JP2851953B2 - 半埋設カバー構体及びその構築方法 - Google Patents

半埋設カバー構体及びその構築方法

Info

Publication number
JP2851953B2
JP2851953B2 JP3177797A JP17779791A JP2851953B2 JP 2851953 B2 JP2851953 B2 JP 2851953B2 JP 3177797 A JP3177797 A JP 3177797A JP 17779791 A JP17779791 A JP 17779791A JP 2851953 B2 JP2851953 B2 JP 2851953B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
semi
lateral
buried
longitudinal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3177797A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04231510A (ja
Inventor
マティエール マルセル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=9397925&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2851953(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JPH04231510A publication Critical patent/JPH04231510A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2851953B2 publication Critical patent/JP2851953B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04BGENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
    • E04B7/00Roofs; Roof construction with regard to insulation
    • E04B7/08Vaulted roofs
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01FADDITIONAL WORK, SUCH AS EQUIPPING ROADS OR THE CONSTRUCTION OF PLATFORMS, HELICOPTER LANDING STAGES, SIGNS, SNOW FENCES, OR THE LIKE
    • E01F7/00Devices affording protection against snow, sand drifts, side-wind effects, snowslides, avalanches or falling rocks; Anti-dazzle arrangements ; Sight-screens for roads, e.g. to mask accident site
    • E01F7/04Devices affording protection against snowslides, avalanches or falling rocks, e.g. avalanche preventing structures, galleries
    • E01F7/045Devices specially adapted for protecting against falling rocks, e.g. galleries, nets, rock traps

