JPH04234009A - 広帯域型ファイバーカップラー - Google Patents

広帯域型ファイバーカップラー

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Publication number
JPH04234009A
JPH04234009A JP41647290A JP41647290A JPH04234009A JP H04234009 A JPH04234009 A JP H04234009A JP 41647290 A JP41647290 A JP 41647290A JP 41647290 A JP41647290 A JP 41647290A JP H04234009 A JPH04234009 A JP H04234009A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stretched
parts
fiber coupler
same
optical fibers
Prior art date
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Pending
Application number
JP41647290A
Other languages
English (en)
Inventor
Michitaka Okuda
通孝 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
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Publication of JPH04234009A publication Critical patent/JPH04234009A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光通信システム等におい
て光信号の分岐に使用される広帯域型ファイバーカップ
ラーに関するものであり、特にその光分岐比に波長依存
性が少ない広帯域型ファイバーカップラーに関するもの
である。
【0002】
【従来技術】広帯域型ファイバーカップラーは、ファイ
バーカップラーの中でも分岐比の波長依存性が少なく、
光源の波長がバラツク場合や複数の波長の光を分岐する
場合の対応に適している。
【0003】従来この種の広帯域型ファイバーカップラ
ーは、図5(a)に示すように、予め加熱延伸せしめて
その径を細くした光ファイバー81と、加熱延伸しない
光ファイバー80を整列しておき、その後同図(b)に
示すように、その所定部分Aを加熱し、両者を融着延伸
することにより製作されていた。
【0004】このようにして結合すれば、2本の光ファ
イバー80,81は非対称な状態で結合されるため、不
完全結合となり、通常の対称型のファイバーカップラー
のように波長の変化によって分岐比が大きく変化するこ
とはなく、分岐比の変化が平坦となる。即ち各光ファイ
バーの伝搬定数を変えることにより広帯域化が実現され
る。
【0005】また伝搬定数を変化することによって得ら
れる広帯域型ファイバーカップラーとしては、上記従来
例以外にも、例えば当初から互いに異なる直径を有する
光ファイバー同士を融着延伸せしめたものや、互いに異
なる屈折率を有する光ファイバー同士を融着延伸せしめ
たもの等がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の広帯域型ファイバーカップラーにおいては、以下のよ
うな欠点を有する。
【0007】■波長に対する分岐比の平坦度は増すが、
その周期性を少なくすることはできない。
【0008】■図5に示す広帯域型ファイバーカップラ
ーの場合は、異なる径の光ファイバー同士を同一条件で
作ることは難しく、また工程も増え、このため再現性、
歩留まりが悪くなってしまう。
【0009】■外径の異なる2本の光ファイバー同士を
接触させて融着延伸する従来技術の場合、小径側の光フ
ァイバーが加熱効果により曲がり等の変形を受け易く、
このため過剰損失等の劣化を招いてしまう。
【0010】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
あり、従来より分岐比の波長依存性が低く、製造が容易
で低損失な広帯域型ファイバーカップラーを提供するも
のである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、同一径で同一材質の複数本の光ファイバー
2,3をそれぞれ同一長さ加熱延伸するとともに、該延
伸部4,5同士を所定の微小長さずらせて整列し、加熱
融着延伸せしめて結合することにより広帯域型ファイバ
ーカップラー1を構成した。
【0012】
【作用】上記の如く本発明によれば、同一形状の複数本
の光ファイバー2,3をそれぞれ予め延伸した後に少し
ずらせて融着延伸せしめて結合したので、該融着延伸部
のファイバー断面は切断する位置によって全てその径が
異なり、モードフィールド径が異なる。即ち伝搬定数が
異なり不完全結合となり、このため分岐比の波長依存性
が平坦化される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の1実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0014】図1は本発明による広帯域型ファイバーカ
ップラー1を示す側面図である。同図に示すようにこの
広帯域型ファイバーカップラー1は、同一の光ファイバ
ー2,3のそれぞれに加熱延伸した延伸部4,5を設け
、該延伸部4,5を若干ずらせた状態で両光ファイバー
2,3を整列した後、該両延伸部4,5間を加熱融着延
伸せしめて結合することによって構成されている。
【0015】ここで図2は上記本発明にかかる広帯域型
ファイバーカップラー1の製造工程を示す図である。同
図(a)に示すように、保護被覆を剥がしてクラッドを
露出させた状態の2本の光ファイバー2,3を用意し、
これら光ファイバー2,3を治具上で整列し、その両側
を把持する。ここでこれら両光ファイバー2,3は同一
のものであり、そのコア及びクラッドの径及び材質は同
一である。
【0016】次にこれら両光ファイバー2,3の所定部
分を同時に熱源により加熱し軟化させ、しかる後にそれ
ぞれの両端を引っ張ることにより両光ファイバー2,3
を同時に同一長さ延伸・細径化し、それぞれに延伸部4
