JP4903100B2 - 導波管形電力合成分配器およびそれを用いたアレーアンテナ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、主としてVHF帯、UHF帯、マイクロ波帯およびミリ波帯で用いられる導波管形電力合成分配器およびそれを用いたアレーアンテナ装置に関するものである。
従来から導波管形電力合成分配器およびそれを用いたアレーアンテナ装置は良く知られている。
図8は従来の導波管形電力合成分配器に適用されるショートスロット形の導波管形の方向性結合器(たとえば、非特許文献1参照)の構成を示す3面図(平面図および側面図)である。
図8において、等しい開口径を有する方形導波管61、62は、互いの管軸が平行となるように、かつ互いの幅の狭い面が向かい合うように並べられている。
方形状の結合孔63は、方形導波管61、62の向かい合う面を結合している。
ショートスロット形の導波管形の方向性結合器64は、方形導波管61、62と、結合孔63と、入出力端子(第1および第2の入力端子P1、P4、ならびに、第1および第2の出力端子P2、P3)とにより構成されている。
次に、図8に示した従来の導波管形電力合成分配器の動作について説明する。
いま、ある周波数帯の電波が、方形導波管基本モード(方形導波管TE10モード)として、第1の入力端子P1から入力されたとすると、この入射電波は、方形導波管61を伝播し、結合孔63により結ばれている方形導波管61、62の区間に入る。
結合孔63により結ばれている区間は、幅の広い(方形導波管61の約2倍の幅を有する)方形導波管となっているので、TE10モードとTE20モードとが励振される。
このとき、上記2つのモードの電界は、第1の入力端子P1側では相加され、第2の入力端子P4側では相殺されるように分布するので、第2の入力端子P4側へ逃げる電力は、非常に少ない。
また、TE10モードおよびTE20モードは、上記幅の広い方形導波管区間を伝送するが、その際、位相速度の違いから相互に干渉を起こし、たとえば2つのモードが90度位相差になると、第1の出力端子P2および第2の出力端子P3に等しい電力が伝送され、図8の回路は方向性結合器として動作することになる。
実際には、図8の構造において、広帯域にわたって所望の結合度と良好な反射特性とを維持する設計は困難であるが、上記幅の広い方形導波管区間に、ポスト(金属円柱)などの整合素子を設けることにより、所望の結合度と良好な反射特性とを同時に得ることができる。
上述のように、方向性結合器64は、第1の入力端子P1から入力された電波を、広い周波数帯域にわたって、第1および第2の出力端子P2、P3から所望の分配振幅比で出力するとともに、良好な反射特性と優れた低損失性と高いアイソレーション特性とを同時に得ることができるので、マイクロ波帯およびミリ波帯で用いられる高性能な電力合成分配器を実現するのに有効である。また、アレーアンテナ装置の給電回路部を構成する電力合成分配器としても便利である。
なお、従来から、90度ハイブリッド電力分配器の出力端の一方に容量性移相器を装荷し、出力端の他方に誘導性移相器を装荷した構成とすることにより、広い周波数帯域にわたって出力信号を同相とする技術も提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
小口文一「マイクロ波およびミリ波回路」丸善株式会社、1964、第303頁〜第305頁 特許第2592476号公報
従来の導波管形電力合成分配器では、第1の入力端子P1から入力された信号を第1および第2の出力端子P2、P3に分配する際に、分配された出力信号間の相対位相差が90度となることから、アレーアンテナ装置の給電回路部に用いる場合には、90度の位相差を補正するために、第1の出力端子P2側に付く導波管の管軸長を、第2の出力端子P3側に付く導波管よりも、管内波長の1/4だけ長く設定する必要があるので、導波管の管内波長の周波数特性の影響により、アレーアンテナ装置の給電回路としての分配位相偏差が、使用周波数帯の両端の領域で劣化して、広帯域にわたって良好な分配特性を得ることが困難になるという課題があった。
