JPH04236501A - 直交偏分波器 - Google Patents
直交偏分波器Info
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- JPH04236501A JPH04236501A JP1956091A JP1956091A JPH04236501A JP H04236501 A JPH04236501 A JP H04236501A JP 1956091 A JP1956091 A JP 1956091A JP 1956091 A JP1956091 A JP 1956091A JP H04236501 A JPH04236501 A JP H04236501A
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- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims abstract description 26
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims abstract description 26
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
- Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アンテナ給電系に用い
られる導波管形の直交偏分波器に関する。
られる導波管形の直交偏分波器に関する。
【0002】
【従来の技術】−般に、互いに直交する2つの直線偏波
を用いる通信方式でのアンテナ給電系では、各偏波それ
ぞれで同時に伝送される2つの周波数帯の信号を分波す
る直交偏分波器は円形導波管を用いて構成されるが、円
形導波管の管径は分波される周波数帯において円形導波
管の基本モ−ドであるTE11モ−ドだけが伝搬する径
が選択される。ところが、分波される2つの周波数帯の
周波数差には、大きい場合と小さい場合とがある。周波
数差が大きい場合には、直交偏分波器は、それぞれの帯
域にて分波するのに最適な導波管径を選択できるので、
偏分波器に不可欠な電気的等価遮断面をそれらの導波管
径の違いによる遮断特性を利用して作ることができる。 しかし、周波数差が小さい場合には、分波するのに十分
な遮断特性が得られる導波管を利用できない。そこで、
従来では、例えば図3や図4に示すように構成していた
。
を用いる通信方式でのアンテナ給電系では、各偏波それ
ぞれで同時に伝送される2つの周波数帯の信号を分波す
る直交偏分波器は円形導波管を用いて構成されるが、円
形導波管の管径は分波される周波数帯において円形導波
管の基本モ−ドであるTE11モ−ドだけが伝搬する径
が選択される。ところが、分波される2つの周波数帯の
周波数差には、大きい場合と小さい場合とがある。周波
数差が大きい場合には、直交偏分波器は、それぞれの帯
域にて分波するのに最適な導波管径を選択できるので、
偏分波器に不可欠な電気的等価遮断面をそれらの導波管
径の違いによる遮断特性を利用して作ることができる。 しかし、周波数差が小さい場合には、分波するのに十分
な遮断特性が得られる導波管を利用できない。そこで、
従来では、例えば図3や図4に示すように構成していた
。
【0003】図3において、実線矢印1は垂直偏波、破
線矢印2は水平偏波を示し、これらは主円形導波管31
に導入されるが、垂直偏波1と水平偏波2はそれぞれ第
1及び第2の周波数帯の信号を同時に伝送している。 今、第1の周波数が低い周波数で、第2の周波数が高い
周波数だとすれば、図3に示す直交偏分波器は、まず第
1の周波数帯の信号を分波し、次いで第2の周波数帯の
信号を分波するようになっている。即ち、主円形導波管
31内には、ろ波器32が設けられるが、このろ波器3
2は第1周波数帯の信号を阻止するものである。このろ
波器32の入力端側における主円形導波管31の管壁に
は結合孔33が90度間隔で穿設され、各結合孔33に
は矩形導波管(34a、34b、34c、34d)が接
続される。各矩形導波管(34a、34b、34c、3
4d)は第2周波数帯阻止形ろ波器であり、矩形導波管
34aと同34bの出力はハイブリッド35aにて合成
