JP2625264B2 - 油冷式スクリュ圧縮機用の吸音式サイレンサー - Google Patents

油冷式スクリュ圧縮機用の吸音式サイレンサー

Info

Publication number
JP2625264B2
JP2625264B2 JP2408624A JP40862490A JP2625264B2 JP 2625264 B2 JP2625264 B2 JP 2625264B2 JP 2408624 A JP2408624 A JP 2408624A JP 40862490 A JP40862490 A JP 40862490A JP 2625264 B2 JP2625264 B2 JP 2625264B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
sound absorbing
silencer
sound
recovery container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2408624A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04231692A (ja
Inventor
敬織 大浜
博 尾崎
雅晴 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2408624A priority Critical patent/JP2625264B2/ja
Publication of JPH04231692A publication Critical patent/JPH04231692A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2625264B2 publication Critical patent/JP2625264B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吸音式サイレンサーの改
良に係り、より詳しくは油と水分とからなる混合液を含
む吐出ガスの騒音を消音する油冷式スクリュ圧縮機用の
吸音式サイレンサーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、油冷式スクリュ圧縮機
(以下、油冷式圧縮機という)のうち中型以上の圧縮機
では、吐出される圧縮ガスの低騒音化を図るために、圧
縮ガスの吐出管の途中に以下に説明する構成になるサイ
レンサーが介装されている。
【0003】このようなサイレンサーの介装状況を、そ
の模式的介装状況説明図の図を参照しながら説明する
と、図に示す符号10は、電動機Mにより駆動される油
冷式圧縮機であって、この油冷式圧縮機10の吐出口10a
は後述する構成になるサイレンサー1が介装されてなる
吐出管11を介して、その上部にガス出口管13が接続され
ている油回収容器12に連通している。
【0004】ところで、サイレンサーには2種類の形式
のサイレンサー、つまり拡張音式サイレンサーと吸音式
サイレンサーとがあるが、上記のような吐出ガスと共に
油と水分とからなる混合液がとおされる用途には、後述
する理由により前者の拡張音式サイレンサーが使用され
ている。
【0005】前者の拡張音式サイレンサー1を、その断
面構成説明図の図を参照しながら説明すると、符号2
はケースであって、このケース2は円筒体2aの一端側に
孔付蓋板2bを介し、また他端側に孔付蓋板2dを介して、
この円筒体2aの径方向の中心をとおる中心線と同心に、
その先端のそれぞれに吐出管11が接続される接続フラン
ジ2hを有してなる入口管2cと出口管2eとが固着されてな
り、さらにこのケース2の入口管2cと出口管2eの間に、
円筒体2aの長手方向の軸心と同心の内設管2fが固着され
てなる円盤状の区切板2gが内設されてなる構成になって
いる。
【0006】故に、油冷式圧縮機10の作動により吐出口
10a から圧縮ガスの他、油と水分とからなる混合液Wが
吐出されるが、何れもサイレンサー1の内部をとおり、
混合液は油回収容器12で回収され、圧縮ガスのみがガス
出口管13から排出される。
【0007】ところで、後者の吸音式サイレンサーは、
図示省略しているが、図において示した上記拡張音式
サイレンサーの構成のうち、内設管2fが固着されてなる
円盤状の区切板2gがない代わりに、上記出口管2eの接続
部位の出口開口部を除くケース2の内周面に筒状の吸音
材3が、また閉塞板2dの内面には円盤状の吸音材4が夫
々固着されてなる構成になるものである。
【0008】故に、これら吸音材3と4とに混合液Wが
吸収されてしまう結果、防音効果が急激に低下してしま
うので、通常のガスのみがとおされる用途に対しては吸
音性能が優れているにも係わらず採用されていない。
【0009】また、油冷式圧縮機内蔵型の油回収容器の
側面断面図の図に示すように、図において示した吐
出管やサイレンサーが設けられておらず、小型の油冷式
圧縮機10がそのまま油回収容器12に内蔵されてなる構成
のものもある。従って、油冷式圧縮機10の低騒音化に対
しては不十分であるが、この油回収容器12にサイレンサ
ーとしての一翼を担わせるようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記拡張音
式サイレンサーは減音周波数範囲が決まっており、この
範囲以外の騒音に対する減音性能が劣るため、負荷変動
に伴う電動機のスリップに基づく油冷式圧縮機の回転数
変動やインバータによる油冷式圧縮機の回転数変動によ
り拡張音式サイレンサーの減音効果が低下してしまうと
いう解決すべき課題があった。
【0011】上記したように、低騒音化には吸音式サイ
レンサーの方が拡張音式サイレンサーよりも優れている
が、吸音式サイレンサーは吸音材が内設されているが故
に、これに混合液が吸収されて吸音効果が低下するので
この吸音式サイレンサーを採用することができず、拡張
音式サイレンサーを採用せざるを得なかった。
【0012】従って、本発明は、吸音材による混合液の
吸収量を減少させることにより、吸音効果の低下程度を
抑制することのできる油冷式圧縮機用の吸音式サイレン
サーの提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した実情に
鑑みてなされたものであって、従って本発明に係る油冷
式圧縮機用の吸音式サイレンサーの構成は、油冷式スク
リュ圧縮機から吐出される油と水分とからなる混合液を
含む吐出ガスから混合液を分離してこれを溜める油回収
容器に油冷式スクリュ圧縮機が内設され、該油回収容器
の内側に、前記油冷式スクリュ圧縮機を囲み、前記油回
収容器の長手方向に沿う所定の切欠を設けた吸音材を配
設すると共に、該切欠を油回収容器の下部側にしたこと
を特徴とする。
【0014】
【作用】本発明に係る油冷式圧縮機用の吸音式サイレン
サーによれば、油回収容器の内側に、前記油冷式スクリ
ュ圧縮機を囲み、前記油回収容器の長手方向に沿う所定
の切欠を設けた吸音材を配設すると共に、該切欠を油回
