場である。この磁場発生装置60を永久磁
石で形成している場合には、この磁場は恒久的に生成さ
れている。そして、図示しないマスフローコントローラ
またはマスフローメータによって流量制御されたプロセ
スガスを、ガス導入部52を通してチャンバ50内に供
給する。
【0039】今、ここで、高周波電極58a、58bに
高周波を印加すると、プラズマ領域56でプラズマ粒子
(イオン、電子および中性活性種)が生成される。プラ
ズマ粒子を図中、ドット46で代表して示す。そのうち
の中性活性種は、磁場の影響を受けずに自由運動をする
ので、ガス排気に応じた粒子流となってプラズマ領域5
6から、下流のバッフル機構60の各バッフル板体62
および64に設けた貫通穴62aおよび64aを通り抜
けて反応領域70に流入し(図中、実線矢印で示す)、
選択的にウエハ42の表面に到達する。その結果、例え
ばウエハ上のレジスト除去を行う場合には、ダメージの
少ないレジスト剥離が行なえる。
【0040】この発明のプラズマ処理装置の実施例では
、上述したような構造になっているので、イオンのウエ
ハ42の表面への入射は、定常磁場Bおよびバッフル機
構60の2つの要素により抑止されると同時に、高密度
な中性活性種によりウエハを処理することが可能となる
。以下、この点につき説明する。
【0041】まず、図5の(A)〜(D)を参照して、
プラズマ放電領域56より下流側でしかもバッフル機構
60より上流側に磁場強度最大領域が位置し、それから
プロセスガスの流れに沿って流れの上流方向に負の磁場
強度勾配を有する印加磁場の効果につき説明する。今、
図5の(A)に示すように磁場Bは紙面の裏面から表面
へ向けた方向とし、磁場強度勾配grad|B|は、紙
面の上側から下側への向きとする。荷電粒子(イオン)
の進行方向に対し垂直方向に磁場Bが存在する場合には
、直進運動して来た正または負に帯電した荷電粒子はそ
の磁場Bに捕えられるが、更にそれに垂直方向に磁場強
度勾配grad|B|が存在する場合には、その回転運
動のラーモア半径Rは、後掲する表1に示した(1)式
で表わせるように、磁場強度に反比例するため、荷電粒
子は磁場および磁場強度勾配の双方に垂直方向にドリフ
ト運動を生ずる。
【0042】図5の(B)にその様子を示す。正および
負に帯電した荷電粒子(図中、正の荷電粒子は+を〇で
囲んで示し、負の荷電粒子には−を〇で囲んで示してあ
る。)は、それぞれBとgrad|B|の形成する面と
直交する方向に、互いに反対方向に、それぞれ図5の(
C)および(D)に示すように回転しながら、ドリフト
する。この場合、そのドリフト速度は、後掲する表1に
示した(2)式で与えられる。従って、図1に示す例で
は、磁場の向きが紙面の左から右となっているので、荷
電粒子は紙面の表から裏またはその逆の方向にドリフト
運動を生じ、被処理ウエハ42の表面に荷電粒子が達す
るのを押えることが出来る。この実施例においては適用
しなかったが、プラズマ放電領域56に弱い磁場の漏れ
がある場合あるいは意図的にプロセスガスの流れに垂直
方向に弱い磁場を印加すれば、荷電粒子は放電領域56
においてもサイクロトロン運動を行い、それに伴う衝突
回数の増加によって電離度が高まる。その結果、反応領
域70においてより高い密度の中性活性種を得ることが
でき、被処理ウエハ42をより大きな剥離速度あるいは
エッチレートで処理することが可能となる。
【0043】但し、排気に基づく、プロセスガスの流れ
に対し垂直な方向に磁場を印加した場合、チャンバ50
の内壁には荷電粒子が多量に衝突するので、材質によっ
ては重金属等がたたき出されて、チャンバ内が汚染され