され、矩形導波管34cと同34dの出力はハイブリッ
ド35bにて合成される。ハイブリッド35aは水平偏
波の第1周波数帯の信号を出力し、ハイブリッド35b
は垂直偏波の第1周波数帯の信号を出力する。そして、
ろ波器32の出力端側における主円形導波管31に互い
に直交して接続される2つの矩形導波管36からは水平
偏波及び垂直偏波の第2周波数帯の信号が出力される。
線矢印2は水平偏波を示し、これらは主円形導波管31
に導入されるが、垂直偏波1と水平偏波2はそれぞれ第
1及び第2の周波数帯の信号を同時に伝送している。 今、第1の周波数が低い周波数で、第2の周波数が高い
周波数だとすれば、図3に示す直交偏分波器は、まず第
1の周波数帯の信号を分波し、次いで第2の周波数帯の
信号を分波するようになっている。即ち、主円形導波管
31内には、ろ波器32が設けられるが、このろ波器3
2は第1周波数帯の信号を阻止するものである。このろ
波器32の入力端側における主円形導波管31の管壁に
は結合孔33が90度間隔で穿設され、各結合孔33に
は矩形導波管(34a、34b、34c、34d)が接
続される。各矩形導波管(34a、34b、34c、3
4d)は第2周波数帯阻止形ろ波器であり、矩形導波管
34aと同34bの出力はハイブリッド35aにて合成
され、矩形導波管34cと同34dの出力はハイブリッ
ド35bにて合成される。ハイブリッド35aは水平偏
波の第1周波数帯の信号を出力し、ハイブリッド35b
は垂直偏波の第1周波数帯の信号を出力する。そして、
ろ波器32の出力端側における主円形導波管31に互い
に直交して接続される2つの矩形導波管36からは水平
偏波及び垂直偏波の第2周波数帯の信号が出力される。
【0004】次に、図4に示す直交偏分波器は、主円形
導波管41内に、反射素子として例えば導体薄板42a
と同42bとを適宜距離離隔して直交配置し垂直偏波1
と水平偏波2を2つの周波数帯に渡り1度に分波し、そ
の後で更に別の分波器43を設けて周波数分波を各々の
偏波にて行い、所望の信号波(10、11、12、13
)を得るようにしたものである。なお、10は第1周波
数帯の信号(水平偏波)、11は第2周波数帯の信号(
水平偏波)、12は第1周波数帯の信号(垂直偏波)、
13は第2周波数帯の信号(垂直偏波)である。
導波管41内に、反射素子として例えば導体薄板42a
と同42bとを適宜距離離隔して直交配置し垂直偏波1
と水平偏波2を2つの周波数帯に渡り1度に分波し、そ
の後で更に別の分波器43を設けて周波数分波を各々の
偏波にて行い、所望の信号波(10、11、12、13
)を得るようにしたものである。なお、10は第1周波
数帯の信号(水平偏波)、11は第2周波数帯の信号(
水平偏波)、12は第1周波数帯の信号(垂直偏波)、
13は第2周波数帯の信号(垂直偏波)である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の直交偏分波器では、2つの周波数帯の周波数差が小さ
い場合は、図3や図4に示すように構成していたが、図
3に示すものでは、第1周波数帯の分波部が平衡回路で
あるので、ハイブリッド(35a、35b)を含む合成
回路が必要となり構造が複雑となる。また、主円形導波
管内に設けるろ波器32の制作が困難であるという問題
がある。また、図4に示すものでは、まず2つの偏波を
分波し、次いで各偏波において2つの周波数帯の信号を
分波するようにしているので、構成が複雑になるという
問題がある。
の直交偏分波器では、2つの周波数帯の周波数差が小さ
い場合は、図3や図4に示すように構成していたが、図
3に示すものでは、第1周波数帯の分波部が平衡回路で
あるので、ハイブリッド(35a、35b)を含む合成
回路が必要となり構造が複雑となる。また、主円形導波
管内に設けるろ波器32の制作が困難であるという問題
がある。また、図4に示すものでは、まず2つの偏波を
分波し、次いで各偏波において2つの周波数帯の信号を
分波するようにしているので、構成が複雑になるという
問題がある。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みなされた
もので、その目的は、構成の簡素化と小形化を可能にす
る直交偏分波器を提供することにある。
もので、その目的は、構成の簡素化と小形化を可能にす