また、上記に代えて、上記特許文献1のように、第1の出力端子P2側に付く導波管内に、第1の出力端子P2の幅の広い面から突き出た複数の容量性素子を設け、第2の出力端子P3側に付く導波管内に、第2の出力端子P3の幅の狭い面から突き出た複数の誘導性素子を設けた場合には、構造が複雑となり、加工難易度が高まるという課題があった。
また、この場合、ミリ波帯用アレーアンテナ装置の給電回路部では、導波管径が小さくなるので、加工誤差の影響を受けやすくなり、所望の使用帯域おいて良好な分配特性を得ることが困難になるという課題があった。
さらに、上記のような従来の相対位相差補正方法では、第1の出力端子P2側に付く導波管と第2の出力端子P3側に付く導波管との物理長を揃えて設計することが難しく、特にアレーアンテナ装置の給電回路部に用いる場合には、給電回路全体の設計および形状が複雑になり、給電回路の低コスト化および小形化が困難になるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、アレーアンテナ装置の給電回路部の広帯域化、高性能化、小形化および低コスト化を可能とした導波管形電力合成分配器を得ることを目的とする。
また、加工誤差による性能劣化を軽減させた導波管形電力合成分配器を得ることを目的とする。
この発明による導波管形電力合成分配器は、開口径の等しい方形導波管からなり第1および第2の入力端子と第1および第2の出力端子とを有するとともに、第1の入力端子から入力された信号を第1および第2の出力端子から出力する導波管形の方向性結合器と、第1の出力端子に接続された第1の半円形導波管と、第1の半円形導波管に接続された第1の方形導波管と、第2の出力端子に接続された第2の半円形導波管と、第2の半円形導波管に接続された第2の方形導波管とを備え第1の半円形導波管は、水平方向の側面に溝が設けられ、第1の方形導波管は、第1の出力端子と同じ開口径を有し、第2の半円形導波管は、第1の半円形導波管と同じ直径および管軸長を有するとともに、天頂方向の側面に溝が設けられ、第2の方形導波管は、第2の出力端子と同じ開口径を有するとともに、第1の方形導波管と同じ管軸長を有するものである。
また、この発明による導波管形電力合成分配器を用いたアレーアンテナ装置は、導波管形電力合成分配器を複数個用いたアレーアンテナ装置であって、複数の素子アンテナと、複数の素子アンテナに接続された複数の高周波モジュールとを備え、複数の高周波モジュールは、移相器または増幅器により構成され、複数の導波管形電力合成分配器は、複数の高周波モジュールに電力を分配するか、または、複数の高周波モジュールから出力される電力を合成するものである。
この発明によれば、第1の入力端子から入力された電波を、広い周波数帯域にわたって、所望の分配振幅比で、かつ同相で出力することができるうえ、良好な反射特性と優れた低損失性と高いアイソレーション特性とを同時に得ることができる。
実施の形態1.
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
図1はこの発明の実施の形態1に係る導波管形電力合成分配器の構成を示す3面図(平面図および側面図)である。また、図2は単一溝形の円形導波管の円偏波発生器を示す平面図および側面図であり、図1の導波管形電力合成分配器における動作原理を説明するための図である。
図1において、前述(図8参照)と同様の第1および第2の入力端子P1、P4、第1および第2の出力端子P2、P3については、前述と同一符号が付されている。
また、方形導波管1、2および結合孔3は、それぞれ、前述(図8参照)の方形導波管61、62および結合孔63に対応している。
開口径が等しい複数(並列)の方形導波管1、2は、互いの幅の狭い面が向かい合うように並べられ、かつ、互いの管軸が平行となるように並べられている。
方形状の結合孔3は、方形導波管1、2の向かい合う面を結合している。また、円柱状の整合素子4は、方形導波管1、2および結合孔3内に設けられている。
導波管形の方向性結合器5は、方形導波管1、2と、結合孔3と、整合素子4とから構成されている。
第1の半円形導波管6は、方向性結合器5の方形導波管1に接続されており、水平方向の側面に溝が設けられている。この結果、溝の隣接部には突部6aが形成されている。
