JPH04230898A - イオン化剥離による除染方法および装置 - Google Patents

イオン化剥離による除染方法および装置

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JPH04230898A
JPH04230898A JP9598391A JP9598391A JPH04230898A JP H04230898 A JPH04230898 A JP H04230898A JP 9598391 A JP9598391 A JP 9598391A JP 9598391 A JP9598391 A JP 9598391A JP H04230898 A JPH04230898 A JP H04230898A
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cathodic
contaminated
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フィリップ ボッシュ
Maurel Jean-Joseph
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    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
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    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は除染方法およびその装置
に関する。本発明は特に放射性材料によって汚染された
物体の除染に関する。
【0002】前記の如き物体の除染技術は周知である。 周知の技術は物体の機械的摩擦または電解によって行わ
れる。この周知の技術は次の如き欠点を有している:−
この技術は廃液を使用する必要がある、−汚染物はこの
廃液の中にあり、またはこの技術を実施する時に使用さ
れるガスによって希釈される、−この技術は汚染物によ
って限定される、−この技術は汚染物を担持する表面の
性質によって左右される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は前記の
如き欠点を排除することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明においては汚染された物体を除染するための
陰極微粉砕技術と、汚染材料を捕集するための基体、ま
たは捕集装置とが使用される。さらに詳述すれば、本発
明は先ず表面が汚染材料によって汚染された物体の除染
方法にして、前記表面の少なくとも一部分を囲いによっ
て覆い、標的としたこの部分を陰極微粉砕によって剥離
し、かつこのようにして除去した汚染材料を、前記囲い
内に設けられた基体の上に捕集する方法に関する。
【0005】本発明によれば次のような利点が得られる
: −本発明においてはあらゆる型の汚染集積物、およびこ
のような集積物を担持するあらゆる型の表面に使用し得
る陰極微粉砕なる物理現象が使用される、−本発明にお
いては汚染材料の移動はガスの部分圧下において、原子
的に直線状に行われ、したがって廃液は全く関与しない
【0006】前記物体は少なくとも表面的に導電性を有
するものとなすことができる。この場合は本発明の1実
施例により、標的はアースに対して負の、絶対値を有す
る高い直流電位を受けるようにされる。前記物体は反対
に電気的に絶縁されたものとなすことができる。この場
合は本発明の別の実施例により、基体が導電性を有する
ようにし、この基体に最大値と、大きな周波数(例えば
10MHzの)とを有する交流電位を加える。この場合
は基体はアンテナの働きをする。
【0007】本発明の別の実施例においては、基体を物
体に対して移動せしめ、汚染された表面の多くの部分が
次々に剥離されるようにする。なお陰極微粉砕法を使用
することによって得られる利点は、表面と残留汚染材料
とを剥離した後、例えばクロームの如き材料の薄い層を
沈着せしめ、この残留汚染材料を閉込め、したがって生
物学的保護を行い得ることである。さらに詳述すれば、
剥離された面を保護層によって被覆して、残留材料を閉
込めることによって剥離を完了することができ、この時
前記被覆は保護層を構成する材料よりなる標的の陰極微
粉砕によって得られる。
