JPH04235416A - Pllシンセサイザ回路 - Google Patents

Pllシンセサイザ回路

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JPH04235416A
JPH04235416A JP3001772A JP177291A JPH04235416A JP H04235416 A JPH04235416 A JP H04235416A JP 3001772 A JP3001772 A JP 3001772A JP 177291 A JP177291 A JP 177291A JP H04235416 A JPH04235416 A JP H04235416A
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JP
Japan
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circuit
frequency
low
output
pass filter
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JP3001772A
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English (en)
Inventor
Masayuki Ishikawa
正幸 石川
Akihiro Yamagishi
明洋 山岸
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は位相同期ループを用いた
PLLシンセサイザ回路に係り、特に出力周波数を短時
間に切り替えられるPLLシンセサイザ回路に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のPLL(フェーズ  ロックド 
 ループ)シンセサイザ回路の一例を図5に示す。この
従来例では、水晶発振器1を含む基準発振器2,プログ
ラマブルカウンタ3,位相比較器4,チャージポンプ回
路5,ローパスフィルタ6および電圧制御発振器7によ
って、PLLシンセサイザが構成されている。位相比較
器4は基準発振器2の基準発振信号とプログラマブルカ
ウンタ3の出力信号の位相差を検出し、例えば基準発振
信号が進んでいれば正のパルス状の電圧信号を送出し、
遅れていれば負のパルス状の電圧信号をチャージポンプ
回路5に送出する。チャージポンプ回路5は、位相比較
器4の出力電圧を電流値に変換する機能を持ち、例えば
位相比較器4から正のパルス状の電圧信号が出力された
場合には正のパルス状の電流を送出し、位相比較器5か
ら負のパルス状の電圧信号が出力された場合には負のパ
ルス状の電流を送出する。このチャージポンプ回路5の
出力信号はローパスフィルタ6によって平滑化されて電
圧制御発振器7の制御電圧Vcとなる。電圧制御発振器
7の出力信号はプログラマブルカウンタ3によってN分
周されて電圧制御発振器7の出力信号の周波数fOはf
O/Nとなる。ここでNはプログラマブルカウンタ3の
分周数である。このPLLが安定していれば、電圧制御
発振器7の出力信号の周波数fOと基準発振器2の基準
発振周波数fRとの関係は、fR=fO/Nとなる。す
なわち、プログラマブルカウンタ3の分周数Nを外部の
プログラム端子P1,P2,…,Pnに供給される周波
数情報D1,D2,…,Dnにより変化させることによ
って、電圧制御発振器7の出力発振周波数fOは種々の
値をとる。周波数情報としてのディジタル値が変化して
周波数の切り替えが行われると、プログラマブルカウン
タ3の出力周波数が変化するため、基準発振器2の基準
発振信号とプログラマブルカウンタ3の出力に位相差を
生じて、位相比較器4およびチャージポンプ回路5は位
相差に応じて正あるいは負のパルス状の電流を送出する
。そのため、ローパスフィルタ6の出力電圧Vcが変化
し、電圧制御発振器7の新しい周波数に対応する制御電
圧になって安定する。このとき周波数の切り替えが安定
するまでに要する時間は掃引時間と位相同期時間との和
によって決まり、そのうちの多くの時間を占める掃引時
間はローパスフィルタ6の時定数によって決まる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術によるPLLシンセサイザ回路では、ローパス
フィルタ6の時定数を発振周波数の安定化のために大き
くする必要があり、かつ最も低い発振周波数に対応しな