第2の円形導波管7は、方向性結合器5の方形導波管2に接続されており、天頂方向の側面に溝が設けられて突部7aが形成されるとともに、第1の半円形導波管6と同じ直径および管軸長を有する。
第1の方形導波管8は、第1の半円形導波管6に接続されており、方向性結合器5の方形導波管1と同じ開口径を有している。
第2の方形導波管9は、第2の半円形導波管7に接続されており、方形導波管1と同じ開口径を有するとともに、第1の方形導波管8と同じ管軸長を有している。
方向性結合器5は、第1および第2の入出力端子P1〜P4を有し、第1および第2の方形導波管8、9は、出力端子P5、P6を有している。
以上のように、方向性結合器5は、開口径の等しい並列の方形導波管1、2からなり、第1および第2の入力端子P1、P4と、第1および第2の出力端子P2、P3とを有する。また、方向性結合器5は、前述のように、第1の入力端子P1から信号が入力されたときに、第1および第2の出力端子P2、P3から信号を出力するが、第2の入力端子P4からは信号をほとんど出力しない。
第1の半円形導波管6は、第1の出力端子P2に接続され、第1の方形導波管8は、第1の半円形導波管6に接続されている。
また、第2の半円形導波管は、第2の出力端子に接続され、第2の方形導波管9は、第2の半円形導波管7に接続されている。
第1の半円形導波管6は、自身の管内波長相当の管軸長を有するとともに、水平方向の側面に溝が設けられて突部6aが形成されている。第1の方形導波管8は、第1の出力端子P2と同じ開口径を有する。
また、第2の半円形導波管7は、第1の半円形導波管6と同じ直径および管軸長を有するとともに、天頂方向の側面に溝が設けられて突部7aが形成されている。第2の方形導波管9は、第2の出力端子P3と同じ開口径を有するとともに、第1の方形導波管8と同じ管軸長を有する。
次に、図1に示したこの発明の実施の形態1による動作について説明する。
前述と同様に、ある周波数帯の電波が、方形導波管基本モード(方形導波管TE10モード)として、第1の入力端子P1から入力されたとすると、この入射電波は、方形導波管1を伝播し、結合孔3により結ばれている方形導波管1、2の区間に入る。
結合孔3により結ばれている区間は、幅の広い(方形導波管1の約2倍の幅を有する)方形導波管となっているので、TE10モードとTE20モードとが励振される。このとき、上記2つのモードの電界は、第1の入力端子P1側では相加され、第2の入力端子P4側では相殺されるように分布するので、第2の入力端子P4側へ逃げる電力は、非常に少ない。
また、TE10モードおよびTE20モードは、上記幅の広い方形導波管区間を伝送するが、その際、位相速度の違いから相互に干渉を起こし、たとえば2つのモードが90度位相差になると、第1の出力端子P2および第2の出力端子P3に等しい電力が伝送され、図1の回路は、方向性結合器として動作することになる。
実際には、図1に示すように、広帯域にわたって所望の結合度と良好な反射特性を維持するために、整合素子4が設けられる。
方向性結合器5の第1の出力端子P2および第2の出力端子P3から出力された電波は、広帯域にわたって「ほぼ90度」の位相差を有するので、この位相差を相殺するために、図1のように、水平方向の側面に溝(突部6a)が設けられた第1の半円形導波管6と、天頂方向の側面に溝(突部7a)が設けられた第2の半円形導波管7とが装荷される。
これにより、第1および第2の方形導波管8、9の出力端子P5、P6から出力される電波の位相を同相にすることができる。
第1および第2の半円形導波管6、7は、同一で単一溝形の円形導波管の円偏波発生器を互いに直行する平面で半割りした構造を有している。
また、各半円形導波管6、7の管軸長は、使用周波数帯の中心周波数における各半円形導波管6、7の管内波長の約1/2に設定されている。これにより、反射特性の劣化を防止することができる。
図2は単一溝形円形導波管の円偏波発生器を示す側面図であり、公知文献(たとえば「Naofumi Yoneda、et.al.「Mono−Grooved Circular Waveguide Polarizers」IEEE MTT−S Int.Microwave Symp.Dig.2002、821〜824ページ)に示された構成である。
