JPH04231692A - 油冷式スクリュ圧縮機用の吸音式サイレンサー - Google Patents
油冷式スクリュ圧縮機用の吸音式サイレンサーInfo
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- JPH04231692A JPH04231692A JP40862490A JP40862490A JPH04231692A JP H04231692 A JPH04231692 A JP H04231692A JP 40862490 A JP40862490 A JP 40862490A JP 40862490 A JP40862490 A JP 40862490A JP H04231692 A JPH04231692 A JP H04231692A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吸音式サイレンサ−の改
良に係り、より詳しくは油と水分とからなる混合液を含
む吐出ガスの騒音を消音する油冷式スクリュ圧縮機用の
吸音式サイレンサ−に関するものである。
良に係り、より詳しくは油と水分とからなる混合液を含
む吐出ガスの騒音を消音する油冷式スクリュ圧縮機用の
吸音式サイレンサ−に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、油冷式スクリュ圧縮機(
以下、油冷式圧縮機という)のうち中型以上の圧縮機で
は、吐出される圧縮ガスの低騒音化を図るために、圧縮
ガスの吐出管の途中に以下に説明する構成になるサイレ
ンサ−が介装されている。
以下、油冷式圧縮機という)のうち中型以上の圧縮機で
は、吐出される圧縮ガスの低騒音化を図るために、圧縮
ガスの吐出管の途中に以下に説明する構成になるサイレ
ンサ−が介装されている。
【0003】このようなサイレンサ−の介装状況を、そ
の模式的介装状況説明図の図6を参照しながら説明する
と、図6に示す符号10は、電動機Mにより駆動される
油冷式圧縮機であって、この油冷式圧縮機10の吐出口
10aは後述する構成になるサイレンサ−1が介装され
てなる吐出管11を介して、その上部にガス出口管13
が接続されている油回収容器12に連通している。
の模式的介装状況説明図の図6を参照しながら説明する
と、図6に示す符号10は、電動機Mにより駆動される
油冷式圧縮機であって、この油冷式圧縮機10の吐出口
10aは後述する構成になるサイレンサ−1が介装され
てなる吐出管11を介して、その上部にガス出口管13
が接続されている油回収容器12に連通している。
【0004】ところで、サイレンサ−には2種類の形式
のサイレンサ−、つまり拡張音式サイレンサ−と吸音式
サイレンサ−とがあるが、上記のような吐出ガスと共に
油と水分とからなる混合液がとおされる用途には、後述
する理由により前者の拡張音式サイレンサ−が使用され
ている。
のサイレンサ−、つまり拡張音式サイレンサ−と吸音式
サイレンサ−とがあるが、上記のような吐出ガスと共に
油と水分とからなる混合液がとおされる用途には、後述
する理由により前者の拡張音式サイレンサ−が使用され
ている。
【0005】前者の拡張音式サイレンサ−1を、その断
面構成説明図の図7を参照しながら説明すると、符号2
はケ−スであって、このケ−ス2は円筒体2aの一端側
に孔付蓋板2bを介し、また他端側に孔付蓋板2dを介
して、この円筒体2aの径方向の中心をとおる中心線と
同心に、その先端のそれぞれに吐出管11が接続される
接続フランジ2hを有してなる入口管2cと出口管2e
とが固着されてなり、さらにこのケ−ス2の入口管2c
と出口管2eの間に、円筒体2aの長手方向の軸心と同
心の内設管2fが固着されてなる円盤状の区切板2gが
内設されてなる構成になっている。
面構成説明図の図7を参照しながら説明すると、符号2
はケ−スであって、このケ−ス2は円筒体2aの一端側
に孔付蓋板2bを介し、また他端側に孔付蓋板2dを介
して、この円筒体2aの径方向の中心をとおる中心線と
同心に、その先端のそれぞれに吐出管11が接続される
接続フランジ2hを有してなる入口管2cと出口管2e
とが固着されてなり、さらにこのケ−ス2の入口管2c
と出口管2eの間に、円筒体2aの長手方向の軸心と同
心の内設管2fが固着されてなる円盤状の区切板2gが
内設されてなる構成になっている。
【0006】故に、油冷式圧縮機10の作動により吐出