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、山斜面に建設するハイ
ウェイ又は鉄道軌道を保護するトンネルを形成する半埋
設構体及びこの構体を構築する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】不規則な地形では海岸際又は急勾配の地
点の麓、例えば、トンネルの出口における切り立った崖
下にハイウェイ又は鉄道軌道の地盤を形成することが必
要な場合がよくある。
【0003】このような構体は、主に、地滑り又はなだ
れからハイウェイを保護することを意図している。従っ
て、アップヒル側では中実の壁を構成し、地滑り又はな
だれを保持したり、頂面を通過させるようにすることが
できるカバーリングにこの中実の壁を結合する。他方ダ
ウンヒル側ではオリフィスを貫通させた壁又は一連の支
柱によりカバーリングを支持し、ハイウェイに自然光を
採光し、いたずらにトンネルを延長しないようにする。
【0004】カバーリングは、例えば、大きなブロック
の落下により生ずる極めて大きな衝撃を支えることがで
きなければならず、従って、アーチの形状にするのが好
適である。更に、衝撃を吸収することができる土盛りに
よりカバーすることが好適である。
【0005】しかし、このような構体は、地滑り又はな
だれにより生ずる大きな横方向力をも保持することがで
きなければならない。
【0006】このような構体は既知である。
【0007】例えば、米国特許第3,282,056 号において
は、波形のシートメタルにより形成して連結部材により
所定位置に保持しなければならない金属パネルにより全
体を構成した保護トンネルについて記載している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようなパネルは、
補強コンクリート壁と同様の強度を有しておらず、特
に、腐食の危険性があり、耐久性に難点がある。従っ
て、補強コンクリート又はプレストレスコンクリートを
使用するのが好ましい。例えば、雑誌「ルート エトサ
ーキュラチオン ルーティエレ(Route et Circulation
Routi re) 」第6号(1967年6月2日発行)には、アッ
プヒル側の地面にアーチ形のコンクリート壁埋め込み、
ダウンヒル側の一連の支柱上に休止させた保護トンネル
について記載している。
【0009】スイス国特許第402,919 号には、アップヒ
ル側の岩壁にアンカー止めしたカバーリングスラブをダ
ウンヒル側でなだれの通過により生ずる下向き圧力を吸
収する可動パネルを装備した壁上に休止させるタイプの
トンネルについて記載している。
【0010】これまで、このような構体は、型及びアー
チセンターを使用して現場で成形した補強コンクリート
による普通の技術を使用して構築していた。これらのプ
ロセスは、養生に比較的時間がかかり、比較的コストが
高価であった。
【0011】一般的に、山の多い地形では建設に適した
季節は極めて短い。更に、作業者及び設備は、建設中に
生ずることが予想される落石又は地滑りから完全には保
護されていない。
【0012】従って、本発明の目的は、極めて迅速にま
た完全に安全にこのような保護トンネルを構築すること
ができる新規なプロセスを使用してこれらの問題を解決
する半埋設カバー構体及びその構築方法を得るにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明は、長手方向軸線に沿って山の斜面に延在
し、アップヒル側が閉鎖しており、ダウンヒル側を開放
している地盤面を保護するためコンクリートにより構成
し、アップヒル側の中実の壁及びダウンヒル側の互いに
離して設けた一連の支柱上に支持したカバーリングを具
える半埋設カバー構体において、全体を予成形クリート
素子により構成し、各カバー構体により長手方向軸線に
沿う断面部分をカバーし、各カバー構体を順次に隣接配
置して連続した構造にし、また各カバー構体は、上方カ
バー素子と、2個の側方素子と3個の予成形素子により
構成し、上方カバー素子を前記2個の側方素子上に長手
方向関節連結部を介して支持し、前記2個の側方素子
は、中実の壁としてのアップヒル素子と、少なくとも2
個の支柱を有するダウンヒル素子とし、各側方素子に
は、素子を地面に自立することができるようにする平面
状の下面を有する拡大壁脚の形式のベースと、前記カバ
ー素子の側方端縁の関節連結軸受のための長手方向部分