る可能性がある。このため、汚染が許されないようなプ
ロセスに使用する場合には、少なくとも磁力線とチャン
バ内壁が直交に近い角度で交わる部位には、重金属、ア
ルカリ金属等の含有量が極めて少ない高純度石英或いは
セラミックスを使うことが望ましい。
【0044】このような、プロセスガスの流れに垂直な
磁場による作用を受けても尚もこの最大磁場強度の領域
から漏れてきた高速の荷電粒子が被処理ウエハ表面に達
するのを阻止するために、既に説明したバッフル機構6
0を設けてあり、このバッフル機構60によって荷電粒
子が処理領域70へ流入するのをできるだけ阻止するよ
うにしてある。
【0045】この発明は、上述した実施の構造にのみ限
定されるものではなく、多くの変形または変更を行ない
得ること明らかである。例えば、バッフル機構の構造と
しては、第1図を参照して説明したような二段構造のも
のでなくとも良く、磁場に閉じ込められずに流出した荷
電粒子が直線的に被処理対象物に飛来するのを阻止し、
かつ、少なくとも中性活性種は迂回通過して反応領域へ
流れ込むことができるような、適当な貫通穴を有する、
遮蔽ブロック、壁または板のような設計に応じた任意の
構造とすることができる。
【0046】また、磁場発生装置72としては、少なく
ともプラズマ領域とバッフル機構との間の空間で、プロ
セスガスの流れに沿う方向と直交する方向に、常時、磁
場を形成する磁場発生装置であれば、その構成および配
置形態は、任意に設定して良い。従って、マグネットコ
イル或いは永久磁石を用いても良い。磁場方向が回転す
る磁場であってもよい。
【0047】また、上述した実施例では、処理容器50
を管径の小さい上側部分50aと、管径の大きい下側部
分50bとで以って構成した、第1図に断面で示すよう
な形状の容器としたが、容器の形状はこれに何等限定さ
れるものではなく、容器内にプラズマ領域と反応領域と
その間にバッフル機構を配設できるスペースがある容器
であれば容器形状は任意の形状であって良い。
【0048】或いはまた、容器自体は反応領域と、バッ
フル機構を配設できるスペースとを具え、プラズマ領域
を容器と連通した他の容器内に形成するようにした構造
であっても良い。
【0049】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、こ
の発明のプラズマ処理装置によれば、バッフル機構より
上流側に磁場強度が最大となる磁場とプラズマ発生部か
ら被処理対象物を直接見通せないような立体構造を持つ
バッフル機構の協調作用により、バッフル機構の下流域
の反応領域にイオン混入度の低い高密度中性活性種を得
ることができ、高剥離速度またはエッチングレートでし
かも低ダメージで被処理対象物の処理が実現できる。
【0050】また、バッフル機構を構成する各バッフル
板体に、被処理対象物上でプロセスガスが実質的に均一
に分布するように、貫通穴を多数設けてあるので、均一
の処理を行わせることが可能となる。  従って、この
発明のプラズマ処理装置は、レジストのアッシング、等
方性エッチング等プラズマを利用して中性活性種を生成
し、中性活性種を利用する広汎なプラズマ処理分野に利
用できる。
【0051】
【表1】
【0052】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のプラズマ処理装置の一実施例の説明
に供する、要部の概略的部分断面図である。
【図2】従来のプラズマ処理装置の断面図である。
【図3】従来のプラズマ処理装置の断面図である。
【図4】(A)および(B)は、この発明のプラズマ処
理装置に使用するバッフル板体の説明に供する図である