口10a から圧縮ガスの他、油と水分とからなる混合
液Wが吐出されるが、何れもサイレンサ−1の内部をと
おり、混合液は油回収容器12で回収され、圧縮ガスの
みがガス出口管13から排出される。
口10a から圧縮ガスの他、油と水分とからなる混合
液Wが吐出されるが、何れもサイレンサ−1の内部をと
おり、混合液は油回収容器12で回収され、圧縮ガスの
みがガス出口管13から排出される。
【0007】ところで、後者の吸音式サイレンサ−は、
図示省略しているが、図7において示した上記拡張音式
サイレンサ−の構成のうち、内設管2fが固着されてな
る円盤状の区切板2gがない代わりに、上記出口管2e
の接続部位の出口開口部を除くケ−ス2の内周面に筒状
の吸音材3が、また閉塞板2dの内面には円盤状の吸音
材4が夫々固着されてなる構成になるものである。
図示省略しているが、図7において示した上記拡張音式
サイレンサ−の構成のうち、内設管2fが固着されてな
る円盤状の区切板2gがない代わりに、上記出口管2e
の接続部位の出口開口部を除くケ−ス2の内周面に筒状
の吸音材3が、また閉塞板2dの内面には円盤状の吸音
材4が夫々固着されてなる構成になるものである。
【0008】故に、これら吸音材3と4とに混合液Wが
吸収されてしまう結果、防音効果が急激に低下してしま
うので、通常のガスのみがとおされる用途に対しては吸
音性能が優れているにも係わらず採用されていない。
吸収されてしまう結果、防音効果が急激に低下してしま
うので、通常のガスのみがとおされる用途に対しては吸
音性能が優れているにも係わらず採用されていない。
【0009】また、油冷式圧縮機内蔵型の油回収容器の
側面断面図の図8に示すように、図6において示した吐
出管やサイレンサ−が設けられておらず、小型の油冷式
圧縮機10がそのまま油回収容器12に内蔵されてなる
構成のものもある。従って、油冷式圧縮機10の低騒音
化に対しては不十分であるが、この油回収容器12にサ
イレンサ−としての一翼を担わせるようにしている。
側面断面図の図8に示すように、図6において示した吐
出管やサイレンサ−が設けられておらず、小型の油冷式
圧縮機10がそのまま油回収容器12に内蔵されてなる
構成のものもある。従って、油冷式圧縮機10の低騒音
化に対しては不十分であるが、この油回収容器12にサ
イレンサ−としての一翼を担わせるようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記拡張音
式サイレンサ−は減音周波数範囲が決まっており、この
範囲以外の騒音に対する減音性能が劣るため、負荷変動
に伴う電動機のスリップに基づく油冷式圧縮機の回転数
変動やインバ−タによる油冷式圧縮機の回転数変動によ
り拡張音式サイレンサ−の減音効果が低下してしまうと
いう解決すべき課題があった。
式サイレンサ−は減音周波数範囲が決まっており、この
範囲以外の騒音に対する減音性能が劣るため、負荷変動
に伴う電動機のスリップに基づく油冷式圧縮機の回転数
変動やインバ−タによる油冷式圧縮機の回転数変動によ
り拡張音式サイレンサ−の減音効果が低下してしまうと
いう解決すべき課題があった。
【0011】上記したように、低騒音化には吸音式サイ
レンサ−の方が拡張音式サイレンサ−よりも優れている
が、吸音式サイレンサ−は吸音材が内設されているが故
に、これに混合液が吸収されて吸音効果が低下するので
この吸音式サイレンサ−を採用することができず、拡張
音式サイレンサ−を採用せざるを得なかった。
レンサ−の方が拡張音式サイレンサ−よりも優れている
が、吸音式サイレンサ−は吸音材が内設されているが故
に、これに混合液が吸収されて吸音効果が低下するので
この吸音式サイレンサ−を採用することができず、拡張
音式サイレンサ−を採用せざるを得なかった。
【0012】従って、本発明は、吸音材による混合液の
吸収量を減少させることにより、吸音効果の低下程度を
抑制することのできる油冷式圧縮機用の吸音式サイレン
サ−の提供を目的とする。
吸収量を減少させることにより、吸音効果の低下程度を
抑制することのできる油冷式圧縮機用の吸音式サイレン
サ−の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した実情に
鑑みてなされたものであって、従って第1発明に係る油
冷式圧縮機用の吸音式サイレンサ−の構成は、筒状のケ
−スの内壁に吸音材が付設され、かつ内部に油と水分と