を形成するストリンガの形式の上方部分とを設けたこと
を特徴とする。
【0014】更に、本発明は、長手方向軸線に沿って山
の斜面に延在する地盤面を保護するためコンクリートに
より構成し、アップヒル側の閉鎖した壁及びダウンヒル
側の互いに離して設けた一連の支柱上に支持したカバー
リングを具える半埋設カバー構体を構築する方法におい
て、拡大ベースと上方ストリンガとの間に延在する平面
状の壁を有するアップヒル側方素子、拡大ベースと上方
ストリンガとの間に延在する少なくとも1個の支柱を有
するダウンヒル側方素子、前記側方素子のストリンガの
上面に形成した長手方向整合部分に相互作用する長手方
向軸受部分を形成し、側方素子に対して関節連結軸受を
なすようにした互いに平行な2個の側方端縁間に延在す
る堅固なシェルにより構成した上方カバー素子の3種類
の予成形素子を前もって予成形工場で形成し、平坦にし
た地盤面の少なくとも一部を所要のレベルで形成し、ア
ップヒル側方素子、ダウンヒル側方素子、カバー素子よ
りなる少なくとも1個の構体を前記地盤面部分に順次に
配置することよりなることを特徴とする。
【0015】
【作用効果】本発明によれば、大きな寸法の極めて強度
の高い予成形素子を製造することができる最近の予成形
プロセスを使用する。特に、本発明の発明者は、既に、
ヨーロッパ特許第81,402号において、ダクトのような地
中構体又はブリッジを、地溝の底部に予成形素子を配置
した後に土盛りでカバーすることによって構築する技術
を提案した。
【0016】このような既知のプロセスでは側方素子
は、足場を必要としないで地面に自立することができる
安定化部分を有するベースを設け、内方に湾曲したアー
チ天井の形式の上方素子を側方素子により支持し、側方
素子に正接するよう側方素子に接合し、このアーチによ
って加わる荷重を側方素子に伝達し、大きな表面にわた
り応力を分散させるようにしていた。
【0017】このようにヨーロッパ特許第81,402号に記
載の予成形素子は、接線方向に力を伝達することができ
るが、ほぼ横方向の応力を保持することはできない。従
って、半埋設構体を山斜面に構築するには補助手段を使
用しなければならない。
【0018】本発明の好適な実施例においては、各カバ
ー素子は、円筒形セクタの形式のシェルにより構成し、
このシェルの内輪に、円筒形の軸線に直交する平面上に
存在する少なくとも1個の横方向補強リブを設け、カバ
ー素子全体をほぼ変形しない堅固な一体成形体として構
成する。
【0019】この構成によれば、曲率のアーチ形状は側
方素子でも維持され、土盛り及び地滑りにより生ずる衝
撃の荷重をよりよく吸収することができ、リブにより得
られる剛性は、側方端縁間の間隔を維持し、またほぼ垂
直方向の荷重を、上方素子及び支持ストリンガの対向水
平面に形成した関節連結軸受を介して側方素子に伝達す
ることができる。
【0020】このような関節連結のトンネル入口構体
は、地滑り又はなだれにより生ずる横方向力によく耐え
ることができる。
【0021】しかし、カバー素子の側方端縁は、大きな
垂直力を受け、従って、補強できる構成にしなければな
らない。
【0022】このため、好適な実施例においては、各カ
バー素子には、互いに平行な2個の長手方向端縁に沿っ
て、側方素子の上方ストリンガ上に支持する2個の長手
方向ビームを設け、このビームの寸法及び補強は支持力
の関数として決定する。
【0023】更に、アップヒル側方素子は、カバー素子
の円筒形シェルに正接するように接合する内方湾曲壁に
より構成し、上端及び外輪の側面に三角形断面の拡大部
分を設け、この拡大部分には、関節軸受の対応部分を形
成する水平面を設けると好適である。
【0024】カバー素子を単に側方素子の上方ストリン
ガの頂部に載置するだけで、幅はストリンガの間隔に必
ずしも限定しない場合には、上方素子の少なくとも一方
の側には、対応の側方軸受端縁から片持状に突出し、円
筒形シェルの一部により構成したカバー延長部を設け、
上方素子及びカバー延長部の外輪間には軸線に直交する
少なくとも1個の補強リブを設けると好適である。
【0025】斜面のトップに近接配置した側方素子と天
然の地形との間の空間には、埋め立て材料で充填し、上
方素子の反対側の側方端縁が埋まるまで頂部土壌でカバ
ーすると好適である。
【0026】
【実施例】図1に示す構体は、2個の側方素子即ち、ア
ップヒル素子2及びダウンヒル素子3のそれぞれの素子
上に配置した上方素子1を有し、各素子2、3は、それ
ぞれ壁脚21、31を介して地面に支える。全ての素子は補