【図5】(A)〜(D)は、この発明のプラズマ処理装
置の動作の説明に供する図である。
【符号の説明】
40:高周波電源 42:被処理対象物 44:載置部 46:プラズマ粒子 50:処理容器 50a:管径の小さい上側部分 50b:管径の大きい下側部分 52:ガス導入部 54:ガス排気部 56:プラズマ領域 58a、58b:高周波電極 60:バッフル機構 60a、60b:バッフル板体 62a、62b、64a、64b:貫通穴(または貫通
孔) 70:反応領域 72:磁場発生装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  真空排気できる処理容器と、該処理容
    器に設けたプロセスガス用のガス導入部およびガス排気
    部と、該処理容器のガス導入部側に設けられ前記プロセ
    スガスのプラズマ領域を形成するためのプラズマ発生装
    置と、該処理容器内の、ガス排気部側の処理領域に設け
    られ被処理対象を載置する載置部とを具える、プラズマ
    分離型のプラズマ処理装置において、前記プラズマ領域
    と前記載置部との間に設けたバッフル機構と、前記プラ
    ズマ領域と該バッフル板との間の空間内であって前記ガ
    ス導入部側からガス排気部側への前記プロセスガスの流
    れに直交する方向に、常時、磁場を形成する磁場発生装
    置とを具え、前記バッフル機構は、二枚以上のバッフル
    板を具え、各バッフル板はそれぞれ多数の貫通穴を有し
    ており、各バッフル板は前記プロセスガスの流れに沿う
    方向に二段以上配設してあり、該二段以上に配設された
    、順次の二つのバッフル板の貫通穴は、前記プラズマ放
    電領域から前記載置部側を直接見通すことができない位
    置に、バッフル板毎にずらせて、設けてあることを特徴
    とするプラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】  請求項1のプラズマ処理装置において
    、前記磁場発生装置を、前記処理容器の外側であって該
    磁場発生装置が形成する磁場の強度が前記バッフル機構
    に対しプラズマ放電領域側で最大となる位置に、設けた
    ことを特徴とするプラズマ処理装置。
  3. 【請求項3】  請求項1のプラズマ処理装置において
    、前記磁場発生装置が形成する磁場は、前記プラズマ放
    電領域と前記バッフル機構との間で最大強度を有しかつ
    この最大強度の領域から前記プラズマ領域側へ向けて負
    の磁場強度勾配を有していることを特徴とするプラズマ
    処理装置。
JP03005788A 1991-01-22 1991-01-22 プラズマ処理装置 Expired - Lifetime JP3081003B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03005788A JP3081003B2 (ja) 1991-01-22 1991-01-22 プラズマ処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03005788A JP3081003B2 (ja) 1991-01-22 1991-01-22 プラズマ処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04237123A true JPH04237123A (ja) 1992-08-25
JP3081003B2 JP3081003B2 (ja) 2000-08-28