図2において、単一溝形円形導波管の円偏波発生器は、円形導波管10と、円形導波管10の側面に設けられた側溝11と、円形導波管10の入出力端子P7、P8とを備えている。
以下、側溝11の中心(図2内の破線参照)を通る平面に対して、45度傾いた直線偏波を成す円形導波管の基本モード(TE11モード)の電波が、入力端子P7から入力された場合について説明する。
まず、側溝11の影響により、入射電波には、側溝11の中心(破線)を通る平面に対して水平な偏波成分と垂直な偏波成分との間で、位相差が生じる。このとき、側溝11の寸法諸元が適切に設計されていれば、出力端子P8から出力される基本モードの電波は、所望の周波数帯において円偏波となる。
このことは、側溝11の中心(破線)を通る平面に対して、水平な偏波を有する基本モードが通過した場合でも、垂直な偏波を有する基本モードが通過した場合でも、反射がほとんどなく、かつ、互いの通過位相の相対差が「ほぼ90度」となっていることを意味する。
上記と同様の関係は、図2の円形導波管10を、側溝11の中心(破線)を通る平面に対して半割りしたモデルと等価な構成と、これに直交する平面で半割りしたモデルと等価な構成と、においても成立する。すなわち、図1のように、水平方向の側面に溝が設けられて突部6aが形成された第1の半円形導波管6(中心を通る平面で半割りしたモデル)と、天頂方向の側面に溝が設けられて突部7aが形成された第2の半円形導波管7(中心に直交する平面で半割りしたモデル)と、の間でも成立することになる。
以上のように、この発明の実施の形態1に係る導波管形電力合成分配器は、互いに開口径が等しい方形導波管1、2からなり第1および第2の入力端子P1、P4と第1および第2の出力端子P2、P3とを有するとともに、第1の入力端子P1から入力された信号を第1および第2の出力端子P2、P3から出力する導波管形の方向性結合器5を備えている。
方向性結合器5は、互いの幅の狭い面が向かい合うように並べられるとともに、互いの管軸が平行となるように並べられた方形導波管1、2と、方形導波管1、2の向かい合う面を結ぶ方形状の結合孔3と、方形導波管1、2および結合孔3内に設けられた円柱状の整合素子4と、から構成されている。
また、この発明の実施の形態1に係る電力合成分配器は、方向性結合器5の方形導波管1の第1の出力端子P2に接続されて、水平方向の側面に溝(突部6a)が設けられた第1の半円形導波管6と、方向性結合器5の方形導波管2の第2の出力端子P3に接続されて、天頂方向の側面に溝(突部7a)が設けられた第2の半円形導波管7と、第1の半円形導波管6に接続された第1の方形導波管8と、第2の半円形導波管7に接続された第2の方形導波管9と、を備えている。
これにより、方向性結合器5の第1の入力端子P1から入力された電波を、第1および第2の方形導波管8、9の出力端子P5、P6から、広い周波数帯域にわたって、所望の分配振幅比でかつ同相で出力することができる。
また、良好な反射特性と、優れた低損失性と、高いアイソレーション特性とを、同時に実現することができる。
また、図1に示すように、電力合成分配器の構造が簡素であることから、低コスト化を実現するとともに、加工誤差による特性劣化を軽減することができる。
さらに、第1の出力端子P2側に付く第1の方形導波管8の物理長と、第2の出力端子P3側に付く第2の方形導波管9の物理長と、を揃えて設計することができるので、アレーアンテナ装置の給電回路部に用いる場合には、給電回路全体の設計および形状が簡素になり、給電回路の低コスト化および小形化を実現することができる。
実施の形態2.
なお、上記実施の形態1(図1)では、方向性結合器5の第1および第2の出力端子P2、P3に、第1および第2の半円形導波管6、7を接続したが、図3のように、第3および第4の方形導波管26、27を接続してもよい。
図3はこの発明の実施の形態2に係る導波管形電力合成分配器の構成を示す3面図(平面図および側面図)である。また、図4は溝形正方形導波管の円偏波発生器を示す平面図および側面図であり、図3の導波管形電力合成分配器における動作原理を説明するための図である。