強した又はプレストレスを与えたコンクリートにより形
成する。
【0027】この構成によれば、地面及び地盤構造にア
ンカーは不要であり、2個の側方素子2、3を地盤面4
に壁脚21、31により配置するだけでよく、これら壁脚
は、足場がなくても側方素子を直立させることができる
ように設ける。
【0028】上方(カバー)素子1は、長手方向軸線10
を中心とする回転円筒体のセクタの形状のコンクリート
シェル11により構成し、内輪11aには長手方向軸線10に
直交する平面上に存在する2個の横方向リブ12を設け
る。更に、長手方向軸線10に平行な両側の側方端縁に沿
って、上方素子1に2個の長手方向補強ビーム51、52を
設け、側方素子2、3の上方端部に形成したストリンガ
(梁受け縦材)22、32に、これらビームを、関節運動可
能な長手方向軸受部材5(5') を介してそれぞれ支持す
る。
【0029】図面に示した実施例において、各アップヒ
ル側方素子2は、内方に湾曲し、ほぼ垂直方向に壁脚21
から突出する中実の壁により形成する。
【0030】少なくとも上端における内方湾曲壁2の曲
率は、円筒形シェル即ち、上方素子1の曲率に等しく
し、素子1、2が互いに共通の接線を有して接合するよ
うにする。
【0031】しかし、側方素子2が軸受5に加わる垂直
力を吸収することができるようにするため、素子2の上
端を外輪側で水平上面23を有する部分22を拡大し、加わ
る力に耐えるに必要な補強材を配置できるようにし、こ
の上端がほぼ三角形断面の補強ストリンガをなすように
する。
【0032】ストリンガ22は、側方素子2に一体構成部
材として成形するのが一般的である。しかし、素子2の
上端に載置又はシールした取り付け梁により構成するこ
ともできる。
【0033】各軸受部材5は、長手方向ビーム51、52及
びストリンガ22、32の対向面にそれぞれ突出又は窪ませ
て形成した2個の整合部分53、54により構成する。
【0034】例えば、図示の実施例のように、カバー素
子1の長手方向ビーム51、52の各々の下面には、凸状に
湾曲する丸い輪郭のリブ53を設け、側方素子2(3) のス
トリンガ22(32)の上面に形成した溝54にこのリブを掛合
させる。
【0035】例えば、ネオプレンにより形成した封鎖細
条55(55')を互いに圧着する2個の部分53、54間に配置
すると好適である。
【0036】リブ12及び長手方向ビーム51、52により補
強した上方素子1は、一体構成部材として成形した堅固
でほぼ変形しない組立体として構成する。従って、堤防
に装填するときでも、上方素子1は、側方素子2、3に
対して、軸受部材5,5'の中心面P,P'を通過する垂直方向
の力のみを伝達する。
【0037】このようにして、構体全体は、壁脚21、31
に休止する関節連結坑口を形成し、この坑口は、地滑り
又はなだれの通過によって生ずる不慮の水平力に耐える
よう設計することができ、これにより垂直力のみが問題
とされるようになる。
【0038】側方素子2の壁脚21の内側部分21aは、支
持面Pよりも内方に十分突出させ、素子に安定性を与え
るようにする。更に、壁脚21の外側部分21bは、堤防に
装填するときのスペード(基礎)効果によって素子2の
安定化に寄与するよう外方に相当突出させる。
【0039】素子2が内方に湾曲するときストリンガ22
は、支持力を生ずる平面Pが外方にずれるように湾曲さ
せる。
【0040】カバー素子1は、側方素子2、3間の空間
を単にカバーするだけのものとすることがある。このと
き、長手方向ビーム51、52は、同一形状とする。しか
し、好適な実施例においては、上方素子1の一方の側に
は、長手方向ビーム52から片持状に突出する内方湾曲す
るシェル61により構成したカバー延長部6を設けること
ができる。シェル61は、シェル11と同一の半径の円筒形
セクタの形状とし、従って、2個のアーチのストリンガ
が、長手方向支持ビーム52に関して対称形の組立体をな
すようにする。
【0041】更に、長手方向軸線10に直交する1個又は
それ以上の横方向リブ63を、外輪11b、61b間の頂部に
形成し、2個のアーチ11、61を互いに接合する。このよ
うにして、上方素子1は、補強した又はプレストレスを
与えたコンクリートにより、アーチ11及びその延長部
6、リブ12、63、及び長手方向ビーム51、52を有する一
体ピースとして堅固な組立体を構成する。円筒形シェル
及びリブの寸法は、堅固かつ軽量であり、自重及び限定