Family

ID=11620838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03005788A Expired - Lifetime JP3081003B2 (ja) 1991-01-22 1991-01-22 プラズマ処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3081003B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0822979A (ja) * 1994-07-07 1996-01-23 Nec Corp 基板処理方法および基板処理装置
JPH1041280A (ja) * 1996-07-22 1998-02-13 Tokyo Electron Ltd プラズマ処理装置
WO2002058126A1 (fr) * 2001-01-22 2002-07-25 Tokyo Electron Limited Dispositif et procede de traitement
US6863835B1 (en) * 2000-04-25 2005-03-08 James D. Carducci Magnetic barrier for plasma in chamber exhaust
KR100497612B1 (ko) * 1998-03-26 2005-09-20 삼성전자주식회사 반도체소자 제조용 식각장치
JP2009016453A (ja) * 2007-07-02 2009-01-22 Tokyo Electron Ltd プラズマ処理装置
JP2017162901A (ja) * 2016-03-08 2017-09-14 株式会社ディスコ ウエーハの分割方法
CN109780873A (zh) * 2018-12-26 2019-05-21 合肥恒力装备有限公司 一种应用于大排胶低氧含量铜烧炉进排气处理装置
JP2020184607A (ja) * 2019-04-30 2020-11-12 ピーエスケー インコーポレイテッド 基板処理装置
JP2021132125A (ja) * 2020-02-20 2021-09-09 株式会社日立ハイテク プラズマ処理装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62216332A (ja) * 1986-03-18 1987-09-22 Fujitsu Ltd プラズマアツシング装置
JPS62216329A (ja) * 1986-03-18 1987-09-22 Fujitsu Ltd プラズマアツシング装置
JPS63217628A (ja) * 1987-03-06 1988-09-09 Hitachi Ltd プラズマ処理装置
JPS6464221A (en) * 1987-09-03 1989-03-10 Hitachi Ltd Plasma treatment system
JPH0272620A (ja) * 1988-09-07 1990-03-12 Anelva Corp プラズマ処理装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62216332A (ja) * 1986-03-18 1987-09-22 Fujitsu Ltd プラズマアツシング装置
JPS62216329A (ja) * 1986-03-18 1987-09-22 Fujitsu Ltd プラズマアツシング装置
JPS63217628A (ja) * 1987-03-06 1988-09-09 Hitachi Ltd プラズマ処理装置
JPS6464221A (en) * 1987-09-03 1989-03-10 Hitachi Ltd Plasma treatment system
JPH0272620A (ja) * 1988-09-07 1990-03-12 Anelva Corp プラズマ処理装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0822979A (ja) * 1994-07-07 1996-01-23 Nec Corp 基板処理方法および基板処理装置
JPH1041280A (ja) * 1996-07-22 1998-02-13 Tokyo Electron Ltd プラズマ処理装置
KR100497612B1 (ko) * 1998-03-26 2005-09-20 삼성전자주식회사 반도체소자 제조용 식각장치
US6863835B1 (en) * 2000-04-25 2005-03-08 James D. Carducci Magnetic barrier for plasma in chamber exhaust
US7481886B2 (en) 2001-01-22 2009-01-27 Tokyo Electron Limited Plasma process system and plasma process method
WO2002058126A1 (fr) * 2001-01-22 2002-07-25 Tokyo Electron Limited Dispositif et procede de traitement
CN1328766C (zh) * 2001-01-22 2007-07-25 东京毅力科创株式会社 处理装置和处理方法
JP2009016453A (ja) * 2007-07-02 2009-01-22 Tokyo Electron Ltd プラズマ処理装置
JP2017162901A (ja) * 2016-03-08 2017-09-14 株式会社ディスコ ウエーハの分割方法
CN109780873A (zh) * 2018-12-26 2019-05-21 合肥恒力装备有限公司 一种应用于大排胶低氧含量铜烧炉进排气处理装置
JP2020184607A (ja) * 2019-04-30 2020-11-12 ピーエスケー インコーポレイテッド 基板処理装置
US11139152B2 (en) 2019-04-30 2021-10-05 Psk Inc. Substrate processing apparatus
JP2021132125A (ja) * 2020-02-20 2021-09-09 株式会社日立ハイテク プラズマ処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3081003B2 (ja) 2000-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4285853B2 (ja) 処理方法
KR100223394B1 (ko) 플라즈마 처리장치
JP3691784B2 (ja) 低周波誘導型高周波プラズマ反応装置
US5593539A (en) Plasma source for etching
JPH0430177B2 (ja)
JP2002093776A (ja) Si高速エッチング方法
KR970005035B1 (ko) 플라즈마발생방법 및 그 장치
KR20020081156A (ko) 마그네트론 플라즈마 에칭장치
JPH04237123A (ja) プラズマ処理装置
JPH0272620A (ja) プラズマ処理装置
JP2006253190A (ja) 中性粒子ビーム処理装置および帯電電荷の中和方法
JP2006203134A (ja) 中性粒子ビーム処理装置
JPS59144133A (ja) プラズマドライ処理装置
JPH09186141A (ja) プラズマ処理装置
JP3192352B2 (ja) プラズマ処理装置
JP4243110B2 (ja) 表面処理装置
JP4384295B2 (ja) プラズマ処理装置
JP3281545B2 (ja) プラズマ処理装置
JP3172788B2 (ja) 中性粒子加工方法およびその装置
KR970010266B1 (ko) 플라즈마 발생방법 및 그 장치
JP2002313784A (ja) マグネトロン型平行平板表面処理装置
JPH0645094A (ja) プラズマ発生方法およびその装置
JP3223287B2 (ja) 中性粒子加工方法およびその装置
JPH0729894A (ja) 多孔式ガス導入機構
JP2794963B2 (ja) ドライエッチング方法およびドライエッチング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000613

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090623

Year of fee payment: 9

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090623

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090623

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100623

Year of fee payment: 10