図3において、前述(図1参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して詳述を省略する。また、第1および第2の方形導波管28、29は、前述の第1および第2の方形導波管8、9に対応している。
この発明の実施の形態2に係る導波管形電力合成分配器は、方形導波管1に接続されて、水平方向の側面に溝が設けられて突部26aが形成された第3の方形導波管26と、方形導波管2に接続されて、天頂方向の側面に溝が設けられて突部27aが形成されるとともに、方形導波管26と同じ断面形状および管軸長を有する第4の方形導波管27と、を備えている。
第3の方形導波管26に接続された第1の方形導波管28は、方向性結合器5の方形導波管1(第1の出力端子P2)と同じ開口径を有する。
第4の方形導波管27に接続された第2の方形導波管29は、方向性結合器5の方形導波管2(第2の出力端子P3)と同じ開口径を有するとともに、第1の方形導波管28と同じ管軸長を有する。
以上のように、この発明の実施の形態2に係る導波管形電力合成分配器は、第1の出力端子P2に接続された第3の方形導波管26と、第2の出力端子P3に接続された第4の方形導波管27と、第3の方形導波管26に接続された第1の方形導波管28と、第4の方形導波管27に接続された第2の方形導波管29とを備えている。
第1の方形導波管28は、第1の出力端子P2と同じ開口径を有し、第2の方形導波管29は、第2の出力端子P3と同じ開口径を有するとともに、第1の方形導波管28と同じ管軸長を有する。
第3の方形導波管26は、自身の管内波長相当の管軸長を有するとともに、水平方向の側面に溝(突部26a)が設けられ、第4の方形導波管27は、第3の方形導波管26と同じ直径および管軸長を有するとともに、天頂方向の側面に溝(突部27a)が設けられている。
この発明の実施の形態2に係る導波管形電力合成分配器の方向性結合器5は、前述の実施の形態1と同様に動作する。
図4は溝形正方形導波管の円偏波発生器の構成を示す平面図および側面図である。
図4において、溝形正方形導波管の円偏波発生器は、正方形導波管30と、正方形導波管30の側面に設けられた側溝31と、正方形導波管30の入出力端子P7、P8とを備えている。
以下、側溝31の中心(図4内の破線参照)を通る平面に対して、45度傾いた直線偏波を成す方形導波管の基本モード(TE10モード)の電波が、入力端子P7から入力された場合について説明する。
まず、側溝31の影響により、入射電波には、側溝31の中心(破線)を通る平面に対して水平な偏波成分と垂直な偏波成分との間で、位相差が生じる。このとき、側溝31の寸法諸元が適切に設計されていれば、出力端子P8から出力される基本モードの電波は、所望の周波数帯において円偏波となる。
このことは、側溝31の中心(破線)を通る平面に対して、水平な偏波を有する基本モードが通過した場合でも、垂直な偏波を有する基本モードが通過した場合でも、反射がほとんどなく、かつ、互いの通過位相の相対差が「ほぼ90度」となっていることを意味する。
上記と同様の関係は、図4の正方形導波管30を、側溝31の中心(破線)を通る平面に対して半割りしたモデルと等価な構成と、これに直交する平面で半割りしたモデルと等価な構成と、においても成立する。すなわち、図3のように、水平方向の側面に溝(突部26a)が設けられた第3の方形導波管26(中心を通る平面で半割りしたモデル)と、天頂方向の側面に溝(突部27a)が設けられた第4の方形導波管27(中心に直交する平面で半割りしたモデル)と、の間でも成立することになる。
以上のように、この発明の実施の形態2によれば、前述の実施の形態1と同様の作用効果を奏する。
また、この発明の実施の形態2に係る導波管形電力合成分配器によれば、位相補正回路(第3および第4の方形導波管26、27)を方形導波管で構成することができるので、前述の実施の形態1の場合と比較して、加工が容易となる。
さらに、第3および第4の方形導波管26、27と、方向性結合器5の方形導波管1、2との各断面寸法を等しくすることができる場合には、反射特性の向上などの効果を奏することができる。
実施の形態3.