した厚さの土手の重量により変形せずに形状を維持する
ことができるように決める。
【0042】側方素子3における上方素子の長手方向ビ
ーム52の長手方向軸受部材5'は、垂直平面P'に関して対
称になるようにし、長手方向ビーム32の上面33に溝54′
を形成し、この長手方向ビーム32は、側方素子2の長手
方向ビーム22のように拡大する必要はない。
【0043】上述の構体は、図4に示すように、特に、
湾岸道路の建設に好適である。
【0044】予め成形した素子1、2、3は、有利に
も、建設現場から遠く離れた予成形工場で製造すること
ができる。実際、長手方向寸法は、輸送するトラックト
レーラーの寸法によって制限される。2個のパラレルラ
インを有するハイウェイは、山側に形成した地盤面40に
配置する。
【0045】トンネルを建設するためには、地滑りの危
険性を少なくするためできれば減少した長さで地盤面4
を形成した後、所定数のアップヒル素子2を整列させて
配置し、次にダウンヒル素子3を整列配置し、最後にカ
バー素子1を配置する。
【0046】地盤面4は斜面の頂部に近接する側を掘り
出すことができ、地質が許せば、アップヒル面41をほぼ
垂直にし、作業面積及び掘り出し材料の量を制限するこ
とができる。実際、アップヒル素子2が所定位置に配置
した後には、地滑りは山斜面41と素子2との間に捕捉さ
れて作業員を地滑りの危険から保護することができる。
この保護能力は、壁2の内方湾曲形状によって一層向上
している。構体を所定長さにわたり建設したとき、シェ
ルタで遮蔽された状態でハイウェイを建設することがで
きる。
【0047】2レーンのハイウェイに関しては、ダウン
ヒル素子3を地盤面4のほぼ中心に配置する。しかし、
基礎がなく、荷重は壁脚31により分散されているため、
側方素子3は、狭いレーンの場合には、地盤面4のダウ
ンヒル端縁に極めて近接させて配置することができる。
【0048】ハイウェイ46は、普通の方法で建設し、壁
脚21、31の内側部分が制限帯を構成したり、必要に応じ
てサイドウォークを支持したりすることができるように
するとよい。
【0049】本発明は、上述の実施例に限定するもので
はなく、他の変更例も可能である。例えば、斜面のトッ
プに近接する側方素子2は、大地の圧力によりよく耐え
ることができるようにするため、またサイドウォークを
保護するため、内方に湾曲させると好適であるが、壁脚
21から垂直に突出する平面状の壁により構成することも
できる。
【0050】種々の素子の寸法及び補強は、加わる圧力
に耐えることができるよう、また特に、上方素子1の自
重を過度に重くすることなく、所要の剛性をもたすこと
ができるよう欠点する。特に、図示のように、リブ12の
下面14は内方に湾曲させ、組立体を軽量化し、より大き
いクリアランスを生ずるようにする。しかし、用途に応
じて、例えば、住宅又は工場建物では、下面14を水平に
し、天井を配置しやすくすることができ、このときリブ
12はより薄くなる。
【0051】ダクト、ライン及び種々の回路を通すため
のオリフィス15をリブ12に形成することもできる。
【0052】
【発明の効果】本発明による構体は、他の用途にも適用
でき、例えば、都市環境の騒音から遮音するための壁構
造に適用できる。この場合、堤防及び上方の土手の構造
は、騒音吸収効果のために、また美的観点からも残すよ
うにするとよい。
【0053】このタイプの構体は、半分埋設する建物の
構造にも適用でき、例えば、観光地のヒルサイドの建物
を風景によくマッチする庭でカバーし、また地滑り又は
雪崩から有効に保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による構体の断面図である。
【図2】図1のII−II線上の断面図である。
【図3】図1のIII-III 線上の断面図である。
【図4】平坦化し、踏み固めた地盤面の山斜面に建設す
るハイウェイの線図的断面図である。
【符号の説明】
1 上方素子 2 側方素子(アップヒル素子) 3 側方素子(ダウンヒル素子) 4 地盤面 5,5'長手方向軸受部材 6 カバー延長部 10 長手方向軸線 11 コンクリートシェル 12 横方向リブ 14 リブ下面 15 オリフィス 21,31 壁脚 22,32 ストリンガ(梁受け縦材) 23 水平上面 32 長手方向ビーム 33 ビーム上面 40 地盤面 41 山斜面 46 ハイウェイ 51,52 長手方向ビーム 53 リブ 54,54'溝 55,55'封鎖細条 61 シェル 63 横方向リブ