【0008】本発明はなお少なくとも表面的に導電性を
有し、かつ表面が汚染材料によって汚染されている物体
の除染装置にして、標的とされた表面を剥離するための
陰極微粉砕装置を有し、この陰極微粉砕装置が次の装置
よりなる除染装置に関する: −除染すべき表面の少なくとも一部分を被覆する囲い、
−陰極微粉砕によって除去された汚染材料を捕集する基
体にして、前記囲い内に位置し、かつ前記部分より大き
な、またはこれに等しい捕集面を有する基体、−標的に
、アースに対して負の、絶対値を有する高い直流電位を
加える分極装置、 −囲いを負圧状態に置くポンプ装置、 −囲いにプラズマ発生ガスを供給する装置。
【0009】囲いは除染すべき表面の全体を受入れるよ
うになすことができ、この場合は基体の除染表面は前記
除染すべき表面より大となるように、またはこれと等し
くなるようにされる。この場合、囲いが導電材料によっ
て形成される時には、基体として囲い自体、正確にはこ
の囲いの内壁を使用することができる。これによって囲
い内に置かれた多数の部材の除染を行うことができ、該
囲いは各部材の汚染材料を受入れるようになる。
【0010】逆に囲いは除染すべき表面上に置き、した
がって該表面の一部分を覆い、このように被覆した部分
の除染が行われるようになすことができる。この場合は
本発明の装置は、さらに物体に対して囲いおよび基体を
相対的に移動させる装置を有するものとし、汚染された
表面の多くの部分を次々に剥離するようになすことがで
きる。このように囲いに対して寸法の非常に大きな平ら
な構造物の除染を行うことができる。標的として除染を
行うべき表面は接地することが望ましく、基体には囲い
に類似した形が与えられ、かつ基体には、正の高い直流
電位が与えられる。基体は支持体、またこの支持体を受
入れる導電性の、薄いフィルムと考えることができる。 したがって本発明によれば除去した汚染材料を、形の簡
単なかつ表面の小さな保護スクリーンを形成する薄いフ
ィルムの上に集めて、これに定着せしめ得るようにし、
これによって除去された汚染材料の後処理を簡単になし
得ることが分る。前述の周知の技術によっては除去した
汚染材料を定着することはできない。
【0011】本発明によれば平らな表面だけでなく、全
体が平らでない表面、例えば溶接ビードを含む機械部品
の除染も、平らでない型部材の除染も行うことができる
。基体は囲いの形に適合せしめ、かつ囲いに近接せしめ
られ、すなわち囲いの壁に近接する壁を有するものとさ
れ、除染を行う時に該囲いの壁が汚染されるのを阻止し
得るようになされる。
【0012】本発明はなお、電気的に絶縁されかつ表面
が汚染材料によって汚染されている物体の除染装置にし
て、標的とされた表面を剥離するための陰極微粉砕装置
を有し、この陰極微粉砕装置が次の如き装置よりなって
いる除染装置に関する: −除染すべき表面を覆う囲い、 −導電性を有し、陰極微粉砕によって除去された汚染材
料を捕集する基体にして、前記囲い内に位置し、かつ除
染すべき表面より大なる、またはこれと等しい捕集面を
有する基体、 −基体に最大値および大きな周波数を有する交流電位を
加える装置、 −囲いを負圧状態に置くポンプ装置、 −囲いにプラズマ発生ガスを供給する装置。
【0013】本発明による装置はなお、陰極微粉砕を行
う時に基体と、除染すべき表面との間の空間に発生した
電界に対して垂直な磁界を発生せしめ、かつ前記空間内
のイオン密度を増加させると共に、微粉砕の速度を増加
させる装置を含むものとなすことができる。磁界を発生
させる装置が交互に並進運動を行うようにすれば、表面
の除染が均質化される。
【0014】
【実施例】本発明は次に添付図面によって説明する実施
例によってさらに明らかとなる。図1に線図的に示され
た本発明による装置は金属部材2の汚染を除去するため
のもので、該金属部材の表面4は平らであり、汚染材料
5、例えば放射性材料によって汚染されている。この装
置によれば、例えば接地された表面4の陰極微粉砕を行
うことができる。言うまでもなく、この装置は、表面が
汚染の怖れあり、かつ接地された導電層によって被覆さ
れている電気絶縁体の除染を行う時にも使用することが
できる。図1に線図的に示された装置は鐘の形をなした
囲い6を有し、該囲いは例えばガラスの如き電気絶縁材
料、または例えば鋼あるいはアルミニウムの如き導電材
料によって形成することができる。この後者の場合は囲
い6は接地される(図1の場合)。