からなる混合液を含む吐出ガスがとおされる油冷式圧縮
機用の吸音式サイレンサ−において、前記ケ−スの内壁
に付設される吸音材に、該ケ−スの長手方向に沿う所定
の切欠をケ−スの下部側に設けたことを特徴とする。
鑑みてなされたものであって、従って第1発明に係る油
冷式圧縮機用の吸音式サイレンサ−の構成は、筒状のケ
−スの内壁に吸音材が付設され、かつ内部に油と水分と
からなる混合液を含む吐出ガスがとおされる油冷式圧縮
機用の吸音式サイレンサ−において、前記ケ−スの内壁
に付設される吸音材に、該ケ−スの長手方向に沿う所定
の切欠をケ−スの下部側に設けたことを特徴とする。
【0014】また、第2発明に係る油冷式圧縮機用の吸
音式サイレンサ−の構成は、特許請求項第1記載の油冷
式圧縮機用の吸音式サイレンサ−において、油冷式圧縮
機の吐出口から、ガス排出口を備えた油回収容器に連通
する吐出管の途中に介装されることを特徴とする。
音式サイレンサ−の構成は、特許請求項第1記載の油冷
式圧縮機用の吸音式サイレンサ−において、油冷式圧縮
機の吐出口から、ガス排出口を備えた油回収容器に連通
する吐出管の途中に介装されることを特徴とする。
【0015】また、第3発明に係る油冷式圧縮機用の吸
音式サイレンサ−の構成は、特許請求項第1記載の油冷
式圧縮機用の吸音式サイレンサ−において、油冷式圧縮
機が収容されると共に、油回収容器に内設されてなるこ
とを特徴とする。
音式サイレンサ−の構成は、特許請求項第1記載の油冷
式圧縮機用の吸音式サイレンサ−において、油冷式圧縮
機が収容されると共に、油回収容器に内設されてなるこ
とを特徴とする。
【0016】また、第4発明に係る油冷式圧縮機用の吸
音式サイレンサ−の構成は、油冷式圧縮機から吐出され
る油と水分とからなる混合液を含む吐出ガスから混合液
を分離してこれを溜める油回収容器に油冷式圧縮機が内
設され、該油回収容器の内壁に、該油回収容器の長手方
向に沿う所定の切欠を設けた吸音材を付設すると共に、
該切欠を油回収容器の下部側にしたことを特徴とする。
音式サイレンサ−の構成は、油冷式圧縮機から吐出され
る油と水分とからなる混合液を含む吐出ガスから混合液
を分離してこれを溜める油回収容器に油冷式圧縮機が内
設され、該油回収容器の内壁に、該油回収容器の長手方
向に沿う所定の切欠を設けた吸音材を付設すると共に、
該切欠を油回収容器の下部側にしたことを特徴とする。
【0017】
【作用】先ず、第1発明乃至第3発明に係る油冷式圧縮
機用の吸音式サイレンサ−によれば、吸音式サイレンサ
−のケ−スの内壁に付設される吸音材に、このケ−スの
長手方向に沿う所定の切欠を設け、この切欠をケ−スの
下部側にしてなる構成としているので、この切欠が混合
液の流れる流路となる。
機用の吸音式サイレンサ−によれば、吸音式サイレンサ
−のケ−スの内壁に付設される吸音材に、このケ−スの
長手方向に沿う所定の切欠を設け、この切欠をケ−スの
下部側にしてなる構成としているので、この切欠が混合
液の流れる流路となる。
【0018】また、第4発明に係る油冷式圧縮機用の吸
音式サイレンサ−によれば、油回収容器の内壁に、該油
回収容器の長手方向に沿う所定の切欠を設けた吸音材を
付設すると共に、該切欠を油回収容器の下部側にしてな
る構成としているので、この切欠部分が混合液溜まりと
なる。
音式サイレンサ−によれば、油回収容器の内壁に、該油
回収容器の長手方向に沿う所定の切欠を設けた吸音材を
付設すると共に、該切欠を油回収容器の下部側にしてな
る構成としているので、この切欠部分が混合液溜まりと
なる。
【0019】
【実施例】本発明に係る吸音式サイレンサ−の実施例を
、図1乃至図5を参照しながら、従来と同一のもの並び
に同一機能を有するものを同一符号を以て説明する。
、図1乃至図5を参照しながら、従来と同一のもの並び
に同一機能を有するものを同一符号を以て説明する。
【0020】第1実施例この第1実施例にかかる吸音式
サイレンサ−を、その模式的側面断面図の図1と、図1
のA−A線断面図の図2と、燃料圧縮機のロ−タ回転数
に対する騒音レベル関係線図の図3とを参照しながら以
下に説明する。この実施例に係る吸音式サイレンサ−1
の構成は、円筒状のケ−ス2とこれに内設される吸音材
とからなっている。より詳しくは、円筒状の上記ケ−ス
2は、円筒体2aの一端側に、この円筒体2aの径方向
の中心をとおる中心線と同心に、孔付蓋板2bを介して
入口管2cが接続されている。