ければならないため、その時定数が大きなものとなり、
掃引時間が長くなって、プログラマブルカウンタの分周
数を変え電圧制御発振器の発振周波数を変えようとして
も、所望の発振周波数を得るまでに多大の時間がかかり
、高速に周波数を切り替えられない欠点があった。
【0004】特に時分割多重伝送を行うディジタル方式
の携帯・自動車電話等では周波数切り替え時には送受信
を行っていないタイミングで他の周波数の状況を監視す
ることが有効である。この場合には図6に示すように短
い時間間隔で複数の発振周波数、例えばf1とf2を交
互に発振させる必要があり、さらに、新たな周波数へ切
り替わる速度を早めることと同様に、もう一度、以前発
振していた周波数に迅速に戻ることが非常に重要である
。しかし、従来回路ではこの場合にも新たな周波数に切
り替えるのと同じ時間を必要とし、複数の周波数を発振
する繰り返しの周期を短くできない欠点があった。
【0005】本発明は、上記欠点を改善するためになさ
れたものであり、その目的は、短時間に発振周波数の切
り替えを行うことができるPLLシンセサイザ回路を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のPLLシンセサイザ回路においては、電圧
制御発振器の出力信号を可変分周した信号と基準周波数
信号の位相差に対応した出力をローパスフィルタを通し
て、前記電圧制御発振器の制御端子に帰還させ、前記可
変分周の分周数に対応したが周波数を発振するように制
御するPLLシンセサイザ回路において、複数個のロー
パスフィルタを持ち、該複数個のローパスフィルタの出
力のうちの1つを選択するセレクタ回路と、該選択によ
り前記セレクタ回路に入力された前記ローパスフィルタ
の出力を切り替えた直後の前記可変分周した信号と基準
周波数信号の位相差を初期設定する回路とを具備するこ
とを特徴としている。
【0007】
【作用】本発明のPLLシンセサイザ回路では、ローパ
スフィルタあるいはチャージポンプ回路とローパスフィ
ルタから成る複数の制御電圧発生回路をセレクタ回路で
発振周波数別に切り替えて、電圧制御発振器に制御電圧
を供給する。各制御電圧発生回路において上記の切り替
えを行った際に、各発振周波数に対応してローパスフィ
ルタが制御電圧を保持することと、ローパスフィルタ出
力を切り替えた直後の可変分周出力と基準周波数信号と
の位相を初期設定により揃えることにより、セレクタ回
路の切り替えで、直ちに電圧制御発振器に他の周波数を
発振させる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照して詳
細に説明する。
【0009】図1は本発明の第1の実施例の構成を示す
ブロック図である。本実施例は2つの発振周波数を切り
替える場合を例とする。本実施例を構成するものとして
、1は水晶発振器、2は水晶発振器1を含む基準発振器
、3はプログラマブルカウンタ、4は位相比較器、5A
,5Bはチャージポンプ回路、6A,6Bはローパスフ
ィルタ、7は電圧制御発振器、8はローパスフィルタ6
A,6Bの出力のうちの1つを選択するセレクタ回路、
9は初期設定回路、11はチャージポンプ5A,5Bへ
の入力を切り替えるセレクタ回路である。水晶発振器1
を含む基準発振器2,プログラマブルカウンタ3,位相
比較器4,電圧制御発振器7は、図5の従来例と同様に
構成されている。本実施例が図5の従来例と異なるのは
、チャージポンプ回路として5A,5Bで示した2組を
持ち、第1のセレクタ回路11により位相比較器4の出
力を選択信号SWによってチャージポンプ回路5A,5
Bのいずれか一方の入力端子に接続すること、またロー
パスフィルタとして6A,6Bで示した2組の回路を持
ち、第2のセレクタ回路8によりローパスフィルタ6A
,6Bの一方の出力を選択信号SWに応じて電圧制御発
振器7の制御電圧Vcとして供給することである。ここ
で、第1のセレクタ回路11が選択信号SWでチャージ
ポンプ回路5Aを選択したときには、第2のセレクタ回
路8では同じ選択信号SWによりローパスフィルタ6A
を選択するようにされている。同様にセレクタ回路11
でチャージポンプ回路5Bを選択したときには、同時に
セレクタ回路8はローパスフィルタ6Bを選択する。ま
た、初期設定回路9が設けられ、選択信号SWによって
ローパスフィルタ、従って発振周波数を切り替えた場合
には、位相比較器4に入力する基準発振器2の出力の位
相とプログラマブルカウンタ3の出力の位相を揃える機