【0015】本装置はなお囲い6の内部を真空にするた
めのポンプ装置8を有している。この真空は目的(微粉
砕の速度、剥離すべき製品の軽重、この製品の蒸気圧)
に従って一次的なもの、または二次的なものとされる。 一次的な真空を得んとする場合には、ポンプ装置はベー
ン  ポンプとなすことができる。ある種の形態におい
てはベーン  ポンプは例えばターボ  モレキュール
ポンプとされる。
【0016】この装置はなお囲い6の中にプラズマ発生
ガス、例えばアルゴンを1Pa程度の低圧で導入するた
めの装置10を有している。この装置はさらに導電性の
基体12、例えば非酸化性の鋼よりなる基体を有してい
る。囲い6の中に置かれるこの基体は汚染材料を捕集す
ると共に、電極の働きをする。この基体は囲い6の形に
ほぼ適合し、かつその壁は囲いの壁に近接している。す
なわち30cm程度の直径を有する囲いに対し、この基
体は数cm、例えば2−3cmの間隔を有している。
【0017】本装置はさらに基体12を高い正の直流電
位に保持するための装置14を有している。基体12は
もちろん表面4とは接触しない。囲い6は例えば環状パ
ッキンの如き密封装置16を介して表面4に触坐し、該
パッキンによって囲い6内の真空が保持される。装置1
4は電線22によって基体12に接続され、この時該電
線は適当な装置(図示せず)によって基体12に固定さ
れ、かつ気密通路24によって囲い6の頂部を通り、囲
いは導電体であるが、この通路は電気的に絶縁されてい
る。電線22は前記気密通路内に固定され、かつ基体1
2を支持している。
【0018】図1に線図的に示された装置の使用状態を
次に説明する。基体12は囲い6によって被覆され、か
つこの場合標的として働く表面4の部分に対して、高い
正電位を有するようにされる。したがってこの基体と標
的(接地された)との間には電界が生じる。プラズマ発
生ガスを導入すれば、基体と標的との間にプラズマが発
生する。この標的はプラズマから発生する正イオンの衝
撃を受ける。これらイオンは標的に衝突すれば、そのエ
ネルギーを標的の表面の原子に伝達し、該原子は放出さ
れて基体12の内壁に沈着する。
【0019】表面4の異なる部分の汚染を次々に除去す
るには、図1に示された装置を移動せしめ、表面4の前
記部分の次の部分の上に置く。このようにすることは部
材2の寸法が大であり、これを動かし得ないような場合
に有利である。装置を移動するためには、囲い6を支持
する普通の遠隔操作腕28を使用する。
【0020】前記の場合とは異なり、部材2が移動し得
る時には装置を固定し、かつ部材2を装置の前に展延し
、表面の異なる部分の汚染が次々に除去されるようにす
る。表面4の一部分の汚染が除去された後、囲い6内の
真空を中断し、除染すべき部材に対して装置を移動し、
またはこの部材を装置に対して移動し、該装置が次の部
分の上にくるようにし、かつ囲い6の中を再び真空にす
る。
【0021】本発明による別の装置は図2に線図的に示
されている。この装置は、表面が例えば放射性材料によ
って汚染された金属部材2の汚染を除去するためのもの
である。部材は平面30の上に置かれる。この平面が導
電性を有するものであれば接地され、かつ部材2は絶縁
支持体31を介してこの面30の上に載置される。図2
の装置は、接地されかつ除染すべき部材2を被覆する囲
い、ポンプ装置8およびガス導入装置10を有している
。この装置はなお導電基体12を有し、該基体は図2の
場合は囲い6のような形ではなく平らな形を呈し、部材
2の近くに置かれ、かつ図2の装置の場合は接地された
電線22によって吊架されている。除染はこの場合も陰
極微粉砕によって行われ、部材2は適当な装置32によ
って、負の絶対値を有する高い直流電位に保持され、装
置32は電線33によって部材2に接続され、該電線は
密封された絶縁体の通路34を通って囲い6を横切る。 図2に示された基体12は場合によっては、除染を行う
前に導電性の保護フィルム26によって覆い、除染が終
了した後このフィルムによって汚染材料を閉込め得るよ
うにされる。
【0022】図2に示された一つの変型においては、基
体12は電気的に絶縁され、かつ部材2はアースに対し
て負の絶対値を有する高い直流電位に保持されて、除染
が行われる。ガス状原子のイオン化可能性を高め、した
がって標的(部材2)の表面における材料の剥離速度を
増加させるために、図2に示される如く表面30の下お
よび標的のレベルに位置する装置35が使用され、この
