JPH04231510A - 半埋設カバー構体及びその構築方法 - Google Patents

半埋設カバー構体及びその構築方法

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JPH04231510A
JPH04231510A JP3177797A JP17779791A JPH04231510A JP H04231510 A JPH04231510 A JP H04231510A JP 3177797 A JP3177797 A JP 3177797A JP 17779791 A JP17779791 A JP 17779791A JP H04231510 A JPH04231510 A JP H04231510A
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    • E04B7/08Vaulted roofs
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01FADDITIONAL WORK, SUCH AS EQUIPPING ROADS OR THE CONSTRUCTION OF PLATFORMS, HELICOPTER LANDING STAGES, SIGNS, SNOW FENCES, OR THE LIKE
    • E01F7/00Devices affording protection against snow, sand drifts, side-wind effects, snowslides, avalanches or falling rocks; Anti-dazzle arrangements ; Sight-screens for roads, e.g. to mask accident site
    • E01F7/04Devices affording protection against snowslides, avalanches or falling rocks, e.g. avalanche preventing structures, galleries
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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、山斜面に建設するハイ
ウェイ又は鉄道軌道を保護するトンネルを形成する半埋
設構体及びこの構体を構築する方法に関するものである
【0002】
【従来の技術】不規則な地形では海岸際又は急勾配の地
点の麓、例えば、トンネルの出口における切り立った崖
下にハイウェイ又は鉄道軌道の地盤を形成することが必
要な場合がよくある。
【0003】このような構体は、主に、地滑り又はなだ
れからハイウェイを保護することを意図している。従っ
て、アップヒル側では中実の壁を構成し、地滑り又はな
だれを保持したり、頂面を通過させるようにすることが
できるカバーリングにこの中実の壁を結合する。他方ダ
ウンヒル側ではオリフィスを貫通させた壁又は一連の支
柱によりカバーリングを支持し、ハイウェイに自然光を
採光し、いたずらにトンネルを延長しないようにする。
【0004】カバーリングは、例えば、大きなブロック
の落下により生ずる極めて大きな衝撃を支えることがで
きなければならず、従って、アーチの形状にするのが好
適である。更に、衝撃を吸収することができる土盛りに
よりカバーすることが好適である。
【0005】しかし、このような構体は、地滑り又はな
だれにより生ずる大きな横方向力をも保持することがで
きなければならない。
【0006】このような構体は既知である。
【0007】例えば、米国特許第3,282,056 
号においては、波形のシートメタルにより形成して連結
部材により所定位置に保持しなければならない金属パネ
ルにより全体を構成した保護トンネルについて記載して
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようなパネルは、
補強コンクリート壁と同様の強度を有しておらず、特に
、腐食の危険性があり、耐久性に難点がある。従って、
補強コンクリート又はプレストレスコンクリートを使用