なお、上記実施の形態1、2(図1、3)では、位相補正回路として、溝付きの導波管6、7、26、27を用いたが、図5に示すように、複数のアイリス40a、41aを有する第1および第2の方形導波管40、41を用いてもよい。
図5はこの発明の実施の形態3に係る導波管形電力合成分配器の構成を示す3面図(平面図および側面図)である。また、図6はコルゲート形の正方形導波管の円偏波発生器を示す平面図および側面図であり、図5の導波管形電力合成分配器における動作原理を説明するための図である。
図5において、前述(図1、図3参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して詳述を省略する。
第1の方形導波管40は、たとえば前述(図3)の第3および第1の方形導波管26、28に対応する。
また、第2の方形導波管41は、たとえば前述(図3)の第4および第2の方形導波管27、29に対応する。
図5の導波管形電力合成分配器において、第1の方形導波管40は、方向性結合器5の方形導波管1(第1の出力端子P2)に接続されており、第1の出力端子P2と同じ開口径を有するとともに、複数のアイリス40aが設けられている。複数のアイリス40aは、天頂方向の側面に周期的に並び、中央部が両端部よりも長く設定されている。
第2の方形導波管41は、方向性結合器5の方形導波管2(第2の出力端子P3)に接続されており、第1の方形導波管40と同じ開口径および管軸長を有するとともに、複数のアイリス41aが設けられている。複数のアイリス41aは、水平方向の側面に周期的に並び、中央部が両端部よりも長く設定されている。
第1および第2の方形導波管40、41は、出力端子P5、P6を有する。
以上のように、この発明の実施の形態3に係る導波管形電力合成分配器は、第1の出力端子P2に接続された第1の方形導波管40と、第2の出力端子P3に接続された第2の方形導波管41とを備えており、第1の方形導波管40は、第1の出力端子P2と同じ開口径を有するとともに、天頂方向の側面に周期的に並設され、かつ中央部が両端部よりも長い形状を有する複数のアイリス40aが設けられている。
また、第2の方形導波管41は、第1の方形導波管40と同じ開口径および管軸長を有するとともに、水平方向の側面に周期的に並設され、かつ中央部が両端部よりも長い形状を有する複数のアイリス41aが設けられている。
次に、この発明の実施の形態3による動作について説明する。
いま、ある周波数帯の電波が、方形導波管基本モード(方形導波管TE10モード)として、第1の入力端子P1から入力されたとすると、この入射電波は、方向性結合器5の方形導波管1を伝播し、結合孔3により結ばれている方形導波管1、2の区間に入る。
結合孔3により結ばれている区間は、幅の広い(方形導波管1の約2倍の幅を有する)方形導波管となっているので、TE10モードとTE20モードとが励振される。
このとき、上記2つのモードの電界は、第1の入力端子P1側では相加され、第2の入力端子P4側では相殺されるように分布するので、端子P4側へ逃げる電力は非常に少ない。
また、TE10モードおよびTE20モードは、上記幅の広い方形導波管区間を伝送するが、その際、位相速度の違いから相互に干渉を起こす。たとえば、2つのモードが90度位相差になると、第1および第2の出力端子P2、P3に等しい電力が伝送されて、方向性結合器として動作することになる。実際には、広帯域にわたって、所望の結合度と良好な反射特性を維持するために、整合素子4が設けられる。
方向性結合器5の第1および第2の出力端子P2、P3から出力された電波は、広帯域にわたって「ほぼ90度」の位相差を有するので、この位相差を相殺するように、天頂方向の側面に、中央部が両端部よりも長い複数のアイリス40aが設けられた方形導波管40と、水平方向の側面に、中央部が両端部よりも長い複数のアイリス41aが設けられた方形導波管41と、を装荷する。
これにより、出力端子P5、P6から出力される電波の位相は同相となる。なお、第1および第2の方形導波管40、41は、同一でコルゲート形の正方形導波管の円偏波発生器を、水平面および垂直面で各々半割りした構造を有している。
図6はコルゲート形の正方形導波管の円偏波発生器の構成を示す側面図であり、公知文献(たとえば「Fritz Arndt、et.al.「Design of a Wideband Compact Square Waveguide Polarizer」Electronics Letters.Vol.21、No.12、June 1985、第517頁〜第518頁」)に示された構成である。
図6において、コルゲート形の正方形導波管の円偏波発生器は、正方形導波管42と、円形導波管42の側面に設けられた中央部が両端部よりも長い複数のアイリス43と、正方形導波管42の入出力端子P7、P8を備えている。
