JPH04232571A - 図面自動入力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、図面から読取った２値
化データをベクトル情報に変換して文字，図形を認識，
編集する図面自動入力装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の図面自動入力装置は、図３に示す
構成にされる。処理対象となる図面をイメージスキャナ
で読取ることで２値化データを得る画像入力部１と、例
えば２値化データを構成する背景の白画素と黒画素の境
界を追跡して黒画素列を輪郭ベクトル近似及びこれから
芯線ベクトルを生成、又は２値化データからベクトルを
生成するベクトル変換部２と、このベクトル群から文字
，図形に分離・抽出して文字パターンや図形パターンと
の比較により文字，図形を認識する認識部３と、認識さ
れた文字，図形を編集する編集部４とを備える。

【０００３】これら各部による処理は、図４にタイムチ
ャートで示すように、１枚の図面に対して画像入力処理
の終了でベクトル変換処理、これの終了で認識処理、最
後に編集処理という一連の手順でなされ、この一巡処理
終了で次の図面に対して画像入力処理を開始する。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来の図面自動入力装
置は、各機能部１〜４が前段の処理終了を待って処理結
果データを使った処理開始になり、１つの処理中には他
の機能部が機能停止した状態になる。このため、大量・
複雑な図面を処理する場合に各機能部の処理に必要な時
間を加算した時間に図面枚数を乗算した時間を要し、処
理効率を低くする問題があった。

【０００５】本発明の目的は、処理効率を高めた図面自
動入力装置を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、処理対象図面が自動装填され図面情報を２値
化データに変換する画像入力部と、前記２値化データを
順次ベクトルデータに変換するベクトル変換部と、前記
ベクトルデータを順次保存する格納部と、前記ベクトル
データから図面情報を認識する複数の認識部と、前記ベ
クトル変換部からのベクトルデータを前記格納部に順次
保存し前記複数の認識部のうち認識処理を終了した認識
部に図面単位の該ベクトルデータを順次与えて認識処理
を実行させる制御部と、前記認識部の認識結果を順次編
集する編集部とを備えたことを特徴とする。

【０００７】

【作用】上記構成になる本発明によれば、画像入力処理
やベクトル変換等に較べて比較的長い時間を必要とする
認識処理を複数の認識部によって並列的に行うことで認
識部での処理渋滞を無くし、図面装填から認識及び編集
までの処理効率を高める。

【０００８】

【実施例】図１は本発明の一実施例を示す装置構成図で
ある。オートドキュメントフィーダ１０は処理対象図面
を１枚づつ画像入力部１１に自動装填する。画像入力部
１１は従来装置のそれと同様に図面を２値化データとし
て読取る。また、ベクトル変換部１２は画像入力部１１
からの２値化データを取込んでベクトル生成を行う。こ
れら画像入力処理とベクトル変換処理は、互いに連動し
た処理として機能し、オートドキュメントフィーダ１０
との組合わせで２値化データ処理とベクトル変換処理を
連続的に行う。

【０００９】制御部１３はベクトル変換部１２の処理結
果になるベクトルデータを外部記憶装置としての格納部
１４に順次格納する。この格納処理はベクトル変換が１
図面終了する都度ベクトル変換部１２からの要求で１図
面分のベクトルデータ転送でなされる。

【００１０】制御部１３はベクトルデータの格納処理か
ら次の格納処理までの空き時間に、格納部１４のベクト
ルデータの格納状況を監視し、１図面分のデータが貯ま
ったときに該ベクトルデータをｎ個の認識部１５１、１
５２、…１５ｎのうちの認識処理を行っていない１つを
選択して転送し、当該認識部での認識処理を行わせる。 認識部１５１〜１５ｎは、１図面分のベクトルデータが
転送されて該データを１つのブロックデータとして認識
処理を行い、処理終了で次のブロックデータ転送を待つ
。従って、ベクトルデータに対して認識部１５１〜１５
ｎは並列処理を行う。　　認識部１５１〜１５ｎで認識
された結果は編集部１６に送られて１図面毎に編集され
、格納部１７に格納される。格納部１７に格納された認
識データは評価修正部１８１〜１８ｋによって図面単位
で並列的に評価及び修正される。