サイレンサ−を、その模式的側面断面図の図1と、図1
のA−A線断面図の図2と、燃料圧縮機のロ−タ回転数
に対する騒音レベル関係線図の図3とを参照しながら以
下に説明する。この実施例に係る吸音式サイレンサ−1
の構成は、円筒状のケ−ス2とこれに内設される吸音材
とからなっている。より詳しくは、円筒状の上記ケ−ス
2は、円筒体2aの一端側に、この円筒体2aの径方向
の中心をとおる中心線と同心に、孔付蓋板2bを介して
入口管2cが接続されている。
【0021】また、他端側に閉塞板2dが設けられると
共に、この閉塞板2dの近接した位置において、円筒体
2aと直交する方向に出口管2eが突設され、これら両
管2cと2eの先端にはそれぞれ吐出管を接続するため
の接続フランジ2hが固着されている。
共に、この閉塞板2dの近接した位置において、円筒体
2aと直交する方向に出口管2eが突設され、これら両
管2cと2eの先端にはそれぞれ吐出管を接続するため
の接続フランジ2hが固着されている。
【0022】一方、上記出口管2eの接続部位の出口開
口部を除くケ−ス2の内周面には、後述する構成になる
筒状の吸音材3が、また閉塞板2dの内面には円盤状の
吸音材4がそれぞれ固着されてなる構成になっている。
口部を除くケ−ス2の内周面には、後述する構成になる
筒状の吸音材3が、また閉塞板2dの内面には円盤状の
吸音材4がそれぞれ固着されてなる構成になっている。
【0023】上記筒状の吸音材3は、円筒状に形成され
ると共にその周方向の一部に長手方向に沿う所定の切欠
3aを設けた構成になっており、そしてこの切欠3aを
ケ−ス2の下部内周面側にしてケ−ス2に収容されてい
る。 つまり、この切欠3aとケ−ス2の下部内周面とによっ
て、混合液Wが流れる流路が形成されることとなる。な
お、吸音材3,4の材質としては、例えば周知のスチ−
ルウ−ルが好ましい。
ると共にその周方向の一部に長手方向に沿う所定の切欠
3aを設けた構成になっており、そしてこの切欠3aを
ケ−ス2の下部内周面側にしてケ−ス2に収容されてい
る。 つまり、この切欠3aとケ−ス2の下部内周面とによっ
て、混合液Wが流れる流路が形成されることとなる。な
お、吸音材3,4の材質としては、例えば周知のスチ−
ルウ−ルが好ましい。
【0024】以下、上記した構成になる吸音式サイレン
サ−1の作用態様を説明すると、油冷式圧縮機の作動に
より吐出口から圧縮ガスの他、油と水分とからなる混合
液Wが吐出されると、圧縮ガスは筒状の吸音材3の内側
をとおり、混合液Wは上記切欠3aとケ−ス2の下部内
周面とによって形成される流路をとおって流される。
サ−1の作用態様を説明すると、油冷式圧縮機の作動に
より吐出口から圧縮ガスの他、油と水分とからなる混合
液Wが吐出されると、圧縮ガスは筒状の吸音材3の内側
をとおり、混合液Wは上記切欠3aとケ−ス2の下部内
周面とによって形成される流路をとおって流される。
【0025】このように、油冷式圧縮機の吐出口から吐
出される混合液が流路を流れされるので、混合液が吸音
材の内側を直接流される従来の場合に比較して、吸音材
3の混合液の吸収量を減少させることができるようにな
り、所期の吸音効果を継続させることができた。
出される混合液が流路を流れされるので、混合液が吸音
材の内側を直接流される従来の場合に比較して、吸音材
3の混合液の吸収量を減少させることができるようにな
り、所期の吸音効果を継続させることができた。
【0026】因みに、上記した実施例に係る吸音式サイ
レンサ−1と油回収容器とを一体化してなる構成のもの
を、ガスタ−ビンコ−ジェネレ−ションシステム(以下
、コ−ジェネシステムという)のガスタ−ビンに対して
、圧縮した燃料を供給する燃料圧縮機に適用した場合に
おけるこの吸音式サイレンサ−1の騒音防止効果例につ
いて以下に説明する。
レンサ−1と油回収容器とを一体化してなる構成のもの
を、ガスタ−ビンコ−ジェネレ−ションシステム(以下
、コ−ジェネシステムという)のガスタ−ビンに対して
、圧縮した燃料を供給する燃料圧縮機に適用した場合に
おけるこの吸音式サイレンサ−1の騒音防止効果例につ
いて以下に説明する。
【0027】コ−ジェネシステムは通常都市部に設置さ
れるため、燃料圧縮機に対しても一般に燃料圧縮機から
1m離れた位置では85dB(A) 以下の騒音レベル
が要求されている。ところが、従来では騒音レベルが8
5〜95dB(A) であるため、燃料圧縮機の全体を