するのが好ましい。例えば、雑誌「ルート  エトサー
キュラチオン  ルーティエレ(Route et C
irculation Routi re) 」第6号
(1967年6月2日発行)には、アップヒル側の地面
にアーチ形のコンクリート壁埋め込み、ダウンヒル側の
一連の支柱上に休止させた保護トンネルについて記載し
ている。
【0009】スイス国特許第402,919 号には、
アップヒル側の岩壁にアンカー止めしたカバーリングス
ラブをダウンヒル側でなだれの通過により生ずる下向き
圧力を吸収する可動パネルを装備した壁上に休止させる
タイプのトンネルについて記載している。
【0010】これまで、このような構体は、型及びアー
チセンターを使用して現場で成形した補強コンクリート
による普通の技術を使用して構築していた。これらのプ
ロセスは、養生に比較的時間がかかり、比較的コストが
高価であった。
【0011】一般的に、山の多い地形では建設に適した
季節は極めて短い。更に、作業者及び設備は、建設中に
生ずることが予想される落石又は地滑りから完全には保
護されていない。
【0012】従って、本発明の目的は、極めて迅速にま
た完全に安全にこのような保護トンネルを構築すること
ができる新規なプロセスを使用してこれらの問題を解決
する半埋設カバー構体及びその構築方法を得るにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明は、長手方向軸線に沿って山の斜面に延在し
、アップヒル側が閉鎖しており、ダウンヒル側を開放し
ている地盤面を保護するためコンクリートにより構成し
、アップヒル側の中実の壁及びダウンヒル側の互いに離
して設けた一連の支柱上に支持したカバーリングを具え
る半埋設カバー構体において、全体を予成形クリート素
子により構成し、各カバー構体により長手方向軸線に沿
う断面部分をカバーし、各カバー構体を順次に隣接配置
して連続した構造にし、また各カバー構体は、上方カバ
ー素子と、2個の側方素子と3個の予成形素子により構
成し、上方カバー素子を前記2個の側方素子上に長手方
向関節連結部を介して支持し、前記2個の側方素子は、
中実の壁としてのアップヒル素子と、少なくとも2個の
支柱を有するダウンヒル素子とし、各側方素子には、素
子を地面に自立することができるようにする平面状の下
面を有する拡大壁脚の形式のベースと、前記カバー素子
の側方端縁の関節連結軸受のための長手方向部分を形成
するストリンガの形式の上方部分とを設けたことを特徴
とする。
【0014】更に、本発明は、長手方向軸線に沿って山
の斜面に延在する地盤面を保護するためコンクリートに
より構成し、アップヒル側の閉鎖した壁及びダウンヒル
側の互いに離して設けた一連の支柱上に支持したカバー
リングを具える半埋設カバー構体を構築する方法におい
て、拡大ベースと上方ストリンガとの間に延在する平面
状の壁を有するアップヒル側方素子、拡大ベースと上方
ストリンガとの間に延在する少なくとも1個の支柱を有
するダウンヒル側方素子、前記側方素子のストリンガの
上面に形成した長手方向整合部分に相互作用する長手方
向軸受部分を形成し、側方素子に対して関節連結軸受を
なすようにした互いに平行な2個の側方端縁間に延在す
る堅固なシェルにより構成した上方カバー素子の3種類
の予成形素子を前もって予成形工場で形成し、平坦にし
た地盤面の少なくとも一部を所要のレベルで形成し、ア
ップヒル側方素子、ダウンヒル側方素子、カバー素子よ
りなる少なくとも1個の構体を前記地盤面部分に順次に
配置することよりなることを特徴とする。
【0015】
【作用効果】本発明によれば、大きな寸法の極めて強度
の高い予成形素子を製造することができる最近の予成形
プロセスを使用する。特に、本発明の発明者は、既に、
ヨーロッパ特許第81,402号において、ダクトのよ
うな地中構体又はブリッジを、地溝の底部に予成形素子
を配置した後に土盛りでカバーすることによって構築す
る技術を提案した。
【0016】このような既知のプロセスでは側方素子は
、足場を必要としないで地面に自立することができる安
定化部分を有するベースを設け、内方に湾曲したアーチ
天井の形式の上方素子を側方素子により支持し、側方素
子に正接するよう側方素子に接合し、このアーチによっ
て加わる荷重を側方素子に伝達し、大きな表面にわたり