能を持っている。
【0010】初期設定回路9は、基準発振器2の出力と
選択信号SWを入力し、リセット信号RESをプログラ
マブルカウンタ3へ発する構成としている。ここで、位
相比較器4では基準発振器2の立ち上がりとプログラマ
ブルカウンタ3の立ち下がりが同時に起こった場合を位
相差無しと判断すると仮定すると、初期設定回路9は選
択信号SWが切り替わった直後の基準発振器2の立ち下
がりを検出し、直ちにプログラマブルカウンタ3にリセ
ット信号RESを送出し、プログラマブルカウンタ3を
リセットあるいはプログラマブルカウンタ3の出力が立
ち下がった直後と同じ状態になるようにする。これによ
り、プログラマブルカウンタ3を基準発振器2に同期さ
せることができる。もしも、位相比較器4では基準発振
器2の立ち上がりとプログラマブルカウンタ3の立ち上
がりが同時に起こった場合を位相差無しと判断する場合
には、初期設定回路9は基準発振器2の立ち上がりでプ
ログラマブルカウンタ3をその出力が立ち上がった直後
と同じ状態になるようにすれば良い。また同様に、プロ
グラマブルカウンタ3の立ち上がりあるいは立ち下がり
に同期して、基準発振器2中のカウンタをセットあるい
はリセットするようにしても良い。P1,P2,…,P
nは、プログラマブルカウンタ3のプログラム端子であ
る。
【0011】次に、上記実施例におけるチャージポンプ
回路5A,5B(以下代表してチャージポンプ回路5A
と記す)の一構成例を図2に示す。チャージポンプ回路
5Aは、PNPトランジスタTr1とNPNトランジス
タTr2の各コレクタ同士を出力端子OUTに接続し、
トランジスタTr1のエミッタを正電源VDDに、トラ
ンジスタTr2のエミッタをグランド電源VDDに接続
し、トランジスタTr1のベースを抵抗R1を通して入
力端子Uに接続するとともに抵抗R2を通して自己のエ
ミッタに接続し、トランジスタTr2のベースを抵抗R
3を通して入力端子Dに接続するとともに抵抗R4を通
して自己のエミッタに接続して成る。入力端子U,Dと
もに低レベルの場合にはPNPトランジスタTr1が導
通状態、NPNトラ ンジスタTr2が非導通状態とな
り、両入力端子U,Dが低いレベルを続けてい る間、
高レベルの正電源VDDから出力端子OUTに向かって
電流が流れ続け、チャージアップを行う。一方、入力端
子U,Dが共に高レベルの時にはPNPトランジスタT
r1が非導通状態、NPNトランジスタTr2が導通状
態となり、出力端子OUTからグランド電源GNDに向
けてディスチャージを行う。
【0012】以上のように構成した第1の実施例の動作
および作用を述べる。
【0013】図3は本実施例の動作説明用のタイミング
チャートである。ここでは、本実施例のPLLシンセサ
イザ回路を時分割多重伝送を行う携帯電話などに適用し
た場合を考え、以下に説明する。図3は、時分割多重伝
送におけるタイミングの一例を示している。図3では3
チャネル(CH)の時分割多重を行っている場合を示し
ており、CH1のタイミングで実際に送受信を行い、他
のCH2,CH3のタイミングでは他の携帯電話機など
が送受信しており、当該電話機によっては動作する必要
のない期間である。従って、この不要な期間に、他の必
要な周波数を発振できるようにローパスフィルタを設定
することができる。
【0014】まず、図2にaで示したCH1のタイミン
グでは、図1のプログラム端子P1,P2,…,Pnに
周波数情報D11,D21,…,Dn1が供給されてお
り、セレクタ回路11ではチャージポンプ回路5Aが、
セレクタ回路8ではローパスフィルタ6Aの出力が選択
されており、電圧制御発振器7は第1の発振周波数fO
1で安定して発振しているとする。この場合の動作は従
来例と同様である。
【0015】次にbで示したCH2のタイミングおよび
それに引き続くCH3のタイミング期間中に新たな第2
の発振周波数fO2を発振させるため、プログラム端子
P1,P2,…,Pnに供給する周波数情報をD12,
D22,…,Dn2に変化させ、セレクタ回路11はチ
ャージポンプ回路5Bを、セレクタ回路8はローパスフ
ィルタ6Bの出力を選択し、基準発振器2,プログラマ
ブルカウンタ3,位相比較器4,チャージポンプ回路5
B,ローパスフィルタ6B,電圧制御回路7からなるP
LLで電圧制御発振器7の発振周波数fOがfO2に近
づくような動作を開始する。
【0016】2回目のCH1のタイミングが始まる前の
タイミングcでプログラム端子P1,P2,…,Pnに