防音カバ−によって覆うという騒音レベル低下手段によ
っていた。
れるため、燃料圧縮機に対しても一般に燃料圧縮機から
1m離れた位置では85dB(A) 以下の騒音レベル
が要求されている。ところが、従来では騒音レベルが8
5〜95dB(A) であるため、燃料圧縮機の全体を
防音カバ−によって覆うという騒音レベル低下手段によ
っていた。
【0028】しかしながら、このような騒音レベル低下
手段による場合には、メインテナンスや占有スペ−スの
面で不利な上、換気扇、ガス探知器、火災検知器を付設
しなければならずシステム自体が極めて複雑になるとい
う欠点を持っていた。そこで上記のような欠点を改善す
るために、燃料圧縮機に吸音式サイレンサ−1と油回収
器とを一体化してなるものを採用したところ、縦軸に騒
音レベル(単位:dB(A) )をとり、横軸に燃料圧
縮機のロ−タの回転数(単位:rpm)をとった図3に
示すような結果を得た。
手段による場合には、メインテナンスや占有スペ−スの
面で不利な上、換気扇、ガス探知器、火災検知器を付設
しなければならずシステム自体が極めて複雑になるとい
う欠点を持っていた。そこで上記のような欠点を改善す
るために、燃料圧縮機に吸音式サイレンサ−1と油回収
器とを一体化してなるものを採用したところ、縦軸に騒
音レベル(単位:dB(A) )をとり、横軸に燃料圧
縮機のロ−タの回転数(単位:rpm)をとった図3に
示すような結果を得た。
【0029】即ち、同図によれば、燃料圧縮機のロ−タ
の回転数が5000rpm以下では85dB(A) 以
下の騒音レベルになっており、長期にわたるその騒音防
止効果は勿論のこと、システム自体の簡略化に対しても
大いに寄与し得ることを確認した。
の回転数が5000rpm以下では85dB(A) 以
下の騒音レベルになっており、長期にわたるその騒音防
止効果は勿論のこと、システム自体の簡略化に対しても
大いに寄与し得ることを確認した。
【0030】第2実施例この第2実施例を、第1実施例
と構成上相違する点についてだけ、その側面断面図の図
4を参照しながら以下に説明する。即ち、この実施例に
なる吸音式サイレンサ−1は、第1実施例の吸音式サイ
レンサ−と略同構成であって、ケ−ス2に油冷式圧縮機
10が内設されると共に、油冷式圧縮機10が内設され
てなるケ−ス2が油回収容器12に内蔵されてなる構成
になっている。
と構成上相違する点についてだけ、その側面断面図の図
4を参照しながら以下に説明する。即ち、この実施例に
なる吸音式サイレンサ−1は、第1実施例の吸音式サイ
レンサ−と略同構成であって、ケ−ス2に油冷式圧縮機
10が内設されると共に、油冷式圧縮機10が内設され
てなるケ−ス2が油回収容器12に内蔵されてなる構成
になっている。
【0031】故に、油冷式圧縮機10から圧縮ガスと共
に吐出された混合液Wは、筒状の吸音材3の切欠3aを
流れるので、吸音材3に吸収される混合液Wの吸収量が
少なくなる。しかも、騒音源である油冷式圧縮機10が
吸音式サイレンサ−1に内設される他、吸音式サイレン
サ−1それ自体が油回収容器12に内設されているので
、第1実施例よりも低騒音化にとって有利になるという
効果がある。しかしながら、油冷式圧縮機10が中・大
型の場合には、吸音式サイレンサ−1を始め油回収容器
12が極めて大型にならざるを得ないので、油冷式圧縮
機10が小型の場合に限られる。
に吐出された混合液Wは、筒状の吸音材3の切欠3aを
流れるので、吸音材3に吸収される混合液Wの吸収量が
少なくなる。しかも、騒音源である油冷式圧縮機10が
吸音式サイレンサ−1に内設される他、吸音式サイレン
サ−1それ自体が油回収容器12に内設されているので
、第1実施例よりも低騒音化にとって有利になるという
効果がある。しかしながら、油冷式圧縮機10が中・大
型の場合には、吸音式サイレンサ−1を始め油回収容器
12が極めて大型にならざるを得ないので、油冷式圧縮
機10が小型の場合に限られる。
【0032】第3実施例この第3実施例を、その側面断
面図の図5を参照しながら説明する。即ち、この実施例
の吸音式サイレンサ−1は、油回収容器12の内壁に、
第1実施例の吸音式サイレンサ−のケ−スの内壁に付設
したものと同構成になる筒状の吸音材3と円板状の吸音
材4とが付設されると共に、これらの吸音材3と4とを
備えた油回収容器12に油冷式圧縮機10が内蔵されて
なる構成になっている。
面図の図5を参照しながら説明する。即ち、この実施例