る直交偏分波器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の直交偏分波器は次の如き構成を有する。即
ち、本発明の直交偏分波器は、互いに直交する2つの直
線偏波それぞれで同時に伝送される第1及び第2の2つ
の周波数帯の信号を主円形導波管内に導入し、4種の信
号を分波出力する直交偏分波器において;前記主円形導
波管内の管軸方向に適宜距離離隔し且つ互いに直交して
配置される第1及び第2の反射素子(導体薄板又は複数
の導体棒)と;前記第1及び第2の反射素子それぞれの
信号入力端から前記主円形導波管の信号入力端に向かい
約λg1/2(λg1は第1の周波数帯の信号の管内波
長)離れた位置に対応する主円形導波管壁面の管軸に直
交する周上であって前記第1及び第2の反材素子それぞ
れを含む面との交点位置を略中央にして周方向に沿って
スリット状にそれぞれ形成される第1の結合孔、及び、
前記第1及び第2の反射素子それぞれの信号入力端から
前記主円形導波管の信号入力端に向かい約λg2/2(
λg2は第2の周波数帯の信号の管内波長)離れた位置
に対応する主円形導波管壁面の管軸に直交する周上であ
って前記第1の結合孔の形成位置に相対する位置に前記
第1及び第2の反射素子それぞれを含む面との交点位置
を略中央にして周方向に沿ってスリット状にそれぞれ形
成される第2の結合孔と;E−曲がり導波管を介して前
記第1の結合孔それぞれに接続される導波管であって第
2の周波数帯の信号を阻止するろ波器を備える第1の副
矩形導波管、及び、E−曲がり導波管を介して前記第2
の結合孔それぞれに接続される導波管であって第1の周
波数帯の信号を阻止するろ波器を備える第2の副矩形導
波管と;を備えたことを特徴とするものである。
に、本発明の直交偏分波器は次の如き構成を有する。即
ち、本発明の直交偏分波器は、互いに直交する2つの直
線偏波それぞれで同時に伝送される第1及び第2の2つ
の周波数帯の信号を主円形導波管内に導入し、4種の信
号を分波出力する直交偏分波器において;前記主円形導
波管内の管軸方向に適宜距離離隔し且つ互いに直交して
配置される第1及び第2の反射素子(導体薄板又は複数
の導体棒)と;前記第1及び第2の反射素子それぞれの
信号入力端から前記主円形導波管の信号入力端に向かい
約λg1/2(λg1は第1の周波数帯の信号の管内波
長)離れた位置に対応する主円形導波管壁面の管軸に直
交する周上であって前記第1及び第2の反材素子それぞ
れを含む面との交点位置を略中央にして周方向に沿って
スリット状にそれぞれ形成される第1の結合孔、及び、
前記第1及び第2の反射素子それぞれの信号入力端から
前記主円形導波管の信号入力端に向かい約λg2/2(
λg2は第2の周波数帯の信号の管内波長)離れた位置
に対応する主円形導波管壁面の管軸に直交する周上であ
って前記第1の結合孔の形成位置に相対する位置に前記
第1及び第2の反射素子それぞれを含む面との交点位置
を略中央にして周方向に沿ってスリット状にそれぞれ形
成される第2の結合孔と;E−曲がり導波管を介して前
記第1の結合孔それぞれに接続される導波管であって第
2の周波数帯の信号を阻止するろ波器を備える第1の副
矩形導波管、及び、E−曲がり導波管を介して前記第2
の結合孔それぞれに接続される導波管であって第1の周
波数帯の信号を阻止するろ波器を備える第2の副矩形導
波管と;を備えたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】次に、上記の如く構成される本発明の直交偏分
波器の作用を説明する。主円形導波管内に直交配置した
2つの反射素子によって水平偏波と垂直偏波とが分波さ
れる。そして、それぞれの偏波における2つの周波数帯
の信号は2つの結合孔の対応するものから取り出される
。即ち、第1の結合孔にE−曲がり導波管を介して接続
される第1の副矩形導波管からは、第2周波数帯の信号
が阻止されて第1周波数帯の信号が出力される。また、
第2の結合孔にE−曲がり導波管を介して接続される第
2の副矩形導波管からは、第1周波数帯の信号が阻止さ
れて第2周波数帯の信号が出力される。
波器の作用を説明する。主円形導波管内に直交配置した
2つの反射素子によって水平偏波と垂直偏波とが分波さ
れる。そして、それぞれの偏波における2つの周波数帯