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向軸線に沿って山の斜面に延在し、
    アップヒル側が閉鎖しており、ダウンヒル側を開放して
    いる地盤面を保護するためコンクリートにより構成し、
    アップヒル側の中実の壁及びダウンヒル側の互いに離し
    て設けた一連の支柱上に支持したカバーリングを具える
    半埋設カバー構体において、全体を予成形クリート素子
    により構成し、各カバー構体により長手方向軸線に沿う
    断面部分をカバーし、各カバー構体を順次に隣接配置し
    て連続した構造にし、また各カバー構体は、上方カバー
    素子と、2個の側方素子と3個の予成形素子により構成
    し、上方カバー素子を前記2個の側方素子上に長手方向
    関節連結部を介して支持し、前記2個の側方素子は、中
    実の壁としてのアップヒル素子と、少なくとも2個の支
    柱を有するダウンヒル素子とし、各側方素子には、素子
    を地面に自立することができるようにする平面状の下面
    を有する拡大壁脚の形式のベースと、前記カバー素子の
    側方端縁の関節連結軸受のための長手方向部分を形成す
    るストリンガの形式の上方部分とを設けたことを特徴と
    する半埋設カバー構体。
  2. 【請求項2】各カバー素子は、円筒形セクタの形式のシ
    ェルにより構成し、このシェルの内輪に、円筒形の軸線
    に直交する平面上に存在する少なくとも1個の横方向補
    強リブを設け、カバー素子全体をほぼ変形しない堅固な
    一体成形体として構成した請求項1記載の半埋設カバー
    構体。
  3. 【請求項3】各カバー素子には、互いに平行な2個の長
    手方向端縁に沿って、側方素子の上方ストリンガ上に支
    持する2個の長手方向ビームを設け、このビームの寸法
    及び補強は支持力の関数として決定する請求項1又は2
    記載の半埋設カバー構体。
  4. 【請求項4】前記関節連結長手方向軸受は、カバー素子
    の長手方向端縁及び側方素子の上方ストリンガの対向面
    にそれぞれ突出及び窪ませて形成した整合部分により構
    成した請求項1乃至3のうちのいずれか一項に記載の半
    埋設カバー構体。
  5. 【請求項5】アップヒル側方素子は、カバー素子の円筒
    形シェルに正接するように接合する内方湾曲壁により構
    成し、上端及び外輪の側面に三角形断面の拡大部分を設
    け、この拡大部分には、関節軸受の対応部分を形成する
    水平面を設けた請求項1又は2記載の半埋設カバー構
    体。
  6. 【請求項6】上方素子(1)の少なくとも一方の側に
    は、対応の側方軸受端縁から片持状に突出し、円筒形シ
    ェル(61)の一部により構成したカバー延長部(6) を設
    け、上方素子及びカバー延長部の外輪(11b,61b)間には
    軸線(10)に直交する少なくとも1個の補強リブ(63)を設
    けた請求項1乃至5のうちのいずれか一項に記載の半埋
    設カバー構体。
  7. 【請求項7】予成形素子の地盤面の長手方向軸線に平行
    な方向の寸法は、予成形工場から建設現場への輸送を可
    能にするため、ハイウェイ又は鉄道軌道上での車両間隔
    に制限した請求項1乃至6のうちのいずれか一項に記載
    の半埋設カバー構体。
  8. 【請求項8】斜面のトップに近接配置した側方素子(2)
    と天然の地形(41)との間の空間(43)には、埋め立て材料
    (43)で充填し、上方素子(1) の反対側の側方端縁が埋ま
    るまで頂部土壌(44)でカバーした請求項1乃至7のうち
    のいずれか一項に記載の半埋設カバー構体。
  9. 【請求項9】長手方向軸線に沿って山の斜面に延在する
    地盤面を保護するためコンクリートにより構成し、アッ
    プヒル側の閉鎖した壁及びダウンヒル側の互いに離して
    設けた一連の支柱上に支持したカバーリングを具える半
    埋設カバー構体を構築する方法において、拡大ベースと
    上方ストリンガとの間に延在する平面状の壁を有するア
    ップヒル側方素子、拡大ベースと上方ストリンガとの間
    に延在する少なくとも1個の支柱を有するダウンヒル側
    方素子、前記側方素子のストリンガの上面に形成した長
    手方向整合部分に相互作用する長手方向軸受部分を形成
    し、側方素子に対して関節連結軸受をなすようにした互
    いに平行な2個の側方端縁間に延在する堅固なシェルに
    より構成した上方カバー素子の3種類の予成形素子を前
    もって予成形工場で形成し、平坦にした地盤面の少なく
    とも一部を所要のレベルで形成し、アップヒル側方素
    子、ダウンヒル側方素子、カバー素子よりなる少なくと
    も1個の構体を前記地盤面部分に順次に配置することよ
    りなることを特徴とする半埋設カバー構体の構築方法。
  10. 【請求項10】前記構体は、地滑り又は雪崩から保護す
    る構造とした請求項1乃至8のうちのいずれか一項に記
    載の半埋設カバー構体。
  11. 【請求項11】前記構体は、半埋設建物とした請求項1
    乃至8のうちのいずれか一項に記載の半埋設カバー構
    体。
JP3177797A 1990-06-22 1991-06-24 半埋設カバー構体及びその構築方法 Expired - Lifetime JP2851953B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9007877A FR2663666B1 (fr) 1990-06-22 1990-06-22 Structure couverte en elements prefabriques.
FR9007877 1990-06-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04231510A JPH04231510A (ja) 1992-08-20
JP2851953B2 true JP2851953B2 (ja) 1999-01-27