装置は該標的および基体を含む空間に形成される電界に
対して直角な磁界を発生させる。装置35としては例え
ば、棒磁石組立体を使用することができ、この組立体は
閉鎖回路を形成する摩耗区域を誘導するに適当な配置に
したがって位置決めされる。この摩耗区域を部材2の表
面全体に亙って均一にするために装置36が設けられ、
前記装置35、したがって交互並進運動の磁界が付勢さ
れるようにする。このためにはもちろん表面30を構成
する材料が磁気スクリーンを形成しないものと仮定する
【0023】図1の場合においても装置35を使用する
ことは可能である。この時は装置35は部材2の後方に
置かれる(囲い6がこの部材2の前にあるものと考えて
)。部材2を構成する材料は磁気スクリーンを形成しな
いものと仮定する。除染すべき表面の摩耗区域を均一に
するために移動装置36に装置35を装架することがで
きる。
【0024】図1の装置を移動させる場合には装置35
をも移動せしめ、該装置が常に囲い6の下にあるように
する方が良い。これは例えば装置35を(または装置3
6を使用する場合は装置36および装置35を)移動装
置37の上に装架し、かつ制御装置(図示せず)を使用
し、移動装置37の付勢により、囲い6が遠隔操作腕2
8によって移動せしめられる時に、装置35および囲い
6の相対的位置が維持されるようになすことによって行
われる。
【0025】図1の装置の場合は、充分に強力なポンプ
装置8を配置すれば、装置16は密封度の低いもので済
み、かつ漏洩率のほぼ一定な動的真空を維持すれば良く
、これによって除染プロセスを停止することなく、表面
4に対して装置を移動させることができる。なお充分に
強力なポンプ装置8を使用すれば、図1に線図的に示さ
れた装置により、例えば溶接ビードを有する部材2は、
密封装置16が溶接ビード上にきた時にも動的真空が維
持されるからその除染が可能である。
【0026】図1に線図的に示された装置はなお、除染
すべき表面4が平面的でなく、例えば湾曲し、または“
凹凸を有している”部材(型部材の場合)に対しても使
用することができる。図3に示される如くこの場合は気
密装置16として、囲い6の下方部分を画界し、かつ該
囲い6を除染すべき表面4に連結する可撓性のスカート
を使用し、このスカートによって動的真空が維持される
ようにする(充分な出力を有するポンプ装置を使用して
)。1例であるが図1の場合は、基体はこれを60mA
程度の電流で付勢して、標的に対して+2000V程度
の直流電位を有するようにし、囲いの中に5Pa程度の
アルゴン圧力が発生せしめ、このようにして磁気に頼る
ことなく、0.06nm/s程度の除染速度および1/
1000程度の除染率が得られるようにする。
【0027】同様に1例であるが図2の場合は、標的2
に対して10W/cm2 程度の電力を加え、囲い内に
5Pa程度のアルゴン圧力が生じるようにし、この時磁
気の助けによって毎秒2マノメター程度の除染速度と、
1/10000程度の除染率とが得られるようにされる
【0028】図4に示された実施例においては、導電性
を有する囲い6は接地され、かつ基体の役を有している
。この囲いは絶縁支持体31を介して表面30に載置さ
れた、除染すべき部材2を被覆している。部材2は電線
33を通して、分極装置32によって負の絶対値を有す
る、高い直流電位に維持され、該電線は図4の場合は電
気的に絶縁された気密通路34aによって表面30を通
る。ポンプ装置8およびガス供給装置10は表面30を
通って囲い6の内部と連通する。陰極微粉砕によって、
部材2の表面において剥離された汚染材料は囲い6の内
壁に沈着する。
【0029】図5に線図的に示された特別の実施例にお
いては、除染せんとする部材2aは電気的に絶縁されて
いる。この部材も絶縁支持体31によって、表面30(
接地された)に載置されている。接地された囲い6は部
材2aを覆い、かつ気密装置16を介して表面30に載
置されている。基体12は図1の装置において使用され
たものと等しく、かつ囲い6の形に適合している。この
図5の装置にも、ポンプ装置およびプラズマ発生ガス供
給装置が設けられている。この装置においては基体12
に例えば、10MHz程度の無線周波型の交流電位が加
えられ、この電位の最大値は例えば1000V程度であ
る。前記電位は分極装置14aによって供給され、通路
24を通りかつ基体12を支持する電線22によってこ
の基体に加えられる。この装置においても前述の磁気装