ここで、左右対称面(図6内の縦方向の破線参照)に対して、45度傾いた直線偏波を成す電波が、入力端子P7から入力された場合、アイリス43の影響により、左右対称面(破線)に対して、水平な偏波成分と垂直な偏波成分との間で通過位相差が生じる。このとき、アイリス43の寸法諸元が適切に設計されていれば、出力端子P8から出力される基本モードの電波は、所望の周波数帯において円偏波となる。
このことは、左右対称面(破線)に対して、水平な偏波を有する基本モードが通過した場合でも、垂直な偏波を有する基本モードが通過した場合でも、反射がほとんどなく、かつ、互いの通過位相の相対差が「ほぼ90度」となっていることを意味する。
上記と同様の関係は、正方形導波管42を、左右対称面(破線)に対して半割りしたモデルと等価な構成(図5内の天頂方向の側面に複数のアイリス40aが設けられた第1の方形導波管40)と、正方形導波管42を、上下対称面で半割りしたモデルと等価な構成(水平方向の側面に複数のアイリス41aが設けられた第2の方形導波管41)と、の間でも成立する。
以上のように、この発明の実施の形態3に係る電力合成分配器は、方向性結合器5の第1の出力端子P2に接続されて、天頂方向の側面に中央部が両端部よりも長い複数のアイリス40aが設けられた方形導波管40と、方向性結合器5の第2の出力端子P3に接続されて、水平方向の側面に中央部が両端部よりも長い複数のアイリス41aが設けられた方形導波管41と、を備えている。
これにより、方向性結合器5の第1の入力端子P1から入力された電波を、第1および第2の方形導波管40、41の出力端子P5、P6から、非常に広い周波数帯域にわたって、所望の分配振幅比で、かつ同相で出力することができる。
また、良好な反射特性と、優れた低損失性と、高いアイソレーション特性と、を同時に実現することができる。
さらに、第1の出力端子P2側に付く第1の導波管40の物理長と、第2の出力端子P3側に付く第2の導波管41の物理長と、を揃えて設計することができるので、アレーアンテナ装置の給電回路部に用いる場合には、給電回路全体の設計および形状が簡素になり、給電回路の低コスト化および小形化を実現することができる。
なお、上記実施の形態1〜3では、平行に並べられ、かつ同じ開口径を有する2つの方形導波管1、2により、方向性結合器5を構成したが、ある角度(たとえば、90度)で立体的に交差するよう並べられ、かつ同じ開口径を有する2つの方形導波管(図示せず)により、方向性結合器5を構成してもよい。
また、2つの方形導波管1、2の間を結ぶ要素として、1つの方形状の結合孔3を用いたが、1つの円形状の結合孔(図示せず)を用いてもよく、1つまたは2つの十字形状の結合孔(図示せず)を用いてもよく、複数の円形状(または、方形状)の結合孔群(図示せず)を用いてもよく、2つの方形導波管1、2の管軸長の約1/4の管軸長を有する複数の方形分岐導波管群(図示せず)を用いてもよい。
実施の形態4.
なお、上記実施の形態1〜3では、アレーアンテナ装置の構成について言及しなかったが、図7に示すように、複数の導波管形電力合成分配器47を用いてアレーアンテナ給電回路48とし、アレーアンテナ装置を構成してもよい。
図7はこの発明の実施の形態4に係るアレーアンテナ装置の概略構成を示すブロック図である。
図7において、アレーアンテナ装置は、複数の導波管形電力合成分配器47により構成されたアレーアンテナ給電回路48と、アレーアンテナ給電回路48により駆動される複数の素子アンテナ44と、アレーアンテナ給電回路48の複数の移相器45および複数の増幅器46と、を備えている。
複数の移相器45および複数の増幅器46は、高周波モジュールを構成している。
アレーアンテナ給電回路48は、入力端子P9を有し、複数の高周波モジュール(複数の移相器45および複数の増幅器46)を介して、複数の素子アンテナ44に接続されている。
アレーアンテナ給電回路48において、複数の導波管形電力合成分配器47は、入出力機能を有する。
入力端子P9は、ラダー接続された複数の導波管形電力合成分配器47のうちの、最上段側の導波管形電力合成分配器47に接続されている。
以上のように、この発明の実施の形態4に係るアレーアンテナ装置は、導波管形電力合成分配器47を複数個用いたアレーアンテナ装置であって、複数の素子アンテナ44と、複数の素子アンテナ44に接続された複数の高周波モジュール(移相器45または増幅器46)とを備えている。
複数の導波管形電力合成分配器47は、複数の高周波モジュールに電力を分配するか、または、複数の高周波モジュールから出力される電力を合成する。
図7において、ある周波数帯の電波は、入力端子P9から入力され、トーナメント状に配置された複数の電力合成分配器47により分配されて、複数の増幅器46に入力され、増幅器46で増幅された後、複数の移相器45を介して、複数の素子アンテナ44から放射される。
このとき、導波管形電力合成分配器47として、前述の実施の形態1〜3の電力合成分配器5のいずれかを用いれば、アレーアンテナ給電回路48によって分配される各電波の通過位相を、容易に同相にすることができる。
したがって、アレーアンテナ給電回路48の広帯域化、高性能化、小形化および低コスト化を実現することができる。