収容器の下部側にしてなる構成としているので、この切
欠部分が混合液溜まりとなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例に係る吸音式サイレン
サーを、図1(a)と図1(b)と図2とを参照しなが
ら、従来例と同一のもの並びに同一機能を有するものを
同一符号を以て説明する。
【0016】第1実施例 第1実施例に係る吸音式サイレンサーを、その側面断面
図の図1(a)と、その横断断面図の図1(b)とを参
照しながら以下に説明すると、本実施例になる吸音式サ
イレンサー1は、円筒体2aの一端側が閉塞板2dで閉塞さ
れてなるケース2と、このケース2の内側に固着される
後述する吸音材とから構成されている。 そして、このケ
ース2には電動機Mで駆動される油冷式圧縮機10が内設
されると共に、この油冷式圧縮機10が内設されてなるケ
ース2が油回収容器12に内蔵されている。なお、このケ
ース2の閉塞板2d側で下方に突出してなるものは混合液
Wと圧縮ガスとを排出する出口管2eである。
【0017】前記ケース2の円筒体2aには、円筒状に形
成されると共に、その周方向の一部に設けられてなる長
手方向に沿う所定の幅の切欠き3aを下側に向けた円筒状
の吸音材3が、またこのケース2の油冷式圧縮機10の端
面に相対する閉塞板2dの内面には円板状の吸音材4がそ
れぞれ固着されている。従って、図1(b)に示すよう
に、前記切欠き3aの相対する端面の間とケース2の下部
内周面とによって、混合液Wが流れる流路が形成される
こととなる。なお、吸音材3,4の材質としては、例え
ば周知のスチールウールが好ましい。
【0018】上記構成になる油冷式圧縮機内蔵型の吸音
式サイレンサー1の作用態様を説明すると、油冷式圧縮
機10から圧縮ガスと共に吐出された混合液Wは、円筒状
の吸音材3の切欠3aの端面の間とケース2の下部内周面
とによって形成される流路を流れるので、混合液が吸音
材の内側を直接流される従来の場合に比較して、吸音
3に吸収される混合液Wの吸収量が少なくなり、初期の
吸音効果を継続させることができる。 しかも、騒音源で
ある油冷式圧縮機10が吸音式サイレンサー1に内設され
る他、吸音式サイレンサー1それ自体が油回収容器12に
内設されているので、低騒音化にとってさらに有利にな
るという効果がある。 しかしながら、油冷式圧縮機10が
中・大型の場合には、吸音式サイレンサー1を始め油回
収容器12が極めて大型にならざるを得ないので、油冷式
圧縮機10が小型の場合に限られる。
【0019】第2実施例 第2実施例に係る吸音式サイレンサーを、その側面断面
図の図2を参照しながら、上記実施例と構成上相違する
点についてだけ以下に説明すると、本実施例の吸音式サ
イレンサー1は、油回収容器12の内壁に、第1実施例の
吸音式サイレンサーのケースの内壁に付設したものと同
構成になる円筒状の吸音材3と円板状の吸音材4とが付
設されると共に、これらの吸音材3と4とを備えた油回
収容器12に油冷式圧縮機10が内蔵されてなる構成になっ
ている。
【0020】故に、この実施例になる油冷式圧縮機内蔵
型の吸音式サイレンサーによれば、油冷式圧縮機10から
吐出された混合液Wは油回収容器12の筒状の吸音材3の
切欠3aに溜まるので、吸音材3に吸収される混合液Wの
吸収量が少なくなるから、上記第1実施例と略同効であ
る。 但し、この場合も油冷式圧縮機10が中・大型の場合
には油回収容器12が極めて大型になるので、油冷式圧縮
機10が小型の場合に限られる。
【0021】
【発明の効果】 以上詳述したように、本発明に係る油冷
式圧縮機用の吸音式サイレンサーによれば、油回収容器
の内壁に、該油回収容器の長手方向に沿う所定の切欠を
設けた吸音材を付設すると共に、該切欠を油回収容器の
下部側にしてなる構成としているので、この切欠の間が
混合液溜まりとなる。
【0022】故に、従来の吸音式サイレンサーのよう
に、吸音材により混合液が吸収されるようなことが少な
くなり、その吸音効果の低下程度を大幅に抑制すること
ができるようになったので、油冷式圧縮機の安定的な騒
音防止に対して極めて多大な効果を期待することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の第1実施例に係る油回収
容器内蔵型の吸音式サイレンサーの側面断面図、図1
(b)は吸音式サイレンサーの横断断面図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る油冷式圧縮機内蔵型
の吸音式サイレンサーの側面断面図である。
【図3】従来例に係るサイレンサーの模式的介装状況説
明図である。
【図4】従来例に係る拡張音式サイレンサーの側面断面
図である。
【図5】従来例に係る油冷式圧縮機内蔵型の油回収容器
の側面断面図である。
【符号の説明】
1:吸音式サイレンサー 2:ケース 2a:
円筒体 2d:閉塞板 2e:出口管 3:
円筒状の吸音材 3:円筒状の吸音材 3a:切欠 4:
円盤状の吸音材 10:油冷式圧縮機 12:油回収容器 W:
混合液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 雅晴 兵庫県姫路市神屋501 (56)参考文献 実開 平2−124296(JP,U) 実開 昭52−63703(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油冷式スクリュ圧縮機から吐出される油
    と水分とからなる混合液を含む吐出ガスから混合液を分
    離してこれを溜める油回収容器に油冷式スクリュ圧縮機
    が内設され、該油回収容器の内側に、前記油冷式スクリ
    ュ圧縮機を囲み、前記油回収容器の長手方向に沿う所定
    の切欠を設けた吸音材を配設すると共に、該切欠を油回
    収容器の下部側にしたことを特徴とする油冷式スクリュ
    圧縮機用の吸音式サイレンサー。
JP2408624A 1990-12-28 1990-12-28 油冷式スクリュ圧縮機用の吸音式サイレンサー Expired - Lifetime JP2625264B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2408624A JP2625264B2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 油冷式スクリュ圧縮機用の吸音式サイレンサー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2408624A JP2625264B2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 油冷式スクリュ圧縮機用の吸音式サイレンサー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04231692A JPH04231692A (ja) 1992-08-20
JP2625264B2 true JP2625264B2 (ja) 1997-07-02