の信号は2つの結合孔の対応するものから取り出される
。即ち、第1の結合孔にE−曲がり導波管を介して接続
される第1の副矩形導波管からは、第2周波数帯の信号
が阻止されて第1周波数帯の信号が出力される。また、
第2の結合孔にE−曲がり導波管を介して接続される第
2の副矩形導波管からは、第1周波数帯の信号が阻止さ
れて第2周波数帯の信号が出力される。
【0009】斯くして、本発明の直交偏分波器によれば
、主円形導波管にE−曲がり導波管を介して接続した副
矩形導波管から直接所望の信号を分波できるので、構成
の簡素化が図れる。また、副矩形導波管は主円形導波管
に平行して配設されることになるので、横方向への広が
りを小さくでき、小形化が図れる。
、主円形導波管にE−曲がり導波管を介して接続した副
矩形導波管から直接所望の信号を分波できるので、構成
の簡素化が図れる。また、副矩形導波管は主円形導波管
に平行して配設されることになるので、横方向への広が
りを小さくでき、小形化が図れる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係る直交偏分波
器を示す。図1において、主円形導波管3内には、(第
1の)反射素子4aと(第2の)反射素子4bとが管軸
方向に適宜距離離隔して直交配置される。なお、両反射
素子は導体薄板又は複数の導体棒からなる。また、反射
素子4aの信号入力端から主円形導波管3の信号入力端
に向かい約λg1/2(λg1は第1周波数帯の信号の
管内波長)及び約λg2/2(λg2は第2周波数帯の
信号の管内波長)離れた位置に対応する主円形導波管3
の壁面には、(第1の)結合孔5aと(第2の)結合孔
5bとが、管軸に直交する周上であって反射素子4aを
含む面との交点位置を略中央にして周方向に沿ってスリ
ット状に対向して形成されている。反射素子4bに関し
ても図示省略したが同様である。
器を示す。図1において、主円形導波管3内には、(第
1の)反射素子4aと(第2の)反射素子4bとが管軸
方向に適宜距離離隔して直交配置される。なお、両反射
素子は導体薄板又は複数の導体棒からなる。また、反射
素子4aの信号入力端から主円形導波管3の信号入力端
に向かい約λg1/2(λg1は第1周波数帯の信号の
管内波長)及び約λg2/2(λg2は第2周波数帯の
信号の管内波長)離れた位置に対応する主円形導波管3
の壁面には、(第1の)結合孔5aと(第2の)結合孔
5bとが、管軸に直交する周上であって反射素子4aを
含む面との交点位置を略中央にして周方向に沿ってスリ
ット状に対向して形成されている。反射素子4bに関し
ても図示省略したが同様である。
【0011】そして、結合孔5aには、E−曲がり導波
管6を介して(第1の)副矩形導波管7aが接続され、
この副矩形導波管7a内には第2周波数帯の信号を阻止
するろ波器8が設けられる。また、結合孔5bには、同
様に、E−曲がり導波管6を介して(第2の)副矩形導
波管7bが接続され、この副矩形導波管7b内には第1
周波数帯の信号を阻止するろ波器(図示省略)が設けら
れる。反射素子4b側に設けられる2つの結合孔に関し
ても同様であって、(第1の)副矩形導波管9aと(第
2の)副矩形導波管9bとが設けられる。即ち、4つの
副矩形導波管はその管軸が主円形導波管3の管軸と平行
となるように配設されるのである。
管6を介して(第1の)副矩形導波管7aが接続され、
この副矩形導波管7a内には第2周波数帯の信号を阻止
するろ波器8が設けられる。また、結合孔5bには、同
様に、E−曲がり導波管6を介して(第2の)副矩形導
波管7bが接続され、この副矩形導波管7b内には第1
周波数帯の信号を阻止するろ波器(図示省略)が設けら
れる。反射素子4b側に設けられる2つの結合孔に関し
ても同様であって、(第1の)副矩形導波管9aと(第
2の)副矩形導波管9bとが設けられる。即ち、4つの
副矩形導波管はその管軸が主円形導波管3の管軸と平行
となるように配設されるのである。
【0012】以上の構成において、垂直偏波1と水平偏
波2の電波が主円形導波管3内を伝搬すると、図示例で
は反射素子4aは水平に配置され、反射素子4bは垂直
に配置されているので、水平偏波2は反射素子4aで反
射され、垂直偏波は反射素子4bで反射される。そうす