置35および移動装置36を使用することができる。
【0030】汚染された部材2(図6)の表面4は除染
された後、必要に応じこの表面を生物学的保護層38に
よって被覆することができ、したがってこの保護層は再
びこの表面4上に生じ易い汚染材料を被覆する。この目
的を達成するには、前述のような装置を使用することが
できるが、この場合は前記基体12の代わりに導電性を
有する円板12aを使用し、該円板には適当な装置40
によって高い負の直流電位が加えられ、この装置は電線
22によって円板に接続される。この場合、囲い6が導
電性を有している時には表面4も、囲い6も接地される
。なお陰極微粉砕が行われる時に標的の役をする円板1
2aは、もし必要であれば層38を構成する材料、例え
ばクロームによって形成することができる。前記材料は
円板12aから剥離され、かつ囲い6によって画界され
た表面4上の部分、即ち基体として働く部分に放出され
る。
【0031】もし必要であれば、部材に対して装置を動
かし(または装置に対して部材を動かし)保護層の表面
4の相次ぐ異なる部分を覆うようにすることができる。 円板12aはこれを囲いから絶縁するために設けられた
絶縁カバー44によって覆うことができる。表面4を保
護層によって適当に覆うためには、標的として働く円板
12aが、基体として働く表面4から2−3cm程度離
れるようになすことが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置の1実施例の略線図。
【図2】本発明による装置の1変型の略線図。
【図3】本発明による装置の他の変型の略線図。
【図4】本発明による装置の他の変型の略線図。
【図5】本発明による装置の他の変型の略線図。
【図6】除染すべき表面を被覆する本発明による薄い保
護層の略線図。
【符号の説明】
2  物体 4  表面 6  囲い 8  ポンプ装置 10  ガス供給装置 12  基体 14  分極装置 16  気密装置 26  保護フィルム 28  操作腕 32  分極装置 35  磁気装置 38  保護層

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  表面が汚染材料によって汚染された物
    体(2,2a)の除染方法において、表面の少なくとも
    一部分を囲い(6)によって覆う段階と、標的とされた
    この部分を陰極微粉砕によって除染する段階と、このよ
    うにして除去された汚染材料を前記囲い内の基体(12
    )上に捕集する段階とを有することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】  物体(2)が少なくとも表面的に導電
    性を有し、かつ標的がアースに対して負の絶対値を有す
    る、高い直流電位を受けるようになっている請求項1記
    載の方法。
  3. 【請求項3】  物体が少なくとも表面的に導電性を有
    し、かつ基体が物体に対して正の、高い直流電位を受け
    るようになっている請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】  物体(2a)が電気的に絶縁され、基
    体(12)が導電性を有し、かつこの基体に、最大値を
    有しかつ周波数の大きな、交流電位を加えるようになっ
    ている請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】  基体(12)を物体(2)に対して移
    動せしめ、汚染面から多数の粒子を次々に剥離するよう
    になっている請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】  剥離された表面を保護層(38)によ
    って被覆し、残留材料を閉込めるようにし、この被覆が
    保護層を形成する材料によって形成された標的(12a
    )の陰極微粉砕によって行われる請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】  少なくとも表面的に導電性を有し、か
    つこの表面が汚染材料によって汚染されている物体(2
    )の除染装置において、標的とされた前記表面を剥離す
    るための陰極微粉砕装置を有し、この陰極微粉砕装置が