,5を設ける〔同図(b)〕。この工程を初期延伸工程
という。このように延伸部4,5は同時に設けられるの
で、両延伸部4,5は同一形状となり、精度よく再現が
可能となる。
【0017】次に両光ファイバー2,3を整列したまま
の状態で片側の光ファイバー3を右方向に所定の微小長
さΔlだけずらす。なおこの移動長さΔlは両光ファイ
バー2,3に設けた延伸部4,5の長さよりも短くする
〔同図(c)〕。
【0018】次にこの状態で該両延伸部4,5の部分を
両側より加熱し、融着する〔同図(d)〕。
【0019】そしてこの状態で、両側より等しい速度で
引っ張り延伸し、所望の分岐比のところでその延伸を停
止する〔同図(e)〕。
【0020】これによって図1に示す広帯域型ファイバ
ーカップラー1が完成する。
【0021】図3はこの広帯域型ファイバーカップラー
1の断面図であり、同図(a)は図1のA−A線上断面
図、同図(b)は図1のB−B線上断面図、同図(c)
は図1のC−C線上断面図である。同図に示すように両
光ファイバー2,3の融着された部分においては、これ
を切断する切断面ごとに両光ファイバー2,3の断面径
が異なり、モードフィールド径が異なる。即ち融着部の
各部の伝搬定数が異なる。このためこの結合部において
は不完全結合となり、分岐比の波長依存性が平坦化する
。なおこの平坦化の程度は光ファイバー3のずらし量Δ
lに依存する。ずらし量Δlがある程度大きい程伝搬定
数差が大きくなり、より平坦化する。
【0022】また2本の光ファイバー2,3は予め等し
い延伸量で延伸された後に融着延伸せしめられるため、
テーパ形状領域の長い結合部が形成され、波長依存性の
周期性が緩和される。また低損失化にも寄与する。
【0023】なお上記製造方法によれば、両光ファイバ
ーの初期延伸量やずらし量Δlはかなり精度よく再現可
能なため、再現性,信頼性の高い広帯域型ファイバーカ
ップラー1が提供できる。
【0024】なお上記製造方法において、使用する熱源
としては酸水素等による火炎が適している。
【0025】また熱源は静止しているのではなく、左右
に振りながら加熱したほうがよい。
【0026】図4は各タイプのファイバーカップラーの
分岐比と波長の関係を示す図である。同図において、■
は従来の対称型のファイバーカップラーの波長特性を示
す図、■と■は本発明にかかる広帯域型ファイバーカッ
プラー1の波長特性を示す図であり、特に■は広帯域型
として最も好適な状態に調整したときの広帯域型ファイ
バーカップラーの波長特性を示す図であり、■は図5に
示す従来の広帯域型ファイバーカップラーの波長特性を
示す図である。
【0027】同図に示すように本発明にかかる広帯域型
ファイバーカップラー1は、■に示すように、従来の広
帯域型ファイバーカップラー■に比べてさらにその分岐
比の波長依存性を低下させることができる。
【0028】ところで上記実施例においては、2本の光
ファイバーを融着延伸せしめて本発明にかかる広帯域型
ファイバーカップラーを構成した例を示したが、本発明
はこれに限られず、3本以上の光ファイバーを融着延伸
せしめて本発明にかかる広帯域型ファイバーカップラー
を構成してもよい。
【0029】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる広帯域型ファイバーカップラーによれば、以下のよ
うな優れた効果を有する。
【0030】■従来の広帯域型ファイバーカップラーに
比較して更に分岐比の波長依存性の低い広帯域型ファイ
バーカップラーが実現できる。また波長依存性の周期性
が緩和される。
【0031】■同一材料、同一形状寸法の光ファイバー
同士を融着延伸せしめるので、低損失で且つ作り易い。
【0032】■その構造上、簡易な製造工程で安定に製
作できるため、歩留まりを高くでき、生産性の向上によ
り低価格化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による広帯域型ファイバーカップラー1
を示す側面図である。
【図2】本発明にかかる広帯域型ファイバーカップラー
1の製造工程を示す図である。
【図3】広帯域型ファイバーカップラー1の断面図であ
り、同図(a)は図1のA−A線上断面図、同図(b)
は図1のB−B線上断面図、同図(c)は図1のC−C
線上断面図である。
【図4】各タイプのファイバーカップラーにおける分岐
比と波長の関係を示す図である。
【図5】従来の広帯域型ファイバーカップラーの製造工
程を示す図である。
【符号の説明】
1  広帯域型ファイバーカップラー 2,3  光ファイバー 4,5  延伸部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一径で同一材質の複数本の光ファイバー
    をそれぞれ同一長さ加熱延伸するとともに、該延伸部同
    士を所定の微小長さずらせて整列し、加熱融着延伸せし
    めて結合したことを特徴とする広帯域型ファイバーカッ
    プラー。
JP41647290A 1990-12-28 1990-12-28 広帯域型ファイバーカップラー Pending JPH04234009A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP41647290A JPH04234009A (ja) 1990-12-28 1990-12-28 広帯域型ファイバーカップラー

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP41647290A JPH04234009A (ja) 1990-12-28 1990-12-28 広帯域型ファイバーカップラー

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JPH04234009A true JPH04234009A (ja) 1992-08-21

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ID=18524695

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JP41647290A Pending JPH04234009A (ja) 1990-12-28 1990-12-28 広帯域型ファイバーカップラー

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