応力を分散させるようにしていた。
【0017】このようにヨーロッパ特許第81,402
号に記載の予成形素子は、接線方向に力を伝達すること
ができるが、ほぼ横方向の応力を保持することはできな
い。従って、半埋設構体を山斜面に構築するには補助手
段を使用しなければならない。
【0018】本発明の好適な実施例においては、各カバ
ー素子は、円筒形セクタの形式のシェルにより構成し、
このシェルの内輪に、円筒形の軸線に直交する平面上に
存在する少なくとも1個の横方向補強リブを設け、カバ
ー素子全体をほぼ変形しない堅固な一体成形体として構
成する。
【0019】この構成によれば、曲率のアーチ形状は側
方素子でも維持され、土盛り及び地滑りにより生ずる衝
撃の荷重をよりよく吸収することができ、リブにより得
られる剛性は、側方端縁間の間隔を維持し、またほぼ垂
直方向の荷重を、上方素子及び支持ストリンガの対向水
平面に形成した関節連結軸受を介して側方素子に伝達す
ることができる。
【0020】このような関節連結のトンネル入口構体は
、地滑り又はなだれにより生ずる横方向力によく耐える
ことができる。
【0021】しかし、カバー素子の側方端縁は、大きな
垂直力を受け、従って、補強できる構成にしなければな
らない。
【0022】このため、好適な実施例においては、各カ
バー素子には、互いに平行な2個の長手方向端縁に沿っ
て、側方素子の上方ストリンガ上に支持する2個の長手
方向ビームを設け、このビームの寸法及び補強は支持力
の関数として決定する。
【0023】更に、アップヒル側方素子は、カバー素子
の円筒形シェルに正接するように接合する内方湾曲壁に
より構成し、上端及び外輪の側面に三角形断面の拡大部
分を設け、この拡大部分には、関節軸受の対応部分を形
成する水平面を設けると好適である。
【0024】カバー素子を単に側方素子の上方ストリン
ガの頂部に載置するだけで、幅はストリンガの間隔に必
ずしも限定しない場合には、上方素子の少なくとも一方
の側には、対応の側方軸受端縁から片持状に突出し、円
筒形シェルの一部により構成したカバー延長部を設け、
上方素子及びカバー延長部の外輪間には軸線に直交する
少なくとも1個の補強リブを設けると好適である。
【0025】斜面のトップに近接配置した側方素子と天
然の地形との間の空間には、埋め立て材料で充填し、上
方素子の反対側の側方端縁が埋まるまで頂部土壌でカバ
ーすると好適である。
【0026】
【実施例】図1に示す構体は、2個の側方素子即ち、ア
ップヒル素子2及びダウンヒル素子3のそれぞれの素子
上に配置した上方素子1を有し、各素子2、3は、それ
ぞれ壁脚21、31を介して地面に支える。全ての素子
は補強した又はプレストレスを与えたコンクリートによ
り形成する。
【0027】この構成によれば、地面及び地盤構造にア
ンカーは不要であり、2個の側方素子2、3を地盤面4
に壁脚21、31により配置するだけでよく、これら壁
脚は、足場がなくても側方素子を直立させることができ
るように設ける。
【0028】上方(カバー)素子1は、長手方向軸線1
0を中心とする回転円筒体のセクタの形状のコンクリー
トシェル11により構成し、内輪11aには長手方向軸
線10に直交する平面上に存在する2個の横方向リブ1
2を設ける。更に、長手方向軸線10に平行な両側の側
方端縁に沿って、上方素子1に2個の長手方向補強ビー
ム51、52を設け、側方素子2、3の上方端部に形成
したストリンガ(梁受け縦材)22、32に、これらビ
ームを、関節運動可能な長手方向軸受部材5(5’) 
を介してそれぞれ支持する。
【0029】図面に示した実施例において、各アップヒ
ル側方素子2は、内方に湾曲し、ほぼ垂直方向に壁脚2
1から突出する中実の壁により形成する。
【0030】少なくとも上端における内方湾曲壁2の曲
率は、円筒形シェル即ち、上方素子1の曲率に等しくし
、素子1、2が互いに共通の接線を有して接合するよう
にする。
【0031】しかし、側方素子2が軸受5に加わる垂直
力を吸収することができるようにするため、素子2の上
端を外輪側で水平上面23を有する部分22を拡大し、
加わる力に耐えるに必要な補強材を配置できるようにし
、この上端がほぼ三角形断面の補強ストリンガをなすよ
うにする。
【0032】ストリンガ22は、側方素子2に一体構成