Family

ID=18518056

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2408624A Expired - Lifetime JP2625264B2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 油冷式スクリュ圧縮機用の吸音式サイレンサー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2625264B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105241050A (zh) * 2015-11-03 2016-01-13 维克(天津)有限公司 一种多腔体空调消音器

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS564956Y2 (ja) * 1975-11-07 1981-02-03
JPH02124296U (ja) * 1989-03-24 1990-10-12

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04231692A (ja) 1992-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1305075C (en) Sound attenuating liquid-gas separator
US4914929A (en) Cooling unit including an evaporator and a vibration absorption mechanism therefor
US5341654A (en) Suction gas conduit
US5919030A (en) Electric fan
JP2625264B2 (ja) 油冷式スクリュ圧縮機用の吸音式サイレンサー
US5873261A (en) Accumulator for rotary compressor
WO1990014146A1 (en) Muffler for a compressed air driven motor
JPS601396A (ja) 低吐出脈動圧縮機
JP2000018184A (ja) ロータリコンプレッサ
JPH0979199A (ja) 電動送風機
JPH05133377A (ja) 密閉型圧縮機
JP2935815B2 (ja) 油冷式圧縮機の油分離器
JPS6282215A (ja) エンジン駆動熱ポンプの排気消音装置
JP2646720B2 (ja) ターボ冷凍機の消音装置
KR100236012B1 (ko) 진공청소기의 소음저감 장치
JP3425120B2 (ja) 過給機のサイレンサ
JPH0510281A (ja) 密閉形圧縮機
JP2756809B2 (ja) 水循環式スクロール圧縮機
JP2586485Y2 (ja) 消音器
JPH0460191A (ja) スクリュ圧縮機の消音構造
KR100999057B1 (ko) 차량용 배기 소음 장치
JP3239126B2 (ja) エアツールの消音装置
JP3116605B2 (ja) 密閉型電動圧縮機
KR0125793Y1 (ko) 송풍기용 흡입 소음기
JPS587048Y2 (ja) 密閉型圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970212