の吸音式サイレンサ−1は、油回収容器12の内壁に、
第1実施例の吸音式サイレンサ−のケ−スの内壁に付設
したものと同構成になる筒状の吸音材3と円板状の吸音
材4とが付設されると共に、これらの吸音材3と4とを
備えた油回収容器12に油冷式圧縮機10が内蔵されて
なる構成になっている。
【0033】故に、油冷式圧縮機10から吐出された混
合液Wは油回収容器12の筒状の吸音材3の切欠3aに
溜まるので、吸音材3に吸収される混合液Wの吸収量が
少なくなるから、上記第2実施例と略同効である。但し
、この場合も油冷式圧縮機10が中・大型の場合には油
回収容器12が極めて大型になるので、油冷式圧縮機1
0が小型の場合に限られる。
合液Wは油回収容器12の筒状の吸音材3の切欠3aに
溜まるので、吸音材3に吸収される混合液Wの吸収量が
少なくなるから、上記第2実施例と略同効である。但し
、この場合も油冷式圧縮機10が中・大型の場合には油
回収容器12が極めて大型になるので、油冷式圧縮機1
0が小型の場合に限られる。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の第1乃至
第3発明に係る油冷式圧縮機用の吸音式サイレンサ−に
よれば、吸音式サイレンサ−のケ−スの胴部に内設され
る吸音材の長手方向に所定の切欠をケ−スの下部側に設
けた構成としているので、この切欠の間が混合液の流路
となる。
第3発明に係る油冷式圧縮機用の吸音式サイレンサ−に
よれば、吸音式サイレンサ−のケ−スの胴部に内設され
る吸音材の長手方向に所定の切欠をケ−スの下部側に設
けた構成としているので、この切欠の間が混合液の流路
となる。
【0035】また、第4発明に係る油冷式圧縮機用の吸
音式サイレンサ−によれば、油回収容器の内壁に、該油
回収容器の長手方向に沿う所定の切欠を設けた吸音材を
付設すると共に、該切欠を油回収容器の下部側にしてな
る構成としているので、この切欠の間が混合液溜まりと
なる。
音式サイレンサ−によれば、油回収容器の内壁に、該油
回収容器の長手方向に沿う所定の切欠を設けた吸音材を
付設すると共に、該切欠を油回収容器の下部側にしてな
る構成としているので、この切欠の間が混合液溜まりと
なる。
【0036】故に、従来の吸音式サイレンサ−のように
、吸音材により混合液が吸収されるようなことが少なく
なり、その吸音効果の低下程度を大幅に抑制することが
できるようになったので、油冷式圧縮機の安定的な騒音
防止に対して極めて多大な効果を期待することができる
。
、吸音材により混合液が吸収されるようなことが少なく
なり、その吸音効果の低下程度を大幅に抑制することが
できるようになったので、油冷式圧縮機の安定的な騒音
防止に対して極めて多大な効果を期待することができる
。
【図1】本発明の第1実施例に係る吸音式サイレンサ−
の模式的側面断面図である。
の模式的側面断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】コ−ジェネシステムに用いる燃料圧縮機のロ−
タの回転数に対する騒音レベル関係線図である。
タの回転数に対する騒音レベル関係線図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る油回収容器内蔵型の
吸音式サイレンサ−の側面断面図である。
吸音式サイレンサ−の側面断面図である。
【図5】本発明の第3実施例に係る油冷式圧縮機内蔵型
の吸音式サイレンサ−の側面断面図である。
の吸音式サイレンサ−の側面断面図である。
【図6】従来例に係るサイレンサ−の模式的介装状況説
明図である。
明図である。
【図7】従来例に係る拡張音式サイレンサ−の側面断面
図である。
図である。
【図8】従来例に係る油冷式圧縮機内蔵型の油回収容器
の側面断面図である。
の側面断面図である。
1:吸音式サイレンサ− 2:ケ−ス
2a:円筒体 2b:孔付蓋板 2c:入口管
2d:閉塞板 2e:出口管 3:円筒状
の吸音材 3a:切欠 4:円盤状の吸音材 10:油冷式圧縮機
11:吐出管 12:油回収容器 13:ガス出口
管 W:混合液
2a:円筒体 2b:孔付蓋板 2c:入口管
2d:閉塞板 2e:出口管 3:円筒状
の吸音材 3a:切欠 4:円盤状の吸音材 10:油冷式圧縮機
11:吐出管 12:油回収容器 13:ガス出口
管 W:混合液
Claims (4)
- 【請求項1】筒状のケ−スの内壁に吸音材が付設され、