部材として成形するのが一般的である。しかし、素子2
の上端に載置又はシールした取り付け梁により構成する
こともできる。
【0033】各軸受部材5は、長手方向ビーム51、5
2及びストリンガ22、32の対向面にそれぞれ突出又
は窪ませて形成した2個の整合部分53、54により構
成する。
【0034】例えば、図示の実施例のように、カバー素
子1の長手方向ビーム51、52の各々の下面には、凸
状に湾曲する丸い輪郭のリブ53を設け、側方素子2(
3) のストリンガ22(32)の上面に形成した溝5
4にこのリブを掛合させる。
【0035】例えば、ネオプレンにより形成した封鎖細
条55(55’)を互いに圧着する2個の部分53、5
4間に配置すると好適である。
【0036】リブ12及び長手方向ビーム51、52に
より補強した上方素子1は、一体構成部材として成形し
た堅固でほぼ変形しない組立体として構成する。従って
、堤防に装填するときでも、上方素子1は、側方素子2
、3に対して、軸受部材5,5’の中心面P,P’を通
過する垂直方向の力のみを伝達する。
【0037】このようにして、構体全体は、壁脚21、
31に休止する関節連結坑口を形成し、この坑口は、地
滑り又はなだれの通過によって生ずる不慮の水平力に耐
えるよう設計することができ、これにより垂直力のみが
問題とされるようになる。
【0038】側方素子2の壁脚21の内側部分21aは
、支持面Pよりも内方に十分突出させ、素子に安定性を
与えるようにする。更に、壁脚21の外側部分21bは
、堤防に装填するときのスペード(基礎)効果によって
素子2の安定化に寄与するよう外方に相当突出させる。
【0039】素子2が内方に湾曲するときストリンガ2
2は、支持力を生ずる平面Pが外方にずれるように湾曲
させる。
【0040】カバー素子1は、側方素子2、3間の空間
を単にカバーするだけのものとすることがある。このと
き、長手方向ビーム51、52は、同一形状とする。し
かし、好適な実施例においては、上方素子1の一方の側
には、長手方向ビーム52から片持状に突出する内方湾
曲するシェル61により構成したカバー延長部6を設け
ることができる。シェル61は、シェル11と同一の半
径の円筒形セクタの形状とし、従って、2個のアーチの
ストリンガが、長手方向支持ビーム52に関して対称形
の組立体をなすようにする。
【0041】更に、長手方向軸線10に直交する1個又
はそれ以上の横方向リブ63を、外輪11b、61b間
の頂部に形成し、2個のアーチ11、61を互いに接合
する。このようにして、上方素子1は、補強した又はプ
レストレスを与えたコンクリートにより、アーチ11及
びその延長部6、リブ12、63、及び長手方向ビーム
51、52を有する一体ピースとして堅固な組立体を構
成する。円筒形シェル及びリブの寸法は、堅固かつ軽量
であり、自重及び限定した厚さの土手の重量により変形
せずに形状を維持することができるように決める。
【0042】側方素子3における上方素子の長手方向ビ
ーム52の長手方向軸受部材5’は、垂直平面P’に関
して対称になるようにし、長手方向ビーム32の上面3
3に溝54′を形成し、この長手方向ビーム32は、側
方素子2の長手方向ビーム22のように拡大する必要は
ない。
【0043】上述の構体は、図4に示すように、特に、
湾岸道路の建設に好適である。
【0044】予め成形した素子1、2、3は、有利にも
、建設現場から遠く離れた予成形工場で製造することが
できる。実際、長手方向寸法は、輸送するトラックトレ
ーラーの寸法によって制限される。2個のパラレルライ
ンを有するハイウェイは、山側に形成した地盤面40に
配置する。
【0045】トンネルを建設するためには、地滑りの危
険性を少なくするためできれば減少した長さで地盤面4
を形成した後、所定数のアップヒル素子2を整列させて
配置し、次にダウンヒル素子3を整列配置し、最後にカ
バー素子1を配置する。
【0046】地盤面4は斜面の頂部に近接する側を掘り
出すことができ、地質が許せば、アップヒル面41をほ
ぼ垂直にし、作業面積及び掘り出し材料の量を制限する
ことができる。実際、アップヒル素子2が所定位置に配
置した後には、地滑りは山斜面41と素子2との間に捕
捉されて作業員を地滑りの危険から保護することができ
る。 この保護能力は、壁2の内方湾曲形状によって一層向上