Family

ID=9397925

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3177797A Expired - Lifetime JP2851953B2 (ja) 1990-06-22 1991-06-24 半埋設カバー構体及びその構築方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5199819A (ja)
EP (1) EP0463925B1 (ja)
JP (1) JP2851953B2 (ja)
AT (1) ATE126851T1 (ja)
CA (1) CA2044789C (ja)
DE (1) DE69112294D1 (ja)
ES (1) ES2075383T3 (ja)
FR (1) FR2663666B1 (ja)

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5590433A (en) * 1995-09-15 1997-01-07 Fricke; Obed M. Monolithic cast bridge
US5871307A (en) * 1996-03-15 1999-02-16 Trevi Icos Corporation Pre-cast concrete panel wall
FR2783540B1 (fr) * 1998-12-28 2000-12-15 Soc Civ D Brevets Matiere Ouvrage tubulaire
FR2783536B1 (fr) * 1998-09-22 2000-12-15 Soc Civ D Brevets Matiere Ouvrage tubulaire souterrain
DE69905479D1 (de) * 1998-09-22 2003-03-27 Ile De Brevets Matiere Aurilla Rohrförmige anlage
US6854928B2 (en) * 2002-01-30 2005-02-15 Con/Span Bridge Systems Ltd. Precast concrete culvert system
US7305798B1 (en) * 2002-04-25 2007-12-11 Bebo Of America Composite overfilled arch system
IL169878A (en) * 2005-07-26 2010-06-16 Ofer Naaman Method for tunnel construction
US7770250B2 (en) * 2008-01-22 2010-08-10 County Materials Corporation Flared leg precast concrete bridge system
US9546044B2 (en) 2008-02-06 2017-01-17 Oldcastle Precast, Inc. Method and apparatus for capturing, storing, and distributing storm water
US8113740B2 (en) * 2008-02-06 2012-02-14 Oldcastle Precast, Inc. Method and apparatus for capturing, storing, and distributing storm water
US8985897B2 (en) 2008-02-06 2015-03-24 Oldcastle Precast, Inc. Method and apparatus for capturing, storing, and distributing storm water
IT1392942B1 (it) * 2009-02-23 2012-04-02 Paver Costruzioni S P A Modulo strutturale per la costruzione di gallerie ad arco prefabbricate
EA017514B1 (ru) * 2010-02-10 2013-01-30 Темир Болотбекович Иманалиев Сейсмостойкий гаситель энергии лавины
JP6456266B2 (ja) * 2015-10-06 2019-01-23 株式会社ライテク シェッド
JP6400032B2 (ja) * 2016-02-26 2018-10-03 株式会社ライテク シェッド
JP6846955B2 (ja) * 2017-03-08 2021-03-24 大成建設株式会社 移動式落下物防護構造
JP6688250B2 (ja) * 2017-05-10 2020-04-28 株式会社ライテク 防護構造体
US10584471B2 (en) 2017-06-15 2020-03-10 James Bradford Boulton Integrated retaining wall and fluid collection system
CN111101968B (zh) * 2019-12-29 2024-08-27 中铁二院工程集团有限责任公司 一种大型岩溶空洞隧道大变形框架防落石结构的构筑方法
CN111560865B (zh) * 2020-05-18 2021-11-30 中国建筑第四工程局有限公司 一种用于浅埋偏压隧道的棚洞结构及施工方法
CN112647536A (zh) * 2020-12-04 2021-04-13 四川省交通勘察设计研究院有限公司 一种不扰动边坡的明洞修建方法
CN114753274B (zh) * 2022-04-18 2024-07-23 重庆交通大学 一种高寒隧道工程抗雪崩冲击的保温明洞结构