【００１１】上述の構成になる本実施例のタイムチャー
トを図２に示す。図面の画像入力処理はベクトル変換部
１２の図面単位の変換終了で次の図面に対する画像入力
処理を行う繰り返しになる。ベクトル変換された図面単
位のベクトルデータが格納部１４に格納されたとき、制
御部１３が図面単位で認識部１５１〜１５ｎに認識処理
を指令し、認識部１５１〜１５ｎによる並列的な認識処
理が行われる。図２では４つの認識部１５１〜１５４を
用意する場合で示し、認識部１５１が認識処理中に次の
図面のベクトル変換が終了すると該図面に対して認識部
１５２による認識処理が開始され、認識部１５１と１５
２の並列処理がなされる。

【００１２】認識部１５１による処理結果は編集部１６
によって編集され、この編集終了で認識部１５２の認識
結果に対する編集が行われる。これら編集結果は格納部
１７に順次格納され、評価編集部１８１〜１８ｋによる
並列的な評価と修正がなされる。

【００１３】従って、ベクトル変換された図面単位のベ
クトルデータは、複数の認識部１５１〜１５ｎによって
並列的に処理され、同様に編集結果のデータについても
評価修正部１８〜１８ｋによって並列的に処理され、こ
れら並列的な認識処理及び評価修正処理により処理時間
を１／ｎ及び１／ｋに減縮し、１図面当たりの処理時間
を大幅に少なくする。また、格納部１４は画像データを
保存するのでなくベクトル化されたデータを保存して保
存効果を高め、しかも認識部１５１〜１５ｎによる並列
処理のためデータの渋滞を少なくし、比較的小容量で大
図面のデータ格納を行うことができる。

【００１４】同様に、編集結果を保存する格納部１７は
評価修正処理を並列的に行うことでその小容量化を図る
ことができるが、認識・編集処理までと評価修正処理を
連続的に行わない場合には相当の容量を持つ格納部１７
にされる。この場合には、夜間に認識・編集処理までを
自動的に行わせ、昼間に評価修正処理を行うことで作業
効率を高めることができる。

【００１５】なお、認識部等の並列数ｎ，ｋはベクトル
変換部や編集部に必要とする平均的処理時間との兼ね合
いで適宜設計されるものである。

【００１６】

【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、処理対
象図面から読取った図面情報をベクトル化して一時的に
格納し、その後複数の認識部で並列的に認識処理を行い
、認識結果を編集するようにしたため、比較的処理時間
の長い認識部での処理渋滞を悪くして処理効率を高める
ことができ、大量の図面を処理するのに効率良く処理で
きる。また、評価修正を必要とする場合にも認識・編集
処理までを夜間に行い、昼間に複数で評価・修正を行う
ことで一連の処理を効率良く行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例の処理ブロック図

【図２】実施
例のタイムチャート

【図３】従来のブロック図

【図４】従来のタイムチャート

【符号の説明】

１０…オートドキュメントフィーダ １１…画像入力部 １２…ベクトル変換部 １３…制御部 １４…格納部 １５１、１５ｎ…認識部 １６…編集部 １７…格納部 １８１、１８ｋ…評価修正部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　処理対象図面が自動装填され図面情報
   を２値化データに変換する画像入力部と、前記２値化デ
   ータを順次ベクトルデータに変換するベクトル変換部と
   、前記ベクトルデータを順次保存する格納部と、前記ベ
   クトルデータから図面情報を認識する複数の認識部と、
   前記ベクトル変換部からのベクトルデータを前記格納部
   に順次保存し前記複数の認識部のうち認識処理を終了し
   た認識部に図面単位の該ベクトルデータを順次与えて認
   識処理を実行させる制御部と、前記認識部の認識結果を
   順次編集する編集部とを備えたことを特徴とする図面自
   動入力装置。