ると、図2は反射波の磁界ベクトルの様子を示すが、こ
の磁界ベクトルは約λg /2(λg は管内波長)毎
に管軸と直交し且つ相加する分布となる。つまり、管軸
に対し垂直方向の磁界ベクトルは反射素子4から約λg
/2離れた所で最大となる。結合孔5はそのような位
置に設けてあるので、電磁界はその結合孔を介して副矩
形導波管へ効率よく導波されることになる。そして、副
矩形導波管には所望の周波数帯以外の不要波を阻止する
ろ波器を設けてある。
波2の電波が主円形導波管3内を伝搬すると、図示例で
は反射素子4aは水平に配置され、反射素子4bは垂直
に配置されているので、水平偏波2は反射素子4aで反
射され、垂直偏波は反射素子4bで反射される。そうす
ると、図2は反射波の磁界ベクトルの様子を示すが、こ
の磁界ベクトルは約λg /2(λg は管内波長)毎
に管軸と直交し且つ相加する分布となる。つまり、管軸
に対し垂直方向の磁界ベクトルは反射素子4から約λg
/2離れた所で最大となる。結合孔5はそのような位
置に設けてあるので、電磁界はその結合孔を介して副矩
形導波管へ効率よく導波されることになる。そして、副
矩形導波管には所望の周波数帯以外の不要波を阻止する
ろ波器を設けてある。
【0013】斯くして、図1に示す態様の直交偏分波器
では、副矩形導波管7aからは第1周波数帯の信号(水
平偏波)10が分波出力され、副矩形導波管7bからは
第2周波数帯の信号(水平偏波)11が分波出力され、
副矩形導波管9aからは第1周波数帯の信号(垂直偏波
)12が分波出力され、副矩形導波管9bからは第2周
波数帯の信号(垂直偏波)13が分波出力される。
では、副矩形導波管7aからは第1周波数帯の信号(水
平偏波)10が分波出力され、副矩形導波管7bからは
第2周波数帯の信号(水平偏波)11が分波出力され、
副矩形導波管9aからは第1周波数帯の信号(垂直偏波
)12が分波出力され、副矩形導波管9bからは第2周
波数帯の信号(垂直偏波)13が分波出力される。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の直交偏分
波器によれば、主円形導波管内に互いに直交する2つの
反射素子を管軸方向に離して設け、それぞれの反射素子
から約λg1及び約λg2離れた管壁面に2つのスリッ
ト状結合孔を対向して設け、不要周波数帯の信号を阻止
するろ波器を備える副矩形導波管を各結合孔にE−曲が
り導波管を介して接続するようにしたので、直接副矩形
導波管から所望の周波数帯の信号を分波できるので、構
成の簡素化が図れる。また、副矩形導波管は主円形導波
管に平行して配設されることになるので、横方向への広
がりを小さくでき、小形化が図れる。
波器によれば、主円形導波管内に互いに直交する2つの
反射素子を管軸方向に離して設け、それぞれの反射素子
から約λg1及び約λg2離れた管壁面に2つのスリッ
ト状結合孔を対向して設け、不要周波数帯の信号を阻止
するろ波器を備える副矩形導波管を各結合孔にE−曲が
り導波管を介して接続するようにしたので、直接副矩形
導波管から所望の周波数帯の信号を分波できるので、構
成の簡素化が図れる。また、副矩形導波管は主円形導波
管に平行して配設されることになるので、横方向への広
がりを小さくでき、小形化が図れる。
【図1】本発明の一実施例に係る直交偏分波器の一部破
断斜視図である。
断斜視図である。
【図2】結合孔と磁界ベクトルとの関係図である。
【図3】従来の直交偏分波器の概略斜視図である。
【図4】従来の直交偏分波器の一部破断斜視図である。
1 垂直偏波
2 水平偏波
3 主円形導波管
4a 反射素子
4b 反射素子
5a 結合孔
5b 結合孔
6 E−曲がり導波管
7a 副矩形導波管
7b 副矩形導波管
8 ろ波器
9a 副矩形導波管
9b 副矩形導波管
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに直交する2つの直線偏波それぞ
れで同時に伝送される第1及び第2の2つの周波数帯の
信号を主円形導波管内に導入し、4種の信号を分波出力
する直交偏分波器において;前記主円形導波管内の管軸
方向に適宜距離離隔し且つ互いに直交して配置される第
1及び第2の反射素子(導体薄板又は複数の導体棒)と
;前記第1及び第2の反射素子それぞれの信号入力端か