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US853204A (en) * 1902-05-17 1907-05-07 Daniel B Luten Arch structure.
FR510802A (fr) * 1920-02-27 1920-12-11 Perret Freres Perfectionnements apportés à l'établissement des planchers et des toitures en ciment armé
US2535883A (en) * 1947-06-05 1950-12-26 Robert B Williamson Refractory furnace for tobacco barns
FR1008441A (fr) * 1950-01-17 1952-05-19 Auxiliaire D Entpr S Soc Galerie en éléments préfabriqués
US3282056A (en) * 1961-07-24 1966-11-01 Armco Steel Corp Flexible retaining wall structure
CH402919A (fr) * 1963-10-31 1965-11-30 Sarrasin Alexandre Dispositif de fermeture de la paroi d'une galerie de protection contre les avalanches
US4836714A (en) * 1981-11-17 1989-06-06 Marcel Matiere Enclosed structures of very large cross-section, such as conduits, silos or shelters
FR2572746B1 (fr) * 1984-11-05 1987-01-30 Matiere Marcel Conduit multiple
US4798499A (en) * 1985-05-17 1989-01-17 Kensetsukiso Engineering Co., Ltd. Retaining panel
EP0277399A1 (en) * 1987-02-02 1988-08-10 Nihon Samicon Co. Ltd. Prefabricated PC shelter structure

Also Published As

Publication number Publication date
FR2663666B1 (fr) 1996-08-30
ATE126851T1 (de) 1995-09-15
CA2044789C (fr) 2002-08-20
ES2075383T3 (es) 1995-10-01
US5199819A (en) 1993-04-06
DE69112294D1 (de) 1995-09-28
JPH04231510A (ja) 1992-08-20
FR2663666A1 (fr) 1991-12-27
EP0463925B1 (fr) 1995-08-23
EP0463925A1 (fr) 1992-01-02
CA2044789A1 (fr) 1991-12-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2851953B2 (ja) 半埋設カバー構体及びその構築方法
US6854928B2 (en) Precast concrete culvert system
US6574818B1 (en) Provisional bridge of prefabricated elements
KR101152419B1 (ko) 터널과 지하차도를 포함하는 지중 도로 구조물의 풍도 및 이 시공 방법
US4537529A (en) Earth retaining end element for use with overfilled load support structures
US4911360A (en) Precast railway crossing slab
CN111304988A (zh) 一种修建于高陡山坡上的轻型路堤结构与施工方法
KR101642953B1 (ko) 하중 경감형 아치교 및 이의 시공 공법
KR970011188A (ko) 조립식 고가도로와 그 시공방법
KR100532248B1 (ko) 피에스씨 판넬과 강재 거더를 이용한 복개아치합성구조물및 그 시공방법
JP2020090785A (ja) 拡幅用構造体、拡幅構造、床版拡幅工法、床版更新工法
CN107905084B (zh) Rpc钢桁组合桥面和连续梁桥
KR102163560B1 (ko) 거더 및 이를 이용한 방음벽이 설치된 교량
KR20160113917A (ko) 자전거 통행용 연속 교량
KR100908904B1 (ko) 매립형 프리플랙스 합성아치 복개구조물 및 이 시공방법
JP2017008619A (ja) 高速道路の山岳トンネルの盤ぶくれした走行路線の修復工法および修復工法用の吊り桟橋
KR101124337B1 (ko) 자전거 또는 보도용 구조물 및 그 시공방법
CN209838424U (zh) 一种具有空腔拱部结构的减载明洞
JP5688039B2 (ja) 仕切り構造体
KR101187876B1 (ko) 확장터널부를 가지는 2아치터널 및 이의 시공방법
JP2536376B2 (ja) 道路保護用シェッドの基礎構造
CN218540351U (zh) 陡峭地形隧道进出洞口钢平台与钢便桥过渡段连接结构
JP4644367B2 (ja) 堤防下通路構造
JPS644895Y2 (ja)
JP2532445Y2 (ja) 道路保護用シェッド

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19981006

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071113

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081113

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091113

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091113

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101113

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111113

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111113

Year of fee payment: 13