    次の装置よりなっている除染装置: −除染すべき表面の少なくとも一部分を被覆する囲い(
    6)、 −陰極微粉砕によって除去された汚染材料を捕集する基
    体(12)にして、囲い内に位置し、かつ前記表面より
    大きな、またはこれと等しい捕集面を有する基体、−前
    記標的に、アースに対して負の、絶対値を有する高い交
    流電位を加える分極装置(32)、−囲いに負圧を発生
    させるポンプ装置(8)、−囲いにプラズマ発生ガスを
    供給する装置(10)。
  8. 【請求項8】  少なくとも表面的に導電性を有し、か
    つこの表面が汚染材料によって汚染されている物体(2
    )の除染装置において、標的とされた表面を剥離するた
    めの陰極微粉砕装置を有し、この陰極微粉砕装置が次の
    装置よりなっている除染装置: −除染すべき表面の少なくとも一部分を覆う囲い(6)
    、 −囲いの中に位置する、表面が導電性を有する基体(1
    2)にして、陰極微粉砕によって除去された汚染材料を
    捕集し、かつ前記表面より大きな、またはこれに等しい
    捕集面を有する基体、 −前記基体に、物体に対し正の、高い直流電位を加える
    ための分極装置(14)、 −囲いを負圧状態に置くポンプ装置(8)、−囲いにプ
    ラズマ発生ガスを供給する装置(10)。
  9. 【請求項9】  囲い(6)が除染すべき表面の全体を
    覆い、基体の除染面が除染すべき表面より大であり、ま
    たはこれに等しい請求項7記載の装置。
  10. 【請求項10】  囲い(6)が導電性を有し、かつ基
    体が前記囲いの内壁によって構成されている請求項9記
    載の装置。
  11. 【請求項11】  囲い(6)が除染すべき表面上に置
    かれ、この除染面の一部分を覆い、この被覆部分を除染
    する請求項8記載の装置。
  12. 【請求項12】  囲い(6)および基体(12)を物
    体(2)に対して相対的に移動させる装置(28)を有
    し、汚染面の多くの部分を次々に剥離する請求項11記
    載の装置。
  13. 【請求項13】  基体が支持体(12)と、導電性を
    有する薄いフィルム(26)を含み、該フィルムが前記
    支持体を覆っている請求項7記載の装置。
  14. 【請求項14】  基体(12)が囲い(6)の形に適
    合し、かつこの囲いに近接している請求項7記載の装置
  15. 【請求項15】  電気的に絶縁され、かつ表面が汚染
    材料によって汚染されている物体(2a)を除染する装
    置において、標的とされた表面を剥離する陰極微粉砕装
    置を有し、該陰極微粉砕装置が次の装置よりなっている
    除染装置: −除染すべき表面を受入れる囲い(6)、−陰極微粉砕
    によって除去された汚染材料を捕集する基体(12)に
    して、囲い内に位置し、かつ除染すべき表面より大きな
    、またはこれに等しい捕集面を有する基体、 −基体に最大値と大きな周波数とを有する交流電位を加
    える装置(14)、 −囲いを負圧状態に置くポンプ装置(8)、−囲いにプ
    ラズマ発生ガスを供給する装置(10)。
  16. 【請求項16】  陰極微粉砕が行われる時に、基体(
    12)と、除染すべき表面との間にある空間に発生した
    電界に対して垂直な磁界を発生せしめ、前記空間内のイ
    オン密度を増加させる装置(35)を有している請求項
    7記載の装置。
  17. 【請求項17】  陰極微粉砕が行われる時に、基体(
    12)と、除染すべき表面との間にある空間に発生した
    電界に対して垂直な磁界を発生せしめ、前記空間内のイ
    オン密度を増加させる装置(35)を有している請求項
    8記載の装置。
  18. 【請求項18】  陰極微粉砕が行われる時に、基体(
    12)と、除染すべき表面との間にある空間に発生した
    電界に対して垂直な磁界を発生せしめ、前記空間内のイ
    オン密度を増加させる装置(35)を有している請求項
    15記載の装置。
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DE69111671T2 (de) 1996-04-04
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