かつ内部に油と水分とからなる混合液を含む吐出ガスが
とおされる油冷式スクリュ圧縮機用の吸音式サイレンサ
−において、前記ケ−スの内壁に付設される吸音材に、
該ケ−スの長手方向に沿う所定の切欠をケ−スの下部側
に設けたことを特徴とする油冷式スクリュ圧縮機用の吸
音式サイレンサ−。 - 【請求項2】油冷式スクリュ圧縮機の吐出口から、ガス
排出口を備えた油回収容器に連通する吐出管の途中に介
装されることを特徴とする特許請求項第1記載の油冷式
スクリュ圧縮機用の吸音式サイレンサ−。 - 【請求項3】油冷式スクリュ圧縮機が収容されると共に
、油回収容器に内設されてなることを特徴とする特許請
求項第1記載の油冷式スクリュ圧縮機用の吸音式サイレ
ンサ−。 - 【請求項4】油冷式スクリュ圧縮機から吐出される油と
水分とからなる混合液を含む吐出ガスから混合液を分離
してこれを溜める油回収容器に油冷式スクリュ圧縮機が
内設され、該油回収容器の内壁に、該油回収容器の長手
方向に沿う所定の切欠を設けた吸音材を付設すると共に
、該切欠を油回収容器の下部側にしたことを特徴とする
油冷式スクリュ圧縮機用の吸音式サイレンサ−。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2408624A JP2625264B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 油冷式スクリュ圧縮機用の吸音式サイレンサー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2408624A JP2625264B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 油冷式スクリュ圧縮機用の吸音式サイレンサー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04231692A true JPH04231692A (ja) | 1992-08-20 |
JP2625264B2 JP2625264B2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=18518056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2408624A Expired - Lifetime JP2625264B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 油冷式スクリュ圧縮機用の吸音式サイレンサー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2625264B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105241050A (zh) * | 2015-11-03 | 2016-01-13 | 维克(天津)有限公司 | 一种多腔体空调消音器 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5263703U (ja) * | 1975-11-07 | 1977-05-11 | ||
JPH02124296U (ja) * | 1989-03-24 | 1990-10-12 |
-
1990
- 1990-12-28 JP JP2408624A patent/JP2625264B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5263703U (ja) * | 1975-11-07 | 1977-05-11 | ||
JPH02124296U (ja) * | 1989-03-24 | 1990-10-12 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105241050A (zh) * | 2015-11-03 | 2016-01-13 | 维克(天津)有限公司 | 一种多腔体空调消音器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2625264B2 (ja) | 1997-07-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970212 |