している。構体を所定長さにわたり建設したとき、シェ
ルタで遮蔽された状態でハイウェイを建設することがで
きる。
【0047】2レーンのハイウェイに関しては、ダウン
ヒル素子3を地盤面4のほぼ中心に配置する。しかし、
基礎がなく、荷重は壁脚31により分散されているため
、側方素子3は、狭いレーンの場合には、地盤面4のダ
ウンヒル端縁に極めて近接させて配置することができる
【0048】ハイウェイ46は、普通の方法で建設し、
壁脚21、31の内側部分が制限帯を構成したり、必要
に応じてサイドウォークを支持したりすることができる
ようにするとよい。
【0049】本発明は、上述の実施例に限定するもので
はなく、他の変更例も可能である。例えば、斜面のトッ
プに近接する側方素子2は、大地の圧力によりよく耐え
ることができるようにするため、またサイドウォークを
保護するため、内方に湾曲させると好適であるが、壁脚
21から垂直に突出する平面状の壁により構成すること
もできる。
【0050】種々の素子の寸法及び補強は、加わる圧力
に耐えることができるよう、また特に、上方素子1の自
重を過度に重くすることなく、所要の剛性をもたすこと
ができるよう欠点する。特に、図示のように、リブ12
の下面14は内方に湾曲させ、組立体を軽量化し、より
大きいクリアランスを生ずるようにする。しかし、用途
に応じて、例えば、住宅又は工場建物では、下面14を
水平にし、天井を配置しやすくすることができ、このと
きリブ12はより薄くなる。
【0051】ダクト、ライン及び種々の回路を通すため
のオリフィス15をリブ12に形成することもできる。
【0052】
【発明の効果】本発明による構体は、他の用途にも適用
でき、例えば、都市環境の騒音から遮音するための壁構
造に適用できる。この場合、堤防及び上方の土手の構造
は、騒音吸収効果のために、また美的観点からも残すよ
うにするとよい。
【0053】このタイプの構体は、半分埋設する建物の
構造にも適用でき、例えば、観光地のヒルサイドの建物
を風景によくマッチする庭でカバーし、また地滑り又は
雪崩から有効に保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による構体の断面図である。
【図2】図1のII−II線上の断面図である。
【図3】図1のIII−III 線上の断面図である。
【図4】平坦化し、踏み固めた地盤面の山斜面に建設す
るハイウェイの線図的断面図である。
【符号の説明】
1  上方素子 2  側方素子(アップヒル素子) 3  側方素子(ダウンヒル素子) 4  地盤面 5,5’長手方向軸受部材 6  カバー延長部 10  長手方向軸線 11  コンクリートシェル 12  横方向リブ 14  リブ下面 15  オリフィス 21,31 壁脚 22,32 ストリンガ(梁受け縦材)23  水平上
面 32  長手方向ビーム 33  ビーム上面 40  地盤面 41  山斜面 46  ハイウェイ 51,52 長手方向ビーム 53    リブ 54,54’溝 55,55’封鎖細条 61  シェル 63  横方向リブ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向軸線に沿って山の斜面に延在し、
    アップヒル側が閉鎖しており、ダウンヒル側を開放して
    いる地盤面を保護するためコンクリートにより構成し、
    アップヒル側の中実の壁及びダウンヒル側の互いに離し
    て設けた一連の支柱上に支持したカバーリングを具える
    半埋設カバー構体において、全体を予成形クリート素子
    により構成し、各カバー構体により長手方向軸線に沿う
    断面部分をカバーし、各カバー構体を順次に隣接配置し
    て連続した構造にし、また各カバー構体は、上方カバー
    素子と、2個の側方素子と3個の予成形素子により構成
    し、上方カバー素子を前記2個の側方素子上に長手方向
    関節連結部を介して支持し、前記2個の側方素子は、中
    実の壁としてのアップヒル素子と、少なくとも2個の支
    柱を有するダウンヒル素子とし、各側方素子には、素子
    を地面に自立することができるようにする平面状の下面
    を有する拡大壁脚の形式のベースと、前記カバー素子の