ら前記主円形導波管の信号入力端に向かい約λg1/2
(λg1は第1の周波数帯の信号の管内波長)離れた位
置に対応する主円形導波管壁面の管軸に直交する周上で
あって前記第1及び第2の反材素子それぞれを含む面と
の交点位置を略中央にして周方向に沿ってスリット状に
それぞれ形成される第1の結合孔、及び、前記第1及び
第2の反射素子それぞれの信号入力端から前記主円形導
波管の信号入力端に向かい約λg2/2(λg2は第2
の周波数帯の信号の管内波長)離れた位置に対応する主
円形導波管壁面の管軸に直交する周上であって前記第1
の結合孔の形成位置に相対する位置に前記第1及び第2
の反射素子それぞれを含む面との交点位置を略中央にし
て周方向に沿ってスリット状にそれぞれ形成される第2
の結合孔と;E−曲がり導波管を介して前記第1の結合
孔それぞれに接続される導波管であって第2の周波数帯
の信号を阻止するろ波器を備える第1の副矩形導波管、
及び、E−曲がり導波管を介して前記第2の結合孔それ
ぞれに接続される導波管であって第1の周波数帯の信号
を阻止するろ波器を備える第2の副矩形導波管と;を備
えたことを特徴とする直交偏分波器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1956091A JPH04236501A (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | 直交偏分波器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1956091A JPH04236501A (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | 直交偏分波器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04236501A true JPH04236501A (ja) | 1992-08-25 |
Family
ID=12002694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1956091A Pending JPH04236501A (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | 直交偏分波器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04236501A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009545221A (ja) * | 2006-07-28 | 2009-12-17 | テールズ | アンテナ用の、メッシュ平面において最適化された小型の直交偏波変換装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6351701A (ja) * | 1986-08-21 | 1988-03-04 | Nec Corp | 直交偏分波器 |
JPS63158901A (ja) * | 1986-12-23 | 1988-07-01 | Mitsubishi Electric Corp | 導波管形分波器 |
-
1991
- 1991-01-18 JP JP1956091A patent/JPH04236501A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6351701A (ja) * | 1986-08-21 | 1988-03-04 | Nec Corp | 直交偏分波器 |
JPS63158901A (ja) * | 1986-12-23 | 1988-07-01 | Mitsubishi Electric Corp | 導波管形分波器 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009545221A (ja) * | 2006-07-28 | 2009-12-17 | テールズ | アンテナ用の、メッシュ平面において最適化された小型の直交偏波変換装置 |
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