供給する周波数情報をD11,D21,…,Dn1に戻
し、初期設定回路9で基準発振器2とプログラマブルカ
ウンタ3の出力の位相を一致させるとともに、セレクタ
回路11はチャージポンプ回路5Aを、セレクタ回路8
はローパスフィルタ6Aを選択する。この時、ローパス
フィルタの時定数がCH1の繰り返し周期と比べ十分大
きい場合には、aで示したタイミングの時と同じ電圧が
保持されているため、基準発振器7は直ちに発振周波数
fO1を安定に発振する。
【0017】2回目のCH2のタイミングdには再度プ
ログラム端子P1,P2,…,Pnに供給する周波数情
報をD12,D22,…,Dn2に変化させ、セレクタ
回路11でチ回路5Bを、セレクタ回路8でローパスフ
ィルタ6Bの出力を選択する。この時、既にローパスフ
ィルタ6Bの出力電圧が電圧制御発振器7が第2の発振
周波数fO2を発振させる電圧になっている場合には、
初期設定回路9で基準発振器2とプログラマブルカウン
タ3の出力の位相を一致させると電圧制御発振器7は直
ちに発振周波数fO2で安定な発振を開始する。一方、
ローパスフィルタ6Bの出力電圧が電圧制御発振器7が
第2の発振周波数fO2を発振させる電圧にまで到達し
ていない場合には、ローパスフィルタ6Bの出力にはタ
イミングcにおける電圧が保持されているため、その時
のローパスフィルタ6Bの出力電圧に対応する発振周波
数から再度PLLにより電圧制御発振器7の発振周波数
fOがfO2に近づくような動作を開始する。
【0018】以上のような動作を繰り返すことによって
、何回か後のCH2のタイミングではローパスフィルタ
6Bの出力は電圧制御発振器7が発振周波数fO2を発
振する電圧に達し、以降はプログラム端子P1,P2,
…,Pnに供給する周波数情報をD11,D21,…,
Dn1からD12,D22,…,Dn2に、セレクタ回
路11でチャージポンプを5Aから5Bに、セレクタ回
路8でその出力をローパスフィルタ6Aから6Bに変化
させたり、あるいはそれらの逆に変化させ、初期設定回
路9で基準発振器2とプログラマブルカウンタ3の出力
の位相を一致させると、電圧制御発振器7は発振周波数
fOをfO1からfO2にあるいはその逆に短時間で安
定に切り替えることができる。
【0019】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
【0020】図4は、その構成を示すブロック図である
。この第2の実施例は、以下の点を除き、前述の第1の
実施例と同様に構成されている。即ち、図4の第2の実
施例が図1の第1の実施例と異なる点は、図1の初期設
定回路9の代わりに記憶回路10とこの記憶回路10お
よびプログラマブルカウンタ3を制御する初期設定制御
回路12を持つことである。初期設定制御回路12の制
御により、記憶回路10はPLLで電圧制御発振器7が
所望の第2の発振周波数fO2に引き込み途中に第1の
発振周波数に戻る時の、例えば図3のタイムチャートで
タイミングcにおいて、基準発振器2とプログラマブル
カウンタ3の位相差を記憶し、次に第2の発振周波数f
O2に対する引き込みを再開するタイミング、例えば図
3中のdにおいて記憶回路10から基準発振器2とプロ
グラマブルカウンタ3の位相差を読み出し、位相差を再
現するようにプログラマブルカウンタ3に値を設定する
。 これにより、2回目以降の新たな発振周波数fO2への
引き込みを1回目等に引き込みを中断したのと同じ状態
で再開することができるため、引き込み時間を短縮する
ことができる。
【0021】ここで、初期設定制御回路12と記憶回路
10の動作を図4の回路図と図3のタイミングチャート
を基に詳しく説明する。なお、位相比較器4では図1の
場合と同様に基準発振器2の立ち上がりとプログラマブ
ルカウンタ3の立ち下がりが同時に起こった場合を位相
差無しと判断すると仮定し、また、電圧制御発振器7が
図3中のタイミングcで発振周波数fOの設定値をfO
2からfO1へ切り替えるのを、基準発振器2の出力の
立ち下がりのタイミングで行うと仮定して以下の説明を
行う。図1の説明の場合と同様に、図3のaで示したタ
イミングでは周波数fO1で安定して発振しているとし
、タイミングbで第2の発振周波数fO2の発振動作を
開始したとする。
【0022】初期設定制御回路12は制御信号CT1を
用いて、発振周波数をfO1に変更するように選択信号
SWを切り替えた直後の基準発振器2出力の立ち下がり
時点で記憶回路10にプログラマブルカウンタ3の値を