この発明の実施の形態1に係る導波管形電力合成分配器を示す3面図(平面図および側面図)である。 この発明の実施の形態1に係る導波管形電力合成分配器における動作原理を説明するための平面図および側面図である。 この発明の実施の形態2に係る導波管形電力合成分配器を示す3面図(平面図および側面図)である。 この発明の実施の形態2に係る導波管形電力合成分配器における動作原理を説明するための平面図および側面図である。 この発明の実施の形態3に係る導波管形電力合成分配器を示す3面図(平面図および側面図)である。 この発明の実施の形態3に係る導波管形電力合成分配器における動作原理を説明するための平面図および側面図である。 この発明の実施の形態4に係るアレーアンテナ装置の概略構成を示すブロック図である。 従来の導波管形電力合成分配器を示す3面図(平面図および側面図)である。
符号の説明
1、2 方形導波管、5 方向性結合器、6 第1の半円形導波管、7 第2の半円形導波管、6a、7a、26a、27a 突部(溝に対応)、8、28、40 第1の方形導波管、9、29、41 第2の方形導波管、26 第3の方形導波管、27 第4の方形導波管、40a、41a アイリス、P1 第1の入力端子、P2 第1の出力端子、P3 第2の出力端子、P4 第2の入力端子。

Claims (7)

  1. 開口径の等しい方形導波管からなり第1および第2の入力端子と第1および第2の出力端子とを有するとともに、前記第1の入力端子から入力された信号を前記第1および第2の出力端子から出力する導波管形の方向性結合器と、
    前記第1の出力端子に接続された第1の半円形導波管と、
    前記第1の半円形導波管に接続された第1の方形導波管と、
    前記第2の出力端子に接続された第2の半円形導波管と、
    前記第2の半円形導波管に接続された第2の方形導波管とを備え
    前記第1の半円形導波管は、水平方向の側面に溝が設けられ、
    前記第1の方形導波管は、前記第1の出力端子と同じ開口径を有し、
    前記第2の半円形導波管は、前記第1の半円形導波管と同じ直径および管軸長を有するとともに、天頂方向の側面に溝が設けられ、
    前記第2の方形導波管は、前記第2の出力端子と同じ開口径を有するとともに、前記第1の方形導波管と同じ管軸長を有することを特徴とする導波管形電力合成分配器。
  2. 前記方向性結合器は、
    平行に並べられ、かつ同じ開口径を有する2つの方形導波管と、
    前記2つの方形導波管の間を結び、かつ、前記2つの方形導波管の管軸長の約1/4の管軸長を有する複数の方形分岐導波管群と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の導波管形電力合成分配器。
  3. 前記方向性結合器は、
    平行に並べられ、かつ同じ開口径を有する2つの方形導波管と、
    前記2つの方形導波管の間を結ぶ1つの方形結合孔と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の導波管形電力合成分配器。
  4. 前記方向性結合器は、
    平行に並べられ、かつ同じ開口径を有する2つの方形導波管と、
    前記2つの方形導波管の間を結ぶ複数の円形結合孔群または方形結合孔群と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の導波管形電力合成分配器。
  5. 前記方向性結合器は、
    ある角度で立体的に交差するよう並べられ、かつ同じ開口径を有する2つの方形導波管と、
    前記2つの方形導波管の間を結ぶ1つの円形結合孔と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の導波管形電力合成分配器。
  6. 前記方向性結合器は、
    90度の角度で立体的に交差するよう並べられ、かつ同じ開口径を有する2つの方形導波管と、
    前記2つの方形導波管の間を結ぶ1つまたは2つの十字形結合孔と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の導波管形電力合成分配器。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の導波管形電力合成分配器を複数個用いたアレーアンテナ装置であって、
    複数の素子アンテナと、
    前記複数の素子アンテナに接続された複数の高周波モジュールとを備え、
    前記複数の高周波モジュールは、移相器または増幅器により構成され、
    前記複数の導波管形電力合成分配器は、前記複数の高周波モジュールに電力を分配するか、または、前記複数の高周波モジュールから出力される電力を合成することを特徴とするアレーアンテナ装置。
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