    側方端縁の関節連結軸受のための長手方向部分を形成す
    るストリンガの形式の上方部分とを設けたことを特徴と
    する半埋設カバー構体。
  2. 【請求項2】各カバー素子は、円筒形セクタの形式のシ
    ェルにより構成し、このシェルの内輪に、円筒形の軸線
    に直交する平面上に存在する少なくとも1個の横方向補
    強リブを設け、カバー素子全体をほぼ変形しない堅固な
    一体成形体として構成した請求項1記載の半埋設カバー
    構体。
  3. 【請求項3】各カバー素子には、互いに平行な2個の長
    手方向端縁に沿って、側方素子の上方ストリンガ上に支
    持する2個の長手方向ビームを設け、このビームの寸法
    及び補強は支持力の関数として決定する請求項1又は2
    記載の半埋設カバー構体。
  4. 【請求項4】前記関節連結長手方向軸受は、カバー素子
    の長手方向端縁及び側方素子の上方ストリンガの対向面
    にそれぞれ突出及び窪ませて形成した整合部分により構
    成した請求項1乃至3のうちのいずれか一項に記載の半
    埋設カバー構体。
  5. 【請求項5】アップヒル側方素子は、カバー素子の円筒
    形シェルに正接するように接合する内方湾曲壁により構
    成し、上端及び外輪の側面に三角形断面の拡大部分を設
    け、この拡大部分には、関節軸受の対応部分を形成する
    水平面を設けた請求項1又は2記載の半埋設カバー構体
  6. 【請求項6】上方素子(1)の少なくとも一方の側には
    、対応の側方軸受端縁から片持状に突出し、円筒形シェ
    ル(61)の一部により構成したカバー延長部(6) 
    を設け、上方素子及びカバー延長部の外輪(11b,6
    1b)間には軸線(10)に直交する少なくとも1個の
    補強リブ(63)を設けた請求項1乃至5のうちのいず
    れか一項に記載の半埋設カバー構体。
  7. 【請求項7】予成形素子の地盤面の長手方向軸線に平行
    な方向の寸法は、予成形工場から建設現場への輸送を可
    能にするため、ハイウェイ又は鉄道軌道上での車両間隔
    に制限した請求項1乃至6のうちのいずれか一項に記載
    の半埋設カバー構体。
  8. 【請求項8】斜面のトップに近接配置した側方素子(2
    ) と天然の地形(41)との間の空間(43)には、
    埋め立て材料(43)で充填し、上方素子(1) の反
    対側の側方端縁が埋まるまで頂部土壌(44)でカバー
    した請求項1乃至7のうちのいずれか一項に記載の半埋
    設カバー構体。
  9. 【請求項9】長手方向軸線に沿って山の斜面に延在する
    地盤面を保護するためコンクリートにより構成し、アッ
    プヒル側の閉鎖した壁及びダウンヒル側の互いに離して
    設けた一連の支柱上に支持したカバーリングを具える半
    埋設カバー構体を構築する方法において、拡大ベースと
    上方ストリンガとの間に延在する平面状の壁を有するア
    ップヒル側方素子、拡大ベースと上方ストリンガとの間
    に延在する少なくとも1個の支柱を有するダウンヒル側
    方素子、前記側方素子のストリンガの上面に形成した長
    手方向整合部分に相互作用する長手方向軸受部分を形成
    し、側方素子に対して関節連結軸受をなすようにした互
    いに平行な2個の側方端縁間に延在する堅固なシェルに
    より構成した上方カバー素子の3種類の予成形素子を前
    もって予成形工場で形成し、平坦にした地盤面の少なく
    とも一部を所要のレベルで形成し、アップヒル側方素子
    、ダウンヒル側方素子、カバー素子よりなる少なくとも
    1個の構体を前記地盤面部分に順次に配置することより
    なることを特徴とする半埋設カバー構体の構築方法。
  10. 【請求項10】前記構体は、地滑り又は雪崩から保護す
    る構造とした請求項1乃至8のうちのいずれか一項に記
    載の半埋設カバー構体。
  11. 【請求項11】前記構体は、半埋設建物とした請求項1
    乃至8のうちのいずれか一項に記載の半埋設カバー構体
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