記憶させる(タイミングc)。同時に制御信号CT2を
用いて、第1の実施例の説明と同様に、プログラマブル
カウンタ3をリセットあるいはプログラマブルカウンタ
3の出力が立ち下がった直後と同じ状態にする。これに
より始めからプログラマブルカウンタ3と基準発振器2
の位相が揃った同期状態で周波数fO1を発振すること
ができる。
【0023】次に発振周波数fOの設定値をfO1から
fO2へ切り替えるタイミングdでは制御信号CT1と
CT2を用いて、基準発振器2の立ち下がりに同期して
記憶回路10に記憶されている値をプログラマブルカウ
ンタ3に設定する。なお、新しい周波数への引き込み途
中にあっては、制御信号CT2は記憶回路10のデータ
をプログラマブルカウンタ3に読み込むように制御する
(引き込み後はタイミングcの説明と同様、リセットあ
るいはプログラマブルカウンタ3の出力が立ち下がった
直後と同じ状態にする)。これにより、途中に他の周波
数を発振している期間があっても、中断した引き込み途
中の状態と同じ状態から引き込みを再開することができ
る。
【0024】なお、チャージポンプ回路を1個のみとし
、ローパスフィルタを2個持ち、位相比較器とチャージ
ポンプ回路の間のかわりに、チャージポンプ回路とロー
パスフィルタの間にセレクタ回路を設けても同じ動作が
実現できる。また、以上の説明はすべてローパスフィル
タ等を2個持つものとして説明してきたが、3個以上持
ち、3種類以上の周波数を時分割で発振させることもで
きる。このように本発明は、その主旨に沿って種々に応
用され、種々の実施態様を取り得るものである。
【0025】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
PLLシンセサイザ回路によれば、簡単な回路の追加の
みで、短時間に発振周波数の切り替えを行うことができ
る利点がある。
【0026】また、請求項2の発明によれば、周波数の
切り替えで中断した引き込み途中と同じ状態から引き込
み動作を再開できるので、さらに短時間で発振周波数の
切り替えを行える利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図
【図2
】上記実施例のチャージポンプ回路の構成例を示す回路
【図3】本発明の実施例における時分割多重伝送のチャ
ネル配置を示すタイミングチャート
【図4】本発明の第2の実施例を示すブロック図
【図5
】従来例を示すブロック図
【図6】従来例の動作説明図
【符号の説明】
1…水晶発振器、2…基準発振器、3…プログラマブル
カウンタ、4…位相比較器、5A,5B…チャージポン
プ回路、6A,6B…ローパスフィルタ、7…電圧制御
発振器、8,11…セレクタ回路、9…初期設定回路、
10…記憶回路、12…初期設定制御回路、P1,P2
,…,Pn…プログラム端子。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  電圧制御発振器の出力信号を可変分周
    した信号と基準周波数信号の位相差に対応した出力をロ
    ーパスフィルタを通して、前記電圧制御発振器の制御端
    子に帰還させ、前記可変分周の分周数に対応したが周波
    数を発振するように制御するPLLシンセサイザ回路に
    おいて、複数個のローパスフィルタを持ち、該複数個の
    ローパスフィルタの出力のうちの1つを選択するセレク
    タ回路と、該選択により前記セレクタ回路に入力された
    前記ローパスフィルタの出力を切り替えた直後の前記可
    変分周した信号と基準周波数信号の位相差を初期設定す
    る回路とを具備することを特徴とするPLLシンセサイ
    ザ回路。
  2. 【請求項2】  請求項1記載のPLLシンセサイザ回
    路において、位相差を初期設定する回路が、ある周波数
    から他の周波数に切り替える直前の可変分周した信号と
    基準周波数信号の位相差に相当するデータを保持する記
    憶回路と、該データに基づいてセレクタ回路に入力され
    たローパスフィルタの出力を切り替えた直後の前記可変
    分周した信号と基準周波数信号の位相差を初期設定する
    回路とを具備することを特徴とするPLLシンセサイザ
    回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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